JPH03868Y2 - - Google Patents

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JPH03868Y2
JPH03868Y2 JP5060481U JP5060481U JPH03868Y2 JP H03868 Y2 JPH03868 Y2 JP H03868Y2 JP 5060481 U JP5060481 U JP 5060481U JP 5060481 U JP5060481 U JP 5060481U JP H03868 Y2 JPH03868 Y2 JP H03868Y2
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coils
coil
phase
drive
magnet rotor
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JP5060481U
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は形態の大きさの割に大きな出力を得る
ことができる直流ブラシレスモータに関するもの
である。
例えば、扁平型直流ブラシレスモータは、第1
図に示されているように、固定子Sを構成するコ
イルLと、回転軸2と一体に、かつ、コイルLに
対向して保持された回転子Rを形成する永久磁石
(以下、「マグネツトロータ」という)Mとによつ
て構成されている。しかし、従来のこの種の扁平
型直流ブラシレスモータは効率が悪く、モータの
形態の大きさに比べて大きな出力を得ることがで
きなかつた。それは次のような理由によるもので
ある。まず、この種従来のモータの一例として
は、第2図に示されているように、6極に着磁さ
れたマグネツトロータRと、このロータRに対向
して等間隔に配置された2相分計4個のコイル
La,Lb,Lc,Ldとを有してなるものがあるが、
この例では、ロータRの回転角を検出してこれに
応じて各コイルに流す電流を制御するための位置
検出素子H1,H2を相隣接する2つのコイルに重
なるような関係位置に設けざるを得ない。従つ
て、位置検出素子H1,H2を配置するためには固
定子SとマグネツトロータRとの間のギヤツプW
(第1図参照)を大きくとる必要があり、その分
だけ効率が悪く、出力が低下する欠点がある。
また、第3図の例は、8極に着磁されたマグネ
ツトロータRと、このロータRに対向して回転中
心に対し67.5゜の相互間隔をおいて配置された4
個のコイルLa,Lb,Lc,Ldとを有してなるもの
であつて、この例によれば位置検出素子H1,H2
をコイルLaとコイルLdとの間の挾間に配置する
ことができ、よつて、マグネツトロータRと固定
子SとのギヤツプWを小さくすることが可能であ
るが、上記コイルLaとLdの挾間lがきわめて大
きくなる。しかもこの挾間l内に他のコイルを配
置しようとしても、物理的に配置不可能であり、
あるいは各相が同数のコイルにならず回転が不可
能か又は不安定になつてしまうから、挾間lに他
のコイルを配置することは不可能である。従つ
て、上記挾間lが生ずる分だけ効率が低下し、出
力も低下する欠点がある。
本考案の目的は、マグネツトロータと固定子と
の間のギヤツプを小さくし、かつ、複数のコイル
相互間に生ずる無駄な挾間を小さくすることによ
つて、小型で出力の大きい直流ブラシレスモータ
を提供することにある。
以下、第4図乃至第8図によつて本考案を説明
する。
第4図において、マグネツトロータRは10極に
着磁されており、これに対して固定子コイルは
A1,B1,A2,B2,A3,B3の6個でなり、この
6個のコイルがこの順に回転中心に対し機械的に
54゜ずつずらして重畳させることなく配置されて
いる。コイルA1,A2,A3は第1の相をなしてお
り、このうちコイルA2のみが逆向きに巻かれ、
かつ、A1,A2,A3の順に直列に接続されてい
る。また、コイルB1,B2,B3は第2の相をなし
ており、このうちコイルB2のみが逆向きに巻か
れ、かつ、B1,B2,B3の順に直列に接続されて
いる。位置検出素子H1,H2はホール素子等を用
い、コイルA1とコイルB3との間に設けた挟間内
に配置され、回転中心点に対し相互間を機械的に
18゜ずらし、かつ、検出素子H1はコイルA1の中心
から機械的に36゜ずらし、また、検出素子H2はコ
イルB3の中心から機械的に36゜ずらした位置とす
る。
この実施例では位置検出素子H1,H2の磁極検
出作動に基づいて各相のコイルに次の如く通電す
ることによりマグネツトロータRが連続回転す
る。いま、図示のように第1相のコイルA1,A2
A3がマグネツトロータRの磁極の境界部と対向
し、また、第2相のコイルB1,B2,B3がマグネ
ツトロータRの磁極の中心と対向しているものと
すると、まずコイルA1,A2,A3に所定の向きの
直流を供給することによりこの各コイルとマグネ
ツトロータRとの間で同一の向きのトルクを生起
し、ロータRが所定の向きに回転する。ロータR
が所定角度(18゜)回転するとこれを位置検出素
子H1,H2が検出するから、これに基づいて第1
相のコイルA1,A2,A3への給電を絶つと共に第
2相のコイルB1,B2,B3へ所定の向きの直流を
供給して同じ向きのトルクを生起させる。これに
よつてロータRがさらに所定角度回転(18゜)す
るとこれを位置検出素子H1,H2が検出するか
ら、これに基づいて第2相のコイルB1,B2,B3
への給電を絶つと共に、第1相のコイルA1,A2
A3に対して前回と逆向きの直流を供給して前回
と同じ向きのトルクを生ぜしめる。これによつて
ロータRがさらに所定角度(18゜)回転すると、
検出素子H1,H2が検出作動するから、これに基
づきコイルA1,A2,A3への給電を絶つと共にコ
イルB1,B2,B3に前回と逆向きの直流を供給し
て同じ向きのトルクを生ぜしめる。以上のような
動作を連続して行なわせることによりロータRが
連続回転することになる。
以上述べた実施例から明らかな通り、位置検出
素子H1,H2はコイルA1とコイルB3との間に設け
ることができ、コイルと重ねて設ける必要はない
から、ロータRと固定子との間のギヤツプを小さ
くすることができ、効率の低下を防止することが
できる。また、コイルを6個用いることができる
ため、固定子全体の大部分をコイルによつて占有
することができ、コイルA1とコイルB3との間の
間隔を狭くすることができるから、この点からも
効率が向上することになり、上記ギヤツプを小さ
くすることができることと相俟つて、形態が小さ
い割に大きな出力を得ることが可能である。
因に、位置検出素子を配置可能なスペースは、
360−(54×6)=36(゜)の範囲であり、残りの90
%のスペースを駆動コイルが占めることになるか
ら、従来の直流ブラシレスモータに比べてスペー
スの利用率を大幅に向上させることができ、よつ
て、一定の大きさに対して出力が大きくなること
がわかる。また、各相の駆動コイルのうち中間に
位置する駆動コイルの巻回方向を他の駆動コイル
の巻回方向とは逆向きにしたため、漏洩磁束が互
いに相殺され、特に、近傍に回転速度検出用のコ
イルを配置した場合は、回転速度検出信号への影
響が防止され、回転速度検出信号のS/Nが向上
するという効果もある。
本考案によればまた、第5図に示されているよ
うに、位置検出素子H1,H2の配置部の余裕空間
を利用して、速度検知用の周波数発電コイルfを
配置することも可能である。即ち、周波数発電コ
イルfは微弱な電流しか流れず、細い線を巻き回
して構成されるため、トルク発生用のコイルA1
B1等よりも嵩張ることがないから、コイルfと
検出素子H1,H2を重ねて設けても検出素子H1
H2が部分的に突出するというようなこともなく、
ロータRと固定子との間のギヤツプが大きくなる
こともないからである。
また、第6図のように、2回路の切換スイツチ
SWを用いてコイルA1,A2,A3とコイルB1,B2
B3の総てに通電する場合とコイルA1,A2及びコ
イルB1,B2だけに通電する場合とを選択するこ
とができるようにしておけば、後者の方が前者よ
りも高速回転を得ることができ、もつて、特別な
制御回路を用いることなく簡単な回路構成によつ
て二つの速度を得ることが可能である。
第7図及び第8図は速度検出用コイルを有する
ものの他の例を示すものである。第7図は速度検
出用周波数発電機の固定子6を示しており、モー
タの固定子に重ねるべく部分円弧状に形成した薄
い絶縁基板4上に導電パターン5を形成したもの
で、導電パターン5は半径方向の多数のパターン
とこれらを直列に繋ぐ円周方向のパターンとから
なる。この周波数発電機の固定子6は第8図のよ
うに固定子コイル上にかぶさるように配置するの
であるが、その位置は、図示のようにコイルB1
A2,B2,A3上にかぶさるようにしてもよいし、
コイルA1,B1,A2,B2上にかぶさるように、又
はコイルA2,B2,A3,B3上にかぶさるようにし
てもよい。このように構成することにより、マグ
ネツトロータRの回転に伴い、導電パターン5に
回転速度に応じた周波数の信号が生起するから、
これを速度制御用信号として利用することができ
る。そして、発電コイルとみなすことができる導
電パターン5は各相それぞれ2個合計4個のコイ
ルと重なつており、かつ、各相の2個のコイルは
相互に巻回方向が逆になつているので、駆動用コ
イルに生ずる磁束変化は相互に打消され、発電用
導電パターン5に影響を与えることがなく、S/
N比の良い速度信号が得られる。また、第5図の
ようなコイルfを用いる場合よりも周波数の高い
速度信号を得ることができる。
尚、上述の実施例は駆動コイルとマグネツトロ
ータを面対向させた扁平型直流ブラシレスモータ
の例になつていたが、両者を周方向に対向させた
形式の直流ブラシレスモータであれば必ずしも扁
平型でなくてもよいことは勿論である。
本考案によれば、マグネツトロータの磁極を検
出する位置検出素子を、一つの駆動コイルと他の
駆動コイルとの挟間に配設することが可能である
から、ロータと同固子との間のギヤツプを小さく
することが可能であり、しかも、複数の駆動コイ
ル相互間の挟間を小さくすることが可能であるか
ら、小型で出力の大きい直流ブラシレスモータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は扁平型直流ブラシレスモータの一例を
示す縦断面図、第2図は従来の扁平型直流ブラシ
レスモータの一例を概念的に示す底面図、第3図
は従来の扁平型直流ブラシレスモータの他の例を
概念的に示す底面図、第4図は本考案の実施例を
概念的に示す底面図、第5図は本考案の他の実施
例を概念的に示す底面図、第6図は本考案に用い
ることができるコイルの接続の一例を示す線図、
第7図は本考案に用いることができる周波数発電
コイルの一例を示す斜面図、第8図は同上発電コ
イルを用いた本考案の実施例を示す底面図であ
る。 A1,A2,A3,B1,B2,B3……駆動コイル、
R……マグネツトロータ、H1,H2……位置検出
素子、5……導電パターン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多極着磁したマグネツトロータと、このマグネ
    ツトロータに対向して配置した複数の駆動コイル
    を有する固定子と、上記マグネツトロータの磁極
    を検出する2個の位置検出素子と、この検出素子
    の出力で上記駆動コイルへの通電を制御する駆動
    回路を備えた直流ブラシレスモータにおいて、前
    記マグネツトロータは10極とし、前記複数の駆動
    コイルは6個としてこれを第1番目から第6番目
    まで機械的角度を略54゜ずつ順次ずらして重畳さ
    せることなく配置すると共に、第1、第3、第5
    番目の駆動コイルを一方の相とし、第2、第4、
    第6番目の駆動コイルを他方の相とし、各相の駆
    動コイルのうち中間に位置する駆動コイルの巻回
    方向を他の駆動コイルの巻回方向とは逆向きに
    し、各駆動コイルによつて発生するトルクの向き
    が同一になるように各駆動コイルへの通電方向を
    定め、前記2個の位置検出素子は上記第6番目の
    駆動コイルと第1番目の駆動コイルとの挟間内に
    配設してなる直流ブラシレスモータ。
JP5060481U 1981-04-08 1981-04-08 Expired JPH03868Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060481U JPH03868Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08

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JP5060481U JPH03868Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08

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Publication Number Publication Date
JPS57163185U JPS57163185U (ja) 1982-10-14
JPH03868Y2 true JPH03868Y2 (ja) 1991-01-11

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JP5060481U Expired JPH03868Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000287427A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ

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JPS57163185U (ja) 1982-10-14

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