JPH0626065Y2 - ブラシレスモ−タ - Google Patents
ブラシレスモ−タInfo
- Publication number
- JPH0626065Y2 JPH0626065Y2 JP1983148185U JP14818583U JPH0626065Y2 JP H0626065 Y2 JPH0626065 Y2 JP H0626065Y2 JP 1983148185 U JP1983148185 U JP 1983148185U JP 14818583 U JP14818583 U JP 14818583U JP H0626065 Y2 JPH0626065 Y2 JP H0626065Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- stator
- brushless motor
- rotor yoke
- annular permanent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案はブラシレスモータ、特に椀形をした回転子ヨー
クの内側面に円筒形の永久磁石を当接し、上記円筒形永
久磁石の内側面に空隙を介して固定子を配設し、該固定
子に複数個の固定子巻線を巻装すると共に、該固定子巻
線の通電制御信号を発生する磁気検出器を備えたブラシ
レスモータに関するものである。
クの内側面に円筒形の永久磁石を当接し、上記円筒形永
久磁石の内側面に空隙を介して固定子を配設し、該固定
子に複数個の固定子巻線を巻装すると共に、該固定子巻
線の通電制御信号を発生する磁気検出器を備えたブラシ
レスモータに関するものである。
第１図(a),(b)は従来のブラシレスモータを示し、磁性
材料製の椀形の回転子ヨーク１の内側面に円筒形永久磁
石４を当接固着し、該回転子ヨーク１の中心部に回転子
ボス２を介して植設した回転子軸３と一体的に固着して
回転子となし、上記円筒形永久磁石４には円周方向に等
ピツチでＮ極とＳ極を交互に着磁している。回転子軸３
はブラケツト５に設けた軸受８，８により回転自在に支
承され、回転子の永久磁石４の内側には空隙を介して固
定子鉄芯６が対向配設され、該鉄芯６は上記ブラケツト
５に一体的に固着され、かつ固定子鉄芯６には複数個の
固定子巻線７が巻装されている。
材料製の椀形の回転子ヨーク１の内側面に円筒形永久磁
石４を当接固着し、該回転子ヨーク１の中心部に回転子
ボス２を介して植設した回転子軸３と一体的に固着して
回転子となし、上記円筒形永久磁石４には円周方向に等
ピツチでＮ極とＳ極を交互に着磁している。回転子軸３
はブラケツト５に設けた軸受８，８により回転自在に支
承され、回転子の永久磁石４の内側には空隙を介して固
定子鉄芯６が対向配設され、該鉄芯６は上記ブラケツト
５に一体的に固着され、かつ固定子鉄芯６には複数個の
固定子巻線７が巻装されている。
第１図(a),(b)に示したブラシレスモータは、固定子鉄
芯６に巻装された複数個の固定子巻線７に対向する永久
磁石４の磁束を磁気検出器１０で検出し、該検出器１０
の出力で制御される通電制御装置（図示せず）を介して
各巻線に順次通電することにより回転子を一定方向に回
転駆動するようになつている。
芯６に巻装された複数個の固定子巻線７に対向する永久
磁石４の磁束を磁気検出器１０で検出し、該検出器１０
の出力で制御される通電制御装置（図示せず）を介して
各巻線に順次通電することにより回転子を一定方向に回
転駆動するようになつている。
このようなブラシレスモータを例えばＶＴＲ駆動装置の
回転磁気ヘツドを装着したドラムを直接駆動するモータ
として使用する場合には、ドラムに円周方向に１８０°
離間して配設した２個の磁気ヘツドをドラムが１８０°
回転する毎に切換えて信号を取り出す為の位置信号を発
生させる為にブラケツト５の上記椀形回転子ヨーク１の
開放端側にはP.C板９が対向配設されこの上に磁気検出
器１０が設けてある。又回転子ヨーク１の外周に互いに
１８０°離間して位置信号発生用の小磁石１１と１２と
を夫々半径方向の磁石の極性がＳ極、Ｎ極と異極性とな
るように配設固着し、上記P.C板９上に上記小磁石１１
と１２が近接した時に対向する位置となるよう位置信号
発生コイル１３を設けてある。
回転磁気ヘツドを装着したドラムを直接駆動するモータ
として使用する場合には、ドラムに円周方向に１８０°
離間して配設した２個の磁気ヘツドをドラムが１８０°
回転する毎に切換えて信号を取り出す為の位置信号を発
生させる為にブラケツト５の上記椀形回転子ヨーク１の
開放端側にはP.C板９が対向配設されこの上に磁気検出
器１０が設けてある。又回転子ヨーク１の外周に互いに
１８０°離間して位置信号発生用の小磁石１１と１２と
を夫々半径方向の磁石の極性がＳ極、Ｎ極と異極性とな
るように配設固着し、上記P.C板９上に上記小磁石１１
と１２が近接した時に対向する位置となるよう位置信号
発生コイル１３を設けてある。
従つて回転子が回転し小磁石１１と１２とが位置信号発
生コイル１３の前を通過すると信号発生コイル１３には
第１図(c)に示すようにパルス状の出力電圧１１′又は
１２′が発生し、その極性は小磁石の極性に従つたもの
となるからこの出力電圧を回転子の位置信号として利用
することができる。
生コイル１３の前を通過すると信号発生コイル１３には
第１図(c)に示すようにパルス状の出力電圧１１′又は
１２′が発生し、その極性は小磁石の極性に従つたもの
となるからこの出力電圧を回転子の位置信号として利用
することができる。
然しながら第１図(a),(b)に示した従来のブラシレスモ
ータに於ては回転子の位置信号発生用の小磁石１１と１
２が回転子の外周に突出して設けられ、又位置信号発生
コイル１３も外部に設けられているので、その外径が大
きくなり又小磁石１１と１２の洩れ磁束が他の回路と干
渉する等の不都合を生じ易く、特に装置全体をよりコン
パクトに構成するのは極めて困難であるという問題があ
つた。
ータに於ては回転子の位置信号発生用の小磁石１１と１
２が回転子の外周に突出して設けられ、又位置信号発生
コイル１３も外部に設けられているので、その外径が大
きくなり又小磁石１１と１２の洩れ磁束が他の回路と干
渉する等の不都合を生じ易く、特に装置全体をよりコン
パクトに構成するのは極めて困難であるという問題があ
つた。
本考案の目的は上記のような、位置信号発生用の小磁石
の洩れ磁束に依る障害を除き、よりコンパクトならしめ
たブラシレスモータを提供するにある。
の洩れ磁束に依る障害を除き、よりコンパクトならしめ
たブラシレスモータを提供するにある。
本件考案のブラシレスモータは、碗形をした回転子ヨー
クの内側面に円筒形の永久磁石を当接し、上記円筒形永
久磁石の内側面に空隙を介して固定子鉄芯を配設し、該
固定子鉄芯に複数個の固定子巻線を巻装すると共に、該
固定子巻線の通電制御信号を発生する磁気検出器を備え
たブラシレスモータに於いて、上記碗形の回転子ヨーク
の内側に偏平な円環状永久磁石を上記回転子ヨークの回
転中心軸と同芯状に配設し、上記円環状永久磁石はその
円周方向に１８０°の範囲にＮ極とＳ極となるよう着磁
し、該円環状永久磁石の磁束を検出する位置信号発生コ
イルを該円環状永久磁石と空隙を介して対向し、上記固
定子鉄芯の互いに隣接する磁極の略中間位置に配設し、
上記互いに隣接する磁極に夫々巻装される固定子巻線を
互いに直列に接続し、且つ互いに異極を形成するように
したことを特徴とする。
クの内側面に円筒形の永久磁石を当接し、上記円筒形永
久磁石の内側面に空隙を介して固定子鉄芯を配設し、該
固定子鉄芯に複数個の固定子巻線を巻装すると共に、該
固定子巻線の通電制御信号を発生する磁気検出器を備え
たブラシレスモータに於いて、上記碗形の回転子ヨーク
の内側に偏平な円環状永久磁石を上記回転子ヨークの回
転中心軸と同芯状に配設し、上記円環状永久磁石はその
円周方向に１８０°の範囲にＮ極とＳ極となるよう着磁
し、該円環状永久磁石の磁束を検出する位置信号発生コ
イルを該円環状永久磁石と空隙を介して対向し、上記固
定子鉄芯の互いに隣接する磁極の略中間位置に配設し、
上記互いに隣接する磁極に夫々巻装される固定子巻線を
互いに直列に接続し、且つ互いに異極を形成するように
したことを特徴とする。
以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
本考案に於ては第２図(a),(b)に示すように位置信号発
生用の磁石として偏平な円環状磁石２１を回転子ヨーク
１の内側に回転子軸３と同芯的に配設固着し、該磁石２
１はその円周方向に１８０°の範囲に夫々Ｎ極とＳ極と
なるようにかつ磁束が軸と平行に出るように着磁する。
生用の磁石として偏平な円環状磁石２１を回転子ヨーク
１の内側に回転子軸３と同芯的に配設固着し、該磁石２
１はその円周方向に１８０°の範囲に夫々Ｎ極とＳ極と
なるようにかつ磁束が軸と平行に出るように着磁する。
又、この磁石の磁束を検出する位置信号発生コイルとし
て固定子鉄芯６の回転子ヨーク１の底面と対向する面
に、上記円環状永久磁石２１と対向し、かつ固定子鉄芯
６の固定子巻線７を巻装した互いに隣接した磁極と磁極
の中間の位置でコイル２２を配設する。
て固定子鉄芯６の回転子ヨーク１の底面と対向する面
に、上記円環状永久磁石２１と対向し、かつ固定子鉄芯
６の固定子巻線７を巻装した互いに隣接した磁極と磁極
の中間の位置でコイル２２を配設する。
この配設位置を第２図(c)で説明すると、固定子鉄芯６
の磁極６−１〜６−４の夫々には固定子巻線７−１〜７
−４が夫々同数だけ巻装されており、巻線７−１と７−
２と７−３が直列に接続されて一相分の巻線を構成し、
巻線７−１と７−３が同極となり巻線７−２が異極とな
るように接続されている。
の磁極６−１〜６−４の夫々には固定子巻線７−１〜７
−４が夫々同数だけ巻装されており、巻線７−１と７−
２と７−３が直列に接続されて一相分の巻線を構成し、
巻線７−１と７−３が同極となり巻線７−２が異極とな
るように接続されている。
位置信号発生コイル２２は磁極６−２と磁極６−３との
中間の位置に配設され、コイル２２に作用する固定子巻
線の洩れ磁束は同一相に接がる２個の巻線７−２と７−
３との中間に生じるがこれは巻線７−２と７−３より発
生する洩れ磁束の極性が互いに異極性であるので互いに
打消されて極めて小さい。回転子が回転し円環状磁石２
１の極性が移る変極点21-a又は21-bが対向するコイル２
２の上を通過する毎に、コイル２２を通過する磁束がＮ
極からＳ極へ、又はＳ極からＮ極へと急速に変化するの
で第１図(c)に示したと同じパルス状の出力電圧が１８
０°毎に反対極性で生じ回転子の位置検出用として利用
することができる。
中間の位置に配設され、コイル２２に作用する固定子巻
線の洩れ磁束は同一相に接がる２個の巻線７−２と７−
３との中間に生じるがこれは巻線７−２と７−３より発
生する洩れ磁束の極性が互いに異極性であるので互いに
打消されて極めて小さい。回転子が回転し円環状磁石２
１の極性が移る変極点21-a又は21-bが対向するコイル２
２の上を通過する毎に、コイル２２を通過する磁束がＮ
極からＳ極へ、又はＳ極からＮ極へと急速に変化するの
で第１図(c)に示したと同じパルス状の出力電圧が１８
０°毎に反対極性で生じ回転子の位置検出用として利用
することができる。
本考案ブラシレスモータは上記のように位置信号発生用
の磁石とコイルが回転子の内側に収容されており外部に
突出していないから小形に構成できると共に磁性材料製
の回転子ヨークの内側に装着されているので洩れ磁束に
よる障害も発生せず、よりコンパクトに構成することが
できる大きな利益がある。
の磁石とコイルが回転子の内側に収容されており外部に
突出していないから小形に構成できると共に磁性材料製
の回転子ヨークの内側に装着されているので洩れ磁束に
よる障害も発生せず、よりコンパクトに構成することが
できる大きな利益がある。
また、本考案では位置信号発生用の円環状永久磁石はそ
の円周方向に１８０°の範囲にＮ極とＳ極となるように
着磁したので、位置信号発生コイル２２が検出する磁束
の変極点は２個所のみとなり、ノイズの少ない良質な検
出信号が得られるようになる。
の円周方向に１８０°の範囲にＮ極とＳ極となるように
着磁したので、位置信号発生コイル２２が検出する磁束
の変極点は２個所のみとなり、ノイズの少ない良質な検
出信号が得られるようになる。
第１図(a),(b)は従来のブラシレスモータの断面図及び
底面図、第１図(c)は信号発生コイル１３の出力パルス
波形図、第２図(a),(b)は本考案ブラシレスモータの断
面図及び底面図、第２図(c)はその固定子の説明図であ
る。 １…回転子ヨーク、２…回転子ボス、３…回転子軸、４
…円筒形永久磁石、５…ブラケツト、６…固定子鉄芯、
６−１〜６−４…磁極、７，７−１〜７−４…固定子巻
線、８…軸受、９…P.C板、１０…磁気検出器、１１，
１２…小磁石、１１′，１２′…出力電圧、１３，２２
…位置信号発生コイル、２１…円環状磁石、２１−ａ，
２１−ｂ…変極点。
底面図、第１図(c)は信号発生コイル１３の出力パルス
波形図、第２図(a),(b)は本考案ブラシレスモータの断
面図及び底面図、第２図(c)はその固定子の説明図であ
る。 １…回転子ヨーク、２…回転子ボス、３…回転子軸、４
…円筒形永久磁石、５…ブラケツト、６…固定子鉄芯、
６−１〜６−４…磁極、７，７−１〜７−４…固定子巻
線、８…軸受、９…P.C板、１０…磁気検出器、１１，
１２…小磁石、１１′，１２′…出力電圧、１３，２２
…位置信号発生コイル、２１…円環状磁石、２１−ａ，
２１−ｂ…変極点。
Claims (1)
- 【請求項１】碗形をした回転子ヨーク(1)の内側面に円
筒形の永久磁石(4)を当接し、上記円筒形永久磁石(4)の
内側面に空隙を介して固定子鉄芯(6)を配設し、該固定
子鉄芯(6)に複数個の固定子巻線(7-1〜7-4)を巻装する
と共に、該固定子巻線(7-1〜7-4)の通電制御信号を発生
する磁気検出器(10)を備えたブラシレスモータに於い
て、上記碗形の回転子ヨーク(1)の内側に偏平な円環状
永久磁石(21)を上記回転子ヨーク(1)の回転中心軸と同
芯状に配設し、上記円環状永久磁石(21)はその円周方向
に１８０°の範囲にＮ極とＳ極となるよう着磁し、該円
環状永久磁石(21)の磁束を検出する位置信号発生コイル
(22)を該円環状永久磁石(21)と空隙を介して対向し、上
記固定子鉄芯(6)の互いに隣接する磁極の略中間位置に
配設し、上記互いに隣接する磁極に夫々巻装される固定
子巻線を互いに直列に接続し、且つ互いに異極を形成す
るようにしたことを特徴とするブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983148185U JPH0626065Y2 (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | ブラシレスモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983148185U JPH0626065Y2 (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | ブラシレスモ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6059788U JPS6059788U (ja) | 1985-04-25 |
| JPH0626065Y2 true JPH0626065Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=30329310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983148185U Expired - Lifetime JPH0626065Y2 (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | ブラシレスモ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626065Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0619295Y2 (ja) * | 1985-07-17 | 1994-05-18 | 三洋電機株式会社 | ブラシレスモ−タ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5115611U (ja) * | 1974-07-23 | 1976-02-04 |
-
1983
- 1983-09-27 JP JP1983148185U patent/JPH0626065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6059788U (ja) | 1985-04-25 |
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