JPS6316309Y2 - - Google Patents

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JPS6316309Y2
JPS6316309Y2 JP1980187822U JP18782280U JPS6316309Y2 JP S6316309 Y2 JPS6316309 Y2 JP S6316309Y2 JP 1980187822 U JP1980187822 U JP 1980187822U JP 18782280 U JP18782280 U JP 18782280U JP S6316309 Y2 JPS6316309 Y2 JP S6316309Y2
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JP
Japan
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torque
magnet
rotor
slot
position detection
Prior art date
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JP1980187822U
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English (en)
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JPS57113679U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスロツト鉄心を備えた固定子を持つの
ブラシレスモータに関し、特に回転子の回転トル
クに発生するスロツト鉄心によるコギングトルク
を少なくする様にしたブラシレスモータに係るも
のである。
電機子鉄心に電機子コイルを巻装するためのス
ロツトが設けられているブラシレスモータでは、
周知のように電機子鉄心の磁気抵抗が全回転角に
おいて均一でないため、回転トルクにコギングト
ルクが発生する。
従来では電機子鉄心のスロツトを回転子の回転
方向に対してスキユーさせたり、回転子の着磁極
の境界を回転方向に対してスキユーさせたりして
コギングトルクを低下させる様にしていた。これ
らの方法ではコギングトルクを少なくすることは
可能であるが、完全に取り除くことは出来ず、ま
たスキユー鉄心またはスキユー着磁を用いること
により発生トルクが減少すると言う問題があつ
た。
スロツトを持たない固定子鉄心を備えたブラシ
レスモータでは、このようなコギングトルクは全
く発生しないが、界磁マグネツト(回転子)と固
定子鉄心との空隙がコイルスペースの分だけ増大
する。このため界磁の磁束量が減少しないように
高保持力の高価なマグネツトを用いたり、体積の
大きいマグネツトを用いなければならない問題が
ある。
本考案は上述の問題にかんがみてなされたもの
であつて、スロツト鉄心を備える固定子と、空隙
を介して固定子と半径方向に対向した回転子とを
備え、回転子の回転位置を検出してスロツトに巻
装されたコイルの通電制御を行うようにしたブラ
シレスモータにおいて、回転子の界磁マグネツト
と同軸で回転するように軸方向に離間して併設さ
れ、磁極が上記界磁マグネツトと同数で同位相の
円板状の回転位置検出用マグネツトと、上記回転
位置検出用マグネツトと面対向して固定側に設け
られ、上記スロツト鉄心のスロツトピツチと同じ
ピツチで鉄心スロツト歯部とは逆位相関係で設け
られた歯形部を有する磁性部材とを具備させたこ
とを特徴とする。
この構成により、ほぼ完全なコギングキヤンセ
ルを行つている。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案を適用したラジアルエアギヤツ
プ形のブラシレスモータの縦断面図で、第2図は
第1図のモータの−線横断面図である。なお
第1図は第2図の−線で縦断した図である。
第1図及び第2図に示しように、モータ軸1に
は円筒状ヨーク2を介して円筒状界磁マグネツト
3が固着されている。モータ軸1は軸受4,5を
介してハウジング6に回転自在に支持される。な
おハウジング6は磁性材で構成され、電機子(固
定子)の継鉄として用いられる。
界磁マグネツト3とモータ半径方向に微小間隔
で対向して積鉄心形の電機子鉄心7がハウジング
6に嵌め込まれている。電機子鉄心7には第2図
に示すようなスロツト8が20゜間隔で18個形成さ
れ、ここに巻線9が収められている。各巻線9は
3相に結線され、20゜ごとにスイツチングされる。
なお界磁マグネツト3は例えば4極に着磁されて
いる。
第1図に示すようにモータ軸1の一端には、回
転子の位置検出用のマグネツト12が皿状のヨー
ク13を介して固着されている。またモータ軸1
の端は固定部14に設けられたスラスト軸受15
でもつて支持されている。この位置検出マグネツ
ト12と軸方向に対向させてホール素子等の位置
検出手段(図示せず)が固定側に設けられてい
る。また位置検出用マグネツト12と軸方向に微
小間隔で対向して、コギングトルクキヤンセル用
の磁性部材16が取付部材17を介してハウジン
グ6等の固定側に取付けられている。
第3図は位置検出用マグネツト12の平面図を
示し、また第4図は磁性部材16の平面図を示し
ている。位置検出マグネツト12は界磁マグネツ
ト3と同じく4極に着磁され、界磁マグネツト3
と同位相で軸1に固着されている。磁性部材16
は第4図に示すように扇形の形状を有し、軸1に
向かう4つの歯形状突出部18が設けられてい
る。各突出部18のピツチはスロツト8と同じ
20゜で鉄心スロツト歯部とは逆位相関係になつて
いる。なお磁性材16をリング状にし、突出部1
8を全周にわたつて形成すると、コギングキヤン
セル用のトルクが位置検出用マグネツト12の面
ぶれの影響を受けることがないので好ましい結果
が得られる。磁性部材16と位置検出用マグネツ
ト12との間には回転角20゜の周期でリラクタン
ストルクが発生し、これがコギングキヤンセルに
用いられる。
第5図は電機子鉄心7のスロツト8と磁性部材
16の突出部18との位相関係を示す部分な透視
平面図である。また第6図はコギングトルク及び
そのキヤンセルトルク及び総合トルクを示す波形
図である。第5図で、実線が磁性部材16で、二
点鎖線がハウジング6及びスロツト8を夫々示
し、これらは固定側である。また一点鎖線が位置
検出マグネツト12を示し、これは回転側で界磁
マグネツト3もこの位置検出用マグネツト12と
同じ位相の着磁極を有している。
モータを通電していないときの静コギングトル
クについて考えると、界磁マグネツト3と電機子
鉄心7との間で発生するリラクタンストルクにつ
いては、第5図の磁極(界磁マグネツト3の)の
境界線Aがスロツト8の位置と一致したとき磁路
の磁気抵抗が最小となり、境界線Aが互に隣接す
る2つのスロツト8の中間に来たとき最大とな
る。従つて界磁マグネツト3を有する回転子は磁
気抵抗の最小点において静止しようとする。即
ち、磁極境界線がスロツト8の位置に来たときが
安定点で、この点から位相角で180゜ずれた位置が
非安定点である。安定点ではN極及びS極から発
生する磁束が安定点の両側で対称であり、また非
安定点では磁束の一部が曲げられて安定点に戻ろ
うとするリラクタンストルクが発生する。これに
よつて第6図Aの実線で示すような回転角20゜の
周期のコギングトルクが回転子に発生する。
一方、磁性部材16と位置検出用マグネツト1
2との間に働らくリラクタンストルクについて考
えると、位置検出用マグネツト12の磁極境界線
Aが磁性部材16の隣接する2つの突出部18の
中間に来たとき磁路の磁気抵抗が最小となり、ま
た磁極境界線Aが突出部18と一致したとき、磁
気抵抗が最大となる。即ち、第5図に示す回転位
置が安定点で、このとき位置検出用マグネツト1
2のN極及びS極から発生する磁束が安定点の両
側で対称である。また安定点から位相角で180゜ず
れた位置が非安定点で、マグネツト12のN極及
びS極から磁極境界線A上にある突出部18に流
れ込む磁束が非安定点の両側で非対称であり、強
制的に曲げられているので、安定点に引き込もう
とするリラクタンストルクが発生する。これによ
つて第6図Aの点線で示すようなトルクが回転角
20゜の周期で発生する。
この第6図Aの点線のトルクは実線の静コギン
グトルクとは逆相であるから、これらが互に相殺
し合い、第6図Bのようなコギングトルクの無い
回転トルクを得ることができる。なお第6図Aの
点線のキヤンセルトルクの位相及び振巾は、磁性
部材16の位置及び位置検出用マグネツト12と
の間のギヤツプによつて調整することができるか
ら、モータ設計時に位相及びギヤツプを適当に定
め、更にモータ組立時に出力トルク波形を観測し
ながらこれらを調整することにより、極めて精度
よくコギングトルクをキヤンセルすることが可能
である。
本考案は上述のように、界磁マグネツトに対し
軸方向に離間して設けられた円板状の回転位置検
出用マグネツトを利用しているから、コギングト
ルクをキヤンセルする磁性部材の取付け及び位置
調整が容易であり、従つて簡易で廉価な構造にす
ることができ、しかも磁性部材と位置検出用マグ
ネツトとが面対向であるから、そのギヤツプ調整
によりキヤンセルトルクの振巾を自由に設定で
き、またその取付位相をモータ回転方向に調整す
ることにより、キヤンセルトルクの位相を自由に
設定することができる。従つてほぼ完全にコギン
グトルクを相殺してトルクむらのないモータが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したラジアルエアキヤツ
プ形ブラシレスモータの縦断面図(第2図の−
線断面)、第2図は第1図のモータの−線
横断面図、第3図は第1図のモータの回転子に付
属する位置検出用マグネツトの平面図、第4図は
コギングトルクキヤンセル用の磁性部材の平面
図、第5図は電機子鉄心のスロツトと磁性部材の
突出部との配置位相関係を示す部分的な透視平面
図、第6図はコギングトルク及びそのキヤンセル
トルク及び総合トルクを示す波形図である。 なお図面に用いた符号において、3……界磁マ
グネツト、7……電機子鉄心、8……スロツト、
9……巻線、12……位置検出用マグネツト、1
6……磁性部材、18……突出部、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スロツト鉄心を備える固定子と、空隙を介して
    固定子と半径方向に対向した回転子とを備え、回
    転子の回転位置を検出してスロツトに巻装された
    コイルの通電制御を行うようにしたブラシレスモ
    ータにおいて、 回転子の界磁マグネツトと同軸で回転するよう
    に軸方向に離間して併設され、磁極が上記界磁マ
    グネツトと同数で同位相の円板状の回転位置検出
    用マグネツトと、 上記回転位置検出用マグネツトと面対向して固
    定側に設けられ、上記スロツト鉄心のスロツトピ
    ツチと同じピツチで鉄心スロツト歯部とは逆位相
    関係で設けられた歯形部を有する磁性部材とを具
    備することを特徴とするブラシレスモータ。
JP1980187822U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS6316309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980187822U JPS6316309Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980187822U JPS6316309Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57113679U JPS57113679U (ja) 1982-07-14
JPS6316309Y2 true JPS6316309Y2 (ja) 1988-05-10

Family

ID=29990949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980187822U Expired JPS6316309Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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JP (1) JPS6316309Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523710A (en) * 1978-07-29 1980-02-20 Sony Corp Electric motor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523710A (en) * 1978-07-29 1980-02-20 Sony Corp Electric motor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57113679U (ja) 1982-07-14

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