JPH0767066B2 - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JPH0767066B2
JPH0767066B2 JP2147701A JP14770190A JPH0767066B2 JP H0767066 B2 JPH0767066 B2 JP H0767066B2 JP 2147701 A JP2147701 A JP 2147701A JP 14770190 A JP14770190 A JP 14770190A JP H0767066 B2 JPH0767066 B2 JP H0767066B2
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capacitor
circuit
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inverter
output
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貴昭 淵上
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、発振回路に関し、詳しくは、コンデンサの
充放電によって発振を行う電圧制御型発振器に関する。
[従来の技術] 従来、入力電圧によって発振周波数を制御することがで
きる電圧制御発振器(VCO)としては、第4図に示すよ
うなものがある。同図において、20はVCOであって、一
端が接地されているコンデンサの他端に充電のためのス
イッチ動作をするP型MOSFET4、放電のためのスイッチ
動作をするN型MOSFET5、及びシュミットトリガインバ
ータ7の入力が接続されている。シュミットトリガイン
バータ7の出力は、インバータ8に接続され、インバー
タ8がこの発振回路の出力を構成するとともに、この出
力の一部は充電のためのトランジスタ4及び放電のため
のトランジスタ5の入力に帰還されている。トランジス
タ4及びトランジスタ5のそれぞれは、カレントミラー
定電流源2及び3を介して電源ラインVcc及び接地ライ
ンにそれぞれ接続されている。これらのカレントミラー
定電流源の電流の大きさは、電圧電流変換回路(V/I)
1の入力電圧によって制御されている。
ここで、シュミットトリガインバータ7の出力がLOWレ
ベル(以下“L")からHighレベル(以下“H")に変化す
るときの入力のスレッショルドレベルLthよりもコンデ
ンサ6の接地されてない側の端子の電位Vが低くなった
ときには、この出力は“H"になる。このときインバータ
8の出力は“L"となるので充電のためのトランジスタ4
は“ON"、放電のためのトランジスタ5は“OFF"の状態
となり、カレントミラー定電流源2から充電のためのト
ランジスタ4を介してコンデンサ6に電流が供給され
る。そこで、その電位Vは第5図(a)に示すように時
間の経過とともに上昇する。これが、シュミットトリガ
インバータ7の出力が“H"から“L"に変化するときのス
レッショルドレベルHthより高くなったとき、その出力
は“L"となり、インバータ8の出力は“H"へと変化す
る。その結果充電のためのトランジスタ4は“OFF"、放
電のためのトランジスタ5は“ON"の状態になるので、
コンデンサ6の電荷は放電のためのトランジスタ5及び
カレントミラー定電流源3を通って放電される。その電
位Vは時間の経過とともに降下するが、V<Lthとなっ
た時にシュミットトリガインバータ7の出力が“H"へと
変化し、電位Vは再び上昇を始める。以後、同様にコン
デンサ6は充放電を繰り返し、この回路は発振器として
動作する。コンデンサ6の充電または放電に要する時間
を決定するカレントミラー定電流源2及び3の電流の大
きさは電圧電流変換回路1の入力電圧によって変化する
ため、発振周波数はこの入力電圧によって制御すること
ができる。
同様に、電位VがHthよりも高くなったときにも、第5
図(b)のタイミングチャートに示すように発振する。
[解決しようとする課題] ところが、このような従来の発振回路では、電源“ON"
の初期状態において電位VがスレッショルドレベルHth
とLthとの中間付近になって上下のスレッショルドHth,L
th側まで変化しない場合がある。このときに、シュミッ
トトリガインバータ7とインバータ8との反転出力レベ
ルがトランジスタ4及び5を充分に“ON"又は“OFF"す
るに至らず、発振に至らない。このとき充電のためのト
ランジスタ4及び放電のためのトランジスタ5は共に
“ON"と“OFF"との中間の遷移状態となり、カレントミ
ラー定電流源2及び充電のためのトランジスタ4を通っ
て流れ込む電流は放電のためのトランジスタ5及びカレ
ントミラー定電流源3を通って流れ出してしまうために
電位Vが中間状態からほとんど変化しない。その結果、
発振が起こらない状態になる。さらに、このとき電圧電
流変換回路1の入力電圧に対応した電流がカレントミラ
ー定電流源2、充電のためのトランジスタ4、放電のた
めのトランジスタ5、カレントミラー定電流源3を経
て、電源からアースに向かって流れることに加え、イン
バータ8の貫通電流が増加し、消費電力が増加するとい
う欠点もある。
この発明は、このような従来技術の問題点を解決するも
のであって、確実に発振を開始させることが可能でかつ
発振の立上がりがはやいVCOを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明の電圧制御発
振器の特徴は、一端が基準電位ラインに接続されたコン
デンサの他端にシュミットトリガインバータが接続さ
れ、電源側からコンデンサへ電荷を充電するための第一
のスイッチ回路と、コンデンサの電荷を基準電源ライン
に放電するための第二のスイッチ回路とがコンデンサの
他端に接続され、シュミットトリガインバータの出力を
インバータを介して第一のスイッチ回路及び第二のスイ
ッチ回路に帰還して、これらスイッチ回路の“ON"又は
“OFF"のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に
変化させる発振回路において、コンデンサの前記の他端
と基準電位ラインとの間あるいはコンデンサの前記の他
端と電力供給ラインとの間に設けられた第三のスイッチ
回路と、電源投入後にコンデンサの前記の他端の電位が
シュミットトリガインバータの入力スレッショルドLth
以下又はHth以上になる期間以上の間第三のスイッチ回
路を“ON"させるイニシャルリセット回路とを備えるも
のである。
[作用] このように、コンデンサ6の電位Vを初期設定するイニ
シャルリセット回路によってリセット期間の間に、電位
Vの初期値はLth以下、或いはHth以上に設定され、充電
のためのトランジスタ4と放電のためのトランジスタ5
の初期状態はそれぞれ“ON"と“OFF"、或いは“OFF"と
“ON"に設定される。
その結果、電源“ON"後の電源電圧が不安定な電圧状態
にあっても発振を確実に開始することが可能となり、発
振回路の信頼性を向上させることができる。
さらに、充電のためのトランジスタ4及び放電のための
トランジスタ5が遷移状態になったときに電源からアー
スに向かって電流が流れるために電力が無駄に消費され
るということがないため、回路の消費電力を低減させる
こともできる。
[実施例] 以下、この発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は、この発明を適用した発振回路の一実施例であ
る。ここで、第4図と同じ構成要素は、同一の符号で示
す。
第1図において、従来と異なるのは、コンデンサ6の接
地されてない側の端子とアースとの間にN型MOSFETから
なる初期化用スイッチ素子9が接続され、この初期化用
スイッチ素子9を発振開始時に“ON"するためのイニシ
ャルリセット回路10が付加されていることである。
発振を開始するときは、イニシャルリセット回路10の出
力を“H"にしてN型MOSFET9のゲートに加えてこれを“O
N"状態にし、コンデンサ6の電荷をこの初期化用スイッ
チ素子9を通ってアースへ放電する。放電によってコン
デンサ6の接地されてない側の端子の電位Vがシュミッ
トトリガインバータ7のスレッショルドレベルLth以下
に下がるまでイニシャルリセット回路10の出力を“H"に
保ち、その後はこの出力を“L"にして初期化用スイッチ
素子9を“OFF"にする。シュミットトリガインバータ7
及びインバータ8は充分な利得をもってこのときのコン
デンサ6の端子電位6を反転増幅して、それぞれ“H"、
“L"の出力を発生する。そこで、充電のためのトランジ
スタ4は“ON"、放電のためのトランジスタ5は“OFF"
となり、コンデンサ6への電荷の充電が始まる。第3図
(a)は、このときの電位Vとイニシャルリセット回路
10の出力のタイミングチャートを表し、この充電電位V
がスレッショルドレベルHthを越えたときにシュミット
トリガインバータ7が反転動作をし、その出力が“L"と
なり、インバータ8の出力が“H"に変化する。これより
発振が開始する。これ以後は従来の発振回路と同様にコ
ンデンサ6の充放電の繰り返しによって発振動作する。
第2図は、本発明を適用した発振回路の他の実施例であ
る。第1図の実施例と異なる点は、初期化用スイッチ素
子9がコンデンサ6の接地されてない側の端子と電源と
の間に接続されていることである。第3図(b)のタイ
ミングチャートに示すように発振開始時にイニシャルリ
セット回路10の出力を“L"にして初期化用スイッチ素子
9を“ON"し、コンデンサ6に電荷を充電する。電位V
がHth以上となったときイニシャルリセット端子10は
“H"、初期化用スイッチ素子9は“OFF"になり、ここか
らコンデンサ6の放電が開始され、コンデンサ6の電位
VがLthより低下したときにシュミットトリガインバー
タ7が反転動作をして、発振が開始する。
[発明の効果] 以上の説明から理解できるように、この発明にあって
は、発振開始時にコンデンサ6の電位Vが如何なる値で
あってもイニシャルリセット回路により電源“ON"時か
らリセット期間だけ“ON"されるスイッチ回路によって
電位VをLth以下又はHth以上に初期化されるために、電
源“ON"後の電源電圧が不安定な電圧状態にあっても発
振を確実に開始することが可能となり、発振回路の信頼
性が向上する。また、従来回路で問題となっていた発振
が開始しないときの電源からアースへの無駄な電流消費
がないため、消費電力を低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示す回路図、第3
図は本発明の実施例のタイミングチャート、第4図は従
来のVCOを示す回路図、第5図はそのタイミングチャー
トを表す。 1……電圧電流変換回路、2,3……カレントミラー定電
流源、4……P型MOSFET、5……N型MOSFET、6……コ
ンデンサ、7……シュミットトリガインバータ、8……
インバータ、9……初期化用スイッチ素子、10……イニ
シャルリセット回路、20……VCO。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が基準電位ラインに接続されたコンデ
    ンサの他端にシュミットトリガインバータが接続され、
    電源側から前記コンデンサへ電荷を充電するための第一
    のスイッチ回路と、前記コンデンサの電荷を前記基準電
    源ラインに放電するための第二のスイッチ回路とが前記
    コンデンサの前記他端に接続され、前記シュミットトリ
    ガインバータの出力をインバータを介して第一のスイッ
    チ回路及び第二のスイッチ回路に帰還して、これらスイ
    ッチ回路の“ON"又は“OFF"のいずれか一方の状態から
    いずれか他方の状態に変化させる発振回路において、前
    記他端と前記基準電位ラインとの間あるいは前記他端と
    電力供給ラインとの間に設けられた第三のスイッチ回路
    と、電源投入後に前記コンデンサの前記他端の電位が前
    記シュミットトリガインバータの出力がLowレベルからH
    ighレベルへと変化するときの入力スレッショルドレベ
    ル以下又はHighレベルからLowレベルへと変化するとき
    の入力スレッショルドレベル以上になる期間以上の間前
    記第三のスイッチ回路を“ON"させるイニシャルリセッ
    ト回路とを備えたことを特徴とする電圧制御発振器。
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