JPH11298321A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

Info

Publication number
JPH11298321A
JPH11298321A JP10096285A JP9628598A JPH11298321A JP H11298321 A JPH11298321 A JP H11298321A JP 10096285 A JP10096285 A JP 10096285A JP 9628598 A JP9628598 A JP 9628598A JP H11298321 A JPH11298321 A JP H11298321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
output
charge current
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10096285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4066500B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
Tomoya Yamaura
智也 山浦
Hisato Asai
久人 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP09628598A priority Critical patent/JP4066500B2/ja
Publication of JPH11298321A publication Critical patent/JPH11298321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4066500B2 publication Critical patent/JP4066500B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタの飽和による影響を回避でき、
応答特性の向上を実現でき、且つ低電圧動作を容易に実
現できるPLL回路を提供する。 【解決手段】 飽和検出回路70および補助チャージポ
ンプ90を設けて、チャージポンプ20のトランジスタ
が飽和状態になることを検出したとき位相比較回路から
位相差に応じたパルスPA,PBを補助チャージポンプ
90に出力し、補助チャージポンプ90により補助チャ
ージ電流iA1またはiA2を出力し、これに応じてループ
フィルタ30の出力電圧V2を制御し、VCO40の発
振周波数を制御することにより、トランジスタの飽和に
よるPLL回路のレスポンス特性の低下を回避でき、回
路規模を増大させることなく高性能をPLL回路を実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準信号に基づき
設定された位相または周波数を有する発振信号を供給す
るPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は、基準信号の位相または周
波数を追従して所定の位相または周波数を有する発振信
号を生成することができる。このため、例えば、周波数
または位相変調を利用した通信装置において受信信号に
基づき送信側の信号に同期した発振信号を発生し、それ
に基づきもとの送信信号を復元する場合に、PLL回路
は有効な発振手段として幅広く利用されている。
【0003】図6は一般的に使用されているPLL回路
の一例を示す回路図である。図示のように、本例のPL
L回路は、フリップフロップFF1,FF2とNAND
ゲートNAND1からなる位相比較回路10、インバー
タINV1、pnpトランジスタTR1およびnpnト
ランジスタTR2からなるチャージポンプ(チャージ電
流発生回路)20、キャパシタ(容量素子)C0,C
1,C2および抵抗素子R1,R2により構成されたル
ープフィルタ(制御回路)30、電圧制御発振回路(V
CO)40およびVCOからの発振信号を所定の分周比
で分周した信号を位相比較回路10に供給する分周回路
50により構成されている。
【0004】VCO40はループフィルタ30の出力電
圧V2に応じて位相または周波数が制御された発振信号
O を出力する。位相比較回路10は、分周回路50か
らの分周信号Sd と基準信号Sref の位相を比較し、位
相差を示すパルス信号PA,PBを出力する。チャージ
ポンプ20は、位相比較回路10からパルス信号PAが
出力されたとき第1のチャージ電流iCR1 をループフィ
ルタ30に出力し、逆に位相比較回路10からパルス信
号PBが出力されたとき第2のチャージ電流iCR2 、即
ち、ループフィルタ30からチャージポンプ20の出力
端子を介して接地電位GNDに流れる電流を発生する。
【0005】ループフィルタ30は、チャージポンプ2
0からのチャージ電流iCR1 またはiCR2 に応じて出力
信号V2のレベルを制御する。VCO40は、信号V2
のレベルに応じて発振信号SO の位相または周波数を制
御する。VCO40からの発振信号SO は分周回路50
により設定された分周比Nで分周され、分周信号Sd
位相比較回路10に出力される。
【0006】上記のように構成されたPLL回路におい
て、基準信号Sref の周波数をfとすると、VCOの
出力信号Sの周波数f1 はNf0 に安定するように
制御される。このため、基準信号Sref および分周回路
50に設定された分周比Nに応じて、安定した周波数を
有する発振信号SO を獲得できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のPLL回路において、チャージポンプ20は導電型
の異なる二つのトランジスタTR1およびTR2が直列
接続されて構成されている。このため、トランジスタT
R1,TR2のコレクタ同士の接続点、即ちチャージポ
ンプ20の出力端子の電圧V0が電源電圧VCCより一定
の値、例えば、0.7V低く、さらに接地電位GNDに
より一定の値、例えば、0.7V高く保持される範囲で
なければ、これらのトランジスタの何れかが飽和状態に
陥る。このとき、チャージポンプ20は希望の動作を行
わず、VCO40を所定の発振周波数に制御するために
十分な電圧信号V2を発生できなくなり、これによって
PLL回路における周波数ロックまでの時間が長くな
り、PLL回路のレスポンス特性(応答特性)が低下す
るという不利益がある。
【0008】図7は、チャージポンプ20およびループ
フィルタ30の一部分を示す回路図である。位相比較回
路10からパルスPAが入力されると、トランジスタT
R1がオン状態になり、出力ノードND1からループフ
ィルタ30にチャージ電流iCR1 が出力される。このチ
ャージ電流をソース電流(Source current)と呼ばれて
いる。逆に、位相比較回路10からパルスPBが入力さ
れると、トランジスタTR2がオン状態になり、ループ
フィルタ30から出力ノードND1およびトランジスタ
TR2を通して、接地側に流れるチャージ電流iCR2
出力される。このチャージ電流をシンク電流(Sink cur
rent)と呼ばれている。
【0009】ループフィルタ30は、チャージポンプ2
0からのソース電流iCR1 およびシンク電流iCR2 に応
じて、キャパシタC0およびC1が充電若しくは放電を
行い、それに応じてチャージポンプ20の出力電圧V0
が設定される。即ち、出力電圧V0は、位相比較回路1
0からのパルスPAおよびPBにより設定される。出力
電圧V0に応じて、図6に示すループフィルタ30の出
力電圧V2のレベルが制御される。VCO40は、電圧
V2に基づいて設定された所定の発振周波数で発振す
る。VCO40の発振信号SO は分周回路50により分
周され、分周信号Sd は基準信号Sref とともに位相比
較回路10に入力される。
【0010】位相比較回路10において、分周信号Sd
と基準信号Sref との位相差に基づきパルスPAまたは
パルスPBの何れかが出力される。また、これらのパル
ス信号の幅は、位相差に応じて設定される。図8は、そ
の一例として、チャージポンプ20のチャージ電流i
CR1 、出力電圧V0およびキャパシタC1の電圧V1を
示している。図示のように、位相比較回路10から所定
の幅を有するパルスPAが出力されたとき、当該パルス
PAのパルス期間中にチャージポンプ20の出力ノード
ND1からソース電流iCR1 が出力される。これに応じ
てキャパシタC0が充電され、電圧V0が図示のように
上昇する。電圧V0が上昇し、電圧V1より高くなる
と、抵抗素子R1の両端に電位差が生じ電流が流れるの
で、キャパシタC1が充電される。この結果電圧V1も
上昇し、徐々に電圧V0に近づいていく。電圧V0に応
じてループフィルタ30の出力電圧V2が設定され、こ
れに応じてVCO40の発振周波数が制御される。
【0011】即ち、一回の位相比較によってVCO40
はある所定の発振周波数に制御される。この動作が数回
〜数百回繰り返した結果、分周信号Sd と基準信号S
ref との位相差および周波数差が縮め、VCO40の発
振周波数は目的値に達する。VCO40の発振周波数が
希望値に安定した状態をロック状態と呼ばれている。ロ
ック状態に達したとき位相比較回路10より出力された
パルスPAまたはパルスPBの幅が非常に短いが、ロッ
ク状態に達するまでの間に、分周信号Sd と基準信号S
ref との位相差が大きく、パルスPAまはたPBの幅は
非常に長い。
【0012】図9に示すように、パルスPAの幅がW0
のとき、それに応じて時間W0の間にチャージ電流i
CR1 が発生され、キャパシタC0が充電された結果、電
圧V0が上昇してトランジスタTR1が飽和状態にな
る。トランジスタTR1が飽和状態に陥ると、出力電流
が低下する。このため、パルスPAの幅がW0以上に伸
びても、チャージポンプ20の出力電圧V0が所定の電
圧Vsat に制限され、それ以上には上昇できない。トラ
ンジスタTR1が飽和時のコレクタ・エミッタ電圧をV
ce1 とすると、電圧V0の上限電圧Vsat は、次式によ
り求められる。
【0013】
【数1】 Vsat =VCC−Vce1 …(1)
【0014】トランジスタTR1が飽和状態になると、
ソース電流iCR1 が十分に出力できなくなり、チャージ
ポンプ20の出力電圧V0が十分なレベルに達成できな
くなる。この結果、ループフィルタ30は、VCO40
を制御するために十分な電圧V2を出力することができ
ず、PLL回路がロック状態に達するまでの所要時間が
伸びてしまう。
【0015】以上、位相比較回路10からパルスPAが
出力されたときトランジスタTR1の動作状態について
考察したが、同じく位相比較回路10からパルスPBが
出力されたとき、そのパルス幅がある一定の値以上にな
ると、トランジスタTR2が飽和状態に陥り、チャージ
ポンプ20の出力電圧V0が所定値以下にはならない。
ここで、トランジスタTR2が飽和時のコレクタ・エミ
ッタ電圧をVce2 とすると、電圧V0の下限電圧Vsat2
は、次式により求められる。
【0016】
【数2】 Vsat2=Vce2 …(2)
【0017】このように、チャージポンプ20の出力電
圧V0は、(Vsat2<V0<Vsat)の範囲内に制限さ
れている。電圧V0がこの範囲を越えると、トランジス
タTR1またはTR2の何れかが飽和状態に陥るので、
チャージポンプ20は正常に動作することができなくな
る。
【0018】図10は、トランジスタが飽和状態に陥る
ことなく理想的なチャージポンプを用いた場合の位相引
き込みと電圧V0の変化を示すグラフである。図示のよ
うに、理想的なチャージポンプの場合に、PLL回路は
初期状態から短い時間を経てロック状態に達せられる。
しかし、実際のチャージポンプを構成するトランジスタ
は、バイアス電圧により飽和状態に陥り電流出力が正常
に行われなくなるため、図11に示すように、ロック状
態に達するまで理想的なチャージポンプより2倍以上の
時間がかかる。
【0019】トランジスタの飽和による影響を低減する
方法と一つとして、電源電圧VCCを引き上げる方法が考
えられるが、そのために余計な電圧変換回路などを必要
とするのみではなく、消費電力の増加を招き、現在進め
られている低電圧化の流れから勘案すれば現実的ではな
い。
【0020】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、トランジスタの飽和による影響
を回避でき、応答特性の向上を実現でき、且つ低電圧動
作を容易に実現できるPLL回路を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のPLL回路は、入力信号と基準信号との位
相を比較し、比較結果に応じた位相差信号を出力する位
相比較回路と、上記位相差信号に応じて、第1または第
2のチャージ電流を発生するチャージ電流発生手段と、
上記チャージ電流発生手段により発生された上記第1ま
たは第2のチャージ電流に応じて充電または放電を行う
容量素子の端子電圧に応じて、制御信号を発生する制御
回路と、上記制御信号により設定された所定の位相を有
する発振信号を発生し、当該発振信号を上記入力信号と
して、上記位相比較回路に供給する電圧制御発振回路
と、上記チャージ電流発生回路が上記第1または第2の
チャージ電流を正常に出力しない所定の動作状態にある
か否かを検出する状態検出回路と、上記状態検出回路が
上記所定の動作状態を検出したとき、上記位相検出回路
からの上記位相差信号に応じて第1まはた第2の補助チ
ャージ電流を発生して上記制御回路に供給し、これら第
1または第2の補助チャージ電流に応じて所定のレベル
を有する上記制御信号を出力させる補助チャージ電流発
生回路とを有する。
【0022】また、本発明では、好適には、上記位相比
較回路は、上記入力信号が上記基準信号より位相が進ん
でいるとき、上記入力信号と上記基準信号との位相差に
応じた幅を有する第1のパルス信号を出力し、上記入力
信号が上記基準信号より位相が遅れているとき、上記入
力信号と上記基準信号との位相差に応じた幅を有する第
2のパルス信号を出力し、上記チャージ電流発生回路
は、電源電圧と共通電位間に直列接続されている第1と
第2のトランジスタにより構成され、上記第1のトラン
ジスタの制御ゲートに上記第1のパルス信号が入力され
たとき当該第1のトランジスタがオン状態になり、上記
第1と第2のトランジスタの共通の接続点により構成さ
れた出力端子に上記第1のチャージ電流が出力され、上
記第2のトランジスタの制御ゲートに上記第2のパルス
信号が入力されたとき当該第2のトランジスタがオン状
態になり、上記出力端子に上記第2のチャージ電流が出
力される。
【0023】また、本発明では、好適には、上記状態検
出回路は、チャージ電流発生回路を構成する上記第1ま
た第2のトランジスタの何れかが飽和状態にあることを
検出する飽和検出回路を有し、上記飽和検出回路は、第
1および第2の飽和検出電圧を発生する電圧発生回路
と、上記チャージ電流発生回路の出力端子の電圧が上記
第1の飽和検出電圧より高いとき第1の飽和信号を出力
する第1のコンパレータと、上記チャージ電流発生回路
の出力端子の電圧が上記第2の飽和検出電圧より低いと
き第2の飽和信号を出力する第2のコンパレータと、上
記第1または第2の何れかの飽和信号が出力されたと
き、上記位相比較回路により出力された上記第1および
第2のパルス信号を上記補助チャージ電流発生回路に供
給する切り換え信号を出力する切り換え回路とを有す
る。
【0024】さらに、本発明では、上記補助チャージ電
流発生回路は、電源電圧と共通電位間に直列接続されて
いる第3と第4のトランジスタにより構成され、上記第
3のトランジスタの制御ゲートに上記第1のパルス信号
が入力されたとき当該第3のトランジスタがオン状態と
なり、上記第3と第4のトランジスタの共通の接続点に
より構成された出力端子に上記第1の補助チャージ電流
が出力され、上記第4のトランジスタの制御ゲートに上
記第2のパルス信号が入力されたとき当該第4のトラン
ジスタがオン状態となり、上記出力端子に上記第2の補
助チャージ電流が出力される。
【0025】本発明によれば、位相比較回路、チャージ
電流発生回路、制御回路(ループフィルタ)およびVC
Oを有するPLL回路において、チャージ電流発生回路
を構成するトランジスタが飽和状態にあるか否かを検出
する飽和検出回路、切り換え回路および補助チャージ電
流発生回路が設けられ、チャージ電流発生回路のトラン
ジスタが飽和状態にあると検出されたとき、切り換え回
路により上記位相比較回路から出力された位相差信号が
補助チャージ電流発生回路に供給され、それに応じて補
助チャージ電流が発生され、制御回路に供給される。こ
のため、チャージ電流発生回路を構成するトランジスタ
が飽和状態にあり、正常にチャージ電流を供給できなく
なる場合に、補助チャージ電流発生回路により補助チャ
ージ電流が出力されるので、これに基づき制御回路によ
って制御信号が生成され、VCOの発振周波数を制御す
ることができる。
【0026】この結果、例えば、初期状態において位相
差が大きく、位相比較回路から幅の長いパルス信号から
なる位相差信号が出力されることにより、チャージ電流
発生回路が飽和状態になって正常にチャージ電流が出力
されなくなる場合に、代わりに補助チャージ電流発生回
路が動作し、補助チャージ電流が出力される。これに応
じた制御信号が出力され、VCOの発振周波数の制御が
正常に行われるので、PLL回路のロックアップ時間が
短縮でき、レスポンス特性の向上を実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るPLL回路の
一実施形態を示す回路図である。図示のように、本実施
形態のPLL回路は、フリップフロップFF1,FF2
とNANDゲートNAND1からなる位相比較回路1
0、インバータINV1、pnpトランジスタTR1お
よびnpnトランジスタTR2からなるチャージポンプ
20、キャパシタC0,C1,C2および抵抗素子R
1,R2により構成されたループフィルタ(制御回路)
30、VCO40、分周回路50、飽和検出電圧を発生
する電圧発生回路60、飽和検出回路70、切り換え回
路80および補助チャージ電流発生回路90により構成
されている。
【0028】以下、図1を参照しつつ本実施形態のPL
L回路の構成について詳細に説明する。位相比較回路1
0は、フリップフロップFF1,FF2とNANDゲー
トNAND1により構成され、分周回路50からの分周
信号Sd および基準信号Sref を受けて、これらの信号
の位相差に応じた位相差信号、即ちパルスPA,PBを
出力する。
【0029】チャージポンプ20は、インバータINV
1および電源電圧VCCと接地電位GNDとの間に直列接
続されているトランジスタTR1,TR2により構成さ
れている。トランジスタTR1のエミッタは電源電圧V
CCに接続され、トランジスタTR2のエミッタが接地さ
れ、これらのトランジスタのコレクタ同士が共通に接続
され、その接続ノードND1はチャージポンプ20の出
力端子を構成している。位相比較回路10からのパルス
PAはインバータINV1により反転され、トランジス
タTR1のベースに入力され、パルスPBは直接トラン
ジスタTR2のベースに入力される。このため、位相比
較回路10からパルスPAが入力されると、トランジス
タTR1がオン状態になり、出力ノードND1からルー
プフィルタ30にチャージ電流iCR1 、即ちソース電流
CR1 が出力される。一方、位相比較回路10からパル
スPBが入力されると、トランジスタTR2がオン状態
になり、ループフィルタ30から出力ノードND1およ
びトランジスタTR2を通して、接地側に流れるチャー
ジ電流iCR2 、即ちシンク電流iCR2 が出力される。
【0030】図2はチャージポンプ20の動作状態の遷
移図である。図示のようにチャージポンプ20は三つの
動作状態、01,00,10があり、動作状態01にお
いて、シンク電流が出力され、動作状態10においてソ
ース電流が出力される。動作状態00において、何れの
チャージ電流も出力されない。位相比較回路10からの
パルスPA、PB(Pulse A,Pulse B)
に応じて、チャージポンプ20の三つの動作状態は状態
遷移図に示すように遷移する。
【0031】ループフィルタ30は、抵抗素子R1,R
2およびキャパシタC0,C1,C2により構成されて
いる。抵抗素子R1、キャパシタC0およびC1からな
る回路はチャージポンプ20からのソース電流iCR1
たはシンク電流iCR2 に応じて、充電または放電しチャ
ージポンプ20の出力ノードND1の電圧V0のレベル
を制御する。抵抗素子R2およびキャパシタC2により
ローパスフィルタが構成されている。当該ローパスフィ
ルタによりチャージポンプ20の出力電圧V0の高周波
成分が減衰され、低周波数成分の電圧信号V2が出力さ
れる。
【0032】VCO40はループフィルタ30の出力電
圧V2に応じて位相または周波数が制御された発振信号
O を出力する。VCO40からの発振信号SO は分周
回路50により設定された分周比Nで分周され、分周信
号Sd が位相比較回路10に出力される。
【0033】上述したPLL回路において、基準信号S
ref の周波数f0 および分周回路50に設定された分周
比Nに応じて、VCO40から所定の周波数を有する発
振信号SO が出力される。即ち、PLL回路がロック状
態に達したとき、発振信号SO の周波数f1 はNf0
安定するように制御される。例えば、発振信号SO の周
波数が所定の値より高くなると、分周回路50の分周信
号Sd の位相が基準信号Sref より進み、位相比較回路
10からパルスPBが出力される。これに応じてチャー
ジポンプ20によりシンク電流iCR2 が出力される。こ
の結果、ループフィルタ30の出力電圧V2のレベルが
低下し、VCO40の発振周波数が低くなるように制御
される。
【0034】逆に、VCO40の発振信号SO の周波数
が所定の値より低くなると、分周回路50の分周信号S
d の位相が基準信号Sref より遅れ、位相比較回路10
からパルスPAが出力される。これに応じてチャージポ
ンプ20によりソース電流iCR1 が出力され、ループフ
ィルタ30の出力電圧V2のレベルが上昇するので、V
CO40の発振周波数が高くなるように制御される。
【0035】このように、PLL回路においてVCO4
0の発振周波数f1 が常に基準信号Sref および分周比
Nにより設定された目標周波数になるように制御され、
VCO40の発振周波数が目標の周波数からずれたと
き、そのずれの分に応じた修正信号が位相比較回路1
0、チャージポンプ20およびループフィルタ30によ
り発生され、それに応じてVCO40の発振周波数が目
標値に戻るように修正される。
【0036】ところで、上述したようにチャージポンプ
20は、直列に接続されている二つのトランジスタTR
1,TR2により構成されているので、チャージポンプ
20の出力電圧V0が一定の範囲内に制限される。例え
ば、トランジスタTR1およびTR2が飽和したときの
コレクタ・エミッタ電圧をそれぞれVce1 ,Vce2 とす
ると、チャージポンプ20の出力電圧V0が(Vce2
V0<VCC−Vce1 )の範囲内に制限される。電圧V0
がこの範囲を越えると、トランジスタTR1またはTR
2の何れかが飽和状態になり、チャージポンプ20は正
常に動作できなくなる。例えば、電圧V0が電圧Vce2
以下に下がったとき、トランジスタTR2が飽和し、そ
のコレクタ電流が極端に低下するためシンク電流iCR2
が正常に出力されなくなる。逆に、電圧V0が電圧(V
CC−Vce1 )以上に上昇したとき、トランジスタTR1
が飽和しソース電流iCR1 が正常に出力されなくなる。
【0037】トランジスタが飽和状態に陥ると、チャー
ジポンプ20から正常にチャージ電流の供給が得られな
くなり、このためループフィルタ30からVCO40を
制御するための十分の出力電圧が得られず、PLL回路
のレスポンス特性が低下してしまう。
【0038】本実施形態は、この問題を解決するために
チャージポンプ20のトランジスタが飽和状態にあるこ
とを検出し、何れかのトランジスタが飽和状態になった
とき、位相比較回路10からのパルスPA,PBを切り
換えて補助チャージポンプ90に入力するので、補助チ
ャージポンプ90により補助チャージ電流を出力し、ル
ープフィルタ30のキャパシタC1に対して直接充電ま
た放電を行う。これによってチャージポンプ20のトラ
ンジスタがが飽和状態になっても、ループフィルタ30
から十分な制御電圧V2を出力することができ、PLL
回路のレスポンス特性の向上が実現される。
【0039】以下、図1を参照しつつ、補助チャージ電
流の発生について説明する。図示のように、ダイオード
D1,D2および抵抗素子R3により、飽和検出電圧V
SA1,VSA2 が生成される。ここで、ダイオードD1お
よびD2の順方向バイアス降下電圧をそれぞれVD1,V
D2とすると、飽和検出電圧VSA1 ,VSA2 はそれぞれ次
式により与えられる。
【0040】
【数3】 VSA1 =VCC−VD1SA2 =VD2 …(3)
【0041】本実施形態はダイオードD1,D2の順方
向バイアス降下電圧がトランジスタTR1,TR2の飽
和時のコレクタ・エミッタ間電圧とほぼ一致することを
利用して、チャージポンプ20を構成するトランジスタ
TR1,TR2が飽和状態になっているか否かを検出す
る。
【0042】図示のように、飽和検出回路70は、コン
パレータCMP1,CMP2およびORゲートOR1に
より構成されている。コンパレータCMP1はチャージ
ポンプ20の出力電圧V0と飽和検出電圧VSA1 とを比
較し、電圧V0が飽和検出電圧VSA1 より高いときハイ
レベルの信号を出力し、それ以外のときローレベルの信
号を出力する。コンパレータCMP2はチャージポンプ
20の出力電圧V0と飽和検出電圧VSA2 とを比較し、
電圧V0が飽和検出電圧VSA2 より低いときハイレベル
の信号を出力し、それ以外のときローレベルの信号を出
力する。
【0043】このため、トランジスタTR1またはTR
2の何れかが飽和状態になると、コンパレータCMP1
またはCMP2の出力信号がローレベルからハイレベル
に切り換わる。これに応じてORゲートOR1の出力信
号もローレベルからハイレベルに切り換わる。
【0044】切り換え回路80は、飽和検出回路の検出
信号、即ち、ORゲートOR1の出力信号に応じてパル
スPA,PBを補助チャージポンプ90に供給する。図
示のように、切り換え回路80は、ANDゲートAND
1,AND2により構成され、ORゲートOR1の出力
信号がローレベルのとき、これらのANDゲートの出力
信号がローレベルに保持され、このとき補助チャージポ
ンプ90は動作しない。一方、ORゲートOR1の出力
信号がハイレベルのとき、ANDゲートAND1の出力
端子からパルスPAが出力され、ANDゲートAND2
の出力端子からパルスPBが出力される。
【0045】即ち、チャージポンプ20が正常に動作し
ているとき、パルスPA,PBが補助チャージポンプ9
0に供給されず、補助チャージポンプ90は待機状態に
保持される。チャージポンプ20の何れかのトランジス
タが飽和状態にあるとき、パルスPA,PBが補助チャ
ージポンプ90に供給されるので、補助チャージポンプ
90が動作する。このとき、位相比較回路10からパル
スPAが出力されたとき、補助チャージポンプ90にお
いてトランジスタTR3がオン状態となり、補助チャー
ジ電流iA1が出力される。逆に、位相比較回路10から
パルスPBが出力されたとき、補助チャージポンプ90
においてトランジスタTR4がオン状態となり、補助チ
ャージ電流iA2が出力される。
【0046】補助チャージ電流iA1およびiA2が直接ル
ープフィルタ30のキャパシタC1の端子に入力される
ので、キャパシタC1は補助チャージ電流iA1またはi
A2に応じて充電または放電し、その端子電圧V1が設定
される。即ち、補助チャージ電流iA1が出力されたとき
キャパシタC1が充電され、端子電圧V1が上昇する。
逆に、補助チャージ電流iA2が出力されたときキャパシ
タC1が放電され、端子電圧V1が降下する。
【0047】補助チャージポンプ90の動作により、ル
ープフィルタ30の出力電圧V2が制御されるので、V
CO40は電圧V2に基づき発振周波数が制御される。
このため、チャージポンプ20がトランジスタの飽和に
より正常な動作ができなくなったとき、その代わりに補
助チャージポンプ90が動作し、VCO40を制御する
ので、トランジスタの飽和により影響を低減でき、PL
L回路のレスポンス特性が向上する。
【0048】図4は、チャージポンプ20と補助チャー
ジポンプ90の切り換えおよびそれに伴うループフィル
タ30の電圧V0,V1の変化を示している。図示のよ
うに、チャージポンプ20の出力電圧V0が飽和電圧V
sat に達するまで、チャージポンプ20によりソース電
流iCR1 が正常に供給される。これに応じてチャージポ
ンプ20の出力電圧V0が上昇し続ける。出力電圧V0
が飽和電圧Vsat に達すると、チャージポンプ20のト
ランジスタTR1が飽和状態になり、ソース電流iCR1
の供給が正常にされなくなる。飽和検出回路70により
これが検出され、位相比較回路10からのパルスPAが
補助チャージポンプ90に入力されるので、補助チャー
ジポンプ90が動作し、補助チャージ電流iA1が出力さ
れる。補助チャージ電流iA1によりキャパシタC1が充
電され、電圧V1が上昇するので、ループフィルタ30
の出力電圧V2が十分なレベルに設定され、これに応じ
てVCO40の発振周波数は所定の目標値に近づくよう
に制御される。
【0049】図5は、補助チャージポンプ90が設けた
本実施形態のPLL回路の一動作例を示す図であり、位
相引き込みとチャージポンプ20の出力電圧V0の変化
を示すグラフである。図示のように、本実施形態のおい
て補助チャージポンプ90が設けられたことにより、チ
ャージポンプ20がトランジスタの飽和による機能低下
は補助チャージポンプ90により補われ、PLL回路の
レスポンス特性が向上し、ロックアップする時間が補助
チャージポンプが設けていないPLL回路に較べて短縮
される。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、飽和検出回路70および補助チャージポンプ90を
設けて、チャージポンプ20のトランジスタが飽和状態
になることを検出したとき位相比較回路から位相差に応
じたパルスPA,PBを補助チャージポンプ90に出力
し、補助チャージポンプ90により補助チャージ電流i
A1またはiA2を出力し、これに応じてループフィルタ
30の出力電圧V2を制御し、VCO40の発振周波数
を制御することにより、トランジスタの飽和によるPL
L回路のレスポンス特性の低下を回避でき、回路規模を
増大させることなく高性能をPLL回路を実現できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL回
路によれば、トランジスタの飽和による影響を低減で
き、レスポンス特性の向上を実現できる。また、回路構
成上低電源電圧動作に好都合であり、低消費電力化を容
易に実現できる。また、飽和検出回路の構成が単純で誤
動作が少なく、位相引き込みの過程において必要なとき
のみ補助チャージポンプを動作させるので、ロック状態
における動作安定性の向上を実現できる利点がある。さ
らに、本発明は従来のPLL回路に較べて付加する回路
が小規模であるうえ、IC化に適しており回路実装面積
を増大させない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の一実施形態を示す回
路図である。
【図2】チャージポンプの動作状態遷移図である。
【図3】チャージポンプの動作を示す波形図である。
【図4】補助チャージポンプの動作切り換えを示す波形
図である。
【図5】PLL回路の位相引き込みおよびチャージポン
プの出力電圧を示すグラフである。
【図6】従来のPLL回路の一例を示す回路図である。
【図7】チャージポンプの構成を示す回路図である。
【図8】チャージポンプの出力電流およびループフィル
タの電圧変化を示す波形図である。
【図9】トランジスタが飽和したときのチャージポンプ
出力電圧の変化を示す波形図である。
【図10】理想的なPLL回路の位相引き込みおよびチ
ャージポンプの出力を示すグラフである。
【図11】トランジスタが飽和する場合の位相引き込み
およびチャージポンプの出力を示すグラフである。
【符号の説明】
10…位相比較回路、20…チャージポンプ、30…ル
ープフィルタ、40…VCO、50…分周回路、60…
電圧発生回路、70…飽和検出回路、80…切り換え回
路、90…補助チャージポンプ、VCC…電源電圧、GN
D…接地電位。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と基準信号との位相を比較し、比
    較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較回路と、 上記位相差信号に応じて、第1または第2のチャージ電
    流を発生するチャージ電流発生手段と、 上記チャージ電流発生手段により発生された上記第1ま
    たは第2のチャージ電流に応じて充電または放電を行う
    容量素子の端子電圧に応じて、制御信号を発生する制御
    回路と、 上記制御信号により設定された所定の位相を有する発振
    信号を発生し、当該発振信号を上記入力信号として、上
    記位相比較回路に供給する電圧制御発振回路と、 上記チャージ電流発生回路が上記第1または第2のチャ
    ージ電流を正常に出力しない所定の動作状態にあるか否
    かを検出する状態検出回路と、 上記状態検出回路が上記所定の動作状態を検出したと
    き、上記位相検出回路からの上記位相差信号に応じて第
    1まはた第2の補助チャージ電流を発生して上記制御回
    路に供給し、これら第1または第2の補助チャージ電流
    に応じて所定のレベルを有する上記制御信号を出力させ
    る補助チャージ電流発生回路とを有するPLL回路。
  2. 【請求項2】上記位相比較回路は、上記入力信号が上記
    基準信号より位相が進んでいるとき、上記入力信号と上
    記基準信号との位相差に応じた幅を有する第1のパルス
    信号を出力し、上記入力信号が上記基準信号より位相が
    遅れているとき、上記入力信号と上記基準信号との位相
    差に応じた幅を有する第2のパルス信号を出力する請求
    項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】上記チャージ電流発生回路は、電源電圧と
    共通電位間に直列接続されている第1と第2のトランジ
    スタにより構成され、上記第1のトランジスタの制御ゲ
    ートに上記第1のパルス信号が入力されたとき当該第1
    のトランジスタがオン状態となり、上記第1と第2のト
    ランジスタの共通の接続点により構成された出力端子に
    上記第1のチャージ電流が出力され、上記第2のトラン
    ジスタの制御ゲートに上記第2のパルス信号が入力され
    たとき当該第2のトランジスタがオン状態となり、上記
    出力端子に上記第2のチャージ電流が出力される請求項
    2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】上記状態検出回路は、チャージ電流発生回
    路を構成する上記第1また第2のトランジスタの何れか
    が飽和状態にあることを検出する飽和検出回路を有する
    請求項3記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】上記飽和検出回路は、第1および第2の飽
    和検出電圧を発生する電圧発生回路と、 上記チャージ電流発生回路の出力端子の電圧が上記第1
    の飽和検出電圧より高いとき第1の飽和信号を出力する
    第1のコンパレータと、 上記チャージ電流発生回路の出力端子の電圧が上記第2
    の飽和検出電圧より低いとき第2の飽和信号を出力する
    第2のコンパレータと、 上記第1または第2の何れかの飽和信号が出力されたと
    き、上記位相比較回路により出力された上記第1および
    第2のパルス信号を上記補助チャージ電流発生回路に供
    給する切り換え回路とを有する請求項4記載のPLL回
    路。
  6. 【請求項6】上記補助チャージ電流発生回路は、電源電
    圧と共通電位間に直列接続されている第3と第4のトラ
    ンジスタにより構成され、上記第3のトランジスタの制
    御ゲートに上記第1のパルス信号が入力されたとき当該
    第3のトランジスタがオン状態となり、上記第3と第4
    のトランジスタの共通の接続点により構成された出力端
    子に上記第1の補助チャージ電流が出力され、上記第4
    のトランジスタの制御ゲートに上記第2のパルス信号が
    入力されたとき当該第4のトランジスタがオン状態とな
    り、上記出力端子に上記第2の補助チャージ電流が出力
    される請求項5記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】上記位相比較回路は、上記入力信号に応じ
    て出力端子が上記電源電圧レベルに設定される第1のフ
    リップフロップと、 上記基準信号に応じて出力端子が上記電源電圧レベルに
    設定される第2のフリップフロップと、 上記第1の出力端子と上記第2の出力端子がともに上記
    電源電圧レベルにあるとき、上記第1および第2のフリ
    ップフロップの出力端子を共通電位に設定するリセット
    信号を発生するリセット回路とを有する請求項1記載の
    PLL回路。
  8. 【請求項8】上記リセット回路は、上記第1のフリップ
    フロップの出力信号と第2のフリップフロップの出力信
    号の論理和を出力する論理ゲートにより構成されている
    請求項7記載のPLL回路。
  9. 【請求項9】上記電圧制御発振回路の出力信号を分周
    し、分周信号を上記入力信号として上記位相比較回路に
    供給する分周回路を有する請求項1記載のPLL回路。
JP09628598A 1998-04-08 1998-04-08 Pll回路 Expired - Fee Related JP4066500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09628598A JP4066500B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 Pll回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09628598A JP4066500B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 Pll回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11298321A true JPH11298321A (ja) 1999-10-29
JP4066500B2 JP4066500B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=14160842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09628598A Expired - Fee Related JP4066500B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 Pll回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4066500B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179145A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Xerox Corp 電子写真システム用rosドライバ回路およびその切り換え方法
JP2009303276A (ja) * 2004-04-09 2009-12-24 Samsung Electronics Co Ltd 適応ループ帯域を有する位相同期ループ
JP2010035097A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sony Corp 位相同期回路並びに記録再生装置および電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6477320A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Nec Corp Charging pump circuit
JPH04241520A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Nec Corp 位相同期回路
JPH0786930A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Hitachi Denshi Ltd 位相同期回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6477320A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Nec Corp Charging pump circuit
JPH04241520A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Nec Corp 位相同期回路
JPH0786930A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Hitachi Denshi Ltd 位相同期回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303276A (ja) * 2004-04-09 2009-12-24 Samsung Electronics Co Ltd 適応ループ帯域を有する位相同期ループ
JP2008179145A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Xerox Corp 電子写真システム用rosドライバ回路およびその切り換え方法
JP2010035097A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sony Corp 位相同期回路並びに記録再生装置および電子機器
US8022774B2 (en) 2008-07-31 2011-09-20 Sony Corporation Phase-locked loop circuit, recording-and-reproducing apparatus, and electronic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4066500B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6492862B2 (en) Charge pump type voltage conversion circuit having small ripple voltage components
US6960949B2 (en) Charge pump circuit and PLL circuit using same
KR940001724B1 (ko) 위상동기회로
US6586976B2 (en) Charge pump circuit for improving switching characteristics and reducing leakage current and phase locked loop having the same
US5847614A (en) Low power charge pump
JP3119205B2 (ja) Pll回路
KR100985008B1 (ko) 용량성 전하 펌프
JP2914310B2 (ja) チャージポンプ回路及びそれを用いたpll回路
US7292078B2 (en) Phase locked loop integrated circuits having fast locking characteristics and methods of operating same
US5459755A (en) PLL circuit
KR100293769B1 (ko) 전하 펌핑 회로 및 pll 주파수 합성기
US6067336A (en) Charge pump circuit
JP2001053605A (ja) Pll回路
KR100282124B1 (ko) 디지탈 위상 동기 루프 회로
US7042261B2 (en) Differential charge pump and phase locked loop having the same
JP4066500B2 (ja) Pll回路
TWI722831B (zh) 振盪電路及自我啟動控制電路
JP4219669B2 (ja) 定電圧発生回路及びpll回路
JP2000036741A (ja) Pll回路
JPWO2005008895A1 (ja) チャージポンプ回路
US6734742B2 (en) Voltage controlled oscillator capable of linear operation at very low frequencies
JPH10190451A (ja) チャージポンプ回路
WO2023247081A1 (en) Phase-locked loop
JP2004187199A (ja) 位相同期回路
JP2000004155A (ja) Pll装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071231

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees