JPH076674Y2 - 給電線支持金具の取付装置 - Google Patents

給電線支持金具の取付装置

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JPH076674Y2
JPH076674Y2 JP1987087172U JP8717287U JPH076674Y2 JP H076674 Y2 JPH076674 Y2 JP H076674Y2 JP 1987087172 U JP1987087172 U JP 1987087172U JP 8717287 U JP8717287 U JP 8717287U JP H076674 Y2 JPH076674 Y2 JP H076674Y2
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JP
Japan
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power supply
supply line
girder
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gripping members
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JP1987087172U
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JPS63198331U (ja
Inventor
賢次 石水
守弘 松本
伸一 福田
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Denki Kogyo Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Denki Kogyo Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、給電線を挿通して支持する給電線支持金具
を、鉄塔上端に配設した給電線ラックの桁に取付けるた
めの取付装置に関する。
b.従来の技術 鉄塔上端に配設した給電線ラックの桁に対する給電線支
持金具の従来の取付方法は第7図に示す如くである。す
なわち同図において31は給電線ラックの親桁,32は同じ
く子桁であって、この子桁32の先端側に2つの孔33を設
け、この2つの孔33に給電線支持金具34の2本のボルト
部35を挿入し、このボルト部35に螺入した一対のナット
36およびスプリングワッシャ37にてボルト部35を子桁32
に固定していた。なお、上記給電線支持金具34の上部は
それぞれ上下一対の挾持部38で構成され、この一対の挾
持部38で給電線39を挟んで支持するようになっている。
また挾持部38の両端部はナット40にてボルト部35に固定
されている。
c.考案が解決しようとする問題点 従来の給電線支持金具の取付装置は概略上述の如くであ
るが、この取付装置には次のような問題点が指摘されて
いる。すなわち、給電線ラックの子桁32の孔33は、給電
線39の支持位置を現場調整する必要性から現場にて孔明
け加工が行なわれていたが、このような高所での孔明け
加工は作業条件が悪いので時間がかかり、施工時間の短
縮化の点で問題であった。
本考案は上述の問題点を有効に解決すべく創案するに至
ったものであって、その目的は給電線ラックの子桁に対
する孔明け加工が不要で、かつ短時間のうちに給電線支
持金具の取付けができる取付装置を提供することにあ
る。
d.問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するため本考案は、給電線を挿通
して支持する給電線支持金具を、給電線ラックの桁に取
付けるための取付装置において、上記桁を横断する方向
に配設した一対の把持部材によって上記桁を挾むととも
に、上記一対の把持部材の一端部に設けた爪部を上記桁
の縁部に係合させ、上記一対の把持部材の一端部に設け
た爪部を上記桁の縁部に係合させ、上記一対の把持部材
のいずれか一方または両方の他端部の縁部に折曲げ部を
設けて該折曲げ部により上記一対の把持部材が互いに当
接するようにし、上記把持部材の他端部にあらかじめ設
けたボルト孔に上記給電線支持金具のボルト部を挿入
し、上記ボルト部に螺合したナットによって上記一対の
把持部材の他端部を互いに締付けて、上記給電線支持金
具を上記給電線ラックの桁に取付けるようにしたもので
ある。
e.作用 上述の如く構成した給電線支持金具の取付装置において
は、一対の把持部材にはあらかじめボルト孔を設けてい
るので現場での孔明け加工が不要であるとともに、一対
の把持部材は給電線ラックの桁の任意の位置に簡単に取
付可能であるから、給電線の支持位置を容易に現場調整
することができ、この結果給電線支持金具の取付けを短
時間のうちに完了することができる。
本考案による取付装置を給電線ラックの桁に取り付ける
と、把持部材の桁を挟んでいる部分と折曲げ部との間
に、空間ができ、この空間部分をボルトが貫通する。ボ
ルトとナットにより把持部材を上下から締め付けると、
この空間部分が歪んで、把持金具自体の弾性により、桁
の把持を緩みなく確実に行うことができる。また、この
ような空間の形成とそれによる弾性効果により、第7図
に示す従来技術のようにスプリングワッシャー37をナッ
トと把持金具の間におくことが不要となり、鉄塔などに
おける高所作業をより容易・確実にできるので有利であ
る。さらに、この折曲げ部を合わせることにより、一対
の把持部材の相互の位置決めができ、取付作業がより容
易になる。
f.実施例 以下に本考案の実施例を第1図〜第6図に基づいて説明
する。まず第1図および第2図は本考案の第1実施例を
示したものであって、同図において1は給電線ラックの
子桁を示す。この子桁1は断面がコ字状をなすチャンネ
ル鋼で構成され、その一対の縁部1a,1bを水平方向に向
けて配設されている。子桁1には一対の把持部材2,3が
取付けられている。この一対の把持部材2,3は、詳しく
は子桁1を上下に挾むようにして取付けられており、上
側の把持部材2はほぼ水平な板状をなし、下側の把持部
材3はほぼ垂直な垂直部分3aの上下をそれぞれ水平方向
かつ互いに反対方向に折曲げて2つの水平部分3b,3cを
形成したものである。
上側の把持部材2の一端はV字状に折曲げられて爪部4
を構成し、この爪部4は子桁1の縁部1aに係合してい
る。さらに、この把持部材2の他端の縁部は下方にほぼ
垂直に折り曲げられて、折曲げ部8dを形成している。一
方、下側の把持部材3の水平部分3cの一端にも同じよう
な爪部5が設けられ、この爪部5は子桁1の縁部1bに係
合している。さらに、下側の把持部材3の他端の縁部が
上方にほぼ垂直に折り曲げられて、折曲げ部3dを形成し
ている。この折曲げ部3dの先端は、上側の把持部材2の
水平部分に当接する。両把持部材2,3の他端部にはそれ
ぞれボルト孔6,7が設けられ、このボルト孔6,7に給電線
支持金具8のボルト部9が挿入されている。このボルト
部9には2つのナット10,11が螺合されており、これら
ナット10,11を締付けることにより両把持部材2,3の他端
部が互いに締付けられるようになっている。
次に本考案の第2実施例を第3図に基づいて説明する。
この実施例では断面コ字状をなす子桁15がその縁部15a,
15bを下方に向けて配設されている。また上側の把持部
材16は子桁15にかぶさるようにほぼコ字状をなし、その
一端の爪部18は子桁15の縁部15aに係合しており、その
他端はほぼ垂直に折り曲げられて、折曲げ部16dを形成
している。一方、下側の把持部材17は水平で比較的小さ
な板状をなしており、その一端のL字状の爪部19は子桁
15の縁部15bに係合し、他端には折曲げ部17dがあって、
その内側でこの他端は上側の把持部材16の折曲げ部16d
と当接している。両把持部材16,17の他端部には前記第
1実施例と同様にそれぞれボルト孔(図示せず。)が設
けられ、このボルト孔にボルト部9が挿入され、ナット
10,11の締付けにより一対の把持部材16,17が子桁15に固
定されるようになっている。
次に本考案の第3実施例を第4図に基づいて説明する。
この実施例では断面L字状をなす子桁20が、その一方の
縁部20aを水平方向に向け、他方の縁部20bを下方に向け
て配設されている。上側の把持部材21は子桁20にかぶさ
るようにほぼL字状をなし、その一端の爪部23は子桁20
の縁部20aに係合している。一方、下側の把持部材22は
水平で比較的小さな板状をなしており、その一端のL字
状の爪部24は子桁20の縁部20bに係合し、他端はその他
端にある折曲げ部22dの内側で上側の把持部材21の折曲
げ部21dと当接している。両把持部材21,22の他端部には
前記第1実施例と同様にそれぞれボルト孔(図示せ
ず。)が設けられ、このボルト孔にボルト部9が挿入さ
れ、ナットの締付けにより一対の把持部材21,22が子桁2
0に固定されるようになっている。
次に本考案の第4実施例を第5図および第6図に基づい
て説明する。同図に示す如くこの実施例では水平な平板
で構成された子桁26が用いられており、この子桁26の上
下に把持部材27,28が配設されている。これら把持部材2
7,28はそれぞれ水平な平板で構成されているが、下側の
把持部材28の一端は上方に向ってL字状に折曲げられて
爪部29をなし、この爪部29は子桁26の縁部26aに係合し
ている。またこの爪部29には係合孔30が設けられ、この
係合孔30に上側の把持部材21の爪部28aが挿入されてい
る。従って、上側の把持部材21の爪部28aは爪部29を介
して実質的に子桁26の縁部26aに係合していることにな
る。両把持部材27,28の他端部には前記第1実施例と同
様にそれぞれボルト孔43,44が設けられ、このボルト孔4
3,44にボルト部9が挿入され、ナット10,11の締付けに
より一対の把持部材27,28が子桁26に固定されるように
なっている。
以上、本考案の4つの実施例について説明したが、本考
案は上記実施例以外にも適宜変形可能であって、例えば
給電線ラックの桁がI形鋼であれば把持部材の形状等も
それに対応させて実施可能である。
g.考案の効果 本考案は上述の如く、一対の把持部材の一端の爪部を給
電線ラックの桁の縁に係合させ、他端部にあらかじめ設
けたボルト孔に給電線支持金具のボルト部を挿入し、ナ
ットを締めて一対の把持部材を桁に固定するようにして
いるので、桁に対する孔明け加工を省略できるととも
に、把持部材の取付位置は桁に沿って任意に調節可能で
あり、これにより給電線支持金具の取付けを短時間で完
了することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る取付装置の斜視図、
第2図は同装置の縦断面図、第3図は同じく第2実施例
に係る取付装置の斜視図、第4図は同じく第3実施例に
係る取付装置の斜視図、第5図は同じく第4実施例に係
る取付装置の斜視図、第6図は同装置の縦断面図であ
る。 また第7図は従来の取付装置の分解斜視図である。 1,15,20,26……給電線ラックの子桁、2,3,16,17,21,22,
27,28……把持部材、4,5,18,19,23,24,28a,29……爪
部、6,7,43,44……ボルト孔、8……給電線支持金具、
9……給電線支持金具のボルト部、10,11……ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−174824(JP,U) 実開 昭62−7727(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給電線を挿通して支持する給電線支持金具
    を、給電線ラックの桁に取付けるための取付装置におい
    て、上記桁を横断する方向に配設した一対の把持部材に
    よって上記桁を挟むとともに、上記一対の把持部材の一
    端部に設けた爪部を上記桁の縁部に係合させ、上記一対
    の把持部材のいずれか一方または両方の他端部の縁部に
    折曲げ部を設けて該折曲げ部により上記一対の把持部材
    が互いに当接するようにし、上記把持部材の他端部があ
    らかじめ設けたボルト孔に上記給電線支持金具のボルト
    部を挿入し、上記ボルト部に螺合したナットによって上
    記一対の把持部材の他端部を互いに締め付けて、上記給
    電線支持金具を上記給電線ラックの桁に取り付けるよう
    にしたことを特徴とする給電線支持金具の取付装置。
JP1987087172U 1987-06-05 1987-06-05 給電線支持金具の取付装置 Expired - Lifetime JPH076674Y2 (ja)

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JPS63198331U JPS63198331U (ja) 1988-12-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61174824U (ja) * 1985-04-17 1986-10-31
JPH0237226Y2 (ja) * 1985-06-27 1990-10-09

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