JPH076656A - プランジャー移動調整付きプッシュボタンスイッチ - Google Patents

プランジャー移動調整付きプッシュボタンスイッチ

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JPH076656A
JPH076656A JP6104973A JP10497394A JPH076656A JP H076656 A JPH076656 A JP H076656A JP 6104973 A JP6104973 A JP 6104973A JP 10497394 A JP10497394 A JP 10497394A JP H076656 A JPH076656 A JP H076656A
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JP
Japan
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plunger
contact
housing
switch
plunger assembly
Prior art date
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JP6104973A
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English (en)
Inventor
Tony O Woodard
オーウエン ウッダード トニー
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02—Details
    • H01H13/12—Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/20—Driving mechanisms
    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00—Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/32—Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts
    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00—Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/32—Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts
    • H01H2003/323—Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts the mechanisms being adjustable

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】可動接点と静止接点間の初期寸法を調整する手
段を備えたプッシュボタンスイッチを提供すること。 【構成】静止接点８と可動接点16,20 間のギャップ寸法
を調整可能にするプッシュボタンスイッチ２であって、
プランジャー操作部26の下面に接する調整カム部材28を
回転させ、プランジャーアセンブリ10の接点キャリア12
の直線移動量を調整することにより、静止，可動接点間
のギャップ寸法を変える。調整カム部材28は底部の周回
りに複数の溝を有し、各溝は、異なる深さで接点キャリ
ア12上に配置されるリブ12f と協動するとともにカム調
整用の回転止めを形成する。ハウジング４の側壁4aに窓
部を設けて、カムを回転するためのスロット28d,28e に
接近できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュボタンスイッ
チに関する。特に、本発明は、プリトラベル、即ち、静
止接点に係合する可動接点の移動距離を調整可能にして
部品間の許容寸法の累積に対する補償を行うようにした
プッシュボタンスイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】プッシュボタンスイッチは、一般に、ハ
ウジングと、ハウジング内に可動接点を担持するプラン
ジャーと、ハウジング内で可動接点と整合する静止接点
と、可動接点とプランジャーを静止接点から離れる方向
に付勢するばねとを備えている。
【０００３】プランジャーの押し下げにより、可動接点
が静止接点と係合するように移動し、その間の電気回路
が導通する。個々の部品及びこの部品の重要な特徴部分
の寸法は、プッシュボタンの伸長位置における可動接点
と静止接点との間の特定の初期寸法を確定するために定
められている。それゆえ、可動接点と静止接点が係合す
る前に、プランジャーが押し下げられなければならない
距離を定める。
【０００４】各部品および特徴部分の寸法は許容公差を
有する。複数の部品が組み合わされると、この許容公差
は累積され、伸長位置での可動接点と静止接点間の初期
寸法にかなりの変動が生じる。それゆえ、プランジャー
の移動距離の変化が接点の係合に影響する。ユーザの使
用時において、この可動接点と静止接点間の初期寸法の
一致が重要である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て本発明は、可動接点と静止接点間の初期寸法を調整す
る手段を備えたプランジャー作動のプッシュボタンスイ
ッチを提供することを目的としている。
【０００６】また、本発明はプッシュボタンスイッチに
おける可動接点と静止接点間の初期寸法を調整する方法
を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスイッチは、壁面を貫通する開口を有する
ハウジング(4) と、前記ハウジング内で、接点キャリア
(12)の両側に取付けられる一対の静止接点(8) と、前記
静止接点(8) との係合を前記プランジャーアセンブリ(1
0)によって連結および切り離しを行うために、前記接点
キャリア(12)に担持されて前記静止接点上に横たわる可
動接点(16)と、前記プランジャーアセンブリ(10)を前記
ハウジングの壁面に付勢し、前記可動接点を静止接点に
対して非接触状態にする付勢手段(14)とを備え、前記プ
ランジャーアセンブリは、さらに前記ハウジングの壁面
と接点キャリアとの間に挿入された調整手段を含み、こ
の調整手段は前記壁面と可動接点間の前記プランジャー
アセンブリの寸法を調整するために操作可能であり、こ
れにより可動接点と静止接点との間隔を調整することを
特徴としている。
【０００８】この調整手段は、軸方向の寸法を変えた複
数のカムを備える回転調整部材から構成されている。ま
た、スイッチのハウジングの側壁には窓部が設けられ、
調整カム部材に接近できるようになっている。調整カム
のカム面は、調整カムのために回転止めが二重になって
いる。
【０００９】また、本発明の方法は、プランジャー作動
スイッチ(2) の延出位置での可動接点(16,20) と静止接
点(8) との間の初期ギャップの寸法(X) を調整するもの
で、プランジャーアセンブリ(10)をハウジング内の押下
げ位置と延出位置との間で直線往復移動するために案内
し、一対の静止接点(8) をハウジングに設け、また前記
プランジャーアセンブリ(10)の押下げ位置で係合可能と
なり、また前記延出位置で前記初期ギャップの寸法(X)
だけ引き離されるように、可動接点(16,20) を前記プラ
ンジャーアセンブリに設け、前記可動接点と静止接点間
の前記初期ギャップの寸法を変えるために、前記直線往
復移動の方向における前記プランジャーアセンブリ(10)
の寸法を変える、各ステップを備えている。
【００１０】
【作用】本発明は、調整手段を構成する回転可能なカム
により、プランジャーの軸方向寸法を長くしたり、短く
したりすることが可能となるため、静止接点と可動接点
間の初期ギャップ寸法を変えることができる。これによ
り、個々の部品を組み合わせによる許容寸法の累積によ
り生じる、プランジャーアセンブリにおける直線往復移
動距離のばらつきを調整することができる。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１において、本発明のプッシュボタンスイッチ２は、
成形された絶縁ハウジング４を有し、このハウジング
は、ほぼ筒状の円筒部４ａとその下端部に開口した拡張
筒状フレーム部４ｂとを備えている。
【００１２】フレーム部４ｂは、円筒部４ａの外壁面に
沿って垂直上方に９０°間隔で延在する４つの浅い溝に
それぞれ通じる、直交軸線上に配置されたスロット４ｃ
を有する。成形絶縁用ベース６はハウジング４のスロッ
ト４ｃに一致した直交軸線に配置されるスロット６ａを
有している。
【００１３】ベース６は、スイッチが１極または２極の
スイッチであるかにより、一対または二対の静止接点８
を有し、これらの接点をスロット６ａの径方向に対向す
るそれぞれの内壁に隣接したベースの空間部に保持して
いる。
【００１４】ベース６は、ハウジング４の下方端に適当
な方法で取り付けられる。ここでは特に示さないけれど
も、ベース６とハウジング４はスナップ嵌合で一体に組
みつけられる構造が望ましい。
【００１５】ハウジング４の円筒部４ａは、複数の段部
を有して貫通する円筒の開口孔を有し、この開口孔はハ
ウジング４の下方端にあるフレーム部４ｂに隣接する部
分は拡張され、円筒部の上端部では縮径している。
【００１６】プランジャーアセンブリ１０はハウジング
の円筒開口孔内に配置される。このプランジャーアセン
ブリ１０は、絶縁材料で成形された接点キャリア１２を
含む。接点キャリア１２は長手方向に貫通する軸線回り
にほぼ対称な伸長部材である。接点キャリア１２の上部
１２ａは、ハウジング４の内孔寸法に見合う大きさの円
筒である。接点キャリア１２の下部１２ｂは、矩形状
で、好ましくは四角形でベース６の四角形凹部６ｂに収
納され、接点キャリア１２が長手軸線の回りに回転しな
いようになっている。この下部１２ｂはコイル圧縮ばね
１４の一端部を受け入れるために円筒凹部１２ｃを備
え、ばね１４の他端部は凹部６ｂの底部に成形された半
球形状のボスにより位置決めされている。
【００１７】ばね１４は、円筒部４ａの縮径した端部に
向けて上方に接点キャリア１２を付勢する。接点キャリ
ア１２には、端部１２ｂの上方に径方向に貫通する窓部
１２ｄが形成されている。窓部１２ｄ内に配置される平
坦な可動接点１６は、接点キャリア１２の両側から突出
する両端部を有する。可動接点１６の両端部は、蝶ネク
タイのように広がり、接点キャリア１２に対して位置決
めされた可動接点を保持し、静止接点８の接触面と接触
できるようになっている。
【００１８】可動接点１６は、接点キャリア１２の広げ
られた中央凹部内に位置決めされたコイル圧縮ばね１８
により窓部１２ｄの底部縁に対して付勢されている。可
動接点１６は、１極のスイッチ配置に用いられるもので
あるが、図面では、２極スイッチ配置の場合が示されて
いる。そして、可動の接点キャリア１２の外側に配置さ
れる第２の可動接点２０が設けられている。
【００１９】図８に示すように、接点キャリア１２およ
び可動接点２０はそれぞれ平坦面および縁部を有し、接
点キャリア１２の回りで可動接点２０が回転するのを防
止する。図３に示すように、可動接点２０の両端部は、
他の可動接点１６の両端部とほぼ同一平面となるように
下方にオフセットされている。可動接点２０の両端部
は、可動接点１６と連合する静止接点８から９０°離れ
ていてそれぞれ径方向に対向する一対の静止接点８上に
横たわる。
【００２０】コイル圧縮ばね２２が接点キャリア１２の
回りに配置され、可動接点２０を押圧する。ばね２０の
両端部は、接点キャリア１２に取り付けたＣリング２４
で支持される。可動接点２０は、図３に示すように接点
キャリア１２の周辺に設けられた段差部１２ｅに支持さ
れている。
【００２１】接点キャリア１２は、ハウジング４の円筒
部４ａの上部に縮径した開口孔を介して上方に伸びてプ
ランジャーアセンブリ１０と一体になる統合部を備える
ことができる。しかしながら、接点キャリア１２は、電
気的に絶縁された合成樹脂製の材料で成形されている。
【００２２】このようなスイッチの利用においては、一
般に金属加工部品が使用され、プランジャーを押すこと
によりスイッチが作動する。異なる材料でかつ係合部材
間で材料及び物質の性能が異なると、接点を作動させる
プランジャーを十分押し下げる前に、機構要素の移動量
に影響を与える過度の摩耗を生じさせる傾向をもたら
す。
【００２３】したがって、作動部材としての操作部２６
は一般に摩耗を軽減できるものが使用されるので、操作
部２６は機械加工された金属部品または他の耐摩耗性の
材料が接点キャリア１２の端部と円筒部４ａの上端との
間に配置される。
【００２４】本発明の実施例に示すように、操作部２６
の円筒部材は、ハウジング４の端部壁を貫通し、そこか
ら上方に伸びる縮径したピン部分２６ａを有している。
操作部２６の耐摩耗性を向上させる一方で、スイッチに
別の個別部品を付加したり、また可動接点１６，２０と
これに対応する静止接点８との間の初期寸法Ｘ（図１参
照）を決定するスイッチでは、許容寸法の累積に不利と
なる部材を付加する場合が起こる。
【００２５】本発明では、スイッチ２の組立後にギャッ
プ寸法Ｘを変える調整手段を備えている。
【００２６】本発明の実施例では、調整手段として、図
５ないし図７に個別に示された回転調整カム部材２８が
設けられる。このカム部材２８は接点キャリア１２の上
端部と操作部２６の下面との間に配置される。調整カム
部材２８は、成形プラスチック材料の円筒チューブで、
底面に等間隔に回転可能に配置された３つの径方向に伸
びる溝２８ａ，２８ｂ，２８ｃを有している。
【００２７】各溝２８ａ〜２８ｃは、異なる軸寸法すな
わち溝深さを有し、溝２８ａは最も浅い溝であり、溝２
８ｃは最も深い溝であり、溝２８ｂは両溝２８ａ，２８
ｃの中間の深さの溝である（図６参照）。カム部材２８
の側面には、半径方向に向いた一対のスロット２８ｄ，
２８ｅが設けられている。
【００２８】図１，図３および図４(a) 〜４(c) から明
らかなように、ハウジング４の円筒部４ａは、回転調整
カム部材２８に隣接する窓部４ｄを有する。接点キャリ
ア１２の上端部には、径方向に配置されたリブ１２ｆが
設けられ、このリブ１２ｆは溝２８ａ〜２８ｃの１つに
はまり込む。回転調整カム部材２８は、工具を窓部４ｄ
を通してスロット２８ｄ，２８ｅの１つに挿入して回転
させることができる。
【００２９】両スロットが図１で示すように窓部４ｄ内
に見えるとき、中間深さの溝２８ｂにリブ１２ｆがはま
り込み、ギャップＸは中間寸法となる。ギャップ寸法を
減じるためには、工具をスロット２８ｄに係合させ、図
４(c) に示す位置に反時計方向に調整部材２８を回転す
ることにより、プランジャーアセンブリ１０の全長を増
加させる。これにより、より浅い溝２８ａ内にリブ１２
ｆが移動する。
【００３０】ギャップ寸法Ｘを増加させるには、工具を
スロット２８ｅに係合させ、図４(b) に示す位置に時計
方向に調整部材２８を回転させて、プランジャーアセン
ブリ１０の全長を短くする。この場合、より深い溝２８
ｃ内にリブ１２ｆが移動する。
【００３１】ばね１４は、プランジャーアセンブリ１０
を伸長位置に向けて上方に付勢しており、この伸長位置
では操作部２６の円筒部がハウジングの円筒部４ａの縮
径した開口孔の肩部に支持されている。操作部２６の下
面は回転調整カム部材２８の上面を支持し、各溝２８ａ
〜２８ｃは接点キャリア１２のリブ１２ｆを支える。
【００３２】これらの接合部は、接点キャリア１２内の
窓部１２ｄの下縁の位置を定めており、可動接点１６，
２０と静止接点８との間の寸法Ｘを決定することにな
る。各溝２８ａ〜２８ｃの深さは、部材２８の製造時に
厳しい許容寸法に保つことができる。溝２８ａ，２８ｃ
は、溝２８ｂにより示される平均寸法の両側での許容公
差に等しい増減値で表される。
【００３３】こうして、接点はプランジャーアセンブリ
１０の移動量Ｘに合わせて設定することができる。プラ
ンジャーアセンブリ１０の過移動は、ばね１８により許
容され、このばね１８がスイッチ接点に対する接触圧力
を与える。
【００３４】好ましい応用として、プッシュボタンスイ
ッチ２は図９〜図１２に示されるように補助スイッチハ
ウジング内に取り付けられている。補助スイッチハウジ
ングは、電気絶縁材料で成形されたカップ状のケース３
０を含み、一体に成形された、径方向に対向した複数対
のワイヤ接続用端子を備えている。
【００３５】ケース３０の側壁に沿って上方に伸びる弾
性ばねクリップの電気接続子３６，３８がケース３０内
の各ワイヤ用端子３２，３４に取り付けられる。このば
ねクリップ導体は内側に対面する逆方向に曲げた部分を
有する。プッシュボタンスイッチ２はカップ状ケース３
０の空洞部内に挿入されて、静止接点上の球面ボス８ａ
が逆方向に曲げた導体３６，３８の再挿入部に係合して
電気的に接続される。
【００３６】コイル圧縮ばね４０は、その一端部がケー
ス３０の底部に設けた凹部内に収納され、他端部がスイ
ッチ２のベース６の下側に形成されるばね座内に収納さ
れ、スイッチ２をケース３０に対して上方に付勢する。
環状肩部３０ａがケース３０の中間部の外側面に設けら
れている。この環状肩部３０ａは、ほぼ直角の肩部を有
する上部面と湾曲した肩部の下面を有する。Ｏリング４
２はケース３０の外周面上に配置され、環状肩部３０ａ
の直角な面に支持されている。
【００３７】スイッチ２の補助ハウジングの終端部とし
て、金属ブッシュ４４が設けられている。このブッシュ
４４は下面から垂下する円筒状のフランジ４４ａを有す
る略六角形の本体を有する。ねじ付きブッシュ４４ｂが
ブッシュ４４上面から上方に突出している。ねじ付きブ
ッシュ４４ｂは、スイッチ２の円筒部４ａ上で、かつケ
ース３０の上端部上に配置され、ブッシュ４４の下方内
側環状肩部がＯリング４２を支持し、垂下した環状フラ
ンジ４４ａが環状リング３０ａのＲ部下面上にはめ込ま
れるとき、Ｏリング４２を圧縮する。
【００３８】補助ハウジング３０，４４は、スイッチを
取付けるためのもので、電気接続用として設けられてい
る。また、補助ハウジングは、プッシュボタンスイッチ
２をばね４０の付勢力に抗して押し下げることを可能に
して、スイッチ２を損傷させることなく、十分大きな移
動量を与えることができる。
【００３９】スイッチ２の押し下げにより、導電部材３
６，３８の再挿入部分に沿って可動接点を摺動させ、両
部材間の導通を維持する。
【００４０】本発明のプッシュボタンスイッチでは、ス
イッチ操作の移動方向に平行な軸線回りに回転可能であ
り、径方向に指向し角度的に間隔を置いた複数の溝２８
ａ〜２８ｃを有するカム２８を備えており、このカムを
回転させてプランジャーアセンブリ１０の接点キャリア
１２の直線移動量を調整し、静止接点８と可動接点１
６，２０間のギャップを寸法Ｘを変えることができる。
各カム溝は、プランジャーアセンブリ１０の軸方向長さ
を変えるとともにカム調整用の回転止めを形成してお
り、接点キャリア１２上で径方向に配置されるリブ１２
ｆと協動する端部面に各々異なる深さを有する。また、
ハウジング４はカムを回転するためのスロット２８ｄ，
２８ｅに接近できる窓部４ｄを側壁４ａに設けて、プッ
シュボタンスイッチ２が補助ハウジング30,44 内に弾性
的に配置され、スイッチの操作部のかなり大きな過移動
を収容できる。本発明の調整手段を備えたプッシュボタ
ンスイッチを本実施例において説明してきたが、特許請
求の範囲に記載した構成の範囲内で、種々の変形例が可
能である。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のプッシュボタンスイッチによれば、プランジャ
ーアセンブリの軸方向寸法を、調整手段を介して変える
ことができ、個々の部品の組み合わせによる許容寸法の
累積により生じる可動接点と静止接点との間の初期ギャ
ップの寸法を調整することができる。
【００４２】また、調整手段が回転調整カム部材で形成
され、接点キャリアのカムフォロアと係合するカム溝が
それぞれ溝深さを異にしているので、調整手段を回転さ
せることにより、プランジャーアセンブリの軸方向寸法
を変えることができる。
【００４３】さらに、この調整は、ハウジングの側部に
設けた窓部から工具を回転調整部材の周面上に設けたス
ロットに挿入して行うので、スイッチの組み付け後に容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る調整手段を有するプッシュボタン
スイッチの一部を破断して示す一部断面正面図である。
【図２】図１のスイッチを中心線に沿って紙面に平行な
面で切断した断面図である。
【図３】図１のスイッチを中心線に沿って紙面に垂直な
面で切断した断面図である。
【図４】図４ａは、調整カム部材の第１位置を示す図１
の４−４線に沿って見た断面図である。図４ｂは、時計
方向に回転した位置を示す図４ａと同様な断面図であ
る。図４ｃは、反時計方向に回転した調整カム部材を示
す図４ａと同様な断面図である。
【図５】本発明に係るプッシュボタンスイッチの調整カ
ム部材を示す斜視図である。
【図６】図５に示す調整カム部材の側面図である。
【図７】図５に示す調整カム部材の底面図である。
【図８】図２の８−８線に沿って見たプランジャーと可
動接点部材の断面図である。
【図９】補助スイッチハウジング内に組み込まれた本発
明のプッシュボタンスイッチの上面図である。
【図１０】図９のスイッチアセンブリを中心線に沿って
紙面に平行な面で切断した断面図である。
【図１１】図９のスイッチアセンブリを中心線に沿って
紙面に垂直な面で切断した断面図である。
【図１２】図９のスイッチアセンブリの底面図である。
【符号の説明】
２ プッシュボタンスイッチ ４ ハウジング ８ 静止接点 10 プランジャーアセンブリ 12 接点キャリア 14 ばね 16,20 可動接点 26 作動部 28 調整カム部材 28a,28b,28c 溝

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】壁面を貫通する開口を有するハウジング
    (4) と、 このハウジング内で直線往復移動するように案内され、
    かつ前記開口に整合して前記開口を介して操作され、接
    点キャリア(12)を備えるプランジャーアセンブリ(10)
    と、 前記ハウジング内で、接点キャリア(12)の両側に取付け
    られる一対の静止接点(8) と、 前記静止接点(8) との係合を前記プランジャーアセンブ
    リ(10)によって連結および切り離しを行うために、前記
    接点キャリア(12)に担持されて前記静止接点上に横たわ
    る可動接点(16)と、 前記プランジャーアセンブリ(10)を前記ハウジングの壁
    面に付勢し、前記可動接点を静止接点に対して非接触状
    態にする付勢手段(14)とを備え、 前記プランジャーアセンブリは、さらに前記ハウジング
    の壁面と接点キャリアとの間に挿入された調整手段を含
    み、この調整手段は前記壁面と可動接点間の前記プラン
    ジャーアセンブリの寸法を調整するために操作可能であ
    り、これにより可動接点と静止接点との間隔を調整する
    ことを特徴としたプランジャー作動スイッチ。
  2. 【請求項２】調整手段は、プランジャーアセンブリ(10)
    が直線的に移動する軸線回りに回転可能な回転調整部材
    (28)を含み、この回転調整部材は、その端部で軸方向の
    寸法を変えるカム(28a,28b,28c) を有し、接点キャリア
    (12)は、前記カムに当接するカムフォロア(12f) を有し
    ていることを特徴とする請求項１のプランジャー作動ス
    イッチ。
  3. 【請求項３】回転調整部材(28)は、回転調整部材の回転
    を行うために外側から接近可能であることを特徴とする
    請求項２のプランジャー作動スイッチ。
  4. 【請求項４】ハウジング(4) は、プランジャーアセンブ
    リの直線往復移動に対してほぼ平行に伸びる側壁(4a)
    と、回転調整部材と整合し前記側壁を貫通する窓部(4d)
    と、前記回転調整部材を回転させるために前記窓部から
    接近できる、回転調整部材(28)に設けた手段と、を備え
    ていることを特徴とする請求項３のプランジャー作動ス
    イッチ。
  5. 【請求項５】回転調整部材(28)に設けた手段は、窓部(4
    d)を介して挿入されたツールにより合可能な少なくとも
    １つの半径方向に伸びた溝(28d,28e) からなることを特
    徴する請求項４のプランジャー作動スイッチ。
  6. 【請求項６】回転調整部材(28)に設けた手段は、窓部(4
    d)を介して挿入されたツールにより係合可能な一対の半
    径方向に伸びた溝(28d,28e) からなり、前記溝の少なく
    とも１つは、前記窓部に整合し前記回転調整部材の各回
    転位置においてそこから接近可能となっていることを特
    徴とする請求項４のプランジャー作動スイッチ。
  7. 【請求項７】カムは、回転方向に間隔を置いた複数の傾
    斜溝(28a,28b,28c) からなり、各傾斜溝はそれぞれ他の
    傾斜溝の軸方向深さと異なる深さを有し、カムフォロア
    は、前記溝の各１つに偏倚した接点キャリア(12)上に斜
    めに配置されたリブ(12f) を有していることを特徴とす
    る請求項２のプランジャー作動スイッチ。
  8. 【請求項８】プランジャーアセンブリ(10)を付勢する手
    段(14)は、調整部材(28)のための回転止めを与えるため
    に傾斜溝(28a,28b,28c) 及びリブ(12f) と協動すること
    を特徴とする請求項７のプランジャー作動スイッチ。
  9. 【請求項９】プランジャーアセンブリ(10)は、ハウジン
    グの壁面と回転調整部材(28)との間に配置された作動部
    材(26)を備えていることを特徴とする請求項８のプラン
    ジャー作動スイッチ。
  10. 【請求項１０】作動部材(26)は、開口を貫いて軸方向に
    伸びるピン(26a) を含んでいることを特徴とする請求項
    ８のプランジャー作動スイッチ。
  11. 【請求項１１】１つの内部室を有する補助ハウジング(3
    0,44) を設け、該ハウジングがさらに内部室と連通し補
    助ハウジングを貫通する開口と、前記補助ハウジングに
    取付けられたワイヤ接続用端子(32,34) と、前記内部室
    内に伸びる導電手段(36,38) とを有し、スイッチを作動
    するプランジャーアセンブリ(10)は、前記内部室に配置
    され、スイッチの一部が前記補助ハウジングの開口を介
    してその外側に伸びる作動部材(26)を含み、前記導電手
    段(36,38) は静止接点(8) とワイヤ端子を接続し、前記
    補助ハウジングに対して伸びた位置に前記スイッチを付
    勢する手段(40)を備え、前記スイッチは、補助ハウジン
    グに対して前記付勢手段に抗して押下げ可能であること
    を特徴とする請求項１０のプランジャー作動スイッチ。
  12. 【請求項１２】導電手段は、内部室内でスイッチの移動
    に平行に延在する弾性導体(36,38) からなり、静止接点
    (8) は、前記弾性導体に当接して摺動する部分(8a)を備
    えていることを特徴とする請求項１０のプランジャー作
    動スイッチ。
  13. 【請求項１３】プランジャー作動スイッチ(2) の延出位
    置での可動接点(16,20) と静止接点(8) との間の初期ギ
    ャップの寸法(X) を調整する方法であって、 プランジャーアセンブリ(10)をハウジング内の押下げ位
    置と延出位置との間で直線往復移動するために案内し、 一対の静止接点(8) をハウジングに設け、また前記プラ
    ンジャーアセンブリ(10)の押下げ位置で係合可能とな
    り、また前記延出位置で前記初期ギャップの寸法(X) だ
    け引き離されるように、可動接点(16,20) を前記プラン
    ジャーアセンブリに設け、 前記可動接点と静止接点間の前記初期ギャップの寸法を
    変えるために、前記直線往復移動の方向における前記プ
    ランジャーアセンブリ(10)の寸法を変える、 各ステップを備えていることを特徴とする方法。
  14. 【請求項１４】プランジャーアセンブリ(10)の寸法を変
    えるステップが、 作動部材(26)と接点キャリア(12)との間の前記プランジ
    ャーアセンブリ(10)に配置された調整カム(28)を回転し
    て、前記プランジャーアセンブリ(10)の寸法を増減する
    ことからなることを特徴とする、請求項１３に記載の初
    期ギャップの寸法調整方法。
  15. 【請求項１５】調整カム(28)を回転するステップが、直
    線往復移動と平行な軸線の回りに前記調整カム(28)回転
    することを特徴とする、請求項１４に記載の初期ギャッ
    プの寸法調整方法。
JP6104973A 1993-04-28 1994-04-19 プランジャー移動調整付きプッシュボタンスイッチ Pending JPH076656A (ja)

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