JPH0766547B2 - 光デイスク装置 - Google Patents

光デイスク装置

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JPH0766547B2
JPH0766547B2 JP1222936A JP22293689A JPH0766547B2 JP H0766547 B2 JPH0766547 B2 JP H0766547B2 JP 1222936 A JP1222936 A JP 1222936A JP 22293689 A JP22293689 A JP 22293689A JP H0766547 B2 JPH0766547 B2 JP H0766547B2
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light beam
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/14Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam specially adapted to record on, or to reproduce from, more than one track simultaneously
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 1つのボジショナに搭載した2個の光学ヘッドにより、
イレーズ/ライト等を同時に行えるようにした光ディス
ク装置に関し、 一方の光学ヘッドを基準にしてシークやトラックジャン
プを行った場合にも、光学ヘッドの組立誤差や光ディス
クの偏心等の影響を受けることなく他方の光学ヘッドの
光ビームを所定トラック上に正しくトラックオンさせる
ことを目的とし、 共通のボジショナに第1光学ヘッド及び第2光学ヘッド
を搭載し、一方の光学ヘッドを基準にしてボジショナ及
び両光学ヘッドの移動制御を行う光ディスク装置におい
て、基準ヘッドと非基準ヘッドが所定の同一トラックに
追従している時の基準ヘッドに対する非基準光学ヘッド
の位置を偏位情報として偏位情報記憶部に記憶させ、ト
ラックジャンプの際、該偏位情報に応じて非基準光学ヘ
ッドの位置を制御し、非基準ヘッドを基準光学ヘッドが
追従するトラック上に正しくトラックオンさせるように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、1つのボジショナに搭載した2個の光学ヘッ
ドを用いて、光ディスクに対するイレーズ/ライト等を
光ディスクの1回の回転で同時に行えるようにした光デ
ィスク装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、光ディスク装置においても、光磁気ディスク装置
のようにイレーズによって再書込みの可能な光ディスク
装置が出現するようになった。
このような、イレーズ/ライト可能な光ディスク装置に
は、外部磁場型と非外部磁場型がある。非外部磁場型
は、イレーズビームによるイレーズ動作は必要なく、ラ
イトビームで上書きすることにより直ちにライト可能で
ある。これに対して、外部磁場型は、イレーズビームに
よるイレーズを行った後に、ライトビームによによによ
るライトを行うことが必要である。
このような、外部磁場型の光ディスク装置において必要
なイレーズ/ライトを1個の光学ヘッドで行うと、1ト
ラックのライトに光ディスクを2周させる必要があるの
で、ライト動作はリード動作よりも遅くなる。
これを解決するために、光ディスク装置にイレーズ用の
光学ヘッドとライト用の光学ヘッドを2個設け、光ディ
スクを1周させるだけで1トラックをイレーズ/ライト
できるようにした光ディスク装置が登場するようになっ
てきた。
第5図は、イレーズ用とライト用の2個の対物レンズを
設けた光ディスク装置の基本構成をブロック図で示した
ものである。
第5図において、30は光ディスクであり、複数のトラッ
ク(1本が31で図示されている)に情報が書き込まれ
る。
10は第1光学ヘッドであり、内部に第1光学系11及び第
1レンズアクチュエータ12を備えて、光ディスク30に対
してリード/ライトを行う。
第1光学系11は第1対物レンズ111を備えており、光デ
ィスク30上に第1光ビーム112を投射するとともに、第
1光ビーム112のトラック中心からトラック方向のずれ
を示す第1トラックエラー信号WTES及び第1光ビーム11
2のフォーカスエラーを指示する第1フォーカスエラー
信号WFESを作成するための各受光信号を発生する。
第1レンズアクチュエータ12は、外部からの第1フォー
カスエラー信号WFDVにより第1対物レンズ111を図の上
下方向に移動してフォーカス制御を行うとともに、同じ
く外部からの第1レンズドライブ信号WLDXにより第1対
物レンズ111を図の水平方向(トラック方向)に移動し
てトラックに追従させる制御を行う。
また、内部に図示しない位置センサを備え、光学ヘッド
10の位置を指示する第1ポジション信号WTPSを作成する
ための受光信号を発生する。
20は第2光学ヘッドであり、内部に第2光学系21及び第
2レンズアクチュエータ22を備えて、光ディスク30に対
してイレーズを行う。
第2光学系21は第2対物レンズ211を備えており、光デ
ィスク30上に第2光ビーム212を投射するとともに、第
2光ビーム212のトラック中心から半径方向のずれを示
す第2トラックエラー信号ETES及び第2光ビーム212の
フォーカスエラーを指示する第2フォーカスエラー信号
EFESを作成するための各受光信号を発生する。
第2レンズアクチュエータ12は、外部からの第2フォー
カスドライブ信号EFDVにより第2対物レンズ211を図の
上下方向に移動してフォーカス制御を行うとともに、同
じく外部からの第2レンズドライブ信号ELDVにより第2
対物レンズ211を図の水平方向(トラック方向)に移動
してトラックに追従させる制御を行う。
また、内部に図示しない位置センサを備え、光学ヘッド
20の位置を指示する第2ポジション信号ETPSを作成する
ための受光信号を発生する。
40はボジショナであり、ボイスコイルモータ(VCMで示
す)41を備え、第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20
を搭載し、VCM41に加えられる外部からのVCMドライブ信
号VCDVにより両光学ヘッドの移動制御を行う。
第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20は第4図(A)
に示すように、第1光学ヘッド10の第1光ビーム112が
光ディスク30の一つのトラック31上を照射するとき、第
2光学ヘッド20の第2光ビーム212が同一トラック31上
の他の位置を照射するような位置関係で、ボジショナ40
に搭載される。
50は第1トラックサーボ制御部であり、第1光学系11及
び第1レンズアクチュエータ12からの第1トラックエラ
ー信号WTES及び第1トラックポジション信号WTPSより、
第1対物レンズ111の移動制御を行う第1レンズドライ
ブ信号WLDVを発生して第1レンズアクチュエータ12に供
給する。また、前記両信号よりポジショナ40の位置制御
を行うVCMドライブ信号VCDVを発生して、VCM41に供給す
る。
60は第2トラックサーボ制御部であり、第2光学系21及
び第2レンズアクチュエータ22からの第2トラックエラ
ー信号ETES及び第2トラックポジション信号ETPSより、
第2対物レンズ211の移動制御を行う第2レンズドライ
ブ信号ELDVを発生して第2レンズアクチュエータ22に供
給する。
80は第1フォーカスサーボ制御部であり、第1光学系11
からの第1フォーカスエラー信号WFESより第1対物レン
ズ111のフォーカス制御を行う第1フォーカスドライブ
信号WFDVを発生して第1レンズアクチュエータ12に供給
する。
90は第2フォーカスサーボ制御部であり、第2光学系21
からの第2フォーカスエラー信号EFESより第2対物レン
ズ211のフォーカス制御を行う第2フォーカスドライブ
信号EFDVを発生して第2レンズアクチュエータ22に供給
する。
この構成により、第1光学ヘッド10を基準にしてトラッ
クサーボ制御が行われる。
すなわち、第1トラックサーボ制御部50は、第1光学系
11及び第1レンズアクチュエータ12からの受光信号より
第1トラックエラー信号WTES及び第1トラックポジショ
ン信号WTPSを作成し、この両信号より、第1対物レンズ
111の移動制御を行う第1レンズドライブ信号WLDVを発
生して第1レンズアクチュエータ12に供給する。また、
前記両信号よりボジショナ40の移動制御を行うVCMドラ
イブ信号VCDVを発生してVCM41に供給する。これによ
り、第1光学ヘッド10は、その第1対物レンズ111より
投射される第1光ビーム112が、光ディスク30の所定ト
ラック31に正しくオントラックして追従するように制御
される。
また、第1フォーカスサーボ制御部80は、第1光学系11
からの第1フォーカスエラー信号WFESより第1対物レン
ズ111のフォーカス制御を行う第1フォーカスドライブ
信号WFDVを発生して、第1レンズアクチュエータ12に供
給する。これにより、第1光学ヘッド10より投射される
第1光ビーム112が、光ディスク30の所定トラック31上
を正しくフォーカスするように制御される。
一方、第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20は、第4
図に示すように、第1光学ヘッド10が、光ディスク30の
一つのトラック31上を照射するとき、第2光学ヘッド20
が同一トラック31上の他の位置を照射する位置関係で、
ボジショナ40に搭載されている。したがって、光学ヘッ
ドの組立誤差や光ディスクの偏心等が無い理想的な場
合、第1光学ヘッド10が光ディスク30の所定トラック31
に正しくトラックオンして追従するように制御される
と、続いてトラックオンされる第2光学ヘッド20は、自
動的に同一トラック31上に正しくトラックオンするよう
に制御されることになる。
所定トラック31上にトラックオンされると、第2トラッ
クサーボ制御部60により、第1光学ヘッド10より投射さ
れる第2光ビーム212が光ディスク30の所定トラック31
上を正しく追従するようにトラックサーボ制御される。
また、第2フォーカスサーボ制御部90は、第2光学系21
からの第2フォーカスエラー信号EFESより第2対物レン
ズ211のフォーカス制御を行う第2フォーカスドライブ
信号EFDVを発生して、第2レンズアクチュエータ22に供
給する。これにより、第2光学ヘッド20より投射される
第2光ビーム212が、光ディスク30の所定トラック31上
を正しくフォーカスするようにフォーカスサーボ制御さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図及び第5図で説明した従来の2光学ヘッドでイレ
ーズ/ライトを行う光ディスク装置は、前述のように一
方の光学ヘッド(第1光学ヘッド)を基準にして、ボジ
ショナの位置制御を行っていた。
この従来方式は、光ディスク及び各光学ヘッドに組立誤
差や光ディスクに偏心等がない場合は、基準となる一方
の光学ヘッドを所定のトラック上に正しく移動制御する
ことにより、他方の光学ヘッドも同一トラック上の所定
位置に正しく移動制御することが可能である。
しかしながら、実際の光ディスク装置には、各光学ヘッ
ドの組立誤差や光ディスクの偏心等があり、これによ
り、光ディスクには中心位置のずれやディスクのうねり
等による偏心が生じる。このため、第1光学ヘッド10が
所定のトラック31に正しくトラックオンして追従して
も、第2光学ヘッド20は所定の同一トラック31にトラッ
クオンせず、第4図(B)に示すようにトラック31から
偏心して追従するようになる。この偏心量は、一般に各
光学ヘッドの組立誤差等による直流的な偏位と光ディス
クの偏心による交流的な偏位が重畳したものであり、大
きい場合には10トラック近くにまで達する。
このようなことから、従来方式では、基準となる一方の
光学ヘッドが正しく所定トラック上にトラックオンして
も、他方の光学ヘッドが同一トラック上にトラックオン
する確立は非常に低いという問題があった。特に、トラ
ックジャンプやシーク制御を行った場合は、これらのト
ラックジャンプやシーク制御も一方の光学ヘッドを基準
として行われるので、基準となる一方の光学ヘッドが正
しくトラックオンしても、前記偏位のための他方の光学
ヘッドが同一トラック上にオンすることができず、別の
トラックにトラックオンするケースが生じやすいという
問題があった。
本発明は、一方の光学ヘッドを基準にしてシークやトラ
ックジャンプを行った場合にも、光学ヘッドの組立誤差
や光ディスクの偏心等の影響を受けることなく、他方の
光学ヘッドの光ビームが所定トラック上に正しくトラッ
クオンして追従できるように改良した光ディスク装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述の課題を解決するために本発明が採用した手段を、
第1図を参照して説明する。第1図は、本発明の基本構
成をブロック図で示したものである。
第1図において、前記第5図で説明した光ディスク装置
と共通する構成は、同じ符号で示されている。
すなわち、30は光ディスクであり、複数のトラック31に
情報の書込みが行われる。
10は第1光学ヘッドであり、内部に第1光学系11及び第
1レンズアクチュエータ12を備えて、光ディスク30に対
してリード/ライトを行う。
第1光学系11は第1対物レンズ111を備えており、光デ
ィスク30上に第1光ビーム112を投射するとともに、第
1光ビーム112のトラック中心から半径方向のずれを示
す第1トラックエラー信号WTES及び第1光ビーム112の
フォーカスエラーを指示する第1フォーカスエラー信号
WFES(図示せず)を作成するための各受光信号を発生す
る。
第1レンズアクチュエータ12は、外部からの第1フォー
カスドライブ信号WFDV(図示せず)により第1対物レン
ズ111を図の上下方向に移動してフォーカス制御を行う
とともに、同じく外部からの第1レンズドライブ信号WL
DVにより第1対物レンズ111を図の水平方向(トラック
方向)に移動してトラックに追従させる制御を行う。
また、内部に図示しない位置センサを備え、光学ヘッド
10の位置を指示する第1ポジション信号WTPSを作成する
ための受光信号を発生する。
20は第2光学ヘッドであり、内部に第2光学系21及び第
2レンズアクチュエータ22を備えて、光ディスク30に対
してイレーズを行う。
第2光学系21は第2対物レンズ211を備えており、光デ
ィスク30上に第2光ビーム212を投射するとともに、第
2光ビーム212のトラック中心から半径方向のずれを示
す第2トラックエラー信号ETES及び第2光ビーム212の
フォーカスエラーを指示する第2フォーカスエラー信号
EFES(図示せず)を作成するための各受光信号を発生す
る。
第2レンズアクチュエータ12は、外部からの第2フォー
カスドライブ信号EFDV(図示せず)により第2対物レン
ズ211を図の上下方向に移動してフォーカス制御を行う
とともに、同じく外部からの第2レンズドライブ信号EL
DVにより第2対物レンズ211を図の水平方向(トラック
方向)に移動してトラックに追従させる制御を行う。
また、内部に図示しない位置センサを備え、光学ヘッド
20の位置を指示する第2ポジション信号ETPSを作成する
ための受光信号を発生する。
40はボジショナであり、ボイスコイルモータ(VCMで示
す)41を備え、第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20
を搭載し、VCM41に加えられる外部からのVCMドライブ信
号VCDVにより両光学ヘッドの移動制御を行う。
第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20は第4図(A)
に示すように、第1光学ヘッド10の第1光ビーム112が
光ディスク30の一つのトラック31上を照射するとき、第
2光学ヘッド20の第2光ビーム212が同一トラック31上
の他の位置を照射するような位置関係で、ボジショナ40
に搭載される。
50は第1トラックサーボ制御部であり、第1光学系11及
び第1レンズアクチュエータ12からの受光信号より第1
トラックエラー信号WTES及び第1トラックポジション信
号WTPSを作成し、この両信号より、第1対物レンズ111
の移動制御を行う第1レンズドライブ信号WLDVを発生し
て第1レンズアクチュエータ12に供給する。また、前記
両信号よりボジショナ40の位置制御を行うVCMドライブ
信号VCDVを発生して、VCM41に供給する。
60は第2トラックサーボ制御部であり、第2光学系21及
び第2レンズアクチュエータ22からの受光信号より第2
トラックエラー信号ETES及び第2トラックポジション信
号ETPSを作成し、この両信号より、第2対物レンズ211
の移動制御を行う第2レンズドライブ信号ELDVを発生し
て第2レンズアクチュエータ22に供給する。
なお、第5図に示した第1フォーカスサーボ制御部80及
び第2フォーカスサーボ制御部90は、本発明に直接的な
関係がないので、図示及び説明は省略されている。
70は偏位情報記憶部であり、前記第1トラックサーボ制
御部50及び第2トラックサーボ制御部60により前記第1
光学ヘッド10の光ビーム112及び光学ヘッド20の光ビー
ム212が光ディスク30の所定トラック31上を追従すると
き、前記第2光学ヘッド20がトラックサーボ制御オン状
態における光学ヘッド20の位置を偏位情報として記憶す
る。
第2トラックサーボ制御部60は、第2光学ヘッド20の投
射する第2光ビーム212が所定トラック31上を投射する
ように前記偏位情報記憶部70の偏位情報によって補正さ
れた制御信号によって第2アクチュエータ22を制御す
る。
〔作 用〕
光ディスク装置の初期設定時又は光ディスク30の変更時
に、第1光学ヘッド10を基準として所定トラックに第1
ヘッドの光ビーム112及び第2ヘッドの光ビーム212をト
ラックオンしたときの第2光学ヘッド20の位置情報ETPS
を偏位情報として偏位情報記憶部70に記憶させておく。
この状態で、第1トラックサーボ制御部50によりボジシ
ョナ40及び第1レンズアクチュエータ12を制御してシー
ク制御やトラックジャンプ制御を行ない、第1光学ヘッ
ド10の第1光ビーム112を所定のトラック31上にオント
ラックさせる。
一方、第2トラックサーボ制御部60は、前記偏位情報記
憶部70の偏位情報によって補正された制御信号により、
第2光学ヘッド20の第2アクチュエータ22を制御する。
これにより、各光学ヘッドの組立誤差や光ディスク30の
偏心によって生じる第2光学ヘッド20の第2光ヒーム21
2の偏位は補正され、第2光ビーム212は、第1光学ヘッ
ド10の第1光ビーム112がオントラックした同一トラッ
ク31上にオントラックするように制御される。
以上は第1光学ヘッド10を基準としてトラックサーボ制
御を行う場合の説明であるが、第2光学ヘッド20を基準
としてトラックサーボ制御を行うようにしてもよい。そ
の場合は、第2トラックサーボ制御部22によってポジシ
ョナ40がトラックサーボ制御される。また、第2光学ヘ
ッド20を基準とした第1光学ヘッド10の偏位情報が偏位
情報記憶部70に記憶される。
以上のように、光学ヘッドの組立誤差や光ディスクの偏
心等によって生じる非基準光学ヘッドレンズアクチュエ
ータの光ディスク上の位置ずれを偏位情報として記憶
し、シークやトラックジャンプ時にこの偏位情報により
補正された制御信号によって非基準光学ヘッドのトラッ
ク移動制御を行うようにしたので、シークやトラックジ
ャンプを行ったとき、非基準光学ヘッドも所定のトラッ
ク上に正しくオントラックさせることができる。これに
より、光学ヘッドの組立誤差や光ディスクの偏心等の影
響を受けない、正確なシークやトラックジャンプを行う
ことができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を、第2図乃び第3図を参照して説明す
る。第2図は本発明の一実施例の構成をブロック図で示
したものである。
(A)実施例の構成 第2図において、第1光学ヘッド10、第1光学系11、第
1対物レンズ111、第1光ビーム112、第1レンズアクチ
ュエータ12、第2光学ヘッド20、第2光学系21、第2対
物レンズ211、第2光ビーム212、第2レンズアクチュエ
ータ22ポジショナ40、VCM41、第1トラックサーボ制御
部50、第2トラックサーボ制御部60、偏位情報記憶部70
については、第1図で説明したとおりである。
100は制御部であり、第1トラックサーボ制御部50、第
2トラックサーボ制御部60及び偏位情報記憶部70に後述
する各種制御信号を送ってそれらの動作を制御するとと
もに、光ディスク装置全体の動作を制御する。なお、第
5図に示した第1フォーカスサーボ制御部80及び第2フ
ォーカスサーボ制御部90は、本発明に直接的な関係がな
いので、図示及び説明は省略されている。
第1トラックサーボ制御部50とにおいて、501は第1ポ
ジション信号作成回路であり、第1レンズアクチュエー
タ12から送られる受光信号に基づいて、光学ヘッド10の
位置を指示する第1トラックポジション信号WTPSを作成
する。光ディスク31の偏心等によって第1光ビーム11が
トラック31の中心からずれている場合には、この第1ト
ラックポジション信号WTPSは、偏位情報を指示すること
になる。
502は第1サーボ信号作成回路であり、第1光学系11か
ら送られる受光信号に基づいて、第1光ビーム112の所
定トラック中心に対するトラッキングエラーを指示する
第1トラックエラー信号WTESを作成する。
503はライトサーボスイッチ1(WSW1で示す)であり、
制御部100からのサーボ切換え信号WLによりオン/オフ
制御される。504はライトサーボスイッチ2(WSW2で示
す)であり、制御部100からのサーボ切換え信号WSによ
りオン/オフ制御される。
505は位相補償回路であり、第1トラックポジション信
号WTPSの高域の位相補償を行って、そのサーボループを
安定化させる。506も位相補償回路であり、第1トラッ
クエラー信号WTESの高域の位相補償を行って、そのサー
ボループを安定化させる。
507は加算器であり、位相補償回路505からの第1トラッ
クポジション信号WTPS及び位相補償回路506からの第1
トラックエラー信号WTESが加えられる。
508はパワーアンプであり、加算器506から入力される第
1トラックポジション信号WTPS又は第1トラックエラー
信号WTESを電力増幅することにより第1レンズドライブ
信号WLDVを発生し、第1レンズアクチュエータ12に供給
する。
509は比較器であり、第1サーボ信号作成回路502からの
第1トラックエラー信号WTESと零電位点を比較して、第
1トラックエラー信号WTESのゼロクロス点を指示するゼ
ロクロス信号TZCを発生し、トラックカウンタ(TCNTで
示す)510及び制御部100に送る。
トラックカウンタ510は比較器509の発生するゼロクロス
信号TZCをカウントし、そのカウント信号を制御部100に
送る。
511はライトサーボスイッチ3(WSW3で示す)てあり、
制御部100からのサーボ切換え信号PSによりオン/オフ
制御される。
512は位相補償回路であり、第1トラックポジショ信号W
TPSの高域の位相補償を行って、そのサーボループを安
定化させる。
513はD/A変換器であり、制御部100から送られる加速電
流信号をD/A変換する。
514は加算器であり、位相補償回路512からの第1トラッ
クポジション信号WTPS及びD/A変換器513からの加速電流
信号が加えられる。
515はパワーアンプであり、加算器514から入力される第
1トラックポジション信号WTPS又は加速電流信号を電力
増幅してVCM41を駆動するVCMドライブ信号VCDVを発生
し、ボジショナ40のVCM41に供給する。
次に、第2トラックサーボ制御部60において、601は第
2ポジション信号作成回路であり、第2レンズアクチュ
エータ22から送られる受光信号に基づいて、光学ヘッド
20の位置を指示する第2トラックポジション信号ETPSを
作成する。光ディスク31の偏心等によって第2光ビーム
212がトラック31の中心からのずれている場合には、こ
の第2トラックポジション信号ETPSは、偏位情報を指示
することになって、偏位情報記憶部70に加えられる。
602は第2サーボ信号作成回路であり、第1光学系21か
ら送られる受光信号に基づいて、第2光ビーム212の所
定トラック中心に対するトラッキングエラーを指示する
第2トラックエラー信号ETESを作成する。
603はイレーズサーボスイッチ1(ESW1で示す)であ
り、制御部100からのサーボ切換え信号ELによりオン/
オフ制御される。604はイレーズサーボスイッチ2(ESW
2で示す)であり、制御部100からのサーボ切換え信号ES
によりオン/オフ制御される。
605は位相補償回路であり、第2トラックポジション信
号ETPSの高域の位相補償を行って、そのサーボループを
安定化させる。606も位相補償回路であり、第2トラッ
クエラー信号ETESの高域の位相補償を行って、そのサー
ボループを安定化させる。
607は加算器であり、位相補償回路605からの第2トラッ
クポジション信号ETPS及び位相補償回路606からの第2
トラックエラー信号ETESが加えられる。
608はパワーアンプであり、加算器606から入力される第
2トラックポジション信号ETPS又は第2トラックエラー
信号ETESを電力増幅することにより第2レンズドライブ
信号ELDVを発生し、第2レンズアクチュエータ22に供給
する。
609は加算器であり、第2ポジション信号作成回路601か
らの第2トラックポジション信号ETPS及び偏位情報記憶
部70からの偏心情報を加算して、ESW1603に供給する。
610はイレーズサーボスイッチ3(ESW3で示す)であ
り、制御部100からのサーボ切換え信号EEによりオン/
オフ制御されて、偏位情報記憶部70からの偏位情報を加
算器609に供給する。
次に、偏位情報記憶部70において、71は波形メモリであ
り、第2光学ヘッド20の第2レンズアクチュエータ22の
偏位情報が記憶される。その場合の記録方式は、メモリ
容量を少なくするために、例えばデルタ変調方式で記録
される。
72はメモリ制御部であり、アドレス等を作成して偏位情
報を波形メモリ71に記憶させる制御及び記憶された偏位
情報をリードする制御部を行う。
CLKは光ディスク30を回転駆動する図示しないスピンド
ルモータ(SPモータで示す)の回転に同期したクロック
であり、このクロックCLKによりメモリ制御部72の波形
メモリ71に対するリード/ライト及びアドレス発生の各
タイミングが制御される。
制御部100からメモリ制御部71に加えられる信号WRMはラ
イトモード信号であり、これがオンのとき、波形メモリ
72に対する偏位情報の書込みが行われ、オフのとき波形
メモリ72から偏位情報のリードが行われる。
偏位情報のリード/ライトは公知の各種の方法で行うこ
とが可能であるが、光ディスク装置に好適な偏位情報の
書込み制御方法として、例えば特願昭63−12315号があ
る。
(B)実施例の動作 実施例の動作を、第3図の動作フローチャートを参照
し、その動作ステップに従って説明する。
ステップS1 光ディスク装置を含むシステムの電源投入後又は光ディ
スク交換後に、初期化処理が行われて、偏位情報記憶部
70に偏位情報が書き込まれる。
初期化処理時は、制御部100は第1トラックサーボ制御
部50に対しては、サーボ切換え信号WLをオフにしてWSW1
503をオフにし、サーボ切換え信号WSをオンにしてWSW25
04をオンにし、サーボ切換え信号PSをオンにしてWSW351
1をオンにする。
一方、第2トラックサーボ制御部60に対しては、サーボ
切換え信号ELをオフにしてESW1603をオフにし、サーボ
切換え信号ESをオンにしてESW2604をオンにし、サーボ
切換え信号EEをオフにして、ESW3610をオフにする。こ
の状態で、第1ヘッドのビームと第2ヘッドのビームは
図示しないコントローラにより同一トラックへの位置づ
けが行われる。
この操作により、第1トラックサーボ制御部50において
は、第1光学系11−第1サーボ信号作成回路502−WSW25
04−位相補償回路506−加算器507−パワーアンプ508−
第1レンズアクチュエータ12のサーボループと、第1光
学系11−第1ポジション信号作成回路501−WSW3511−位
相補償回路512−加算器514−パワーアンプ515−ポジシ
ョナ40(VCM41)のサーポループとの二重サーボループ
によるトラックサーボ制御が行われる。これにより、第
1光学ヘッド10の投射する第1光ビーム112は、所定の
トラック31の中心を正しく追従するように制御される。
一方、第2トラックサーボ制御部60においては、第2光
学系21−第2サーボ信号作成回路−ESW2604−位相補償
回路606−加算器607−パワーアンプ608−第2レンズア
クチュエータ22のサーボループによるトラックサーボ制
御が行われる。この場合、ESW1603及びESW3610がいずれ
もオフであるので、偏位情報記憶部70の偏位情報はこの
トラックサーボ制御に関与しない。
したがって、第2光学ヘッド20の投射する第2光ビーム
212は1つのトラック上を追従するが、そのトラックが
第1光学ヘッド10の追従するトラックと同一トラックで
ある保証はない。すなわち、各光学ヘッドの組立誤差や
光ディスクの偏心等があると、第2光学ヘッド20の投射
する第2光ビーム212は第1光学ヘッド10の追従するト
ラックとは一致せず、他のトラック上を追従するように
なる。
そこで図示しないコントローラはディスクからのRead信
号によりID情報を読み取り第1ビームと第2ビームが同
じトラックを追従するようにシーク命令を発行して制御
する。
この場合、第2ポジション信号作成回路601の発生する
第2トラックポジション信号ETPSは、第2レンズアクチ
ュエータ22の第2光学ヘッド20の上の位置を示すことか
ら、それは第1ヘッドに対する第2光学ヘッド20の偏位
情報を指示することになる。
そこで、制御部100は、1トラック分の偏位情報を偏位
情報記憶部70の波形メモリ72に記憶させるため、光ディ
スク30が1回転する期間、すなわちそのトラックの開始
点を指示するホームポジション信号から次のトラックの
ホームポジション信号が到来するまでの期間ライトモー
ド信号WRMをオンにして、メモリ制御部71に加える。
メモリ制御部71は、ライトモード信号WRMがオンである
期間中光ディスク30の回転に同期するクロックCLKにし
たがってアドレスを発生し、第2ポジション信号作成回
路601から入力される偏位情報を波形メモリ72に書き込
む。これにより、1トラック分の偏位情報が、波形メモ
リ72に書き込まれる。
1トラック分の偏位情報が波形メモリ72に書き込まれる
と、制御部100はライトモード信号WRMをオフにする。
偏位情報の書込みを全トラックについて行うようにすれ
ば、極めて精密な偏位情報の書込み実現するが、実際上
は、全トラックを複数のブロック(例えば、アウタトラ
ック側とインナトラック側)に分割し、各ブロック中の
1個のトラックについての偏位情報を求めて、そのブロ
ック内の各トラックの偏位情報として共用すれば十分で
ある。このようにすることにより、偏位情報の書込み処
理を効率的に行うことができるとともに、波形メモリ72
のメモリ容量を低減することができる。
ステップS2 実際のイレーズ/ライトを行うときは、先ず所定のトラ
ックに光学ヘッドをトラックオンさせるシーク制御やト
ラックジャンプ制御が行われる。
シーク制御やトラックジャンプ制御時は、制御部100は
第1トラックサーボ制御部50に対しては、サーボ切換え
信号WLをオンにしてWSW1503をオンにし、サーボ切換え
信号WSをオフにしてWSW2504をオフにし、サーボ切換え
信号PSをオフにしてWSW3511をオフにする。
一方、第2トラックサーボ制御部60に対しては、サーボ
切換え信号ELをオンにしてESW1603をオンにし、サーボ
切換え信号ESをオフにしてESW2604をオフにし、サーボ
切換え信号EEをオンにして、ESW3610をオンにする。
また、メモリ制御部71に加えるライトモード信号WRMを
オフにし、波形メモリ2から各トラック毎の偏位情報を
リードさせて加算器609に供給させる。
これにより、第1トラックサーボ制御部50においては、
第1光学系11−第1ポジション信号作成回路501−WSW15
03−位相補償回路505−加算器507−パワーアンプ508−
第1レンズアクチュエータ12のサーボループが形成され
る。このサーポループにより、第1レンズアクチュエー
タはロックされて、第1トラックエラー信号WTESによる
トラックサーボ制御が働かないようになり、所定のシー
ク制御やトラックジャンプ制御が可能になる。
一方、第2トラックサーボ制御部60においては、第2光
学系21−第2ポジション信号作成回路601−加算器609−
ESW1603−位相補償回路605−加算器607−パワーアンプ6
08−第2レンズアクチュエータ22のサーボループによる
トラックサーボ制御が行われる。
この場合、ESW1603及びESW3610がいずれもオンであるの
で、偏位情報記憶部70の偏位情報は、加算器609におい
て第2トラックポジション信号ETPSと加算される。
したがって、第2レンズアクチュエータ22は偏位情報記
憶部70から供給される偏位情報分だけ補正された位置に
ロックされるので、所定のシーク制御やトラックジャン
プ制御が終了して第1光学ヘッド10の第1光ビーム112
が所定のトラック31上に正しくトラックオンしたとき、
第2光学ヘッド20の第2光ビーム212も同一トラック31
上に正しくトラックオンすることになり、ELオフ,ELオ
ンすればトラックサーボが再開される。
シークやトラックジャンプ制御は、従来方式と同様にし
て行われる。すなわち、シークやトラックジャンプ制御
を行うときは、図示しない上位装置からシークやトラッ
クジャンプを行うトラック数が、制御部100に指示され
る。
制御部100は、予め設けられている残りトラック数とそ
れに対応する目標速度の対応テーブル(図示せず)よ
り、指示されたトラック数のシーク制御やトラックジャ
ンプ制御を行うに必要な加速電流信号を求めてD/A変換
器513に出力する。
パワーアンプ515はD/A変換器513によりD/A変換された加
速電流信号に比例するVCMドライブ信号VCDVを発生してV
CM41に供給し、第1光学ヘッド10を基準にしてボジショ
ナ40を加速制御する。
第1光学ヘッド10がトラックを横断するごとに1個の第
1トラックエラー信号WTESが発生するので、比較器509
からは1個のゼロクロス信号TZCが発生される。
TCNT510は、このゼロクロス信号TZCをカウントしてその
カウント信号を制御部100に送る。
制御部100は、一定のサンプリング周期でTCNT510からの
カウント信号をサンプリングし、そのサンプリング周期
及びカウント信号値より第1光学ヘッド10の実速度を算
出して、目睫速度との速度誤差を求める。次いで、この
速度誤差に対応する加速又は減加速電流信号を発生し
て、D/A変換器513に送出する。
以上の操作を繰り返すことにより、第1光学ヘッド10及
び第2光学ヘッド20の各光ビームを所定のトラック31に
トラックオンさせる。
所定のトラック31にトラックオンすると第1光学ヘッド
10を含むボジショナ40は停止し、比較器からは、ゼロク
ロス信号TZCは発生されない。制御部100は、所定時間以
上ゼロクロス信号TZCが検出されないことから第1光学
ヘッド10を含むボジショナ40が所定のトラック31上にト
ラックオンしたことを検知する。
以上説明したシーク制御やトラックジャンプ制御動作
は、従来のシーク制御やトラックジャンプ制御動作と同
じであるので、詳細な説明は省略する。
ステップ シーク制御やトラックジャンプ制御が終了し、第1光学
ヘッド10及び第2光学ヘッド20の各光ビームが、所定の
トラック31上に乏しくトラックオンすると、制御部100
は、第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッド20のトラック
サーボ制御を開始させる。
すなわち、制御部100は第1トラックサーボ制御部50に
対しては、サーボ切換え信号WLをオフにしてWSW1503を
オフにし、サーボ切換え信号WSをオンにしてWSW2504を
オンにし、サーボ切換え信号PSをオンにしてWSW3511を
オンにする。
一方、第2トラックサーボ制御部60に対しては、サーボ
切換え信号ELをオンにしてESW1603をオフにし、サーボ
切換え信号ESをオンにしてESW2604をオンにし、サーボ
切換え信号EEをオフにしてESW3610をオフにする。
この操作により、第1トラックサーボ制御部50において
は、第1光学系11−第1サーボ信号作成回路502−WSW25
04−位相補償回路506−加算器507−パワーアンプ508−
第1レンズアクチュエータ12のサーボループと、第1光
学系11−第1ポジション信号作成回路501−WSW3511−位
相補償回路512−加算器514−パワーアンプ515−ボジシ
ョナ40(VCM41)のサーボループとの二重サーボループ
によるトラックサーボ制御が行われる。これにより、第
1光学ヘッド10の投射する第1光ビーム112は、トラッ
クオンした所定のトラック31の中心を正しく追従するよ
うに制御される。
一方、第2トラックサーボ制御部60においては、第2光
学系21−第2サーボ信号作成回路−ESW2604−位相補償
回路606−加算器607−パワーアンプ608−第2レンズア
クチュエータ22のサーボループによるトラックサーボ制
御が行われる。
これにより、第2光学ヘッド20の投射する第1光ビーム
212は、トラックオンした所定のトラック31の中心を正
しく追従するように制御される。なお、この場合はESW1
603がオフであるので(ESW3610はオンでもオフでもかま
わない)、偏位情報記憶部70の偏位情報はこのトラック
サーボ制御に関与しないが、第2光学ヘッド20のトラッ
クサーボ制御には影響しない。
以上のようにして、第1光学ヘッド10及び第2光学ヘッ
ド20が所定のトラック31上に正しくトラックオンする
と、以後は光ディスク30に対する通常のイレーズ/ライ
トあるいはリードが行われる。
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明はこ
の実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に従
い種々の変形が可能であり、本発明からそれらを排除す
るものではない。例えば、第1光学ヘッド10を基準にす
る代わりに、第2光学ヘッド20を基準にしてシーク制御
やトラックジャンプ制御を行わせ、第1光学ヘッド10の
第1レンズアクチュエータ12のずれ位置を偏位情報とす
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次の諸効果が得ら
る。
(1) 光学ヘッドの組立誤差や光ディスクの偏心等に
よって生じる非基準光学ヘッドレンズアクチュエータの
光ディスク上の位置ずれを偏位情報として記憶し、シー
クやトラックジャンプ時にこの偏位情報により補正され
た制御信号によって非基準光学ヘッドのトラック移動制
御を行うようにしたので、シークやトラックジャンプを
行ったとき、非基準光学ヘッドも所定のトラック上に正
しくオントラックさせることができる。
(2) 光学ヘッドの組立誤差や光ディスクの偏位等の
影響を受けない。正確なシークやトラックジャンプを行
うことができる。
(3) 光ビームを制御する信号を、光学ヘッドより得
られる誤差信号を位相補償するようにしたので、サーボ
制御系を安定に動作させることができる。
(4) また、偏位情報の記録をデルタ変調方式で記録
させるようにしたので、メモリの容量を少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成の説明図、 第2図は本発明の一実施例の構成の説明図、 第3図は同実施例の動作フローチャート、 第4図は光学ヘッドのトラックオン状態及び偏位情報の
説明図、 第5図は従来のイレーズ/ライトを行う光ディスク装置
の説明図である。 第1図及び第2図において、 10……第1光学ヘッド10、11……第1光学系、111……
第1対物レンズ、112……第1光ビーム、12……第1レ
ンズアクチュエータ、20……第2光学ヘッド、21……第
2光学系、211……第2対物レンズ、212……第2光ビー
ム、22……第2レンズアクチュエータ、40……ボジショ
ナ、41……VCM、50……第1トラックサーボ制御部、60
……第2トラックサーボ制御部、70……偏位情報記憶
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク(30)のトラック上に投射する
    第1光ビーム(112)を移動制御する第1レンズ赤(1
    2)を備えた第1光学ヘッド(10)と、第1光ビーム(1
    12)と異なる光ディスク(30)上の位置を投射する第2
    光ビーム(212)を移動制御する第2レンズアクチュエ
    ータ(22)を備えた第2光学ヘッド(20)と、前記第1
    光ビーム(112)が所定トラック上を投射するように制
    御する第1トラックサーボ制御部(50)と、前記第2光
    ビーム(212)が所定トラック上を投射するように制御
    する第2トラックサーボ制御部(60)と、第1光学ヘッ
    ド(10)及び第2光学ヘッド(20)を搭載し、第1トラ
    ックサーボ制御部(50)の発生する制御信号によって両
    光学ヘッド(10及び20)の移動制御を行うポジショナ
    (40)を備えか光ディスク装置において、 前記第1トラック制御部(50)が第1光ビーム(112)
    を制御する信号および前記第2トラック制御部(60)が
    第2光ビーム(212)を制御する信号を、それぞれ第1
    光学ヘッド(10)および第2光学ヘッドより得られた誤
    差信号を位相補償して出力し、 前記第1トラックサーボ制御部(50)及び第2トラック
    サーボ制御部(60)により前記両方の光学ヘッド(10及
    び20)の光ビーム(112及び212)が光ディスク(30)の
    所定トラック上を追従するときの、前記第1光学ヘッド
    (10)に対する第2光学ヘッド(20)の位置を偏位情報
    として記憶する偏位情報記憶部(70)を備え、 前記第1光ビーム(112)を目標トラック上に投射する
    ために前記ボジショナ(40)を移動するとき、前記第2
    トラックサーボ制御部(60)は前記偏位記憶部(70)の
    偏位情報に応じて第2光学ヘッド(20)の位置を制御す
    るように構成される光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記偏位情報記憶部(70)に記録する偏位
    情報をデルタ変調されて得られた偏位情報であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ディスク装
    置。
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