JP2661076B2 - 光ディスクのトラックシーク方法 - Google Patents
光ディスクのトラックシーク方法Info
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- JP2661076B2 JP2661076B2 JP62299999A JP29999987A JP2661076B2 JP 2661076 B2 JP2661076 B2 JP 2661076B2 JP 62299999 A JP62299999 A JP 62299999A JP 29999987 A JP29999987 A JP 29999987A JP 2661076 B2 JP2661076 B2 JP 2661076B2
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、光学式記録再生装置において光学ヘッド
を光ディスクの半径方向に移動しながら光ディスクの目
標のトラックをアクセスする際に有用なトラックシーク
方法に関するものである。 〔発明の概要〕 本発明の記録/再生光ディスクのトラックシーク方法
の実施例としては、例えば光ディスクに設けられている
ミラー面からの反射光を2分割ディテクタによって検出
することにより、トラックシーク中に対物レンズが変位
する量を検出し、この変位量に対応する信号を光学ヘッ
ドのスレッド送りモータ等に供給するようにしているか
ら、光学ヘッドがトラックをシークするときのジャンプ
時間が短縮されると共に、シーク動作終了後、ただちに
書き込み動作を行うことができる。 〔従来の技術〕 光ディスクを再生中(又は記録中)に所望のトラック
をアクセスする際には、通常、ジャンプ指令によって、
1トラックジャンプ,10〜100トラックをジャンプするマ
ルチトラックジャンプ,光学ヘッド全体を移動する大ト
ラックジャンプがジャンプモードによって併用されてい
る。 これらのうち、10〜100のトラックをジャンプして目
標のトラックをシークするマルチトラックジャンプの場
合は、通常、光学ヘッドに搭載されている密アクチュエ
ータ、例えば、対物レンズを移動するためのトラッキン
グアクチュエータにジャンプパルスを供給し、対物レン
ズのみを偏位させることによって行われる。 しかし、100トラック以上のジャンプを密アクチュエ
ータのみで行うと、光学系の視野範囲をはずれてMTF(M
odulation Transfar Function)の低下や光量の低下を
招くため、特に、大きな光量が要求される記録可能な光
ディスクではジャンプ終了後に粗アクチュエータの移動
も必要になる。 すなわち、第5図に示すようにトラックC1に光ビーム
Pを照射している対物レンズLをL′の位置に移動して
トラックC2をシークし、この点にジャンプさせると光ビ
ームPを供給している粗アクチュエータと対物レンズL
の光軸がずれ、トラックC2に照射される一点鎖線の光量
が低下すると共に、トラックC2を読み出すときのMTFも
低下する。 そこで、第6図に示すように時点t1でトラックジャン
プ指令信号JPを出力して、密アクチュエータを光ディス
クの半径方向に移動し、トラバース信号Stを計測しなが
ら約100トラックジャンプ終了後の時点t2でトラッキン
グサーボをかけ、t2時点から出力されるトラッキングエ
ラー信号を積分した送り信号SVによって粗アクチュエー
タを移動し、第5図の光ビームPを点線位置P′に移動
させることが考えられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上述したような方式でトラックジャンプを行
うと、マルチトラックジャンプが終了する時点t2までは
トラッキングエラー信号が得られず、時点t2から粗アク
チュエータが移動することになる。そのため、時点t2で
は充分な光量の光ビームを光ディスクに照射することが
できず、この時点では光ディスクへの書き込み,又は消
去ができない。 したがって、t2時点で目標のトラックをアクセスして
も、さらに、t2−t3期間は光ディスクへの記録(又は再
生)は不可能であり、この期間がトラックシーク時間を
長くする原因となっていた。 〔問題点を解決するための手段〕 第1図は本発明の記録/再生光ディスクのトラックシ
ーク方法の原理図を示したもので、1はトラッキングエ
ラー信号TEが入力されている位相補償器、2はトラック
ジャンプ指令JPによってジャンプ信号を出力するトラッ
クジャンプ制御回路、3はスイッチ、4は粗アクチュエ
ータ5に搭載されている密アクチュエータ(トラッキン
グアクチュエータ)を示し、光ディスクに対してレーザ
光を照射する光学系を備えている。6は密アクチュエー
タの位置を検出する位置検出部で、例えば、ミラー面の
検出トラッキングエラー信号を検出するミラー検出部7
の出力によって対物レンズの変位信号を出力する。8は
位置検出部6の信号を積分して粗アクチュエータ5の移
動信号を形成するローパスフィルタを示す。 〔作用〕 トラックシークを行うときはトラックジャンプ指令JP
によって、スイッチ3が切り換わり、トラックジャンプ
制御部2から所定のトラックをトラバースするためのジ
ャンプパルスが密アクチュエータ4に供給される。この
とき、本発明のトラックシーク方法では対物レンズの変
位を位置検出部6によって検出し、この信号をローパス
フィルタ8を介して粗アクチュエータ5に供給している
ので、密アクチュエータ4の移動に追従して粗アクチュ
エータ5も移動し、対物レンズとその光軸がジャンプ終
了点で大きくずれることがないようにする。 〔実施例〕 第2図は本発明の記録/再生光ディスクのトラックシ
ーク方法に採用できる実施例を示したもので、Dは例え
ば第3図に示すように光ディスクDの円周方向に分割さ
れたn個のセクタを有する記録再生可能な光ディスクを
示し、この光ディスクには各セクタ毎に放射状に何も記
載されていないミラー面M1,M2,……Mnが形成されてい
る。 Gは記録トラックC1,C2,……を区かくする円周状のグ
ルーブ(溝)を示し、通常はミラー面Mの直前にアドレ
スデータDaが記録され、その後にデータが記録されてい
る。10は該光ディスクDに対してレーザ光を照射し、光
ディスクの情報を読み出すと同時に、光ディスクに情報
を書き込むことができる光学ヘッドを示し、通常はスレ
ッド軸11によって光ディスクの半径方向に移動できるよ
うになされている。 光学ヘッド10は粗アクチュエータ10Aと、この粗アク
チュエータ10Aに搭載されている密アクチュエータ10Bよ
り構成され、粗アクチュエータ10Aには例えばレーザ発
光部12とビームスプリッタ14,及び2つの分割された受
光面A,Bを有するディテクタ15等が設けられ、ビームス
プリッタ14を通過したレーザビーム13は対物レンズ16を
備えている密アクチュエータ10Bを介して光ディスクD
に照射される。 対物レンズ16は図示しない2軸のアクチュエータによ
って上下及び左右方向に駆動され、フォーカスサーボ及
びトラッキングサーボがかけられ光スポットを合焦点で
トラックに照射する。 又、光ディスクからの反射光17は前記ビームスプリッ
タ14により反射されてディテクタ15に入射され、このデ
ィテクタ15からRF信号,及びトラッキングエラー信号等
が検出される。 なお、18は光学ヘッド全体を駆動するスレッド送り機
構の駆動コイル(モータコイル)を示す。 ディテクタ15の受光面A,Bのファーフィールド像から
検出された電気信号は差動アンプ21に入力されてトラッ
キングエラー信号が検出され、このトラッキングエラー
信号は、通常、ジャンプ制御部22を介してトラッキング
サーボ回路23に供給されている。 24はトラックシーク時に能動化されるミラー面検出回
路を示したもので、前記ディテクタ15で検出された受光
面A,Bの信号は加算器24Aに入力されてRF信号を形成し、
次に、クリップ回路24Bに入力され、後述するように、R
F信号のレベルを検出している。そして、RF信号のレベ
ルが瞬間的に高くなるミラー面にレーザ光が照射された
とき、サンプリング回路25にサンプリングパルスを供給
し、この時点のトラッキングエラー信号をサンプルして
スレッド送りサーボ回路26に供給する。 なお、27はトラッキングエラー信号を積分するローパ
スフィルタである。 以下、上記した実施例の動作を第4図のタイミング波
形と共に説明する。 第3図で示すトラックQ1から10〜100トラック離間し
ているトラックQ2をシークする際は時点T1でレーザ光が
外方にトラバースするようなトラックジャンプ信号JPが
ジャンプ制御部25からトラッキングサーボ回路23に供給
され、この信号によって密アクチュエータ10B内のトラ
ッキングアクチュエータが対物レンズ16を外周方向に偏
位する。 すると、トラックを横切るときのトラバース信号Stが
ディテクタ15から出力され、又、このトラバース期間で
はRF信号もトラックを横切ることによってそのレベルが
変動する。 しかしながら、光ビームがトラックを横切るときに、
第3図に示すようにその光スポットSがミラー面Mを通
過するときは、第4図の期間T2−T3,T4−T5,T6−T7で示
すように、ディテクタ15には最大の反射光が入射される
ことになり、この期間ではRF信号のレベルが高くなる。
するとクリップ回路24Bの正相入力端子のレベルがRF信
号の平均レベルを示している逆相入力端子のレベルより
高くなるためミラー面検出パルスPmがサンプリング回路
25に入力され、この期間のトラッキングエラー信号をサ
ンプリングしてスレッド送りサーボ回路26に供給する。 ところで、よく知られているように2分割されたディ
テクタ15に結像される反射光からトラッキングエラー信
号を検出するビーム分割法(プッシュプル法)の場合
は、検出されたトラッキングエラー信号には、対物レン
ズ16の変位量が洩れ込んでいる。 つまり、対物レンズ16がトラックジャンプ等によって
光軸からはずれた位置に移動すると、その反射光にはグ
ルーブGによって形成されるトラッキングエラー信号
と、対物レンズの変位によるアンバランスな回析光によ
るエラー信号が重畳されて出力されることになるが、光
スポットがミラー面Mにあるときはトラッキングエラー
信号は出力されず、ディテクタ15からは対物レンズ16の
変位を示すエラー信号のみが出力されるから、差動アン
プ21の演算値は、対物レンズの変位信号を出力している
ことになる。 したがって、このミラー面検出信号Pmが出力されたと
きのタイミングで差動アンプ21の出力信号をサンプル
し、所定の時定数で積分すると、その積分値は対物レン
ズの変位を示すことになり、この信号をスレッド送りサ
ーボ回路26に供給すると、粗アクチュエータ10Aが対物
レンズの光軸のずれを補正する方向に移動する。 したがって、上記実施例のブロック回路で密アクチュ
エータを移動してマルチトラックジャンプを行わせる
と、対物レンズが変位したあと、すぐに粗アクチュエー
タが追従して移動することになるから、所定のトラック
をトラバースしてトラッキングサーボをかけると、目標
のトラック位置で充分な光量のレーザ光を照射すること
ができ、例えば、このトラックシークの終了点T8ですぐ
に情報の書き込み,及び消去を行うことができる。 この実施例によると、密アクチュエータの位置を検出
する位置センサが不用になり、光学ヘッドのコストダウ
ンをはかることができる。 又、光学ヘッドが軽量になるため、応答性が高くなる
という利点がある。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の光ディスクのトラック
シーク方法を採用すると、密アクチュエータによってマ
ルチトラックジャンプを行い、目標のトラックをシーク
する際に、光ディスクのミラー面を照射しているタイミ
ングに基づいて、ディテクタから対物レンズの傾きを示
す信号を検出し、このシーク中に検出された信号に基づ
いて粗アクチュエータを対物レンズの傾きに対応して移
動するように制御できるので、トラックシーク時間を短
縮すると共に、従来のシーク方法よりも密アクチュエー
タによるトラックジャンプ数を大きく設定することもで
きるという効果がある。
を光ディスクの半径方向に移動しながら光ディスクの目
標のトラックをアクセスする際に有用なトラックシーク
方法に関するものである。 〔発明の概要〕 本発明の記録/再生光ディスクのトラックシーク方法
の実施例としては、例えば光ディスクに設けられている
ミラー面からの反射光を2分割ディテクタによって検出
することにより、トラックシーク中に対物レンズが変位
する量を検出し、この変位量に対応する信号を光学ヘッ
ドのスレッド送りモータ等に供給するようにしているか
ら、光学ヘッドがトラックをシークするときのジャンプ
時間が短縮されると共に、シーク動作終了後、ただちに
書き込み動作を行うことができる。 〔従来の技術〕 光ディスクを再生中(又は記録中)に所望のトラック
をアクセスする際には、通常、ジャンプ指令によって、
1トラックジャンプ,10〜100トラックをジャンプするマ
ルチトラックジャンプ,光学ヘッド全体を移動する大ト
ラックジャンプがジャンプモードによって併用されてい
る。 これらのうち、10〜100のトラックをジャンプして目
標のトラックをシークするマルチトラックジャンプの場
合は、通常、光学ヘッドに搭載されている密アクチュエ
ータ、例えば、対物レンズを移動するためのトラッキン
グアクチュエータにジャンプパルスを供給し、対物レン
ズのみを偏位させることによって行われる。 しかし、100トラック以上のジャンプを密アクチュエ
ータのみで行うと、光学系の視野範囲をはずれてMTF(M
odulation Transfar Function)の低下や光量の低下を
招くため、特に、大きな光量が要求される記録可能な光
ディスクではジャンプ終了後に粗アクチュエータの移動
も必要になる。 すなわち、第5図に示すようにトラックC1に光ビーム
Pを照射している対物レンズLをL′の位置に移動して
トラックC2をシークし、この点にジャンプさせると光ビ
ームPを供給している粗アクチュエータと対物レンズL
の光軸がずれ、トラックC2に照射される一点鎖線の光量
が低下すると共に、トラックC2を読み出すときのMTFも
低下する。 そこで、第6図に示すように時点t1でトラックジャン
プ指令信号JPを出力して、密アクチュエータを光ディス
クの半径方向に移動し、トラバース信号Stを計測しなが
ら約100トラックジャンプ終了後の時点t2でトラッキン
グサーボをかけ、t2時点から出力されるトラッキングエ
ラー信号を積分した送り信号SVによって粗アクチュエー
タを移動し、第5図の光ビームPを点線位置P′に移動
させることが考えられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上述したような方式でトラックジャンプを行
うと、マルチトラックジャンプが終了する時点t2までは
トラッキングエラー信号が得られず、時点t2から粗アク
チュエータが移動することになる。そのため、時点t2で
は充分な光量の光ビームを光ディスクに照射することが
できず、この時点では光ディスクへの書き込み,又は消
去ができない。 したがって、t2時点で目標のトラックをアクセスして
も、さらに、t2−t3期間は光ディスクへの記録(又は再
生)は不可能であり、この期間がトラックシーク時間を
長くする原因となっていた。 〔問題点を解決するための手段〕 第1図は本発明の記録/再生光ディスクのトラックシ
ーク方法の原理図を示したもので、1はトラッキングエ
ラー信号TEが入力されている位相補償器、2はトラック
ジャンプ指令JPによってジャンプ信号を出力するトラッ
クジャンプ制御回路、3はスイッチ、4は粗アクチュエ
ータ5に搭載されている密アクチュエータ(トラッキン
グアクチュエータ)を示し、光ディスクに対してレーザ
光を照射する光学系を備えている。6は密アクチュエー
タの位置を検出する位置検出部で、例えば、ミラー面の
検出トラッキングエラー信号を検出するミラー検出部7
の出力によって対物レンズの変位信号を出力する。8は
位置検出部6の信号を積分して粗アクチュエータ5の移
動信号を形成するローパスフィルタを示す。 〔作用〕 トラックシークを行うときはトラックジャンプ指令JP
によって、スイッチ3が切り換わり、トラックジャンプ
制御部2から所定のトラックをトラバースするためのジ
ャンプパルスが密アクチュエータ4に供給される。この
とき、本発明のトラックシーク方法では対物レンズの変
位を位置検出部6によって検出し、この信号をローパス
フィルタ8を介して粗アクチュエータ5に供給している
ので、密アクチュエータ4の移動に追従して粗アクチュ
エータ5も移動し、対物レンズとその光軸がジャンプ終
了点で大きくずれることがないようにする。 〔実施例〕 第2図は本発明の記録/再生光ディスクのトラックシ
ーク方法に採用できる実施例を示したもので、Dは例え
ば第3図に示すように光ディスクDの円周方向に分割さ
れたn個のセクタを有する記録再生可能な光ディスクを
示し、この光ディスクには各セクタ毎に放射状に何も記
載されていないミラー面M1,M2,……Mnが形成されてい
る。 Gは記録トラックC1,C2,……を区かくする円周状のグ
ルーブ(溝)を示し、通常はミラー面Mの直前にアドレ
スデータDaが記録され、その後にデータが記録されてい
る。10は該光ディスクDに対してレーザ光を照射し、光
ディスクの情報を読み出すと同時に、光ディスクに情報
を書き込むことができる光学ヘッドを示し、通常はスレ
ッド軸11によって光ディスクの半径方向に移動できるよ
うになされている。 光学ヘッド10は粗アクチュエータ10Aと、この粗アク
チュエータ10Aに搭載されている密アクチュエータ10Bよ
り構成され、粗アクチュエータ10Aには例えばレーザ発
光部12とビームスプリッタ14,及び2つの分割された受
光面A,Bを有するディテクタ15等が設けられ、ビームス
プリッタ14を通過したレーザビーム13は対物レンズ16を
備えている密アクチュエータ10Bを介して光ディスクD
に照射される。 対物レンズ16は図示しない2軸のアクチュエータによ
って上下及び左右方向に駆動され、フォーカスサーボ及
びトラッキングサーボがかけられ光スポットを合焦点で
トラックに照射する。 又、光ディスクからの反射光17は前記ビームスプリッ
タ14により反射されてディテクタ15に入射され、このデ
ィテクタ15からRF信号,及びトラッキングエラー信号等
が検出される。 なお、18は光学ヘッド全体を駆動するスレッド送り機
構の駆動コイル(モータコイル)を示す。 ディテクタ15の受光面A,Bのファーフィールド像から
検出された電気信号は差動アンプ21に入力されてトラッ
キングエラー信号が検出され、このトラッキングエラー
信号は、通常、ジャンプ制御部22を介してトラッキング
サーボ回路23に供給されている。 24はトラックシーク時に能動化されるミラー面検出回
路を示したもので、前記ディテクタ15で検出された受光
面A,Bの信号は加算器24Aに入力されてRF信号を形成し、
次に、クリップ回路24Bに入力され、後述するように、R
F信号のレベルを検出している。そして、RF信号のレベ
ルが瞬間的に高くなるミラー面にレーザ光が照射された
とき、サンプリング回路25にサンプリングパルスを供給
し、この時点のトラッキングエラー信号をサンプルして
スレッド送りサーボ回路26に供給する。 なお、27はトラッキングエラー信号を積分するローパ
スフィルタである。 以下、上記した実施例の動作を第4図のタイミング波
形と共に説明する。 第3図で示すトラックQ1から10〜100トラック離間し
ているトラックQ2をシークする際は時点T1でレーザ光が
外方にトラバースするようなトラックジャンプ信号JPが
ジャンプ制御部25からトラッキングサーボ回路23に供給
され、この信号によって密アクチュエータ10B内のトラ
ッキングアクチュエータが対物レンズ16を外周方向に偏
位する。 すると、トラックを横切るときのトラバース信号Stが
ディテクタ15から出力され、又、このトラバース期間で
はRF信号もトラックを横切ることによってそのレベルが
変動する。 しかしながら、光ビームがトラックを横切るときに、
第3図に示すようにその光スポットSがミラー面Mを通
過するときは、第4図の期間T2−T3,T4−T5,T6−T7で示
すように、ディテクタ15には最大の反射光が入射される
ことになり、この期間ではRF信号のレベルが高くなる。
するとクリップ回路24Bの正相入力端子のレベルがRF信
号の平均レベルを示している逆相入力端子のレベルより
高くなるためミラー面検出パルスPmがサンプリング回路
25に入力され、この期間のトラッキングエラー信号をサ
ンプリングしてスレッド送りサーボ回路26に供給する。 ところで、よく知られているように2分割されたディ
テクタ15に結像される反射光からトラッキングエラー信
号を検出するビーム分割法(プッシュプル法)の場合
は、検出されたトラッキングエラー信号には、対物レン
ズ16の変位量が洩れ込んでいる。 つまり、対物レンズ16がトラックジャンプ等によって
光軸からはずれた位置に移動すると、その反射光にはグ
ルーブGによって形成されるトラッキングエラー信号
と、対物レンズの変位によるアンバランスな回析光によ
るエラー信号が重畳されて出力されることになるが、光
スポットがミラー面Mにあるときはトラッキングエラー
信号は出力されず、ディテクタ15からは対物レンズ16の
変位を示すエラー信号のみが出力されるから、差動アン
プ21の演算値は、対物レンズの変位信号を出力している
ことになる。 したがって、このミラー面検出信号Pmが出力されたと
きのタイミングで差動アンプ21の出力信号をサンプル
し、所定の時定数で積分すると、その積分値は対物レン
ズの変位を示すことになり、この信号をスレッド送りサ
ーボ回路26に供給すると、粗アクチュエータ10Aが対物
レンズの光軸のずれを補正する方向に移動する。 したがって、上記実施例のブロック回路で密アクチュ
エータを移動してマルチトラックジャンプを行わせる
と、対物レンズが変位したあと、すぐに粗アクチュエー
タが追従して移動することになるから、所定のトラック
をトラバースしてトラッキングサーボをかけると、目標
のトラック位置で充分な光量のレーザ光を照射すること
ができ、例えば、このトラックシークの終了点T8ですぐ
に情報の書き込み,及び消去を行うことができる。 この実施例によると、密アクチュエータの位置を検出
する位置センサが不用になり、光学ヘッドのコストダウ
ンをはかることができる。 又、光学ヘッドが軽量になるため、応答性が高くなる
という利点がある。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の光ディスクのトラック
シーク方法を採用すると、密アクチュエータによってマ
ルチトラックジャンプを行い、目標のトラックをシーク
する際に、光ディスクのミラー面を照射しているタイミ
ングに基づいて、ディテクタから対物レンズの傾きを示
す信号を検出し、このシーク中に検出された信号に基づ
いて粗アクチュエータを対物レンズの傾きに対応して移
動するように制御できるので、トラックシーク時間を短
縮すると共に、従来のシーク方法よりも密アクチュエー
タによるトラックジャンプ数を大きく設定することもで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すブロック図、第2図は本発
明の実施例を示すブロック図、第3図は記録/再生光デ
ィスクの概要図、第4図は第3図の動作を示すタイミン
グ波形図、第5図は対物レンズの偏位とトラックシーク
の関係を示す説明図、第6図は従来のトラックシークの
タイミング波形図である。 図中、4は密アクチュエータ、5は粗アクチュエータ、
6は位置検出部、7はローパスフィルタを示す。
明の実施例を示すブロック図、第3図は記録/再生光デ
ィスクの概要図、第4図は第3図の動作を示すタイミン
グ波形図、第5図は対物レンズの偏位とトラックシーク
の関係を示す説明図、第6図は従来のトラックシークの
タイミング波形図である。 図中、4は密アクチュエータ、5は粗アクチュエータ、
6は位置検出部、7はローパスフィルタを示す。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.記録トラックに沿ってグルーブが形成されると共
に、この記録トラックの一部にグルーブのないミラー面
が形成された光ディスクに対して、対物レンズが設けら
れた密アクチュエータにジャンプパルスを供給すること
によって、上記対物レンズを変位させるようにしたトラ
ックシーク方法であって、 トラックシーク時に2つの受光面を有するディテクタか
らの加算信号に基づいて上記ミラー面を検出し、 このミラー面における上記ディテクタからのトラッキン
グエラー信号をサンプリングすることにより上記対物レ
ンズの変位量を検出し、 サンプリングされた上記トラッキングエラー信号をロー
パスフィルタを介して上記密アクチュエータが搭載され
た粗アクチュエータのサーボ回路に供給して上記対物レ
ンズの変位に追従させるようにしたことを特徴とする光
ディスクのトラックシーク方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299999A JP2661076B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 光ディスクのトラックシーク方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299999A JP2661076B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 光ディスクのトラックシーク方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01143086A JPH01143086A (ja) | 1989-06-05 |
JP2661076B2 true JP2661076B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=17879515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62299999A Expired - Fee Related JP2661076B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 光ディスクのトラックシーク方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2661076B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607665A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-16 | Mitsubishi Electric Corp | デイスク再生装置のピツクアツプ送り制御装置 |
JPS61153885A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-12 | Toshiba Corp | デイスク再生装置 |
JPS61280080A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-10 | Hitachi Ltd | 情報検索方式 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62299999A patent/JP2661076B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01143086A (ja) | 1989-06-05 |
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