JPH0778889B2 - 光記憶装置とその制御方法 - Google Patents

光記憶装置とその制御方法

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JPH0778889B2
JPH0778889B2 JP1068682A JP6868289A JPH0778889B2 JP H0778889 B2 JPH0778889 B2 JP H0778889B2 JP 1068682 A JP1068682 A JP 1068682A JP 6868289 A JP6868289 A JP 6868289A JP H0778889 B2 JPH0778889 B2 JP H0778889B2
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optical head
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第11図,第12図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決する為の手段(第1図) 作用 実施例 (a) 一実施例の構成の説明 (第2図,第3図,第4図,第5図) (b) 一実施例の動作の説明 (第6図,第7図,第8図,第9図) (c) その他の実施例 (第10図) 効果 〔概要〕 光記憶媒体と、ひとつの対物レンズから前記光記憶媒体
に複数ビームを照射する光学ヘッドとを設けた光記憶装
置に関し、 トラックアクセス時に前記複数のビームを同一トラック
にアクセスすることを目的とし、 略同心円状の複数のトラックを有する光ディスク記憶媒
体と、第1の光ビームと第2の光ビームを対物レンズを
通してトラック方向に沿う異なる位置に夫々照射する光
学ヘッドと、前記光学ヘッドを、前記光ディスク記憶媒
体の半径方向に沿って移動するための光学ヘッド駆動手
段と、前記第2の光ビームを前記第1の光ビームの半径
方向の移動とは独立して前記光ディスク記憶媒体の半径
方向に沿って移動するためのビーム移動手段と、前記第
1の光ビームの照射位置に対する前記第2の光ビームの
照射位置を、前記光学ヘッドの半径方向の位置に応じた
シフト量で半径方向にシフトするように、前記ビーム移
動手段を制御する制御手段と、前記ビーム移動手段を駆
動する駆動手段と、前記第2の光ビームの移動量を測定
する手段と、前記駆動手段を所定の駆動値で駆動した際
における前記第2の光ビームの移動量を前記測定手段に
より求め、前記駆動値と前記移動量との関係から前記シ
フト量を補正するための補正手段と、を備えて成るこ
と、を特徴とする光記憶装置である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光ディスク装置等の光記憶装置に於いて、光
学ヘッドの対物レンズに複数のビームを通し、例えばラ
イトビームと、リードビームの2本により、あるトラッ
クにライトビームによるデータ書き込み中に、前記ライ
トビームのディスク回転方向の後方に位置するリードビ
ームにより前記ライトビームが書き込んだ情報を読み取
ることを特徴とする光記憶装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、光ディスク装置では、ベリファイリードが行
われている。前記ベリファイリードとは、光ディスクに
書き込んだデータを、書き込み後、読み取り、前記書き
込みデータと読み取りデータを照らし合わせることによ
って、光ディスク装置の信頼性を補償することである。
従来、対物レンズから1つのビームを光ディスクに照射
し、前記1つのビームを書き込みと読み取りと兼用して
いる。つまり、前記ビームで光ディスクのある一回転で
書き込みを行い、その次の一回転で読み取りを行い、前
記書き込みデータを読み取りデータを照らし合わせる。
然し、上述のベリファイリードを行う装置では、データ
書き込み時は、光ディスクを2回転しなければ成らず、
時間がかかってしまう。
そこで、近年、光学ヘッドの対物レンズに複数のビーム
を通し、例えばライトビームと、リードビームの2本に
より、あるトラックにライトビームによるデータ書き込
み中に、前記ライトビームのディスク回転方向の後方に
位置するリードビームにより前記ライトビームが書き込
んだ情報を読み取ることによって、データ書き込みとベ
リファイリードを同時に行い、光ディスク装置のデータ
書き込みの時間短縮を行う技術が登場した。
第11図は、従来技術の説明図である。
光ディスク装置は第11図に示す如く、モータ1aによって
回転軸を中心に回転する光ディスク1に対し、光学ヘッ
ド2が光ディスク1の半径方向にヘッド駆動モータ9001
によって移動位置決めされ、光学ヘッド2による光ディ
スク1へのリード(再生),ライト(記録)が行われ
る。
ライトビームとリードビームは1つの対物レンズ10から
光学ディスク1に同時に入射している。
さて、第11図中、ライトビームは、光源である半導体レ
ーザ91の発光をダイクロイックミラー99で反射し、偏光
ビームスプリッタ12,1/4λ板1001を介し対物レンズ10に
導き、対物レンズ10でビームスポット101に絞り込んで
光ディスク1に照射し、光ディスク1からの反射光を対
物レンズ10,1/4λ板1001を介し偏光ビームスプリッタ12
より、レンズ8を介して4分割受光器96に入射する様に
構成されている。
リードビームは、前記ライトビームと異なる波長であ
る。半導体レーザ92から発光されるリードビームはレン
ズ9を介した後に、変更ビームスプリッタ12,1/4λ板10
02を介し、ダイクロイックミラー93に反射して、更に、
1/4λ板1002,偏光ビームスプリッタ12,1/4λ板1001,対
物レンズ10を介して、ビームスプリッタ102に絞り込ん
で、光ディスク1に照射する。その後、1/4λ板1001,偏
光ビームスプリッタ12を介し、ダイクロイックミラー99
を通過し、受光器100に入射する。前記ダイクロイック
ミラー93,99はある波長の光を反射し、ある波長の光を
透過する性質を持ち、この場合は、ダイクロイックミラ
ー93は、リードビームを反射し、ライトビームを透過す
る。又、ダイクロイックミラー99は、ライトビームを反
射し、リードビームを透過する。
さて、この様な光ディスク装置に於いては、光ディスク
の半径方向に数ミクロン間隔で多数のトラックが形成さ
れており、若干の偏心によってもトラックの位置ずれが
大きく、又光ディスク1のうねりによってビームスポッ
トの位置がずれが生じ、これらの位置ずれに1ミクロン
以下のビームスポットを追従させる必要がある。
この為、光学ヘッド2の対物レンズ10を図の上下方向に
移動して焦点位置を変更するフォーカスアクチュエータ
(フォーカスコイル)94と、対物レンズを図の左右に変
更するトラックアクチュエータ(トラックコイル)95が
設けられている。
又、これらに対応して、受光器96の受光信号からフォー
カスエラー信号FESを発生し、フォーカスサーボ制御部4
00と、受光器96の受光信号からトラックエラー信号TES
を発生し、トラックアクチュエータ95を駆動するトラッ
クサーボ制御部3が設けられている。
トラックサーボ制御部3は、例えば光ディスク1に予め
設けられたスパイラル上の案内溝(トラック)によるビ
ームスポットの回折現象による反射光量の変化を利用す
るものである。
即ち、トラックに対するビームスポットの位置によって
受光器96に於ける反射光量分布がトラックによる光の回
折によって変化することを利用して、トラックに対する
ビームスポットのトラックエラー信号(TES信号)を得
るものである。
このTES信号は、ライト・ビームの反射光量を受光器96
で受け取ることにより得られ、アクチュエータ95を制御
する。
又、前記ライト・ビームと同様に、2分割受光器100
で、リード・ビームを受光し、前記リード・ビームのTE
S信号を作成する。ガルバノミラー93は軸931を中心に回
転可能となっており、前記ガルバノミラー93から得られ
るガルバノポジション信号(GPS)によって、ガルバノ
サーボ制御部4は、ガルバノミラー93の位置を制御する
ことにより、リードビームのトラック位置を制御する。
さて、光ディスク1のあるトラックにアクセスを行う
時、従来、ライトビームを受光する4分割受光器96から
RF信号を作成し、前記信号から、現在ライトビームが位
置するトラックアドレスを読み取る。
前記トラックアドレスは、光ディスク1製作時に、予め
プリフォーマットされているものである。
トラックアクセス制御部900は、前記読み取られたトラ
ックアドレスと、アクセスする様に上位位置から指定さ
れたトラックアドレスの差を検出し、ライトビームから
のRF信号を読み取りながら、ヘッド駆動モータ9001(ボ
イス・コイル・モータ)によって、光学ヘッド2を移動
させ、目標トラックアドレスに達した所で停止する。こ
の時、光学ヘッド2も動くので、それと同時に、リード
ビームも同様に、ライトビームと同じトラック位置にア
クセスされるはずである。しかし、光ディスクのインナ
ー側とアウター側では、ライトビームのトラック位置と
リードビームのトラック位置の関係が異なる為に、何ら
かの補正が必要である。第12図は前記補正の説明図であ
る。
711,712,713は光ディスク1の中心Oを中心とした同心
円である。光学ヘッド2の対物レンズ10は、点線720上
を移動するものとする。アクセス動作は、光学ヘッド2
に位置する対物レンズ10を駆動モータ9001によって、前
記点線720上を移動することで行われる。さて、ライト
ビームとリードビームは、前記同心円711,712,713と点
線720との交点に於ける、前記円711,712,713の接線上に
位置しなければ成らない。
第12図(b),(c),(d)は、交点701,702,703で
のライトビームWとリードビームRとの理想的な位置関
係である。
つまり、リードビームとライトビームの距離をy,交点70
1,702,703での点線720との垂直線と、前記交点701,702,
703での接線が成す角度を、θ1,θ2,θ3とすると、ラ
イトビームとリードビームは、トラック方向にy*tan
θ1,y*tanθ2,y*tanθ3ずれて位置しなければ成らな
い。
光ヘッド2の対物レンズ10は、点線720上を移動してい
る。前記対物レンズ10が点線730上、つまり、光ディス
ク1の中心点を通る線上を移動するものであれば、上記
問題は生じない。つまり、点線730上を対物レンズが移
動するものであれば、接線は常に、前記点線730と垂直
となり、リードビームとライトビームは前記垂線上にあ
ればいいので、接線での角度は変化しない。
しかし、近年、対物レンズを複数個設ける技術が登場
し、イレースビームを光学ディスク1に照射する対物レ
ンズをとり付けることが行われている。よって、全ての
対物レンズを光ディスク1の中心点を通る線上を移動さ
せることは出来ない。従って、前記中心点と外れた線上
を対物レンズが移動する必要が生じる。
前記リードビームのトラックアクセス時のトラック位置
の補正は、リードビームトラックアクセス制御部(第11
図1000)が行っている。
リードビームとライトビームの距離をy,交点701,702,70
3での接線720との垂直線と、前記交点701,702,703での
接線がなす角度を、θ1,θ2,θ3とすると、前述の通
りライトビームとリードビームは、トラック方向にy*
tanθ1,y*tanθ2,y*tanθ3ずれて位置しなければなら
ない。
つまり、リードビームとライトビームの距離をy,対物レ
ンズが移動する軌跡である点線720と光ディスク1の中
心Oとの距離をX、同心円と中心Oとの距離をD1,D2
D3とすると、前記位置701,702,703でそれぞれ、 y*tanθ1=X*y/D1 y*tanθ2=X*y/D2 y*tanθ3=X*y/D3 リードビームはライトビームに対してずれ無ければ成ら
ない。
以下、リードビームトラックアクセス制御部1000の動作
を説明する。
前記トラックアクセス制御部900は、リードビームトラ
ックアクセス制御部1000に、ライトビームがアクセスす
ることを伝える。この時、リードビームトラックアクセ
ス制御部1000は、アクセスすべきトラックアドレスを得
る。
次いで、リードビームトラックアクセス制御部1000は、
前記ガルバノミラー93から得られるガルバノポジション
信号と、前記リード信号から得られるTES信号によっ
て、ガルバノサーボ制御部51は、ガルバノミラー93の位
置を制御しているが、リードビームから得られるTES信
号によるサーボを停止する。
次いで、前記アクセス先のトラックアドレスから距離D
を計算する。つまり、第8図(a)の701ではD1,702で
はD2,703ではD3を計算する。アクセスによって発生する
トラックずれを計算する。前記ずれは以下の通り、 y*tanθ1=X*y/D1 y*tanθ2=X*y/D2 y*tanθ3=X*y/D3 前記X*y/D1,X*y/D2,X*y/D3に、予め決められた一定
値Cを乗じ、 A=C*X*y/D とする。
次いで、前記Aに応じた電流をガルバノサーボ制御部4
に出力する。
ガルバノミラーアクチュエータにリードビームが位置す
べき位置に応じた電流が付加され、リードビームは、ト
ラックジャンプ開始アドレスに対応したずれの状態か
ら、第12図(b),(c),(d)の状態になる。
その後、ライトビームが目標トラックにアクセスした
ら、再び、リードビームを受光する2分割受光器22から
得られるTES信号によるサーボを行い、トラック位置を
制御する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の技術では、カルバノロックループに加算される電
圧によって、トラック位置を制御した。この時の電圧を
どれだけ変化させると実際のトラック位置がどれだけ移
動するかを前記リードビームトラックアクセス制御部10
00は記憶していた。つまり、前記定数Cを記憶してい
た。ところが、この定数Cはガルバノポジションセンサ
の感度,ガルバノロックループゲインによって変化する
ので、工場出荷時に調整する必要がある。
又、この値は、温度変化によって、前記ガルバノポジシ
ョンセンサの感度や、光学ヘッド中のレンズ等の特性が
変化してしまい、出荷時の調整値とずれが生じてしま
う。
よって、本発明の目的は、前記温度変化や、センサの感
度等が変化しても、トラックアクセス時の副ビームのア
クセス制御が可能な装置及び方法を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。第1図は光記憶媒
体1(光ディスク)と、ひとつの対物レンズから前記光
記憶媒体1に複数ビームを照射する光学ヘッド2とを設
けた光記憶装置である。
第1ビーム受光部21は第1のビームの光ディスク1から
の光を受光して第1の受光信号を得る。又、第2ビーム
受光部22は第2のビームの光記憶媒体1からの光を受光
して第2の受光信号を得る。
光学ヘッドトラックアクセス制御部900は、第1の受光
信号から光ディスク1のトラックアドレスを求め、指定
されたトラックアドレスに光学ヘッド2を移動し、第1
のビームを前記トラック位置に位置決めする。
第2ビーム移動手段4は、前記第2の受光信号によっ
て、前記第2のビームのトラック位置を制御する。
第2ビーム移動駆動量測定手段500は、前記第2のビー
ムを第2ビームトラック移動手段4によって、トラック
位置を移動させ、第2ビーム受光部22から得られた受光
信号により、トラック移動を判断し、トラック移動分に
応じた第2ビームトラック位置制御部の駆動量を求め
る。
〔作用〕
本発明は、第2のビームがトラック移動する際の駆動情
報を、第2のビーム移動駆動量測定手段500によって求
める。トラック移動の際に、第2のビームを移動させる
時に、前記駆動情報に基づいて移動させるので、第1の
ビームと第2のビームを同じトラックにアクセスさせる
ことが可能となる。
〔実施例〕
(a) 一実施例の構成の説明 第2図は本発明の一実施例のブロック図、第3図は第2
図構成の光学ヘッドの構成図、第4図は、第3図のアク
チュエータの位置センサの説明図、第5図は第3図中の
ガルバノミラーの構成図である。
先ず、光学ヘッドの構成に付いて第3図を用いて説明す
る。第3図に於いて、半導体レーザ24は、ライトビーム
であり、830nmの波長のビームを出力し、前記半導体レ
ーザ24の光は、コリメータレンズ203で平行光とされ、
ダイクロイックミラー201で反射し、偏光ビームスプリ
ッタ28、1/4λ板27を通過し、対物レンズ26によって光
ディスク25上のビーム・スポット252に絞りこまれる。
光ディスク25からの反射光は、対物レンズ26、偏光ビー
ムスプリッタ28に入射し、1/4λ板2000,ガルバノミラー
29を通過し、4分割受光器21に入射する。
一方、半導体レーザ23は、780nm波長のビームを出力す
る。前記ビームはリードビームであり、前記半導体レー
ザ23の光は、コリメータレンズ202で平行光とされ、偏
光ビームスプリッタ28に入射し、1/4λ板2000を通過
し、ガルバノミラー29で反射した後、再び、1/4λ板200
0,変更ビームスプリッタ28に入射し、1/4λ板27を通過
し、光ディスク25上のビームスポット251に絞りこまれ
る。光ディスク25からの反射光は、対物レンズ26、1/4
λ板27,偏光ビームスプリッタ28に入射し、ダイクロイ
ック・ミラー201を通過し、2分割受光器22に入射す
る。
前記201,29はダイクロイック・ミラーで構成されてい
る。前記ダイクロイック・ミラーはある波長は反射し、
ある波長は透過する性質を持ち、ダイクロイックミラー
201は、780nm波長を通過し、830nm波長を反射する。
又、ダイクロイックミラー29は、830nm波長を通過し、7
80nm波長を反射する。
対物レンズ26は、回転軸205を中心に回転可能なアクチ
ュエータ本体204の一端に設けられており、他端に固定
スリット207が設けられている。
アクチュエータ本体204には、コイル部211が設けられ、
コイル部211の周囲にフォーカスコイル208が、側面に渦
巻形状のトラックコイル210が設けられており、コイル
部211の周囲に磁石209が設けられている。
従って、フォーカスコイル208に電流を流すと、対物レ
ンズ26を搭載したアクチュエータ204は、ボイスコイル
モータと同様に図のX軸方向に上又は下に移動し、これ
によってフォーカス位置を変化でき、トラックコイル21
0に電流を流すと、アクチュエータ204は回転軸205を中
心にα方向に回転し、これによってトラック方向の位置
を変化出来る。
アクチュエータ204の端部に設けられた固定スリット207
に対しては、位置センサを構成する発光部106,受光器21
2が設けられており、第4図(a),(b)に示す如
く、発光部206と4分割受光器212a〜212dが固定スリッ
ト207を介して対向する様に設けられている。
固定スリット207には、窓Wが設けられており、発行部2
06の光は窓Wを介して4分割受光器212a〜212dに受光さ
れる。
この為、第4図(b)に示すようにアクチュエータ204
のα、X方向の移動量に応じて4分割受光器212a〜212d
の受光分布が変化する。従って、受光器212a〜212dの出
力A,B,C,Dから、トラック方向のポジション信号TPS、フ
ォーカス信号のポジション信号FPSが次の様に求められ
る。
TPS=(A+C)−(B+D) FPS=(A+B)−(C+D) このポジション信号TPS,FPSは、第4図(b)のよう
に、中心位置からのずれに対し、中心位置で零となるS
の字状の信号となり、この信号を用いて中心位置方向へ
の電気的バネ力を付与できる。
又(第3図参照)、ガルバノミラー29は軸220を中心に
図面平面上を回転する。前記ガルバノミラー29には、ガ
ルバノポジションセンサ222が設けられている。前記ガ
ルバノミラー29は第5図(a)に示す如く、ガルバノミ
ラーコイル部51が設けられ、リードビームトラックコイ
ル501が設けられている。前記コイル部51の周辺には、
磁石52が設けられている。前記コイル501に電流を流す
ことにより、ガルバノミラー29は軸220を中心に回転す
る。
ガルバノポジションセンサ222は、発光部55,スリット5
6,2分割受光器57からなり、ガルバノミラー29の端部に
設けられた固定スリット56に対しては、発光部55,2分割
受光器57が設けられており、第5図(b)に示す如く、
発行部55と2分割受光器57a,57bが固定スリット56を介
して対向する様に設けられている。
固定スリット56には、窓w(第5図(c))が設けられ
ており、発行部55の光は窓wを介して2分割受光器57a,
57bに受光される。
この為、第5図(c),(e),(d)に示すようにガ
ルバノミラー29の軸220を中心とした移動量に応じて2
分割受光器57a,57bの受光分布が変化する。従って、受
光器57a,57bの出力A,Bから、トラック方向のポジション
信号GPSが次の様に求められる。
GPS=A−B このポジション信号GPSは、第4図(b)に示す様に、
中心位置からのずれに対し、中心位置で零となるSの字
状の信号となり、この信号を用いて中心位置方向への電
気的バネ力を付与できる。
次に、第2図の構成に付いて説明する。
5は動作制御部であり、マイクロプロセッサ(以下、MP
Uと略す)で構成され、トラックサーボ部3又は副ビー
ムサーボ部4を制御している。前記MPU5ではテストシー
クプログラム500が起動する。
7はヘッド回路部であり、ライトビームの4分割受光器
21からRF信号RFSを作成するRF作成回路30と、前記4分
割受光器21の出力A〜Dを増幅し、サーボ出力SVA〜SVD
を出力する増幅器31と、位置センサの4分割受光器212a
〜212dの出力A〜Dからトラックポジション信号TPSを
作成するTPS作成回路302と、ガルバノポジションセンサ
222の、2分割受光器57の出力から、GPS信号を作成する
GP作成回路310と、リードビームの2分割受光器22の出
力RA,RBを増幅し、サーボ出力SVRA,SVRBを出力する増幅
器317と、前記2分割受光器22の出力RA,RB信号からRF信
号(RFS)を作成するRF作成回路320等を有する。
前記RF作成回路30は4分割受光器21からRF信号(RFS)
を作る。前記信号は、光ディスクにプリフォーマットさ
れたトラックアドレスを読み取るのに使用される。又、
前記2分割受光器22の出力RA,RBから作成されるRFSはデ
ータの読み取りに使用する。
トラックサーボ部3の32は、TES(トラック・エラー信
号)作成回路であり、増幅器31のサーボ出力SVA〜SVDま
らトラックエラー信号TESを作成する。33は全信号作成
回路であり、サーボ出力SVA〜SVDを加え合わせ全反射レ
ベルである全信号DCSを作成するもの、32はAGC(AUTOMA
TIC GAIN CONTROL)回路であり、トラックエラー信号TE
Sを全信号(全反射レベル)DSCで割り、全反射レベルを
参照値としたAGCを行うものであり、照射ビーム強度や
反射率の変動補正をするもの、36は位相補償回路であ
り、ゲインを与えられたトラックエラー信号TESを微分
し、トラックエラー信号TESの比例分と加え、位相を進
ませるものである。35はオフトラック検出回路であり、
トラックエラー信号TESがプラス方向の一定値V0以上及
びマイナス方向の一定値−V0以下になったこと、即ちオ
フトラック状態になったことを検出してオフトラック信
号TOPをMPU5へ出力するものである。
37はサーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号SVS
で閉じ、サーボループを閉じ、オフで開き、サーボルー
プを開くもの、39は復帰信号作成回路であり、TP作成回
路302から第4図(a)のアクチュエータ210の中心位置
に向かうトラック方向の復帰力を発生する復帰信号RPS
を作成するものである。
301はロックオンスイッチであり、MPUのロックオン信号
LKSのオンで閉じ、サーボループに復帰信号RPSを導き、
オフで開き、復帰信号RPSのサーボループへの導入をカ
ットするもの、38はパワーアンプであり、復帰信号作成
回路39の出力を増幅してトラック駆動電流TDVをトラッ
クアクチュエータ210に与えるものである。
副ビームトラックサーボ部4の318はTES(トラック・エ
ラー信号)作成回路であり、増幅器317のサーボ出力SVR
A,SVRBからトラックエラー信号TESを作成する。316は積
分器で、前記TES信号を積分する。315はA/D(アナログ
/デジタル)変換器で、前記積分器315のアナログ出力
をデジタル化して出力し、MPU5に入力する。前記積分器
316は、MPU5のリセット信号によって、リセットされ
る。MPU5は前記デジタル入力に所定の演算をした後に、
D/A(デジタル/アナログ)変換器314に出力する。
312は位相補償回路であり、ガルバノポジション信号作
成回路310からの出力であるGPS信号を微分し、前記GPS
の比例と分加え、位相を進ませるものである。313はパ
ワーアンプであり、前記位相補償回路312の出力を増幅
してリードビームトラックコイル501に与えるものであ
る。311は加算器であり、前記MPU5の出力をGPS信号に加
算するものである。330はA/D変換器であり、TES信号作
成回路318からの出力をデジタル変換して、MPU5に入力
する。
前記57,310,312,313,501のサーボループは、ガルバノミ
ラー29を電気的にロックして、前記ガルバノミラー29の
位置保持制御するものである。
(b) 一実施例の動作説明図 第6図は一実施例処理フローチャート図,第7図は動作
例を説明する為のグラフ、第8図はリードビームアクセ
ス時のフローチャート図、第9図はリードビームの受光
による、アクセス時で無い時のリードビームのトラック
サーボの説明図である。
さて、半導体レーザ24のライトビームは、光ディスク1
を反射した後に、4分割受光器21に入射する。前記信号
SVA〜SVDを増幅器31は増幅し、トラックサーボ部3のTE
S信号作成回路32に入力し、SVA〜SVDからトラックエラ
ー信号TESを作成する。全信号作成回路33は、サーボ出
力SVA〜SVDを加え合わせ全反射レベルである全信号DSC
を作成する。次いで、AGC回路32は、トラックエラー信
号TESを全信号(全反射レベル)DSCで割り、全反射レベ
ルを参照値としたAGCを行い照射ビーム強度や反射率の
変動補正をする。位相補償回路36は、ゲインを与えられ
たトラックエラー信号TESを微分し、トラックエラー信
号TESの比例分と加え、サーボスイッチ37は通常オンに
なっており、前記信号をパワーアンプ38で増幅し、前記
パワーアンプの出力は、トラックアクチュエータ210に
入力することによって、ライトビームのトラック位置を
制御する。
又、復帰信号RPSによるトラックサーボ制御は、光学ヘ
ッド2をヘッド駆動モータ(ボイスコイルモータ)9001
で目標トラックにアクセスする時に用いられる。光学ヘ
ッド2の移動中MPU5はサーボオン信号SVSはオフのま
ま、ロックオン信号LKSをオンする。従って、トラック
エラー信号TESにようサーボループは形成されないが、
トラックアクチュエータ210は位置センサ212a〜dの出
力A〜Dによるトラックポジション信号TPSによりロッ
ク制御される。即ち、トラックコイル21は、復帰信号作
成回路39の復帰信号RPSによってパワーアンプ38によっ
て駆動され、トラックアクチュエータ210は、中心位置
に復帰制御され、固定される。
このように、トラックアクチュエータ210、即ち対物レ
ンズ26をロックしておくのは、光学ヘッド2の移動中に
振動でアクチュエータ210がヘッド内で動かないように
し、損害等を防ぐためであり、トラックポジション信号
TPSによる電気的ロックが行われる。
更に、光学ヘッド2の移動完了後のサーボオン信号SVS
のオン直後のサーボ引込みに於いて、ロックオン信号を
オンしたままにしておき、復帰信号RPSで第4図(a)
の中心位置への復帰力を与えながらトラックエラー信号
TESでトラック追従を制御する。
この為、偏心のある光ディスク1のトラックに対し、半
径方向(トラックを横切る方向)に移動量の最も少ない
点でトラックのサーボ引込みが行われ、安定な引込み開
始が実現出来る。
又、サーボ引込み完了後は、サーボ信号SVSをオンとし
たままロックオン信号LKSは、オフされ、復帰信号RPSに
よる制御から解放する。
又、オフトラック検出回路35により、ライトビームのオ
フトラックが検出された時は、トラックオフ信号TOSをM
PU5に送る。MPU5はサーボスイッチ37をオフにし、ロッ
クオンスイッチ301をオンにし、目標トラックに近づく
制御を行う。
以上、ライトビームのトラック位置補正制御について説
明した。上記トラックサーボ部3及びMPU5の動作は従来
と同様の動作で、前記サーボに従って、ライトビームと
リードビームのトラック位置を同時に移動させる。
光学ヘッド2でライトビームとリードビームのトラック
位置の補正制御を行うと供に、リードビームのトラック
位置を、前記ライトビームのトラック位置に応じて、リ
ードビームのTES信号によって制御する。
以下、リードビームのトラック位置の補正制御について
説明する。
ガルバノミラーポジションセンサ57の2分割受光器57の
受光器57a,57bの出力A,Bから、GPS作成器310によって、
GPS=A−Bを求められる。前記GPSを位相補償回路312
は微分し、前記GPSの比例分と加え、位相を進ませ、パ
ワーアンプ313で増幅して、リードビームトラックコイ
ル501に出力する。前記57,310,312,313,501のサーボル
ープは、ガルバノミラー29を電気的にロックして、前記
ガルバノミラー29の位置保持制御するものである。
一方、リード信号を受光する2分割受光器22からの出力
が、増幅器317のサーボ出力SVRA,SVRBからトラックエラ
ー信号TESを作成した後、前記信号は積分器316で、積分
される。前記積分は、誤差を拡大し、微妙なずれを検出
するために行う。
以下、第9図(a)フローチャートを参照する。
ステップ71 前記MPU5は、積分器316を、リセット信号によってリセ
ットする。
ステップ72 ついで、MPU5内のタイマ5aを起動する。
ステップ73 前記タイマ5aをカウントアップし、予め記憶されている
光ディスク1が一周する時間に達したら、ステップ74に
進む。
ステップ74 積分結果OFTESをサンプルする。積分結果OFTESとは、即
ち、前記積分器316で積分されたTES信号の値をA/D変換
器315でデジタル信号化したものである。
ステップ75 前記OFTESに予め決められた定数を掛け、Aとする。
ステップ76 前回のD/A変換器314への出力であるDAOUTから前記Aを
減じた値をDAOUTとする。
ステップ77 前記DAOUTを前記D/A変換器314に出力する。
さて、前記D/A変換器314に出力されたDAOUTは、アナロ
グ信号化され、加算器311で、位相補償器312の出力と加
算される。
第6図は、前記信号の出力値である。
リードビームを受光した2分割受光器22の出力から作成
されるTES信号は、701の様に出力される。
前記TES信号701は、積分器316で積分され、ITES702の様
になる。前記ITES702は、MPU5によって、積分器316がリ
セットされる毎に、0になる。
DAOUT704は、MPU5によって出力され、前回のDAOUTから
前記積分値を引いた値を出力する。
前記DAOUTは加算器311で、GPSと加算され、リードビー
ムのトラック方向の位置ずれに応じて、位相補償回路31
2に出力される信号が変化する。前記位相補償回路312は
前記信号を微分し、前記信号の比例分と加え、位相を進
ませ、パワーアンプ313に出力する。前記加算器311での
TES信号によって作成されたDAOUTがD/A変換器314で、ア
ナログ変換された信号の加算は、ディスクが一周する毎
に行われる。
よって、ライトビームのトラック位置の補正制御を従来
同様トラックサーボ部3で行うと同時に、ガルバノミラ
ーのポジションと、光ディスクが一周する毎のリードビ
ームのTES信号から、前記リードビームのトラック位置
の補正をおこなっている。
次に、本実施例のトラックアクセスの動作に付いて説明
する。
本実施例では、装置起動時や、タイマによって微分間隔
でリードビームのテストシークを行い、D/Aの出力電圧
によって実際に動くトラック量をメモリに保存し、移動
したいトラック分の値をD/A変換器314に出力する。
第7図の様に、DAOUTつまり、D/A変換器314への出力を
増加させると、リードビームは、第7図(b)の様に、
トラックを移動する。その時の2分割受光器22で得られ
るTES信号は、第7図(c)の様に変化する。トラック
の中心7aから前記トラックの隣のトラックの中心7bから
移動する時は、TES信号は70aから70b迄移動する。つま
り、零の値から一端プラスの値になり、次いでマイナス
になり、再び零になる。又、DAOUTは71aから71b迄移動
する。この時、71bと71aの差分が、1トラックの移動に
必要な出力値となる。
つまり、DAOUTの出力を徐々に上げていき、TES信号から
71aと71bを検出し、71b-71aの値をリードビームが1ト
ラック分移動するために必要なDAOUTとなる。
前記値は、ガルバノポジションセンサ57,2分割受光器22
のセンサの感度、対物レンズ等の屈折率が、温度変化等
で変わると異なってしまうが、前記処理を電源投入時、
及びタイマ53で一定時間間隔毎に行うことによって解決
出来る。
図示しない上位装置は、トラックアクセス制御部900に
アクセスすべきトラックアドレスを指示する。トラック
アクセス制御部900は駆動モータ9001を動かし、前記ア
ドレスにアクセスする。ライトビームのアクセスは従来
の技術で説明したとおりである。ライトビームから得ら
れるRF信号によって、ヘッド駆動モータ9001によって、
光学ヘッド2が移動し、ライトビームは任意のトラック
にアクセスする。又、前述の通り、光学ヘッド2の移動
中、MPU5はサーボオン信号SVSはオフのまま、ロックオ
ン信号LKSをオンする。従って、トラックエラー信号TES
によるサーボループは形成されないが、トラックアクチ
ュエータ210は位置センサ212a〜dの出力A〜Dによる
トラックポジション信号TPSによりロック制御される。
即ち、トラックコイル21は、復帰信号作成回路39の復帰
信号RPSによってパワーアンプ38によって駆動され、ト
ラックアクチュエータ210は、中心位置に復帰制御さ
れ、固定される。
以下、第6図及び第7図(d),(e)を参照して、上
記の処理の動作を説明する。第6図はテストシークプロ
グラム500でMPU5で起動する。
第7図(d)はDAOUTの出力値,(e)はTES信号であ
る。
ステップ601 MPU5のメモリ51に、現在のDAOUT,つまり、D/A変換器314
へのMPU5からの出力を記憶する。前記値をBとする〔B
=DAOUT〕。
ステップ602 DAOUTに1加算する。
ステップ603 前記DAOUTをD/A変換器314に出力し、その結果のTES信号
を読み取る。前記TES信号はA/D変換器330で、デジタル
変換されてMPU5に入力される。
ステップ604 前記TES信号が予め決められた値a以上かどうか判定す
る。a以上じあれば、ステップ603を実行する。そうで
無ければ、再びステップ602を実行する。
さて、前記ステップ602〜604は、DAOUTを加算してい
き、TES信号(第7図(e))が75aに達したかどうかを
検出する処理である。
ステップ605 DAOUTに1加算する。
ステップ606 前記DAOUTをD/A変換器314に出力し、その結果のTES信号
を読み取る。前記TES信号はA/D変換器330で、デジタル
変換されてMPU5に入力される。
ステップ707 前記TES信号が予め決められた値−a以下かどうか判定
する。−a以下であれば、ステップ807を実行する。そ
うで無ければ、再びステップ604を実行する。
さて、前記ステップ605〜707は、DAOUTを加算してい
き、TES信号(第7図(e))が75bに達したかどうかを
検出する処理である。
ステップ608 DAOUTに1加算する。
ステップ609 前記DAOUTをD/A変換器314に出力し、その結果のTES信号
を読み取る。前記TES信号はA/D変換器330で、デジタル
変換されてMPU5に入力される。
ステップ610 前記TES信号が予め決められた値−a以上かどうか判定
する。−a以上であれば、ステップ611を実行する。そ
うで無ければ、再びステップ608を実行する。
さて、前記ステップ608〜610は、DAOUTを加算してい
き、TES信号(第7図(e))が75cに達したかどうかを
検出する処理である。
ステップ611 DAOUTに1加算する。
ステップ612 N=10,A=0とする。
ステップ613 TES信号を読み取る。
ステップ614 TES信号が零以上かどうかを判定する。零以上であれ
ば、ステップ615を実行する。零以下であれば、ステッ
プ616を実行する。
ステップ615 Aに1加算する。
ステップ616 Nを1減算する。
ステップ617 Nが零かどうか判定する。零であれば、ステップ618を
実行する。そうでなければ、ステップ613を実行する。
ステップ618 Aが5以上であれば、ステップ619を行う。そうでなけ
ればステップ611を実行する。
ステップ619 C=DAOUT−Bとする。
上記ステップ611〜ステップ619迄を説明する。TES信号
を読み取り(ステップ613)、前記結果が零以上であれ
ば(ステップ614)、Aに1加算する(ステップ615)。
前記ステップ613〜ステップ615の処理を、ステップ616,
617によって10回行う。その結果、Aが5以上であれ
ば、つまり、TES信号読み取りの結果、零以上が10回中
5以上であれば、C=DAOUT−Bとする。つまり、前記
Cがリードビームが1トラック移動するのに必要なDAOU
Tである。
10回TES信号の読み取りを行い(ステップ613〜ステップ
617)、Aが5より小さい場合は、DAOUTに1加算して
(ステップ611、再度10回TES信号の読み取りを行う(ス
テップ613〜ステップ617)。
さて、上記処理で求められたC(リードビームガ1トラ
ック移動するのに必要なサーボの初期値)は、トラック
アクセス時に使用される。第8図で示されたマイクロプ
ログラムはMPU5上で起動する。第8図フローチャートは
トラックアクセスのフローチャートである。
以下、リードビームのトラックアクセスに付いて説明す
る。第12図参照 リードビームとライトビームの距離をy,交点701,702,70
3での点線720との垂直線と、前記交点701,702,703での
接線が成す角度を、θ1,θ2,θ3とすると、ライトビ
ームとリードビームは、トラック方向にy*tanθ1,y*
tanθ2,y*tanθ3ずれて位置しなければならない。
つまり、リードビームとライトビームの距離をy、対物
レンズが移動する軌跡である点線720と光ディスク1の
中心Oとの距離をX、同心円と中心Oとの距離をD1
D2,D3とすると、前記位置701,702,703でそれぞれ、 y*tanθ1=X*y/D1 y*tanθ2=X*y/D2 y*tanθ3=X*y/D3 リードビームはライトビームに対してずれなければ成ら
ない。トラックアクセス時には、リードビームのTES信
号によるサーボは行わないものとする。
ステップ82 前記トラックアクセス制御部900は、MPU5に、ライトビ
ームがアクセスすることを伝える。この時、MPU5は、ア
クセスすべきトラックアドレスを得る。
ステップ83 前記アクセス先のトラックアドレスから距離Dを計算す
る。つまり、第12図(a)の701ではD1,702ではD2,703
ではD3を計算する。
ステップ84 アクセスによって発生するトラックずれを計算すし、前
記ずれは以下の通り、 y*tanθ1=X*y/D1 y*tanθ2=X*y/D2 y*tanθ3=X*y/D3 前記X*y/D1,X*y/D2,X*y/D3に先程決められた1トラ
ック移動に必要な移動量Cを乗じ、 A=α*C*X*y/D とする。αはトラックの幅によって決まる値である。
ステップ85 前記AをD/A変換器314に出力する。D/A変換器314の出力
が0の時、リードビームの光ディスク1に照射するスポ
ット位置は、ライトビームとリードビームの位置を結ぶ
と、対物レンズ1の移動の軌跡と垂直(点線第12図
(a)720と垂直)の状態である。
従って、ガルバノミラーアクチュエータ501にリードビ
ームが位置すべき位置に応じた電流が付加され、リード
ビームはライトビームとリードビームの位置を結ぶと、
対物レンズ1の移動の軌跡と垂直(点線720と垂直)の
状態から、第12図(b),(c),(d)の状態にな
る。
ステップ86 その後、ライトビームが目標トラックにアクセスした
ら、再び、リードビームを受光する2分割受光器22から
得られるTES信号によるサーボを開始し、トラック位置
を制御する。
ステップ87 終了する。
以上、実施例に従って本発明を説明した。更に、本実施
例では、ライトビームを光学ヘッドのトラックアクセス
に用い、リードビームのアクセス位置を相対的に制御し
たが、リードビームを光学ヘッドのアクセス制御に用
い、ライトビームを相対的に制御しても良い。又、一つ
の対物レンズから2本のビームを出力したが、3本でも
4本でも一向に構わない。
(c) その他の実施例 第10図はテストシークプログラム500のフローチャート
でMPU5上で起動する。
装置の構成は第2図と同様である。
MPU5上で起動するテストシークプログラム500が前記実
施例と異なる。
以下、説明する。
ステップ1101〜ステップ1110迄は第6図フローチャート
と同様である。
ステップ1111 DAOUTに1加算する。
ステップ1112 積分器316にリセット信号を出力する。
ステップ1113 リセット信号をオフにする。
ステップ1114 タイマをカウントアップし、一定時間(1ms〜2ms)たっ
たらステップ1115を実行する ステップ1115 積分器316のA/D変換器315からの出力を読み取る。
ステップ1116 積分結果が零以上であれば、ステップ1117を実行し、そ
うでなければ、ステップ1111〜ステップ1116を再び実行
する。
ステップ1117 現在のDAOUTからステップ1101で記憶したBの値を減算
して、1トラック分の移動に必要なDA変換器314への出
力とする。
以上、実施例にしたがって説明した。第2の実施例で
は、TES信号を直接読み取って、1トラック移動したこ
とを判断するのでは無く、一定時間積分することによっ
て判断する。
以上、二つの実施例を説明した。この様に、本発明は本
発明の要旨に従い、種々の変形が可能であり、本発明は
それらを排除するものでは無い。
〔効果〕
以上説明した様に、本発明によれば、一つの対物レンズ
から主ビームと副ビームの複数のビームを出力する光学
ヘッドに於いて、主ビームによってトラックアクセスを
行い、テストシークを行い、副ビームのトラック移動に
必要なサーボの初期値を光記憶装置が動作している最中
に求めるので、トラックアクセス時に、主ビームと副ビ
ームのずれが生じることは無い。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明の一実施
例のブロック図、第3図は第2図構成の光学ヘッドの構
成図、第4図は、第3図のアクチュエータの位置センサ
の説明図、第5図は第2図中のガルバノミラーの構成
図、第6図は実施例のテストシークプログラムのフロー
チャート図,第7図は前記テストシークプログラムの説
明図、第8図はライトビームのトラックアクセス時のフ
ローチャート図、第9図はリードビームのサーボのフロ
ーチャート図と信号の出力グラフ、第10図は第2の実施
例のテストシークプログラムのフローチャート図、第11
図,第12図は従来技術の説明図である。 1……光ディスク 2……光学ヘッド 4……第2ビームトラック位置制御部 21……第1ビーム受光部 22……第2ビーム受光部 500……第2ビーム移動試験部 900……光学ヘッドトラックアクセス部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略同心円状の複数のトラックを有する光デ
    ィスク記憶媒体と、 第1の光ビームと第2の光ビームを対物レンズを通して
    トラック方向に沿う異なる位置に夫々照射する光学ヘッ
    ドと、 前記光学ヘッドを、前記光ディスク記憶媒体の半径方向
    に沿って移動するための光学ヘッド駆動手段と、 前記第2の光ビームを前記第1の光ビームの半径方向の
    移動とは独立して前記光ディスク記憶媒体の半径方向に
    沿って移動するためのビーム移動手段と、 前記第1の光ビームの照射位置に対する前記第2の光ビ
    ームの照射位置を、前記光学ヘッドの半径方向の位置に
    応じたシフト量で半径方向にシフトするように、前記ビ
    ーム移動手段を制御する制御手段と、 前記ビーム移動手段を駆動する駆動手段と、 前記第2の光ビームの移動量を測定する手段と、 前記駆動手段を所定の駆動値で駆動した際における前記
    第2の光ビームの移動量を前記測定手段により求め、前
    記駆動値と前記移動量との関係から前記シフト量を補正
    するための補正手段と、 を備えて成ること、 を特徴とする光記憶装置。
  2. 【請求項2】略同心円状の複数のトラックを有する光デ
    ィスク記憶媒体と、 第1の光ビームと第2の光ビームを対物レンズを通して
    トラック方向に沿う異なる位置に夫々照射する光学ヘッ
    ドと、 前記光学ヘッドを、前記光ディスク記憶媒体の半径方向
    に沿って移動するための光学ヘッド駆動手段と、 前記第2の光ビームを前記第1の光ビームの半径方向の
    移動とは独立して前記光ディスク記憶媒体の半径方向に
    沿って移動するためのビーム移動手段と、 前記第1の光ビームの照射位置に対する前記第2の光ビ
    ームの照射位置を、前記光学ヘッドの半径方向の位置に
    応じたシフト量で半径方向にシフトするように、前記ビ
    ーム移動手段を制御する制御手段と、 を備えた光記憶装置において、 前記ビーム移動手段を所定の駆動値で駆動し、 その時の前記第2の光ビームの移動量を測定し、 前記駆動値と前記移動量との関係から前記シフト量を補
    正すること、 を特徴とする光記憶装置の制御方法。
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