JPH076593Y2 - リレー - Google Patents
リレーInfo
- Publication number
- JPH076593Y2 JPH076593Y2 JP1557089U JP1557089U JPH076593Y2 JP H076593 Y2 JPH076593 Y2 JP H076593Y2 JP 1557089 U JP1557089 U JP 1557089U JP 1557089 U JP1557089 U JP 1557089U JP H076593 Y2 JPH076593 Y2 JP H076593Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- contact
- spring plate
- cover body
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
- Relay Circuits (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばプリント基板に実装したり、ソケット
に差し込む等して用いられる比較的小型のリレーに関す
るものである。
に差し込む等して用いられる比較的小型のリレーに関す
るものである。
〈従来の技術〉 従来、この種のリレーとしては、第4図および第6図に
示す構成のものが一般的に用いられている。第4図のも
のは、合成樹脂からなるベース基台1上の一端側に、鉄
心、コイルおよび継鉄等により構成された電磁石機構部
2が配設されているとともに、他端側に、固定接点ばね
板3と可動接点ばね板4とが、それぞれの接点3a,4aを
所定の間隙で互いに対向させて立設され、電磁石機構部
2の励,消磁に基づいて鉄心への吸着,開離動作を行う
可動接極片5と前記可動接点ばね板4とが、電気絶縁性
の連結部材6により連結され、ベース基台1に冠着され
たカバー体7により、固定接点ばね板3と可動接点ばね
板4とからなる接点部および電磁石機構部2等のベース
基台1上の配設部材が保護された構成になっている。そ
して、可動接極片5の鉄心への吸着時に連結部材6が矢
印方向に押圧され、可動接点ばね板4を同方向に撓ませ
て可動接点4aを固定接点3aに所望の接触力で当接させて
オン状態とする。
示す構成のものが一般的に用いられている。第4図のも
のは、合成樹脂からなるベース基台1上の一端側に、鉄
心、コイルおよび継鉄等により構成された電磁石機構部
2が配設されているとともに、他端側に、固定接点ばね
板3と可動接点ばね板4とが、それぞれの接点3a,4aを
所定の間隙で互いに対向させて立設され、電磁石機構部
2の励,消磁に基づいて鉄心への吸着,開離動作を行う
可動接極片5と前記可動接点ばね板4とが、電気絶縁性
の連結部材6により連結され、ベース基台1に冠着され
たカバー体7により、固定接点ばね板3と可動接点ばね
板4とからなる接点部および電磁石機構部2等のベース
基台1上の配設部材が保護された構成になっている。そ
して、可動接極片5の鉄心への吸着時に連結部材6が矢
印方向に押圧され、可動接点ばね板4を同方向に撓ませ
て可動接点4aを固定接点3aに所望の接触力で当接させて
オン状態とする。
一方、第6図のものも略同様の構成であって、底板8aと
この上に重合されたベース8bからなるベース基台8上の
一端側から中央部にかける部分に、絶縁性のボビン9a
と、このボビン9aに巻回されたコイル9bと、ボビン9aに
通された鉄心9cと、この鉄心9cの後端部に固定されたL
字型の継鉄9dと、ボビン9aの前部の突起9eに係着されて
矢印方向に動く可動接極片9fと、この可動接極片9fを開
く方向に付勢するヒンジばね9gとからなる電磁石機構部
9が配設されているとともに、ベース基台8の他端側
に、固定接点ばね板10と可動接点ばね板11とが、それぞ
れの接点10a,11aを所定の間隙で互いに対向させて立設
されている。そして、第4図のものと最も相違する点
は、可動接極片9fと可動接点ばね板11とを連結する連結
部材12が、平面H形のカード形態になっていて、可動接
極片9fと可動接点ばね板11とに上方から差し込むことに
よって、切欠きと突起および凹部と突片をそれぞれ掛合
させて両者間を互いに連結している構成である。また、
ベース基台8に冠着されたカバー体13により、固定接点
ばね板10と可動接点ばね板11とからなる接点部および電
磁石機構部9等のベース基台8上の配設部材が保護され
ているのは第4図のものと同様である。
この上に重合されたベース8bからなるベース基台8上の
一端側から中央部にかける部分に、絶縁性のボビン9a
と、このボビン9aに巻回されたコイル9bと、ボビン9aに
通された鉄心9cと、この鉄心9cの後端部に固定されたL
字型の継鉄9dと、ボビン9aの前部の突起9eに係着されて
矢印方向に動く可動接極片9fと、この可動接極片9fを開
く方向に付勢するヒンジばね9gとからなる電磁石機構部
9が配設されているとともに、ベース基台8の他端側
に、固定接点ばね板10と可動接点ばね板11とが、それぞ
れの接点10a,11aを所定の間隙で互いに対向させて立設
されている。そして、第4図のものと最も相違する点
は、可動接極片9fと可動接点ばね板11とを連結する連結
部材12が、平面H形のカード形態になっていて、可動接
極片9fと可動接点ばね板11とに上方から差し込むことに
よって、切欠きと突起および凹部と突片をそれぞれ掛合
させて両者間を互いに連結している構成である。また、
ベース基台8に冠着されたカバー体13により、固定接点
ばね板10と可動接点ばね板11とからなる接点部および電
磁石機構部9等のベース基台8上の配設部材が保護され
ているのは第4図のものと同様である。
〈考案が解決しようとする課題〉 然し乍ら、第4図のリレーは、ベース基台1の端部に、
弾性を有する金属性の固定接点ばね板3と可動接点ばね
板4とからなる接点部が設けられているので、第5図に
示すように、組立に際してカバー体7をベース基台1に
被せる時に、このカバー体1が外側の固定接点ばね板3
に当接してこれを撓ませ、両ばね板3,4が変形されてし
まい、この両ばね板3,4の各接点3a,4aの間隙が所定値以
下となるので、オン状態時の接触力が大きくなり、また
誤動作の原因となる。
弾性を有する金属性の固定接点ばね板3と可動接点ばね
板4とからなる接点部が設けられているので、第5図に
示すように、組立に際してカバー体7をベース基台1に
被せる時に、このカバー体1が外側の固定接点ばね板3
に当接してこれを撓ませ、両ばね板3,4が変形されてし
まい、この両ばね板3,4の各接点3a,4aの間隙が所定値以
下となるので、オン状態時の接触力が大きくなり、また
誤動作の原因となる。
一方、第6図のリレーは、平面H形のカード形態となっ
た連結部材12が、両ばね板10,11に対して側方に僅かに
張り出した状態で可動接点ばね板11と可動接極片9fとに
掛合状態で取り付けられているだけであるため、組立に
際してカバー体13をベース基台8に被せる時に、カバー
体13が当たって連結部材12が脱落したり、可動接点ばね
板11が変形したりする不都合が生じる。
た連結部材12が、両ばね板10,11に対して側方に僅かに
張り出した状態で可動接点ばね板11と可動接極片9fとに
掛合状態で取り付けられているだけであるため、組立に
際してカバー体13をベース基台8に被せる時に、カバー
体13が当たって連結部材12が脱落したり、可動接点ばね
板11が変形したりする不都合が生じる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、部品点数を増加することなく、カバー体をベ
ース基台に円滑に冠着できるような構成を備えたリレー
を提供することを技術的課題とするものである。
のであり、部品点数を増加することなく、カバー体をベ
ース基台に円滑に冠着できるような構成を備えたリレー
を提供することを技術的課題とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記した課題を達成するための技術的手段と
して、リレーを以下のように構成した。即ち、電気絶縁
性のベース基台上に、固定接点ばね板と可動接点ばね板
とが対向立設されてなる接点部を有するとともに、この
接点部が、前記ベース基台上に設けられた電磁石機構部
に連結され、この電磁石機構部および前記接点部が、前
記ベース基台に冠着されたカバー体により被包されてな
るリレーにおいて、前記ベース基台に、前記接点部に対
し外側に近接して位置し、且つ該接点部よりも上方に突
出した形状の保護片を一体に形成したことを特徴として
構成されている。
して、リレーを以下のように構成した。即ち、電気絶縁
性のベース基台上に、固定接点ばね板と可動接点ばね板
とが対向立設されてなる接点部を有するとともに、この
接点部が、前記ベース基台上に設けられた電磁石機構部
に連結され、この電磁石機構部および前記接点部が、前
記ベース基台に冠着されたカバー体により被包されてな
るリレーにおいて、前記ベース基台に、前記接点部に対
し外側に近接して位置し、且つ該接点部よりも上方に突
出した形状の保護片を一体に形成したことを特徴として
構成されている。
〈作用〉 組立に際してカバー体をベース基台に冠着する場合、カ
バー体の下端が接点部よりも上方に突出している保護片
の上端に当接した後、保護片の外面に沿って下降しなが
らベース基台に冠着する。従って、保護片よりも内方に
位置する接点部にカバー体が接触することがなく、接点
部の変形や脱落と云った不都合が生じることがない。ま
た、保護片はベース基台に一体形成されているので、部
品点数が増加することもない。
バー体の下端が接点部よりも上方に突出している保護片
の上端に当接した後、保護片の外面に沿って下降しなが
らベース基台に冠着する。従って、保護片よりも内方に
位置する接点部にカバー体が接触することがなく、接点
部の変形や脱落と云った不都合が生じることがない。ま
た、保護片はベース基台に一体形成されているので、部
品点数が増加することもない。
〈実施例〉 以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
本考案の一実施例を示した第1図において、第4図と同
一若しくは同等のものには同一の符号を付してその説明
を省略する。そして、第4図と相違する点は、第2図に
も示すように、ベース基台14を、固定接点ばね板3にお
ける導出端子16への接続用延出片(図示せず)を圧入す
るための取付孔17の外側に位置し、且つ接点部を構成す
る両ばね板3,4よりも僅かな長さdだけ上方に突出した
高さを有する保護片15を一体形成した形状としたことの
みである。
一若しくは同等のものには同一の符号を付してその説明
を省略する。そして、第4図と相違する点は、第2図に
も示すように、ベース基台14を、固定接点ばね板3にお
ける導出端子16への接続用延出片(図示せず)を圧入す
るための取付孔17の外側に位置し、且つ接点部を構成す
る両ばね板3,4よりも僅かな長さdだけ上方に突出した
高さを有する保護片15を一体形成した形状としたことの
みである。
従って、組立に際してカバー体7をベース基台14に被せ
る場合、カバー体7の下端が先ず保護片15の上端に当接
し、その後に保護片15の外面を摺接しながら下降してベ
ース基台14上に冠着するので、保護片15の内面側に位置
する固定接点ばね板3に接触することがない。また、ベ
ース基台14の形状を変更するだけであるため、部品点数
は何ら増加しなく、リレーとしての作用も既存のものと
同様である。
る場合、カバー体7の下端が先ず保護片15の上端に当接
し、その後に保護片15の外面を摺接しながら下降してベ
ース基台14上に冠着するので、保護片15の内面側に位置
する固定接点ばね板3に接触することがない。また、ベ
ース基台14の形状を変更するだけであるため、部品点数
は何ら増加しなく、リレーとしての作用も既存のものと
同様である。
第3図は本考案の他の実施例を示し、同図において第6
図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付してそ
の説明を省略する。そして、第6図と相違する点は、ベ
ース基台18を、接点部の構成部材であって両ばね板10,1
1よりも外側に張り出した連結部材12の端部の両角部よ
りもそれぞれ外側に位置し、且つ連結部材12よりも僅か
な長さDだけ上方に突出した高さを有する一対の保護片
19,20を一体形成した形状としたことのみである。
図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付してそ
の説明を省略する。そして、第6図と相違する点は、ベ
ース基台18を、接点部の構成部材であって両ばね板10,1
1よりも外側に張り出した連結部材12の端部の両角部よ
りもそれぞれ外側に位置し、且つ連結部材12よりも僅か
な長さDだけ上方に突出した高さを有する一対の保護片
19,20を一体形成した形状としたことのみである。
この実施例においても同様に、組立に際してカバー体13
をベース基台18に被せる場合、カバー体13の端部下端の
両側部がそれぞれ先ず各保護片19,20の上端に当接し、
この各保護片19,20がそれぞれカバー体13内に挿入され
ると、カバー体13は各保護片19,20をガイドとして下降
し、ベース基台18に冠着する。そのため、各保護片19,2
0の内側に位置する連結部材12にカバー体13が接触する
ことがない。
をベース基台18に被せる場合、カバー体13の端部下端の
両側部がそれぞれ先ず各保護片19,20の上端に当接し、
この各保護片19,20がそれぞれカバー体13内に挿入され
ると、カバー体13は各保護片19,20をガイドとして下降
し、ベース基台18に冠着する。そのため、各保護片19,2
0の内側に位置する連結部材12にカバー体13が接触する
ことがない。
〈考案の効果〉 以上のように本考案のリレーによれば、ベース基台に、
接点部に対し外側に近接して位置し、且つ該接点部より
も上方に突出した形状の保護片を一体に形成したので、
組立に際してカバー体をベース基台に冠着する場合に、
カバー体が保護片にガイドされるので、この保護片の内
側に位置する接点部にカバー体が接触することがなく、
接点部の変形や脱落と云った不都合の発生を確実に防止
できる。然も、ベース基台の形状を変更するだけである
から、部品点数が何ら増加することなく、コスト高にな
ることもない。
接点部に対し外側に近接して位置し、且つ該接点部より
も上方に突出した形状の保護片を一体に形成したので、
組立に際してカバー体をベース基台に冠着する場合に、
カバー体が保護片にガイドされるので、この保護片の内
側に位置する接点部にカバー体が接触することがなく、
接点部の変形や脱落と云った不都合の発生を確実に防止
できる。然も、ベース基台の形状を変更するだけである
から、部品点数が何ら増加することなく、コスト高にな
ることもない。
第1図は本考案の一実施例の一部切断正面図、 第2図は第1図のベース基台の要部斜視図、 第3図は本考案の他の実施例の分解斜視図、 第4図は従来のリレーの一部切断正面図、 第5図は第4図の組立状態の説明図、 第6図は従来の他のリレーの切断正面図である。 2,9……電磁石機構部 3,10……固定接点ばね板 4,11……可動接点ばね板 7,13……カバー体 14,18……ベース基台 15,19,20……保護片
Claims (1)
- 【請求項1】電気絶縁性のベース基台上に、固定接点ば
ね板と可動接点ばね板とが対向立設されてなる接点部を
有するとともに、この接点部が、前記ベース基台上に設
けられた電磁石機構部に連結され、この電磁石機構部お
よび前記接点部が、前記ベース基台に冠着されたカバー
体により被包されてなるリレーにおいて、前記ベース基
台に、前記接点部に対し外側に近接して位置し、且つ該
接点部よりも上方に突出した形状の保護片を一体に形成
したことを特徴とするリレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1557089U JPH076593Y2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1557089U JPH076593Y2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | リレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106660U JPH02106660U (ja) | 1990-08-24 |
JPH076593Y2 true JPH076593Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31227732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1557089U Expired - Lifetime JPH076593Y2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076593Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP1557089U patent/JPH076593Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106660U (ja) | 1990-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |