JPH076551B2 - クッショニング装置 - Google Patents

クッショニング装置

Info

Publication number
JPH076551B2
JPH076551B2 JP63131670A JP13167088A JPH076551B2 JP H076551 B2 JPH076551 B2 JP H076551B2 JP 63131670 A JP63131670 A JP 63131670A JP 13167088 A JP13167088 A JP 13167088A JP H076551 B2 JPH076551 B2 JP H076551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning
plate
plates
drum
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63131670A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01303321A (ja
Inventor
俊男 山口
守男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP63131670A priority Critical patent/JPH076551B2/ja
Publication of JPH01303321A publication Critical patent/JPH01303321A/ja
Publication of JPH076551B2 publication Critical patent/JPH076551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の構成装置として使用されている
多板式クラッチおよびブレーキ装置内のクッショニング
装置に関するものである。
(従来の技術) 第4図および第5図は従来の多板式クラッチの一例を示
すもので、図中1はクラッチドラム、2はピストン、3
はスナップリング、4はリテーニングプレート、5はド
ライブプレート、6はドリブンプレート、7はクッショ
ニングプレートであり、ストロークをかせぐために2枚
合わせとなっている。
また第6図ないし第9図は、例えば実開昭55−98829号
公報に示される、外周部に突起8aを設けたクッショニン
グプレート8を1枚だけ使用している従来の多板式クラ
ッチを示すもので、図中前記符号と同一の符号は同等の
ものを示している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら第4図および第5図に示した従来装置は、
第5図に示すような2枚のクッショニングプレートを使
用するものであるが、この2枚のクッショニングプレー
ト7はドラム1に対する回り止めがないため、長期間使
用すると、クッショニングプレート7がドラム1に対し
て踊る(振動する)結果、ドラム1およびクッショニン
グプレート7を摩耗させて、装置の耐久力を低下させる
という問題点があった。
また第6図および第7図は、前記したクッショニングプ
レートの踊りを防ぐために、クッショニングプレート8
の外周に突起8aを設けるとともに、突起8aに応力が加わ
らないようにこれをピストン2側に折り曲げ、この突起
8aをドラム1に設けたスプライン溝に嵌入したものであ
る。しかしながら、この従来装置では、クッショニング
プレート8を1枚だけしか使用しないため、十分な荷重
−ストローク特性が得られないという問題点があった。
すなわち第8図(a)は、ピストン2の作動前の状態で
あり、第8図(b)はピストン2の作動後の状態を示す
ものであり、この場合クッショニングプレート8の突起
8aに無理な応力が発生することはないが、第9図に示す
ように、2枚のクッショニングプレート8を、その突起
8aを重合させて使用すると、第9図(b)に示すよう
に、ドリブンプレート6側のクッショニングプレート8
の突起8aに無理な応力が発生して、クッショニングプレ
ート8が破損するというおそれがあった。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、自動変
速機の多板式クラッチおよびブレーキ装置のクッショニ
ング材として、スプライン溝に嵌入する突起を皿座金の
外周部に配設したクッショニングプレートを形成し、こ
の2枚のクッショニングプレートの凹面が向い合うよう
にすると共に、向い合った前記突起を交互に配置してク
ッショニング装置を構成する。
(作 用) 上述のように本発明においては、スプライン溝に嵌入す
る突起を皿座金の外周部に配設した2枚のクッショニン
グプレートを、その凹面が向い合うようにすると共に、
向い合った前記突起を交互に配置するようにしたから、
クッショニングプレートの踊りを阻止してドラムおよび
クッショニングプレートの摩耗を防止することができ
る。またクッショニングプレートの圧接時においても、
従来のようにクッショニングプレートの突起部に応力が
集中してクッショニングプレートを破損するおそれがな
くなる。
したがって本発明によれば、この種装置の耐久性を向上
させることができると共に、2枚のクッショニングプレ
ートの使用によって十分な荷重−ストローク特性を得る
ことができる。
(実施例) 以下、第1図〜第3図について本発明の一実施例を説明
する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示して
いる。
本実施例においては、自動変速機の多板式クラッチおよ
びブレーキ装置のクッショニング材として、ドラム1の
スプライン溝1aに嵌入する突起9aを皿座金の外周部に配
設したクッショニングプレート9を形成し、この2枚の
クッショニングプレート9の凹面が向い合うようにする
と共に、向い合った前記突起9aを交互に配置してクッシ
ョニング装置を構成する。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、ドラム1のスプライン
溝1aに嵌入する突起9aを皿座金の外周部に配設した2枚
のクッショニングプレート9を、その凹面が向い合うよ
うにすると共に、向い合った前記突起9aを交互に配置す
るようにしたから、クッショニングプレート9の踊りを
阻止してドラム1およびクッショニングプレート9の摩
耗を防止することができる。またクッショニングプレー
ト9の圧接時においても、従来のようにクッショニング
プレート9の突起部に応力が集中してクッショニングプ
レート9を破損するおそれがなくなる。
したがって本発明によれば、この種装置の耐久性を向上
させることができると共に、2枚のクッショニングプレ
ート9の使用によって十分な荷重−ストローク特性を得
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を付した多板式クラッチの一例を示
す部分断面図、 第2図はその2枚のクッショニングプレートの斜視図、 第3図はクッショニングプレートの突起とドラムのスプ
ライン溝との係合関係を示す部分断面図、 第4図は従来の多板式クラッチの一例を示す部分断面
図、 第5図はその2枚のクッショニングプレートの斜視図、 第6図(a)は従来の他のクッショニングプレートを示
す正面図、 同図(b)はそのA−A断面図、 第7図は第6図のクッショニングプレートを1枚使用し
た従来の多板式クラックチの部分断面図、 第8図(a)(b)は第7図の装置の作用説明図、 第9図(a)(b)は第6図のクッショニングプレート
を2枚使用した場合の作用説明図である。 1……クラッチドラム、1a……スプライン溝 2……ピストン、3……スナップリング 4……リテーニングプレート 5……ドライブプレート、6……ドリブンプレート 7,8,9……クッショニングプレート 8a,9a……突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機の多板式クラッチおよびブレー
    キ装置のクッショニング材として、スプライン溝に嵌入
    する突起を皿座金の外周部に配設したクッショニングプ
    レートを形成し、この2枚のクッショニングプレートの
    凹面が向い合うようにすると共に、向い合った前記突起
    を交互に配置したことを特徴とするクッショニング装
    置。
JP63131670A 1988-05-31 1988-05-31 クッショニング装置 Expired - Fee Related JPH076551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63131670A JPH076551B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 クッショニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63131670A JPH076551B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 クッショニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01303321A JPH01303321A (ja) 1989-12-07
JPH076551B2 true JPH076551B2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=15063481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63131670A Expired - Fee Related JPH076551B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 クッショニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076551B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385728U (ja) * 1989-12-14 1991-08-29
JP3351190B2 (ja) * 1995-08-03 2002-11-25 日産自動車株式会社 円板クラッチの固着防止装置
JP3991391B2 (ja) * 1997-05-30 2007-10-17 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 多板クラッチ及びそのクラッチドラムの成形方法並びに成形装置
JP4917754B2 (ja) 2005-02-10 2012-04-18 日本発條株式会社 皿ばね

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01303321A (ja) 1989-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05215148A (ja) 特に炭素−炭素の構造用摩擦ディスクを有するクラッチ
JPH076551B2 (ja) クッショニング装置
JPS595178B2 (ja) 摩擦クラツチのレリ−ズアシスタ−
JPH0128349Y2 (ja)
JPH03265718A (ja) 湿式多板クラッチ
JPH05280555A (ja) 特に炭素−炭素の構造用摩擦ディスクを有するクラッチ
JPH0765628B2 (ja) 摩擦クラツチ
JPH0610963A (ja) 湿式クラッチ
JPS6135784Y2 (ja)
KR0124021Y1 (ko) 다판 클러치
JPS6037468Y2 (ja) クラツチ装置
JPS6139849Y2 (ja)
JPS6124853A (ja) チエ−ン式vベルト
JPS6225331U (ja)
JPH048928A (ja) 湿式多板クラツチ用プレート
JPH0117698Y2 (ja)
JPH04157212A (ja) 湿式多板クラッチ
JPS5939326U (ja) 油圧式多板クラツチ装置
JPH0727158A (ja) 湿式摩擦板
JPS597627Y2 (ja) クラツチ装置
JPH0143546Y2 (ja)
JPS5853462Y2 (ja) クラツチデイスク
KR200162073Y1 (ko) 스트랩을 구비하지 않은 클러치 커버 조립체
JPS60503Y2 (ja) 同期噛合式歯車変速装置のシンクロナイザリング
JPS5910548U (ja) 自動変速機用クラツチ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees