JPH07641A - 舞台吊物昇降装置及びこの装置を用いた舞台装置 - Google Patents

舞台吊物昇降装置及びこの装置を用いた舞台装置

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JPH07641A
JPH07641A JP14530793A JP14530793A JPH07641A JP H07641 A JPH07641 A JP H07641A JP 14530793 A JP14530793 A JP 14530793A JP 14530793 A JP14530793 A JP 14530793A JP H07641 A JPH07641 A JP H07641A
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JP
Japan
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stage
hanging
weight
winch
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP14530793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Murata
賢一 村田
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SAN Z KK
Original Assignee
SAN Z KK
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Publication date
Application filed by SAN Z KK filed Critical SAN Z KK
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Publication of JPH07641A publication Critical patent/JPH07641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舞台装置の作業において、作業人員の削減と
作業時間の短縮及び危険性を回避する。 【構成】 舞台5上部の吊ワイヤ2の一端に吊られた昇
降パイプ1に舞台吊物を吊り、吊ワイヤ2の他端に舞台
吊物との重量のバランスをとるためのカウタウエイト7
を吊り下げた舞台装置において、カウタウエイト7を昇
降するために、舞台5上に、ワイヤ18を巻き上げ・巻き
戻して舞台吊物やカウタウエイト7を昇降するウインチ
16と、このウインチ16を載置固定する移動用台車15と、
この移動用台車15に突設したアーム20とを備えた舞台吊
物昇降装置14を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、劇場施設や展示場等の
舞台装置の吊物を昇降する昇降装置及びこの昇降装置を
用いた舞台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の舞台装置の概略図であっ
て、この図において、1は舞台吊物、例えば照明機器や
美術パネルを吊るための昇降パイプを示し、昇降パイプ
1は6本の吊ワイヤ2で吊られている。この吊ワイヤ2
は、舞台上部の棚3に水平方向に等間隔に設置された6
個の滑車4にかけ渡されるとともに、舞台5の左袖の上
部に設置されている滑車6にかけ渡され、下端にウエイ
ト枠(図示せず)が吊るされている。このウエイト枠に
カウンタウエイト7を積むことによって、舞台吊物とカ
ウンタウエイト7との重量のバランスをとっている。
【0003】さらに、舞台5の左袖の上部と下部に滑車
8,8が設置され、この滑車8,8に引綱9が掛け渡さ
れ、一端がウエイト枠の上部に締結され、他端はウエイ
ト枠の下部に締結されている。なお、舞台5の左袖には
吊ワイヤ2と引綱9に添ってガイドレール10が立設
し、吊ワイヤ2及び引綱9の振れを防止している。
【0004】次に、上記の舞台装置の使用状態を説明す
ると、舞台吊物とカウンタウエイト7との重量はほぼ釣
り合うように調節され、両者はバランスがとれている。
従って、作業者11が比較的弱い力で下降側の引綱9A
を引くことによってカウンタウエイト7が上昇して舞台
吊物が下降し、上昇側の引綱9Bを引くことによってカ
ウンタウエイト7が下降して舞台吊物が上昇する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の舞台装置
は、昇降パイプ1に舞台吊物を吊った状態で昇降する場
合は、問題は無いが、舞台吊物を吊り込む場合や、昇降
パイプ1から舞台吊物を外す場合に、綱元側のカウンタ
ウエイト7と昇降パイプ1側とのバランスが保てず、そ
のため、多人数の作業者を必要とする。近年、舞台装置
の豪華さにつれてその傾向がますます大きくなってい
る。例えば、図5に示すように舞台吊物を昇降パイプ1
に吊り込む場合は、舞台吊物と同じ重量のカウンタウエ
イト7をウエイト枠に積み込んで、昇降パイプ1にロー
プ12を掛けて複数の作業者13でロープ12を引っ張
り、昇降パイプ1に照明機器や美術パネルなどの舞台吊
物を吊らなければならない。従って、従来の舞台装置で
は舞台吊物をセットするには人手と時間がかかり、しか
もカウンタウエイト7の落下など、常に危険性がつきま
とうという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、作業人員の削減と作業時間
の短縮及び危険性を回避できる舞台吊物昇降装置及び舞
台装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の舞台装置は、舞
台上部の吊ワイヤの一端に吊られた昇降パイプに舞台吊
物を吊り、吊ワイヤの他端に舞台吊物との重量のバラン
スをとるためのカウタウエイトを吊り下げた舞台装置に
おいて、カウタウエイトを昇降するために、舞台上に、
ワイヤを巻き上げ・巻き戻して舞台吊物やカウタウエイ
トを昇降するウインチと、このウインチを載置固定する
移動用台車と、この移動用台車の前方に突設したアーム
とを備えた舞台吊物昇降装置を配置している。
【0008】また、本発明の舞台装置は、昇降パイプに
補助パイプを取り付けるとともに、この補助パイプを昇
降するために、舞台上に、ワイヤを巻き上げ・巻き戻し
て舞台吊物やカウタウエイトを昇降するウインチと、こ
のウインチを載置固定する移動用台車とを備えた舞台吊
物昇降装置を配置している。
【0009】
【作用】前記した構成により、舞台装置吊物昇降装置を
駆動して舞台吊物やカウンタウエイトを昇降することに
よって、従来、複数の人手によって引き上げたり、おろ
したりしていた舞台吊物やカウンタウエイトを舞台吊物
昇降装置が代替し、人手の削減と作業時間の短縮を図る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の舞台装置の概略図である。この
舞台装置の基本的構成は従来の舞台装置と変わりがない
ので、図番を同じくして詳細は省略する。舞台5の上部
の棚3に複数(図中では6個)の吊用の滑車4が設置さ
れており、この滑車4に吊ワイヤ2が掛け渡され、吊ワ
イヤ2の一端は昇降パイプ1に締結し、他端は舞台5の
左袖上部の滑車6によって下方に方向を変更してカウン
タウエイト7を積み込むためのウエイト枠に締結してい
る。
【0011】さらに、綱元側の上部と下部に滑車8,8
が設置され、マニラロープができた引綱9が掛け渡さ
れ、この引綱9の上端はウエイト枠の上部に締結され、
下端はウエイト枠の下部に締結されている。
【0012】本実施例では、従来の舞台装置と異なり、
左袖の舞台5上に舞台吊物昇降装置14が配置されてい
る。この舞台吊物昇降装置14は、移動可能な台車15
上にウインチ16が載置固定され、このウインチ16の
巻胴17にワイヤ18が巻回している。この巻胴17に
巻回されたワイヤ18は、滑車19にかけられ、カウン
タウエイト7のウエイト枠の下部に締結されている。な
お、このウインチ16は、電動式のモータ(図示せず)
で駆動し、このモータによって巻胴17が回転し、ワイ
ヤ18が巻き上げられる。さらに、台車15の先端には
アーム20が取り付けられ、舞台吊物昇降装置14が綱
元側に安全用に張り巡らした金網(図示せず)に近接し
ないようにしている。なお、アーム20は台車15に着
脱自在に取り付けられるようにしたものであってもよ
い。
【0013】次に、上記の舞台装置に舞台吊物を吊り込
む場合を説明する。昇降パイプ1に舞台吊物を何も吊り
下げず、ウエイト枠にもカウンタウエイト7を何も載せ
ない状態にし、ウエイト枠が上で、昇降パイプ1が下に
来るように引綱9を引っ張る。そして、昇降パイプ1に
照明機器や美術パネルなどの舞台吊物を吊り込んだ後、
舞台吊物昇降装置14のウインチ16を駆動させてウエ
イト枠を下方に引っ張る。ウエイト枠が下まで降りて来
た状態で、カウンタウエイト7と舞台吊物とのバランス
がとれるように、ウエイト枠に舞台吊物と同じ重量のカ
ウンタウエイト7を載せる。このようにウエイト枠にカ
ウンタウエイト7を載せた状態で舞台5はそのまま使用
できる。
【0014】逆に舞台吊物を昇降パイプ1から降ろす場
合は、昇降パイプ1に舞台吊物を吊った状態にしておい
て、ウインチ16をロックし、ウエイト枠からカウンタ
ウエイト7を下ろしていく。カウンタウエイト7を下ろ
すと綱元側と舞台吊物とのバランスが崩れているが、ウ
インチ16を徐々に巻き戻しながら舞台吊物を徐々に下
降させて昇降パイプ1から舞台吊物を取り外す。
【0015】次に舞台装置の第2実施例を図2に基づい
て説明する。この第2実施例も舞台装置の基本的構成は
従来の舞台装置と同じであるので、同一部材について
は、図番を同じくして詳細は省略する。
【0016】この第2実施例が従来の舞台装置と相違す
るのは、吊物パイプ1の下部に補助パイプ21を取り付
け、この補助パイプ21を舞台5中央から舞台吊物昇降
装置14で引っ張るように構成している点である。
【0017】図3はこの第2実施例の舞台吊物昇降装置
の正面図でありる。この舞台吊物昇降装置14は台車1
5上にウインチ16をネジ22により固定したものであ
る。ウインチ16の巻胴17にはワイヤ18が巻回し、
電動モータで巻取り、巻き戻すようになっている。な
お、この舞台吊物昇降装置14は、舞台吊物の重量以上
の重さが必要で、通常、舞台吊物は300Kg程度あるの
で、それ以上の重量がある。
【0018】次に、上記第2実施例の舞台装置に舞台吊
物を吊り込む場合を説明する。まず、ウエイト枠に舞台
吊物と同程度のカウンタウエイト7を積み込む。この状
態から、舞台吊物昇降装置14を駆動させて、ワイヤ1
8を巻胴17に巻き取っていくと、吊物パイプ1が下降
し、逆にカウンタウエイト7が上昇していく。昇降パイ
プ1が下降した所で舞台吊物を吊り込み、綱元側と舞台
吊物とのバランスが保たれた状態で引綱9を引っ張って
舞台吊物を引き上げて定位置にセットする。
【0019】逆に舞台吊物を昇降パイプ1から降ろす場
合は、引綱9によって舞台吊物を下方に下げてから舞台
吊物昇降装置14のワイヤ18を補助パイプ21に繋い
でウインチ16をロックし、舞台吊物を昇降パイプ1か
ら外す。そして、ウエイト枠からカウンタウエイト7を
舞台上部で外してもよいし、舞台吊物昇降装置14を巻
き戻して下部に下ろしてからカウンタウエイト7を外し
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、舞台
上に設置された舞台吊物昇降装置によって、舞台吊物の
吊り込みと、舞台吊物を外す過程において人手の削減と
作業時間の短縮を図ることができ、しかも作業者の安全
性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の舞台装置の概略図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の舞台装置の概略図であ
る。
【図3】第2実施例の舞台吊物昇降装置の正面図であ
る。
【図4】従来の舞台装置の概略図である。
【図5】従来の舞台装置の使用状態の概略図である。
【符号の説明】
1 昇降パイプ 2 吊ワイヤ 5 舞台 7 カウタウエイト 14 舞台吊物昇降装置 15 移動用台車 16 ウインチ 18 ワイヤ 20 アーム 21 補助パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを巻き上げ・巻き戻して舞台吊物
    やカウタウエイトを昇降するウインチと、このウインチ
    を載置固定する移動用台車とを備えた舞台吊物昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 ワイヤを巻き上げ・巻き戻して舞台吊物
    やカウタウエイトを昇降するウインチと、このウインチ
    を載置固定する移動用台車と、この移動用台車の前方に
    突設したアームとを備えた舞台吊物昇降装置。
  3. 【請求項3】 舞台上部の吊ワイヤの一端に吊られた昇
    降パイプに舞台吊物を吊り、吊ワイヤの他端に舞台吊物
    との重量のバランスをとるためのカウタウエイトを吊り
    下げた舞台装置において、カウタウエイトを昇降するた
    めに舞台上に請求項1又は2記載の舞台吊物昇降装置を
    配置したことを特徴とする舞台装置。
  4. 【請求項4】 舞台上部の吊ワイヤの一端に吊られた昇
    降パイプに舞台吊物を吊り、吊ワイヤの他端に舞台吊物
    との重量のバランスをとるためのカウタウエイトを吊り
    下げた舞台装置において、昇降パイプに補助パイプを取
    り付けるとともに、この補助パイプを昇降するために舞
    台上に請求項1又は2記載の舞台吊物昇降装置を配置し
    たことを特徴とする舞台装置。
JP14530793A 1993-06-17 1993-06-17 舞台吊物昇降装置及びこの装置を用いた舞台装置 Pending JPH07641A (ja)

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JP14530793A JPH07641A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 舞台吊物昇降装置及びこの装置を用いた舞台装置

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JPH07641A true JPH07641A (ja) 1995-01-06

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ID=15382133

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JP14530793A Pending JPH07641A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 舞台吊物昇降装置及びこの装置を用いた舞台装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105570847A (zh) * 2015-12-29 2016-05-11 太仓美宅姬娱乐传媒有限公司 一种舞台吊杆控制装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130458A (ja) * 1984-07-23 1986-02-12 東京電力株式会社 急勾配トンネル内の搬送装置
JPS61187965A (ja) * 1985-02-14 1986-08-21 Nippon Steel Corp 建物屋根面の自動塗装装置
JPH0237823U (ja) * 1988-09-02 1990-03-13

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