JPH0544343A - 建物躯体の外壁部材取付け方法 - Google Patents
建物躯体の外壁部材取付け方法Info
- Publication number
- JPH0544343A JPH0544343A JP22867591A JP22867591A JPH0544343A JP H0544343 A JPH0544343 A JP H0544343A JP 22867591 A JP22867591 A JP 22867591A JP 22867591 A JP22867591 A JP 22867591A JP H0544343 A JPH0544343 A JP H0544343A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall member
- wire
- crane
- outside wall
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外壁材を短時間に安全で容易に取付けできる
ようにする。 【構成】 クレーン２のクレーンワイヤ３でバランサ機
構４を介してワイヤ送り機構５を吊り下げ、このワイヤ
送り機構５の吊り下げワイヤ６の両端部を外壁材７に連
結し、クレーンワイヤ３を上昇・下降して外壁材７を取
付け位置に概略位置決めし、建物躯体１に設置した据付
機８で外壁材７を支持して上げ、下げ、回転しながら引
き寄せて正しく位置決めして建物躯体１に保持して固着
することで外壁材７を建物躯体１に取付ける。
ようにする。 【構成】 クレーン２のクレーンワイヤ３でバランサ機
構４を介してワイヤ送り機構５を吊り下げ、このワイヤ
送り機構５の吊り下げワイヤ６の両端部を外壁材７に連
結し、クレーンワイヤ３を上昇・下降して外壁材７を取
付け位置に概略位置決めし、建物躯体１に設置した据付
機８で外壁材７を支持して上げ、下げ、回転しながら引
き寄せて正しく位置決めして建物躯体１に保持して固着
することで外壁材７を建物躯体１に取付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体に外壁材やバ
ルコニー等の外壁部材を取付ける方法に関する。
ルコニー等の外壁部材を取付ける方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物躯体に外壁材を取付けるには、クレ
ーンにより外壁材を吊り下げ、建物躯体内の作業員が吊
り下げられた外壁材を見ながらクレーンのオペレータに
上げ、下げ・左右の移動指令を無線で行って位置決め
し、その後に作業員が建物躯体に引き寄せて取付けてい
る。
ーンにより外壁材を吊り下げ、建物躯体内の作業員が吊
り下げられた外壁材を見ながらクレーンのオペレータに
上げ、下げ・左右の移動指令を無線で行って位置決め
し、その後に作業員が建物躯体に引き寄せて取付けてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる取付け方法であ
ると、作業員が吊り下げられた外壁材を見ながら無線に
よってクレーンのオペレータに上げ、下げ、左右動等の
指令を出すので、外壁材を微妙に上げ、下げ、左右動す
ることが困難であって外壁材の位置決めに時間がかか
る。建物躯体から作業員が建物躯体側に引き込む際に外
壁材が大重量であるから誤って作業員が転落することが
あるばかりか、取付け時に複数の作業員を要し力仕事と
なるから危険で大変な苦渋作業となる。
ると、作業員が吊り下げられた外壁材を見ながら無線に
よってクレーンのオペレータに上げ、下げ、左右動等の
指令を出すので、外壁材を微妙に上げ、下げ、左右動す
ることが困難であって外壁材の位置決めに時間がかか
る。建物躯体から作業員が建物躯体側に引き込む際に外
壁材が大重量であるから誤って作業員が転落することが
あるばかりか、取付け時に複数の作業員を要し力仕事と
なるから危険で大変な苦渋作業となる。
【０００４】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした建物躯体の外壁部材取付け方法を提供するこ
とを目的とする。
ようにした建物躯体の外壁部材取付け方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】クレーン２で上昇・下降
されるクレーンワイヤ３に、吊り荷重に見合うトルクで
ドラム１２を駆動し、かつそのドラム１２にロープ１４
を巻掛けたバランサ機構４を吊り下げ、このロープ１４
に吊り下げワイヤ６を長手方向に送り動及び固定するワ
イヤ送り機構５を吊り下げ、その吊り下げワイヤ６の両
端部を外壁部材に連結して外壁部材を吊り下げ支持し、
この状態でクレーンワイヤ３を下降・上昇して外壁部材
を所定の取付け位置とし、建物躯体１に配設した据付機
８によって外壁部材を上下・回転させながら建物躯体１
側に引き寄せて取付け位置に位置決めして押しつけ保持
し、この状態で外壁部材を建物躯体１に固着する。
されるクレーンワイヤ３に、吊り荷重に見合うトルクで
ドラム１２を駆動し、かつそのドラム１２にロープ１４
を巻掛けたバランサ機構４を吊り下げ、このロープ１４
に吊り下げワイヤ６を長手方向に送り動及び固定するワ
イヤ送り機構５を吊り下げ、その吊り下げワイヤ６の両
端部を外壁部材に連結して外壁部材を吊り下げ支持し、
この状態でクレーンワイヤ３を下降・上昇して外壁部材
を所定の取付け位置とし、建物躯体１に配設した据付機
８によって外壁部材を上下・回転させながら建物躯体１
側に引き寄せて取付け位置に位置決めして押しつけ保持
し、この状態で外壁部材を建物躯体１に固着する。
【０００６】
【作 用】クレーン２によって外壁部材を概略位置決
めし、その後には据付機８によって外壁部材を正しく位
置決めして建物躯体１に保持しながら固着するから、作
業員とクレーンのオペレータが無線で連結し合う必要が
なく、作業員は据付機を操作すれば良い。
めし、その後には据付機８によって外壁部材を正しく位
置決めして建物躯体１に保持しながら固着するから、作
業員とクレーンのオペレータが無線で連結し合う必要が
なく、作業員は据付機を操作すれば良い。
【０００７】
【実 施 例】図１に示すように、建物躯体１の上部に
クレーン２を設置し、このクレーン２で巻き取り、繰り
出しされるクレーンロープ３の先端部にバランサ機構４
を吊り下げ、このバランサ機構４にワイヤ送り機構５を
吊り下げ、そのワイヤ送り機構５で移動される吊り下げ
ワイヤ６を外壁材７の上端部左右に連結する。前記建物
躯体１には据付機８が配設されている。前記バランサ機
構４は図２に示すように箱状の本体１０にトルクモータ
１１とこのトルクモータ１１で正逆回転されるドラム１
２を設け、本体１０の上面４隅に係着したロープ１３を
クレーンワイヤ３のフック３ａに連結して本体１０を吊
り下げ、そのドラム１２に巻掛けたロープ１４に力検出
器１５を設け、図３に示すように力検出器１５で検出し
た力、つまり吊り荷重をコントローラ１６に入力してト
ルクモータ１１への電流値を制御し吊り荷重に見合うト
ルクを発生するようにしてある。前記ワイヤ送り機構５
は箱状の本体２０内に一対のブレーキモータ２１と、こ
のブレーキモータ２１で駆動される駆動プーリ２２と、
この駆動プーリ２２に圧接した従動プーリ２３を設け、
この駆動プーリ２２と従動プーリ２３間に吊り下げワイ
ヤ６を掛け渡して、ブレーキモータ２１を正逆駆動する
と吊り下げワイヤ６が長手方向に移動して外壁材７が左
右に傾くようにしてある。前記据付機８は図４に示すよ
うに、車体３０の縦ガイド３１に沿って可動体３２を上
下動自在に設け、この可動体３２に伸縮機構３３を水平
方向に向けて取付け、この伸縮機構３３の先端部３３ａ
に回転機構３４を介してバキュームカップ等の支持部材
３４を回転自在に取付けたもので、その支持部材３５で
外壁材７を支持して伸縮機構３３を縮小することで建物
躯体１側に引き寄せできる。前記ワイヤ送り装置５のブ
レーキモータ２１、据付機８の可動体３２、伸縮機構３
３、回転機構３４、支持部材３５等は作業員Ａにより操
作されるコントローラＢで動作制御される。
クレーン２を設置し、このクレーン２で巻き取り、繰り
出しされるクレーンロープ３の先端部にバランサ機構４
を吊り下げ、このバランサ機構４にワイヤ送り機構５を
吊り下げ、そのワイヤ送り機構５で移動される吊り下げ
ワイヤ６を外壁材７の上端部左右に連結する。前記建物
躯体１には据付機８が配設されている。前記バランサ機
構４は図２に示すように箱状の本体１０にトルクモータ
１１とこのトルクモータ１１で正逆回転されるドラム１
２を設け、本体１０の上面４隅に係着したロープ１３を
クレーンワイヤ３のフック３ａに連結して本体１０を吊
り下げ、そのドラム１２に巻掛けたロープ１４に力検出
器１５を設け、図３に示すように力検出器１５で検出し
た力、つまり吊り荷重をコントローラ１６に入力してト
ルクモータ１１への電流値を制御し吊り荷重に見合うト
ルクを発生するようにしてある。前記ワイヤ送り機構５
は箱状の本体２０内に一対のブレーキモータ２１と、こ
のブレーキモータ２１で駆動される駆動プーリ２２と、
この駆動プーリ２２に圧接した従動プーリ２３を設け、
この駆動プーリ２２と従動プーリ２３間に吊り下げワイ
ヤ６を掛け渡して、ブレーキモータ２１を正逆駆動する
と吊り下げワイヤ６が長手方向に移動して外壁材７が左
右に傾くようにしてある。前記据付機８は図４に示すよ
うに、車体３０の縦ガイド３１に沿って可動体３２を上
下動自在に設け、この可動体３２に伸縮機構３３を水平
方向に向けて取付け、この伸縮機構３３の先端部３３ａ
に回転機構３４を介してバキュームカップ等の支持部材
３４を回転自在に取付けたもので、その支持部材３５で
外壁材７を支持して伸縮機構３３を縮小することで建物
躯体１側に引き寄せできる。前記ワイヤ送り装置５のブ
レーキモータ２１、据付機８の可動体３２、伸縮機構３
３、回転機構３４、支持部材３５等は作業員Ａにより操
作されるコントローラＢで動作制御される。
【０００８】次に外壁材の取付け動作を説明する。クレ
ーン２によってクレーンワイヤ３を繰り出して地上近く
まで下降し、ワイヤ送り装置５のブレーキモータ２１を
駆動して吊りワイヤ６を長手方向に送ってバランサする
状態とし、ブレーキモータ２１を制動して吊りワイヤ６
が長手方向に移動しないようにロックする。この状態で
吊りワイヤ６の両端部を外壁材７の上端部左右に係止連
結してクレーンワイヤ３を巻き取って外壁材７を取付け
位置まで上昇させる。この後に図４に示すように据付機
８の伸縮機構３３を伸長して支持部材３４で外壁材７で
支持する。外壁材７を支持したらワイヤ送り装置５のブ
レーキモータ２１をフリー状態として吊りワイヤ６が小
さな力で長手方向に移動するようにする。これによっ
て、外壁材７は小さな力で左右に傾けることができる
し、小さな力で上げ、下げできる。作業員Ａが外壁材７
を見ながらコントロールボックスＢを操作して据付機８
の可動体３２、伸縮機構３３、回転機構３４を動作して
外壁材７を建物躯体１側に引き寄せながら、上げ、下
げ、回転して位置調整して建物躯体１の取付位置に位置
決めしてセットし、この状態で作業員Ａによって外壁材
７を建物躯体１に固着して取付ける。以上の実施例は外
壁材７の取付けについて述べたが、バルコニー等も同様
にして取付けできる。
ーン２によってクレーンワイヤ３を繰り出して地上近く
まで下降し、ワイヤ送り装置５のブレーキモータ２１を
駆動して吊りワイヤ６を長手方向に送ってバランサする
状態とし、ブレーキモータ２１を制動して吊りワイヤ６
が長手方向に移動しないようにロックする。この状態で
吊りワイヤ６の両端部を外壁材７の上端部左右に係止連
結してクレーンワイヤ３を巻き取って外壁材７を取付け
位置まで上昇させる。この後に図４に示すように据付機
８の伸縮機構３３を伸長して支持部材３４で外壁材７で
支持する。外壁材７を支持したらワイヤ送り装置５のブ
レーキモータ２１をフリー状態として吊りワイヤ６が小
さな力で長手方向に移動するようにする。これによっ
て、外壁材７は小さな力で左右に傾けることができる
し、小さな力で上げ、下げできる。作業員Ａが外壁材７
を見ながらコントロールボックスＢを操作して据付機８
の可動体３２、伸縮機構３３、回転機構３４を動作して
外壁材７を建物躯体１側に引き寄せながら、上げ、下
げ、回転して位置調整して建物躯体１の取付位置に位置
決めしてセットし、この状態で作業員Ａによって外壁材
７を建物躯体１に固着して取付ける。以上の実施例は外
壁材７の取付けについて述べたが、バルコニー等も同様
にして取付けできる。
【０００９】
【発明の効果】クレーン２によって外壁部材を概略位置
決めし、その後には据付機８によって外壁部材を正しく
位置決めして建物躯体１に保持しながら固着するから、
作業員とクレーンのオペレータが無線で連結し合う必要
がなく、作業員は据付機を操作すれば良いから、短時間
に取付けできるし、外壁部材の取付け作業が安全で楽な
作業となる。
決めし、その後には据付機８によって外壁部材を正しく
位置決めして建物躯体１に保持しながら固着するから、
作業員とクレーンのオペレータが無線で連結し合う必要
がなく、作業員は据付機を操作すれば良いから、短時間
に取付けできるし、外壁部材の取付け作業が安全で楽な
作業となる。
【図１】取付け状態の全体概略説明図である。
【図２】バランサ機構、ワイヤ送り機構の斜視図であ
る。
る。
【図３】バランサ機構のトルクモータ駆動制御回路図で
ある。
ある。
【図４】取付け状態の拡大説明図である。
１ 建物躯体、２ クレーン、３ クレーンワイヤ、４
バランサ機構、５ワイヤ送り機構、６ 吊り下げワイ
ヤ、７ 外壁材、８ 据付機、１１ トルクモータ、１
２ ドラム、１４ ロープ、１５ 力検出器、２１ ブ
レーキモータ。
バランサ機構、５ワイヤ送り機構、６ 吊り下げワイ
ヤ、７ 外壁材、８ 据付機、１１ トルクモータ、１
２ ドラム、１４ ロープ、１５ 力検出器、２１ ブ
レーキモータ。
Claims (1)
- 【請求項１】 クレーン２で上昇・下降されるクレーン
ワイヤ３に、吊り荷重に見合うトルクでドラム１２を駆
動し、かつそのドラム１２にロープ１４を巻掛けたバラ
ンサ機構４を吊り下げ、このロープ１４に吊り下げワイ
ヤ６を長手方向に送り動及び固定するワイヤ送り機構５
を吊り下げ、その吊り下げワイヤ６の両端部を外壁部材
に連結して外壁部材を吊り下げ支持し、 この状態でクレーンワイヤ３を下降・上昇して外壁部材
を所定の取付け位置とし、建物躯体１に配設した据付機
８によって外壁部材を上下・回転させながら建物躯体１
側に引き寄せて取付け位置に位置決めして押しつけ保持
し、この状態で外壁部材を建物躯体１に固着するように
した建物躯体の外壁部材取付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22867591A JPH0544343A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 建物躯体の外壁部材取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22867591A JPH0544343A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 建物躯体の外壁部材取付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544343A true JPH0544343A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16880054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22867591A Pending JPH0544343A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 建物躯体の外壁部材取付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544343A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD909856S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-02-09 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener bolt |
| USD909857S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-02-09 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener bolt head |
| USD920774S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-06-01 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener |
| USD935877S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-11-16 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener nut |
| CN114809662A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-07-29 | 武汉林榔木建筑工程科技有限公司 | 一种自动墙板安装装置及安装方法 |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP22867591A patent/JPH0544343A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD909856S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-02-09 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener bolt |
| USD909857S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-02-09 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener bolt head |
| USD920774S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-06-01 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener |
| USD935877S1 (en) | 2019-08-27 | 2021-11-16 | Sps Technologies, Llc | Blind fastener nut |
| CN114809662A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-07-29 | 武汉林榔木建筑工程科技有限公司 | 一种自动墙板安装装置及安装方法 |
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