JPH0763804B2 - 中子セツト装置における位置決め方法とその装置 - Google Patents

中子セツト装置における位置決め方法とその装置

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JPH0763804B2
JPH0763804B2 JP15375486A JP15375486A JPH0763804B2 JP H0763804 B2 JPH0763804 B2 JP H0763804B2 JP 15375486 A JP15375486 A JP 15375486A JP 15375486 A JP15375486 A JP 15375486A JP H0763804 B2 JPH0763804 B2 JP H0763804B2
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昇 宇田川
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores
    • B22C9/108Installation of cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中子セット装置において中子を主型のセット
部にセットする場合の位置決め方法とその装置に関する
ものである。
(従来技術とその問題点) 従来の位置決め装置を有する中子セット装置を第11図に
示す。同図中1は門型の機体フレームであり、この機体
フレーム1の上部の水平メンバー2にはその中央部に昇
降用シリンダ3が、また左右にガイド4,5がそれぞれ設
けてある。前記昇降用シリンダ3のピストンロッド6は
吊持フレーム7に連結してあり、この吊持フレーム7の
左右には上方に突出するガイドロッド8,9が設けてあ
り、これらガイドロッド8,9は前記ガイド4,5に摺動可能
に挿入してある。
前記吊持フレーム7は吊杆部材10,11を介して中子セッ
ト機構Aを吊持している。
この中子セット機構Aはフレーム本体12を備えており、
このフレーム本体12が上部において吊杆部材10,11に連
結されている。フレーム本体12上面中央にはクランパ昇
降用シリンダ13が設けてあり、フレーム本体12のクラン
パ昇降用シリンダ13を挟んだ左右にはガイド14,15が設
けてあり、また前記フレーム本体12の上面部の対角位置
には左右の位置決め用シリンダ16,17が設けてある。
前記クランパ昇降用シリンダ13のピストンロッド18はク
ランパホルダ19の中央部に連結してあり、このクランパ
ホルダ19の上面部には左右のガイドロッド20,21が取り
付けてあって、これらガイドロッド20,21は前記ガイド1
4,15に摺動可能に挿入してある。クランパホルダ19の下
面部には左右2組のクランプ機構(中子把持機構)22,2
3が装着してある。これらクランプ機構22,23は内、外側
および中間の中子クランパ24,25,26を備えている。
また、前記フレーム本体12の対角位置には左右のガイド
27,28が設けてあり、これらのガイド27,28にガイドロッ
ド29,30が上下摺動可能に挿入してあり、これらガイド
ロッド29,30の上端部は前記位置決め用シリンダ16,17の
ピストンロッド31,32に連結してあり、前記ガイドロッ
ド29,30の下端部には位置決めピン33,34が取り付けてあ
る。
前記中子セット機構Aの下方には定盤支持機構Bが上下
動可能に配設してある。この定盤支持機構Bは第12図乃
至第14図に示すように装置本体35を備えていて、この装
置本体35の後端部には左右のガイド部36,37が設けてあ
り、また前記機体フレーム1には上下方向に沿う左右の
ガイド軸38,39が設けてあって、前記ガイド部36,37がガ
イド軸38,39に摺動可能に嵌合して前記装置本体35が前
記機体フレーム1に上下動可能に設けてある。そして前
記装置本体35は昇降装置(図示省略)により吊部材40,4
1を介して上下作動されるものである。
前記装置本体35には前方向に水平に且つ平行して突出す
る左右のローラ支持部42,43が形成してあり、これらロ
ーラ支持部42,43の内側部には前後方向に一定の間隔を
おいて複数個の搬送ローラ44,45が軸支してある。
これら搬送ローラ44,45上には平面四角形状の定盤46が
搬入されている。この定盤46の上面部に対角位置にはブ
ッシュより成る左右の位置決め用嵌合部47,48が固設し
てある。
前記定盤支持機構Bの下方には搬送ローラコンベヤ49が
配置してあり、この搬送ローラコンベヤ49の搬送方向は
左右方向である。この搬送ローラコンベヤ49は定盤50を
搬送するものであり、この定盤50の上面には、主型51を
収容した型枠52が載せてある。主型51には中子セット部
55が形成してあり、また前記型枠52の上面部に対向位置
にはブッシュより成る左右の位置決め用嵌合部53,54が
設けてある。
次に作動を説明する。
中子56が上面にセットされた定盤46が搬送ローラ44,45
上を移動して中子セット機構Aの下方の定位置に搬入さ
れる。これと同時に主型51を収容した型枠52を載せた定
盤50が、搬送ローラコンベヤ19により搬送されて前記中
子セット機構Aの下方の定位置に停止する。
次に前記位置決め用シリンダ16,17が伸長作動してガイ
ドロッド29,30を介して位置決めピン33,34が下降し、こ
れら位置決めピン33,34が前記定盤46の位置決め用嵌合
部47,48に嵌合されて定盤46が位置決めされる。
次に前記クランパ昇降用シリンダ13が伸長作動してクラ
ンパホルダ19が下降し中子クランパ24,25,26で前記中子
56を把持(クランプ)する。中子56の把持後前記クラン
パ昇降用シリンダ13が縮小作動してクランパホルダ19を
上昇し中子クランパ24,25,26を介して中子56を上昇させ
る。
次に昇降装置の作動により定盤支持機構Bが下降し、前
記定盤46の位置決め用嵌合部47,48から前記位置決めピ
ン33,34が抜けてこの定盤46が下降し定盤46は次工程に
搬送される。
次に前記昇降用シリンダ3が伸長して前記中子セット機
構Aが所定量下降し、前記位置決めピン33,34が前記型
枠52上面の位置決め用嵌合部53,54に挿入されて型枠52
の位置決めがなされる。そして、前記クランパ昇降用シ
リンダ13の伸長作動によりクランパホルダ19が下降し中
子クランパ24,25,26に把持された中子56が型枠52の主型
51の中子セット部55にセットされる。
次に中子クランパ24,25,26による中子56の把持が解除さ
れて前記クランパ昇降用シリンダ13の縮小作動により前
記クランパホルダ19が上昇し、また昇降用シリンダ3の
縮小作動により前記中子セット機構Aが上昇して位置決
めピン33,34が前記位置決め用嵌合部53,54より外れ、位
置決め用シリンダ16,17の縮小作動により位置決めピン3
3,34は元の位置にもどる。
また、昇降装置の作動により定盤支持機構Bが上昇す
る。
上記したように前記中子56をセットした定盤46は定盤支
持機構Bの搬送ローラ44,45上を搬送されて中子56が中
子クランパ24,25,26により把持される位置で停止するよ
うになっており、また型枠52は主型51に中子56を納める
位置で停止するようになっているが、その許容精度内位
置に前記定盤46及び型枠52を停止させることは難しい。
このために前記位置決めピン33,34を前記位置決め用嵌
合部47,48,53,54に嵌合させ前記定盤46及び型枠52を定
位置に位置決めするようにしてある。
しかしながら、前記中子セット機構Aの位置決めピン3
3,34と定盤46の位置決め用嵌合部47,48及び型枠52の位
置決め用嵌合部53,54との嵌合回数が多くなるにつれて
前記位置決めピン33,34と位置決め用嵌合部47,48,53,54
の摩耗が増大してその間隙が増大し、前記位置決めピン
33,34と位置決め用嵌合部47,48,53,54との中心が正しく
一致することが困難になり、位置がずれた状態で前記中
子クランパ24,25,26で中子56を把持するため、前記位置
決めピン33,34と中子56の相対位置がずれる。このため
に次に前記中子56を主型51の中子セット部55にセットす
る場合、合わせ位置ずれが生じ、鋳バリの発生原因にな
っていた。
(発明の目的) 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その第1
の目的とするところは、位置決めピンと位置決め用嵌合
部に摩耗が生じこれらの間に間隙が生じて中子を主型の
中子セット部にセットする場合の合わせ位置ずれが生じ
ても、この合わせ位置ずれを補正して、鋳バリの発生を
なくすことができるようにした中子セット装置における
位置決め方法を提供することにある。
また本発明の第2の目的とするところは位置決めピンと
位置決め用嵌合部に摩耗が生じこれらの間に間隙が生じ
て中子を主型の中子セット部にセットする場合の合わせ
位置ずれが生じても、この合わせ位置ずれを補正して、
鋳バリの発生をなくすことができるようにした中子セッ
ト装置における位置決め装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の第1の目的を達成するために本発明は、中子をセ
ットした定盤を機内の定位置に搬入すると共に中子セッ
ト部を有する主型を備えた型枠を機内の定位置に搬入
し、前記定盤の左右の位置決め用嵌合部に左右の位置決
めピンを嵌合して前記定盤を位置決めした後、中子把持
機構により前記中子を把持し、前記定盤の機外への搬出
と共に前記左右の位置決めピンを下降してこれら位置決
めピンを前記型枠の左右の位置決め用嵌合部に嵌合して
前記型枠を位置決めし、前記中子を下降して該中子を前
記主型の中子セット部に挿入するようにした中子セット
装置における位置決め方法において、前記位置決めピン
の定盤及び型枠の位置決め用嵌合部への嵌合時左右の位
置決めピンの一方を基準軸とし且つ他方の位置決めピン
を偏位させて左右の位置決めピンで左右の位置決め用嵌
合部を介して前記定盤及び型枠を固定するようにした。
また、上記した第2の目的を達成するために本発明は、
中子をセットした定盤の上面部に設けられた左右の位置
決め用嵌合部と、中子セット部を有する主型を設けた型
枠の上面部に設けられた左右の位置決め用嵌合部と、機
内に搬入された前記定盤及び型枠のそれぞれの位置決め
用嵌合部に位置決めピンを係脱可能に嵌合して前記定盤
及び型枠を位置決めする位置決め機構と、機内に位置決
めされた前記定盤上の中子を把持しこの中子を機内に位
置決めされた前記型枠の中子セット部に挿入する中子把
持機構とを備えた中子セット装置における位置決め装置
において、前記位置決め機構を、一方の位置決めピンを
上下方向に作動して前記定盤及び型枠の一方の位置決め
用嵌合部に係脱可能に嵌合する手段を有する基準側位置
決めピン機構と、他方の位置決めピンを上下方向に作動
して前記定盤及び型枠の他方の位置決め用嵌合部に係脱
可能に嵌合させる手段と前記位置決めピンを偏位させる
偏位作動手段とを有する調整側位置決めピン機構とによ
り構成するようにした。
(作用) 中子をセットした定盤が機内に搬入された時、前記基準
側位置決めピン機構を作動して一方の位置決めピンを定
盤の一方の位置決め用嵌合部に嵌合し、また調整側位置
決めピン機構を作動して他方の位置決めピンを定盤の他
方の位置決め用嵌合部に嵌合し偏位作動手段を作動して
前記位置決めピンを偏位させ両位置決めピンで位置決め
用嵌合部を介して定盤を固定し、中子と基準側位置決め
ピン機構の位置決めピンとの位置関係を定め、また前記
型枠が機内に搬入された時、前記基準側位置決めピン機
構を作動して一方の位置決めピンを型枠の一方の位置決
め用嵌合部に嵌合し、また調整側位置決めピン機構を作
動して他方の位置決めピンを型枠の他方の位置決め用嵌
合部に嵌合し偏位作動手段を作動して前記位置決めピン
を偏位させ両位置決めピンで位置決め用嵌合部を介して
型枠を固定し、この型枠の主型の中子セット部と基準側
位置決めピン機構の位置決めピンとの位置関係を定め
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図乃至第10図に基づいて説
明する。第1図に本発明に係る位置決め装置を備えた中
子セット装置の正面を示す。この中子セット装置におい
て第11図乃至第14図に示す従来の中子セット装置の構成
要素と同一のものはこれらの構成要素と同一の符号をつ
けて説明を省略する。
本発明に係る位置決め装置を備えた中子セット装置は位
置決め機構の部分において従来の中子セット装置と異な
るものである。
この位置決め機構Cは基準側位置決めピン機構C−1と
調整側位置決めピン機構C−2とを備えている。
前記基準側位置決めピン機構C−1は、中子セット機構
Aのフレーム本体12に設けられたガイド60及び位置決め
シリンダ63を備えている。このガイド60と前記調整側位
置決めピン機構C−2が備えるガイド61とは前記フレー
ム本体12の上面部の対角位置にある。
また前記位置決め用シリンダ63と前記調整側位置決めピ
ン機構C−2の位置決め用シリンダ64とは前記フレーム
本体12の上面部の対角位置にある。
前記ガイド60にはガイドロッド62が上下動可能に挿入し
てある。
左側の位置決め用シリンダ63のピストンロッド65はフロ
ーティングジョイント66を介して前記ガイドロッド62の
上端部に連結してある。このガイドロッド62の下端部に
は基準軸になる位置決めピン67が取り付けてあり、この
位置決めピン67の軸線は前記ガイドロッド62の軸線に一
致している。
前記調整側位置決めピン機構C−2は上記したようにフ
レーム本体12に設けられたガイド61を備えており、この
ガイド61にガイドロッド68が上下動可能に挿入してあ
り、前記位置決め用シリンダ64のピストンロッド69はフ
ローティングジョイント70を介してガイドロッド68の上
端部に連結してある。このガイドロッド68の下端部には
上側フランジカバー71を介してフランジケース72が固定
してあり、このフランジケース72の下端部には下側フラ
ンジカバー73が固定してある。
前記フランジケース72内には上下側の軸受74,75を介し
て軸体76が支承してあり、この軸体76の上端部には鍔状
部77が形成してあって、この鍔状部77が上側の軸受74の
内輪体74aに接していて前記軸体76の抜けが防止されて
いる。
また前記軸体76の下部は前記下側フランジカバー73の孔
部78を回転可能に貫通しており、この軸体76の軸線Sは
前記ガイドロッド68の軸線Tに一致している。前記軸体
76には偏位作動手段Dを介して位置決めピン87が取り付
けてある。すなわち、偏位作動手段Dは略円柱体の偏心
部材79を備えており、この偏心部材79の軸線Rより距離
εだけ偏心した位置に挿入孔80が設けてあり、この挿入
孔80に前記軸体76の下部が挿入してあって、この軸体76
の下端部のねじ部81にロックナット82が螺合してあり、
このロックナット82による締め付けで前記偏心部材79が
軸体76に取り付けてある。なお前記偏心部材79の軸線R
は軸体76の軸線Sに対して距離εだけ偏位している。そ
して前記偏心部材79の下端部にはカバー部材86を介して
位置決めピン87が取り付けてある。すなわち、カバー部
材86は偏心部材79の下面部79aに固着してあり、このカ
バー部材86の中心部には段付孔88が形成してあり、この
段付孔88に位置決めピン87の上端部が挿入してあって、
この位置決めピン87の上端部のフランジ部89が段付孔88
の鍔状部90で押さえられて、前記位置決めピン87が偏心
部材79に連結されている。そして前記位置決めピン87の
軸線Pは偏心部材79の軸線Rに一致しているが前記軸体
76の軸線Sに対して距離εだけ偏位している。また前記
位置決めピン67,87の下端部にはテーパ面部67a,87aが形
成してある。
前記偏心部材79の外周面部の前記挿入孔80より最も離れ
た部分には溝部83が形成してあり、偏心部材79にはこの
上面部79bから前記溝部83を経て下面部79aに抜けるピン
孔84が設けてあり、このピン孔84にピン85が挿入してあ
る。
前記フランジケース72の外周部にはブラケット91が固設
してあり、このブラケット91の端部には偏位作動用シリ
ンダ92の基端部がピン93aで水平方向に揺動可能に取り
付けてあり、この偏位作動用シリンダ92のピストンロッ
ド93先端の連結部材94には長孔95が形成してあり、この
長孔95に前記偏心部材79に設けたピン85が挿入されてい
る。
定盤46の上面部の対角位置にはブッシュより成る左右の
位置決め用嵌合部96,97が固着してあり、また型枠52の
上面部の対角位置にはブッシュより成る左右の位置決め
用嵌合部98,99が固着してある。
次に作動を説明する。定盤46の上面に中子56がセットさ
れ、この定盤46が定盤支持機構Bの搬送ローラ44,45上
を移動して中子セット機構Aの下方の定位置に搬入され
る。これと同時に主型51を収容した型枠52を載せた定盤
50が、搬送ローラコンベヤ49により搬送されて前記中子
セット機構Aの下方の定位置に停止する。
前記位置決め用シリンダ63,64が伸長作動して、ガイド
ロッド62,68を介して前記位置決めピン67,87が下降し、
これら位置決めピン67,87が前記定盤46の位置決め用嵌
合部96,97に嵌合される。
前記位置決めピン67,87が摩耗していない場合には第6
図に示すように位置決めピン67,87のテーパ面部67a,87a
が前記位置決め用嵌合部96,97の上縁部に接した後前記
テーパ面部67a,87aに押されて前記定盤49が第7図に示
すように矢印方向に移動し両位置決めピン67、87は位置
決め用嵌合部96,97に嵌合されて前記定盤46は所定形状
に位置決めされる。
前記位置決めピン67,87が摩耗している場合には位置決
めピン67,87が前記位置決め用嵌合部96,97の嵌合孔部10
0に嵌合されても隙間tが生じて定盤46は所定形状に位
置決めされなくなる(第8図参照)。
したがって、この場合には、前記偏位作動用シリンダ92
を縮小作動して、そのピストンロッド93先端の連結部材
94の長孔95に挿入されたピン85を介して前記偏心部材79
を軸体76を中心に偏心回転させて調整側の位置決めピン
87を偏位させ、この位置決めピン87で位置決め用嵌合部
97を介して定盤46を基準軸になる位置決めピン67側に押
し、これらの位置決めピン67,87を第9図に示すように
それぞれの位置決め用嵌合部96,97の内側部に圧接して
両位置決めピン67,87で定盤46を固定(クランプ)す
る。
したがって定盤46は前記位置決めピン67を基準軸として
所定状態に位置決めされる。
次にクランプ昇降用シリンダ13が伸長作動してクランプ
ホルダ19が下降し中子クランパ24,25,26で中子56を把持
する。中子56の把持後クランプ昇降用シリンダ13が縮小
作動してクランプホルダ19を上昇し中子クランパ24,25,
26を介して中子56を上昇させる。
次に前記偏位作動用シリンダ92を伸長作動して前記偏心
部材79をノンクランプ側に回動して前記位置決めピン87
を上記したクランプ時とは逆方向に移動して両位置決め
ピン67,87による定盤46の固定を解除する。
次に昇降装置の作動により定盤支持機構Bが下降し前記
定盤46の位置決め嵌合部96,97から位置決めピン67,87が
抜けてこの定盤46は下降し定盤46は次工程に搬送され
る。
次に昇降用シリンダ3が伸長作動して中子セット機構A
が所定量下降して、前記位置決めピン67,87が型枠52の
上面の位置決め用嵌合部98,99に嵌合される。
前記位置決めピン67,87が摩耗している場合には上記し
た定盤46の固定(クランプ)と同様な作動によって型枠
52が両位置決めピン67,87で固定され、前記位置決めピ
ン67を基準軸として型枠52が位置決めされる(第10図参
照)。
次に前記クランパ昇降用シリンダ13の伸長作動によりク
ランパホルダ19が昇降して中子クランパ24,25,26に把持
された中子56が型枠52内の主型51の中子セット部55にセ
ットされる。
このセット後、前記中子クランパ24,25,26による中子56
の把持が解除されると共に前記偏位作動用シリンダ92の
伸長作動により偏心部材79をノンクランプ方向に回動し
て前記位置決めピン87を上記したクランプ時とは逆方向
に移動して両位置決めピン67,87による型枠52の固定を
解除する。
次に前記昇降用シリンダ3の縮小作動により前記中子セ
ット機構Aが上昇して前記位置決めピン67,87を前記位
置決め用嵌合部98,99より離脱し、前記位置決め用シリ
ンダ16,17及びクランパ昇降用シリンダ13の縮小作動に
より位置決めピン67,68及び中子クランパ24,25,26が上
昇し元位置に復帰する。また昇降装置の作動により定盤
支持機構Bが上昇し、前記中子56を主型52の中子セット
部55にセットした型枠51は定盤50と共に搬送ローラコン
ベヤにより次工程へ搬送される。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明に係る中子セット装置にける
位置決め方法は、中子をセットした定盤を機内の定位置
に搬入すると共に中子セット部を有する主型を備えた型
枠を機内の定位置に搬入し、前記定盤の左右の位置決め
用嵌合部に左右の位置決めピンを嵌合して前記定盤を位
置決めした後、中子把持機構により前記中子を把持し、
前記定盤の機外への搬出と共に前記左右の位置決めピン
を下降してこれら位置決めピンを前記型枠の左右の位置
決め用嵌合部に嵌合して前記型枠を位置決めし、前記中
子を下降して該中子を前記主型の中子セット部に挿入す
るようにした中子セット装置における位置決め方法にお
いて、前記位置決めピンの定盤及び型枠の位置決め用嵌
合部への嵌合時左右の位置決めピンの一方を基準軸とし
且つ他方の位置決めピンを偏位させて左右の位置決めピ
ンで左右の位置決め用嵌合部を介して前記定盤及び型枠
を固定するようにしたことを特徴とするものである。
したがって、前記位置決めピンの定盤の左右の位置決め
用嵌合部への嵌合時に、左右の位置決めピンの一方を基
準軸とし他方の位置決めピンを偏位させてこれら左右の
位置決めピンで左右の位置決め用嵌合部を介して定盤を
固定し、この後中子を中子把持機構で把持する場合の基
準軸となる位置決めピンと前記中子の位置関係を定める
ことができる。
また前記位置決めピンの型枠の左右の位置決め用嵌合部
への嵌合時左右の位置決めピンの一方を基準軸とし他方
の位置決めピンを偏位させて、これら左右の位置決めピ
ンで左右の位置決め用嵌合部を介して型枠を固定するこ
とにより、前記中子セット部に中子をセットする場合の
基準軸となる位置決めピンと主型の中子セット部の位置
関係を定めることができる。
このために中子合わせ精度が向上し、中子を主型の中子
セット部にセットする場合の合わせ位置ずれがなくなり
鋳バリの発生をなくすことができる。
また本発明に係る中子セット装置は、中子をセットした
定盤の上面部に設けられた左右の位置決め用嵌合部と、
中子セット部を有する主型を設けた型枠の上面部に設け
られた左右の位置決め用嵌合部と、機内に搬入された前
記定盤及び型枠のそれぞれの位置決め用嵌合部に位置決
めピンを係脱可能に嵌合して前記定盤及び型枠を位置決
めする位置決め機構と、機内に位置決めされた前記定盤
上の中子を把持しこの中子を機内に位置決めされた前記
型枠の中子セット部に挿入する中子把持機構とを備えた
中子セット装置における位置決め装置において、前記位
置決め機構を、一方の位置決めピンを上下方向に作動し
て前記定盤及び型枠の一方の位置決め用嵌合部に係脱可
能に嵌合する手段を有する基準側位置決めピン機構と、
他方の位置決めピンを上下方向に作動して前記定盤及び
型枠の他方の位置決め用嵌合部に係脱可能に嵌合させる
手段と前記位置決めピンを偏位させる偏位作動手段とを
有する調整側位置決めピン機構とにより構成したことを
特徴とするものである。
したがって、中子をセットした定盤が機内に搬入された
時、前記基準側位置決めピン機構を作動して一方の位置
決めピンを定盤の一方の位置決め用嵌合部に嵌合し、ま
た調整側位置決めピン機構を作動して他方の位置決めピ
ンを定盤の他方の位置決め用嵌合部に嵌合し、偏位作動
手段を作動して前記位置決めピンを偏位させ両位置決め
ピンで位置決め用嵌合部を介して定盤を固定し、中子と
基準側位置決めピン機構の位置決めピンとの位置関係を
定めることができる。
また前記型枠が機内に搬入された時、前記基準側位置決
めピン機構を作動して一方の位置決めピンを型枠の一方
の位置決め用嵌合部に嵌合し、また調整側位置決めピン
機構を作動して他方の位置決めピンを型枠の他方の位置
決め用嵌合部に嵌合し、偏位作動手段を作動して前記位
置決めピンを偏位させ両位置決めピンで位置決め用嵌合
部を介して型枠を固定し、この型枠の主型の中子セット
部と基準側位置決めピン機構の位置決めピンとの位置決
め関係を定めることができる。
このように中子及び型枠の主型の中子セット部と基準側
位置決めピン機構の位置決めピンとの位置関係を定める
ことにより、把持機構による中子の把持及び中子の前記
中子セット部への挿入を精度よく行なうことができ、鋳
バリの発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位置決め装置を備えた中子セット
装置の正面図、第2図は定盤の平面図、第3図は調整側
位置決めピン機構の構成説明図、第4図は第3図IV−IV
線に沿う断面図、第5図は第4図V方向からの矢視図、
第6図,第7図は位置決めピンが摩耗していない場合に
おける定盤の位置決めの様子を示す説明図、第8図,第
9図は位置決めピンが摩耗した場合における定盤の位置
決め状態の説明図、第10図は位置決めピンが摩耗した場
合における型枠の位置決め状態の説明図、第11図は従来
の位置決め装置を備えた中子セット装置の正面図、第12
図は同定盤支持機構の側面図、第13図は同正面図、第14
図は同平面図である。 22,23……クランプ機構(中子把持機構)、33,34……位
置決めピン、46……定盤、47,48……位置決め用嵌合
部、50……定盤、51……主型、52……型枠、53,54……
位置決め用嵌合部、55……中子セット部、56……中子、
67,87……位置決めピン、96,97,98,99……位置決め用嵌
合部、C……位置決め機構、C−1……基準側位置決め
ピン機構、C−2……調整側位置決めピン機構、D……
偏位作動手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中子をセットした定盤を機内の定位置に搬
    入すると共に中子セット部を有する主型を備えた型枠を
    機内の定位置に搬入し、前記定盤の左右の位置決め用嵌
    合部に左右の位置決めピンを嵌合して前記定盤を位置決
    めした後、中子把持機構により前記中子を把持し、前記
    定盤へ機外への搬出と共に前記左右の位置決めピンを下
    降してこれら位置決めピンを前記型枠の左右の位置決め
    用嵌合部に嵌合して前記型枠を位置決めし、前記中子を
    下降して該中子を前記主型の中子セット部に挿入するよ
    うにした中子セット装置における位置決め方法におい
    て、前記位置決めピンの定盤及び型枠の位置決め用嵌合
    部への嵌合時左右の位置決めピンの一方を基準軸とし且
    つ他方の位置決めピンを偏位させて左右の位置決めピン
    で左右の位置決め用嵌合部を介して前記定盤及び型枠を
    固定するようにしたことを特徴とする中子セット装置に
    おける位置決め方法。
  2. 【請求項2】中子をセットした定盤の上面部に設けられ
    た左右の位置決め用嵌合部と、中子セット部を有する主
    型を設けた型枠の上面部に設けられた左右の位置決め用
    嵌合部と、機内に搬入された前記定盤及び型枠のそれぞ
    れの位置決め用嵌合部に位置決めピンを係脱可能に嵌合
    して前記定盤及び型枠を位置決めする位置決め機構と、
    機内に位置決めされた前記定盤上の中子を把持しこの中
    子を機内に位置決めされた前記型枠の中子セット部に挿
    入する中子把持機構とを備えた中子セット装置における
    位置決め装置において、前記位置決め機構を、一方の位
    置決めピンを上下方向に作動して前記定盤及び型枠の一
    方の位置決め用嵌合部に係脱可能に嵌合する手段を有す
    る基準側位置決めピン機構と、他方の位置決めピンを上
    下方向に作動して前記定盤及び型枠の他方の位置決め用
    嵌合部に係脱可能に嵌合させる手段と前記位置決めピン
    を偏位させる偏位作動手段とを有する調整側位置決めピ
    ン機構とにより構成したことを特徴とする中子セット装
    置の位置決め装置。
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