JPH0763429B2 - 製パン方法 - Google Patents

製パン方法

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JPH0763429B2
JPH0763429B2 JP62038812A JP3881287A JPH0763429B2 JP H0763429 B2 JPH0763429 B2 JP H0763429B2 JP 62038812 A JP62038812 A JP 62038812A JP 3881287 A JP3881287 A JP 3881287A JP H0763429 B2 JPH0763429 B2 JP H0763429B2
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JP
Japan
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bread
water
yeast
container
baking
Prior art date
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JP62038812A
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English (en)
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JPS63207344A (ja
Inventor
震 尾島
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、家庭において所望の時刻に自動的にパンを
焼き上げる製パン方法に関する。
「従来の技術」 パンを焼き上げる場合には、パンの材料である小麦粉、
イースト菌、適量のバターあるいはショートニング等の
油脂、砂糖、塩、粉ミルクを容器内に水とともに入れて
材料の仕込みを行う。所望の時刻、例えば、午前7時に
パンを焼き上げたい場合には、製パン工程、すなわち、
混ねつ、発酵ベンチタイム、焼き上げ等に3時間半から
4時間程度の時間を要するので、午前3時頃から製パン
工程を開始しなければならない。
特に、、寒冷期には、パンの材料および水が冷えている
ので、予めパンの材料に水を注いでおくと、前日の夕方
から翌日午前3時までの期間に、イースト菌の細胞の網
目が開いた状態になって内容物(グルタチオン等)が流
出して復元力がなくなり、午前3時頃の製パン工程の開
始時には、発酵の効力を失ってしまうので、製パン工程
の開始時に、混ねつの開始と同時に製パン器に取り付け
た水タンクから注水していた。
「発明が解決しようとする課題」 家庭でパンを自動的に焼き上げる従来の製パン器におい
ては、イースト菌およびパンの材料から水を分離するた
めに水タンクを設けるか、イースト菌を隔離して保管す
るためにイースト菌収納箱を別に設けて、製パン工程の
開始後にそれらを加え合わせる方法を実施しているの
で、製パン器の構造が複雑となり、その制御回路も複雑
になって故障の原因が増加し、また、コストアップにな
る等の不都合な点が多かった。
「課題を解決するための手段」 本発明の製パン方法は、パン容器内にイースト菌と水と
の間に水との接触を避ける様に小麦粉、油脂などのパン
材料を介在させ、そのまま放置し、その後、タイマーに
より混捏、発酵、焼き上げなどの製パン工程に移行する
ものである。
「実施例」 小麦粉を主成分とし、油脂を含むパンの材料を容器に入
れ、水を注入しておいても攪拌や混ねつをしない限り、
油脂成分を含むパンの材料に水が浸透する速度は非常に
遅く、8〜9時間で5mm程度した浸透しないことが分か
った。
この発明は、このような知見に基づいて考えられたもの
で、この発明の製パン方法で使用する製パン器は、第1
図に示すように、製パン器本体9には、底部に混ねつ用
回転羽根4を設けたパン容器3と、このパン容器3を加
熱するヒータ11を備えたオーブン10と、混ねつ用回転羽
根4をベルト8およびプーリ7を介して回転させるモー
タ6と、モータ6よびヒータ11を制御するタイマーを備
えた制御部5とを具備しており、そして、製パン工程の
開始まで、イースト菌または温水をパン容器3から隔離
して保管する手段を具備していない。
次に、このように構成された製パン器によって、パンを
作る製パン工程を説明する。
第2図の(イ)に示すように、パン容器3の底部に規定
量のイースト菌1を散布投入し、その上に小麦粉、油
脂、砂糖、塩、粉ミルクなどのパン材料2を入れ、さら
に、35℃程度の温水12を注水する。
直ちに製パン工程を開始する場合には、モータ6を駆動
して回転羽根4を回転させ、混ねつを開始して、発酵、
ベンチタイム、焼き上げの各製パン工程を経てパンを焼
き上げる。
所望時刻、例えば、午前7時頃にパンを焼き上げたい場
合には、タイマーを午前3〜4時にセットして、パン容
器3の底部にイースト菌1を散布投入し、その上に小麦
粉、油脂、砂糖、塩、粉ミルクなどのパン材料2を入
れ、さらに、35℃程度の温水12を注水しておく。
このようにパン材料2と温水12とをパン容器3に同時に
入れて放置しても、攪拌や混ねつをしない限り、パン材
料2に水12が浸透し難いから、8〜9時間にわたって放
置しても、5mm程度しか浸透しないので、底部に散布さ
れたイースト菌1は水に侵されることはない。
午前3〜4時に、タイマーにより制御部5が動作して混
ねつが開始されると、イースト菌1およびパン材料2と
分離していた水12は混ねつされた後、発酵、ベンチタイ
ム、焼き上げの製パン工程を経て、午前7時頃にパンが
焼き上がる。
ここで、冷水の代わりに35℃程度の温水を使用する理由
は、厳寒時に5℃以下の冷水を使用すると、イースト菌
からグルタチオンの物質が浸出してパンのスダチを悪く
するからである。なお、35℃程度の温水を数時間にわた
って放置しても、オーブン10で囲まれているので、大幅
な温度の低下はなく、製パンに大きな影響を受けない。
(他の実施例) 以上で説明した実施例においては、イースト菌をパン容
器3の底部に散布投入しているが、第2図の(ロ)に示
すように、パン容器3の底部に35℃程度の温水12を注水
し、その上に小麦粉、油脂、砂糖、塩、粉ミルクなどの
パン材料2を入れたのち、パン材料2の表面に規定量の
イースト菌1を散布し、製パン工程の開始までそのまま
放置してもよいのである。
また、イースト菌とパン材料とを混合した状態でパン容
器3に入れ、同時に温水を注水して製パン工程の開始ま
でそのまま放置してもよく、この場合、温水とパン材料
との境界における一部のイースト菌が温水に触れるが、
他の大部分のイースト菌の細胞の網目は閉ざされている
ので、一部のイースト菌が元の生きたイースト菌になっ
て発酵を開始することがあっても、放置時間が10時間以
内であれば、大きな影響を受けないことが実証され、パ
ンの膨張に支障を来さないことが分かった。
「発明の効果」 以上の実施例に基づく説明から明らかなように、この発
明の製パン方法によると、小麦粉を主成分とするパンの
材料およびイースト菌を容器に入れ、水を注入しておい
ても攪拌や混ねつをしない限り、イースト菌が混ねつの
前に水と接触して発酵したり、あるいは冷水に触れて発
酵を阻害しないので、水タンクまたはイースト菌収納箱
を別に設けて混ねつ開始時に操作する必要がないので、
製パン器の構成が簡単になって、故障の原因を減らすこ
とができ、また、装置を廉価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の製パン方法で使用する製パン器の
断面図、第2図は、この発明の製パン方法において、製
パン工程に先立って、パン容器にパンの材料、イースト
菌、温水を入れた状態を示す断面図である。 1……イースト菌 2……パンの材料 3……パン容器 4……混ねつ用回転羽根 5……制御部 9……製パン器本体 10……オーブン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン容器内にイースト菌と水との間に水と
    の接触を避ける様に小麦粉、油脂などのパン材料を介在
    させ、そのまま放置し、その後、タイマーにより混捏、
    発酵、焼き上げなどの製パン工程に移行することを特徴
    とする製パン方法。
JP62038812A 1987-02-20 1987-02-20 製パン方法 Expired - Lifetime JPH0763429B2 (ja)

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