JP3156572B2 - 自動製パン機 - Google Patents

自動製パン機

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JP3156572B2 JP31050995A JP31050995A JP3156572B2 JP 3156572 B2 JP3156572 B2 JP 3156572B2 JP 31050995 A JP31050995 A JP 31050995A JP 31050995 A JP31050995 A JP 31050995A JP 3156572 B2 JP3156572 B2 JP 3156572B2
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佳代子 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用す
る自動製パン機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、製パンには混練・発酵・焼成
の工程を要し、これらの工程を自動制御により、小麦粉
・水・イースト等の基本の製パン材料による製パンを行
う自動製パン機は実用化されている。また混練工程にお
いて、環境温度が15℃以下の時、混練工程の初期にお
いて、焼成室内の温度を上げるためヒーターの通電制御
を行う製パン、および製パン生地作りの方法が一般的に
知られている。
【0003】次に、製パンを行うための自動製パン機に
おける一般的な自動製パン機の構成と、製パン、および
製パン生地作り工程について説明する。
【0004】図1は、従来の自動製パン機の基本構造を
示すものである。1は焼成室、2はヒーター、3は着脱
自在に装着されたパンケースであり、4はモーター、5
はモーター4の動力を伝達するベルト、6はモーター4
により駆動される練り羽根である。また、7は焼成室内
の温度を検知する温度検知部、8は蓋、9はドライイー
ストを投入するイースト投入口であり、10はイースト
投入口9の弁に連動してドライイーストを落下させるソ
レノイドで、11は温度検知部7からの信号により、ヒ
ーター2やモーター4を制御してパン焼きを行うマイク
ロコンピューターを搭載した制御装置である。また、1
2は調理メニューや状態などを表示する表示部、13は
入力装置である。
【0005】このような従来の自動製パン機について、
以下その動作について説明する。まず、焼成室1内にパ
ンケース3と練り羽根6をセットし、前記パンケース3
内にドライイースト以外の製パン材料と水をセットし、
次に焼成室1上部に設けられたイースト投入口9にドラ
イイーストをセットし、13の入力装置より調理条件を
入力し、調理をスタートさせる。なお、製パン材料の加
水率(粉の重量を100としたときの加える水の割合)
が粉に対し70%以下で環境温度が15℃以下の時、従
来の混練工程におけるパン生地温度の変化、焼成室内温
度の変化、およびその時のヒーター通電量を図4に示し
た。
【0006】図4に示すように、ヒーターの通電制御
は、混練工程の初期において行われており、焼成室内の
温度が20℃付近に達した時点でヒーターの通電制御を
停止していた。これは、環境温度が20℃付近の時の混
練工程終了時の生地の状態が良いことから、前記のよう
に設定していたが、環境温度が15℃以下の時、特に5
℃付近では生地温度は上がりにくく、冷たく固いままで
あるため、混練時にモーターに負担がかかり、そのため
練り不足となり、生地の状態も良いものではなかった。
【0007】また、加水率が70%を超える時は、環境
温度が15℃以下であっても、混練工程の際に粉と水の
水和がスムーズにいきやすく、混練工程中に生地温度も
上がりやすい。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】上記の従来の方法
では、製パン材料の加水率が粉に対し70%以下で、環
境温度が15℃以下の時は、水温が低い上に、水量も少
ないため、粉の水和がうまくいかず固くなる。そのた
め、練り羽根の回転がスムーズにいかず、混練工程中に
パン生地温度が充分に上がらないため、パン生地は伸展
性に乏しく固い。そのためモーターに負荷がかかり、ま
た手作業で成形する際に扱いにくいという問題点を有し
ていた。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、モーターの負荷を小さくし、手作業での成形が行い
やすいパン生地を作る自動製パン機を提供することを目
的とする。また、モーターの負荷を小さくし、手作業で
の成形が行いやすいパン生地を作ると共に、より出来映
えの良いパンを可能にする自動製パン機を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の一つの手段は、ヒーターを有する焼成室と、
前記焼成室内に着脱自在に装着し得るパンケースと、前
記パンケースの内底部に設けられたモーターと、前記モ
ーターにより回転駆動される練り羽根と、前記焼成室内
の温度を検知する温度検知部と、調理条件を入力する入
力装置と、前記温度検知部からの温度および前記入力装
置からの入力情報によりパン焼き制御を行う制御装置を
有し、前記制御装置には製パン材料の加水率が粉に対し
70%以下であるピザ等の生地を混練する調理制御コー
スを有し、前記調理制御コースにおいて、環境温度が1
5℃以下の時、前記制御装置は、混練行程中にパン生地
温度が20〜30℃になるように、混練工程中にヒータ
ーの通電制御を行うことによりなされるものである。
【0011】また他の手段は、混練工程中のパン生地温
度が25〜30℃になるように、ヒーターの通電量を発
酵工程のヒーター通電量の1.5〜3倍にすることによ
りなされるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上述からもわかるように、従来の
構成では、製パン材料の加水率が粉に対し70%以下
で、環境温度が15℃以下の時、混練工程中にパン生地
温度が充分に上がらないため、パン生地は伸展性に乏し
く固い。そのためモーターに負荷がかかり、また手作業
で成形する際に扱いにくいという問題点を有していた
が、本発明では混練工程の始めから終了までヒーターの
通電制御を行い、パンケースを通じて冷たく固まってい
たパン生地を温める。温められた生地は柔らかくなり、
モーターにかかる負荷も小さくなり、結果として生地の
混練は充分行われることになる。充分混練された生地は
伸展性が増し、手作業での成形も行いやすくなる。な
お、混練工程終了時のパン生地温度は20〜30℃であ
るほうが、その後の発酵工程でのイーストの活性がスム
ーズに行われ、パン生地として好ましい。また、ヒータ
ーの通電量は、発酵工程のヒーター通電量の1.5〜3
倍にすると、パン生地温度も上がりやすくまた、べたつ
きも少なく、生地の状態も良い。特に25〜30℃の間
がべたつかず、生地の状態が最も良い。
【0013】以下に本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。なお、本実施の形態の構成は、
従来例で説明した構成と同じであるので同一番号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0014】図1のように構成された自動製パン機につ
いて図2を用いてその動作を説明する。図2は本発明の
各工程を表す調理工程図である。まず、焼成室1内にパ
ンケース3と錬り羽根6をセットし、小麦粉、水等の製
パン材料を投入する。そして蓋8を閉め、イースト投入
口9に所定量のドライイーストを入れる。この状態で入
力装置13よりパン焼き時間等の調理条件を入力し、調
理をスタートさせる。
【0015】ここで、入力装置13は複数のパンの種類
を調理できるようになっており、例えば、パン生地が細
かく柔らかい仕上がりになる「ソフト食パンコース」
や、「バターロールコース」、「ピザコース」、「ぶど
うパンコース」等の複数の調理コースを有している。特
に、ピザ等の生地を混練するときは、製パン材料の加水
率が粉に対し70%以下であることが好ましく、本実施
の形態においては「ピザコース」の選択と同時に以下の
工程に移行するものとした。
【0016】混練工程が始まり、環境温度が15℃以下
の場合、ヒーター2が通電し、焼成室1内及びパンケー
ス3を加熱し、前記パンケース3内のパン生地の温度を
上げる。ヒーター2の通電制御は、混練工程終了まで行
う。混練工程終了後、イースト投入口9に入ったドライ
イーストをソレノイド10を使って、パンケース3内に
落下させる。その後、ねかし、第2混練、第1発酵、ガ
ス抜き、第2発酵、ガス抜き、成形発酵、焼成が自動的
に行われ、設定した時間にパンが焼き上がる。
【0017】特に、製パン材料の加水率が粉に対し65
%で、環境温度が5℃の時の、第1混練工程におけるパ
ン生地温度の変化、焼成室内温度の変化、およびその時
のヒーター通電量を図3にそれぞれ示した。尚、図3に
おいて実線はパン生地温度の変化を、また、点線は焼成
室内温度の変化を、さらに、棒グラフはその時のヒータ
ー通電量をそれぞれ表している。図3に示すように、第
1混練工程終了まで、一定の割合でヒーターの通電を行
うと、生地温度は20℃以上まで上がり、モーターの負
荷も小さくパン生地の状態も良好で、扱いやすいもので
あった。
【0018】また、ヒーターの通電量を発酵工程のヒー
ター通電量の0〜5倍に変えてみた結果、1.5〜3倍
の範囲のものがモーターの負荷も小さく、パン生地の状
態も良好であり、パンの出来映えは一段と良好であっ
た。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、パン生地を温
め、柔らかくかつ伸展性の良いものにすることが出来、
その結果、モーターの負荷を小さくし、また手作業によ
る成形を行いやすくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態および従来例の全体構成図
【図2】本発明の実施の形態および従来例の調理工程図
【図3】本発明の実施の形態の第1混練工程における温
度変化とヒーター通電量との関係を示す図
【図4】従来の第1混練工程における温度変化とヒータ
ー通電量との関係を示す図
【符号の説明】
1 焼成室 2 ヒーター 3 パンケース 4 モーター 5 ベルト 6 練り羽根 7 温度検知部 8 蓋 9 イースト投入口 10 ソレノイド 11 制御装置 12 表示部 13 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/00 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターを有する焼成室と、前記焼成室
    内に着脱自在に装着し得るパンケースと、前記パンケー
    スの内底部に設けられたモーターと、前記モーターによ
    り回転駆動される練り羽根と、前記焼成室内の温度を検
    知する温度検知部と、調理条件を入力する入力装置と、
    前記温度検知部からの温度および前記入力装置からの入
    力情報によりパン焼き制御を行う制御装置を有し、前記
    制御装置には製パン材料の加水率が粉に対し70%以下
    であるピザ等の生地を混練する調理制御コースを有し、
    前記調理制御コースにおいて、環境温度が15℃以下の
    時、前記制御装置は、混練行程中にパン生地温度が20
    〜30℃になるように、ヒーターを通電制御することを
    特徴とする自動製パン機。
  2. 【請求項2】 混練工程中のヒーター通電量を、発酵工
    程のヒーター通電量の1.5〜3倍にすることを特徴と
    する請求項1記載の自動製パン機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8359561B2 (en) 2007-12-06 2013-01-22 Onespin Solutions Gmbh Equivalence verification between transaction level models and RTL at the example to processors

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8359561B2 (en) 2007-12-06 2013-01-22 Onespin Solutions Gmbh Equivalence verification between transaction level models and RTL at the example to processors

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