JPH0763337B2 - 魚肉練製品の製造方法 - Google Patents

魚肉練製品の製造方法

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JPH0763337B2
JPH0763337B2 JP60274738A JP27473885A JPH0763337B2 JP H0763337 B2 JPH0763337 B2 JP H0763337B2 JP 60274738 A JP60274738 A JP 60274738A JP 27473885 A JP27473885 A JP 27473885A JP H0763337 B2 JPH0763337 B2 JP H0763337B2
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fish meat
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Inventor
千香子 保芦
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有限会社松兵衛
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、内部に種物を有するシート状の魚肉練製品の
製造方法に関する。
「従来技術およびその問題点」 かまぼこ、さつま揚げ、はんぺん等で代表される魚肉練
製品は、スケトウダラ、グチ、サメ、ヒラメ、ホッケ等
の原料魚またはそれらより製造したすり身を使用し、こ
れに2〜4%の食塩と、必要に応じて各種副原料を加え
て塩摺りを行ない、食塩可溶性蛋白を抽出してゲル化を
行なわせ、適宜形状に成形して坐りを行ない、加熱する
ことによって製造されている。
これらの魚肉練製品において、例えば野菜の細切り、イ
カ、タコ、貝、のり、えび、畜肉等の種物を混ぜたもの
が知られている。このように種物を混ぜる場合、従来
は、種物を魚肉すみ身にあらかじめ練り込み、それを押
出し成形するようにしていた。
しかしながら、上記のような製造方法では、例えばスラ
イスハムのように薄いシート状に成形しようとすると
き、種物がスリット状のノズルに詰まってしまうので、
ある程度厚みをもたせなければならなかった。したがっ
て、薄いシート状の軽い食感を出すことが困難であっ
た。
「発明の目的」 本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、種物を
混ぜて、しかも薄いシート状に成形できるようにした魚
肉練製品の製造方法を提供することにある。
「発明の構成」 また、本発明の第1は、一対のフィルムの片面にそれぞ
れ添設させて魚肉すり身を一対のシート状に成形し、前
記一対のシートの間に種物を介在させて、前記フィルム
を外側にして前記一対のシートを接合することを特徴と
する魚肉練製品の製造方法である。
さらに、本発明の第2は、一対のフィルムの片面にそれ
ぞれ添設させて魚肉すり身を一対のシート状に成形し、
前記一対のシートの間に種物を介在させて、前記フィル
ムを外側にして前記一対のシートを接合し、さらにロー
ラで圧延することを特徴とする魚肉練製品の製造方法で
ある。
このように、本発明では、魚肉すり身を一対のシート状
に成形し、これらのシートの間に種物を挾むようにした
ので、魚肉すり身をスリット状のノズルから押出してシ
ート状に成形する際に、種物がノズルに詰まる虞れはな
く、シートを極めて薄く成形することができる。したが
って、シートの間に種物を挾んでも全体として薄く成形
することが可能である。このため、内部に種物を有し、
しかも薄いシート状に成形された軽い食感の魚肉練製品
を得ることができる。
また、魚肉すり身のシートの外側にフィルムを添設させ
たので、作業性が改善され、しかも衛生的な製品を得る
ことができる。
さらに、本発明の第2によれば、シートの間に種物を挾
んで接合した後、さらに圧延するようにしたので、より
薄いシート状の練製品を得ることができる。
本発明においては、上記のようにしてシート状に成形し
た後、必要に応じて坐りを行ない、加熱処理して魚肉練
製品を得ることができる。この場合、加熱処理は、湯中
浸漬加熱、蒸気加熱など、各種の加熱方法が採用でき、
それによって製品にバラエティをもたらすことができ
る。
「発明の実施例」 第1図には、本発明を実施するための装置の一例が示さ
れている。すなわち、ロール25より第1のフィルム26が
引き出されてベルトコンベヤ11上に導入されている。ベ
ルトコンベヤ11の始端部付近上方には、第1の押出成形
装置12が配置されており、そのノズル13から第1の魚肉
すり身14が薄いシート状に押出し成形されて第1のフィ
ルム26上に添設されるようになっている。第1の押出成
形装置12の側方にはホッパ15が配置されており、種物16
を第1の魚肉すり身14上に落下させるようになってい
る。ホッパ15の側方には、第2の押出成形装置18が配置
されている。また、ロール27より第2のフィルム28が引
き出されてガイドローラ29に張設された後、後述する圧
延ローラ群21に導入されている。そして、第2の押出成
形装置18のノズル19から第2の魚肉すり身20がシート状
に押出し成形されて、第2のフィルム28上に添設される
ようになっている。第2の押出成形装置18のさらに側方
にはベルトコンベヤ11のベルトを挾んで互いに対向配置
された圧延ローラ群21が配置されている。そして、ベル
トコンベヤ11の終端部には加熱装置22が配置され、シー
ト状に成形された魚肉すり身を加熱固化するようになっ
ている。
次に、この装置を用いた本発明の一実施例を説明する
と、第1のフィルム26はベルトコンベヤ11上に乗って移
動する。そして、第1の押出成形装置12よりシート状に
押出された第1の魚肉すり身14は、第1のフィルム26上
に添設されて、第1のフィルム26と共に移動する。その
状態で、ホッパ15より種物16が落下し、第1の魚肉すり
身14上に所定の量で堆積する。一方、第2のフィルム28
はガイドローラ29に張設された後、圧延ローラ21に導入
されて圧延ローラ21の回転に伴なって移動する。そし
て、第2の押出成形装置18よりシート状に押出された第
2の魚肉すり身20は、第2のフィルム28上に添設され
て、第2のフィルム28と共に移動する。第2のフィルム
28が圧延ローラ群21に導入されると、第2の魚肉すり身
20は、種物16を挾むようにして第1の魚肉すり身14上に
接合される。このとき、第1のフィルム26および第2の
フィルム28は、魚肉すり身14、20を挾むように外側に位
置している。次に、圧延ローラ群21により、一対の魚肉
すり身14、20が圧延され、内部に種物16を含んだ状態で
さらに薄いシート状に成形される。その後、魚肉すり身
14、20は、ベルトコンベヤ11の移動に伴なって適宜坐り
がなされ、加熱装置22内に導入される。加熱装置22は、
例えば蒸気加熱装置、熱湯槽などで構成することができ
る。ここで、魚肉すり身14、20は加熱固化されて魚肉練
製品となる。
こうして得られた魚肉練製品は、第1図に示すように、
第1の魚肉すり身14と第2の魚肉すり身20とが貼り合わ
されて全体としてシート状をなしており、種物16が両シ
ートの間に埋設されている。また、第1の魚肉すり身14
と第2の魚肉すり身20とを挾むように外側に第1のフィ
ルム26と第2のフィルム28とが被せられている。したが
って、この実施例では、魚肉すり身14、20が各ローラや
ベルトコンベヤ等に貼り付くことがないので作業性が良
好となると共に、取扱い時の汚染等を防止して衛生的な
製品を得ることができる。この場合、フィルム26、28を
シールして製品を密封することも可能である。
ここで、第1の魚肉すり身14および第2の魚肉すり身20
は、次のようにして調製できる。すなわち、スケソウダ
ラ、グチ、タイ、ハモ、サメ、ヒラメ、ホッケ等の原料
魚またはそれらより製造したすり身に、食塩を2〜4%
添加し、さらに、澱粉、卵白、油脂、植物蛋白質などの
副材料や、グルタミン酸ソーダ、グリシン、砂糖、しょ
うゆ、ソース、各種フレーバなどの味付け材料等を添加
し、攪拌器によって練成して魚肉すり身とする。この場
合、第1の魚肉すり身14はグチ、タイ、ハモなどを原料
とし、第2の魚肉すり身20はスケソウダラを原料とする
など、魚肉すり身の種類を変えてもよい。
また、種物16としては、にんじん、ごぼう、たまねぎ等
の野菜、イカ、タコ、貝、のり、えび、畜肉など、各種
のものが使用でき、これらは適宜大きさに細断して使用
する。
押出成形装置12、18からシート状に押出された魚肉すり
身14、20の厚さは、特に限定するものではないが、1〜
10mm程度が好ましい。この厚さが1mm未満では押出し成
形の際に破れやすくなり、また、厚さが10mmを超えると
全体として厚い製品となるので食感が重くなってしま
う。そして、厚さを上記の範囲に設定することにより、
全体として薄いシート状の製品が得られ、軽くて良好な
食感を得ることができる。
なお、上記実施例において、圧延ローラ群21による圧延
をせずに魚肉すり身14、20を単に貼り合せるだけでもシ
ート状の魚肉練製品を得ることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、魚肉すり身を一
対のシート状に成形し、これらのシートの間に種物を挾
み、必要に応じてさらに圧延するようにしたので、魚肉
すり身をスリット状のノズルから押出してシート状に成
形する際に種物がノズルに詰まる虞れはなく、シートを
極めて薄く成形することができ、シートの間に種物を挾
んでも全体として薄い製品を得ることができる。したが
って、内部に種物を有し、しかも薄いシート状に成形さ
れた軽い食感の魚肉練製品が得られる。また、魚肉すり
身の外側にフィルムを添設させることにより、作業性が
改善され、しかも衛生的な製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の一例を示す説明
図、第2図は同実施例によって得られた魚肉練製品の部
分断面図である。 図中、11はベルトコンベヤ、12は第1の押出し成形装
置、14は第1の魚肉すり身、15はホッパ、16は種物、18
は第2の押出し成形装置、20は第2の魚肉すり身、21は
圧延ローラ群、22は加熱装置、26は第1のフィルム、28
は第2のフィルムである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフィルムの片面にそれぞれ添設させ
    て魚肉すり身を一対のシート状に成形し、前記一対のシ
    ートの間に種物を介在させて、前記フィルムを外側にし
    て前記一対のシートを接合することを特徴とする魚肉練
    製品の製造方法。
  2. 【請求項2】一対のフィルムの片面にそれぞれ添設させ
    て魚肉すり身を一対のシート状に成形し、前記一対のシ
    ートの間に種物を介在させて、前記フィルムを外側にし
    て前記一対のシートを接合し、さらにローラで圧延する
    ことを特徴とする魚肉練製品の製造方法。
JP60274738A 1985-12-06 1985-12-06 魚肉練製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0763337B2 (ja)

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