JPH0762140A - 難燃性エラストマー - Google Patents

難燃性エラストマー

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JPH0762140A
JPH0762140A JP23913293A JP23913293A JPH0762140A JP H0762140 A JPH0762140 A JP H0762140A JP 23913293 A JP23913293 A JP 23913293A JP 23913293 A JP23913293 A JP 23913293A JP H0762140 A JPH0762140 A JP H0762140A
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勉 村田
Koji Horai
康治 宝来
Shunichi Nakajima
俊一 中島
Hirotada Tanaka
弘忠 田仲
Hajime Akiyama
一 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 主剤(ヒマシ油と4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートとから誘導されるイソシアネート基
末端ウレタンプレポリマー)と硬化剤[ヒマシ油と水酸
化アルミニウムとトリス(トリブロモネオペンチル)ホ
スフェートとを混練りしたもの]とからなる難燃性エラ
ストマー。 【効果】 従来のものに比べ、難燃性、作業性、電気特
性および機械強度が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性エラストマーに
関する。
【0002】
【従来の技術】電気絶縁用ポツテイング剤、シーラン
ト、電気製品用部材、建築用部材などに使用されるエラ
ストマーは、火災対策として難燃グレードの使用が一部
で義務づけられている。このため難燃化方法として、ウ
レタン樹脂に水和アルミナと水酸化マグネシウムを混練
りして難燃化する方法(特公昭57−5808号公
報)、ウレタン樹脂に水酸化アルミニウムと赤リンとト
リクレジルホスフエートを併用添加して難燃化する方法
(特公平2ー34964号公報)、ハロゲン化フェノー
ルと金属酸化物および/または金属水酸化物を併用する
方法(特開昭60−147426号公報)などが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水和ア
ルミナと水酸化マグネシウムを混練りした難燃化ウレタ
ン樹脂の場合は、難燃性の指標である酸素指数を高くす
るには無機粉末難燃剤を多量に使用しなければならない
ため高粘度となり作業性が悪く、二液常温硬化型エラス
トマーには使用できないという問題があった。水酸化ア
ルミニウムと赤リンとトリクレジルホスフエートを併用
添加した難燃化ウレタン樹脂の場合は、酸素指数が低い
という問題や誘電正接が高いという問題があった。ハロ
ゲン化フェノールと金属酸化物および/または金属水酸
化物を併用添加した難燃化ウレタン樹脂の場合は、酸素
指数が低いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、酸素指
数、機械強度、電気絶縁性、誘電正接などの電気特性や
作業性の良好な難燃性エラストマーを得ることを目的に
鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明は、
エラストマーと難燃剤からなる難燃性エラストマーにお
いて、該難燃剤が、金属水酸化物(A)および/または
金属炭酸化物(B)とハロゲン含有燐酸エステル(C)
とからなることを特徴とする難燃性エラストマーであ
る。
【0005】本発明において、難燃剤を構成する金属水
酸化物(A)としては、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸
化ストロンチウムなどが挙げられる。金属炭酸化物
(B)としては、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸ニツケル、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウムなど
が挙げられる。ハロゲン含有燐酸エステル系難燃剤
(C)としては、トリスクロロエチルフォスフェート、
トリスジクロロプロピルフォスフェート、トリスクロロ
プロピルフォスフェート、トリス(トリブロモフェニ
ル)フォスフェート、トリスジブロモプロピルフォスフ
ェート、トリス(ジブロモフェニルフェニル)フォスフ
ェート、トリス(トリブロモネオペンチル)フォスフェ
ートなどが挙げられる。
【0006】難燃剤の融点は、通常−30℃以上である
が、好ましくは50℃以上である。融点が低く常温で液
状のものは、エラストマーを可塑化するため機械強度を
低下させたり誘電正接を高くするので添加量に注意を要
するが、融点が50℃以上であれば機械強度や電気特性
値に対して悪影響をおよばさないため好ましい。
【0007】難燃剤の配合量は、通常、エラストマー1
00重量部に対して、(A)または(B)が1〜100
重量部、(C)が1〜50重量部である。
【0008】本発明における難燃剤と共に、必要により
その他の難燃剤を併用してもよい。その他の難燃剤とし
ては、活性水素含有難燃剤[ジ(イソプロピル)N,N
ービス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルフォスフ
ェート、臭素化ビスフェノールAのアルキレンオキサイ
ド付加物など]、臭素化ビスフェノールA、尿素、尿素
誘導体(尿素とホルマリンの反応物など)、チオ尿素、
メラミン、メラミン誘導体(メラミンとホルマリンの反
応物など)、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸
化亜鉛、ジンクボレートなどが挙げられる。
【0009】本発明におけるエラストマーとしては、ウ
レタン樹脂(熱可塑性ウレタンエラストマー、二液硬化
型ウレタンエラストマー、一液硬化型ウレタンエラスト
マーなど)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン、メタクリル樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂などが挙げられ
る。これらのうち特に好ましいものは二液硬化型ウレタ
ンエラストマーである。
【0010】二液硬化型ウレタンエラストマーとして
は、有機ポリイソシアネート化合物(1)を主成分とす
る主剤(D)と、活性水素含有化合物(2)を主成分と
する硬化剤(E)からなるものが挙げられる。有機ポリ
イソシアネート化合物(1)としては、例えば、脂肪族
ポリイソシアネート(a)、脂環式ポリイソシアネート
(b)、芳香脂肪族ポリイソシアネート(c)、芳香族
ポリイソシアネート(d)およびこれらのポリイソシア
ネートの変性物(e)が挙げられる。
【0011】脂肪族ポリイソシアネート(a)の具体例
としては、エチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレン
トリイソシアネートなどがあげられる。
【0012】脂環式ポリイソシアネート(b)の具体例
としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、
ジシクロヘキシルメタン−4,4’ージイソシアネート
(水添MDI)、1,4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート、メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネー
ト(水添TDI)、1,4−ビス(2−イソシアネート
エチル)シクロヘキサンなどがあげられる。
【0013】芳香脂肪族ポリイソシアネ−ト(c)の具
体例としては、p−キシレンジイソシアネート、α,
α,α’,α’−テトラメチルキシレンジイソシアネー
トなどが挙げられる。
【0014】芳香族ポリイソシアネート(d)の具体例
としては、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,
4−および/または2,6−トルエンジイソシアネート
(TDI)、ジフェニルメタン−2,4’−および/ま
たは4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジ
フェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、o−ト
リジンジイソシアネート、粗製TDI、ポリフェニルメ
タンポリイソシアネート(粗製MDI)などが挙げられ
る。
【0015】ポリイソシアネートの変性物(e)として
は、上記(a)〜(d)にカルボジイミド基、ウレチジ
オン基、ウレトイミン基、ウレア基、ビューレット基、
イソシアヌレート基、ウレタン基などを導入した変性物
などが挙げられる。該(e)の具体例としては、例え
ば、活性水素含有化合物(2)と前記(a)〜(d)の
ポリイソシアネートとから誘導される末端がイソシアネ
ート基であるウレタンプレポリマー(ヒマシ油と4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートとから誘導さ
れたウレタンプレポリマー、ビスフェノール−Aにプロ
ピレンオキサイドを付加した分子量600のポリオール
とイソホロンジイソシアネートとから誘導されたウレタ
ンプレポリマーなど)、カルボジイミド変性ジフェニル
メタンジイソシアネートなどが挙げられる。以上有機ポ
リイソシアネート化合物として例示したものは、2種以
上の混合物でも良い。(a)〜(e)のうち好ましいも
のは、(b)、(c)、(d)および(e)である。
【0016】活性水素含有化合物(2)としては、多価
アルコール類(イ)、ポリオキシアルキレンポリオール
(ロ)、ポリエステルポリオール(ハ)、ポリオレフィ
ンポリオール(ニ)、アクリルポリオール(ホ)、ヒマ
シ油系ポリオール(ヘ)、重合体ポリオール(ト)、有
機アミン化合物(チ)などがあげられる。
【0017】多価アルコール類(イ)の具体例として
は、脂肪族2価アルコール類(エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オ
クタメチレンジオールなど)、環状基を有する低分子ジ
オール類[1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘ
キサン、m−およびp−キシリレングリコール、1,4
−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−
ビス(α−ヒドロキシイソプロピル)ベンゼン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンな
ど]、3価アルコール類(グリセリン、トリメチロール
プロパン、ヘキサントリオールなど)、四官能以上の多
価アルコール類(ソルビトール、シュ−クローズな
ど)、アルカノールアミン類(トリエタノールアミン、
メチルジエタノールアミンなど)などが挙げられる。
【0018】ポリオキシアルキレンポリオール(ロ)と
しては、活性水素含有化合物[多価アルコール類(前記
に例示したもの)、低分子アミン類(エチレンジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
などの低分子ポリアミンや、n−ブチルアミン、ステア
リルアミンなどの低分子モノアミン)、フェノール類
(ハイドロキノン、ビスフェノールAなど)など]に、
アルキレンオキサイド(炭素数2〜4のアルキレンオキ
サイド、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイドおよびこれらの併用)を付加
(併用の場合、ブロックでもランダム付加でもよい)し
たものおよびポリオキシアルキレンポリオールとハロゲ
ン化アルキレン(例えば、ブロモクロロメタン、ジブロ
モエタンなど)とから誘導されるポリオールなどが挙げ
られる。ポリオキシアルキレンポリオール(ロ)の具体
例としては、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオ
キシプロピレントリオール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレントリオール、ポリオキシプロピレンテト
ラオール、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド6
モル付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド
3モル付加物とブロモクロロメタンとで平均分子量12
00にジャンプしたもの、ポリオキシテトラメチレング
リコールなどが挙げられる。
【0019】ポリエステルポリオール(ハ)としては、
前記に例示した多価アルコール類(イ)とジカルボン酸
類とを反応させて得られる縮合ポリエステルポリオー
ル、ラクトンの開環重合により得られるポリラクトンポ
リオール、エチレンカーボネートと1,6−ヘキサンジ
オールの反応により得られるポリカーボネートポリオー
ルなどが含まれる。
【0020】縮合ポリエステルポリオールを構成するジ
カルボン酸類としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、ア
ゼライン酸、マレイン酸、フマル酸など)、芳香族ジカ
ルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸など)、これら
ジカルボン酸の無水物、低級アルキル(C1〜C4)エ
ステルもしくはハライド(クロライドなど)、およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。ラクトンとして
は、例えばε-カプロラクトンが挙げられる。
【0021】これらのポリエステルポリオール(ハ)の
具体例としては、ポリエチレンアジペート、ポリブチレ
ンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネ
オペンチルアジペート、ポリエチレンプロピレンアジペ
ート、ポリエチレンブチレンアジペート、ポリブチレン
ヘキサメチレンアジペート、ポリジエチレンアジペー
ト、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペート、
ポリエチレンアゼレート、ポリエチレンセバケート、ポ
リブチレンアゼレート、ポリブチレンセバケート、ポリ
エチレンテレフタレ−ト等の縮合ポリエステルポリオー
ル、ポリカプロラクトンジオール、ポリカーボネートジ
オールなどが挙げられる。
【0022】ポリオレフィンポリオール(ニ)の具体例
としては、ポリブタジエンポリオール、水添ポリブタジ
エンポリオール、ポリイソプレンポリオールなどが挙げ
られる。
【0023】アクリルポリオール(ホ)としては、ヒド
ロキシル基含有エチレン性不飽和単量体[ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレートなど]とそれ以外の単量体[II](例えば
特開平4−292683号公報明細書に記載のエチレン
性不飽和単量体)との共重合物などが挙げられる。該
(ホ)の具体例としては、ヒドロキシエチルアクリレー
トとエチルアクリレートの共重合物、ヒドロキシエチル
アクリレートとエチルアクリレートとスチレンの共重合
物などが挙げられる。
【0024】ヒマシ油系ポリオール(ヘ)としては、例
えば、ヒマシ油、ヒマシ油誘導体[ヒマシ油脂肪酸と多
価アルコール(イ)やポリオキシアルキレンポリオール
とのポリエステルポリオール(ヒマシ油脂肪酸のモノ−
またはジグリセライド、ヒマシ油脂肪酸とトリメチロー
ルプロパンとのモノ−、ジ−またはトリエステル、ヒマ
シ油脂肪酸とポリオキシプロピレングリコールとのモノ
−またはジエステルなど)、ヒマシ油にアルキレンオキ
サイド(炭素数2〜4)を付加したもの、ヒマシ油とジ
フェニルメタンジイソシアネートとから誘導された水酸
基末端プレポリマーなど]およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。
【0025】重合体ポリオール(ト)としては、(ロ)
〜(ヘ)の項で例示した各ポリオール[I]中で、前記
エチレン性不飽和単量体[II]を重合して得られる重
合体ポリオールなどが挙げられる。重合体ポリオール
(ト)を構成するエチレン性不飽和単量体[II]の含
量は、通常0.1〜90重量%、好ましくは5〜80重
量%である。重合体ポリオール(ト)の製造法として
は、例えば、ポリオール[I]中でエチレン性不飽和単
量体[II]を重合開始剤の存在下に重合させる方法
(米国特許第3383351号明細書、特公昭39ー2
4737号公報、特公昭47−47999号公報、特開
昭50−15894号公報など)が挙げられる。
【0026】有機アミン化合物(チ)としては、炭素
数2〜6のアルキレンジアミン(エチレンジアミン、テ
トラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンな
ど);ポリアルキレン(炭素数2〜6)ポリアミン
[ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルアミン、
ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘ
キサミン、メチルアミノプロピルアミン、メチルイミノ
ビスプロピルアミンなど];脂環式または複素環式ポ
リアミン類(炭素数4〜15)[N−アミノエチルピペ
ラジン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロン
ジアミン、水添メチレンジアニリンなど];芳香環を
有する脂肪族ポリアミン類(炭素数8〜15)[キシレ
ンジアミン、テトラクロル−p−キシレンジアミンな
ど];芳香族ポリアミン類(炭素数6〜20)[フェ
ニレンジアミン、トルエンジアミン、メチレンジアニリ
ン、ジアミノジフェニルスルホン、ベンジジン、チオジ
アニリン、メチレンビス(o−クロロアニリン)、m−
アミノベンジルアミン、4,4’−ジアミノ−3,3’
−ジメチルジフェニルメタンなど];ポリオキシアル
キレンポリアミン(ポリオキシプロピレンジアミン、ポ
リオキシプロピレントリアミンなど)などが挙げられ
る。以上活性水素含有化合物(2)として例示したもの
は、2種以上の混合物でも良い。
【0027】活性水素含有化合物(2)の活性水素当量
は、通常31〜10,000、好ましくは31〜5,0
00である。官能基数は、通常2〜10、好ましくは2
〜8である。
【0028】本発明の難燃性エラストマーには、必要に
より触媒、充填剤、可塑剤、老化防止剤、溶媒などを含
有させても良い。触媒としては、ジブチルチンジラウレ
ート、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、スタ
ナスオクトエート、オクチル酸鉛、オクチル酸亜鉛、オ
クチル酸ビスマス、ネオデカン酸ビスマス、ジブチル錫
ジオルソフェニルフェノキサイト、錫オキサイドとエス
テル化合物(ジオクチルフタレートなど)の反応生成物
などの金属系触媒、モノアミン類[トリエチルアミンな
ど]、ジアミン類[N,N,N’,N’−テトラメチル
エチレンジアミンなど]、トリアミン類[N,N,
N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン
など]、環状アミン類[トリエチレンジアミンなど]な
どのアミン系触媒などが挙げられる。これらの触媒は、
2種以上を併用して使用しても良い。充填剤としては、
タルク、雲母、カーボンブラック、酸化チタン、微粉末
シリカなどが挙げられる。可塑剤としては、ジオクチル
フタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルアジペー
ト、ジオクチルセバケート、塩素化パラフィン、石油樹
脂などが挙げられる。老化防止剤としては、ヒンダード
アミン系[4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン(三共製「サノールLS−74
4」)など]、ヒンダードフェノール系[オクタデシル
−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート(日本チバガイギー製「イルガノ
ックス1076」)など]、ベンゾフェノン系(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど)、ベンゾ
トリアゾール系[2−(5−メチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾールなど]などが挙げられる。
溶媒としては、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、
ヘプタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジクロロメタンなどが挙
げられる。
【0029】難燃性エラストマーの製法は、通常の方法
でよく、熱可塑性エラストマーと難燃剤をエラストマー
の軟化温度以上に加温してエクスツルーダーやプラネタ
リーミキサーなどで混練りしペレット化する方法や、主
剤と硬化剤からなる二液硬化型ウレタンエラストマーの
場合は、主剤を例えば、反応缶に有機ポリイソシアネー
ト化合物と活性水素含有化合物を仕込み、反応温度50
〜120℃で反応して製造し、硬化剤を例えば、活性水
素含有化合物と難燃剤をプラネタリーミキサー等で混練
りして製造する方法などが例示できる。
【0030】難燃性エラストマーの各用途への適用方法
としては、難燃性エラストマーのペレットを射出成型
機、押し出し成型機などで成型して部材を作り適用する
方法や、二液硬化型ウレタンエラストマーの場合は、主
剤と硬化剤の配合比を、通常、主剤のイソシアネート基
と硬化剤の活性水素の当量比が1:(0.7〜1.5)
の範囲で混合して金型やポツテイング対象物に流し込
み、常温〜100℃で硬化させる方法などが例示でき
る。
【0031】難燃性は、JIS−K7201で判定さ
れ、酸素指数で区分される。酸素指数で表す難燃性は、
通常、酸素指数21%以上を指し、通常の用途は酸素指
数25〜35%が、高難燃グレードの場合は27〜35
%のものが要求される。本発明の難燃性エラストマー
は、難燃剤を構成する(A)および/または(B)と
(C)の比率やエラストマーに対する配合量を変えるこ
とにより酸素指数を21〜40%の広い範囲でコントロ
ールできる。本発明における難燃剤は、低粘度で作業性
が良く、電気特性や機械強度を悪くせず難燃性を付与で
きる特徴を有し、従来の難燃剤では作業性、電気特性、
機械強度などに欠点が出て酸素指数を上げることが困難
であった酸素指数27%以上の難燃性を付与する場合に
特に有効である。
【0032】本発明の難燃性エラストマーは、難燃性、
電気絶縁性、機械強度、耐候性、耐熱性、耐水性、ムー
ブメント追随性、接着性などが要求される電気絶縁用ポ
ツテイング剤、シーラント、電気製品用部材、建築用部
材、接着剤、塗料などに好適である。
【0033】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下において、
部は重量部、%は重量%、比は重量比を示す。なお実施
例中での略記号の意味および評価試験方法は下記のとお
りである。 (略記号) C−O;分子量=1060,精製ヒマシ油,[豊国製油
(株)製、商品名:ELA−DR] BP−600;分子量600,ビスフェノール−Aのプ
ロピレンオキサイド付加物 BP−1200;ビスフェノール−Aのプロピレンオキ
サイド3モル付加物とブロモクロロメタンとで平均分子
量を1200にジャンプしたもの PT−1000;分子量1000,ポリオキシテトラメ
チレングリコール,[三洋化成工業(株)製、商品名:
PTMG−1000] 45HT;分子量=2400,ポリブタジエンポリオー
ル,[出光石油化学(株) 製、商品名:Pol
y−Bd R−45HT] BD ;1,4−ブタンジオール MI ;2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=50
/50,[ビーエーエスエフジャパン(株)製、商品
名:ルプラネートMI] MDI;4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート MTL;カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシ
アネート,[日本ポリウレタン工業(株)製、商品名:
ミリオネートMTL] C−301;水酸化アルミニウム,[住友化学工業
(株)製、商品名:C−301] HM ;水酸化マグネシウム,[協和化学工業(株)
製、商品名:キスマ5A] SB ;炭酸カルシウム,[白石カルシウム(株)製、
商品名:ホワイトンSB] CR−900;難燃剤,トリス(トリブロモネオペンチ
ル)ホスフェート,[(株)大八化学工業所製、商品
名:CR−900] PPX−33;難燃剤,トリス(トリブロモフェニル)
ホスフェート,[(株)大八化学工業所製、商品名:P
PX−33] TBBP;テトラブロモ・ビスフェノール−A C−83;ネオデカン酸ビスマス,[COSAN CH
EMICAL CORP. 製、商品名:CO
SCAT T−83]
【0034】(評価試験方法) 1.難燃性;JIS−K7201に準拠。(単位=%) 2.誘電率および誘電正接;JIS−K6911に準
拠。100KHzの値。 3.電気絶縁性;JIS−K6911に準拠。(単位=
Ω・cm) 4.粘度;B型粘度計 (単位=cps/25℃)
【0035】製造例1〜5[主剤(D)の製造] 4ッ口コルベンに表1に各々示す有機ポリイソシアネー
ト化合物(1)、活性水素含有化合物(2)および触媒
を仕込み、90℃で5時間反応して本発明の主剤<1>
〜<5>を得た。
【0036】
【表1】
【0037】製造例6〜9[硬化剤(E)の製造] プラネタリーミキサーに表2に各々示す成分を仕込み、
25℃で1時間攪拌混合して本発明の硬化剤〔1〕〜
〔4〕を得た。
【0038】
【表2】
【0039】実施例1〜5 表3に示す部数比の(D)および(E)を混合脱泡後、
厚み3mmの金型に注型し50℃で48時間硬化させて
得られた試験体を用いて難燃性、誘電率、誘電正接およ
び電気絶縁性の試験を行った。その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例6 液温度が80℃の主剤<5>と硬化剤〔4〕を1:2の
比で2軸エクスツルーダーに定量ポンプで供給し、エク
スツルーダー内温度220℃、滞留時間10分の条件で
反応させた後ペレット化して難燃性ウレタンエラストマ
ーを得た。そのエラストマーを押し出し成型機で厚み3
mmの金型に注入して得た試験体を用いて難燃性の試験
を行った結果は30.3%であった。
【0042】実施例7 ポリプロピレン[商品名:UBEポリプロJ609H、
宇部興産(株)製]とCR−900とC−301を6
0:12:28の比で2軸エクスツルーダーに定量ポン
プで供給し、エクスツルーダー内温度180℃、滞留時
間3分の条件で混練りした後ペレット化して難燃性エラ
ストマーを得た。そのエラストマーを射出成型機で厚み
3mmの金型に注入して得た試験体を用いて難燃性の試
験を行った結果は31.1%であった。
【0043】製造例11および12[比較の硬化剤
(E)の製造] プラネタリーミキサーに表4に各々示す成分を仕込み、
25℃で1時間攪拌混合して比較の硬化剤〔5〕および
〔6〕を得た。 比較例1および2 表5に示す部数比の(D)および(E)を混合脱泡後、
厚み3mmの金型に注型し50℃で48時間硬化させて
得られた試験体を用いて難燃性、誘電率、誘電正接およ
び電気絶縁性の試験を行った。その結果を表5に示す。
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】比較例3 液温度が80℃の主剤<5>と硬化剤(PT−1000
398部とBD 72部とC−301 400部とH
M 130部をプラネタリーミキサーで混練りしたも
の)を1:2の比で2軸エクスツルーダーに定量ポンプ
で供給し、エクスツルーダー内温度220℃、滞留時間
10分の条件で反応させた後ペレット化して難燃性ウレ
タンエラストマーを得た。そのエラストマーを押し出し
成型機で厚み3mmの金型に注入して得た試験体を用い
て難燃性の試験を行った結果は22.4%であった。
【0047】比較例4 ポリプロピレン[商品名:UBEポリプロJ609H、
宇部興産(株)製]とC−301とTBBPを76:
7:17の比で2軸エクスツルーダーに定量ポンプで供
給し、エクスツルーダー内温度180℃、滞留時間3分
の条件で混練りした後ペレット化して難燃性エラストマ
ーを得た。そのエラストマーを射出成型機で厚み3mm
の金型に注入して得た試験体を用いて難燃性の試験を行
った結果は25.0%であった。
【0048】
【発明の効果】本発明の難燃性エラストマーは、従来の
ものに比べ、難燃性、電気特性(電気絶縁性、誘電率、
誘電正接など)、機械強度、耐候性、耐熱性、耐水性、
ムーブメント追随性、接着性が優れている。上記効果を
奏することから本発明の難燃性エラストマーは、電気絶
縁用ポツテイング剤、シーラント、電気製品用部材、建
築用部材、接着剤、塗料などに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 (72)発明者 田仲 弘忠 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 (72)発明者 秋山 一 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラストマーと難燃剤からなる難燃性エ
    ラストマーにおいて、該難燃剤が、金属水酸化物(A)
    および/または金属炭酸化物(B)とハロゲン含有燐酸
    エステル(C)とからなることを特徴とする難燃性エラ
    ストマー。
  2. 【請求項2】 難燃剤の融点が、50℃以上である請求
    項1記載の難燃性エラストマー。
  3. 【請求項3】 ハロゲン含有燐酸エステル(C)が、ブ
    ロム含有燐酸エステルである請求項1または2記載の難
    燃性エラストマー。
  4. 【請求項4】 難燃性エラストマーの酸素指数が、27
    %以上である請求項1〜3いずれか記載の難燃性エラス
    トマー。
  5. 【請求項5】 エラストマーが、主剤(D)と硬化剤
    (E)とからなる二液硬化型ウレタンエラストマーであ
    る請求項1〜4いずれか記載の難燃性エラストマー。
  6. 【請求項6】 電気絶縁用ポツテイング剤として用いら
    れる請求項1〜5いずれか記載の難燃性エラストマー。
  7. 【請求項7】 主剤(D)および硬化剤(E)を構成す
    る活性水素含有化合物が、ヒマシ油、ヒマシ油誘導体、
    ポリブタジエンポリオール、下記一般式(1)および一
    般式(2)で表される化合物から選ばれる1種以上であ
    る請求項5または6記載の難燃性エラストマー。一般式 H(OR)mO−Ph−X−Ph−O(RO)nH (1) H(Z−Y−)pZ−H (2) [式中、Rは炭素数2〜4のアルキレン基、Phはフェ
    ニレン基(ハロゲンまたは炭素数1〜18のアルキル基
    で置換されてもよい。)、Xは−CH2−,−SO2−,
    −O−または−C(CH32−、Yは炭素数1〜4のア
    ルキレン基、Zは一般式−(OR)mO−Ph−X−P
    h−O(RO)n−であり、m,nおよびpは各々1〜
    10の整数を表す。]
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