JPH076210Y2 - リッパポイントのシャンク連結装置 - Google Patents

リッパポイントのシャンク連結装置

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JPH076210Y2
JPH076210Y2 JP1988010847U JP1084788U JPH076210Y2 JP H076210 Y2 JPH076210 Y2 JP H076210Y2 JP 1988010847 U JP1988010847 U JP 1988010847U JP 1084788 U JP1084788 U JP 1084788U JP H076210 Y2 JPH076210 Y2 JP H076210Y2
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JP
Japan
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ripper
point
shank
ripper point
load
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988010847U
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JPH01119450U (ja
Inventor
保彦 竹内
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はブルドーザ等の建設機械に装備され,割岩作業
等のリッパ作業に使用されるリッパ装置に関し,特に軽
量で耐久性を向上させたリッパポイントのシャンク連結
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来,建設機械に使用されるリッパ装置は,第4図に示
されるごとく,シャンクa先端のテーパ部に丁度嵌合す
るテーパ穴が設けられたリッパポイントbを,シャンク
aとリッパポイントbに各々設けられたピン穴c及びd
にピンeを嵌合することにより,組立てていた。
従って,リッパポイントbの先端に負荷が作用すると,f
及びg点にて荷重を支えていた。
(考案が解決しようとする課題) 前記第4図に示す従来の技術に於ては,リッパポイント
bのh点に矢印のごとき荷重Fが作用すると,該荷重F
は,f点とg点によりリッパポイントbからシャンクaへ
伝達するように作用する。
従って,f点に働く力をF1,g点に働く力をF2,h点からF1
での垂直距離をl1,h点からF2までの垂直距離をl2とする
と, 力の釣合より,F=F1−F2 ……(1) モーメントの釣合より, l1F1=l2F2 ……(2) (1),(2)式より, 同様にして, (3)式および(4)式より,所定の荷重Fがリッパポ
イントに作用したとき,F1およびF2を小さくするにはl1
を小さく,l2を大きくすればよいことがわかる。
前記の理由から,従来の技術に於てはl2を大きくするた
めにリッパポイントの重量が大きくなり,コスト的に
も,また交換時における扱いにも不利となる欠点があっ
た。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記従来の欠点を解決するためになされたもの
で,建設機械に使用されるリッパ装置に於て,テーパ状
に形成されたシャンク1先端に丁度嵌合されるほぼ矩形
横断面を有するテーパ状嵌合穴を設けたリッパポイント
2の基端部2aの両側部に、シャンク1のピン穴3に一致
する位置にピン穴4を設け、該各ピン穴3,4にピン5を
挿入し、かつリッパポイント2の基端部2aの負荷側上縁
部2bに当接する突起部1bを、シャンク1に形成したこと
を特徴とするリッパポイントの連結装置に関する。
(作用) 前記構成に於て,リッパポイント2には負荷Fが作用す
ることにより,シャンク1よりF1およびF2の反力を受け
るが,F2の作用点をリッパポイント2の基端部2aの両側
部上縁部2bとした。
従って,従来の技術のようにリッパポイントbの下辺部
gで荷重F2を支持するのに比べ,リッパポイント2の最
も曲げに対する断面係数が大きいため曲げ強度が高く,
しかも左右二点8,8で荷重F2を分担支持するため,リッ
パポイント2を短くしても十分な強度を確保することが
できる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて詳述
する。
第1図は本考案の実施例を示すリッパポイント2をシャ
ンク1に装着したリッパ装置の側面図で,シャンク1の
先端は,リッパポイント2のほぼ矩形横断面を有するテ
ーパ状嵌合穴に丁度係合するようにテーパ状に形成され
ており.リッパポイント2をシャンク1に係合させた状
態でシャンク1とリッパポイント2の各ピン穴3,4にピ
ン5を挿入することにより連結している。
リッパポイント2の基端部2aはその上下部を切欠くこと
により,第1図に網目印で示される部分が不要となり,
その分リッパポイント2が軽量になっている。
前記網目印で示された切欠部により,リッパポイント2
の基端部2aの両側部には,上縁部2bが形成されており,
一方シャンク1には前記上縁部2bが当接する突起部1aが
形成されている。
前記構成による本考案の実施例においては,リッパ作業
によりリッパポイント2先端の点6に負荷Fが作用する
と,リッパポイント2はシャンク1により,点7および
上縁部2bの左右の点8,8で各々F1及びF2の反力を受け
る。
本実施例に於けるリッパ装置の横断面は,第1図のIII
−III断面を示す第3図のごとく長方形の環状をしてお
り,前記リッパポイント2に関するF2の作用点8,8は該
リッパポイント2の最も曲げ強度の高い,環状長方形の
左右側壁の上縁部2b上にあり,しかもF2は左右で分担さ
れるため,1ヶ所のF2は約半分となる。
すなわち、第1図において負荷Fと反力F1とによる基端
部2aの曲げモーメントに対する断面係数Zは、第3図に
示すようにリッパポイント2の基端部2aの肉厚をb1、幅
をh1とすると、 Z∝b1・h12 となるが、第1図から明らかなようにこの部分では肉厚
b1を増加することなく、幅h1を大きく取ることができる
と共に、断面係数Zは幅h1の二乗に比例するため、リッ
パポイント2の重量を増加させることなく、その断面係
数Zを大きくとることができることから基端部2aの曲げ
強度を大幅に増加させることができる。
従って,前記第(4)式に示されるごとく,所定の負荷
Fに対するシャンク1からの反力F2は,負荷Fの作用点
6から反力F2への垂直距離l2を小さくすることができる
ので,リッパポイント2の小形軽量化が可能となる。
(考案の効果) 以上のごとく,本考案のリッパポイントのシャンク連結
装置によるときは次の作用効果を得ることができる。
従来,強度上最も弱いリッパポイント解放端における
環状長方形の横壁で,シャンクの反力を支持していたの
に比べ,リッパポイントの環状長方形の左右側壁でシャ
ンクの反力を支持するようにしたので,リッパポイント
に作用する力が小さくなり,その分だけリッパポイント
の小形軽量化とコスト低減が可能である。
前第項のため,リッパポイントの交換時における取
付け,取外し作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本考案の実施例であるリッパポイントのシャ
ンク連結装置の側面図,第2図は,第1図のV矢視図,
第3図は第1図のIII−III断面図,第4図は従来の技術
を示すリッパ装置の側面図である。 1……シャンク、2……リッパポイント 3……ピン穴、4……ピン穴 5……ピン、1b……突起部 2a……基端部、2b……上縁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械に使用されるリッパ装置におい
    て、テーパ状に形成されたシャンク1先端に丁度嵌合さ
    れるほぼ矩形横断面を有するテーパ状嵌合穴を設けたリ
    ッパポイント2の基端部2aの両端部に、シャンク1のピ
    ン穴3に一致する位置にピン穴4を設け、該各ピン穴3,
    4にピン5を挿入し、かつ、リッパポイント2の基端部2
    aの負荷側上縁部2bに当接する突起部1bを、シャンク1
    に形成したことを特徴とするリッパポイントの連結装
    置。
JP1988010847U 1988-01-29 1988-01-29 リッパポイントのシャンク連結装置 Expired - Lifetime JPH076210Y2 (ja)

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JPH01119450U JPH01119450U (ja) 1989-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821047A (ja) * 1981-07-29 1983-02-07 Honda Motor Co Ltd 車両用油圧作動式変速機の制御装置

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JPH01119450U (ja) 1989-08-14

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