JPH0218234Y2 - - Google Patents

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JPH0218234Y2
JPH0218234Y2 JP1984104661U JP10466184U JPH0218234Y2 JP H0218234 Y2 JPH0218234 Y2 JP H0218234Y2 JP 1984104661 U JP1984104661 U JP 1984104661U JP 10466184 U JP10466184 U JP 10466184U JP H0218234 Y2 JPH0218234 Y2 JP H0218234Y2
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fitting
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nail
insert
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JP1984104661U
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JPS6120886U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサツシ用インサートの改良に関するも
のである。
(従来の技術) 従来のサツシ用インサートは、薄鋼板製の取付
具に形成した膨出部の裏面に埋込金具の一端部を
固着して成り、前記取付具の周縁部に穿設した3
〜4個所の穴に釘を打ち込んで型枠に取付けるよ
うにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、かかる構成では一つのサツシ用イン
サートを取付けるのに何個所も釘を打つ必要があ
るため、大変な手間を要し、釘の数を減らすと安
定して取付けることができず、コンクリートの打
設時に傾いたり脱落したりする虞れがあつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は中央部に膨出部4が形成され
た薄鋼板製の取付具2と、この取付具2の膨出部
4裏面に一端部3aが固着され中間部が前記膨出
部4から上方に突出するように折曲げられて上方
に延びかつ他端部に折曲部9が形成された埋込金
具3とからなるサツシ用インサート1において、
前記膨出部4を断面台形状に形成して、その上面
4aを埋込金具3の一端部3aに沿うように幅狭
にすると共に、該膨出部4の内側における前記埋
込金具3の一端部3aの両側に、打込み釘11の
屈曲状態を格納するスペースを形成し、かつ前記
膨出部4の上面4aにおける前記埋込金具3の一
端部3aに対応する両側位置に釘打ち用の小さな
凹部6を形成した構造を有するものである。
(作用) このように構成すると、釘の先端を凹部6で位
置決めして打ち込むことにより、取付具2を貫通
させて容易に釘止めすることができると共に膨出
部4に釘穴をあけていないので、膨出部4内にコ
ンクリートが流入するというようなこともなく、
かつ取付具2中央部の膨出部4上面を釘止めする
ため、1本の釘で固定するだけでも傾いたり脱落
したりする虞れがなく、安定した状態に取付ける
ことができる。
また、取付具2の膨出部4を断面台形状として
その上面4aを埋込金具3の一端部3aに沿うよ
うに幅狭に形成しているので、インサートを製造
する際に、埋込金具3の一端部3aを取付具2の
膨出部4内に位置ずれすることなく安定した状態
に当接させて正確且つ簡単に固着することができ
るものである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図乃至第3図において、1はサツシ用イン
サートで、0.3mm厚程度の薄肉鋼板をプレス加工
した取付具2と、5〜8mm程度の直径の丸棒鋼を
曲げ加工した埋込金具3にて構成されている。
前記取付具2は、平面形状が方形状で、その中
央部を平面形状が角部に丸みを有する略菱形で縦
断面形状が略台形状の膨出部4に形成され、その
上面4aの長径側一端部に前記埋込金具3が貫通
する通孔5が形成されてあり、さらに、前記上面
4aの短径側面側部には一対の小さな凹部6が形
成されている。また、取付具2の四隅部には予備
の釘穴7が穿設されている。
前記埋込金具3は、その一端部3aが前記膨出
部4の上面4aの裏面に長径方向に沿つて配置さ
れると共にスポツト溶接8にて固着され、この一
端部3aから前記通孔5を貫通して取付具2上面
側に突出するように略垂直に折り曲げられ、他端
部はさらに略垂直に折り曲げられて抜け止め折曲
部9が形成されている。
以上のように構成したサツシ用インサート1を
使用する際には、第4図に示すように、該インサ
ート1を型枠10内に配置し、膨出部4上面の何
れか一方の凹部6に1本の釘11の先端を当てゝ
釘の辷りをなくした状態でこの釘11を打ち込む
ことにより、釘11は膨出部4を貫通して型枠1
0に打込まれ、サツシ用インサート1はこの1本
の釘11で確実に取付け固定される。
その後、型枠10内にコンクリート12を打設
し、コンクリート固化後、型枠10を取り外し、
コンクリート表面から突出した釘11の先端部
は、仮想線で示すように、前記取付具2の膨出部
4により形成された凹部内に納まるように折り曲
げる。こうすることにより、コンクリート表面に
釘11の先端部が突出しないため、作業者が服を
引つ掛けたり、傷をしたりする虞れがなくなる。
その後、サツシ枠13を取付ける際には、第5
図に示すように、サツシ枠13に突設した取付ラ
グ14とコンクリート表面側に露出している埋込
金具3の一端部3aとを連結ピース15を介して
互いに溶接する。こうして、サツシ枠13はコン
クリート構造物に確実に取付け固定され、その
後、サツシ枠13とコンクリート12間にモルタ
ルが充填されて仕上げられる。
(考案の効果) 本考案のサツシ用インサートによれば、以上の
説明から明らかなように、中央部に膨出部4が形
成された薄鋼板製の取付具2と、この取付具2の
膨出部4裏面に一端部3aが固着され中間部が前
記膨出部4から上方に突出するように折曲げられ
て上方に延びかつ他端部に折曲部9が形成された
埋込金具3とからなるサツシ用インサート1にお
いて、前記膨出部4を断面台形状に形成して、そ
の上面4aを埋込金具3の一端部3aが沿うよう
に幅狭にすると共に、該膨出部4の内側における
前記埋込金具3の一端部3aの両側に、打込み釘
11の屈曲状態を格納するスペースを形成し、か
つ前記膨出部4の上面4aにおける前記埋込金具
3の一端部3aに対応する両側位置に釘打ち用の
小さな凹部6を形成してなるものであるから、施
工時においては、前記取付具2を中央部位置でか
つ埋込金具3の一端部に干渉しない位置において
釘止めできて、従来のように周縁部を釘止めする
のと違つて1本の釘でも傾いたり脱落しないよう
に確実に安定して取付けることができ、しかも、
その釘の打込み時に釘の先端部を凹部6で位置決
めできるので、打込み時に辷つたりする虞れがな
く容易に釘止めが可能であり、サツシ用インサー
トの取付作業を飛躍的に簡略化できる。
また、釘打ち個所は凹部6であるから、釘穴を
複数穿設した場合のように膨出部4の裏面側にコ
ンクリートが流入して埋込金具3の一端部がコン
クリートで埋まるというような虞れもない。
さらに、コンクリート打設後、型枠を取外した
後、突出した釘の先端部を膨出部4で形成された
格納スペース内に折り曲げて、その屈曲状態を格
納することができるので、釘がコンクリート表面
に全く突出せず、作業者が突出した釘で負傷する
というようなことも防止できる等、簡単な構成で
ありながら実用上極めて大きな効果を発揮する。
また、本考案のインサートを製造する場合、上
記のごとく取付具2の膨出部4を断面台形状とし
て、その上面4aを埋込金具3の一端部3aに沿
うように幅狭に形成しているので、埋込金具3の
一端部3aを取付具2の膨出部4内に位置ずれす
ることなく安定した状態で正確且つ簡単に固着す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は第1
図のA−A線断面図、第4図は本考案に係るサツ
シ用インサートを型枠に取付けた状態の断面図、
第5図はサツシ枠の取付状態を示す部分断面正面
図である。 1……サツシ用インサート、2……取付具、3
……埋込金具、3a……一端部、4……膨出部、
4a……上面、6……凹部、8……スポツト溶
接、9……抜け止め折曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に膨出部4が形成された薄鋼板製の取付
    具2と、この取付具2の膨出部4裏面に一端部3
    aが固着され中間部が前記膨出部4から上方に突
    出するように折曲げられて上方に延びかつ他端部
    に折曲部9が形成された埋込金具3とからなるサ
    ツシ用インサート1において、前記膨出部4を断
    面台形状に形成して、その上面4aを埋込金具3
    の一端部3aに沿うように幅狭にすると共に、該
    膨出部4の内側における前記埋込金具3の一端部
    3aの両側に打込み釘11の屈曲状態を格納する
    スペースを形成し、かつ前記膨出部4の上面4a
    における前記埋込金具3の一端部3aに対応する
    両側位置に釘打ち用の小さな凹部6を形成したこ
    とを特徴とするサツシ用インサート。
JP10466184U 1984-07-10 1984-07-10 サツシ用インサ−ト Granted JPS6120886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10466184U JPS6120886U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 サツシ用インサ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10466184U JPS6120886U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 サツシ用インサ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6120886U JPS6120886U (ja) 1986-02-06
JPH0218234Y2 true JPH0218234Y2 (ja) 1990-05-22

Family

ID=30663999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10466184U Granted JPS6120886U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 サツシ用インサ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6120886U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4868409U (ja) * 1971-11-29 1973-08-30
JPS532904Y2 (ja) * 1973-11-14 1978-01-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6120886U (ja) 1986-02-06

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