JPH0761514B2 - 缶蓋の巻締装置 - Google Patents

缶蓋の巻締装置

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JPH0761514B2
JPH0761514B2 JP1094434A JP9443489A JPH0761514B2 JP H0761514 B2 JPH0761514 B2 JP H0761514B2 JP 1094434 A JP1094434 A JP 1094434A JP 9443489 A JP9443489 A JP 9443489A JP H0761514 B2 JPH0761514 B2 JP H0761514B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、内容物を充填した円筒状の缶容器に缶蓋を巻締め
る装置は、直線状に搬送される缶容器に同期して搬送さ
れた缶蓋を該缶容器の開口に圧接保持し、該缶容器及び
缶蓋を直線状に搬送しながらレール状の巻締手段である
シーミングレールに圧接転動させて缶蓋を缶容器に巻締
めるものが知られている。
該シーミングレールは、缶蓋及び缶容器が直線状に搬送
される搬送方向に沿って直線状に設けられている。ま
た、該シーミングレールは、缶蓋を長い距離にわたって
徐々に巻締め量を深めるように、該缶蓋に対して次第に
接近するように設けて、徐々に缶蓋への圧接力を増して
いる。これにより、缶蓋の巻締時に該缶蓋及び缶容器の
搬送軌道が変化せず、徐々に巻締め量を深めるので、缶
蓋の巻締め速度を早めても内容物の溢れを抑制でき、缶
蓋の高速巻締めを行うことができる。
しかし、前記シーミングレールに転動しながら圧接され
る缶蓋及び缶容器は、その巻締められた部分がその外周
に沿ってスパイラル状に巻締め量が異なることになり、
特に径の大きな缶蓋を巻締めた場合には巻締めの開始位
置と終了位置とで巻締め量の差異が大きくなる。このた
め、巻締め量が小の部分では巻締め不足となって内容物
が漏れることがある。また、巻締め量が大の部分では巻
締めが急激に行われるため、巻締めた後にシワ等の歪み
が発生する場合があり、缶蓋の全周にわたって均一に巻
締める高精度の巻締めが困難となる不都合がある。
(発明の解決すべき課題) 以上のような不都合を解消し、本発明は、缶蓋を確実に
精度よく缶蓋を巻締めすることができる缶蓋の巻締装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様は、
円筒状の缶容器に缶蓋を巻締める装置であって、缶蓋を
缶容器の開口に圧接保持し、該缶蓋と該缶容器とを回転
自在に支持して直線状に所定速度で搬送し、その搬送方
向に平行して設けられた巻締手段に該缶蓋を圧接しなが
ら該巻締手段に沿って転動させて缶容器に缶蓋を巻締め
る巻締装置において、前記巻締手段は、缶蓋の搬送方向
に向かって缶蓋が少なくとも一回転する長さで該缶蓋に
一定の巻締め量の巻締めを施す直線状の直線シーミング
部と、該直線シーミング部より大なる一定の巻締め量の
巻締めを施す缶蓋が少なくとも一回転する長さの直線状
の直線シーミング部と、両直線シーミング部の間で両直
線シーミング部を連結して缶蓋が少なくとも一回転する
長さで該缶蓋の巻締め量を徐々に増大する傾斜シーミン
グ部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、円筒状の缶容器に缶蓋を
巻締める装置であって、缶蓋を缶容器の開口に圧接保持
し、該缶蓋と該缶容器とを回転自在に支持して直線状に
所定速度で搬送し、その搬送方向に平行して設けられた
巻締手段に該缶蓋を圧接しながら該巻締手段に沿って転
動させて缶容器に缶蓋を巻締める巻締装置において、前
記巻締手段は、缶蓋の搬送方向に向かって缶蓋が少なく
とも一回転する長さで該缶蓋に一定の巻締め量の巻締め
を施す直線状の直線シーミング部と、該直線シーミング
部より大なる一定の巻締め量の巻締めを施す缶蓋が少な
くとも一回転する長さの直線状の直線シーミング部とを
順次配設し、両直線シーミング部の間で両直線シーミン
グ部を連結して缶蓋を案内する傾斜シーミング部とを備
えていることを特徴とする。
(作用) 本発明の第1の態様によるときは、缶蓋は、先ず、直線
シーミング部に沿って圧接されながら一回転以上回転し
て一定量の巻締めが行われる。続いて、傾斜シーミング
部に沿って圧接されながら一回転以上回転して巻締めが
行われる。このとき、缶蓋の巻締め量は、前記直線シー
ミング部による巻締め量より大となり該缶蓋の径は縮小
するが、その巻締め開始位置では巻締め量が小となって
缶蓋の径が大となり、巻締め終了位置では巻締め量が大
となって缶蓋の径が小となる。しかし、すでに前記直線
シーミング部で巻締めているのでその差を少なくし、急
激な巻締め成形を少なくすることが可能となる。更にそ
の後、前記直線シーミング部の巻締め量より大とする直
線シーミング部に圧接されながら一回転以上回転して一
定量の巻締めが行われ、前記傾斜シーミング部による缶
蓋の外周の巻締め量の差異を解消する一定の巻締め量に
整形し、缶蓋全周の巻締め量を均一とする。そして、前
記傾斜シーミング部により、巻締め量の異なる直線シー
ミング部の移行を無段階に行い、巻締め量を徐々に増大
することを可能とすると共に、缶蓋の全周の巻締め量を
均一とすることを可能とする。
また、本発明の第2の態様によるときは、缶蓋は、先
ず、直線シーミング部に沿って圧接されながら一回転以
上回転して一定量の巻締めが行われ、続いて、傾斜シー
ミング部を介して該直線シーミング部より巻締め量を大
とする直線シーミング部に移行する。そして、缶蓋は、
各直線シーミング部に沿って一回転以上回転して夫々の
巻締め量で巻締めが施される。これらの直線シーミング
部に、全巻締め量を多数に分割して設けることにより、
缶蓋への巻締め量を徐々に増大して缶蓋全周に均一な巻
締めを施すことを可能とする。また、直線シーミング部
を多く設けて各直線シーミング部との巻締め量を小とし
て、急激な巻締め成形を排除して缶蓋に均一な巻締めを
施すことを可能とする。
(実施例) 次に本発明の実施の一例について、第1図乃至第6図に
従って詳説する。
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図は本実施装置の一部の説明的拡大平面
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第2
図を部分的に拡大した説明図、第5図及び第6図は他の
実施例の説明図である。
本実施装置Aは、第1図示のように缶容器Xに内容物を
充填する充填装置Bから連続供給される該缶容器Xに缶
蓋Yを二重巻締めするものである。
1は充填装置Bから供給される内容物を充填された缶容
器Xを直線状に水平に所定速度で搬送する第1缶容器搬
送手段、2は無端で略楕円状に回動して缶容器Xを搬送
する第2缶容器搬送手段、3は該第2缶容器搬送手段2
に対向してその上方に設けられた缶蓋Yを搬送する缶蓋
搬送手段、4は缶蓋搬送手段3に缶蓋Yを保持する缶蓋
保持手段、5は前記第2缶容器搬送手段2が缶容器Xを
直線状に搬送する往路の搬送方向に平行に設けられた巻
締手段を示す。
第1缶容器搬送手段1は第1図示のように充填装置Bの
排出位置から直線状に延長して第2缶容器搬送手段2と
並走するように設けられている。該第1缶容器搬送手段
1は、回動自在に等間隔に配設されて缶容器Xの胴部を
その搬送方向の前後から挟持する爪片7を備える。該爪
片7は上下方向に揺動自在に設けられ、缶容器Xの挟持
を解除可能となっている。缶容器Xに缶蓋Yを巻締める
際には、第3図実線示のように、爪片7はレール8に当
接して移動しながら上動し缶容器Xとの係合を解除す
る。
該第1缶容器搬送手段1には、缶容器Xを水平に支持す
る支持プレート9が設けられ、図示しない駆動装置で駆
動される爪片7が缶容器Xを挟持した状態で支持プレー
ト9上を摺動させて搬送する。該支持プレート9は前記
巻締手段5に平行する部分10では切除されており、後述
するように、この領域では缶容器Xは第2缶容器搬送手
段2で支持され搬送される。
缶蓋搬送手段3は、第3図示のように、缶蓋Yを保持す
るシーミングチャック11を備えた回転自在且つ昇降自在
の缶蓋保持手段4を備え、該缶蓋保持手段4の外周に缶
蓋Yを回転駆動する後述する回転駆動手段12を備える。
第2缶容器搬送手段2は、第3図示のように、缶容器X
を載置して回転自在に支持する支持部として支持テーブ
ル13を備え、該支持テーブル13の外周に前記缶蓋保持手
段4に備えられた回転駆動手段12と同様の構成である回
転駆動手段14を備える。
前記缶蓋搬送手段3は、前記第2缶容器搬送手段2と対
向する上部に、後述する搬送ブロック15によって該第2
缶容器搬送手段2と一体に設けられている。
該搬送ブロック15は、略楕円状に無端に回動する無端チ
ェーン16に多数の該搬送ブロック15同士が互いに間隔を
存して連接されて回動自在に設けられている。該搬送ブ
ロック15は前記第1缶容器搬送手段1と平行する位置で
同方向に同速度で回動される。そして、図示するように
該搬送ブロック15は第1缶容器搬送手段1と並列する側
では、該第1缶容器搬送手段1の搬送方向と接線とする
ように円弧状に接近して平行に移動し、更に第1缶容器
搬送手段1から円弧状に離れるように移動するように配
設され、前記した支持プレート9の切除部分10で該第1
缶容器搬送手段1と並走する。
第1図において、17は前記缶蓋搬送手段3に缶蓋Yを供
給する缶蓋供給ターレット、18は該缶蓋供給ターレット
17に缶蓋Yを供給する装置である。
前記搬送ブロック15は、第3図示のように側面視でコ字
型に成形した支持部19を備え、該支持部19を無端チェー
ン16に着脱自在に固定されている。
また、該支持部19の上部には缶蓋保持手段4を備える。
該缶蓋保持手段4は上方から垂下した支軸20の下端に回
動自在に設けられ、支軸20の上方側部に設けられたカム
ローラ21が後述するカムレール22により案内されて昇降
され、これに伴って該缶蓋保持手段4が昇降するように
構成されている。該缶蓋保持手段4はシーミングチャッ
ク11が備えられている。
該支持部19の下部には、前記した第2缶容器搬送手段2
として機能する缶容器Xの支持テーブル13が設けられて
いる。該テーブル13は、前記缶蓋保持手段4の支軸20と
同軸線上の支軸23に回転自在に設けられている。
前記搬送ブロック15はその支持部19の背面側の略中央部
に上下に対向して設けた案内ローラ24,25で後述するレ
ール板26に支持されると共に、背面側上下に設けた一対
の案内ローラ27,28で案内溝を有するレール29,30により
支持されている。
前記各搬送ブロック15は、第3図示のように各支持部19
の背面下部が互いに連結される無端チエーン16を備え、
該無端チエーン16は第2図及び第3図示のスプロケット
31,32で図示しない駆動装置により駆動される。
各搬送ブロック15は、第2図示のように、互いに接続し
て無端状に形成されたレール板26及び同様に無端状のレ
ール29,30に沿って案内される。該レール板26は各搬送
ブロック15をその往路において前記したように第1缶容
器搬送手段1の搬送方向を接線とするように円弧状に接
近させ、更に前記支持プレート9の切除部分10で直線状
に移動する第1缶容器搬送手段1と平行させ、次いで第
1缶容器搬送手段1から円弧状に離れるように案内し、
更に復路で直線状に案内し、前記往路に円弧状に案内す
る。
前記カムレール22は、第2図及び第3図示のように前記
搬送ブロック15のカムローラ21の移動する位置であっ
て、巻締手段5に平行して一体に設けられている。該カ
ムレール22は、カムローラ21を搬送ブロック15の搬送方
向に案内すると共に、該カムローラ21が設けられた支軸
20を介してシーミングチャック11の昇降を案内する。
前記巻締手段5は第2図示のように前記搬送ブロック15
がレール板26に沿って前記支持プレート9の切除部分10
で並走される位置に対応して直線状に設けられている。
前記巻締手段5は、夫々巻締め量を一定に巻締める直線
状の直線シーミング部である後述する第1,第2,第3シー
ミング部33,34,35を備える。第2シーミング部47は、第
1シーミング部33の巻締め量より大とし、第3シーミン
グ部35は、第2シーミング部47の巻締め量より大とす
る。各シーミング部33,47,35の間には、傾斜シーミング
部36,37が設けられている。該傾斜シーミング部36,37
は、段階的に連続して連なる各シーミング部33,47,35を
缶蓋Yが円滑に転動されるのを案内する目的として設け
られている。第1シーミング部33は、直線状に缶蓋Yの
搬送方向に向かって缶蓋Yが少なくとも一回転する長さ
で該缶蓋Yに一定の巻締め量の巻締めを施す。第2シー
ミング部47は、該第1シーミング部33に傾斜シーミング
部36を介して連設して缶蓋の搬送方向に向かって缶蓋Y
が少なくとも一回転する長さで該缶蓋Yに第1巻締より
深い一定の巻締め量の巻締めを施す。第3シーミング部
35は、該第2シーミング部47に傾斜シーミング部37を介
して連設して缶蓋Yの搬送方向に向かって缶蓋Yが少な
くとも一回転する長さで該缶蓋に第2巻締めより深い一
定の巻締め量の巻締めを施す。
前記缶蓋保持手段4のシーミングチャック11と第2缶容
器搬送手段2の支持テーブル13とは、第3図示のよう
に、両者によって缶容器Xと缶蓋Yとを互いに挟持した
ときに両者を回転させて両者のフランジ部とエンドフッ
ク部とを前記巻締手段5に圧接した状態で転動させる回
転駆動手段12,14を備える。
回転駆動手段12は、第3図示のように、前記シーミング
チャック11の外周上部に全周に設けた第1ピニオンギヤ
39と該第1ピニオンギア39に噛合可能に巻締手段5に沿
って設けられた直線状の第1ラック40とからなる。
回転駆動手段14は、前記支持テーブル13の支軸23と同軸
に設けた第2ピニオンギヤ41と、該第2ピニオンギア41
に噛合可能に巻締手段5に沿って設けられた直線状の第
2ラック42とからなる。
従って、第2図及び第3図示のように、前記各搬送ブロ
ック15が巻締手段5に沿って移動する時に前記第1ピニ
オンギア39と第2ピニオンギア41は、夫々第1ラック40
と第2ラック42に噛合して回転し、シーミングチャック
11と支持テーブル13とが回転駆動される。該シーミング
チャック11及び支持テーブル13が回転すると、これらが
挟持する缶蓋Yと缶容器Xは回転される。
以上のような構成からなる本実施例装置Aにおいて、そ
の作動を次に説明する。
缶容器Xは充填装置Bで内容物が充填された後に、第1
図示のように、第1缶容器搬送手段1の爪片7に搬送方
向の前後側から挟持されて支持プレート9上を直線状に
摺動搬送される。
他方、缶蓋Yは缶蓋供給装置18から供給され、缶蓋供給
ターレット17により各搬送ブロック15の缶蓋搬送手段3
に供給される。供給される缶蓋Yの受け渡し位置では、
缶蓋Yは該缶蓋保持手段4に保持される。
該缶蓋保持手段4に缶蓋Yを保持した搬送ブロック15
は、続いて、略楕円状に回動する無端チェーン16によっ
て回動され、直線状軌道から円弧状軌道に入る。やが
て、第2缶容器搬送手段2の搬送方向が往路となる直線
状軌道に入る。
搬送ブロック15は、第1缶容器搬送手段1に次第に接近
し、これと平行する位置に移動される。このとき、第1
缶容器搬送手段1で搬送されてきた缶容器Xは一対の爪
片7に搬送方向の前後から係止されながら支持プレート
9の切除部分10の位置で第2缶容器搬送手段2の支持テ
ーブル13に移される。そして缶容器Xが、前記爪片7に
係止されたまま該支持テーブル13上に載置される。そし
て、該第2缶容器搬送手段2に確実に受け渡されると、
第3図示のように、該爪片9がレール8に当接して上動
して缶容器Xの係止が解除される。
こうして缶容器Xが第2缶容器搬送手段2に移される
と、第1ピニオンギア39が回転しながら第1ラック40に
噛合し、該第1ピニオンギア39は第1ラック40に円滑に
噛合する。
このような過程で、缶蓋搬送手段3の缶蓋保持手段4
は、カムローラ21を介してカムレール22により下降され
る。このとき、第1ピニオンギア39と第1ラック40が噛
合したまま下降される。そして、該缶蓋保持手段4に保
持された缶蓋Yは支持テーブル13上の缶容器Xに被せら
れる。
更に、搬送ブロック15が缶蓋Yと缶容器Xを搬送して回
動すると、缶蓋保持手段4のシーミングチャック11及び
第2缶容器搬送手段2の支持テーブル13が搬送速度と同
期して回転し缶蓋Y及び缶容器Xを回転させる。そし
て、第2缶容器搬送手段2の往路では、缶蓋Yと缶容器
Xを回転させながら直線状に搬送し、同時に第3図及び
第4図示のように缶蓋Yのエンドフック部が巻締手段5
に圧接されつつ転動する。このとき、缶蓋Yは、先ず、
第1シーミング部33に圧接されて一回転以上回転して缶
蓋Yに巻締が施される。続いて、缶蓋Yは、傾斜シーミ
ング部36に回転を案内され、第2シーミング部34に圧接
される。該第2シーミング部34は、第1シーミング部33
に比して缶蓋Yに接近しており、それによって該缶蓋Y
の巻締め量を更に増大させて巻締めを行う。そして、缶
蓋Yは、傾斜シーミング部37に回転を案内され、第3シ
ーミング部35に圧接される。該第3シーミング部35は、
前記第2シーミング部34に比して更に缶蓋Yに接近して
おり、これによって、一定に巻締め量を増大させる。こ
のような構成の巻締手段5により、缶蓋Yは前記傾斜シ
ーミング部36,37によって円滑に各直線シーミング部33,
34,35を案内され、一定の量で巻締めを行う距離を長く
して、缶蓋Yに、均一な巻締めを施すことができる。
その後、搬送ブロック15が第1缶容器搬送手段1の搬送
方向から離れるときに、既に缶蓋Yが巻締めされた缶容
器Xは、搬送ブロック15の第2缶容器搬送手段2によっ
て搬送される。
その後、缶蓋Yの巻締めが完了した缶容器Xは搬出ター
レット43によって搬送路44から搬出される。
また、本発明の他の実施例による巻締手段5は、第5図
示のように、レール状に形成されており、缶容器Xが第
2缶容器搬送手段2により直線状に搬送される往路側に
缶容器Xのフランジ部に缶蓋Yのエンドフック部を巻締
めする直線シーミング部である第1シーミング部45と、
傾斜シーミング部である第2シーミング部46と、直線シ
ーミング部である第3シーミング部47とを直線状に連接
して備える。
該第1シーミング部45は、第5図に示すように、缶蓋の
搬送方向に向かって缶蓋が少なくとも一回転する長さで
該缶蓋に一定の巻締め量の巻締めを施す直線状の巻締グ
ルーブ48を備える。前記第2シーミング部46は、前記第
1シーミング部45に連設して缶蓋の搬送方向に向かって
缶蓋が少なくとも一回転する長さで該缶蓋に徐々に接近
して巻締め量を増大させる巻締グルーブ49を備える。更
に、前記第3シーミング部47は、前記第1シーミング部
45の巻締め量より大とし、前記第2シーミング部46に連
設して缶蓋が少なくとも一回転する長さで該缶蓋に一定
の巻締め量の巻締めを施す直線状の巻締グルーブ50を備
える。
これにより缶蓋Yは、先ず、第1シーミング部45の巻締
グルーブ48に圧接されて一回転以上転動して缶蓋Yに巻
締が施される。続いて、缶蓋Yは、第2シーミング部46
を転動して巻締グルーブ49に圧接される。該第2シーミ
ング部46は、缶蓋Yの搬送方向に向かって圧接力を増す
傾斜によって該缶蓋Yの巻締め量を徐々に増大する。こ
のとき、缶蓋Yの巻締め量は、前記第1シーミング部45
による巻締め量より大となり、巻締めが進んで缶蓋Yの
径は小さくなる。同時に、第2シーミング部46により巻
締めた缶蓋Yは、その巻締め開始位置では巻締め量が小
となって缶蓋Yの径が大きく、終了位置では巻締め量が
大となって缶蓋Yの径が小さくなる。しかし、第2シー
ミング部46の上流側で予め第1シーミング部45によって
巻締めているので、その巻締めの大小の差を少なくする
ことができる。そして、缶蓋Yを前記第3シーミング部
47に転動させることにより、その巻締め量を均一に調整
して高精度に巻締める。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、前記巻締手段は、先ず
該直線シーミング部で缶蓋を一定に巻締めた後に、傾斜
シーミング部で徐々に巻締め量を増し、次いで直線シー
ミング部で均一に巻締める。これにより、傾斜シーミン
グ部による巻締め量の増大する割合を少なくでき、該傾
斜シーミング部による缶蓋の巻締め開始位置と終了位置
の巻締め量の差異を小さくして急激な巻締め成形を少な
くすることができる。そして、該傾斜シーミング部の後
に直線シーミング部で缶蓋の巻締め部分を均一に調整し
ながら更に巻締めるので、缶蓋の巻締め部分にシワ等の
歪みを発生させることなく高い精度で確実に巻締めるこ
とができる。
また、前記巻締手段として、巻締め量の相違する缶蓋が
少なくとも一回転以上する直線シーミング部を巻締め量
の少ないものから巻締め量の大なるものへと順次配設
し、各直線シーミング部を傾斜シーミング部で連結する
ことにより、缶蓋の転動を円滑に案内すると共に、複数
の直線シーミング部で夫々の一定の小さな巻締め量で徐
々に該缶蓋を巻締めるので、急激な巻締め成形を排除し
て、シワ等を発生させることなく高い精度で確実に巻締
めることができる。
従って、本発明は、缶蓋の巻締めを徐々に進行しなが
ら、その巻締めを均一にすることができる高精度の巻締
めが可能な缶蓋の巻締装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図は本実施装置の一部の説明的拡大平面
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第2
図を部分的に拡大した説明図、第5図は他の実施例の説
明図である。 X……缶容器、Y……缶蓋、 5……巻締手段、 33,34,35,45,47……直線シーミング部、 36,37,46……傾斜シーミング部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶容器に缶蓋を巻締める装置であ
    って、缶蓋を缶容器の開口に圧接保持し、該缶蓋と該缶
    容器とを回転自在に支持して直線状に所定速度で搬送
    し、その搬送方向に平行して設けられた巻締手段に該缶
    蓋を圧接しながら該巻締手段に沿って転動させて缶容器
    に缶蓋を巻締める巻締装置において、前記巻締手段は、
    缶蓋の搬送方向に向かって缶蓋が少なくとも一回転する
    長さで該缶蓋に一定の巻締め量の巻締めを施す直線状の
    直線シーミング部と、該直線シーミング部より大なる一
    定の巻締め量の巻締めを施す缶蓋が少なくとも一回転す
    る長さの直線状の直線シーミング部と、両直線シーミン
    グ部の間で両直線シーミング部を連結して缶蓋が少なく
    とも一回転する長さで該缶蓋の巻締め量を徐々に増大す
    る傾斜シーミング部とを備えていることを特徴とする缶
    蓋の巻締装置。
  2. 【請求項2】円筒状の缶容器に缶蓋を巻締める装置であ
    って、缶蓋を缶容器の開口に圧接保持し、該缶蓋と該缶
    容器とを回転自在に支持して直線状に所定速度で搬送
    し、その搬送方向に平行して設けられた巻締手段に該缶
    蓋を圧接しながら該巻締手段に沿って転動させて缶容器
    に缶蓋を巻締める巻締装置において、前記巻締手段は、
    缶蓋の搬送方向に向かって缶蓋が少なくとも一回転する
    長さで該缶蓋に一定の巻締め量の巻締めを施す直線状の
    直線シーミング部と、該直線シーミング部より大なる一
    定の巻締め量の巻締めを施す缶蓋が少なくとも一回転す
    る長さの直線状の直線シーミング部とを順次配設し、両
    直線シーミング部の間で両直線シーミング部を連結して
    缶蓋を案内する傾斜シーミング部とを備えていることを
    特徴とする缶蓋の巻締装置。
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