JPH0761513B2 - 缶蓋の巻締方法及びその装置 - Google Patents

缶蓋の巻締方法及びその装置

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JPH0761513B2
JPH0761513B2 JP14148288A JP14148288A JPH0761513B2 JP H0761513 B2 JPH0761513 B2 JP H0761513B2 JP 14148288 A JP14148288 A JP 14148288A JP 14148288 A JP14148288 A JP 14148288A JP H0761513 B2 JPH0761513 B2 JP H0761513B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は缶詰を製造する際に、内容物を充填した円筒状
の缶容器に缶蓋を仮巻締め又は巻締めるための方法及び
その装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置としては、米国特許第1,929,339号
明細書に見られるものが知られている。この装置は、第
14図示のようにベルトコンベアaで搬送されてきた内容
物が充填された缶容器Xは、タイミングテーブルbで回
動され、次いで供給ターレットcで回動案内される途中
で缶蓋Yが被され、その後に仮巻締めターレットdで回
動されると共に該缶蓋のエンドフック部と缶容器のフラ
ンジ部とが仮巻締手段dにより仮巻締めされて、更に次
のステージで最終の二重巻締めが施される。
この装置は、これらの巻締工程で内容物が缶容器から溢
れるのを制御しつつ1分当たり200乃至250個の巻締めを
行うことができるようにしている。
しかしながら、内容物が充填された缶容器Xは前記した
ようにタイミングテーブルaで回動される際にその搬送
方向が変化して缶容器X内の内容物に遠心力が作用し、
また該缶容器Xに缶蓋Yを被せる際に供給タレットcで
増速されて缶容器X内の内容物に慣性が作用し、更に仮
巻締めされる際に仮巻締めターレットdで回動される際
に搬送方向が変化して缶容器X内の内容物に遠心力が作
用する。このために、缶容器Xの搬送速度を早くすれば
するほど、内容物が溢れることを抑制することができな
くなる。
現在、この種の缶蓋の巻締めは、1分当たり1400〜1500
缶の高速度で行われており、このような高速巻締めを行
う時には、前記の搬送速度や搬送方向の変化に伴う慣性
及び遠心力によって内容物が缶容器から溢れることを防
止することは全く不可能である。
内容物が缶容器から溢れることを犠牲にして巻締速度を
増大する時には、缶詰の生産性は向上するが、反面、内
容物を無駄に消費するばかりではなく、溢れた内容物の
廃棄処理が必要となり、却って、缶詰の製造コストを増
大させることになる。
(本発明の解決すべき課題) 本発明は、内容物が充填された円筒状の缶容器に缶蓋を
巻締める際に、内容物が溢れるのを抑制して高速で缶蓋
の仮巻締め又は巻締めを行うことができる方法及びその
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の缶蓋の巻締方法は、かかる目的を達成するため
に、円筒状の缶容器を第1の缶容器搬送手段により支持
して直線状に所定速度で搬送し、該第1の缶容器搬送手
段に向かって曲率半径を次第に大としてやがて該第1の
缶容器搬送手段による缶容器の搬送方向に合致する円弧
状軌道部分と、該円弧状軌道部分に連続して前記第1の
缶容器搬送手段による缶容器の搬送方向に合致した状態
を維持して延びる直線状軌道部分とを備えた無端軌道に
沿って移動する第2の缶容器搬送手段に、前記第1の缶
容器搬送手段から受け渡された缶容器を回転自在に支持
して搬送すると共に、該第2の缶容器搬送手段の上方に
対向して該第2の缶容器搬送手段に同期して移動する缶
蓋搬送手段に回転自在且つ昇降自在に設けた缶蓋保持手
段により缶蓋を着脱自在に保持して缶蓋を搬送し、該缶
蓋保持手段を下降させ該缶蓋保持手段に保持された缶蓋
を前記第2の缶容器搬送手段に支持された缶容器に被冠
させて該缶蓋保持手段と第2の缶容器搬送手段との間に
保持し、前記直線軌道部分で回転駆動手段によって缶蓋
と缶容器とを一体に回転させて直線状の巻締手段に沿っ
て転動させながら該巻締手段に圧接して缶蓋を缶容器に
巻締めすることを特徴とする。
更に本発明の缶蓋の巻締装置は、円筒状の缶容器に缶蓋
を巻締めする装置であって、上下方向を軸として回転自
在且つ昇降自在の缶蓋保持手段を上部に備えると共に該
缶蓋保持手段に対向し該缶蓋保持手段に軸線が一致する
回転自在の缶容器支持手段を下部に備えた複数の搬送ブ
ロックを、無端状に互いに連接して円弧状軌道部分と直
線状軌道部分とを有する大略楕円状の無端軌道に沿って
回動自在に設け、該搬送ブロックの連接体を前記無端軌
道に沿って回動させる駆動手段を設け、前記缶蓋保持手
段に該手段を昇降するためのカムフォロワーを設け、該
カムフォロワーと係合し該カムフォロワーを昇降案内す
るカムレールを前記軌道に沿って設け、前記直線状軌道
部分に対応して前記缶蓋保持手段と缶容器支持手段とで
挟持された缶蓋のエンドフック部と缶容器のフランジ部
とを巻締める直線状の巻締手段を前記軌道の外方に設
け、前記缶蓋保持手段の軸回りに該手段を回転させるた
めのピニオンギアを設け、該ピニオンギアと噛合する直
線状のラックを前記巻締手段の上方に設けたことを特徴
とする。
更に本発明の缶蓋の巻締装置は、缶容器を支持して直線
状に搬送する缶容器搬送手段を設け、前記搬送ブロック
が回動する前記無端軌道の円弧状軌道部分に、曲率半径
を次第に大としてやがて缶容器搬送手段による缶容器の
搬送方向に合致する部分を設け、該円弧状軌道部分に連
なる前記直線状軌道部分に、前記搬送ブロックと前記缶
容器搬送手段とが同期して並走する部分を設けたことを
特徴とする。
(作 用) 前記本発明の巻締方法によれば、内容物が充填された円
筒状の缶容器は、第1缶容器搬送手段で直線状に所定速
度で搬送される。一方、第2缶容器搬送手段は、前記無
端軌道の円弧状軌道部分を経て直線状軌道部分へと移動
されている。第2缶容器搬送手段が円弧状軌道部分から
第1缶容器搬送手段の下流側に向かって次第に曲率半径
を次第に大として第1缶容器搬送手段に接近し、やがて
第1缶容器搬送手段の下流側で直線状の缶容器の搬送方
向に合致したとき、第1缶容器搬送手段によって搬送さ
れた缶容器が第2缶容器搬送手段に受け渡される。そし
て、受け渡された缶容器は無端軌道の直線軌道部分上を
移動する第2缶容器搬送手段で回転自在に支持されて直
線状に搬送される。
この缶容器が第1缶容器搬送手段から第2缶容器搬送手
段に受け渡されるとき、第2缶搬送手段は曲率半径が次
第に大とされた円弧状軌道部分に沿って第1缶容器搬送
手段に接近するので、この受渡し位置で両者の搬送速度
を同速となる。
他方、第2缶容器搬送手段の上方に同期して移動する缶
蓋搬送手段に設けられた缶蓋保持手段に回転自在に保持
された缶蓋は第2缶容器搬送手段で搬送される缶容器に
向けて下降され被冠される。この状態で缶蓋及び缶容器
は直線状に搬送され、その途中で直線状の巻締手段に両
者の巻締部分が圧接されると共に回転駆動手段で両者は
強制的に巻締手段に沿って転動され、これによって缶蓋
は缶容器に巻締される。
前記本発明の巻締装置によれば、内容物が充填された円
筒状の缶容器は、前記無端軌道の直線状軌道部分におい
て前記搬送ブロックの支持手段に投入されて支持され前
記軌道に沿って搬送される。
他方、缶蓋は缶蓋保持手段に保持されると共に、カムフ
ォロワーがカムレールに案内されて下降し、前記直線状
軌道部分で缶蓋保持手段を介して缶容器に圧接される。
これにより缶蓋と缶容器とは缶蓋保持手段と支持手段と
により挟持される。この状態で搬送ブロックが直線状軌
道部分を移動するとき、缶蓋のエンドフック部と缶容器
のフランジ部とは前記直線状の巻締手段に圧接されると
共に巻締手段に沿って転動する。この転動の際に、缶蓋
手段はピニオンギアとラックとの噛合により強制的に転
動され、缶蓋のエンドフック部と缶容器のフランジ部と
は巻締められる。
このピニオンギヤとラックとの噛合による缶蓋手段の強
制回転駆動手段は、ラックが缶蓋と缶容器とを介して前
記直線状軌道部分と対向する位置でピニオンギアと噛合
しているので、缶蓋と缶容器の搬送により生じる缶蓋と
缶容器の回転と同方向に缶蓋保持手段を回転駆動する。
従って、缶容器は巻締めが完了するまで直線状に搬送さ
れ、その搬送速度及び搬送方向が変更されることがな
い。
(実施例) 次に本発明の実施の一例について、第1図乃至第8図に
従って詳説する。
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図は本実施装置の一部拡大平面図、第3図
は第2図のIII−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV
線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図及
び第7図は説明的断面図、第8図は第2図の作動説明図
である。
本実施装置Bは、第1図示のように缶容器Xに内容物を
充填する充填装置Aから連続供給される該缶容器Xに缶
蓋Yを仮巻締めと共に二重巻締めの第1巻締めを行うも
ので、該缶蓋Yは更に第2巻締装置Cで第2巻締めされ
る。
1は充填装置Aから供給される内容物を充填された缶容
器Xを第2巻締装置Cまで直線状に水平に所定速度で搬
送する缶容器搬送手段、2は下方に後述する支持手段を
備え、該支持手段の上方に後述する缶蓋保持手段を備え
た無端状に連接された搬送ブロックの連接体、3は缶容
器搬送手段1と缶蓋搬送手段2とにより搬送される缶容
器Xと缶蓋Yの搬送方向に平行に設けられた巻締手段、
4は回転駆動手段を示す。
更に詳細には、缶容器搬送手段1は充填装置Aの排出位
置から直線状に延長して第2巻締装置Cの搬入口まで設
けられる。該搬送手段1は無端チェーン5に等間隔に配
設され、缶容器Aの胴部を係止する爪片6が上下方向に
揺動自在に設けられ、図示しない駆動装置で該チェーン
5及び爪片6を介して缶容器Xを係止して搬送する。
該チェーン5は第3図示のようにチェーン案内軌道5aに
摺動案内され、該爪片6は、後述するように缶容器Xに
缶蓋Yが仮巻締め及び第1巻締めされる際に、第3図実
線示のように該爪片6はレール6aに当接して移動しなが
ら上動し缶容器Xとの係合が解除される。
該搬送手段1の搬送方向に沿って缶容器Xを水平に支持
する支持プレート7が設けられ、缶容器Xは該搬送手段
1により該支持プレート7上を摺動して搬送される。該
支持プレート7は前記巻締手段3に平行する部分及びそ
の前後の部分7aでは切除されており、後述するように、
この領域では缶容器Xは支持手段で支持され搬送され
る。
前記連接体2は、第1図及び第2図示のように多数の搬
送ブロック8が互に連接されて無端状とされており、該
搬送ブロック8は前記缶容器搬送手段1と平行する位置
で同方向に同速度で回動される。そして、図示するよう
に該搬送ブロック8は缶容器搬送手段1と並列する側で
は、該缶容器搬送手段1の搬送方向を接線とするように
該缶容器搬送手段1に向かって次第に曲率半径を大とす
るようにして円弧状に接近して平行に移動し、更に缶容
器搬送手段1から次第に曲率半径を小とするようにして
円弧状に離れるように移動するように無端軌道状に配設
され、前記した支持プレート7の切除部分7aで該缶容器
搬送手段1と並走する。
尚、第2図では、第1図の左半部を図示し、その右半部
は左半部と左右対称である以外は同一構成なので省略し
た。
第1図及び第2図において、9は連接体2に缶蓋Yを供
給する供給ターレット、10は該供給ターレット9に缶蓋
Yを供給する装置である。
更に詳細には、前記搬送ブロック8は、第3図乃至第5
図締のように断面L字型の支持部11の頂部に一対の案内
ロッド12,12で上下方向に案内されバネ13,13で上方に付
勢されて支持された支持板14を備え、該支持板14に缶蓋
保持手段であるシーミングチャック15を備える。該シー
ミングチャック15は支持板14から垂下した支軸16の下端
にベアリング17を介して回動自在に設けられ、支軸16の
上端の設けられたカムフォロワー18が後に後述するカム
レール19により案内されて昇降され、これに伴って支持
板14が昇降して該シーミングチャック15も昇降するよう
に構成されている。
そして、第4図示の通り、該シーミングチャック15はそ
の下面中央に開口20を備え、該開口20は支軸16及び支持
板14に設けた通路21,22、通気パイプ23を介して吸引ダ
クト24に摺接する通気ソケット25により接続されてい
る。該通気ソケット25は前記支持部11に支持板14を貫通
してスライドベアリング27を介して設けられた支持杆26
に上下動自在に装着され、該支持杆26に挿着したバネ28
により吸引ダクト24に付勢されて圧接している。
該支持部11の下方水平部29には、支持手段である缶容器
Xの支持テーブル30が設けられている。該テーブル30
は、前記水平部29に設けた前記シーミングチャック15の
支軸16と同軸の支軸31にベアリング32を介して回転自在
に設けられ、バネ33で上方に付勢されている。
前記搬送ブロック8はその支持部11の背面側に上下に設
けた一対の案内ローラ34,35で後述するレール板36,37に
支持されると共に支持板14の上面に設けた案内ローラ38
及び水平部29に設けた案内ローラ39をレール40,41に当
接して後退不能に支持されている。
前記各搬送ブロック8は、第3図及び第4図示のように
各支持部11の背面下部が互いに連結される無端チェーン
42を備え、該無端チェーン42は第1図及び第2図示のス
プロケット43,44で図示しない駆動装置により駆動され
る。
各搬送ブロック8は、第2図乃至第4図示のように、一
対の円弧状軌道部分と一対の直線状軌道部分を案内され
つつ回動する。即ち、互いに接続して無端状に形成され
るレール板36,37及び同様に無端状の一対のレール40,41
に沿って案内される。該レール板36は前記缶容器搬送手
段1と対面する側に配設される部分であり、各搬送ブロ
ック8を前記したように缶容器搬送手段1に向かって次
第に曲率半径を大きくするように円弧状に接近させ、更
に前記支持プレート7の切除部分7aで缶容器搬送手段1
と平行させ、次いで主缶容器搬送手段1から円弧状に離
れるように案内する。
そして、該レール板36は各搬送ブロック8の支持部11の
背面に設けた案内ローラ34,35の転動方向に刻設した溝4
5,46と係合されている。また、レール板37は前記缶容器
搬送手段2の反対側に配設される部分であり、前記レー
ル板36と同様に該レール板37は案内ローラ34,35に挟持
される。
前記レール38,39は前記レール板36,37に沿った上下の位
置に設けられ、前記したように案内ローラ38,39がその
案内溝45,46に当接して案内される。
前記カムレール19は第2図乃至第4図示のように前記搬
送ブロック8のカムフォロワー18の移動する位置に設け
られ、前記シーミングチャック15に保持された缶蓋Y
を、その巻締時に缶容器X上に当接させるため、前記カ
ムフォロワー18を介してバネ13に抗して支持板14と共に
シーミングチャック15を下降するカムプロフィールを備
える。
前記吸引ダクト24は第2図示のように前記各搬送ブロッ
ク8の通気ソケット25に移動位置に沿って配設され、第
3図乃至第5図示のようにその下面に間隔を存して設け
た多数の円孔47が各通気ソケット25に接続可能に設けら
れている。
前記巻締手段3は第2図示のように前記搬送ブロック8
がレール板36に沿って前記支持プレート7の切除部分7a
で並走される位置に対応して直線状に設けられている。
該巻締手段3は、第2図、第6図乃至第8図示のように
缶容器Xの搬送方向の上流側に缶容器のフランジ部と缶
蓋のエンドフック部とを仮巻締めする仮巻締グルーブ48
とこれに連なり二重巻締の第1巻締めを行う第1巻締グ
ルーブ49とを直線状に備える。
前記搬送ブロック8の缶蓋保持手段であるシーミングチ
ャック15と支持テーブル30とは缶容器Xと缶蓋Yとを互
に挟持したときに両者X,Yを回転させて両者のフランジ
部とエンドフック部とを前記巻締手段3に当接した状態
で強制回転駆動手段4を備える。
該手段4は、第3図及び第4図、第6図及び第7図示の
ように前記シーミングチャック15の外周上部に全周にわ
たって設けたピニオンギア50と該ピニオンギア50に噛合
する巻締手段3に沿って設けられた直線状のラック51と
からなる。
従って、前記各搬送ブロック8が巻締手段3に沿って移
動される時に前記ピニオンギア50はラック51と噛合し、
シーミングチャック15は回転される。該シーミングチャ
ック15が回転されると、これが保持する缶蓋Yに圧接さ
れた缶容器Xは、これを支持する支持テーブル30と共に
回転される。
第8図では、該ピニオンギア50とラック51との噛合する
ための構成が示され、ラック51は缶容器Xの搬送方向上
流側から第1ラック52、第2ラック53及び第3ラック54
とが互に長手方向に一部を重複させながら連続して配設
されてなる。図示しないが、前記缶容器搬送手段1の下
流側で、搬送ブロック8が回動して該缶容器搬送手段1
から離れる位置においては、第3ラック54、第2ラック
53、第1ラック52の順に下流に向かって配設される。該
第1ラック52はポリウレタン樹脂で形成され、前記ピニ
オンギア50がシーミングチャック15と共に下降して最初
に噛合する部分であり、該噛合を可能とするために該噛
合が不十分であるときには後退可能に支持されている。
第2ラック53は金属からなり、第1ラック52で噛合した
ピニオンギア50が更にシーミングチャック15と共に下降
して第3ラック54に噛合させるためのものである。
次に、前記実施装置Bの作動を説明する。
缶容器Xは充填装置Aで内容物が充填された後に、缶容
器搬送手段1の爪片6に係合されて支持プレート7上を
直線状に摺動搬送される。
他方、缶蓋Yは缶蓋供給装置10から供給され、供給ター
レット9により各搬送ブロック8に供給される。供給さ
れた缶蓋Yの受け渡し位置では、第3図示のように搬送
ブロック8のシーミングチャック15の開口20が通路21,2
2、通気パイプ23及び吸気ソケット25を介して吸引ダク
ト24に接続されているので、該開口20の吸引により缶蓋
Yはシーミングチャック15に吸着保持される。
次いで、搬送ブロック8はレール板36及びレール40,41
に沿って案内ローラ34,35,38,39に案内されて駆動チェ
ーン42によって缶容器搬送手段1に次第に接近し、これ
と平行する位置に移動される。このとき、缶容器搬送手
段1で搬送されてきた缶容器Xは支持プレート7の切除
部分7aの位置で搬送ブロック8の支持テーブル30に移さ
れる。
このように缶容器Xが支持テーブル30に移されると、他
方、該搬送ブロック8のシーミングチャック15はカムフ
ォロワー18を介してカムレール19により下降され、該シ
ーミングチャック15に保持された缶蓋Yは支持テーブル
30上の缶容器Xに載せられる。同時に、第8図示のよう
にシーミングチャック15の外周にあるピニオンギア50が
巻締手段8の上にあるラック51と噛合され、該搬送ブロ
ック8の移動に伴ってシーミングチャック15が回転され
る。該シーミングチャック15の回転により缶蓋Y、缶容
器X及び支持テーブル30が回転される。
更に搬送ブロック8が移動されると、シーミングチャッ
ク15と支持テーブル30に挟持されながら且つ回転される
缶容器Xのフランジ部と缶蓋のエンドフック部とは支持
テーブル28とで直線状に搬送されながら第6図示のよう
に巻締手段3の仮巻締グルーブ48に当接されてその搬送
速度と同期して転動し両部が仮巻締めされ、次いで同様
にして第7図示のように第1巻締グルーブ49に当接され
て連続して二重巻締めの第1巻締めがなされる。
その後、搬送ブロック8が缶容器搬送手段1の搬送方向
から離れるときに、既に缶蓋Yが第1巻締めされた缶容
器Xは、再度支持プレート7に移され、缶容器Xに係合
する缶容器搬送手段1の爪片6で第2巻締装置Cに摺動
搬送され、該巻締措置Cで缶容器Xと缶蓋Yとに二重巻
締めの第2巻締めがなされる。
前記実施装置では、缶蓋を仮巻締めと二重巻締めの第1
巻締めとを前記巻締手段で行うものを示したが、該巻締
手段で仮巻締めのみを行い、その後に従来の二重巻締装
置を用いて、二重巻締を行ってもよい。また、前記巻締
手段で仮巻締め、二重巻締めの第1、第2巻締めを行っ
てもよい。
第9図乃至第13図は、本発明の他の実施装置を示すもの
で、第9図は第1図と同様の本実施装置を含む缶詰の製
造装置の全体を示す概略図、第10図は第3図と同様の第
9図のX−X線断面図、第11図乃至第13図は第6図及び
第7図と同様の説明図である。
本実施装置B′は、缶蓋を缶容器に対して仮巻締めを施
すことなく二重巻締めを施すものであり、後述するよう
に前記実施装置Bの巻締手段3に対応する巻締手段の構
成が相違し、更に前記実施装置Bの回転駆動手段4に更
に第2の回転駆動手段を付設した以外に構成は、第1図
乃至第8図示の実施装置Bの構成と同一であり、同一の
構成は前記実施装置Bと同一の参照符号をもって図面に
示す。
以下、本実施装置B′の前記実施装置Bと相違する前記
構成についてのみ説明する。
本実施装置B′は、第9図乃至第11図乃至第13図示のよ
うに缶容器Xに内容物を充填する充填装置Aから連続供
給される該缶容器Xに缶蓋Yを仮巻締めを行うことなく
直後に二重巻締めの第1巻締めと第2巻締めとを施すも
ので、60で示す巻締手段は、缶容器Xの搬送方向の上流
側に第1巻締グルーブ61をL1の長さにわたって備え、下
流側に第2巻締グルーブ62をL2の長さにわたって備え
る。
また、第10図示のように、本実施装置B′で付設される
第2の回転駆動手段は、前記缶蓋保持手段であるシーミ
ングチャック15をピニオンギア50とラック51とにより回
転駆動されるのと同様に、支持テーブル30の基部の全外
周にわたって設けたピニオンギア63と該ピニオンギア63
に噛合する該支持テーブル30の移動方向に沿って設けら
れた直線状のラック64とにより構成され、支持テーブル
30の移動に従って該支持テーブル30を回転駆動する。
この構成において、ピニオンギア50とラック51との噛合
位置と、缶蓋Xのエンドフック部と缶容器Yのフランジ
部との巻締位置と、ピニオンギア63とラック64との噛合
位置とは、垂直線上に一致させて設けた。これにより、
缶蓋Xと缶容器Yとを同速で転動させることができる。
本実施装置B′の作動は、前記実施装置Bと基本的には
同一であり、缶容器Xに缶蓋Yを巻締める作動が一部に
おいて相違するのみである。
即ち、本実施装置B′の作動は、前記実施装置Bの第3
図と同様な第10図の状態となるまでは同一である。即
ち、缶蓋Yが缶蓋保持手段であるシーミングチャック15
に吸着保持されると共に、該シーミングチャック15が下
降して支持テーブル30に支持されて搬送される缶容器Y
に圧接された状態となり、該シーミングチャック15と支
持テーブル30が同期して缶蓋Xと缶容器Yとを直線状に
搬送する。
この時、缶蓋Xのエンドフック部と缶容器Yのフランジ
部とは巻締手段60の第1巻締グルーブ61に圧接されると
共に、シーミングチャック15側のピニオンギア50とラッ
ク51及び支持テーブル30側のピニオンギア63とラック64
によって缶蓋Xと缶容器Yとの搬送速度に応じて第1巻
締グルーブ61に沿って転動させられ、第11図示のように
二重巻締めの第1巻締めが第1巻締グルーブ61に沿って
通過する際に施される。さらに詳細には、シーミングチ
ャック15はそのピニオンギア50が巻締手段60に沿って設
けられたラック51と噛合し、また、支持テーブル30はそ
のピニオンギア63が支持テーブル30の移動方向に沿って
設けられたラック64に噛合して、該シーミングチャック
15と支持テーブル30の移動に伴って缶蓋Xと缶容器Yと
を巻締手段60に沿って転動させる。
更に、同様にして、第12図示のように缶蓋Yのエンドフ
ック部と缶容器Xのフランジ部とは第2巻締グルーブ62
により第2巻締めが施され、第2巻締グルーブ62を通過
したときには、第13図示のように二重巻締めが完了す
る。
本装置B′の構成によれば、缶蓋Yと缶容器Xとを同時
にピニオンギア50とラック51及びピニオンギア63とラッ
ク64により転動させるので、缶蓋Yを缶容器Xに圧接す
る力を低減しても缶蓋Yのエンドフック部と缶容器Xの
フランジ部とが巻締手段60との間でほとんどスリップす
ることなく確実に巻締めが行われる。このことは、缶容
器Xの肉厚を薄くすることを可能とし、缶容器Xの材料
費を低減することが可能となる。
本実施装置B′では、二重巻締めの第1巻締めと第2巻
締めとを連続して行う例を示したが、第1巻締めのみを
行い、第2巻締めは他の装置を用いることも可能であ
る。
前記実施装置では、いずれも単一の充填装置に対して単
一の缶蓋の巻締装置を設けたものであるが、単一の充填
装置に複数の本発明の缶蓋の巻締装置を並設してもよ
い。
(発明の効果) 本発明によれば、前記の説明から明らかなように、内容
物が充填された缶容器は缶蓋と巻締めがなされるまで水
平に保持して直線状に所定速度で搬送する過程で巻締手
段に転動させながら缶蓋を巻締するので、内容物が溢れ
ることなく高速で確実に巻締めを行うことができる。
更に、缶蓋と缶容器との巻締めの際に、両者を巻締手段
に沿って強制転動させる手段として缶蓋保持手段の軸回
りに該手段を回転させるためのピニオンギアを缶蓋及び
缶容器の搬送路の外側に設けた直線状のラックと噛合さ
せる構成としたので、缶蓋と缶容器の搬送により生じる
缶蓋と缶容器の回転と同方向に缶蓋手段を回転駆動させ
ることができるので、強制回転駆動を缶蓋及び缶容器の
搬送と確実に同期させることができ、その回転駆動の機
構を単純なものとすることができる。
そして、直線状の缶容器搬送手段から搬送ブロックに缶
容器が受け渡されるときには、搬送ブロックは、次第に
曲率半径を大とする円弧状軌道部分を経て徐々に直線状
軌道部分に向かうので、缶容器搬送手段からの缶容器の
受け渡し位置の手前において既に搬送ブロックの移動速
度と缶容器搬送手段の缶容器の搬送速度とが同期して並
走し、缶容器が缶容器搬送手段から急激に搬送ブロック
に受け渡されることが防止できる。従って、缶容器から
内容物が溢れることがなく円滑に搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は、本発明の一実施装置を示すもの
で、第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を
示す概略図、第2図は本実施装置の部分拡大平面図、第
3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第2図のIV
−IV線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6
図及び第7図は説明的断面図、第8図は第2図の作動説
明図、第9図乃至第13図は本発明の実施装置を示すもの
で、第9図は第1図と同様の本実施装置を含む缶詰の製
造装置の全体を示す概略図、第10図は第3図と同様の第
9図のX−X線断面図、第11図乃至第13図は第6図及び
第7図と同様の説明図、第14図は従来装置の平面図であ
る。 1……第1缶容器搬送手段 2……搬送ブロック連接体 3,60……巻締手段 4(50,51)……回転駆動手段(ピニオンギア、ラッ
ク) 8……搬送ブロック、15……缶蓋保持手段 18……カムフォロワー、19……カムレール 20,21……昇降手段 30……支持テーブル 64,65……第2回転駆動手段(ピニオンギア、ラック)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶容器を第1の缶容器搬送手段に
    より支持して直線状に所定速度で搬送し、該第1の缶容
    器搬送手段に向かって曲率半径を次第に大としてやがて
    該第1の缶容器搬送手段による缶容器の搬送方向に合致
    する円弧状軌道部分と、該円弧状軌道部分に連続して前
    記第1の缶容器搬送手段による缶容器の搬送方向に合致
    した状態を維持して延びる直線状軌道部分とを備えた無
    端軌道に沿って移動する第2の缶容器搬送手段に、前記
    第1の缶容器搬送手段から受け渡された缶容器を回転自
    在に支持して搬送すると共に、該第2の缶容器搬送手段
    の上方に対向して該第2の缶容器搬送手段に同期して移
    動する缶蓋搬送手段に回転自在且つ昇降自在に設けた缶
    蓋保持手段により缶蓋を着脱自在に保持して缶蓋を搬送
    し、該缶蓋保持手段を下降させ該缶蓋保持手段に保持さ
    れた缶蓋を前記第2の缶容器搬送手段に支持された缶容
    器に被冠させて該缶蓋保持手段と第2の缶容器搬送手段
    との間に保持し、前記直線軌道部分で回転駆動手段によ
    って缶蓋と缶容器とを一体に回転させて直線状の巻締手
    段に沿って転動させながら該巻締手段に圧接して缶蓋を
    缶容器に巻締めすることを特徴とする缶蓋の巻締方法。
  2. 【請求項2】円筒状の缶容器に缶蓋を巻締めする装置で
    あって、上下方向を軸として回転自在且つ昇降自在の缶
    蓋保持手段を上部に備えると共に該缶蓋保持手段に対向
    し該缶蓋保持手段に軸線が一致する回転自在の缶容器支
    持手段を下部に備えた複数の搬送ブロックを、無端状に
    互いに連接して円弧状軌道部分と直線状軌道部分とを有
    する大略楕円状の無端軌道に沿って回動自在に設け、該
    搬送ブロックの連接体を前記無端軌道に沿って回動させ
    る駆動手段を設け、前記缶蓋保持手段に該手段を昇降す
    るためのカムフォロワーを設け、該カムフォロワーと係
    合し該カムフォロワーを昇降案内するカムレールを前記
    軌道に沿って設け、前記直線状軌道部分に対応して前記
    缶蓋保持手段と缶容器支持手段とで挟持された缶蓋のエ
    ンドフック部と缶容器のフランジ部とを巻締める直線状
    の巻締手段を前記軌道の外方に設け、前記缶蓋保持手段
    の軸回りに該手段を回転させるためのピニオンギアを設
    け、該ピニオンギアと噛合する直線状のラックを前記巻
    締手段の上方に設けたことを特徴とする缶蓋の巻締装
    置。
  3. 【請求項3】缶容器を支持して直線状に搬送する缶容器
    搬送手段を設け、前記搬送ブロックが回動する前記無端
    軌道の円弧状軌道部分に、曲率半径を次第に大としてや
    がて缶容器搬送手段による缶容器の搬送方向に合致する
    部分を設け、該円弧状軌道部分に連なる前記直線状軌道
    部分に、前記搬送ブロックと前記缶容器搬送手段とが同
    期して並走する部分を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の缶蓋の巻締装置。
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