JPH0763788B2 - 缶蓋の巻締装置 - Google Patents

缶蓋の巻締装置

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JPH0763788B2
JPH0763788B2 JP2149932A JP14993290A JPH0763788B2 JP H0763788 B2 JPH0763788 B2 JP H0763788B2 JP 2149932 A JP2149932 A JP 2149932A JP 14993290 A JP14993290 A JP 14993290A JP H0763788 B2 JPH0763788 B2 JP H0763788B2
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力 四宮
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装置に関
する。
(従来の技術) 従来、缶容器内に内容物を充填後に該缶容器を搬送しな
がら缶蓋を巻締める場合には、例えば、内容物が充填さ
れた缶容器は、ベルトコンベアで搬送された後に円盤状
の供給用のターレットに係止され、該ターレットに回動
案内される途中の前記缶容器に缶蓋が被され、次いで該
缶容器は巻締用のターレットに受け渡され、該ターレッ
トで回動されながら該ターレットの外周に沿って設けら
れた円弧状のシーミングレール等の巻締手段に圧接され
て該缶容器に缶蓋の巻締めが行われていた。
このような装置によると、各ターレットの回動に伴って
それによって搬送される缶容器の搬送方向が円弧状に常
に変化し、該缶容器内の内容物に遠心力が作用して内容
物が溢れ易くなる。従って、缶容器の巻締速度を早くす
ればするほど、内容物が溢れるのを抑制できなくなり、
内容物の溢れを抑制可能な缶蓋の巻締速度は1分間当た
り200乃至250個とするのが限界であった。
そのために本出願人は、先に特開平2−30346号によっ
て、缶胴に缶蓋を巻締る際に内容物が溢れるのを防止し
て高速で缶蓋を巻締めることができる巻締装置を提案し
た。
該巻締装置Bは、第5図示のように、充填装置Aによっ
て内容物を充填した缶容器Xに缶蓋供給装置Cから供給
された缶蓋Yを巻締めるもので、該巻締装置Bで缶蓋Y
は缶容器Xに第1の巻締めが施され、次いで、第2巻締
装置Dで第2の巻締めが施されて二重巻締めが完了す
る。
該巻締装置Bにおいては、該缶容器Xは、該缶容器Xの
後側を爪片100で係止して搬送する無端チェーン101を備
えた第1缶容器搬送手段103によって直線状に搬送され
る。
そして前記缶容器Xは、無端で略楕円状に回動されてそ
の一辺が該第1缶容器搬送手段103に平行して直線状に
移動する第2缶容器搬送手段104に受け渡される。
第6図及び第7図示のように、第2缶容器搬送手段104
は、回転自在の支持テーブル105を備える。該第2缶容
器搬送手段104に対向してその上部には、缶蓋Yを吸着
して保持するシーミングチャック106を備えた缶蓋保持
手段107を回転自在且つ昇降自在に有する缶蓋搬送手段1
08が一体に設けられている。
第2缶容器搬送手段104と缶蓋搬送手段108とは、上部に
シーミングチャック106と下部に支持テーブル105とを一
体に設けた複数の搬送ブロック109を、無端チェーン110
により連接して構成し、該無端チェーン110を回動させ
て缶容器X及び缶蓋Yを同時に搬送するようにした。
第1缶容器搬送手段103から第2缶容器搬送手段104の支
持テーブル105に移された缶容器Xは、該第2缶容器搬
送手段104で搬送される途中で、該缶蓋搬送手段108の缶
蓋保持手段107に既に缶蓋供給装置Cから供給され吸着
保持された缶蓋Yを図示しない昇降手段により缶蓋保持
手段107を下降して該缶容器Xの開口に缶蓋Yが被され
る。
そして、該缶蓋保持手段107と第2缶容器搬送手段104と
で挟持した缶容器Xと缶蓋Yとを回転駆動手段により一
体に回転させて直線状の巻締手段112に沿って転動させ
る。該回転駆動手段は、缶蓋保持手段107の外周にピニ
オンギア113を備え、該ピニオンギア113に歯合するラッ
ク114が巻締手段112であるシーミングレール115に沿っ
て搬送方向に設けられている。前記支持テーブル105上
の缶容器Xに缶蓋保持手段107によって缶蓋Yを圧接し
て挟持した第2缶容器搬送手段104は、直線状に移動す
るとき前記ピニオンギア113とラック114との噛合によっ
て缶蓋保持手段107を介して缶容器Xを回転させながら
該缶容器Xを直線状に搬送する。その過程で缶容器Xと
缶蓋Yの巻締部が巻締手段112であるシーミングレール1
15に圧接して缶蓋Yが缶容器Xに巻締めされる。
該巻締装置によれば、直線状に一定速度で搬送されなが
ら巻締めが行われて缶容器Xの搬送方向が変化しないの
で、缶蓋Yの巻締速度を早めても内容物の溢れを抑制で
きて、缶詰の生産性を向上させることができる。
該巻締装置において、更に巻締速度を高速にして生産能
率を上げるために、搬送速度を早くすると、無端で略楕
円状に回動されてくる前記第2缶容器搬送手段104が回
転運動から第1缶容器搬送手段103と並走する直線運動
に入るまでの状態では、直線状に搬送されてくる缶容器
Xの速度が異なってしまい、前記第1缶容器搬送手段10
3から前記第2缶容器搬送手段104に缶容器Xを受け渡す
所定の位置よりも手前で該缶容器Xの受け渡しが行わ
れ、該缶容器Xは前記第2缶容器搬送手段104の支持テ
ーブル105の回転中心位置からずれた載置状態となる。
このような載置状態では、該缶容器Xと缶蓋Yとの位置
が一致せず巻締不良が起きるおそれがある。そこで、前
記各爪片100の間隔を缶容器Xの外径寸法に合致させ
て、前後する各爪片100間に缶容器Xを挟持して搬送す
ることによって、前記第1缶容器搬送手段103から前記
第2缶容器搬送手段104に缶容器Xを受け渡す所定の位
置まで缶容器Xを前後方向から係止することが考えられ
る。こうすることによって、前記第1缶容器搬送手段10
3から前記第2缶容器搬送手段104に缶容器Xを受け渡す
とき、該缶容器Xは爪片100によって支持テーブル105の
回転中心位置に載置される。
このように、前記巻締装置により、缶蓋の巻締速度の高
速化が可能になり、缶詰等の生産性が向上したが、近
年、更に高速で巻締めることが望まれている。
しかし、前記の巻締装置において更に巻締速度を上げる
ためには、第1缶容器搬送手段103及び第2缶容器搬送
手段104の速度を更に上げることになる。このとき、前
記爪片100を駆動する無端チェーン101に伸びがあるため
該無端チェーン101に設けられている各爪片100の間隔が
広がり、該爪片100は缶容器Xを確実に挟持できなくな
る場合がある。この場合には、やはり前述したように該
缶容器Xは前記第2缶容器搬送手段104の支持テーブル1
05の回転中心位置からずれた載置状態となり、該缶容器
Xと缶蓋Yとの位置が一致せず巻締不良が起きるおそれ
がある。
(発明の解決すべき課題) かかる不都合を解消して、本発明は、第1缶容器搬送手
段から第2缶容器搬送手段への缶容器の確実な受け渡し
を可能として缶蓋の巻締速度を高速化することができる
缶蓋の巻締装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) かかる目的を達成するために、本発明は、円筒状の缶容
器を水平に支持して直線状に所定速度で連続して搬送す
る第1缶容器搬送手段と、該第1缶容器搬送手段に円弧
状に次第に接近して該第1缶容器搬送手段に同期して並
走し、該第1缶容器搬送手段から缶容器を各別に受け取
って回転自在に支持して直線軌道を有する無端軌道を回
動する無端チェーンにより連接された複数の第2缶容器
搬送手段と、該第2缶容器搬送手段の上方に対向して該
第2缶容器搬送手段と同期して移動する缶蓋搬送手段
と、該缶蓋搬送手段に回転自在且つ昇降自在に設けられ
た缶蓋を着脱自在に保持する缶蓋保持手段と、該缶蓋保
持手段を下降させ該缶蓋保持手段に保持された缶蓋を缶
容器に被冠させる昇降手段と、前記缶蓋保持手段を回転
させて缶蓋と缶容器とを一体に回転させる回転駆動手段
と、前記第2缶容器搬送手段が直線軌道を移動するとき
缶蓋に圧接して缶容器に該缶蓋を巻締める直線状の巻締
手段とからなる缶蓋の巻締装置において、前記第2缶容
器搬送手段の搬送方向の後方の側部に、該第2缶容器搬
送手段に後続する第2缶容器搬送手段に受け渡された缶
容器をその搬送方向の前方から係止し、前記第1缶容器
搬送手段と第2缶容器搬送手段とが同期して並走したと
き缶容器を第2缶容器搬送手段の回転中心位置に位置決
めする位置決め部材を設けたことを特徴とする。
そして、前記位置決め部材は、更に前記第1缶容器搬送
手段から前記第2缶容器搬送手段に缶容器が受け渡され
前記第1缶容器搬送手段と第2缶容器搬送手段とが同期
して並走したとき、該缶容器をその搬送方向の後方から
係止して該缶容器を第2缶容器搬送手段の回転中心位置
に位置決めすることを特徴とする。
(作用) かかる手段によって、缶容器は、先ず、前記第1缶容器
搬送手段は直線状の搬送方向に向かって搬送される。次
いで、該缶容器は、前記第2缶容器搬送手段が同期して
並走する位置で第1缶容器搬送手段から該第2缶容器搬
送手段に受け渡される。該第2缶容器搬送手段に受け渡
された缶容器は、先行する第2缶容器搬送手段の前記位
置決め部材によって搬送方向の前方から係止される。こ
れにより、該缶容器が第2缶容器搬送手段の所定の回転
中心位置に載置される前に該第2缶容器搬送手段に受け
渡されても、先行する第2缶容器搬送手段の前記位置決
め部材が該缶容器の前方を係止して、該缶容器は、第2
缶容器搬送手段の所定の回転中心位置に載置される。
そして、第2缶容器搬送手段に受け渡された缶容器は、
缶蓋保持手段に保持された缶蓋が、昇降手段により被冠
される。次いで、缶蓋が被冠された缶容器は、前記回転
駆動手段によって回転され、巻締手段に沿って転動させ
ながら巻締手段によって缶蓋が缶容器に巻締められる。
また、前記第1缶容器搬送手段から前記第2缶容器搬送
手段に缶容器が受け渡された際に、前記位置決め部材が
缶容器をその搬送方向の後方から係止することにより、
該缶容器が第2缶容器搬送手段の所定の回転中心位置に
載置された状態を維持する。
(実施例) 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図は本実施装置の説明的平面図、第3図は
第2図のIII-III線断面図、第4図は第2図の一部を拡
大した説明図である。
本実施装置Aは、第1図示のように缶容器Xに内容物を
充填する充填装置Bから連続供給される該缶容器Xに缶
蓋Yを二重巻締めするものである。
図中、1は充填装置Bによって内容物を充填された缶容
器Xを直線状に水平に所定速度で搬送する第1缶容器搬
送手段、2は無端で略楕円状に回動して缶容器Xを搬送
する第2缶容器搬送手段、3は該第2缶容器搬送手段2
に対向してその上方に設けられた缶蓋Yを搬送する缶蓋
搬送手段、4は缶蓋搬送手段3に缶蓋Yを保持する缶蓋
保持手段、5は該缶蓋保持手段4を回転させることによ
って缶蓋を回転させる回転駆動手段、6は前記第2缶容
器搬送手段2が缶容器Xを直線状に搬送する往路の搬送
方向に平行に設けられた第1巻締手段、7は前記第2缶
容器搬送手段2が缶容器Xを直線状に搬送する復路の搬
送方向に平行に設けられた第2巻締手段を示す。
詳細には、第1缶容器搬送手段1は、第1図及び第2図
に示すように、充填装置Bから直線状に延長して第2缶
容器搬送手段2と並走するように設けられている。該第
1缶容器搬送手段1は、缶容器Xの後方を爪片8で係止
して直線状に搬送する。後述するように缶容器Xに缶蓋
Yを巻締める際には、第3図に実線で示すように、爪片
8はレール9に当接して移動しながら上動し缶容器Xの
係止を解除する。
該第1缶容器搬送手段1は、前記爪片8が缶容器Xを係
止した状態で支持プレート10上を摺動させて搬送する。
該支持プレート10は前記第1巻締手段5に平行する部分
11では切除されており、後述するように、この領域では
缶容器Xは第2缶容器搬送手段2で支持され搬送され
る。
缶蓋搬送手段3は、第3図に示すように、缶蓋Yを保持
するシーミングチャック12が設けられており、回転自在
且つ昇降自在の缶蓋保持手段4が備えられている。該缶
蓋保持手段4の外周には、缶蓋Yを回転駆動する後述す
る回転駆動手段5が備えられている。
前記第2缶容器搬送手段2は、第3図に示すように、缶
容器Xを載置して回転自在に支持する支持テーブル13を
備え、また、後述する搬送ブロック14を備えている。該
搬送ブロック14は、略楕円状に無端に回動する無端チェ
ーン15に多数の該搬送ブロック14同士が互いに間隔を存
して連接されて回動自在に設けられている。更に、該搬
送ブロック14には、後述する位置決め部材16が設けられ
ている。
該位置決め部材16は、第2図乃至第4図に示すように、
前記第1缶容器搬送手段1から後続する第2缶容器搬送
手段2に缶容器Xが受け渡されたとき、該缶容器Xをそ
の搬送方向の前方から係止する第1係止部17を備えてい
る。更に、該位置決め部材16は、該位置決め部材16が設
けられた第2缶容器搬送手段2に缶容器Xが受け渡され
たとき、該缶容器Xをその搬送方向の後方から係止する
第2係止部18を備えている。
前記缶蓋搬送手段3は、第3図に示すように、前記第2
缶容器搬送手段2と対向する上部に、前記搬送ブロック
14によって該第2缶容器搬送手段2と一体に設けられて
いる。
前記第2缶容器搬送手段2及び缶蓋搬送手段3は、該搬
送ブロック14を介して前記第1缶容器搬送手段1と平行
する位置で同方向に同速度で回動される。そして、第2
図に示すように、該搬送ブロック15は第1缶容器搬送手
段1と並列する側では、該第1缶容器搬送手段1の搬送
方向を接線とするように円弧状に接近して平行に移動
し、更に第1缶容器搬送手段1から円弧状に離れるよう
に移動するように配設され、前記した支持プレート10の
切除部分11で該第1缶容器搬送手段1と並走する。
第1図及び第2図において、19は前記缶蓋搬送手段3に
缶蓋Yを供給する缶蓋供給ターレット、20は該缶蓋供給
ターレット19に缶蓋Yを供給する装置である。
前記搬送ブロック15は、第3図に示すように、上方水平
部21と下方水平部22とを一体に側面視でコ字型に成形し
た支持部23を備え、該支持部23を無端チェーン15に固定
された支持板24に着脱自在に設けられている。
また、該支持部23の上方水平部21には缶蓋保持手段4を
備える。該缶蓋保持手段4は上方水平部21から垂下した
支軸25の下端に回動自在に設けられ、支軸25の上方側部
に設けられたカムローラ26がカムレール27により案内さ
れて昇降され、これに伴って上方水平部21に支持された
該缶蓋保持手段4が昇降するように構成されている。該
缶蓋保持手段4はシーミングチャック12を備え、該シー
ミングチャック12には、その下面に缶蓋Yの吸着手段が
備えられている。該吸着手段は、図示しない吸引装置の
吸引力を前記缶蓋搬送手段3の上部に設けられた吸引ダ
クト28を介して前記缶蓋保持手段4に伝えるものであ
り、該前記缶蓋保持手段4の中央部の開口29から支軸25
内部の通路30で連通される通気ソケット31が吸引ダクト
28に摺接されている。
該支持部23の下方水平部22には、前記した第2缶容器搬
送手段2として機能する缶容器Xの支持テーブル13が設
けられている。該テーブル13は、前記上方水平部22に設
けた前記缶蓋保持手段4の支軸25と同軸線上の支軸32に
回転自在に設けられている。
前記搬送ブロック14は、その支持部23の背面側の略中央
部に上下に対応して設けた案内ローラ33,34を介してレ
ール板35に支持されると共に、上方水平部21の上部背面
側に設けた案内ローラ36を介して案内溝を有するレール
38に、また、下方水平部22に設けた案内ローラ39を介し
て案内溝を有するレール40に支持されている。
前記各搬送ブロック14は、第3図に示すように、各支持
部23の背面下部が互いに連結される無端チェーン15を備
え、該無端チェーン15は第1図及び第2図示の駆動用ス
プロケット41と被動用スプロケット42とに巻回されてお
り、図示しない駆動装置により駆動用スプロケットが駆
動されて前記無端チェーン15が回動する。
各搬送ブロック14は、第2図及び第3図示のように、互
いに接続されたレール板35及び同様のレール38,40に沿
って案内される。該レール板35は各搬送ブロック14をそ
の往路において前記したように第1缶容器搬送手段1の
搬送方向を接線とするように円弧状に接近させ、更に前
記支持プレート10の切除部分11で直線状に移動する第1
缶容器搬送手段1と平行させ、次いで第1缶容器搬送手
段1から円弧状に離れるように案内し、更に復路で直線
状に案内し、前記往路に円弧状に案内する。また、前記
位置決め部材16によって、前記支持テーブル13の所定の
回転中心位置に缶容器Xを載置する。
前記カムレール27は、第2図に示すように、前記搬送ブ
ロック14のカムローラ26の移動する位置であって、第1
巻締手段6及び第2巻締手段7上に夫々平行して一体に
設けられている。該カムレール27は、カムローラ26を搬
送ブロック14の搬送方向に案内すると共に、該カムロー
ラ26が設けられた支軸25を介してシーミングチャック12
の昇降を案内する。
前記吸引ダクト33は、第2図に示すように、前記各搬送
ブロック14の通気ソケット31の移動位置に沿ってその上
方に設けられ、その下面に間隔を存して設けた多数の円
孔43が各通気ソケット26に接続可能に設けられている。
前記第1巻締手段6は、第2図に示すように、前記搬送
ブロック14がレール板35に沿って前記支持プレート10の
切除部分11で並走される位置に対応した直線状に設けら
れている。該第1巻締手段6は、第2図に示すように、
缶容器Xが第2缶容器搬送手段2により直線状に搬送さ
れる往路側に缶容器Xのフランジ部に缶蓋Yのエンドフ
ック部を巻締めする第1巻締グループ44と第2巻締グル
ープ45とを直線状に連接して備える。
前記第2巻締手段7は、第2図に示すように、該缶容器
Xが第2缶容器搬送手段2により直線状に搬送される復
路側に第3巻締グループ46を直線状に備える。
前記缶蓋保持手段4のシーミングチャック12は、第3図
に示すように、缶容器Xと缶蓋Yとを回転させて両者の
フランジ部とエンドフック部とを前記第1巻締手段6及
び第2巻締手段7に圧接した状態で転動する。このと
き、缶容器Xと缶蓋Yとは、後述の回転駆動手段5によ
って常に回転駆動されているので円滑な巻締めが可能と
なる。
該回転駆動手段5は、ピニオンギア47と該ピニオンギア
47に噛合するラック部48によって構成されている。詳細
には、第3図に示すように、前記シーミングチャック13
の外周の上部に全周にピニオンギア47が設けられ、ま
た、第2図及び第3図に示すように、前記第1巻締手段
6及び第2巻締手段7に沿って該ピニオンギア47が噛合
するラック部48が設けられている。
従って、第2図及び第3図に示すように、前記各搬送ブ
ロック14が第1巻締手段6及び第2巻締手段7に沿って
移動する時に前記ピニオンギア47は、ラック部48に噛合
して回転し、シーミングチャック12及び支持テーブル13
が回転駆動される。該シーミングチャック12及び支持テ
ーブル14が回転すると、これらが挟持する缶蓋Yと缶容
器Xは回転される。
以上のような構成からなる本実施装置Aにおいて、その
作動を次に説明する。
缶容器Xは充填装置Bで内容物が充填された後に、第1
図に示すように、第1缶容器搬送手段1の爪片8に搬送
方向の後側から係止されて支持プレート10上を直線状に
摺動搬送される。
一方、缶蓋Yは缶蓋供給装置20から供給され、缶蓋供給
ターレット19により各搬送ブロック14の缶蓋搬送手段3
に供給される。供給される缶蓋Yの受け渡し位置では、
前記缶蓋保持手段4に吸着保持される。
該缶蓋保持手段4に缶蓋Yを保持した搬送ブロック14
は、続いて、略楕円状に回動する無端チェーン15によっ
て回動される。また、第1図及び第2図に示すように、
搬送ブロック14は無端チェーン15によって第1缶容器搬
送手段1に次第に接近し、これと平行する位置に移動さ
れる。
このとき、第4図に示すように、第1缶容器搬送手段1
で搬送されてきた缶容器Xは、爪片8に搬送方向の後方
から係止されながら支持プレート10の切除部分11の位置
で第2缶容器搬送手段2の支持テーブル13に移される。
該缶容器Xが該第2缶容器搬送手段2の支持テーブル13
に移されると、缶容器Xは、先行する第2缶容器搬送手
段2の搬送ブロック14に設けられた前記位置決め部材16
の第1係止部17によってその搬送方向の前方から係止さ
れる。そして缶容器Xが、第1係止部17に係止された状
態で該支持テーブル13上に載置される。これにより、該
支持テーブル13上の回転中心位置からずれた位置に缶容
器が載置されても、前記位置決め部材16の第1係止部17
は該缶容器を前方から抑圧して載置位置を修正するの
で、該缶容器Xは正確に支持テーブル13上に載置され
る。
更に、該支持テーブル13上に載置された缶容器Xは、該
第2缶容器搬送手段2の搬送ブロック14に設けられた前
記位置決め部材16の第2係止部18によってその搬送方向
の後方から係止される。これにより、該缶容器Xの第2
缶容器搬送手段の所定の回転中心位置に載置された状態
が維持される。
このようにして、該缶容器Xは、爪片8と、該缶容器X
を搬送する第2缶容器搬送手段2の位置決め部材16の第
2係止部18と、該第2缶容器搬送手段2に先行する第2
缶容器搬送手段2の位置決め部材16の第1係止部17との
挟持によって正確に支持テーブル13の回転中心位置に載
置される。これにより、本実施例においては、缶容器X
を高速で搬送しても、該缶容器Xは、第1缶容器搬送手
段1から第2缶容器搬送手段2に確実にしかも支持テー
ブル13の回転中心位置に載置されるので、1分間当たり
約1000個といった高速度で缶蓋Yの巻締めを行うことが
できる。
こうして缶容器Xが第2缶容器搬送手段2に移される
と、缶蓋搬送手段3の回転する缶蓋保持手段4は、カム
ローラ26を介してカムレール27により下降される。そし
て、該缶蓋保持手段4に保持された缶蓋Yは支持テーブ
ル13上の缶容器Xに被せられる。
そして、第2図に示すように、第2缶容器搬送手段2の
往路では、前記第1巻締手段6に設けられたラック部48
にシーミングチャック13のピニオンギア47が噛合して、
缶蓋保持手段4のシーミングチャック12及び第2缶容器
搬送手段2の支持テーブル14が搬送速度と同期して回転
して缶蓋Yと缶容器Xを回転させながら直線状に搬送
し、同時に缶蓋Yのエンドフック部が第1巻締手段6の
巻締グループ44及び45に圧接されつつ転動され、それに
よって巻締めされる。
続いて、搬送ブロック14は方向を変えて円弧軌道に移
り、次いで、復路の直線軌道へ移行する。
この時にも前述したように、ピニオンギア47と第2巻締
手段7のラック部48とが噛合し、缶容器Xと缶蓋Yとは
缶蓋保持手段4と支持テーブル13に挟持された状態で、
搬送ブロック14によって直線状に搬送されながら同時
に、前記と同様に回転されながら第2巻締手段7の第3
巻締グループ46に圧接されつつ転動して、缶容器Xに缶
蓋Yの二重巻締めが行われる。
その後、缶蓋Yの巻締めが完了した缶容器Xは搬出ター
レット50によって搬出路51から搬出される。
(発明の効果) 前記の説明から明らかなように、本発明は、前記第2缶
容器搬送手段に前記位置決め部材を設けたことにより、
第1缶容器搬送手段で搬送されてくる缶容器を第2缶容
器搬送手段に受け渡して載せ替える際に、先行する他の
第2缶容器搬送手段の位置決め部材によって該缶容器を
その搬送方向の前方から係止する。これにより、該第2
缶容器搬送手段の回転中心位置に正確に缶容器を載置す
ることができる。
また、前記位置決め部材によって缶容器をその搬送方向
の後方を係止することにより、第2缶容器搬送手段上の
缶容器の正確な回転中心位置への載置状態を維持するこ
とができる。
従って、本発明によれば、缶容器の第1缶容器搬送手段
から第2缶容器搬送手段への受け渡しが正確に行われる
ので缶蓋の巻締速度を高速化することが可能な缶蓋の巻
締装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図は本実施装置の説明的平面図、第3図は
第2図のIII-III線断面図、第4図は第2図の一部を拡
大した説明図、第5図は従来の缶詰の製造装置の全体を
示す概略図、第6図は第5図の一部の説明的拡大平面
図、第7図は第6図のVII-VII線断面図である。 X……缶容器 Y……缶蓋 1……第1缶容器搬送手段 2……第2缶容器搬送手段 3……缶蓋搬送手段 4……缶蓋保持手段 5……回転駆動手段 16……位置決め部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶容器を水平に支持して直線状に
    所定速度で連続して搬送する第1缶容器搬送手段と、該
    第1缶容器搬送手段に円弧状に次第に接近して該第1缶
    容器搬送手段に同期して並走し、該第1缶容器搬送手段
    から缶容器を各別に受け取って回転自在に支持して直線
    軌道を有する無端軌道を回動する無端チェーンにより連
    接された複数の第2缶容器搬送手段と、該第2缶容器搬
    送手段の上方に対向して該第2缶容器搬送手段と同期し
    て移動する缶蓋搬送手段と、該缶蓋搬送手段に回転自在
    且つ昇降自在に設けられた缶蓋を着脱自在に保持する缶
    蓋保持手段と、該缶蓋保持手段を下降させ該缶蓋保持手
    段に保持された缶蓋を缶容器に被冠させる昇降手段と、
    前記缶蓋保持手段を回転させて缶蓋と缶容器とを一体に
    回転させる回転駆動手段と、前記第2缶容器搬送手段が
    直線軌道を移動するとき缶蓋に圧接して缶容器に該缶蓋
    を巻締める直線状の巻締手段とからなる缶蓋の巻締装置
    において、前記第2缶容器搬送手段の搬送方向の後方の
    側部に、該第2缶容器搬送手段に後続する第2缶容器搬
    送手段に受け渡された缶容器をその搬送方向の前方から
    係止し、前記第1缶容器搬送手段と第2缶容器搬送手段
    とが同期して並走したとき缶容器を第2缶容器搬送手段
    の回転中心位置に位置決めする位置決め部材を設けたこ
    とを特徴とする缶蓋の巻締装置。
  2. 【請求項2】前記位置決め部材は、更に前記第1缶容器
    搬送手段から前記第2缶容器搬送手段に缶容器が受け渡
    され前記第1缶容器搬送手段と第2缶容器搬送手段とが
    同期して並走したとき、該缶容器をその搬送方向の後方
    から係止して該缶容器を第2缶容器搬送手段の回転中心
    位置に位置決めすることを特徴とする請求項1記載の缶
    蓋の巻締装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6418539A (en) * 1987-07-14 1989-01-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd Straight-line can seaming equipment
JPH01284443A (ja) * 1988-05-11 1989-11-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 直線式缶巻締機

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