JPH0692014B2 - 缶蓋の巻締装置 - Google Patents

缶蓋の巻締装置

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JPH0692014B2
JPH0692014B2 JP63323553A JP32355388A JPH0692014B2 JP H0692014 B2 JPH0692014 B2 JP H0692014B2 JP 63323553 A JP63323553 A JP 63323553A JP 32355388 A JP32355388 A JP 32355388A JP H0692014 B2 JPH0692014 B2 JP H0692014B2
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container
lid
winding
conveying
carrying
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新一 塚田
力 四宮
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装置に関
する。
(従来の技術) 従来、缶容器内に内容物を充填後に該缶容器を搬送しな
がら缶蓋を巻締める場合には、例えば、内容物が充填さ
れた缶容器は、ベルトコンベアで搬送された後に円盤状
の供給用のターレットに係止され、該ターレットに回動
案内される途中の前記缶容器に缶蓋が被され、次いで該
缶容器は巻締用のターレットに受け渡され、該ターレッ
トで回動されながら該ターレットの外周に沿って設けら
れた円弧状のシーミングレール等の巻締手段に圧接され
て該缶容器に缶蓋の巻締めが行われていた。
このような装置によると、各ターレットの回動に伴って
それによって搬送される缶容器の搬送方向が円弧状に常
に変化し、該缶容器内の内容物に遠心力が作用して内容
物が溢れ易くなる。従って、缶容器の搬送速度を早くす
ればするほど、内容物が溢れるのを抑制できなくなり、
内容物の溢れを抑制可能な缶蓋の巻締め速度は1分間当
たり200乃至250個とするのが限界であった。
そのために本出願人は、先に特願昭63−141482(特開平
2−30346号公報)号によって、缶胴に缶蓋を巻締る際
に内容物が溢れるのを防止して高速で缶蓋を巻締めるこ
とができる巻締装置を提案した。
該巻締装置Bは、第16図示のように、充填装置Aによっ
て内容物を充填した缶容器Xに缶蓋供給装置Cから供給
された缶蓋Yを巻締めるもので、該巻締装置Bで缶蓋Y
は缶容器Xに第1の巻締めが施され、次いで、第2巻締
装置Dで第2の巻締めが施されて二重巻締めが完了す
る。
該巻締装置Bにおいては、該缶容器Xは、該缶容器Xの
後側を爪片100で係止して搬送する無端チェーン101を備
えた第1缶容器搬送手段103によって直線状に搬送され
る。
そして前記缶容器Xは、無端で略楕円状に回動されてそ
の一辺が該第1缶容器搬送手段103に平行して該第1缶
容器搬送手段103と同期して直線状に移動する第2缶容
器搬送手段104に受け渡される。
第17図及び第18図示のように、第2缶容器搬送手段104
は、回転自在の支持テーブル105を備える。該第2缶容
器搬送手段104に対向してその上部には、缶蓋Yを吸着
して保持するシーミングチャック106を備えた缶蓋保持
手段107を回転自在且つ昇降自在に有する缶蓋搬送手段1
08が一体に設けられている。
第2缶容器搬送手段104と缶蓋搬送手段108とは、上部に
シーミングチャック106と下部に支持テーブル105とを一
体に設けた複数の搬送ブロック109を、無端チェーン110
により連接して構成し、該無端チェーン110を回動させ
て缶容器X及び缶蓋Yを同時に搬送するようにした。
第1缶容器搬送手段103から第2缶容器搬送手段104の支
持テーブル105に移された缶容器Xは、該第2缶容器搬
送手段104で搬送さるる途中で、該缶蓋搬送手段108の缶
蓋保持手段107に既に缶蓋供給装置Cから供給され吸着
保持された缶蓋Yを図示しない昇降手段により缶蓋保持
手段107を下降して該缶容器Xの開口に缶蓋Yが被され
る。
そして、該缶蓋保持手段107と第2缶容器搬送手段104と
で挟持した缶容器Xと缶蓋Yとを回転駆動手段により一
体に回転させて直線状の巻締手段112に沿って転動させ
る。該回転駆動手段は、缶蓋保持手段107の外周にピニ
オンギア113を備え、該ピニオンギア113に歯合するラッ
ク114が巻締手段112であるシーミングレール115に沿っ
て搬送方向に設けられている。前記支持テーブル105上
の缶容器Xに缶蓋保持手段107によって缶蓋Yを圧接し
て挟持した第2缶容器搬送手段104は、直線状に移動す
るとき前記ピニオンギア113とラック114との噛合によっ
て缶蓋保持手段107を介して缶容器Xを回転させながら
該缶容器Xを直線状に搬送する。その過程で缶容器Xと
缶蓋Yの巻締部が巻締手段112であるシーミングレール1
15に圧接して缶蓋Yが缶容器Xに巻締めされる。
該巻締装置によれば、直線状に一定速度で搬送されなが
ら巻締めが行われて缶容器Xの搬送方向が変化しないの
で、缶蓋Yの巻締め速度を早めても内容物の溢れを抑制
できて、缶詰の生産性が向上させることができる。
該巻締装置において、該1缶容器搬送手段103の搬送速
度と第2缶容器搬送手段102の直線状に搬送する部分の
搬送速度とを同速としているため、更に生産能率を上げ
るために、搬送速度を早くすると、無端で略楕円状に回
動されてくる前記第2缶容器搬送手段104が回転運動か
ら第1缶容器搬送手段103と並走する直線運動に入るま
での状態では、直線状に搬送されてくる缶容器Xの速度
よりも早くなる。そのため、前記第1缶容器搬送手段10
3から前記第2缶容器搬送手段104に缶容器Xを受け渡す
所定の位置よりも手前で該缶容器Xの受け渡しが行わ
れ、該缶容器Xは前記第2缶容器搬送手段104の支持テ
ーブル105の中心からずれた載置状態となる。これによ
って、該缶容器Xと缶蓋Yとの位置が一致せず巻締不良
が起きることがある。
そこで、この缶容器Xの受け渡し位置において、前記第
1缶容器搬送手段103によって搬送される缶容器Xの速
度と回動される前記第2缶容器搬送手段104との速度差
を小さくするために、該第2缶容器搬送手段104を前記
第1缶容器搬送手段103の搬送方向を接線方向として連
なる位置に次第に接近して受け渡し位置に接するように
構成されている。
しかし、更に巻締速度を上げる為には、前記第2缶容器
搬送手段104と第1缶容器搬送手段103とを次第に接近さ
せる距離を更に長くしなければならず、装置が大型にな
る不都合がある。
(発明の解決すべき課題) 本発明は、このような不都合を解消して、缶蓋の巻締速
度を高速化しても装置を大型化することなく、第1缶容
器搬送手段で搬送されてくる缶容器を第2缶容器搬送手
段に確実に受け渡すことができて缶蓋の巻締を確実に行
うことができる巻締装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 前記の目的を達成するために、本発明は、円筒状の缶容
器を第1缶容器搬送手段により水平に支持して直線状に
所定速度で搬送し、該第1缶容器搬送手段の搬送方向を
接線方向として連なる位置に円弧状に次第に接近しなが
ら該搬送方向に移動する直線状軌道部分を有する無端軌
道上の第2缶容器搬送手段に缶容器を受け渡して第2缶
容器搬送手段に缶容器を回転自在に水平に支持して搬送
すると共に、該第2缶容器搬送手段の上方に対向して該
第2缶容器搬送手段と同期して移動する缶蓋搬送手段に
回転自在且つ昇降自在に設けた缶蓋保持手段により缶蓋
を着脱自在に保持して缶蓋を搬送し、缶蓋保持手段を下
降させ該缶蓋保持手段に保持された缶蓋を缶容器に被冠
させて保持し、前記直線状軌道部分で回転駆動手段によ
って両者を一体に回転させて直線状の巻締手段に沿って
転動させながら巻締手段に圧接して缶蓋を缶容器に巻締
める缶蓋の巻締装置において、前記第1缶容器搬送手段
が搬送方向の前後から缶容器を挟持して缶容器を搬送す
ることを特徴とする。
また、前記第1缶容器搬送手段は、前記缶容器の前記第
2缶容器搬送手段への受渡し完了位置で該缶容器の挟持
を解除することを特徴とする。
(作用) 前記の手段によって、第1缶容器搬送手段は、缶容器の
搬送速度を一定に保ちながら前記第2缶容器搬送手段に
缶容器を受け渡すまで該缶容器を挟み込んで保持して移
動する。このとき、該第1缶容器搬送手段と第2缶容器
搬送手段との間に搬送速度の差があっても、該第1缶容
器搬送手段は缶容器を第2缶容器搬送手段に完全に受け
渡すまで該缶容器の動きを抑制して該第2缶容器搬送手
段の所定の位置に載置する。
そして、該第2缶容器搬送手段の所定位置に載置された
缶容器が前記回転駆動手段によって回転しはじめるとき
には、第1缶容器搬送手段は缶容器の挟持を解除して缶
蓋を巻締める時の缶容器の回転が円滑に行われるように
する。
(実施例) 次に本発明の実施の一例について、第1図乃至第15図に
従って詳説する。
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図及び第3図は本実施装置の一部の説明的
拡大平面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図
は第3図のV−V線断面図、第6図は第3図の説明的背
面図、第7図は第3図の説明的平面図、第8図は第3図
の説明的断面図、第9図及び第10図は第8図のIX−IX線
断面図、第11図及び第12図は作動説明図、第13図乃至第
15図は説明的断面図である。
本実施装置Bは、第1図示のように缶容器Xに内容物を
充填する充填装置Aから連続供給される該缶容器Xに缶
蓋Yを二重巻締めするものである。
1は充填装置Aから供給される内容物を充填された缶容
器Xを直線状に水平に所定速度で搬送する第1缶容器搬
送手段、2は無端で略楕円状に回動して缶容器Xを搬送
する第2缶容器搬送手段、3は該第2缶容器搬送手段2
に対向してその上方に設けられた缶蓋Yを搬送する缶蓋
搬送手段、4は缶蓋搬送手段3に缶蓋Yを保持する缶蓋
保持手段、5は前記第2缶容器搬送手段2が缶容器Xを
直線状に搬送する往路の搬送方向に平行に設けられた第
1巻締手段、6は前記第2缶容器搬送手段2が缶容器X
を直線状に搬送する復路の搬送方向に平行に設けられた
第2巻締手段を示す。
更に詳細には、第1缶容器搬送手段1は第1図示のよう
に充填装置Aの排出位置から直線状に延長して第2缶容
器搬送手段2と並走するように設けられている。該第1
缶容器搬送手段1は、第2図及び第3図示のように、回
動自在の無端チェーン7と該無端チェーン7に等間隔に
配設され、缶容器Xの胴部をその搬送方向の前後から挟
持する爪片8とを備える。該爪片8は上下方向に揺動自
在に設けられ、缶容器Xの挟持を解除可能となってい
る。
該無端チェーン7は第4図示のようにチェーン案内レー
ル9に摺動案内される。後述するように缶容器Xに缶蓋
Yを巻締める際には、第4図実線示のように、爪片8は
レール10に当接して移動しながら上動し缶容器Xとの係
合を解除する。
該第1缶容器搬送手段1は前記無端チェーン7の延長方
向に沿って缶容器Xを水平に支持する支持プレート11が
設けられ、図示しない駆動装置で前記無端チェーン7が
駆動され、該無端チェーン7に固定された爪片8が缶容
器Xを挟持した状態で支持プレート11上を摺動させて搬
送する。該支持プレート11は前記第1巻締手段5に平行
する部分12では切除されており、後述するように、この
領域では缶容器Xは第2缶容器搬送手段2で支持され搬
送される。
缶蓋搬送手段3は、第4図示のように、缶蓋Yを保持す
るシーミングチャック13を備えた回転自在且つ昇降自在
の缶蓋保持手段4を備え、該缶蓋保持手段4の外周に缶
蓋Yを回転駆動する後述する回転駆動手段14を備える。
第2缶容器搬送手段2は、第4図示のように、缶容器X
を載置して回転自在に支持する支持部として支持テーブ
ル15を備え、該支持テーブル15の外周に前記缶蓋保持手
段4に備えられた回転駆動手段14と同様の構成である回
転駆動手段16を備える。
前記缶蓋搬送手段3は、前記第2缶容器搬送手段2と対
向する上部に、後述する搬送ブロック17によって該第2
缶容器搬送手段2と一体に設けられている。
該搬送ブロック17は、略楕円状に無端に回動する無端チ
ェーン18に多数の該搬送ブロック17同士が互いに間隔を
存して連接されて回動自在に設けられている。該搬送ブ
ロック17は前記第1缶容器搬送手段1と平行する位置で
同方向に同速度で回動される。そして、図示するように
該搬送ブロック17は第1缶容器搬送手段1と並列する側
では、該第1缶容器搬送手段1の搬送方向を接線とする
ように円弧状に接近して平行に移動し、更に第1缶容器
搬送手段1から円弧状に離れるように移動するように配
設され、前記した支持プレート11の切除部分12で該第1
缶容器搬送手段1と並走する。
第1図及び第2図において、19は前記缶蓋搬送手段3に
缶蓋Yを供給する缶蓋供給ターレット、20は該缶蓋供給
ターレット19に缶蓋Yを供給する装置である。
前記搬送ブロック17は、第4図示のように上方水平部21
と下方水平部22とを一体に側面視でコ字型に成形した支
持部23を備え、該支持部23を無端チェーン18に固定され
た支持板23aに着脱自在にボルト23b,23cで連結して設け
られている。
また、該支持部23の上方水平部21には缶蓋保持手段4を
備える。該缶蓋保持手段4は上方水平部21から垂下した
支軸24の下端にベアリング25,26,27を介して回動自在に
設けられ、支軸24の上方側部に設けられたカムローラ28
が後述するカムレール29により案内されて昇降され、こ
れに伴って上方水平部21に支持された該缶蓋保持手段4
が昇降するように構成されている。該缶蓋保持手段4は
シーミングチャック13を備え、該シーミングチャック13
には、その下面に缶蓋Yの吸着手段が備えられている。
該吸着手段は、図示しない吸引装置の吸引力を前記缶蓋
搬送手段3の上部に設けられた後述する吸引ダクト30を
介して前記缶蓋保持手段4に伝えるものであり、該前記
缶蓋保持手段4の中央部の開口31から支軸24内部の通路
32で連通される通気ソケット33が吸引ダクト30に摺接さ
れている。
該通気ソケット33は前記支軸24の頂部に設けられた支持
杆34に上下動自在に装着され、該支持杆34に挿着したバ
ネ35により吸引ダクト30に付勢されて圧接している。
該支持部23の下方水平部22には、前記した第2缶容器搬
送手段2として機能する缶容器Xの支持テーブル15が設
けられている。該テーブル15は、前記上方水平部21に設
けた前記蓋保持手段4の支軸24と同軸線上の支軸36にベ
アリング37を介して回転自在に設けられている。
前記搬送ブロック17はその支持部23の背面側の略中央部
に上下に対向して設けた案内ローラ38,39,40,41で後述
するレール板42に支持されると共に、上方水平部21の上
部背面側に設けた一対の支持軸の高さの異なる案内ロー
ラ43,44で案内溝を有するレール45により、また、下方
水平部22に設けた案内ローラ46で案内溝を有するレール
47により支持されている。
前記各搬送ブロック17は、第4図及び第6図示のように
各支持部23の背面下部が互いに連結される無端チエーン
18を備え、該無端チエーン18は第2図及び第3図示のス
プロケット48,49で図示しない駆動装置により駆動され
る。
各搬送ブロック17は、第2図乃至第6図示のように、互
いに接続して無端状に形成されたレール板42及び同様に
無端状のレール45,47に沿って案内される。該レール板4
2は各搬送ブロック17をその往路において前記したよう
に第1缶容器搬送手段1の搬送方向を接線とするように
円弧状に接近させ、更に前記支持プレート11の切除部分
12で直線状に移動する第1缶容器搬送手段1と平行さ
せ、次いで第1缶容器搬送手段1から円弧状に離れるよ
うに案内し、更に復路で直線状に案内し、前記往路に円
弧状に案内する。
そして、また、レール45はローラ43,44が共に無端チエ
ーン18の回動する軌道と一致した直線状軌道45a上と円
弧状軌道45b上にあるときには、ローラ43,44を同一の軌
道でその幅方向を拘束して案内する。第8図及び第9図
示のように該搬送ブロック17が円弧状軌道45bから直線
状軌道45aに移る部分l1ではレール45の案内溝は、その
溝底部側の上半部に直線状軌道45cが、また、その溝部
開口側の下半部に該直線状軌道45cより外方に膨らむ軌
道45dが形成されている。ここを、ローラ43,44が通過す
るとき、第8図及び第9図示のように、先行するローラ
43は下半部の軌道45dを通り、該ローラ43に追行するロ
ーラ44は、第8図仮想線示及び第10図示のように、上半
部の軌道45cを移動する。
また、第8図及び第10図示のように該搬送ブロック17が
直線状軌道45aから無端チエーン18の回動する軌道と一
致した円弧状軌道45bに移る部分l2ではレール45の案内
溝は、該円弧状軌道45bより外方に膨らむ軌道45eが形成
されている。ここをローラ43,44が通過するとき、第8
図仮想示のように、先行するローラ43は直線状軌道45a
を延長した軌道45fを移動し、該ローラ43に追行するロ
ーラ44は外周に膨らむ軌道45eを通る。
それによって、直線状軌道45aから円弧状軌道45bに移る
部分及び円弧状軌道45bから直線状軌道45aに移る部分に
おいて、各搬送ブロック17がレール45に拘束されながら
円滑に移動することができる。
前記カムレール29は、第2図乃至第4図示のように前記
搬送ブロック17のカムローラ28の移動する位置であっ
て、第1巻締手段5及び第2巻締手段6上に夫々平行し
て一体に設けられている。該カムレール29は、カムロー
ラ28を搬送ブロック17の搬送方向に案内すると共に、該
カムローラ28が設けられた支軸24を介してシーミングチ
ャック13の昇降を案内する。該カムレール29は、第2図
及び第3図示のように、両カムレール29に差し渡した梁
部材50により支持され、該梁部材50に螺合する螺杆51を
介してハンドルにより、一体に昇降される。
前記吸引ダクト30は第2図示のように前記各搬送ブロッ
ク17の通気ソケット33に移動位置に沿ってその上方に設
けられ、第10図示のようにその下面に間隔を存して設け
た多数の円孔52が各通気ソケット33に接続可能に設けら
れている。
前記第1巻締手段5は第2図示のように前記搬送ブロッ
ク17がレール板42に沿って前記支持プレート11の切除部
分12で並走される位置に対応して直線状に設けられてい
る。該第1巻締手段5は、第2図乃至第4図示のように
缶容器Xが第2缶容器搬送手段2により直線状に搬送さ
れる往路側に缶容器Xのフランジ部に缶蓋Yのエンドフ
ック部を巻締めする第1巻締グルーブ53と第2巻締グル
ーブ54とを直線状に連接して備える。
前記第2巻締手段6は、第5図示のように、該缶容器X
が第2缶容器搬送手段2により直線状に搬送される復路
側に第3巻締グルーブ55を直線状に備える。
前記缶蓋保持手段4のシーミングチャック13と第2缶容
器搬送手段2の支持テーブル15とは、第4図示のよう
に、両者によって缶容器Xと缶蓋Yとを互いに挟持した
ときに両者を回転させて両者のフランジ部とエンドフッ
ク部とを前記第1巻締手段5及び第2巻締手段6に圧接
した状態で転動させる回転駆動手段14,16を備える。
回転駆動手段14は、第4図示のように、前記シーミング
チャック13の外周上部に全周に設けたピニオンギヤ56と
該ピニオンギア56に噛合可能に第1巻締手段5及び第2
巻締手段6に沿って設けられた直線状の第1ラック57と
からなる。
回転駆動手段16は、前記支持テーブル15の支軸36と同軸
に設けた第2ピニオンギヤ58と、該第2ピニオンギア58
に噛合可能に第1巻締手段5及び第2巻締手段6に沿っ
て設けられた直線状の第2ラック59とからなる。
従って、第4図及び第5図示のように、前記各搬送ブロ
ック17が第1巻締手段5及び第2巻締手段6に沿って移
動する時に前記第1ピニオンギア56と第2ピニオンギア
58は、夫々第1ラック57と第2ラック59に噛合して回転
し、シーミングチャック13と支持テーブル15とが回転駆
動される。該シーミングチャック13及び支持テーブル15
が回転すると、これらが挟持する缶蓋Yと缶容器Xは回
転される。
前記回転駆動手段14には、第11図及び第12図示のよう
に、前記第1ピニオンギア56と一体に同軸で回転する筒
状部に周方向に等しい間隔を存して設けた複数の第1突
出部60と、各第1突出部60の上部に該第1突出部60と一
体に回転する複数の水平面からなる第1摺動平面61とが
設けられている。
該第1摺動平面61の通過位置であって、第1ラック57の
先端より搬送方向の上流に延びる第1レール63が水平に
設けられている。第1摺動平面61は該第1レール63に当
接して、該第1摺動平面61が第1レール63に沿う位置に
回動する。この第1摺動平面61の回動により第1ピニオ
ンギア56は、その後に噛合する第1ラック57と円滑に噛
合することが可能な位置に位置決めされる。
各第1摺動平面61の中央位置の下方に前記第1突出部60
が夫々設けられており、各第1突出部60は、第1ピニオ
ンギア56の歯と一体に形成されている。
該第1突出部60に通過位置であって、第1ラック57と第
1レール63との間に、該第1突出部60と係合する第1係
合部材62が設けられている。
第1ピニオンギア56が、前記したように、第1摺動平面
61が第1レール63に当接して回動されて、第1ラック57
と噛合可能に位置決めされた後、前記第1突出部60が前
記第1係合部材62と係合すると、該第1突出部60の搬送
方向への移動に従って、該第1係合部材62と第1突出部
60の係合により、第1ピニオンギア56が回転されて第1
ラック57上を転がりながら噛合を開始する。
このような構成は、第4図、第5図及び第11図示のよう
に、前記回転駆動手段16においても、同一の構成を備え
ており、前記第2ピニオンギア58と一体に同軸で回転す
る筒状部に周方向に等しい間隔を存して設けた複数の第
2突出部64と、各第2突出部64の上部に該第2突出部64
と一体に回転する複数の水平面からなる第2摺動平面65
が設けられており、これに対応して、第2ラック59,第
2係合部部材66,第2レール67が設けられている。
更に、この第1ピニオンギア56及び第2ピニオンギア58
と第1ラック57及び第2ラック59とが噛合するのを案内
する前記第1レール63及び第1係合部材62と第2レール
67及び第2係合部材66と同様の構成が、第3図及び第5
図示のように、第2巻締手段6に設けられた第2ラック
59の先端より搬送方向の上流側に設けられており、68は
第1摺動平面61が当接する第3レール、69は第1突出部
60が係合する第3係合部材、70は第2摺動平面65が当接
する第4レール、71は第2突出部64が係合する第4係合
部材である。
以上のような構成からなる本実施装置Bにおいて、その
作動を次に説明する。
缶容器Xは充填装置Aで内容物が充填された後に、第1
図示のように、第1缶容器搬送手段1の爪片8に搬送方
向の前後側から挟持されて支持プレート11上を直線状に
摺動搬送される。
他方、缶蓋Yは缶蓋供給装置20から供給され、缶蓋供給
ターレット19により各搬送ブロック17の缶蓋搬送手段3
に供給される。供給される缶蓋Yの受け渡し位置では、
第4図示のように缶蓋保持手段4の開口31が通路32及び
吸気ソケット33を介して吸引ダクト30に接続されている
ので、該開口31の吸引により缶蓋Yは該缶蓋保持手段4
に吸着保持される。
該缶蓋保持手段4に缶蓋Yを保持した搬送ブロック17
は、続いて、略楕円状に回動する無端チェーン18によっ
て回動され、直線状軌道45aから円弧状軌道45bに入る。
そのとき、第8図示のように案内ローラ43は、レール45
の案内溝に沿って円弧状軌道45bの入口では内側の直線
状軌道45fを移動する。続いて、該案内ローラ43に追行
して案内ローラ44がレール45の直線状軌道45aより外方
に膨らむ軌道45eに入る。その後、搬送ブロック17の案
内ローラ43及びローラ44は円弧状軌道45bに沿って回動
し、やがて、第2缶容器搬送手段2の搬送方向が往路と
なる直線状軌道45aに入る。この直線状軌道45aの入口で
は、レール45が、第8図及び第9図示のように、その下
半部に外側に膨らむ軌道45dを、上半部の外側に無端チ
エーン18の軌道と同じ直線状軌道45cを形成しているの
で、先ず案内ローラ43が、レール45の下半部の軌道45d
に沿って外方に膨らんで移動する。そして、該案内ロー
ラ43が直線状に移動すると同時に案内ローラ44は、レー
ル45の上半部の軌道45cに沿って直線状に移動する。そ
れによって、搬送ブロック17が直線状軌道45aから円弧
状軌道45bに移るとき、或いは、該搬送ブロック17が円
弧状軌道45bから直線状軌道45aに移るときに、レール45
に拘束された状態で回動する。
また、第2図,第4図及び第6図示のように、搬送ブロ
ック17はレール板42及びレール45,47に沿って夫々に各
案内ローラ38,39,40,41,43,44に案内されながら無端チ
エーン18によって第1缶容器搬送手段1に次第に接近
し、これと平行する位置に移動される。このとき、第1
缶容器搬送手段1で搬送されてきた缶容器Xは一対の爪
片8に搬送方向の前後から係止されながら支持プレート
11の切除部分12の位置で第2缶容器搬送手段2の支持テ
ーブル15に移される。そして缶容器Xが、前記爪片8に
係止されたまま該支持テーブル15上に載置される。該缶
容器Xは爪片8の挟持によって第1缶容器搬送手段1と
第2缶容器搬送手段2に速度差があっても正確に支持テ
ーブル15の中心に載置される。そして、該第2缶容器搬
送手段2に確実に受け渡されると、第4図示のように、
該爪片9がレール10に当接して上動して缶容器Xの係止
が解除される。
こうして缶容器Xが第2缶容器搬送手段2に移される
と、他方、缶蓋搬送手段3の缶蓋保持手段4は、第11図
及び第12図示のように、第1摺動平面61が第1レール63
に当接して該第1摺動平面61が第1レール63に沿う位置
に回動し、第1ピニオンギア56と第1ラック57とが噛合
可能に位置決めされる。その後、第1突出部60が係合部
材62に係合し、更に両者の係合が解除されるように第1
突出部60が回動することによって、第1ピニオンギア56
が回転しながら第1ラック57に噛合し、該第1ピニオン
ギア56は第1ラック57に円滑に噛合する。このとき、缶
容器Xを支持した支持テーブル15も同様にして、第2摺
動平面65が第2レール67に当接して第2ピニオンギア58
と第2ラック59とを噛合可能に位置決めし、更に、第2
突出部64が第2係合部材66に係合して、両者の係合を解
除するように第2突出部64が回動して、第2ピニオンギ
ア58を回転させながら第2ラック59に噛合させ、第2ピ
ニオンギア58が第2ラック59に円滑に噛合する。
このような過程で、缶蓋搬送手段3の缶蓋保持手段4
は、カムローラ28を介してカムレール29により下降され
る。このとき、第1ピニオンギア56と第1ラック57が噛
合したまま下降される。そして、該缶蓋保持手段4に保
持された缶蓋Yは支持テーブル15上の缶容器Xに被せら
れる。
更に、搬送ブロック17が缶蓋Yと缶容器Xを搬送して回
動すると、缶蓋保持手段4のシーミングチャック13及び
第2缶容器搬送手段2の支持テーブル15が搬送速度と同
期して回転し缶蓋Y及び缶容器Xを回転させる。そし
て、第2缶容器搬送手段2の往路では、缶蓋Yと缶容器
Xを回転させながら直線状に搬送し、同時に第13図示の
ように缶蓋Yのエンドフック部が第1巻締手段5の巻締
グルーブ53に圧接されつつ転動され、それによって巻締
めされる。続いて第1巻締手段5で連接された第1巻締
グルーブ54で巻締めされた部分が同様に圧接されて第14
図示のように巻締めが行われる。
その後、搬送ブロック17が第1缶容器搬送手段1の搬送
方向から離れるときに、既に缶蓋Yが巻締めされた缶容
器Xは、搬送ブロック17の第2缶容器搬送手段2によっ
て搬送される。そして、缶蓋保持手段4と支持テーブル
15に挟持された状態で、缶容器Xと缶蓋Yとは搬送ブロ
ック17によって直線状に搬送されながら同時に、前記と
同様に回転されながら第2巻締手段6の第3巻締グルー
ブ55に圧接されつつ転動して、第15図示のように、缶容
器Xと缶蓋Yとに二重巻締めがなされる。
その後、缶蓋Yの巻締めが完了した缶容器Xは搬出ター
レット72によって搬出路73から搬出される。
(発明の効果) 前記の説明から明らかなように、本発明は、第1缶容器
搬送手段で搬送されてくる缶容器を第2缶容器搬送手段
に受け渡して載せ替える際に、該缶容器をその搬送方向
の前後から挟持するので、缶容器の受け渡し位置におい
て、第1缶容器搬送手段と第2缶容器搬送手段との速度
差があっても該缶容器の不用意な動きを抑制して該第2
缶容器搬送手段上に正確に缶容器を載置することができ
る。従って、前記第1缶容器搬送手段と前記第2缶容器
搬送手段とを次第に接近させる距離が従来より短くてよ
く、第2缶容器搬送手段を小型化することができる。
また、缶容器が第1缶容器搬送手段から第2缶容器搬送
手段に受け渡されて前記回転駆動手段によって転動する
ときに前記第1缶容器搬送手段による挟持が解除され、
第2缶容器搬送手段上での缶容器の回動を可能となり、
缶蓋の巻締めを円滑に行うことができる。従って、搬送
速度の高速化が可能であり、缶容器に缶蓋を正確且つ確
実に巻締めることができる缶蓋の巻締装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第15図は本発明の実施の一例を示すもので、
第1図は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す
概略図、第2図及び第3図は本実施装置の一部の説明的
拡大平面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図
は第3図のV−V線断面図、第6図は第3図の説明的背
面図、第7図は第3図の説明的平面図、第8図は第3図
の説明的断面図、第9図及び第10図は第8図のIX−IX線
断面図、第11図及び第12図は作動説明図、第13図乃至第
15図は説明的断面図、第16図は従来の装置を含む缶詰の
製造装置の全体を示す概略図、第17図は第16図の部分拡
大平面図、第18図は第17図のXVIII−XVIII線断面図であ
る。 X……缶容器、Y……缶蓋、 1……第1缶容器搬送手段、 2……第2缶容器搬送手段、 3……缶蓋搬送手段、4……缶蓋保持手段、 5……第1巻締手段、6……第2巻締手段、 14,16……回転駆動手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶容器を第1缶容器搬送手段によ
    り水平に支持して直線状に所定速度で搬送し、該第1缶
    容器搬送手段の搬送方向を接線方向として連なる位置に
    円弧状に次第に接近しながら該搬送方向に移動する直線
    状軌道部分を有する無端軌道上の第2缶容器搬送手段に
    缶容器を受け渡して第2缶容器搬送手段に缶容器を回転
    自在に水平に支持して搬送すると共に、該第2缶容器搬
    送手段の上方に対向して該第2缶容器搬送手段と同期し
    て移動する缶蓋搬送手段に回転自在且つ昇降自在に設け
    た缶蓋保持手段により缶蓋を着脱自在に保持して缶蓋を
    搬送し、缶蓋保持手段を下降させ該缶蓋保持手段に保持
    された缶蓋を缶容器に被冠させて保持し、前記直線状軌
    道部分で回転駆動手段によって両者を一体に回転させて
    直線状の巻締手段に沿って転動させながら巻締手段に圧
    接して缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装置におい
    て、前記第1缶容器搬送手段が搬送方向の前後から缶容
    器を挟持して缶容器を搬送することを特徴とする缶蓋の
    巻締装置
  2. 【請求項2】前記第1缶容器搬送手段は、前記缶容器の
    前記第2缶容器搬送手段への受渡し完了位置で該缶容器
    の挟持を解除することを特徴とする請求項1記載の缶蓋
    の巻締装置
JP63323553A 1988-12-23 1988-12-23 缶蓋の巻締装置 Expired - Lifetime JPH0692014B2 (ja)

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