JPH06534U - 缶蓋の巻締装置 - Google Patents

缶蓋の巻締装置

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JPH06534U
JPH06534U JP4240092U JP4240092U JPH06534U JP H06534 U JPH06534 U JP H06534U JP 4240092 U JP4240092 U JP 4240092U JP 4240092 U JP4240092 U JP 4240092U JP H06534 U JPH06534 U JP H06534U
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JP
Japan
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lid
container
spring
bolt
adjusting
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JP4240092U
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Inventor
力 四宮
繁樹 吉岡
雅夫 梅本
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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HOKKAICAN CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶容器を支持するテーブルのリフター圧の調
節作業を容易としてその変更作業にかかる時間を短縮
し、作業効率を極めて向上させることができる缶蓋の巻
締装置を提供する。 【構成】 缶容器搬送手段2を、缶容器Wの搬送方向に
移動する複数のブロック15と、ブロック15に設けた
缶容器Wを載置するテーブル13と、テーブル13を上
昇方向に付勢するバネ24と、バネ24の付勢力を調節
してテーブル13のリフター圧を調節する調節手段25
とによって構成する。調節手段25を、放射状に所定角
度に配設された複数の凹部26bを有してバネ24を下
方から支持するバネ押さえ部材26と、バネ押さえ部材
26の凹部26bに係脱自在に係合する凸部27aが上
端に形成されてブロック15に回転自在に螺着されたボ
ルト27と、ボルト27の下端に連設されてボルト27
を回転させるレバー28とによって構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、缶蓋を缶容器に巻き締める缶蓋の巻締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は先に、特開平2−169138号公報に示されるような缶蓋の巻締 装置を提案した。該巻締装置は、飲料等の内容物が充填された缶容器を回転自在 に支持する缶容器搬送手段と、缶蓋を昇降自在かつ回転自在に保持する缶蓋搬送 手段とによって、缶蓋を缶容器の開口に圧接すると共に缶蓋と缶容器とを回転自 在に支持して搬送し、前記缶蓋をその搬送軌道に沿って設けられた巻締手段に圧 接し転動させて缶蓋を缶容器に巻き締めるものである。これによって、缶蓋と缶 容器とを高速で搬送した状態での缶蓋の巻き締めを実現した。
【0003】 ところで、前記したように、缶蓋を缶容器の開口に圧接する際に前記缶容器搬 送手段に支持された缶容器の缶蓋へのリフター圧が所定の値に設定されている。
【0004】 このリフター圧は、例えば、該缶容器に充填される内容物が非発泡の飲料から 発泡性の飲料に変更するときに、缶容器に缶蓋を被着したときの缶容器内部に発 生する内圧に合わせて変更する必要がある。それは、缶容器に充填した内容物の 圧力が大きい場合に、該缶容器の缶蓋へのリフター圧を変更しないと、十分な巻 き締めが望めなくなるからである。
【0005】 この種の巻締装置における缶容器搬送手段は、例えば、図4に示すように、缶 容器Wの搬送方向に移動するブロック50が複数設けられており、各ブロック5 0には、回転自在かつ昇降自在に設けられて缶容器Wを載置するテーブル51と 、該テーブル51を上昇方向に付勢するバネ52と、該バネ52の下方側に当接 する当接部53aを上面に有する昇降自在のバネ押さえ部材53と、該バネ押さ え部材53の下面に先端が当接されて前記ブロック50に回転自在に螺着された ボルト54と、該ボルト54の回転を規制するナット55とを備えている。
【0006】 このような構成の缶容器搬送手段56におけるリフター圧の変更を行う場合に は、先ず、ナット55を緩め、ボルト54を回してその突出量を調節し、該ボル ト54の突出する先端によってバネ押さえ部材53を上下させてバネ52の付勢 力を設定する。このとき、ナット55やボルト54を回転させるために夫々図示 しない工具が用いられ、更に、フォースゲージ等を使用して所望するリフター圧 となるようにバネ52の付勢力を計測しつつ前記の作業が行われる。
【0007】 しかし、複数のブロック50について各別に上記のようなリフター圧の変更を 行わなければならず、例えば、前記巻締装置の場合、前記ブロック50は約40 個設けられているが、その全部の各ブロック50について、上記のようにして所 望のリフター圧に変更すると、ナット55やボルト54を回転させるための工具 やフォースゲージ等の使用による煩わしさから、その作業時間は約2時間にも達 し、リフター圧の調節作業に多大な時間を要する不都合があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本考案は、缶容器を支持するテーブルのリフター圧 の調節作業を容易としてその変更作業にかかる時間を短縮し、作業効率を極めて 向上させることができる缶蓋の巻締装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、円筒状の缶容器を回転自在に支持す る缶容器搬送手段と、缶蓋を昇降自在かつ回転自在に保持する缶蓋搬送手段とに よって、缶蓋を缶容器の開口に圧接すると共に缶蓋と缶容器とを回転自在に支持 して搬送し、前記缶蓋をその搬送軌道に沿って設けられた巻締手段に圧接し転動 させて缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装置において、前記缶容器搬送手段は 、搬送方向に移動する複数のブロックと、各ブロックに回転自在かつ昇降自在に 設けられて缶容器を載置するテーブルと、該テーブルを上昇方向に付勢するバネ と、前記缶蓋搬送手段が所定位置まで下降して缶蓋を該テーブル上の缶容器の開 口に圧接したとき、缶容器の缶蓋への押圧力となる前記バネの付勢力を調節する ことによって、該テーブルのリフター圧を調節する調節手段とを備え、該調節手 段は、該バネの下方側に当接する当接部を上面に有し、中央から外周に向かって 放射状に所定角度ごとに配設された複数の凹部を下面に有する回転不能かつ昇降 自在のバネ押さえ部材と、該バネ押さえ部材の凹部に係脱自在に係合する凸部が 上端に形成されて前記ブロックに回転自在に螺着されたボルトと、該ボルトの下 端に連設されて該ボルトを回転させるレバーとを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案は、前記レバーを回転することによって前記ボルトを回転させる。該ボ ルトは、その先端に凸部を備え、前記バネ押さえ部材の複数の凹部のうちのいず れかに係合されている。これにより、前記ボルトの不用意な回転が防止される。 該凹部は、前記バネ押さえ部材の下面に複数設けられており、放射状に互いに所 定角度を存して配設されている。前記ボルトが回転されると、前記バネ押さえ部 材が回転不能であることから、該ボルトの先端の凸部は、バネ押さえ部材の凹部 から一旦外れ、再び他の凹部に係合する。これにより、一方の凹部から外れた凸 部が、その隣合う他方の凹部に係合したとき、ボルトは凹部が配設されている所 定角度だけ回転したことになる。このように所定角度に回転されたボルトの突出 量に従ってバネの付勢力を一定に変化させ、これにより、前記テーブルのリフタ ー圧を一定に変化させる。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 本実施装置は、缶容器及び缶蓋を直線状に搬送しながら巻締める巻締装置にお ける本考案の巻締装置を示すものである。
【0013】 図1は本実施装置を含む缶詰の製造装置の全体を示す概略図、図2は要部の説 明的縦断面図、図3は図2の一部を分解して示す説明的斜視図である。
【0014】 本実施装置Aは、図1に示すように、缶容器Wに内容物を充填する充填装置B から連続供給される該缶容器Wに缶蓋Yを二重巻締めするものである。
【0015】 1は充填装置Bから供給される内容物を充填された缶容器Wを直線状に水平に 所定速度で搬送する第1缶容器搬送手段、2は無端で略楕円状に回動して缶容器 Wを搬送する第2缶容器搬送手段、3は該第2缶容器搬送手段2に対向してその 上方に設けられた缶蓋Yを搬送する缶蓋搬送手段、4は缶蓋搬送手段3に缶蓋Y を保持する缶蓋保持手段、5は前記第2缶容器搬送手段2が缶容器Wを直線状に 搬送する往路の搬送方向に平行に設けられた第1シーミングレール、6は前記第 2缶容器搬送手段2が缶容器Wを直線状に搬送する復路の搬送方向に平行に設け られた第2シーミングレールを示す。
【0016】 第1缶容器搬送手段1は、図1に示すように、充填装置Bの排出位置から直線 状に延長して第2缶容器搬送手段2と並走するように設けられている。該第1缶 容器搬送手段1は、回動自在に等間隔に配設されて缶容器Wの胴部をその搬送方 向の前後から挟持する爪片7を備える。該爪片7は上下方向に揺動自在に設けら れ、缶容器Wの挟持を解除可能となっている。缶容器Wに缶蓋Yを巻締める際に は、図2実線示のように、爪片7はレール8に当接して移動しながら上動し缶容 器Wとの係合を解除する。
【0017】 該第1缶容器搬送手段1には、缶容器Wを水平に支持する支持プレート9が設 けられ、図示しない駆動装置で駆動される爪片7が缶容器Wを挟持した状態で支 持プレート9上を摺動させて搬送する。該支持プレート9は前記第1シーミング レール5に平行する部分10では切除されており、この領域では缶容器Wは第2 缶容器搬送手段2で支持され搬送される。
【0018】 缶蓋搬送手段3は、図2に示すように、缶蓋Yを保持するシーミングチャック 11を備えた回転自在且つ昇降自在の缶蓋保持手段4を備え、該缶蓋保持手段4 の外周に缶蓋Yを回転駆動する後述する回転駆動手段12を備える。
【0019】 第2缶容器搬送手段2は、図2に示すように、缶容器Wを載置して回転自在に 支持する支持部としてテーブル13を備え、該テーブル13の外周に前記缶蓋保 持手段4に備えられた回転駆動手段12と同様の構成である回転駆動手段14を 備える。
【0020】 前記缶蓋搬送手段3は、前記第2缶容器搬送手段2と対向する上部に、後述す るブロック15によって該第2缶容器搬送手段2と一体に設けられている。
【0021】 該ブロック15は、略楕円状に無端に回動する無端チェーン16に多数の該ブ ロック15同士が互いに間隔を存して連なって回動自在に設けられている。該ブ ロック15は前記第1缶容器搬送手段1と平行する位置で同方向に同速度で回動 される。そして、図示するように該ブロック15は第1缶容器搬送手段1と並列 する側では、該第1缶容器搬送手段1の搬送方向を接線とするように円弧状に接 近して平行に移動し、更に第1缶容器搬送手段1から円弧状に離れるように移動 するように配設され、前記した支持プレート9の切除部分10で該第1缶容器搬 送手段1と並走する。
【0022】 図1において、17は前記缶蓋搬送手段3に缶蓋Yを供給する缶蓋供給ターレ ット、18は該缶蓋供給ターレット18に缶蓋Yを供給する装置である。
【0023】 前記ブロック15は、図2に示すように、側面視でコ字型に成形した支持部1 9を備え、該支持部19を無端チェーン16に着脱自在に固定されている。
【0024】 また、該支持部19の上部には缶蓋保持手段4を備える。該缶蓋保持手段4は 上方から垂下した支軸20の下端に回転自在に設けられ、支軸20の上方側部に 設けられたカムローラ21が缶蓋の搬送方向に沿って設けられたカムレール22 により案内されて昇降され、これに伴って該缶蓋保持手段4が昇降するように構 成されている。該缶蓋保持手段4にはシーミングチャック11が備えられている 。
【0025】 該支持部19の下部には、前記した第2缶容器搬送手段2が設けられており、 該第2缶容器搬送手段2には、缶容器Wを支持するテーブル13が設けられてい る。該テーブル13は、前記缶蓋保持手段4の支軸20と同軸線上の支軸23に 回転自在に設けられている。該支軸23はブロック15に摺動自在に挿着され、 その内部には、テーブル13を上昇方向に付勢するバネ24が設けられている。 該バネ24の下方には、該バネ24の付勢力を調節する調節手段25が設けられ ている。
【0026】 該調節手段25は、バネ24の付勢力を調節することによって、前記缶蓋搬送 手段3が保持した缶蓋Yを前記テーブル13上の缶容器Wの開口に圧接したとき 、缶容器Wの缶蓋Yへの該テーブル13のリフター圧を調節するものであり、バ ネ24を下方側から押さえるバネ押さえ部材26と、該バネ押さえ部材26の下 面に上端を当接し、前記ブロック15に回転自在に螺着されたボルト27と、該 ボルト27の下端に連設されて該ボルト27を回転させるレバー28とを備えて いる。
【0027】 前記バネ押さえ部材26は、前記支軸23の内部で昇降自在に設けられている 。更に、前記支軸23の内面及び該支軸23が挿着されたブロック15の内面に は溝29が上下方向に刻設されており、該溝29に沿って摺動自在でありその先 端が前記バネ押さえ部材26の側面に挿着されたピン30によって、該バネ押さ え部材26は回転不能の状態となっている。また、該バネ押さえ部材26は、図 3に示すように、バネ24の下方側に当接する当接部26aを上面に有し、中央 から外周に向かって放射状に所定角度に配設された複数の凹部26bを下面に有 している。
【0028】 そして、前記ボルト27は、該バネ押さえ部材26の凹部26bに係脱自在に 係合する凸部27aが上端に形成されている。更に、前記ボルト27には、該ボ ルト27の回転角度を確認するための角度目盛りを備えたインジケータ31が、 ボールプランジャ32を介して回転自在に設けられている。該インジケータ31 の外周には回転角度60°毎に目盛り31aが設けられており、前記ブロック1 5の正面には、該インジケータ31の回転角度の応じて目盛り31aを視認する ための基準点が表示された基準部材13bが設けられている。
【0029】 また、前記ブロック15はその支持部19の背面側の略中央部に上下に対向し て設けた案内ローラ32が案内溝を有するレール33に支持されると共に、背面 側上下に設けた一対の案内ローラ34,35が案内溝を有するレール36,37 により支持されている。
【0030】 前記各ブロック15は、図2に示すように、各支持部19の背面下部が互いに 連結される無端チエーン16を備え、該無端チエーン16は図1に示すスプロケ ット38,39により図示しない駆動装置によって駆動される。
【0031】 前記カムレール22は、詳しくは図示しないが、前記ブロック15のカムロー ラ21の移動する位置であって、第1シーミングレール5及び第2シーミングレ ール6に夫々平行して一体に設けられている。該カムレール22は、カムローラ 21をブロック15の搬送方向に案内すると共に、該カムローラ21が設けられ た支軸20を介してシーミングチャック11の昇降を案内する。
【0032】 前記缶蓋保持手段4のシーミングチャック11と第2缶容器搬送手段2のテー ブル13とは、図2に示すように、両者によって缶容器Wと缶蓋Yとを互いに上 下方向から挟持したときに両者を回転させて両者のフランジ部とエンドフック部 とを前記第1シーミングレール5及び第2シーミングレール6に圧接した状態で 転動させる回転駆動手段12,14を備える。
【0033】 回転駆動手段12は、図2に示すように、前記シーミングチャック11の外周 上部に全周に設けられた第1ピニオンギヤ40と該第1ピニオンギア40に噛合 可能に第1シーミングレール5及び第2シーミングレール6に沿って設けられた 直線状の第1ラック41とからなる。
【0034】 回転駆動手段14は、前記テーブル13の支軸23と同軸に設けられた第2ピ ニオンギヤ42と、該第2ピニオンギア42に噛合可能に第1シーミングレール 5及び第2シーミングレール6に沿って設けられた直線状の第2ラック43とか らなる。
【0035】 従って、前記各ブロック15が第1シーミングレール5及び第2シーミングレ ール6に沿って移動する時に前記第1ピニオンギア40と第2ピニオンギア42 は、夫々第1ラック41と第2ラック43に噛合して回転し、シーミングチャッ ク11とテーブル13とが回転駆動される。該シーミングチャック11及びテー ブル13が回転すると、これらが挟持する缶蓋Yと缶容器Wが回転される。
【0036】 次に、以上のような構成からなる本実施装置Aにおいて、その作動を説明する 。
【0037】 缶容器Wは充填装置Bにより内容物が充填された後に、図1に示すように、第 1缶容器搬送手段1の爪片7に搬送方向の前後側から挟持されて支持プレート9 上を直線状に摺動搬送される。
【0038】 他方、缶蓋Yは缶蓋供給装置18から供給され、缶蓋供給ターレット17によ り缶蓋搬送手段3に供給される。供給される缶蓋Yの受け渡し位置では、缶蓋Y は該缶蓋保持手段4に保持される。
【0039】 該缶蓋保持手段4に缶蓋Yを保持したブロック15の缶蓋搬送手段3は、続い て、略楕円状に回動する無端チェーン16によって回動され、直線状軌道から円 弧状軌道に入る。やがて、第2缶容器搬送手段2の搬送方向が往路となる直線状 軌道に入る。
【0040】 ブロック15は、第1缶容器搬送手段1に次第に接近し、これと平行する位置 に移動される。このとき、第1缶容器搬送手段1で搬送されてきた缶容器Wは一 対の爪片7に搬送方向の前後から係止されながら支持プレート9の切除部分10 の位置で第2缶容器搬送手段2のテーブル13に移される。そして缶容器Wが、 前記爪片7に係止されたまま該テーブル13上に載置される。そして、該第2缶 容器搬送手段2に確実に受け渡されると、図2に示すように、該爪片9がレール 8に当接して上動して缶容器Wの係止が解除される。
【0041】 こうして缶容器Wが第2缶容器搬送手段2に移されると、第1ピニオンギア4 0が回転しながら第1ラック41に噛合し、該第1ピニオンギア40は第1ラッ ク41に円滑に噛合する。
【0042】 このような過程で、缶蓋搬送手段3の缶蓋保持手段4は、カムローラ21を介 してカムレール22により下降される。このとき、第1ピニオンギア40と第1 ラック41が噛合したまま下降される。そして、該缶蓋保持手段4に保持された 缶蓋Yはテーブル13上の缶容器Wの開口に被せられる。そして、テーブル13 は、前記支軸23に内蔵されたバネ24によって上方に付勢されているので、そ の付勢を受けた缶容器Wが下方から缶蓋Yを押圧するようにして密着する。なお 、このときの、缶容器Wの缶蓋Yへのリフター圧は、テーブル13のバネ24の 付勢力によって設定されている。即ち、前記缶蓋保持手段4に保持された缶蓋Y がテーブル13上の缶容器Wの開口に被せられたとき、該テーブル13のリフタ ー圧は、缶容器Wの大きさや重量等に従って、缶容器Wと缶蓋Yとが最適な圧接 状態となるように調節されている。
【0043】 次いで、ブロック15が缶蓋Yと缶容器Wを搬送して回動すると、缶蓋保持手 段4のシーミングチャック11及び第2缶容器搬送手段2のテーブル13が搬送 速度と同期して回転し缶蓋Y及び缶容器Wを回転させる。そして、第2缶容器搬 送手段2の往路では、缶蓋Yと缶容器Wを回転させながら直線状に搬送し、同時 に缶蓋Yの外周が第1シーミングレール5に圧接されつつ転動され、それによっ て缶蓋Yは缶容器Wに第1巻締が完了する。
【0044】 その後、缶容器Wと缶蓋Yとはブロック15によって更に搬送され、缶容器W と缶蓋Yとが一体に回転されながら第2シーミングレール6に圧接されつつ転動 して缶蓋Yは缶容器Wに第2巻締が完了する。
【0045】 缶蓋Yの巻締めが完了し、該缶蓋Yがシーミングチャック11から離脱されて 缶容器Wは搬出ターレット44に受け渡され、該搬出ターレット44によって搬 出路45から搬出される。
【0046】 次に、本実施装置において、缶容器Wの内容物が変更された場合に伴う前記テ ーブル13のリフター圧の調節作業について説明する。
【0047】 前記テーブル13のリフター圧の調節は、前記調節手段25のレバー28を把 持して回転させることによって行われる。レバー28はボルト27を回転させる ものであり、該ボルト27の回転に伴う該ボルト27の上方への突出量に従って 前記バネ押さえ部材26が上昇或いは下降され、そのときのバネ24の収縮量に よって該バネ24の付勢力が変化する。前記調節手段25は、バネ24の付勢力 を変化させることによってテーブル13のリフター圧を調節する。
【0048】 このとき、前記バネ押さえ部材26に所定角度毎に配設された凹部26bの数 をx、ボルト27のネジのピッチをp、バネ24のバネ定数をkとしたとき、前 記レバー28を回転させて、前記ボルト27の凸部27aが現在係合されている バネ押さえ部材26の凹部26bからその隣の他の凹部26bに係合されたとき を1回係合として計数すると、前記ボルト27の凸部27aがバネ押さえ部材2 6の凹部26bに1回係合したときのリフター圧の変化量fは、f=k×p/x となる。
【0049】 これによって、本実施装置において、前記バネ押さえ部材26の凹部26bを 角度60°毎に6個所に設け、前記ボルト27のネジのピッチを1mm、前記バネ 24のバネ定数を12kgf/mmとすれば、前記レバー28を回転させて前記ボルト 27の凸部27aが凹部26bに1回係合したときのリフター圧の変化量は2kg f となる。
【0050】 この場合の具体的なリフター圧の調節作業を説明すれば、例えば、本実施装置 のテーブル13の現在のリフター圧が90kgf に設定されているとき、缶容器W の内容物の変更に伴ってテーブル13のリフター圧を80kgf に変更しなければ ならないとする。先ず、前記基準部材31bの基準点とインジケータ31の目盛 り31aの0°表示とを合致させておく。次に、リフター圧を90kgf から80 kgf にするためには、現在のリフター圧から10kgf だけ下げればよく、従って 、ボルト27を下方に下げる方向にその凸部27aがバネ押さえ部材26の凹部 26bに5回係合するまで回転させる。このとき、ボルト27は前記レバー28 を把持して回転することによって容易に回転させることができ、しかも、レバー 28と共にインジケータ31も回転するので、前記基準部材31bの基準点が該 インジケータ31の目盛り31aの300°表示を指すことから、レバー28が 300°回転されたことを目視によって確認することができる。
【0051】 以上のように、本実施装置のテーブル13のリフター圧を変更する際には、従 来のようにナットやボルトを回転させる工具を必要としないばかりか、フォース ゲージ等を用いることなく、レバー28を一定量回転させるだけで所望するリフ ター圧に変更することができる。このため、例えば、前記ブロック15が約40 個設けられている場合に、その全部の各ブロック15のテーブル13についての 所望のリフター圧への変更は、約20分程度の作業時間で行うことができ、従来 その作業時間が約2時間にも達していたことに比して、リフター圧の変更にかか る作業時間を飛躍的に短縮させることができる。
【0052】
【考案の効果】
以上のことから明らかなように、本考案は、前記レバーを所定角度ごとに回転 させることにより前記缶容器搬送手段のテーブルのリフター圧を容易に所定量ご とに変更することができる。
【0053】 即ち、複数の凹部を前記バネ押さえ部材にその中央から外周に向かって放射状 に所定角度に配設し、それらの凹部に前記ボルトの先端の凸部を係脱自在に係合 させることにより、前記ボルトの回転に伴って、凸部の凹部への係脱を繰り返し ながら該ボルトがバネ押さえ部材を介してバネを伸縮されるので、凸部の凹部へ の係脱を計数することにより、バネの伸縮状態を確認することができる。
【0054】 これにより、テーブルのリフター圧を変更する際には、従来のようにナットや ボルトを回転させる工具を必要としないばかりか、フォースゲージ等を用いるこ となく、レバーを一定量回転させるだけで所望するリフター圧に変更することが でき、リフター圧の変更にかかる作業時間を飛躍的に短縮させることができる。
【0055】 従って、本考案によれば、リフター圧の調節作業を容易としてその変更作業に かかる時間を短縮し、作業効率を極めて向上させることができる缶蓋の巻締装置 を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を含む缶詰の製造装置の全体
を示す概略図。
【図2】要部の説明的縦断面図。
【図3】図2の一部を分解して示す説明的斜視図。
【図4】従来の巻締装置の一部を示す説明図。
【符号の説明】
W…缶容器、Y…缶蓋、2…第2缶容器搬送手段(缶容
器搬送手段)、3…缶蓋搬送手段、5…第1シーミング
レール(巻締手段)、6…第2シーミングレール(巻締
手段)、13…テーブル、15…ブロック、24…バ
ネ、25…調節手段、26…バネ押さえ部材、26b…
凹部、27…ボルト、27a…凸部、28…レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶容器を回転自在に支持する缶容
    器搬送手段と、缶蓋を昇降自在かつ回転自在に保持する
    缶蓋搬送手段とによって、缶蓋を缶容器の開口に圧接す
    ると共に缶蓋と缶容器とを回転自在に支持して搬送し、
    前記缶蓋をその搬送軌道に沿って設けられた巻締手段に
    圧接し転動させて缶蓋を缶容器に巻締める缶蓋の巻締装
    置において、前記缶容器搬送手段は、搬送方向に移動す
    る複数のブロックと、各ブロックに回転自在かつ昇降自
    在に設けられて缶容器を載置するテーブルと、該テーブ
    ルを上昇方向に付勢するバネと、前記缶蓋搬送手段が所
    定位置まで下降して缶蓋を該テーブル上の缶容器の開口
    に圧接したとき、缶容器の缶蓋への押圧力となる前記バ
    ネの付勢力を調節することによって、該テーブルのリフ
    ター圧を調節する調節手段とを備え、該調節手段は、該
    バネの下方側に当接する当接部を上面に有し、中央から
    外周に向かって放射状に所定角度ごとに配設された複数
    の凹部を下面に有する回転不能かつ昇降自在のバネ押さ
    え部材と、該バネ押さえ部材の凹部に係脱自在に係合す
    る凸部が上端に形成されて前記ブロックに回転自在に螺
    着されたボルトと、該ボルトの下端に連設されて該ボル
    トを回転させるレバーとを備えることを特徴とする缶蓋
    の巻締装置。
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