JPH0761434A - 合成樹脂製カップ並びにその口元処理方法及び装置 - Google Patents

合成樹脂製カップ並びにその口元処理方法及び装置

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JPH0761434A
JPH0761434A JP20910893A JP20910893A JPH0761434A JP H0761434 A JPH0761434 A JP H0761434A JP 20910893 A JP20910893 A JP 20910893A JP 20910893 A JP20910893 A JP 20910893A JP H0761434 A JPH0761434 A JP H0761434A
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JP
Japan
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cup
flange portion
synthetic resin
mouth
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP20910893A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Koganezawa
彰 小金沢
Mamoru Fujita
守 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP20910893A priority Critical patent/JPH0761434A/ja
Publication of JPH0761434A publication Critical patent/JPH0761434A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カップ口元部において、下部内方へ反転成形
されたフランジ部先端縁の、下方への戻りによる突出を
無くすることにより、その外観体裁を向上させるととも
に、口当りを良くし、かつ口の傷付きを防止できるよう
にした合成樹脂製カップ並びにその口元処理方法及び装
置を提供することにある。 【構成】 胴部上端に設けた外向きのフランジ部4の先
端側が、下方及び内方へ屈曲反転し、かつフランジ部4
の先端部片4aを内方に上り勾配に成形することによ
り、カップ1の口元を形成するフランジ部4の先端部片
4aが下方に突出することがないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料用、食品用等に使
用される合成樹脂製カップ並びにその口元処理方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の合成樹脂製カップとして、その
使用時の断熱性を向上させるために、中間を空気層とし
た二重容器構造のカップが開発されている。
【0003】上記二重カップにおいて、上端の外向きの
フランジ部をカールさせる、いわゆる口元処理は、従
来、図4に示すような方法で行われていた。即ち、口元
処理すべきカップ1の軸心の同一円周上に複数台(例え
ば3台)のスクリュー型カーラー10を配設する。この
スクリュー型カーラー10の外周面には、下方ほど徐々
に幅狭になる溝11が螺旋状に刻設してある。
【0004】そして、所定温度に加熱され、かつ同時に
回転している各スクリュー型カーラー10の上方から、
予め熱成形され、かつ内容器2のフランジ部4の先端側
が所定角度下方へ屈曲されたカップ1をセットする。こ
れにより、フランジ部4は各スクリュー型カーラー10
の溝11の上端から進入し、各溝11内を回転移動しな
がら下方へ送られる。
【0005】この移送中に、溝11は下方ほど幅狭にな
るので、フランジ部4は徐々に挟圧され、外容器3のフ
ランジ部5を包み込む状態で、先端部片4aが略水平と
なったところで溝11から外れ、下方に落下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記スクリュ
ー型カーラー10では、フランジ部4,5が溝11を出
入りする関係上、溝11の形状が限定されるので、内容
器2のフランジ部4の先端部片4aを略水平までしか反
転させることができない。そのため、図5に示すよう
に、材料自身の弾性復元力および内部応力により、先端
部片4aが水平よりも下方へ戻り変形してしまい、外観
体裁が悪くなるだけでなく、口当りも悪くなり、最悪の
場合には先端縁で口を切ってしまうと云う問題があっ
た。なお、このことは上記二重カップに限らず、単層の
合成樹脂製カップにおいても同様であった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決すべ
くなされたもので、カップ口元部において、下部内方へ
反転形成されたフランジ部の先端部片の、下方への戻り
による突出を無くすることにより、その外観体裁を向上
させるとともに、口当りを良くし、かつ口の傷付きを防
止できるようにした合成樹脂製カップ並びにその口元処
理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の合成樹脂製カップは、胴部上端に設けた外
向きのフランジ部の先端側が下方及び内方へ屈曲反転
し、かつその先端部片が内方へ上り勾配に形成されて成
る。
【0009】カップを内容器と外容器とから成る二重構
造とし、外容器の外向きのフランジ部を、この外容器の
フランジ部より幅広とした内容器の外向きのフランジ部
が包み込むように屈曲反転されて成る構成としても良
い。
【0010】本発明の口元処理方法は、胴部上端のフラ
ンジ部の先端側を予め下方へ所定角度屈曲させ、内方へ
上り勾配に形成されたリング状の受座に対して、加熱さ
れたカップのフランジ部の下面を対向させ、かつ押圧す
る。
【0011】また、本発明の口元処理装置は、処理すべ
きカップの胴部が挿通可能な孔を有し、この孔の内周面
下部に設けた環状突部の上面に、内方へ上り勾配とした
受座を形成するとともに、内周面上端に内方へ下り勾配
とした傾斜面を形成した受治具と、この受治具の上方に
昇降可能に設置され、受座の上方に位置させたカップの
上端のフランジ部を押し下げてその先端側を反転させ、
かつ受座との間で挟圧する押圧面を有する押圧治具とを
備えて成る。
【0012】
【作用】カップ口元部は、外向きのフランジ部の反転し
た先端部片が、内方へ上り勾配に形成されているので、
この先端部片が戻り変形したとしても水平付近までであ
り、下方へ突出することは全く無い。
【0013】口元処理方法においては、先端側が予め下
方へ屈曲され、かつ加熱されたフランジ部が、内方へ上
り勾配とした受座に対して押圧されることにより、この
フランジ部の先端部片は内方へ上り勾配に成形される。
【0014】口元処理装置においては、フランジ部の先
端側を、予め所定角度下方へ屈曲させ、かつフランジ部
を加熱したカップを受治具の孔にセットすると、フラン
ジ部の屈曲した先端が受治具の傾斜面上に位置する。そ
こで押圧治具を下降させ、その押圧面によりカップのフ
ランジ部を押圧する。
【0015】この押圧により、フランジ部の先端は傾斜
面を下方へスライドしながらさらに屈曲して内方へ反転
し、フランジ部は押圧面と受治具の受座により挟圧され
る。
【0016】その場合、受座は内方へ上り勾配に形成さ
れているので、フランジ部の反転した先端部片は、水平
よりも上方へ傾斜した状態に成形されることとなる。
【0017】
【実施例】図2、図3は口元処理装置20の一実施例を
示したもので、支持台21上に取り付けられたリング状
の受治具22と、その上方において昇降可能な昇降台2
3の下面に取り付けられた円盤状の押圧治具24とから
構成されている。
【0018】受治具22の内周面は、下部に設けた環状
突部25によって段状に形成されており、これにより下
部の小径孔26と上部の大径孔27とが形成されてい
る。そして、大径孔27の内周面上端には、内方へ下り
勾配の傾斜面28が周設され、また環状突部25の上面
には、内方へ上り勾配の受座29が周設されている。
【0019】この受座29の傾斜角度は、カップ1の材
料自身の弾性復元力および内部応力による戻り代よりも
大きくする必要があり、例えば、水平に対して15°程
度が好適である。なお、支持台21にも小径孔26と同
位置に略同径の孔33が開口している。
【0020】一方、押圧治具24は、下部に受治具22
の小径孔26よりも小径である小径部30が、上部に受
治具22の大径孔27よりも小径である大径部31が、
それぞれ形成されており、この大径部31の下面がリン
グ状の押圧面32となっている。
【0021】この口元処理装置20による口元処理方法
を図3により説明する。カップ1はポリプロピレン等に
より熱成形された内容器2と外容器3とから成る二重カ
ップで、その内容器2のフランジ部4の先端側略半分
は、図3(a)のように、予め所定角度下方へ屈曲され
ている。
【0022】まず、内容器2のフランジ部4を所定温度
に加熱したカップ1を受治具22に上方から挿入セット
する。その場合、カップ1の胴部を受治具22と支持台
21の各孔27、26、33に挿通すると、フランジ部
4の屈曲した先端部が受治具22の傾斜面28上に位置
する(図3(a)参照)。
【0023】この際、所定角度下方へ屈曲成形されたフ
ランジ部4の屈曲姿勢が、加熱による内部応力の作用に
より、平板状に戻らないように、このフランジ部4を外
側から抑えて屈曲姿勢を保持しながら、受治具22に挿
入セットするのは云うまでもない。
【0024】次いで、昇降台23を下降させ、押圧治具
24の押圧面32によりカップ1のフランジ部4を押圧
する。この押圧により、フランジ部4の先端は傾斜面2
8を下方へスライドしながらさらに屈曲して内方へ反転
し(図3(b)参照)、結局フランジ部4は外容器3の
フランジ部5を包み込んだ状態で、押圧面32と受座2
9により挟圧される(図3(c)参照)。
【0025】その場合、受座29は内方へ上り勾配に形
成されているので、フランジ部4の反転した先端部片4
aは、図1のように水平よりも上方へ傾斜した状態に形
成されることとなる。従って、この先端部片4aが成形
後において例え戻り変形したとしても水平付近までであ
り、下方へ突出することは全く無い。
【0026】以上のようにして、口元処理されたカップ
1は、冷却後、受治具22から取り出され、完成品とな
る。
【0027】なお、上記実施例では二重カップについて
説明したが、本発明は単層のカップにも適用できること
は勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、合成樹脂製カップの口
元部において、下部内方へ反転形成されたフランジ部の
先端部片が、戻り変形により下方へ突出することが防止
されるので、外観体裁が良好に維持されるとともに、口
当りが向上し、フランジ部先端縁で口を傷付けるような
恐れも全く無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カップの一実施例を示す全体断面図。
【図2】本発明の口元処理装置の一実施例を示す一部を
断面した正面図。
【図3】図2の装置による口元処理の状態を示す説明
図。
【図4】従来の口元処理装置の一例を示す断面図。
【図5】従来のカップ口元部を示す断面図。
【符号の説明】
1 ; カップ 2 ; 内容器 3 ; 外容器 4 ; 内容器のフランジ部 4a; 先端部片 5 ; 外容器のフランジ部 10; スクリュー型カラー 11; 溝 20; 口元処理装置 21; 支持台 22; 受治具 23; 昇降台 24; 押圧治具 25; 環状突部 26; 小径孔 27; 大径孔 28; 傾斜面 29; 受座 30; 小径部 31; 大径部 32; 押圧面 33; 孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部上端に設けた外向きのフランジ部の
    先端側が下方及び内方へ屈曲反転し、かつ前記フランジ
    部の先端部片が内方へ上り勾配に形成されて成る合成樹
    脂製カップ。
  2. 【請求項2】 カップを内容器と外容器とから成る二重
    構造とし、前記外容器の外向きのフランジ部を、該外容
    器のフランジ部より幅広とした内容器の外向きのフラン
    ジ部が包み込むように屈曲反転された請求項1に記載の
    合成樹脂製カップ。
  3. 【請求項3】 胴部上端の外向きのフランジ部の先端側
    を予め下方へ所定角度屈曲させ、内方へ上り勾配に形成
    されたリング状の受座に対して、加熱されたカップの前
    記フランジ部の下面を対向させ、かつ押圧する合成樹脂
    製カップの口元処理方法。
  4. 【請求項4】 処理すべきカップの胴部が挿通可能な孔
    を有し、該孔の内周面下部に設けた環状突部の上面に、
    内方へ上り勾配とした受座を形成するとともに、内周面
    上端に内方へ下り勾配とした傾斜面を形成した受治具
    と、該受治具の上方に昇降可能に設置され、前記受座の
    上方に位置させたカップ上端の外向きのフランジ部を押
    し下げて、該フランジ部の先端側を反転させ、かつ受座
    との間で挟圧する押圧面を有する押圧治具と、を備えて
    成る合成樹脂製カップの口元処理装置。
JP20910893A 1993-08-24 1993-08-24 合成樹脂製カップ並びにその口元処理方法及び装置 Pending JPH0761434A (ja)

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JP (1) JPH0761434A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5954217A (en) * 1995-05-10 1999-09-21 Tetra Laval Holdings & Finance, S.A. Packaging container and method of manufacturing the same
JP2005132406A (ja) * 2002-10-30 2005-05-26 Jens Ole Sorensen 下部に折返しのある縁部を有する射出成形されたプラスチック製の容器又は密封装置及びそれらの射出成形方法
KR20150028718A (ko) * 2013-09-06 2015-03-16 쇼와 덴코 패키징 가부시키가이샤 식품용 용기 및 그 제조 방법
ES2911974A1 (es) * 2020-11-20 2022-05-23 Palec Ecologico S L Caja isotermica para almacenar y transportar productos

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