JP2529275Y2 - 飲食品用の容器 - Google Patents

飲食品用の容器

Info

Publication number
JP2529275Y2
JP2529275Y2 JP1990128119U JP12811990U JP2529275Y2 JP 2529275 Y2 JP2529275 Y2 JP 2529275Y2 JP 1990128119 U JP1990128119 U JP 1990128119U JP 12811990 U JP12811990 U JP 12811990U JP 2529275 Y2 JP2529275 Y2 JP 2529275Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
container
food
bellows
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990128119U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0484147U (ja
Inventor
良二 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP1990128119U priority Critical patent/JP2529275Y2/ja
Publication of JPH0484147U publication Critical patent/JPH0484147U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529275Y2 publication Critical patent/JP2529275Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は飲食品用の容器に関し、特に、温度の高い
飲食品を充填して顧客に提供するのに適した飲食品用の
容器に関する。
[従来の技術] 温度の高いコーヒーなどの飲食品は、発泡スチロール
などの断熱性のある合成樹脂製の容器に充填して消費者
に販売している。この容器の蓋として、ハイインパクト
・ポリスチレンよりなる比較的硬質のものが用いられて
いる。コーヒーの温度はふつう85℃にも達するので、こ
の蓋には通気用の小孔を設けて、容器内空気の膨張によ
る蓋の外れを防止している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このような容器においては、コーヒーなどの
内容物が前記の小孔より漏れ出るので、容器の扱いが面
倒であり、また、容器の外面が汚れて見栄えも悪い。
この考案は、このような欠点を解消して、高温の内容
物により内圧が高まっても蓋が外れることなく、しかも
内容物が洩れ出ることがない飲食品用の容器を提供する
ものである。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本考案の飲食品用の容
器は、合成樹脂製の容器本体とこれに脱着自在に嵌合さ
れる蓋とからなり、蓋を加温時に軟化する合成樹脂によ
り形成し、蓋の中央部に下向き凸状部を湾曲形成し、そ
の凸状部の外周を取囲んで蛇腹部を周設したものであっ
て、この蛇腹部が上下に交互に突出した角部を有して形
成され、その上下少なくとも一方側に突出した角部にお
ける厚みが、蛇腹部の他の部分の厚みよりも薄く形成さ
れているものである。
[作用] この容器の蓋はポリプロピレン、または、ポリスチレ
ンとブタジエンとの共重合体等の加温時に軟化する合成
樹脂により形成されているが、これら素材は、本来、硬
質のものであり、また、容器内にコーヒーなどの高温の
飲食品を充填した場合には、その高温により軟化して変
形しやすくなる。また、この蓋は、中央部に下向き凸状
部が湾曲形成され、その凸状部の外周を取囲んで蛇腹部
が周設されている。さらに、蛇腹部の上下少なくとも一
方側に突出し角部の肉厚が、蛇腹部の他の部分の肉厚よ
りも薄いため、蛇腹部が非常に柔軟で変形しやすい。そ
のため、高温充填物による容器内の内圧の上昇により、
この下向きの湾曲部が、蛇腹部を介して極めて容易に上
向きになるように変形する。このような蓋の変形によ
り、容器内の内圧が吸収されるので、脱着自在に嵌合さ
れた蓋であっても押し上げられて容器から外れるといっ
たことはない。
[実施例] この考案の容器10は、容器本体12と、この上に嵌合し
た蓋14とからなる。容器本体12は、例えば、ポリスチレ
ン樹脂発泡体からなる。これはビーズ成形されたもの
で、小粒子が相互に融着されており、水分が透過せず容
器として好ましい。
この容器本体12の周壁の上端には、直径方向外方に若
干膨出した鍔部16が設けられており、これが後述の蓋と
の係合部をなしている。
蓋14は、ポリプロピレン、または、ポリスチレンとブ
タジエンとの共重合体からなる非発泡の硬質合成樹脂シ
ートをプレス成形したものである。この蓋14は、その周
縁において、前記の容器本体12の鍔部16に相応した形状
のフランジ部18を有し、このフランジ部18は環状の蛇腹
部20を介して円形の中央部22に連設されている。蛇腹部
20は、その断面形状において、蓋14の直径方向内方に向
かって階段状に下降し、中央部22は下向き凸状に湾曲し
て形成されている。このようにして、蓋14は全体として
皿形をなしている。
蛇腹部20は合成樹脂シートをプレス成形しているの
で、第3図に示すように、、蛇腹の各隅角部26において
シートの一面側が引伸ばされることにより、この隅角部
における厚みaはその余の部分の厚みbに比して小さく
なっている。これにより、蛇腹部20はいっそうの柔軟性
を有している。
容器10の内部にコーヒーなどの高温の飲食物を充填し
て、蓋14を嵌合した際には、容器内の空気の膨脹により
内圧が上昇して蓋14を上向きに押し上げようとする力が
働く。しかし、同時に、蓋14はコーヒーなどの高温によ
り軟化して変形しやすくなっているので、前記の上向き
の力を受けて中央部22が、蛇腹部を介して極めて容易に
一点鎖線Lで示す上向きに湾曲した位置まで変形する。
これは、中央部22に周設された蛇腹部20が、交互に突出
する角部において厚み差(a<b)を有しているため、
非常に柔軟性に富み、前記の上向きの力によって容易に
伸縮して、中央部22を上方に反転させやすくするからで
ある。すなわち、この際、蛇腹部20は、厚みの薄い角部
26を中心に折曲しやすくなり、容易に伸縮する。このよ
うに、中央部22の反転に必要とされる力が小さいので、
蓋の中央部22は容易に反転して内圧上昇を吸収する。従
って、フランジ部18により嵌合されているだけの蓋であ
っても、押し上げられて容器本体12から外れることがな
い。
また、容器10にさらに大きい内圧が働いた場合、第1
図の二点鎖線Mにより示すように、蓋14におけるフラン
ジ部18を除く全体が蛇腹部20を介して大きく反転して、
容器内の容積を著るしく大きくし、前記ような大きな内
圧をも吸収することが可能となる。
[考案の効果] この考案の飲食品用容器においては、コーヒーなどの
高温の内容物により内圧が高まっても蓋が外れることな
く、しかも蓋に孔が設けられていないので内容物が洩れ
出ることがない。したがって、容器を自在に扱うことが
できるし、容器の外面が汚れることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係わる飲食品用容器の
縦断面図、 第2図は、前図の要部の断面斜視図、 第3図は、蛇腹部の断面図である。 [符号の説明] 10……容器 12……容器本体 14……蓋 22……蓋の中央部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の容器本体とこれに脱着自在に
    嵌合される蓋とからなり、前記の蓋を加温時に軟化する
    合成樹脂により形成し、前記蓋の中央部に下向き凸状部
    を湾曲形成し、前記凸状部の外周を取囲んで蛇腹部を周
    設したものであって、 前記蛇腹部が上下に交互に突出した角部を有して形成さ
    れ、その上下少なくとも一方側に突出した角部における
    厚みが、前記蛇腹部の他の部分の厚みよりも薄く形成さ
    れていることを特徴とする飲食品用の容器。
JP1990128119U 1990-11-29 1990-11-29 飲食品用の容器 Expired - Lifetime JP2529275Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990128119U JP2529275Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 飲食品用の容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990128119U JP2529275Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 飲食品用の容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0484147U JPH0484147U (ja) 1992-07-22
JP2529275Y2 true JP2529275Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=31875593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990128119U Expired - Lifetime JP2529275Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 飲食品用の容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529275Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101932614B1 (ko) * 2017-10-17 2018-12-26 이현영 형태 변형 유도 용기 뚜껑

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056562A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Toppan Printing Co Ltd 高密封ネジ開閉容器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922050Y2 (ja) * 1976-12-22 1984-07-02 大日本印刷株式会社 合成樹脂製透明蓋
JPS5829964U (ja) * 1981-08-19 1983-02-26 大日本印刷株式会社 合成樹脂製の蓋体
JPS58154164U (ja) * 1982-04-08 1983-10-15 昭和アルミニウム株式会社 加熱物充填用容器の蓋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101932614B1 (ko) * 2017-10-17 2018-12-26 이현영 형태 변형 유도 용기 뚜껑

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0484147U (ja) 1992-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1714912B1 (en) Heat insulating container
US3557995A (en) Upwardly expansible plastic vented lid
US3402873A (en) Heat-sealed article and method
JPH04267730A (ja) 多部片式平頂容器
JP2529275Y2 (ja) 飲食品用の容器
JP7308643B2 (ja) 包装用容器
KR100792097B1 (ko) 단열컵
JPH10338277A (ja) 電子レンジ加熱調理容器の外装体
JPH09323743A (ja) 蓋付き容器
JP2000226079A (ja) 食品用の断熱容器
JPH09216649A (ja) 蓋付容器とその成形方法
JPH0511151Y2 (ja)
JP2510991Y2 (ja) 電子レンジ用容器
JP2599684Y2 (ja) 断熱容器
JP7042312B1 (ja) 包装用容器及び中皿
JP2002029576A (ja) 合成樹脂製嵌合容器
JP3108982B2 (ja) 食品容器
JPH0417473Y2 (ja)
JP2004315032A (ja) カップ型断熱容器
JP3506656B2 (ja) 食品用の断熱容器
CN216735561U (zh) 一种保温包装盒
JP2540862Y2 (ja) 食品用簡易容器
JPS5927186Y2 (ja) 発泡熱可塑性樹脂製食器
JP2004010171A (ja) 圧空成形カップ
JP5582463B2 (ja) カップ状容器の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term