JPH0311149Y2 - - Google Patents

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JPH0311149Y2
JPH0311149Y2 JP1987030312U JP3031287U JPH0311149Y2 JP H0311149 Y2 JPH0311149 Y2 JP H0311149Y2 JP 1987030312 U JP1987030312 U JP 1987030312U JP 3031287 U JP3031287 U JP 3031287U JP H0311149 Y2 JPH0311149 Y2 JP H0311149Y2
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JP
Japan
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container
heat
wall
resistant
container body
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JP1987030312U
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JPS63137723U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子レンジに使用することができる耐
熱二重容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より電子レンジに使用する耐熱容器として
種々のものが使用されており、これらの容器は電
子レンジによつて加熱されることはないが、内容
物が加熱されるとその熱伝導によつて熱くなり、
結果として容器を加熱したときと同様に、素手で
取り扱うことができなくなつたり、食卓に置いた
場合卓面を変質させる等の問題を有していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
又、従来より第3図に示すように内容器50を
外容器51に内挿し、上縁部で接合52したコツ
プ等の二重容器が使用されているが、短時間に内
容器50だけが加熱されるため、内容器50と外
容器51の成形歪及び両者の接合52加工による
例えば超音波加工歪を含むこの種の成形品では、
上記加熱の問題を解消する目的でこの種の二重容
器を電子レンジで使用すると、破損を生じる問題
を有していた。
本考案は上記問題に鑑みて成されたもので、電
子レンジで使用することができる耐熱二重容器を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本考案に係る耐熱二重容器は、二重容器の
接合位置を電子レンジによつて加熱される内容物
の熱伝導の影響が少なく、且つ成形可能になる部
位に構成するもので、耐熱合成樹脂からなる適宜
深さの容器本体の外周に、該容器本体の内壁部頂
縁から連続する外壁部を腰部位に垂下形成し、該
外壁部下縁を耐熱性合成樹脂からなる皿状ベース
容器の外縁と嵌合固着すると共に、容器本体とベ
ース容器によつて収容部の外周に内腔を形成した
ものである。
〔作用〕
上記構成の耐熱二重容器は耐熱合成樹脂によつ
て容器本体とベース容器を成形したものであるた
め、電子レンジによつて容器自身が加熱されるこ
とはなく、又内容物の加熱を妨げることもない。
容器に収容した内容物が加熱されると熱伝導によ
つて熱が容器本体の内壁部から外壁部に伝播す
る。しかし上記構成では、該外壁部が容器の腰部
位に延びているため、初期に於ける嵌合固着部の
両部材間の温度差は熱傾斜によつて極めて小さく
なり、容器本体とベース容器の成形歪及び両者の
一体化加工による、例えば超音波加工歪を含む場
合でも熱作用によつて破損等の不具合を生じるこ
とがなく、電子レンジ用として有用である。
〔実施例〕
以下、本考案に係る耐熱二重容器の一実施例を
第1図及び第2図に従つて説明する。
符号1は耐熱性合成樹脂からなる適宜深さの容
器本体であり、該容器本体1の外周に内壁部2の
頂縁3から連続する外壁部4を腰部位の最大径部
まで垂下形成し、該外壁部4下縁に嵌合縁5を形
成して成る。又符号6は耐熱性合成樹脂からなる
皿状のベース容器であり、該ベース容器6の底面
部に環状脚7を形成すると共に、外周部に前記嵌
合縁5と嵌合する嵌合段部8を構成して成るもの
で、該嵌合段部8に容器本体1の嵌合縁5を嵌合
すると共に超音波溶着又は接着によつて両部材を
固着一体化し、収容部9の外周に内腔10を形成
してなる。
尚、符号11は容器本体1の収容部9開口面に
被設する蓋部材であり、該蓋部材11も耐熱性合
成樹脂によつて成形して成る。
上記構成の耐熱二重容器は、容器本体1とベー
ス容器6が耐熱合成樹脂によつて成形したもので
あるため、電子レンジによつて容器自身が加熱さ
れることはなく、又内容物の加熱を妨げることも
ない。該容器の収容部9に収容した収容物が加熱
されると熱伝導によつて熱が容器本体1の内壁部
2から頂縁3を経て外壁部4に伝播するが、該外
壁部4が容器の腰部位に延びているため、嵌合縁
5と嵌合段部8における温度差はその間の熱傾斜
によつて極めて小さくなる。従つて、容器本体1
とベース容器6の成形歪及び両者の一体化加工に
伴う超音波溶着加工歪を含む場合でも熱作用によ
つて該嵌合一体化部が破損を生じることがない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る耐熱二重容器
は、電子レンジに使用して内容物が急速に加熱さ
れても破損等を生じることがないばかりでなく、
二重容器であるため容器の外側が熱くなることが
なく、素手で取り扱うことができると共に、食卓
等に置いた場合に卓面を変質させることがない等
の特徴を有するものであり、本考案実施後の実用
的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐熱二重容器の一実施例を示
す一部を断面で表した正面図、第2図は嵌合部を
示す拡大断面図、第3図は従来の二重容器のコツ
プを示す正断面図である。第1図に従つて説明す
る。 1……容器本体、2……内壁部、4……外壁
部、5……嵌合縁、6……ベース容器、8……嵌
合段部、10……内腔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱性合成樹脂からなる適宜深さの容器本体の
    外周に、該容器本体の内壁部頂縁から連続する外
    壁部を腰部位に垂下形成し、該外壁部下縁を耐熱
    性合成樹脂からなる皿状ベース容器の外縁と嵌合
    固着すると共に、容器本体とベース容器によつて
    収容部の外周に内腔を形成してなり、上記嵌合固
    着部を容器外側の腰部より下部位置に構成したこ
    とを特徴とする耐熱二重容器。
JP1987030312U 1987-03-03 1987-03-03 Expired JPH0311149Y2 (ja)

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JP1987030312U JPH0311149Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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JP1987030312U JPH0311149Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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JPS63137723U JPS63137723U (ja) 1988-09-12
JPH0311149Y2 true JPH0311149Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30835002

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JP2522471B2 (ja) * 1993-05-28 1996-08-07 貨泉プラスチック株式会社 保温容器とその製造方法

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JPS63137723U (ja) 1988-09-12

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