JPH0744603Y2 - 袴体付ボトル - Google Patents

袴体付ボトル

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JPH0744603Y2
JPH0744603Y2 JP8646186U JP8646186U JPH0744603Y2 JP H0744603 Y2 JPH0744603 Y2 JP H0744603Y2 JP 8646186 U JP8646186 U JP 8646186U JP 8646186 U JP8646186 U JP 8646186U JP H0744603 Y2 JPH0744603 Y2 JP H0744603Y2
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JP
Japan
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bottle
hakama
adhesive
irregularities
hemispherical
Prior art date
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JP8646186U
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JPS62197530U (ja
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秀夫 長谷川
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、清涼飲料等のボトル、特に底部を半球面状に
形成し、直立性を保つ為に袴体をボトル底部に装着した
袴体付ボトルに関する。
[従来の技術] 炭酸飲料等の内圧が大気圧より高い内容物を充填密封す
るプラスチック製ボトルは、実開昭59-118729号公報に
開示される如く、内圧によってボトル底部が変形するの
を防止する為、底部を半球面状に膨出形成しているが、
これでは直立性を保つことができない為、ボトル底部に
袴体を装着している。
これを、第4図の半断面正面図により説明すると、ボト
ル1の胴部2の下部に半球面状の底部3を連接して形成
すると共に、胴部2の下部に袴体4を装着して半球面状
の底部3を覆ってボトル1の直立性を保つようにしてい
る。
この袴体4は、ボトル1の胴部2に嵌着される上部周壁
部5と、該周壁部5の下方に連接する底部6とを有し、
底部6に接地部となる環状周縁突起7を形成すると共
に、中央部に緩衝用突出部23を形成し、環状周縁突起7
と緩衝用突出部23との間に前記ボトル底部3の支持部8
を環状に形成し、該支持部8の内面に第5図の拡大断面
図に示されるように、接着剤充填用の複数の円周溝9を
形成する。
そして、該円周溝9に接着剤10を周方向に断続的に、例
えば3,4ヶ所に施して、ボトル1の底部3を袴体4に挿
入し、底部3外面の前記支持部8に支持される部分に円
周溝9の接着剤10を接着させると共に、ボトル1の底部
3の半球面状最下部を前記支持部8より下方に位置せし
めて袴体4をボトル1に装着している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記の構造の場合、ボトル1の底部3が平滑
状であることから、成形時に肉厚が不均一となり、冷却
むらによる底部3の変形が生じ易く、支持部8との接触
が不安定で座りが悪くなるという問題があった。
また、強度的に若干問題があり、袴体付ボトルが落下等
により衝撃を受けると袴体4とのボトル底部3の接触部
分に割れが生じることがあった。
また、円周溝9に接着剤10を周方向に3,4ヶ所断続的に
施しているものの、ボトル1の底部3に袴体4を接着す
る際に、円周溝9の接着剤10が施されていない部分がボ
トル1の底部3に密着して、緩衝用突出部23の空気が排
出し切れず、圧縮状態の空気がクッション作用を示し、
底部3と支持部8との間で滑りを生じて傾いて接着され
るなど、袴体4のボトル1への装着作業が円滑に行えな
いことがあった。
そこで本考案は、ボトルの底部の袴体との接着部分の強
度の接着性の向上を図った袴体付ボトルを提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的達成のため本考案は、ボトルと該ボトルの底部
に装着した袴体とにより構成され、前記ボトルは、その
底部を半球面状に膨出形成し、前記袴体は、接地部とな
る環状周縁突起と中央の緩衝用突出部との間に前記ボト
ル底部の支持部を環状に形成し、前記袴体をボトル底部
に装着した際に、ボトル底部の半球面状最下部が前記支
持部の上端より下方に位置する袴体付ボトルにおいて、
前記ボトル底部外面の前記支持部に支持される部分に、
多数の凹凸を放射状に設けると共に、接着剤により前記
支持部に接着したことを特徴としている。
[作用] したがって、ボトル底部外面の袴体の支持部に支持され
る部分に、多数の凹凸を放射状に設けたことにより、ボ
トル底部の接着部分の径方向及び周方向の強度が増し、
接着強度が著しく向上するとともに、袴体付ボトルの落
下等の衝撃によるボトル底部の接着部分の割れを極力低
減することができると共に、ボトルの底部に袴体を接着
する際に、袴体中央の緩衝用突出部内の空気が、放射状
の多数の凹凸間から容易に抜け、袴体のボトルへの装着
作業を円滑に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて
説明する。
第1図は袴体付ボトルの正面図、第2図はボトル底部の
正面図、第3図は袴体の断面図である。
炭酸飲料等の正内圧性(内圧が大気圧より高い)内容物
を充填・密封するボトル11は、口部12にキャップ(図示
せず)を螺着するねじ部13を有し、円筒状の胴部14の下
部に半球面状に膨出する底部15を連接して形成されてお
り、直立性を確保するため、胴部14の下部に袴体16を装
着している。
該袴体16は、ボトル11の胴部14に内接する周壁部18と、
この周壁部18の下方に連接する底部19とを有し、底部19
には、接地部となる環状周縁突起20と、中央部に緩衝用
突出部23とが形成され、環状周縁突起20と緩衝用突出部
23との間に前記ボトル11の底部15を支持する支持部21が
環状に形成されている。
前記ボトル11の底部15の外面の支持部21に支持される部
分には、多数の凹凸17が放射状に設けられている。
ボトル11を成形する際に、放射状に設けられている多数
の凹凸17が延伸を案内して均一に方向づけるとともに、
延伸倍率を高め、しかも凹凸による放冷作用によって均
一かつ急速に冷却されるので、底部15の肉厚が均一とな
り、正確な半球面状が得られ、支持部21との接触が安定
するものである。
また、底部15に対応する成形型を高温に維持して底部15
を熱処理する場合があるが、その場合にも多数の凹凸に
よる接触面積増大による熱伝導が均一かつ急速となり、
同様に底部15の肉厚が均一となる。
また、ボトル11の底部15は、平滑状に形成したものに比
べて径方向及び周方向の強度が増し、また、当該支持さ
れる部分の外面に従来例の円周溝9と同様の円周溝を形
成した場合と比べても径方向の強度が増している。
前記放射状の多数の凹凸17には、接着剤が施され、ボト
ル11の底部15を袴体16に挿入し、袴体16の支持部21に接
着剤を部分的に接着させると共に、ボトル11の底部15の
半球面状最下部を前記支持部21の上端より下方に位置せ
しめて袴体16をボトル11に装着している。
このように、ボトル11の底部15の外面の袴体16の支持部
21に支持される部分に、多数の凹凸17を放射状に設けた
ことにより、ボトル11の底部15の接着部分の径方向及び
周方向の強度が増し、接着強度を維持しながら、袴体付
ボトルの落下等の衝撃によるボトル11の底部15の接着部
分の割れを極力低減することができる。
さらに袴体中央の緩衝用突出部内23の空気が、放射状の
多数の凹凸17間から容易に抜け、袴体16のボトル11への
装着および接着剤により接着する作業を円滑に行うこと
ができる。
なお、本例では、袴体16の支持部21の内面にもボトル11
の底部15に設けられた放射状の凹凸17に対応して放射状
の凹凸22を設けている。このように構成された袴体16を
ボトル11に装着する際には、一方を若干回転すれば、ボ
トル11の底部15に設けられた凹凸17と、袴体16の凹凸22
とが嵌合してボトル11の底部15にのみ放射状の凹凸17を
設けた場合に比べ、接着面積を高め、両者の接着強度を
向上させることができる。
この凹凸17および凹凸22としては、接着力向上効果およ
び成形し易さの面から、凹凸の高低差が0.05〜0.5mm程
度とするのが好ましい。
なお、以上の例のようにボトル11と袴体16の双方に放射
状の凹凸17,22を設けるのが接着力向上が著しく最も好
ましいが、そのほかにも袴体16の支持部21には、凹凸を
設けずに平坦としたりあるいは従来例と同様周溝を設け
た場合にも、ボトル側の凹凸17により従来例に比べて接
着力向上作用は優れている。
[考案の効果] 本考案の袴体付ボトルは、以上のように、ボトルと該ボ
トルの底部に装着した袴体とにより構成され、前記ボト
ルは、その底部を半球面状に膨出形成し、前記袴体は、
接地部となる環状周縁突起と中央の緩衝用突出部との間
に前記ボトル底部の支持部を環状に形成し、前記袴体を
ボトル底部に装着した際に、ボトル底部の半球面状最下
部が前記支持部の上端より下方に位置し、かつ、前記ボ
トル底部外面に前記支持部に支持される部分に、多数の
凹凸を放射状に設けると共に、接着剤により前記支持部
に接着したので、ボトルに袴体を圧着する際にボトルの
接着面積を高め、接着強度を向上させることができる。
しかも、ボトル底部の外面の袴体の支持部に支持される
部分に、多数の凹凸を放射状に設けたことにより、ボト
ルを成形する際に、放射状に設けられている多数の凹凸
が延伸を案内して均一に方向づけるとともに、延伸倍率
を高め、しかも凹凸による放冷作用によって均一に冷却
されるので、底部の肉厚が均一となり、正確な半球面状
が得られ、支持部との接触が安定するものである。
またボトル底部の接着部分の径方向及び周方向の強度が
増し、接着強度を維持しながら、袴体付ボトルの落下等
の衝撃によるボトル底部の接着部分の割れを極力低減す
ることができる。
さらに袴体中央の緩衝用突出部内の空気が、放射状の多
数の凹凸間から容易に抜け、袴体のボトルへの装着作業
を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は袴体付ボトルの正面図、第2図はボトル底部の拡
大正面図、第3図は袴体の断面図、第4図及び第5図は
従来例を示すもので、第4図はボトル底部の断面図、第
5図は接着状態を示す拡大断面図である。 11……ボトル、15……底部、16……袴体、17……凹凸、
19……底部、20……環状周縁突起、21……支持部、22…
…凹凸、23……緩衝用突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトルと該ボトルの底部に装着した袴体と
    により構成され、前記ボトルは、その底部を半球面状に
    膨出形成し、前記袴体は、接地部となる環状周縁突起と
    中央の緩衝用突出部との間に前記ボトル底部の支持部を
    環状に形成し、前記袴体をボトル底部に装着した際に、
    ボトル底部の半球面状最下部が前記支持部の上端より下
    方に位置する袴体付ボトルにおいて、前記ボトル底部外
    面の前記支持部に支持される部分に、多数の凹凸を放射
    状に設けると共に、接着剤により前記支持部に接着した
    ことを特徴とする袴体付ボトル。
JP8646186U 1986-06-06 1986-06-06 袴体付ボトル Expired - Lifetime JPH0744603Y2 (ja)

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JP8646186U JPH0744603Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 袴体付ボトル

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JP8646186U JPH0744603Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 袴体付ボトル

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Publication Number Publication Date
JPS62197530U JPS62197530U (ja) 1987-12-16
JPH0744603Y2 true JPH0744603Y2 (ja) 1995-10-11

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