JPH0761385A - 立体駐輪装置 - Google Patents
立体駐輪装置Info
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- JPH0761385A JPH0761385A JP21305893A JP21305893A JPH0761385A JP H0761385 A JPH0761385 A JP H0761385A JP 21305893 A JP21305893 A JP 21305893A JP 21305893 A JP21305893 A JP 21305893A JP H0761385 A JPH0761385 A JP H0761385A
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- bicycle
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- state
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車を持ち上げなくても自転車支持体にセ
ットすることができ、かつ自転車支持体に自転車がセッ
トされていないときでも自転車支持体の回動をスムーズ
に行えるようにする。 【構成】 自転車の前輪によって押圧されることによっ
て移動可能な被押圧輪50と、自転車の移動を許容する
移動許容状態とそれを阻止する移動阻止状態との間を移
動可能なストッパ部材54と、被押圧輪50とストッパ
部材54とを連結する連結杆52とを有する。また、自
転車支持体20との重量バランスをとるバランスウエイ
ト82が、自転車支持体20及び自転車の重量に各々対
応する第1・第2分割バランスウエイト82a,82b
に分割され、第2分割バランスウエイト82bが、第1
分割バランスウエイト82aとともに上下動する上下動
状態とそうでない非上下動状態との間を切り換えられる
ようにされている。
ットすることができ、かつ自転車支持体に自転車がセッ
トされていないときでも自転車支持体の回動をスムーズ
に行えるようにする。 【構成】 自転車の前輪によって押圧されることによっ
て移動可能な被押圧輪50と、自転車の移動を許容する
移動許容状態とそれを阻止する移動阻止状態との間を移
動可能なストッパ部材54と、被押圧輪50とストッパ
部材54とを連結する連結杆52とを有する。また、自
転車支持体20との重量バランスをとるバランスウエイ
ト82が、自転車支持体20及び自転車の重量に各々対
応する第1・第2分割バランスウエイト82a,82b
に分割され、第2分割バランスウエイト82bが、第1
分割バランスウエイト82aとともに上下動する上下動
状態とそうでない非上下動状態との間を切り換えられる
ようにされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車を立体的に駐
輪する立体駐輪装置に関するものである。すなわち、基
準水平面より高い位置にのみ自転車を駐輪する装置も、
基準水平面上に駐輪する部分及びそれより高い位置に駐
輪する部分を有する2段式の駐輪装置も含むものであ
る。なお、この明細書中、基準水平面とは、地面や床面
等、基準となるほぼ水平な面をすべて含むこととする。
輪する立体駐輪装置に関するものである。すなわち、基
準水平面より高い位置にのみ自転車を駐輪する装置も、
基準水平面上に駐輪する部分及びそれより高い位置に駐
輪する部分を有する2段式の駐輪装置も含むものであ
る。なお、この明細書中、基準水平面とは、地面や床面
等、基準となるほぼ水平な面をすべて含むこととする。
【0002】
【従来の技術】従来より、基準水平面上に駐輪する下段
部と、それより上の部分に駐輪する上段部とを有する2
段式駐輪装置としては、次のようなものが知られてい
る。以下、上段部を中心に説明する。図5に示すよう
に、その2段式駐輪装置は、地面Sに対して鉛直に設け
られた支柱110と、支柱110に対して地面Sより高
い位置においてほぼ水平状に設けられたほぼU字状断面
を有する固定支持体130とを有し、その固定支持体1
30に、実際に自転車Bを支持する自転車支持体140
が連結されている。自転車支持体140は固定支持体1
30よりも幅細のほぼU字状断面を有するレール状をし
ている。自転車支持体140の基端部は、固定支持体1
30の先端部に対して回動可能とされている。すなわ
ち、自転車支持体140が傾斜して自転車支持体140
の先端部が地面S上に位置する状態(傾斜着地状態)か
ら、同基端部が自転車支持体140の先端部とほぼ同じ
高さとなって自転車支持体140がほぼ水平となる状態
(引出し状態)まで回動可能とされている。さらに、自
転車支持体140は、その引出し状態から、自転車支持
体140が固定支持体130とほぼ重なった状態(収納
状態)までスライド可能とされている。
部と、それより上の部分に駐輪する上段部とを有する2
段式駐輪装置としては、次のようなものが知られてい
る。以下、上段部を中心に説明する。図5に示すよう
に、その2段式駐輪装置は、地面Sに対して鉛直に設け
られた支柱110と、支柱110に対して地面Sより高
い位置においてほぼ水平状に設けられたほぼU字状断面
を有する固定支持体130とを有し、その固定支持体1
30に、実際に自転車Bを支持する自転車支持体140
が連結されている。自転車支持体140は固定支持体1
30よりも幅細のほぼU字状断面を有するレール状をし
ている。自転車支持体140の基端部は、固定支持体1
30の先端部に対して回動可能とされている。すなわ
ち、自転車支持体140が傾斜して自転車支持体140
の先端部が地面S上に位置する状態(傾斜着地状態)か
ら、同基端部が自転車支持体140の先端部とほぼ同じ
高さとなって自転車支持体140がほぼ水平となる状態
(引出し状態)まで回動可能とされている。さらに、自
転車支持体140は、その引出し状態から、自転車支持
体140が固定支持体130とほぼ重なった状態(収納
状態)までスライド可能とされている。
【0003】この2段式駐輪装置においては、通常は、
自転車支持体140は収納状態とされている。そして、
自転車Bを駐輪する際には、その収納状態から自転車支
持体140を引出してスライドさせて引出し状態とし、
さらに下方に回動させて傾斜着地状態とする。そして、
その傾斜着地状態において自転車Bを自転車支持体14
0にセットし、自転車支持体140を引出し状態まで上
方へ回動させ、収納状態までスライドさせるのである。
また、駐輪状態の自転車Bを取り出す際には、上述と逆
の手順をすることによって行うのである。
自転車支持体140は収納状態とされている。そして、
自転車Bを駐輪する際には、その収納状態から自転車支
持体140を引出してスライドさせて引出し状態とし、
さらに下方に回動させて傾斜着地状態とする。そして、
その傾斜着地状態において自転車Bを自転車支持体14
0にセットし、自転車支持体140を引出し状態まで上
方へ回動させ、収納状態までスライドさせるのである。
また、駐輪状態の自転車Bを取り出す際には、上述と逆
の手順をすることによって行うのである。
【0004】そして、この2段式駐輪装置の自転車支持
体140の先端部側には、傾斜着地状態における自転車
支持体140に対して自転車Bをセットする際に、その
傾斜している自転車支持体140から自転車Bが下降し
ないように、自転車支持体140の先端部側にストッパ
部154が設けられている。また、自転車支持体140
を回動させる際の重量バランスをとるバランスウエイト
182が、ロープ180を介して設けられている。固定
支持体130に連結され自転車支持体140の回動の補
助をする補助部材(図示省略)にロープ180の基端部
が取り付けられ、ロープ180は固定支持体130に沿
って伸び、固定支持体130の基端部に設けられた滑車
192を経て支柱110に沿って鉛直下方向へ伸び、そ
の先端部にバランスウエイト182が設けられているの
である。バランスウエイト182の重量は、自転車支持
体140及びそれにセットされる自転車Bの重量の合計
に対応する重量とされている。
体140の先端部側には、傾斜着地状態における自転車
支持体140に対して自転車Bをセットする際に、その
傾斜している自転車支持体140から自転車Bが下降し
ないように、自転車支持体140の先端部側にストッパ
部154が設けられている。また、自転車支持体140
を回動させる際の重量バランスをとるバランスウエイト
182が、ロープ180を介して設けられている。固定
支持体130に連結され自転車支持体140の回動の補
助をする補助部材(図示省略)にロープ180の基端部
が取り付けられ、ロープ180は固定支持体130に沿
って伸び、固定支持体130の基端部に設けられた滑車
192を経て支柱110に沿って鉛直下方向へ伸び、そ
の先端部にバランスウエイト182が設けられているの
である。バランスウエイト182の重量は、自転車支持
体140及びそれにセットされる自転車Bの重量の合計
に対応する重量とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
2段式駐輪装置においては、傾斜着地状態における自転
車支持体140に対して自転車Bをセットする際には、
ストッパ部154よりも上側(基端部側)に自転車Bを
セットする必要がある。このため、そのセットの際には
自転車Bを持ち上げる必要があって不便である。そこ
で、請求項1に係る発明は、自転車を持ち上げなくても
自転車支持体に自転車をセットすることができる立体駐
輪装置を提供することを課題とする。
2段式駐輪装置においては、傾斜着地状態における自転
車支持体140に対して自転車Bをセットする際には、
ストッパ部154よりも上側(基端部側)に自転車Bを
セットする必要がある。このため、そのセットの際には
自転車Bを持ち上げる必要があって不便である。そこ
で、請求項1に係る発明は、自転車を持ち上げなくても
自転車支持体に自転車をセットすることができる立体駐
輪装置を提供することを課題とする。
【0006】また、上記の2段支持駐輪装置において
は、前述したように、バランスウエイト182の重量が
自転車支持体140及び自転車Bの合計の重量に対応す
るようにされている。このため、自転車支持体140に
自転車Bをセットしていない状態において自転車支持体
140を出し入れする場合、特に、駐輪状態の自転車B
を取り出した後において自転車支持体140を収納位置
に戻す場合においては、バランスウエイト182が必要
以上に重いこととなり、自転車支持体140が傾斜着地
状態から取出し状態へあまりにも軽く戻り(自動的に戻
る場合もある)危険である。そこで、請求項2に係る発
明は、自転車支持体に自転車がセットされているときも
セットされていないときも、自転車支持体の回動及びス
ライドをスムーズに行うことができる立体駐輪装置を提
供することを課題とする。
は、前述したように、バランスウエイト182の重量が
自転車支持体140及び自転車Bの合計の重量に対応す
るようにされている。このため、自転車支持体140に
自転車Bをセットしていない状態において自転車支持体
140を出し入れする場合、特に、駐輪状態の自転車B
を取り出した後において自転車支持体140を収納位置
に戻す場合においては、バランスウエイト182が必要
以上に重いこととなり、自転車支持体140が傾斜着地
状態から取出し状態へあまりにも軽く戻り(自動的に戻
る場合もある)危険である。そこで、請求項2に係る発
明は、自転車支持体に自転車がセットされているときも
セットされていないときも、自転車支持体の回動及びス
ライドをスムーズに行うことができる立体駐輪装置を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、基準水平面より高い位置に
ほぼ水平に固定された固定支持体と、その固定支持体に
連結され自転車を支持する自転車支持体とを有し、その
自転車支持体の基端部が前記固定支持体の先端部に対し
て回動可能とされ、かつ同自転車支持体が同固定支持体
に対してスライド可能とされており、同自転車支持体が
同固定支持体に支持されて自転車が駐輪される立体駐輪
装置であって、前記自転車支持体の前記基端部側に設け
られ、前記自転車の第1車輪によって押圧されることに
よって第1位置から第2位置へと移動可能な被押圧部材
と、前記自転車支持体の先端部側に設けられ、前記基準
水平面と同自転車支持体との間の前記自転車の移動を許
容する移動許容状態と、当該移動を阻止する移動阻止状
態との間を移動可能なストッパ部材と、前記被押圧部材
と前記ストッパ部材とを連結し、前記被押圧部材の前記
第1位置と前記ストッパ部材の前記移動許容状態とを対
応づけ、前記被押圧部材の前記第2位置と前記ストッパ
部材の前記移動阻止状態とを対応づける連結機構とを有
することを特徴とする。
に、請求項1に係る発明は、基準水平面より高い位置に
ほぼ水平に固定された固定支持体と、その固定支持体に
連結され自転車を支持する自転車支持体とを有し、その
自転車支持体の基端部が前記固定支持体の先端部に対し
て回動可能とされ、かつ同自転車支持体が同固定支持体
に対してスライド可能とされており、同自転車支持体が
同固定支持体に支持されて自転車が駐輪される立体駐輪
装置であって、前記自転車支持体の前記基端部側に設け
られ、前記自転車の第1車輪によって押圧されることに
よって第1位置から第2位置へと移動可能な被押圧部材
と、前記自転車支持体の先端部側に設けられ、前記基準
水平面と同自転車支持体との間の前記自転車の移動を許
容する移動許容状態と、当該移動を阻止する移動阻止状
態との間を移動可能なストッパ部材と、前記被押圧部材
と前記ストッパ部材とを連結し、前記被押圧部材の前記
第1位置と前記ストッパ部材の前記移動許容状態とを対
応づけ、前記被押圧部材の前記第2位置と前記ストッパ
部材の前記移動阻止状態とを対応づける連結機構とを有
することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に係る発明は、基準水平面
より高い位置にほぼ水平に固定された固定支持体と、そ
の固定支持体に連結され自転車を支持する自転車支持体
とを有し、その自転車支持体の基端部が前記固定支持体
の先端部に対して回動可能とされ、かつ同自転車支持体
が同固定支持体に対してスライド可能とされており、同
自転車支持体が同固定支持体に支持されて自転車が駐輪
される立体駐輪装置であって、前記自転車支持体の前記
回動に伴って上下動することによって重量バランスをと
るバランスウエイトが、同自転車支持体の重量に対応し
同自転車支持体に連結された下側の第1分割バランスウ
エイトと、前記自転車の重量に対応する上側の第2分割
バランスウエイトとに上下に分割され、前記第2分割バ
ランスウエイトが、前記第1分割バランスウエイトの上
に載置され同第1分割バランスウエイトの上下動に伴っ
て上下動する上下動状態と、前記固定支持体に連結され
て前記第1分割バランスウエイトの上下動には伴わない
非上下動状態との間を切り換えられる構造とされたこと
を特徴とする。
より高い位置にほぼ水平に固定された固定支持体と、そ
の固定支持体に連結され自転車を支持する自転車支持体
とを有し、その自転車支持体の基端部が前記固定支持体
の先端部に対して回動可能とされ、かつ同自転車支持体
が同固定支持体に対してスライド可能とされており、同
自転車支持体が同固定支持体に支持されて自転車が駐輪
される立体駐輪装置であって、前記自転車支持体の前記
回動に伴って上下動することによって重量バランスをと
るバランスウエイトが、同自転車支持体の重量に対応し
同自転車支持体に連結された下側の第1分割バランスウ
エイトと、前記自転車の重量に対応する上側の第2分割
バランスウエイトとに上下に分割され、前記第2分割バ
ランスウエイトが、前記第1分割バランスウエイトの上
に載置され同第1分割バランスウエイトの上下動に伴っ
て上下動する上下動状態と、前記固定支持体に連結され
て前記第1分割バランスウエイトの上下動には伴わない
非上下動状態との間を切り換えられる構造とされたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明においては、ストッパ部材
が移動許容状態にあるときにおいて自転車を基準水平面
上から自転車支持体にセットし、自転車の第1車輪によ
って被押圧部材を押圧し、被押圧部材を第1位置から第
2位置へ移動させる。すると、連結機構を介してストッ
パ部材が移動阻止状態となり、自転車が自転車支持体か
ら基準水平面の方へ移動することが阻止された状態でセ
ットされる。その状態で、自転車支持体がその基端部に
おいて固定支持体の先端部に対して回動されかつ同固定
支持体に対してスライドされることによって、自転車支
持体が固定支持体に支持されて、自転車の駐輪がなされ
る。
が移動許容状態にあるときにおいて自転車を基準水平面
上から自転車支持体にセットし、自転車の第1車輪によ
って被押圧部材を押圧し、被押圧部材を第1位置から第
2位置へ移動させる。すると、連結機構を介してストッ
パ部材が移動阻止状態となり、自転車が自転車支持体か
ら基準水平面の方へ移動することが阻止された状態でセ
ットされる。その状態で、自転車支持体がその基端部に
おいて固定支持体の先端部に対して回動されかつ同固定
支持体に対してスライドされることによって、自転車支
持体が固定支持体に支持されて、自転車の駐輪がなされ
る。
【0010】また、請求項2に係る発明においては、自
転車支持体に自転車がセットされている際には、第2分
割バランスウエイトが第1分割バランスウエイトの上に
載置され同第1分割バランスウエイトとともに上下動す
る上下動状態とされて、自転車支持体及び自転車に対し
て両分割バランスウエイトによって重量バランスがとら
れる。一方、自転車支持体に自転車がセットされていな
い際には、第2分割バランスウエイトが固定支持体に連
結されて第1分割バランスウエイトの上下動には伴わな
い非上下動状態とされ、自転車支持体に対して第1分割
バランスウエイトのみによって重量バランスがとられ
る。このように、自転車支持体に自転車がセットされて
いる場合もセットされていない場合も、それぞれに対応
した重量バランスがとられ、どちらの場合においても自
転車支持体の回動がスムーズになされることとなる。
転車支持体に自転車がセットされている際には、第2分
割バランスウエイトが第1分割バランスウエイトの上に
載置され同第1分割バランスウエイトとともに上下動す
る上下動状態とされて、自転車支持体及び自転車に対し
て両分割バランスウエイトによって重量バランスがとら
れる。一方、自転車支持体に自転車がセットされていな
い際には、第2分割バランスウエイトが固定支持体に連
結されて第1分割バランスウエイトの上下動には伴わな
い非上下動状態とされ、自転車支持体に対して第1分割
バランスウエイトのみによって重量バランスがとられ
る。このように、自転車支持体に自転車がセットされて
いる場合もセットされていない場合も、それぞれに対応
した重量バランスがとられ、どちらの場合においても自
転車支持体の回動がスムーズになされることとなる。
【0011】
【実施例】次に、請求項1及び請求項2の発明をともに
具体化した1つの実施例を図面に基づいて説明する。図
1に示すように、この2段式駐輪装置(立体駐輪装置)
においては、2本の鉛直な支柱10が横材12によって
結合されている。そして、両支柱10間において各々4
台の自転車を駐輪する下段部14及び上段部16が設け
られている。
具体化した1つの実施例を図面に基づいて説明する。図
1に示すように、この2段式駐輪装置(立体駐輪装置)
においては、2本の鉛直な支柱10が横材12によって
結合されている。そして、両支柱10間において各々4
台の自転車を駐輪する下段部14及び上段部16が設け
られている。
【0012】まず下段部14について説明する。下段部
14においては、4つの下段自転車支持体20が2つの
連結部材22によって連結されており、各下段自転車支
持体20はほぼU字状断面を有するレール状をしてい
る。各下段自転車支持体20の先端部側においては、自
転車の収納を容易にするために徐々に幅が広くなるよう
にされており、基端部側においては自転車の第1車輪
(通常は前輪)をその両側面から支持する車輪側面支持
部26が設けられている。
14においては、4つの下段自転車支持体20が2つの
連結部材22によって連結されており、各下段自転車支
持体20はほぼU字状断面を有するレール状をしてい
る。各下段自転車支持体20の先端部側においては、自
転車の収納を容易にするために徐々に幅が広くなるよう
にされており、基端部側においては自転車の第1車輪
(通常は前輪)をその両側面から支持する車輪側面支持
部26が設けられている。
【0013】次に、上段部16について説明する。上段
部16においても4つの上部駐輪部18が設けられてい
る。各上部駐輪部18は構造が同一のため、以下におい
てはその1つについて説明する。図1〜図3に示すよう
に、上部駐輪部18は、固定支持体30と自転車支持体
40とを有している。固定支持体30は横材12に対し
て固定されており、ほぼU字状の断面を有する水平なレ
ール状をしている。また、自転車支持体40は、固定支
持体30に対して連結されており、固定支持体30より
も幅細のほぼU字状の断面を有するレール状をしてい
る。自転車支持体40の上側(引出し状態から収納状態
における上側)の左右両側には、自転車支持体40とほ
ぼ平行に各々車輪側面支持杆48が設けられている。ま
た、自転車支持体40の先端部には2本の脚部46が設
けられている。
部16においても4つの上部駐輪部18が設けられてい
る。各上部駐輪部18は構造が同一のため、以下におい
てはその1つについて説明する。図1〜図3に示すよう
に、上部駐輪部18は、固定支持体30と自転車支持体
40とを有している。固定支持体30は横材12に対し
て固定されており、ほぼU字状の断面を有する水平なレ
ール状をしている。また、自転車支持体40は、固定支
持体30に対して連結されており、固定支持体30より
も幅細のほぼU字状の断面を有するレール状をしてい
る。自転車支持体40の上側(引出し状態から収納状態
における上側)の左右両側には、自転車支持体40とほ
ぼ平行に各々車輪側面支持杆48が設けられている。ま
た、自転車支持体40の先端部には2本の脚部46が設
けられている。
【0014】固定支持体30の先端部の内側の両側面に
は、各々ガイド輪32が回転可能に設けられている。こ
れに対応して、自転車支持体40の外側の両側面には各
々ガイド溝42が設けられている。また、自転車支持体
40の基端部の外側の両側面には各々ガイド輪44が回
転可能に設けられており、これに対応して固定支持体3
0の内側の両側面には各々ガイド溝34が設けられてい
る。このため、自転車支持体40は、ガイド輪32がガ
イド溝42の基端部側に位置する状態において、自転車
支持体40が傾斜してその先端部が着地した傾斜着地状
態(図2に示す)から、自転車支持体40が水平な引出
し状態まで、ガイド輪32を回動中心として回動可能で
ある。そして、その水平な引出し状態から、ガイド輪4
4がガイド溝34に入ってガイド溝34にガイドされつ
つ、かつガイド溝42がガイド輪32にガイドされつ
つ、自転車支持体40が固定支持体30とほぼ重なる収
納状態まで水平にスライドされ得るのである(図3は引
出し状態と収納状態との間の状態を示す)。そして、通
常は(駐輪状態においても非駐輪状態においても)自転
車支持体40は収納状態とされており、引出し状態を経
て傾斜着地状態とされて自転車Bが出し入れされ、その
後再び引出し状態を経て収納状態に戻されるのである。
は、各々ガイド輪32が回転可能に設けられている。こ
れに対応して、自転車支持体40の外側の両側面には各
々ガイド溝42が設けられている。また、自転車支持体
40の基端部の外側の両側面には各々ガイド輪44が回
転可能に設けられており、これに対応して固定支持体3
0の内側の両側面には各々ガイド溝34が設けられてい
る。このため、自転車支持体40は、ガイド輪32がガ
イド溝42の基端部側に位置する状態において、自転車
支持体40が傾斜してその先端部が着地した傾斜着地状
態(図2に示す)から、自転車支持体40が水平な引出
し状態まで、ガイド輪32を回動中心として回動可能で
ある。そして、その水平な引出し状態から、ガイド輪4
4がガイド溝34に入ってガイド溝34にガイドされつ
つ、かつガイド溝42がガイド輪32にガイドされつ
つ、自転車支持体40が固定支持体30とほぼ重なる収
納状態まで水平にスライドされ得るのである(図3は引
出し状態と収納状態との間の状態を示す)。そして、通
常は(駐輪状態においても非駐輪状態においても)自転
車支持体40は収納状態とされており、引出し状態を経
て傾斜着地状態とされて自転車Bが出し入れされ、その
後再び引出し状態を経て収納状態に戻されるのである。
【0015】そして、自転車支持体40には、被押圧輪
50,連結杆52,ストッパ部材54が設けられてい
る。連結杆(連結機構)52は、各車輪側面支持杆48
に沿って各々その長さ方向に移動可能に設けられてお
り、その先端部側に被押圧輪(被押圧部材)50が設け
られている。被押圧輪50は第1位置(図2中実線で示
す)と第2位置(図2中2点鎖線で示す)との間におい
て移動可能とされている。ストッパ部材54は先端部側
に向かうにつれて徐々に幅の広がる短いレール状をして
おり、自転車支持体40の先端部に対して支点軸56を
中心に回動可能に設けられている。すなわち、自転車支
持体40が傾斜着地状態において、自転車支持体40と
一直線状に連続して地面Sと自転車支持体40との間を
自転車Bが移動を許容する移動許容状態(図2中実線で
示す)と、自転車支持体40に対して直角に起立してそ
の移動を阻止する移動阻止状態(図2中2点鎖線で示
す)との間を回動可能であるのである。ストッパ部材5
4と連結杆52とは連結されており、被押圧輪50の第
1位置とストッパ部材54の移動許容状態とが対応づけ
られ、被押圧輪50の第2位置とストッパ部材54の移
動阻止状態とが対応づけられている。
50,連結杆52,ストッパ部材54が設けられてい
る。連結杆(連結機構)52は、各車輪側面支持杆48
に沿って各々その長さ方向に移動可能に設けられてお
り、その先端部側に被押圧輪(被押圧部材)50が設け
られている。被押圧輪50は第1位置(図2中実線で示
す)と第2位置(図2中2点鎖線で示す)との間におい
て移動可能とされている。ストッパ部材54は先端部側
に向かうにつれて徐々に幅の広がる短いレール状をして
おり、自転車支持体40の先端部に対して支点軸56を
中心に回動可能に設けられている。すなわち、自転車支
持体40が傾斜着地状態において、自転車支持体40と
一直線状に連続して地面Sと自転車支持体40との間を
自転車Bが移動を許容する移動許容状態(図2中実線で
示す)と、自転車支持体40に対して直角に起立してそ
の移動を阻止する移動阻止状態(図2中2点鎖線で示
す)との間を回動可能であるのである。ストッパ部材5
4と連結杆52とは連結されており、被押圧輪50の第
1位置とストッパ部材54の移動許容状態とが対応づけ
られ、被押圧輪50の第2位置とストッパ部材54の移
動阻止状態とが対応づけられている。
【0016】ストッパ部材54の左右両側には各々連結
杆60の基端部が回動可能に連結されており、各連結杆
60の先端部は連結棒62によって連結されている。連
結棒62に対応して、フック部材64が支点軸66を中
心に回動可能に設けられている。フック部材64には爪
部68が形成されており、スプリング70によって図2
中反時計回り方向に付勢されている。そして、ストッパ
部材54が移動許容状態にあるときに連結棒62は爪部
68より図2中左上側の移動許容対応位置に位置し、ス
トッパ部材54が移動阻止状態にあるときに連結棒62
は爪部68より図2中右下側の移動阻止対応位置に位置
するようにされている。そして、その爪部68によっ
て、連結棒62の移動許容対応位置から移動阻止対応位
置への移動は許容し(スプリング70の付勢力に反して
フック部材64が図中時計回り方向に回動することによ
る)、その逆方向への移動は阻止するようにされてい
る。また、フック部材64にはペダル部材72が設けら
れている。そして、ストッパ部材54が移動阻止状態に
あり連結棒62が移動阻止対応位置にある際に、ペダル
部材72を足で踏んでフック部材64を図中時計回り方
向に回動させ、かつ、ストッパ部材54を移動許容状態
の方へ付勢することによって連結棒62が移動許容対応
位置へ戻り、ストッパ部材54が移動許容状態に戻るよ
うにされている。
杆60の基端部が回動可能に連結されており、各連結杆
60の先端部は連結棒62によって連結されている。連
結棒62に対応して、フック部材64が支点軸66を中
心に回動可能に設けられている。フック部材64には爪
部68が形成されており、スプリング70によって図2
中反時計回り方向に付勢されている。そして、ストッパ
部材54が移動許容状態にあるときに連結棒62は爪部
68より図2中左上側の移動許容対応位置に位置し、ス
トッパ部材54が移動阻止状態にあるときに連結棒62
は爪部68より図2中右下側の移動阻止対応位置に位置
するようにされている。そして、その爪部68によっ
て、連結棒62の移動許容対応位置から移動阻止対応位
置への移動は許容し(スプリング70の付勢力に反して
フック部材64が図中時計回り方向に回動することによ
る)、その逆方向への移動は阻止するようにされてい
る。また、フック部材64にはペダル部材72が設けら
れている。そして、ストッパ部材54が移動阻止状態に
あり連結棒62が移動阻止対応位置にある際に、ペダル
部材72を足で踏んでフック部材64を図中時計回り方
向に回動させ、かつ、ストッパ部材54を移動許容状態
の方へ付勢することによって連結棒62が移動許容対応
位置へ戻り、ストッパ部材54が移動許容状態に戻るよ
うにされている。
【0017】また、図2〜図4に示すように、固定支持
体30の先端部側の左右両側には補助部材76が回動軸
78を中心に回動可能に設けられており、各補助部材7
6に対して回転可能に設けられた各車輪79は、自転車
支持体40の前述の各ガイド溝42に嵌入されている。
そして、各補助部材76には、次のように、ロープ80
を介してバランスウエイト82が設けられている。
体30の先端部側の左右両側には補助部材76が回動軸
78を中心に回動可能に設けられており、各補助部材7
6に対して回転可能に設けられた各車輪79は、自転車
支持体40の前述の各ガイド溝42に嵌入されている。
そして、各補助部材76には、次のように、ロープ80
を介してバランスウエイト82が設けられている。
【0018】バランスウエイト82は、固定支持体30
に設けられたバランスウエイト収納部84(図1参照)
内において上下動可能に収納されている。バランスウエ
イト82は、下側の第1分割バランスウエイト82a
と、上側の第2分割バランスウエイト82bとに分割さ
れている。第1分割バランスウエイト82aは自転車支
持体40の重量に対応する重量とされ、第2分割バラン
スウエイト82bは自転車Bの重量に対応する重量とさ
れている。図4に示すように、第2分割バランスウエイ
ト82bには、2つのロープ貫通孔86が設けられてい
る。第2分割バランスウエイト82bの上部には係合部
88が形成されている。
に設けられたバランスウエイト収納部84(図1参照)
内において上下動可能に収納されている。バランスウエ
イト82は、下側の第1分割バランスウエイト82a
と、上側の第2分割バランスウエイト82bとに分割さ
れている。第1分割バランスウエイト82aは自転車支
持体40の重量に対応する重量とされ、第2分割バラン
スウエイト82bは自転車Bの重量に対応する重量とさ
れている。図4に示すように、第2分割バランスウエイ
ト82bには、2つのロープ貫通孔86が設けられてい
る。第2分割バランスウエイト82bの上部には係合部
88が形成されている。
【0019】各ロープ80は、各補助部材76に取り付
けられており、各ロープ80は固定支持体40に設けら
れた各滑車90(図2参照)を経て、固定支持体30の
左右各内側において固定支持体30に沿って這わされ、
固定支持体30の先端部側に設けられた各滑車92を経
て、第2分割バランスウエイト82bの各ロープ貫通孔
86を通り、第1分割バランスウエイト82aに連結さ
れている。
けられており、各ロープ80は固定支持体40に設けら
れた各滑車90(図2参照)を経て、固定支持体30の
左右各内側において固定支持体30に沿って這わされ、
固定支持体30の先端部側に設けられた各滑車92を経
て、第2分割バランスウエイト82bの各ロープ貫通孔
86を通り、第1分割バランスウエイト82aに連結さ
れている。
【0020】また、固定支持体30の先端部には、回動
軸94が設けられ、回動軸94には第2分割バランスウ
エイト82bの係合部88に対応するフック部材96が
設けられている。また、回動軸94には連結杆97が設
けられ、連結杆97は固定支持体30の1つの外側に沿
って伸び、その先端部(固定支持体30の先端部の近傍
に位置する)には把持部98が設けられている。そし
て、把持部98を把持して連結杆97をA方向へ押圧す
るとフック部材96と係合部88との係合が外れ、連結
杆97をB方向へ引っ張るとフック部材96が係合部8
8に係合するようにされている。
軸94が設けられ、回動軸94には第2分割バランスウ
エイト82bの係合部88に対応するフック部材96が
設けられている。また、回動軸94には連結杆97が設
けられ、連結杆97は固定支持体30の1つの外側に沿
って伸び、その先端部(固定支持体30の先端部の近傍
に位置する)には把持部98が設けられている。そし
て、把持部98を把持して連結杆97をA方向へ押圧す
るとフック部材96と係合部88との係合が外れ、連結
杆97をB方向へ引っ張るとフック部材96が係合部8
8に係合するようにされている。
【0021】次に、この2段式駐輪装置の使用方法及び
作用効果について説明する。前述したように、通常は、
自転車支持体40は収納状態にしておく。自転車Bが駐
輪されていない場合にはストッパ部材54は移動許容状
態にある。そして、自転車Bを駐輪しようとする際に
は、自転車支持体40を手前側に引き出して引出し状態
とし、その後、自転車支持体40を下方に回動させて傾
斜着地状態とする(図2参照)。そして、移動許容状態
にあるストッパ部材54を経て自転車Bを自転車支持体
40にセットする。そして、自転車Bの第1車輪(通常
は前輪)によって被押圧輪50を押圧して被押圧輪50
を第1位置から第2位置へと移動させる。すると、連結
杆52によってその移動がストッパ部材54に伝達され
て、ストッパ部材54は移動許容状態から移動阻止状態
へと移動する(その際、連結棒62はフック部材64の
爪部68を乗り越えて移動阻止対応位置へ移動する)。
このため、自転車Bが自転車支持体40から下降するこ
とが防止される。このように、この2段式駐輪装置にお
いては、自転車Bを持ち上げて自転車支持体40にセッ
トすることなく、地面S上から自転車Bをストッパ部材
54(移動許容状態)を通して自転車支持体40に移動
させその勢いで被押圧輪50を押圧するという1つの動
作によって、自転車Bを自転車支持体40から下降しな
い状態にセットすることができるのである。なお、逆
に、自転車支持体40が傾斜着地状態において、自転車
支持体40から自転車Bを取り出す際には、ペダル部材
72を踏むことによって、自転車Bの重量によるストッ
パ部材54に対する移動許容状態の側への付勢力に基づ
いて、連結棒62が移動許容対応位置に戻り、ストッパ
部材54が移動許容状態が戻る。そして、自転車Bを移
動許容状態のストッパ部材54を通して地面S上へ出す
ことができるのである。
作用効果について説明する。前述したように、通常は、
自転車支持体40は収納状態にしておく。自転車Bが駐
輪されていない場合にはストッパ部材54は移動許容状
態にある。そして、自転車Bを駐輪しようとする際に
は、自転車支持体40を手前側に引き出して引出し状態
とし、その後、自転車支持体40を下方に回動させて傾
斜着地状態とする(図2参照)。そして、移動許容状態
にあるストッパ部材54を経て自転車Bを自転車支持体
40にセットする。そして、自転車Bの第1車輪(通常
は前輪)によって被押圧輪50を押圧して被押圧輪50
を第1位置から第2位置へと移動させる。すると、連結
杆52によってその移動がストッパ部材54に伝達され
て、ストッパ部材54は移動許容状態から移動阻止状態
へと移動する(その際、連結棒62はフック部材64の
爪部68を乗り越えて移動阻止対応位置へ移動する)。
このため、自転車Bが自転車支持体40から下降するこ
とが防止される。このように、この2段式駐輪装置にお
いては、自転車Bを持ち上げて自転車支持体40にセッ
トすることなく、地面S上から自転車Bをストッパ部材
54(移動許容状態)を通して自転車支持体40に移動
させその勢いで被押圧輪50を押圧するという1つの動
作によって、自転車Bを自転車支持体40から下降しな
い状態にセットすることができるのである。なお、逆
に、自転車支持体40が傾斜着地状態において、自転車
支持体40から自転車Bを取り出す際には、ペダル部材
72を踏むことによって、自転車Bの重量によるストッ
パ部材54に対する移動許容状態の側への付勢力に基づ
いて、連結棒62が移動許容対応位置に戻り、ストッパ
部材54が移動許容状態が戻る。そして、自転車Bを移
動許容状態のストッパ部材54を通して地面S上へ出す
ことができるのである。
【0022】また、この2段式駐輪装置では、自転車B
が自転車支持体40にセットされた状態で自転車支持体
40を傾斜着地状態から引出し状態まで上方へ回動して
収納状態までスライドする際においては、図4に示すよ
うに、把持部98を把持して連結杆97をA方向へ押圧
し、フック部材96を第2分割バランスウエイト82b
の係合部88に係合しない状態とする。すると、第2分
割バランスウエイト82bが第1分割バランスウエイト
82a上に載置された状態となり、両分割バランスウエ
イト82a,82bによって自転車支持体40及び自転
車Bとの重量バランスがとられることとなる。両分割バ
ランスウエイト82a,82bの合計重量は自転車支持
体40及び自転車Bの合計重量に対応しているため、自
転車Bがセットされた状態の自転車支持体40をスムー
ズに回動させることができるのである。一方、自転車B
が自転車支持体40にセットされていない状態(すなわ
ち、自転車Bを自転車支持体40から取出した際)にお
いて、自転車支持体40を傾斜着地状態から引出し状態
を経て収納状態へ戻す場合には、把持部98を把持して
連結杆97をB方向へ引っ張り、フック部材96を第2
分割バランスウエイト82bの係合部88に係合させ
る。すると、第2分割バランスウエイト82bは固定支
持体30に対して吊り下げられた状態となり、自転車支
持体40に対して第1分割バランスウエイト82aのみ
が重量バランスをとることとなる(第1分割バランスウ
エイト82aの重量は、前述のように、自転車Bを含ま
ない自転車支持体40の重量に対応している)。このた
め、自転車支持体40があまりにも軽く上方へ回動した
り、自動的に上方へ跳ね上がるように回動したりするこ
となく、自転車支持体40をスムーズに回動させること
ができるのである。
が自転車支持体40にセットされた状態で自転車支持体
40を傾斜着地状態から引出し状態まで上方へ回動して
収納状態までスライドする際においては、図4に示すよ
うに、把持部98を把持して連結杆97をA方向へ押圧
し、フック部材96を第2分割バランスウエイト82b
の係合部88に係合しない状態とする。すると、第2分
割バランスウエイト82bが第1分割バランスウエイト
82a上に載置された状態となり、両分割バランスウエ
イト82a,82bによって自転車支持体40及び自転
車Bとの重量バランスがとられることとなる。両分割バ
ランスウエイト82a,82bの合計重量は自転車支持
体40及び自転車Bの合計重量に対応しているため、自
転車Bがセットされた状態の自転車支持体40をスムー
ズに回動させることができるのである。一方、自転車B
が自転車支持体40にセットされていない状態(すなわ
ち、自転車Bを自転車支持体40から取出した際)にお
いて、自転車支持体40を傾斜着地状態から引出し状態
を経て収納状態へ戻す場合には、把持部98を把持して
連結杆97をB方向へ引っ張り、フック部材96を第2
分割バランスウエイト82bの係合部88に係合させ
る。すると、第2分割バランスウエイト82bは固定支
持体30に対して吊り下げられた状態となり、自転車支
持体40に対して第1分割バランスウエイト82aのみ
が重量バランスをとることとなる(第1分割バランスウ
エイト82aの重量は、前述のように、自転車Bを含ま
ない自転車支持体40の重量に対応している)。このた
め、自転車支持体40があまりにも軽く上方へ回動した
り、自動的に上方へ跳ね上がるように回動したりするこ
となく、自転車支持体40をスムーズに回動させること
ができるのである。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、地面上か
ら自転車を移動許容状態のストッパ部材を通して自転車
支持体に移動させ、その勢いで自転車の第1車輪で被押
圧部を押圧するという一連の動作をすることによって、
自転車を自転車支持体にセットすることが可能となる。
このため、自転車を持ち上げて自転車支持体にセットす
る必要はなく、自転車の駐輪を容易にすることが可能と
なる。
ら自転車を移動許容状態のストッパ部材を通して自転車
支持体に移動させ、その勢いで自転車の第1車輪で被押
圧部を押圧するという一連の動作をすることによって、
自転車を自転車支持体にセットすることが可能となる。
このため、自転車を持ち上げて自転車支持体にセットす
る必要はなく、自転車の駐輪を容易にすることが可能と
なる。
【0024】また、請求項2に係る発明によれば、自転
車支持体との重量バランスをとるバランスウエイトが、
自転車支持体の重量に対応する第1分割バランスウエイ
トと自転車の重量に対応する第2分割バランスウエイト
とに分割され、自転車支持体に自転車がセットされてい
るときには両分割バランスウエイトで重量バランスがと
られ、自転車支持体に自転車がセットされていないとき
には第1分割バランスウエイトのみで重量バランスがと
られる。このため、自転車支持体に自転車がセットされ
ている場合においてもセットされていない場合において
も、自転車支持体の回動や固定支持体に対するスライド
がスムーズになされることとなる。特に、自転車支持体
に自転車がセットされていない場合において、自転車支
持体があまりにも軽く回動等したり自動的に跳ね上がる
ように回動するようなことがなく、安全である。
車支持体との重量バランスをとるバランスウエイトが、
自転車支持体の重量に対応する第1分割バランスウエイ
トと自転車の重量に対応する第2分割バランスウエイト
とに分割され、自転車支持体に自転車がセットされてい
るときには両分割バランスウエイトで重量バランスがと
られ、自転車支持体に自転車がセットされていないとき
には第1分割バランスウエイトのみで重量バランスがと
られる。このため、自転車支持体に自転車がセットされ
ている場合においてもセットされていない場合において
も、自転車支持体の回動や固定支持体に対するスライド
がスムーズになされることとなる。特に、自転車支持体
に自転車がセットされていない場合において、自転車支
持体があまりにも軽く回動等したり自動的に跳ね上がる
ように回動するようなことがなく、安全である。
【図1】本発明一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1における自転車支持体の回動及びスライド
の機構及びストッパ部材の機構を中心に示す側面図であ
る(バランスウエイト収納部84は省略してある)。自
転車支持体は傾斜着地状態にある。
の機構及びストッパ部材の機構を中心に示す側面図であ
る(バランスウエイト収納部84は省略してある)。自
転車支持体は傾斜着地状態にある。
【図3】図2において、自転車支持体が引出し状態と収
納状態との間の状態を示す。
納状態との間の状態を示す。
【図4】図1において、バランスウエイトの重量切換に
関する機構を中心に示す斜視図である(バランスウエイ
ト収納部84は省略してある)。
関する機構を中心に示す斜視図である(バランスウエイ
ト収納部84は省略してある)。
【図5】従来の2段式駐輪装置を簡単に示す図である。
30 固定支持体 40 自転車支持体 50 被押圧輪(被押圧部材) 52 連結杆(連結機構) 54 ストッパ部材 82 バランスウエイト 82a 第1分割バランスウエイト 82b 第2分割バランスウエイト 88 係合部 96 フック部材
Claims (2)
- 【請求項1】 基準水平面より高い位置にほぼ水平に固
定された固定支持体と、その固定支持体に連結され自転
車を支持する自転車支持体とを有し、その自転車支持体
の基端部が前記固定支持体の先端部に対して回動可能と
され、かつ同自転車支持体が同固定支持体に対してスラ
イド可能とされており、同自転車支持体が同固定支持体
に支持されて自転車が駐輪される立体駐輪装置であっ
て、 前記自転車支持体の前記基端部側に設けられ、前記自転
車の第1車輪によって押圧されることによって第1位置
から第2位置へと移動可能な被押圧部材と、 前記自転車支持体の先端部側に設けられ、前記基準水平
面と同自転車支持体との間の前記自転車の移動を許容す
る移動許容状態と、当該移動を阻止する移動阻止状態と
の間を移動可能なストッパ部材と、 前記被押圧部材と前記ストッパ部材とを連結し、前記被
押圧部材の前記第1位置と前記ストッパ部材の前記移動
許容状態とを対応づけ、前記被押圧部材の前記第2位置
と前記ストッパ部材の前記移動阻止状態とを対応づける
連結機構とを有することを特徴とする立体駐輪装置。 - 【請求項2】 基準水平面より高い位置にほぼ水平に固
定された固定支持体と、その固定支持体に連結され自転
車を支持する自転車支持体とを有し、その自転車支持体
の基端部が前記固定支持体の先端部に対して回動可能と
され、かつ同自転車支持体が同固定支持体に対してスラ
イド可能とされており、同自転車支持体が同固定支持体
に支持されて自転車が駐輪される立体駐輪装置であっ
て、 前記自転車支持体の前記回動に伴って上下動することに
よって重量バランスをとるバランスウエイトが、同自転
車支持体の重量に対応し同自転車支持体に連結された下
側の第1分割バランスウエイトと、前記自転車の重量に
対応する上側の第2分割バランスウエイトとに上下に分
割され、 前記第2分割バランスウエイトが、前記第1分割バラン
スウエイトの上に載置され同第1分割バランスウエイト
の上下動に伴って上下動する上下動状態と、前記固定支
持体に連結されて前記第1分割バランスウエイトの上下
動には伴わない非上下動状態との間を切り換えられる構
造とされたことを特徴とする駐輪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21305893A JPH0761385A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 立体駐輪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21305893A JPH0761385A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 立体駐輪装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761385A true JPH0761385A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16632838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21305893A Pending JPH0761385A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 立体駐輪装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761385A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10013787A1 (de) * | 2000-03-20 | 2001-10-11 | Josta Technik Fahrradhalter Un | Doppelstöckige Einstellanlage für Fahrräder |
DE20201863U1 (de) | 2002-02-07 | 2003-06-12 | ORION Bausysteme GmbH, 64584 Biebesheim | Doppelstöckige Fahrrad-Parker-Anlage |
FR2958256A1 (fr) * | 2010-03-30 | 2011-10-07 | Abri Plus Equipements | Support de bicyclettes a double etage |
KR101255695B1 (ko) * | 2009-11-20 | 2013-04-16 | 정재화 | 자전거 2중 거치장치 |
EP2765067A1 (en) * | 2013-02-06 | 2014-08-13 | JOSTA Technik GmbH | System for holding in-line two wheeled vehicles |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP21305893A patent/JPH0761385A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10013787A1 (de) * | 2000-03-20 | 2001-10-11 | Josta Technik Fahrradhalter Un | Doppelstöckige Einstellanlage für Fahrräder |
DE20201863U1 (de) | 2002-02-07 | 2003-06-12 | ORION Bausysteme GmbH, 64584 Biebesheim | Doppelstöckige Fahrrad-Parker-Anlage |
KR101255695B1 (ko) * | 2009-11-20 | 2013-04-16 | 정재화 | 자전거 2중 거치장치 |
FR2958256A1 (fr) * | 2010-03-30 | 2011-10-07 | Abri Plus Equipements | Support de bicyclettes a double etage |
EP2765067A1 (en) * | 2013-02-06 | 2014-08-13 | JOSTA Technik GmbH | System for holding in-line two wheeled vehicles |
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