JPH076039Y2 - 壁面に収納される車両用座席 - Google Patents

壁面に収納される車両用座席

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JPH076039Y2
JPH076039Y2 JP1988067394U JP6739488U JPH076039Y2 JP H076039 Y2 JPH076039 Y2 JP H076039Y2 JP 1988067394 U JP1988067394 U JP 1988067394U JP 6739488 U JP6739488 U JP 6739488U JP H076039 Y2 JPH076039 Y2 JP H076039Y2
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seat
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vehicle
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JP1988067394U
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JPH01169468U (ja
Inventor
敬史 沼口
久康 鈴木
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天龍工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の壁面に収納される折り畳み可能な車両用
座席に関するものである。
(従来の技術) 補助的なものとして使用され折り畳みの可能な車両座席
としては既に種々なものが提案されており、実際に使用
されてきてもいる。そして、この種の折り畳み可能な車
両用座席はいわば乗客のためであり、通常座席の端部に
て通路側に対して出入自在に設けられているものが一般
的である。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたもので、そ
の解決しようとする課題は、車両の壁面に収納される折
畳み座席におけるより確実な安全性の確保である。
そして、本考案の目的とするところは、シートベルトの
取出、装着及び収納をより簡単に行なうことができ、し
かも構成の簡単な壁面に収納される車両用座席を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案が採った手段は、
実施例に対応する図面を参照して説明すると、 「車両の壁面に取付けられる収納本体(10)と、この収
納本体(10)に対して出入自在に収納される座部(20)
とを備えた車両の壁面に収納される車両用座席におい
て、 収納本体(10)内に、座部(20)をその左右に配置した
リンク機構(30)を介して出入自在に組付け、かつシー
トベルト(40)を収納した収納アーム(41)と、シート
ベルト(40)のタングを接続する接続アーム(42)と
を、収納本体(10)内の左右にて回動可能に組付けると
ともに、各リンク機構(30)の少なくともいずれか一方
と、収納アーム(41)あるいは接続アーム(42)のいず
れか一方とを連結杆(50)によって連結したことを特徴
とする車両用座席(100)」 である。
すなわち、本考案に係る車両用座席(100)にあって
は、その収納本体(10)内に、座部(20)と、シートベ
ルト(40)を収納している収納アーム(41)と、これと
は反対側に位置してシートベルト(40)を接続するため
の接続アーム(42)とを収納するようにしたものであ
る。また、この車両用座席(100)は、その把手(21)
によって座部(20)を収納本体(10)内から引き出した
時、これに添乗員等が着席できるように座部(20)を各
リンク機構(30)によって略水平状に支持するものであ
り、かつ座部(20)を引き出したとき、各リンク機構
(30)と連動する連結杆(50)によって、収納アーム
(41)及び接続アーム(42)の先端を収納本体(10)の
開口の上方側に突出させるようにしたものである。
(考案の作用及び使用の態様) 以下に、本考案に係る車両用座席(100)の作用を、そ
の使用の態様とともに説明する。
まず、この車両用座席(100)は、例えばバス等の車両
の前方部分であって、添乗員が添乗すべき適宜箇所の壁
面内に配置され、客席である通常座席や他の補助座席と
は独立した位置に設置される。換言すれば、この車両用
座席(100)は客席とは明確に区別できる位置に配置さ
れるのである。
この車両用座席(100)は、これが使用されない場合に
は、第1図の実線及び第2図にて示すように、その座部
(20)等が車室内には突出しないように、収納本体(1
0)内に収納される。すなわち、車両用座席(100)の収
納本体(10)内には第一収納部(11)、第二収納部(1
2)及び第三収納部(13)が形成されているが、第一収
納部(11)内には座部(20)とこれを収納本体(10)に
連結している各リンク機構(30)が収納され、また第二
収納部(12)内には収納アーム(41)が、第三収納部
(13)内には接続アーム(42)がそれぞれ収納されてい
るのである。
添乗員等がこの車両用座席(100)を使用したい場合
は、座部(20)をその把手(21)を利用して収納本体
(10)から引き出せばよい。座部(20)が引き出される
のに従い、リンク機構(30)を構成している第一リンク
(31)及び第二リンク(32)がその枢着ピン(31a)(3
2a)を中心に回動され、これら両第一リンク(31)及び
第二リンク(32)は最終的には第1図及び第3図の仮想
線にて示すような位置にまで回動する。両第一リンク
(31)及び第二リンク(32)の最終位置にまで回動する
と、これに設けたストッパ(33)が第一リンク(31)の
下面に当設し、第一リンク(31)及び第二リンク(32)
の回動が規制されるのである。これにより、座部(20)
は第1図及び第3図の仮想線にて示したように、略水平
に位置するとともに、それ以上下方へは回動しないよう
にリンク機構(30)によって支持されるのである。
また、この座部(20)の収納本体(10)からの引き出し
時において、前述したようにリンク機構(30)を構成し
ている各第一リンク(31)及び第二リンク(32)が回動
するのであるが、この第一リンク(31)及び第二リンク
(32)の回動に伴なって各収納アーム(41)、及び接続
アーム(42)が各連結杆(50)により次のように回動す
るのである。すなわち、各リンク機構(30)を構成して
いる第一リンク(31)には連結杆(50)を介して収納ア
ーム(41)または接続アーム(42)が連結されているか
ら、第一リンク(31)が座部(20)の引き出しに伴なっ
て回動すると、連結杆(50)が収納アーム(41)または
接続アーム(42)を収納本体(10)の開口側に引き出す
のである。すなわち、各収納アーム(41)及び接続アー
ム(42)はその下端部の枢着ピン(43)にて収納本体
(10)側に回動自在に枢着されているから、各連結杆
(50)によって引かれれば、その各先端が開口の斜め上
方に向かうように位置するのである。
このように収納アーム(41)及び接続アーム(42)が収
納本体(10)の開口の斜め上方に向かえば、この収納ア
ーム(41)からのシートベルト(40)の引き出しを、座
部(20)上に座った添乗員はそのままの自然な姿勢で行
なえるのであり、同様にシートベルト(40)の接続アー
ム(42)に対する接続も自然な姿勢のまま行なえるので
ある。
換言すれば、この車両用座席(100)は、これを使用し
たい場合に座席(20)を引き出せば、この座部(20)は
その上に座るのに適した位置にまで回動して止まる。し
かも、この座部(20)の引き出しに伴なって、収納アー
ム(41)及び接続アーム(42)は、シートベルト(40)
の収納アーム(41)からの取り出しや接続アーム(42)
に対する装着は勿論、その装着解除を行ない易い状態に
自動的に位置するのである。なお、本実施例にあって
は、座部(20)の引き出しに伴なって収納アーム(41)
及び接続アーム(42)の両者が所定位置に回動するよう
にしたが、収納アーム(41)あるいは接続アーム(42)
のいずれか一方だけが回動するようにしても上述したの
と略同様の作用があるものである。
勿論、この車両用座席(100)を使用しない場合には、
上述したのとは逆の操作を行なえばよいものであり、こ
の車両用座席(100)は最終的には第1図の実線にて示
したような他のものに邪魔にならない状態となるのであ
る。
(実施例) 次に、本考案を図面に示した実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図及び第2図には本考案に係る車両用座席(100)
が示してあり、この車両用座席(100)は第3図に示し
たように、車両の前方部分であって添乗員が添乗するの
に適した箇所に取付けられるものである。そなわち、こ
の車両用座席(100)は、車両の適宜箇所に設けた収納
部分に、その収納本体(10)毎収納されるものであり、
この収納本体(10)内に車両用座席(100)の構成部材
の全てが収納されているものである。
収納本体(10)内は、第1図及び第2図にて示したよう
に、その奥内の左右上部に、後述の収納アーム(41)を
収納するための第二収納部(12)と、接続アーム(42)
を収納するための第三収納部(13)とが形成されてお
り、その他の開口側に近い部分は座部(20)等を収納す
るための第一収納部(11)としてある。また、各第二収
納部(12)及び第三収納部(13)内にはそれぞれ収納ア
ーム(41)及び接続アーム(42)の枢着ピン(43)を連
結するための連結部(14)が形成してある。なお、第一
収納部(11)内には、第1図に示したように、後述のリ
ンク機構(30)を構成している第一リンク(31)のため
のストッパ(15)が設けてある。
第一収納部(11)内に収納されるべき座部(20)は、そ
の左右に位置する各リンク機構(30)を介して収納本体
(10)に連結されている。各リンク機構(30)は、第1
図及び第3図に示したように、第一リンク(31)及び第
二リンク(32)とを有しており、これら各第一リンク
(31)及び第二リンク(32)は枢着ピン(31a)(32a)
によって収納本体(10)内側面に回動自在に連結されて
いる。また、これら各第二リンク(32)及び第二リンク
(32)の先端は、支持ピン(31b)(32b)によって座部
(20)の両側に連結してあり、特に第一リンク(31)は
座部(20)の略中央部分に、また第二リンク(32)は座
部(20)の後端部に連結してある。さらに、本実施例に
おいては、両第一リンク(31)及び第二リンク(32)は
同一垂直面内にて回動すべく配置してあり、第二リンク
(32)の一部には第一リンク(31)の一部に当接し得る
ストッパ(33)が固着してある。なお、収納状態におけ
る第一リンク(31)は、収納本体(10)内に設けたスト
ッパ(15)に当接するようにしてある。
そして、収納本体(10)の第二収納部(12)内には、シ
ートベルト(40)を巻き取って収納する収納アーム(4
1)が枢着ピン(43)によって回動可能に連結されてお
り、一方収納本体(10)の第三収納部(13)内にはシー
トベルト(40)のタングを接続するための接続アーム
(42)が枢着ピン(43)によって回動可能に連結してあ
る。これら両収納アーム(41)及び接続アーム(42)は
各連結杆(50)を介してリンク機構(30)を構成してい
る第一リンク(31)に連結されている。
第1図及び第3図に示した実施例においては、各連結杆
(50)の一端は各収納アーム(41)及び接続アーム(4
2)の枢着ピン(43)より上方に位置する部分に回動可
能に連結されていて、その他端には長軸方向の長穴(5
1)が形成してしてあり、この長穴(51)内には第一リ
ンク(31)側に固着したピンが係合している。これによ
り、収納アーム(41)及び接続アーム(42)は、第一リ
ンク(31)が回動と連動して回動し、最終的には第1図
及び第3図に示したように、その各先端が収納本体(1
0)の開口から斜め上方に向かうようにしてある。な
お、各連結杆(50)の長穴(51)は、各収納アーム(4
1)及び接続アーム(42)と各第一リンク(31)との連
動と円滑にするためのものであり、各連結杆(50)の別
の一端側に設けて実施してもよいものである。
なお、リンク機構(30)の第一リンク(31)と収納アー
ム(41)または接続アーム(42)とを連結するための連
結杆(50)は、第4図または第5図に示したように構成
して実施することもできる。すなわち、第4図に示した
連結杆(50)にあっては、接続アーム(42)に枢着した
他方部分を第一リンク(31)側の連結ピンに摺動可能に
組み付けて抜け止めしたものであり、第5図に示した連
結杆(50)にあっては、その第一リンク(31)側の端部
をこの第一リンク(31)に回動可能に取付けた筒部内に
摺動自在に収納して抜け止めしたものである。上記いず
れの実施例においても、連結杆(50)に長穴(51)は有
していないが、この長穴(51)に対応するように摺動自
在にしたものである。
勿論、本考案は上記実施例に限らず、その請求の範囲か
ら逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものであ
り、例えば収納アーム(41)と接続アーム(42)の位置
を左右逆にしたり、あるいは座部(20)の収納本体(1
0)に対する収納を確実にするために、各リンク機構(3
0)と収納本体(10)間にスプリングを介装したりする
ことも可能である。
(考案の効果) 以上説明し通り、本考案にあっては、上記実施例にて例
示した如く、 「車両の壁面に取付けられる収納本体(10)と、この収
納本体(10)に対して出入自在に収納される座部(20)
とを備えた車両の壁面に収納される車両用座席におい
て、 収納本体(10)内に、座部(20)をその左右に配置した
リンク機構(30)を介して出入自在に組付け、かつシー
トベルト(40)を収納した収納アーム(41)と、シート
ベルト(40)のタングを接続する接続アーム(42)と
を、収納本体(10)内の左右にて回動可能に組付けると
ともに、各リンク機構(30)の少なくともいずれか一方
と、収納アーム(41)あるいは接続アーム(42)のいず
れか一方とを連結杆(50)によって連結したこと」 にその特徴があり、これにより、シートベルトの取出、
装着及び収納をより簡単に行なうことができ、しかも構
成の簡単な壁面に収納される車両用座席(100)を提供
することができるのである。
すなわち、本考案に係る車両用座席(100)によれば、
添乗員等が座部(20)をその把手(21)によって引き出
せば、この座部(20)は各リンク機構(30)によって略
水平状態に支持されるとともに、シートベルト(40)を
収納している収納アーム(41)や、このシートベルト
(40)を接続するため接続アーム(42)がその取出及び
装着操作を行ない易いように収納本体(10)の開口から
斜め上方に向かうのである。従って、当該車両用座席
(100)に着席したり、これから立ち上がったりするの
を頻繁に行なわなければならない添乗員等は、座部(2
0)の引き出し収納やシートベルト(40)の装着・解除
を非常に簡単に行なえるのであり、これにより添乗員の
安全性がより確実に確保できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用座席を第2図のI−I線に
沿ってみた縦断面図、第2図は座部を収納した状態の車
両用座席の正面図、第3図は第2図のIV−IV線に沿って
みた縦断面図である。 また、第4図及び第5図のそれぞれは連結杆の他の実施
例を示す部分拡大縦断面図である。 符号の説明 100……車両用座席、10……収納本体、11……第一収納
部、12……第二収納部、13……第三収納部、20……座
部、30……リンク機構、31……第一リンク、32……第二
リンク、40……シートベルト、41……収納アーム、42…
…接続アーム、50……連結杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の壁面に取付けられる収納本体と、こ
    の収納本体に対して出入自在に収納される座部とを備え
    て車両の壁面に収納される車両用座席において、 前記収納本体内に、前記座部をその左右に配置したリン
    ク機構を介して出入自在に組付け、かつシートベルトを
    収納した収納アームと、前記シートベルトのタングを接
    続する接続アームとを、前記収納本体内の左右にて回動
    可能に組付けるとともに、前記各リンク機構の少なくと
    もいずれか一方と、前記収納アームあるいは接続アーム
    のいずれか一方とを連結杆によって連結したことを特徴
    とする車両用座席。
JP1988067394U 1988-05-20 1988-05-20 壁面に収納される車両用座席 Expired - Lifetime JPH076039Y2 (ja)

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JPH01169468U JPH01169468U (ja) 1989-11-29
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