JPH0760233B2 - 薄膜トランジスタマトリクスの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタマトリクスの製造方法

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JPH0760233B2
JPH0760233B2 JP26791987A JP26791987A JPH0760233B2 JP H0760233 B2 JPH0760233 B2 JP H0760233B2 JP 26791987 A JP26791987 A JP 26791987A JP 26791987 A JP26791987 A JP 26791987A JP H0760233 B2 JPH0760233 B2 JP H0760233B2
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bus line
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electrode
forming
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鉄郎 遠藤
健一 梁井
道也 大浦
豪 鎌田
悟 川井
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は液晶表示等に用いる薄膜トランジスタマトリク
スの製造方法に関し、 寄生容量CGSの小さい薄膜トランジスタマトリクスを、
製造工程を複雑化することなく製造できるようにするこ
とを目的とし、 透明絶縁性基板上に、遮光性のソース電極を一体化した
画素電極と、ドレイン電極を一体化したドレインバスラ
インを形成し、次いで、透光性を有するチャネル部とゲ
ートバスライン形成領域を被覆する動作半導体層とゲー
ト絶縁膜との積層体を形成する工程と、イメージリバー
サルフォトレジストを塗布した後、上記チャネル部とゲ
ートバスライン形成部以外を露光し、次いで加熱処理を
施す補助露光工程と、前記透明絶縁性基板の裏面から背
面露光を施す工程と、前記ドレインバスラインと形成す
べきゲートバスラインとの交差部に選択的に露光を施す
工程と、次いで前記イメージリバーサルフォトレジスト
膜に現像処理を施して所定パターンを有するレジスト膜
を形成する工程と、ゲートメタル層を成膜したのち、前
記レジスト膜を除去してその上に付着したゲートメタル
層をリフトオフして、ゲート電極を形成する工程とを含
む構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は液晶表示等に用いる薄膜トランジスタマトリク
スの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
TFTなどのスイッチング素子を用いた通常のアクティブ
マトリクス型の液晶表示パネルにおいては、第3図に示
す如く、画素を選択するためのゲートバスライン(スキ
ャンバスライン,走査ラインとも称される)GBと、画素
ごとの表示データを供給するドレインバスライン(デー
タバスライン,信号ラインとも称される)DBは、同一基
板上に交差して配設され、更に画素電極Eから導出され
たソース電極Sは、上記ドレインバスラインDBに平行に
近接配置され、この両者にゲートバスラインGBが交差す
る如く形成されている。
このようにソース電極SとドレインバスラインDBを平行
に近接配置し、この両者にゲートバスラインGBを交差さ
せたことにより、ドレインバスラインDBにドレイン電極
Dを、ゲートバスラインGBにゲート電極Gを兼ねさせ、
スペースの有効利用を図るとともに、ドレインバスライ
ンDB,ソース電極S,および画素電極Eを同一工程で形成
でき、製造工程を簡単化している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述の如く、従来はゲートバスラインとソ
ース電極が重なり合うため、両者の間に寄生容量CGS
生じ、液晶パネルの駆動時にノイズの発生源となる。
本発明は、寄生容量CGSの小さい薄膜トランジスタマト
リクスを、製造工程を複雑化することなく製造できるよ
うにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、第1図(a)〜(d)に見られる如く、ソー
ス電極Sを兼ねる画素電極Eおよびドレイン電極Dを兼
ねるドレインバスラインDBを遮光性とし、チャネル部C
とこれからゲートバスライン形成領域に導出されたゲー
ト絶縁膜を含む層を透光性に形成しておき、これらの上
に塗布したイメージリバーサルフォトレジストに対し
て、補助露光プラス加熱処理を行い、次に上記遮光性を
有する画素電極EおよびドレインバスラインDBをマスク
とする背面露光とゲートバスラインGBを形成するための
補助露光とを施して、ゲート電極G部が上記画素電極E
およびドレインバスラインDBに自己整合した開口を有す
るレジスト膜を形成し、このレジスト膜を用いたリフト
オフ法によってゲート電極Gを形成することにより、画
素電極E(ソース電極S)およびドレインバスラインDB
(ドレイン電極D)と重なりの少ないゲート電極Gを形
成しようとするものである。
まず(a)において、Eは画素電極,DBはドレインバス
ラインで、いずれも透明導電膜上にメタル層を積層する
等により遮光性としておく。Cはチャネル部、Lはチャ
ネル部Cからゲートバスライン形成領域上に導出された
部分であって、動作半導体層およびゲート絶縁膜との積
層体からなり、透光性を有する如く形成する。なおチャ
ネル部Cは、上記画素電極Eおよびドレインバスライン
DBの一部と重なり合う。
これらの上にイメージリバーサルフォトレジストを塗布
し、まず、チャネル部Cを含む領域およびゲートバスラ
イン形成領域を遮光部とするマスクを用いて補助露光を
施し、次いで凡そ120℃の温度で加熱処理を行う。
イメージリバーサルフォトレジストは本来ポジ型であっ
て、露光前は現像液に非溶解性であり、被露光部は現像
液に対して可溶性となるのであるが、露光した後加熱処
理を施すと、被露光部は現像液に対して非溶解性とな
り、しかも以後の処理によって変化しない。従って、本
工程における被露光部(図の左下がりのハッチ部)は、
現像液に対して非溶解性となり、その他の未露光部分は
元のポジ型の性質を保つ。
次いで(b)に示す如く、上記画素電極Eとドレインバ
スラインDBとをマスクとして背面露光を施す。これによ
り本工程における被露光部(図の梨地部分)は現像液に
対して可溶性となり、これは以後の処理によって変化し
ない。残る未露光部(図の白地の部分)は非溶解性を保
っているが、このうちドレインバスラインDBとゲートバ
スライン形成領域との交差部は、レジストを除去したい
部分である。
そこで(c)に示す如く、上記交差部を透光性としたマ
スクを用いた補助露光を施し、この交差部(図の右下が
りのハッチ部)を現像液に対して可溶性に変換する。
以上でイメージリバーサルフォトレジスト膜のうち、チ
ャネル部とゲートバスライン形成領域上(梨地の部分と
右下がりのハッチ部)が可溶性、その他の部分(左下が
りの部分と白地の部分)は非溶解性となる。
従ってこの後現像処理を行ってレジスト膜を形成し、ゲ
ート電極形成用のメタル層を成膜し、リフトオフ法によ
ってレジスト膜とともに、その上に被着していたメタル
層の不要部を除去することにより、(d)に示すよう
に、画素電極EおよびドレインバスラインDBに自己整合
したゲート電極Gおよびこれに接続するゲートバスライ
ンGBが形成される。
〔作用〕
イメージリバーサルフォトレジストは本来はポジ型であ
るが、露光した後ベーキングを施すと、被露光部はあた
かもネガ型の如く現像液に非溶解性となる。しかし、未
露光部はポジ型の性質を保持する。
本発明はこれを利用したものであって、ゲート電極Gの
パターンエッジを背面露光法によって、画素電極Eおよ
びドレインバスラインDBに対して自己整合的に画定し、
上記背面露光法によって画定できない部分を背面露光に
先立つ補助露光プラス加熱処理によって現像液に不溶解
性とする工程と、背面露光に引き続く補助露光によって
レジストの不要部を可溶性とする工程とを付加して、所
望のパターンを形成できるようにした。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例として、薄膜トランジスタマトリ
クスを製造する例を、第2図(a)〜(i)を参照して
説明する。なお同図(f)〜(i)は、それぞれ
(a),(b),(d),(e)のA−A矢視部断面を
示す。
〔同図(a),(f)参照〕
ガラス基板のような透明絶縁性基板1上に、透明導電膜
(厚さ約30〜50nm)2,メタル層(厚さ約50nm)3,及びコ
ンタクト層4として、n+a−Si層(厚さ約30nm)を積層
する。次にこれらの不要部を除去して、ソース電極Sを
兼ねる画素電極Eと、ドレイン電極Dを兼ねるドレイン
バスラインDBを形成し、その後、上記レジスト膜を除去
する。
〔同図(b),(g)参照〕
次いで動作半導体層(a−Si層;厚さ約30〜100nm)5,
ゲート絶縁膜(例えばSiN膜;厚さ約100〜300nm)を連
続成膜し、素子分離パターン(ゲートバスライン及びチ
ャネル部を含むパターン)でパターニングを行い、次
に、ゲート絶縁膜,動作半導体層およびコンタクト層の
不要部をエッチング除去し、チャネル部Cを含む領域と
これからゲートバスライン形成領域上に導出された積層
体Lを形成する。
〔同図(c)参照〕
次いでその上にイメージリバーサルフォトレジスト(例
えば米国ヘキスト社製,AZ5214−E)を塗布する。
これにチャネル部Cを含む領域およびゲートバスライン
GB部(図の白地の部分)を非透光性としたマスクを用い
て補助露光を施し、凡そ120℃の温度で加熱処理を施
す。以上でイメージリバーサルフォトレジスト膜のう
ち、図に左下がりのハッチを施した領域が現像液に非溶
解性となる。
〔同図(d),(h)参照〕
次いで背面露光を施し、遮光性の画素電極Eおよびドレ
インバスラインDB以外の領域を露光する。これにより、
図に梨地で示す部分が新たに露光され、現像液に可溶性
となる。
更に、ドレインバスラインDBと形成しようとするゲート
バスラインGBとの交差部(図に右下がりのハッチで示
す)を透光部とするマスクを用いて補助露光を施し、こ
の部分を可溶性とする。これにより、図の梨地で示す部
分と右下がりのハッチ部とが可溶性となり、現像処理に
よりこの部分に開口を有するレジスト膜7を形成する。
〔同図(e),(i)参照〕
次いでゲート電極となるメタル層を成膜し、リフトオフ
を行うことにより、上記レジスト膜7とともにその上に
被着しているメタル層を除去し、(e)に実線と破線の
ハッチした部分に、(i)に見られるようにメタル層8
が形成される。このメタル層8によりゲート電極Gとゲ
ートバスラインGBが形成される。
上記ゲート電極Gは、上記説明で明らかなように、画素
電極EとドレインバスラインDBに自己整合しており、両
者の重なりは殆ど存在しない。従って寄生容量CGSは従
来より大幅に減少し、駆動時のノイズの発生が抑制され
る。
しかも本実施例のゲート電極G形成工程〔同図(c)〜
(e)の工程〕における3回の露光は、すべて同一レジ
スト膜に対して施すので、露光に伴うレジスト塗布作
業,前処理作業,後処理作業等は1回でよい。従ってフ
ォトリソグラフィ工程は簡略化されており、作業が煩雑
になるおそれはない。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、ゲート電極とソース
(画素電極)間の重なりによる寄生容量が小さくなるた
め、パネル駆動時のノイズが減少する。また、製造工程
における作業も簡単であり、製造歩留も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の原理説明図、 第2図(a)〜(i)は本発明一実施例の説明図、 第3図は従来の問題点説明図である。 図において、1は透明絶縁性基板、2は透明導電膜、3
はメタル層、4はコンタクト層、5は動作半導体層、6
はゲート絶縁膜、7はレジスト膜、8はゲートメタル
層、Cはチャネル部、D,S,G,Eはドレイン電極,ソース
電極,ゲート電極、画素電極、DBはドレインバスライ
ン、GBはゲートバスラインを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 (72)発明者 鎌田 豪 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 川井 悟 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−150229(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明絶縁性基板(1)上に、遮光性のソー
    ス電極(S)を一体化した画素電極(E)と、ドレイン
    電極(D)を一体化したドレインバスライン(DB)を形
    成し、次いで、透光性を有するチャネル部(C)とゲー
    トバスライン形成領域を被覆する動作半導体層(5)と
    ゲート絶縁膜(6)との積層体を形成する工程と、 イメージリバーサルフォトレジストを塗布した後、上記
    チャネル部(C)とゲートバスライン(GB)形成部以外
    を露光し、次いで加熱処理を施す補助露光工程と、 前記透明絶縁性基板(1)の裏面から背面露光を施す工
    程と、 前記ドレインバスライン(DB)と形成すべきゲートバス
    ライン(GB)との交差部に選択的に露光を施す工程と、 次いで前記イメージリバーサルフォトレジスト膜に現像
    処理を施して所定パターンを有するレジスト膜(7)を
    形成する工程と、 ゲートメタル層を成膜したのち、前記レジスト膜を除去
    してその上に付着したゲートメタル層をリフトオフし
    て、ゲート電極を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る薄膜トランジスタマトリクスの製造方法。
JP26791987A 1987-10-22 1987-10-22 薄膜トランジスタマトリクスの製造方法 Expired - Lifetime JPH0760233B2 (ja)

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