JPH04277721A - 薄膜パターンの形成方法 - Google Patents

薄膜パターンの形成方法

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Publication number
JPH04277721A
JPH04277721A JP3040077A JP4007791A JPH04277721A JP H04277721 A JPH04277721 A JP H04277721A JP 3040077 A JP3040077 A JP 3040077A JP 4007791 A JP4007791 A JP 4007791A JP H04277721 A JPH04277721 A JP H04277721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
thin film
pattern
photoresist
shielding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3040077A
Other languages
English (en)
Inventor
田中 栄
Sakae Tanaka
荻原 芳久
Yoshihisa Ogiwara
白井 勝夫
Katsuo Shirai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Precision Circuits Inc
Seikosha KK
Original Assignee
Nippon Precision Circuits Inc
Seikosha KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Precision Circuits Inc, Seikosha KK filed Critical Nippon Precision Circuits Inc
Priority to JP3040077A priority Critical patent/JPH04277721A/ja
Publication of JPH04277721A publication Critical patent/JPH04277721A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタアレ
イ装置等における薄膜パターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置等
に用いる薄膜トランジスタアレイ装置として、フォトマ
スクを2枚使用するだけで製造可能なものが従来よりあ
る。
【0003】図13はこのような薄膜トランジスタアレ
イ装置を示した平面図である。図14(A)〜(F)は
図13のIXV −IXV に沿った断面図であり、薄
膜トランジスタアレイ装置の製造方法を示したものであ
る。以下、図14(A)〜(F)にしたがって製造方法
(製造工程)の説明をする。
【0004】(A)透光性基板51上に遮光性金属を用
いてゲート配線パターン52を形成した後、ゲ―ト絶縁
層53、真性非晶質シリコン層54、リン等のドナーや
アクセプタとなる不純物を適量含んだ不純物ドープ非晶
質シリコン層55(n+ 非晶質シリコン層)を順次堆
積する。これらの3層はいずれも透光性である。
【0005】(B)不純物ドープ非晶質シリコン層55
上に、ポジ型のフォトレジスト56を塗布する。引き続
き、透光性基板51の裏面側からフォトレジスト56に
適量の紫外線を照射し、フォトレジスト56を露光する
。ゲート配線パターン52は紫外線を透過させないため
、ゲート配線パターン52上部のフォトレジスト56は
露光されない。
【0006】(C)フォトレジスト56を現像して、ゲ
ート配線パターン52と略同一平面形状のフォトレジス
トパターン56aを形成する。
【0007】(D)フォトレジストパターン56aマス
クとして、真性非晶質シリコン層54および不純物ドー
プ非晶質シリコン層55をエッチングして、真性非晶質
シリコン層パターン54aおよび不純物ドープ非晶質シ
リコン層パターン55aを形成する。
【0008】(E)透明導電層を全面に堆積し、これを
選択的に除去してソース配線58および画素電極59を
形成する。
【0009】(F)ソース配線58および画素電極59
をマスクとして不純物ドープ非晶質シリコン層パターン
55aをエッチングし、真性非晶質シリコン層54bを
露出させるとともに、ソース・ドレイン55bを形成す
る。
【0010】以上のようにして、図13および図14(
F)に示すような薄膜トランジスタアレイ装置が作成さ
れる。なお、図13において、画素電極59に示したR
、G、Bは、それぞれの画素電極に対応した表示色を示
したものであり、Rはレッド、Gはグリーン、Bはブル
ーを示したものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図13および図14(
F)からわかるように、ゲート配線パターン52の上部
には真性非晶質シリコン層54b(図13において斜線
で示した部分)が残る。
【0012】したがって、互いに隣り合ったソース配線
58間に寄生トランジスタが形成され、薄膜トランジス
タアレイの動作に悪影響を与えるという問題点があった
【0013】このように、従来の薄膜パターンの形成方
法では、遮光性薄膜パターンと略同一平面形状の透光性
薄膜が残るため、素子分離が十分にできない等の問題点
があった。
【0014】本発明の目的は、遮光性薄膜パターンをマ
スクとしてフォトレジストを露光することにより、遮光
性薄膜パターンに対応した透光性薄膜パターンを形成す
る薄膜パターンの形成方法において、新たなフォトマス
クを追加することなく、不要な透光性薄膜の除去が可能
な方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明における薄膜パタ
ーンの形成方法は、透光性基板の表面側に第1遮光部の
遮光幅が第2遮光部の遮光幅よりも広い遮光性薄膜パタ
ーンを形成する工程と、上記遮光性薄膜パターンが形成
された上記透光性基板の表面側に透光性薄膜を形成する
工程と、上記透光性薄膜上にフォトレジストを形成する
工程と、上記透光性基板の裏面側から上記フォトレジス
トを露光する工程と、露光された上記フォトレジストを
現像して上記遮光性薄膜パターンに対応した第1フォト
レジストパターンを形成する工程と、上記透光性基板の
裏面側から上記第1フォトレジストパターンを露光する
工程と、露光された上記第1フォトレジストパターンを
現像して上記第1フォトレジストパターンを縮小した第
2フォトレジストパターンを形成する工程と、上記第2
フォトレジストパターンをマスクとして上記透光性薄膜
をエッチングすることにより、上記第1遮光部の上部で
は上記透光性薄膜を残し、かつ上記第2遮光部の上部で
は上記透光性薄膜をすべて除去する工程とからなるもの
である。また、上記工程に加え、第1フォトレジストパ
ターンを形成した段階で第1フォトレジストパターンを
マスクとして透光性薄膜をエッチングし、その後に第1
フォトレジストパターンを露光してもよい。
【0016】
【実施例】第1実施例 図1〜図4は第1実施例を示したものである。図1は薄
膜トランジスタアレイ装置を示した平面図である。図2
、図3および図4は、図1に示した薄膜トランジスタア
レイ装置の製造工程を示したものであり、図2は図1の
II−IIに沿った断面図、図3は図1のIII −I
II に沿った断面図、図4は図1のIV−IVに沿っ
た断面図である。
【0017】以下、図1〜図4における構成要素の説明
を行う。透光性基板11はガラス等の透光性部材を用い
て構成される。ゲート配線パターン12はクロム等の遮
光性金属を用いて形成される。ここでいうゲート配線と
は、各トランジスタのゲート同志を接続する狭義のゲー
ト配線のほか、各トランジスタのゲート電極も含んだ総
称である。ゲート絶縁層13は窒化シリコンを用いて形
成される。真性非晶質シリコン層14はドナーやアクセ
プタとなる不純物をほとんど含んでおらず、主として薄
膜トランジスタの活性層となるものである。不純物ドー
プ非晶質シリコン層15(n+ 非晶質シリコン層)は
リン等のドナーやアクセプタとなる不純物を適量含んで
おり、主としてオーミックコンタクトのために用いられ
るものである。これらのゲート絶縁層13、真性非晶質
シリコン層14および不純物ドープ非晶質シリコン層1
5は、いずれも透光性である。フォトレジスト16には
ポジ型のものを用いる。反射板17は金属材料を用いて
構成され、紫外線を反射するものである。ソース配線1
8および画素電極19はITO(インジウム  ティン
オキサイド)等の透明導電層を用いて形成される。ここ
でいうソース配線とは、各トランジスタのソース同志を
接続する狭義のソース配線のほか、各トランジスタのソ
ース電極も含んだ総称である。また、ここでいう画素電
極とは、各トランジスタのドレインに接続された狭義の
画素電極のほか、各トランジスタのドレイン電極も含ん
だ総称である。
【0018】以下、図2(A)〜(H)、図3(A)〜
(H)および図4(A)〜(H)にしたがって製造方法
(製造工程)の説明をする。
【0019】(A)透光性基板11上にゲート配線パタ
ーン12を形成する。ゲート配線12パターンの一部に
は、所定の線幅のくびれ部12aを設ける(図1参照)
。ゲート絶縁層13、真性非晶質シリコン層14、不純
物ドープ非晶質シリコン層15(n+ 非晶質シリコン
層)を、プラズマCVD法を用いて順次堆積する。
【0020】(B)不純物ドープ非晶質シリコン層15
上に、ポジ型のフォトレジスト16を塗布する。引き続
き、反射板上17上に透光性基板11をのせ、透光性基
板11の裏面側からフォトレジスト16に適量の紫外線
を照射し、フォトレジスト16を露光する。ゲート配線
12は紫外線を透過させないため、ゲート配線パターン
12上部のフォトレジスト16は露光されない。
【0021】(C)フォトレジスト16を現像して、ゲ
ート配線パターン12と略同一平面形状の第1フォトレ
ジストパターン16aを形成する。
【0022】(D)反射板上17上に透光性基板11を
のせ、透光性基板11の裏面側から第1フォトレジスト
パターン16aに適量の紫外線を照射し、第1フォトレ
ジストパターン16aを露光する。このとき、反射板1
7の表面状態、反射板17と第1フォトレジストパター
ン16aとの間隔、紫外線の照射量等を適当に選定する
ことにより、主として反射板17で反射される紫外線に
より第1フォトレジストパターン16aのエッジ近傍が
数μmの幅で露光される。
【0023】(E)第1フォトレジストパターン16a
を現像することにより、工程(D)で露光された第1フ
ォトレジストパターン16aのエッジ近傍が数μmの幅
で除去される。その結果、第1フォトレジストパターン
16aを数μmの幅で縮小した第2フォトレジストパタ
ーン16bが形成される。このときの縮小幅を“W”と
した場合、ゲート配線12のくびれ部12aの幅を“2
W”よりも狭くすれば、くびれ部12aの上部のフォト
レジストをすべて除去することができる(図1および図
4参照)。
【0024】(F)第2フォトレジストパターン16b
をマスクとして、真性非晶質シリコン層14および不純
物ドープ非晶質シリコン層15をエッチングする。その
結果、ゲート配線パターン12をほぼ“W”の幅で縮小
した真性非晶質シリコン層パターン14aおよび不純物
ドープ非晶質シリコン層パターン15aが形成される。 また、ゲート配線パターン12のくびれ部12aの上部
では、真性非晶質シリコン層14および不純物ドープ非
晶質シリコン層15はすべて除去される。
【0025】(G)第2フォトレジストパターン16b
を除去した後、透明導電層を全面に堆積し、この透明導
電層を選択的に除去してソース配線18および画素電極
19を同時に形成する。
【0026】(H)ソース配線18および画素電極19
をマスクとして不純物ドープ非晶質シリコン層パターン
15aをエッチングする。このとき、エッチング部にお
ける不純物ドープ非晶質シリコン層を完全に除去する必
要があるので、若干のオーバーエッチングを行う。その
結果、真性非晶質シリコン層も若干エッチングされ、真
性非晶質シリコン層パターン14bが形成されるととも
に、ソース・ドレイン15bが形成される。
【0027】以上のようにして、図1、図2(H)、図
3(H)および図4(H)に示すような薄膜トランジス
タアレイ装置が作成される。図1の斜線で示した部分が
真性非晶質シリコン層が形成されている領域であるが、
ゲート配線パターン12にくびれ部12aを設けたため
、トランジスタ部の非晶質シリコン層が他の部分から分
離される。
【0028】なお、上記実施例では、第2フォトレジス
トパターン16bを形成した後に真性非晶質シリコン層
14および不純物ドープ非晶質シリコン層15をエッチ
ングしたが、第1フォトレジストパターン16aをマス
クとして真性非晶質シリコン層14および不純物ドープ
非晶質シリコン層15をドライエッチングし、その後に
上記(D)および(E)の工程と同様の工程で第2フォ
トレジストパターン16bを形成し、この第2フォトレ
ジストパターン16bをマスクとして再度真性非晶質シ
リコン層14および不純物ドープ非晶質シリコン層15
をエッチングしてもよい。このような方法を用いても、
図1、図2(H)、図3(H)および図4(H)に示す
ような薄膜トランジスタアレイ装置が作成される。
【0029】第2実施例 図5は第2実施例を示したものであり、薄膜トランジス
タアレイ装置を示した平面図である。製造方法は第1実
施例で述べた方法と同様であり、構成要素も第1実施例
とほぼ同様であるため、第1実施例(図1〜図4)と同
様の構成要素には同一番号を付し、説明を省略する。
【0030】本実施例では、ゲート配線パターン12に
開口部12bを設けている。そして、第1実施例で述べ
たように、第1フォトレジストパターンに対する第2フ
ォトレジストパターンの縮小幅を“W”とした場合、ゲ
ート配線パターン12の外側エッジとこの外側エッジに
対向する開口部12bの対向エッジとの間隔、および互
いに隣り合った開口部12bの対向エッジ同志の間隔を
、いずれも“2W”よりも小さくしたものである。図5
の斜線で示した部分が真性非晶質シリコン層が形成され
ている領域であるが、ゲート配線パターン12に開口部
12bを設けたため、上記各エッジで挾まれは部分の真
性非晶質シリコン層が除去され、トランジスタ部の非晶
質シリコン層が他の部分から分離される。
【0031】第3実施例 図6は第3実施例を示したものであり、薄膜トランジス
タアレイ装置を示した平面図である。製造方法は第1実
施例で述べた方法と同様であり、構成要素も第1実施例
とほぼ同様であるため、第1実施例(図1〜図4)と同
様の構成要素には同一番号を付し、説明を省略する。
【0032】本実施例も第2実施例と同様に、ゲート配
線パターン12に開口部12bを設けたものであり、第
2実施例とほぼ同様な構成となっている。図6の斜線で
示した部分が真性非晶質シリコン層が形成されている領
域であるが、開口部12bを設けたことにより、互いに
隣り合ったソース配線間に寄生トランジスタが形成され
ない。
【0033】第4実施例 図7〜図10は第4実施例を示したものである。図7は
薄膜トランジスタアレイ装置を示した平面図である。図
8、図9および図10は、図7に示した薄膜トランジス
タアレイ装置の製造工程を示したものであり、図8は図
7のVIII−VIIIに沿った断面図、図9は図7の
IX−IXに沿った断面図、図10は図7のX −X 
に沿った断面図である。
【0034】以下、図7〜図10における構成要素の説
明を行う。透光性基板31はガラス等の透光性部材を用
いて構成される。ゲート配線パターン32はクロム等の
遮光性金属を用いて形成される。ここでいうゲート配線
とは、各トランジスタのゲート同志を接続する狭義のゲ
ート配線のほか、各トランジスタのゲート電極も含んだ
総称である。ゲート絶縁層33は窒化シリコンを用いて
形成される。真性非晶質シリコン層34はドナーやアク
セプタとなる不純物をほとんど含んでおらず、主として
薄膜トランジスタの活性層となるものである。保護絶縁
層35は窒化シリコンを用いて形成される。これらのゲ
ート絶縁層33、真性非晶質シリコン層34および保護
絶縁層35は、いずれも透光性である。フォトレジスト
36にはポジ型のものを用いる。反射板37は金属材料
を用いて構成され、紫外線を反射するものである。不純
物ドープ非晶質シリコン層(n+ 非晶質シリコン層)
38はリン等のドナーやアクセプタとなる不純物を適量
含んでおり、主としてオーミックコンタクトのために用
いられるものである。金属層39はチタン等を用いて形
成される。ソース配線40および画素電極41はITO
(インジウム  ティンオキサイド)等の透明導電層を
用いて形成される。
【0035】以下、図8(A)〜(H)、図9(A)〜
(H)および図10(A)〜(H)にしたがって製造方
法(製造工程)の説明をする。
【0036】(A)透光性基板31上にゲート配線パタ
ーン32を形成する。ゲート配線パターン32の一部に
は、所定の線幅のくびれ部32aを設ける(図7参照)
。ゲート絶縁層33、真性非晶質シリコン層34、保護
絶縁層35を、プラズマCVD法を用いて順次堆積する
【0037】(B)保護絶縁層35上に、ポジ型のフォ
トレジスト36を塗布する。引き続き、反射板上37上
に透光性基板31をのせ、透光性基板31の裏面側から
フォトレジスト36に適量の紫外線を照射し、フォトレ
ジスト36を露光する。ゲート配線パターン32は紫外
線を透過させないため、ゲート配線パターン32上部の
フォトレジスト36は露光されない。
【0038】(C)フォトレジスト36を現像して、ゲ
ート配線パターン32と略同一平面形状の第1フォトレ
ジストパターン36aを形成する。
【0039】(D)反射板上37上に透光性基板31を
のせ、透光性基板31の裏面側から第1フォトレジスト
パターン36aに適量の紫外線を照射し、第1フォトレ
ジストパターン36aを露光する。このとき、反射板3
7の表面状態、反射板37と第1フォトレジストパター
ン36aとの間隔、紫外線の照射量等を適当に選定する
ことにより、主として反射板37で反射される紫外線に
より第1フォトレジストパターン36aのエッジ近傍が
数μmの幅で露光される。
【0040】(E)第1フォトレジストパターン36a
を現像することにより、工程(D)で露光された第1フ
ォトレジストパターン36aのエッジ近傍が数μmの幅
で除去される。その結果、第1フォトレジストパターン
36aを数μmの幅で縮小した第2フォトレジストパタ
ーン36bが形成される。このときの縮小幅を“W”と
した場合、ゲート配線パターン32のくびれ部32aの
幅を“2W”よりも狭くすれば、くびれ部32aの上部
のフォトレジストをすべて除去することができる(図7
および図10参照)。
【0041】(F)第2フォトレジストパターン36b
をマスクとして、保護絶縁層35をエッチングする。そ
の結果、ゲート配線パターン32をほぼ“W”の幅で縮
小した保護絶縁層パターン35aが形成される。また、
ゲート配線パターン32のくびれ部32aの上部では、
保護絶縁層35はすべて除去される。
【0042】(G)第2フォトレジストパターン36b
を除去した後、不純物ドープ非晶質シリコン層38およ
び金属層39を全面に堆積する。この金属層を選択的に
除去してソース・ドレイン電極39aを形成し、このソ
ース・ドレイン電極39aをマスクとして不純物ドープ
非晶質シリコン層38をエッチングし、ソース・ドレイ
ン38aを形成する。
【0043】(H)透明導電層を全面に形成し、これを
選択的に除去してソース配線40および画素電極41を
形成する。
【0044】以上のようにして、図7、図8(H)、図
9(H)および図10(H)に示すような薄膜トランジ
スタアレイ装置が作成される。図7の斜線で示した部分
が真性非晶質シリコン層が形成されている領域であるが
、ゲート配線パターン32にくびれ部32aを設けたた
め、トランジスタ部の非晶質シリコン層34が実質的に
他の部分から分離される。
【0045】上記実施例では第2フォトレジストパター
ン36bを形成した後に保護絶縁層35をエッチングし
たが、第1フォトレジストパターン36aをマスクとし
て保護絶縁層35をエッチングし、その後に上記(D)
および(E)の工程と同様の工程で第2フォトレジスト
パターン36bを形成し、この第2フォトレジストパタ
ーン36bをマスクとして再度保護絶縁層35をエッチ
ングしてもよい。このような方法を用いても、図7、図
8(H)、図9(H)および図10(H)に示すような
薄膜トランジスタアレイ装置が作成される。
【0046】第5実施例 図11は第5実施例を示したものであり、薄膜トランジ
スタアレイ装置を示した平面図である。製造方法は第4
実施例で述べた方法と同様であり、構成要素も第4実施
例とほぼ同様であるため、第4実施例(図7〜図10)
と同様の構成要素には同一番号を付し、説明を省略する
【0047】本実施例では、ゲート配線パターン32に
開口部32bを設けている。そして、第5実施例で述べ
たように、第1フォトレジストパターンに対する第2フ
ォトレジストパターンの縮小幅を“W”とした場合、ゲ
ート配線パターン32の外側エッジとこの外側エッジに
対向する開口部32bの対向エッジとの間隔、および互
いに隣り合った開口部32bの対向エッジ同志の間隔を
、いずれも“2W”よりも小さくしたものである。図7
の斜線で示した部分が真性非晶質シリコン層が形成され
ている領域であるが、ゲート配線パターン32に開口部
32bを設けたため、上記各エッジで挾まれは部分の真
性非晶質シリコン層が除去され、トランジスタ部の非晶
質シリコン層が実質的に他の部分から分離される。
【0048】第6実施例 図12は第6実施例を示したものであり、薄膜トランジ
スタアレイ装置を示した平面図である。製造方法は第4
実施例で述べた方法と同様であり、構成要素も第4実施
例とほぼ同様であるため、第4実施例(図7〜図10)
と同様の構成要素には同一番号を付し、説明を省略する
【0049】本実施例も第5実施例と同様に、ゲート配
線パターン32に開口部32bを設けたものであり、第
5実施例とほぼ同様な構成となっている。図12の斜線
で示した部分が真性非晶質シリコン層が形成されている
領域であるが、開口部32bを設けたことにより、互い
に隣り合ったソース配線間に寄生トランジスタが形成さ
れない。
【0050】
【発明の効果】本発明では、遮光性薄膜パターンに第1
遮光部よりも遮光幅が狭い第2遮光部を設けたため、新
たなフォトマスクを追加することなく、不要な透光性薄
膜の除去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示した平面図である。
【図2】第1実施例の製造工程を示したものであり、図
1のII−IIに沿った断面図である。
【図3】第1実施例の製造工程を示したものであり、図
1のIII −III に沿った断面図である。
【図4】第1実施例の製造工程を示したものであり、図
1のIV−IVに沿った断面図である。
【図5】第2実施例を示した平面図である。
【図6】第3実施例を示した平面図である。
【図7】第4実施例を示した平面図である。
【図8】第4実施例の製造工程を示したものであり、図
7のXIII−XIIIに沿った断面図である。
【図9】第4実施例の製造工程を示したものであり、図
7のIX−IXに沿った断面図である。
【図10】第4実施例の製造工程を示したものであり、
図7のX −X に沿った断面図である。
【図11】第5実施例を示した平面図である。
【図12】第6実施例を示した平面図である。
【図13】従来例を示した平面図である。
【図14】従来例の製造工程を示したものであり、図1
3のIXV −IXV に沿った断面図である。
【符号の説明】
11、31……透光性基板 12、32……遮光性薄膜パターン(配線パターン)1
2a、32a……くびれ部 12b、32b……開口部 14、15、35……透光性薄膜 16、36……フォトレジスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透光性基板の表面側に、第1遮光部の
    遮光幅が第2遮光部の遮光幅よりも広い遮光性薄膜パタ
    ーンを形成する工程と、上記遮光性薄膜パターンが形成
    された上記透光性基板の表面側に透光性薄膜を形成する
    工程と、上記透光性薄膜上にフォトレジストを形成する
    工程と、上記透光性基板の裏面側から上記フォトレジス
    トを露光する工程と、露光された上記フォトレジストを
    現像して、上記遮光性薄膜パターンに対応した第1フォ
    トレジストパターンを形成する工程と、上記透光性基板
    の裏面側から上記第1フォトレジストパターンを露光す
    る工程と、露光された上記第1フォトレジストパターン
    を現像して、上記第1フォトレジストパターンを縮小し
    た第2フォトレジストパターンを形成する工程と、上記
    第2フォトレジストパターンをマスクとして上記透光性
    薄膜をエッチングすることにより、上記第1遮光部の上
    部では上記透光性薄膜を残し、かつ上記第2遮光部の上
    部では上記透光性薄膜をすべて除去する工程とからなる
    薄膜パタ−ンの形成方法。
  2. 【請求項2】  上記遮光性薄膜パターンは配線パター
    ンである請求項1に記載の薄膜パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】  上記第2遮光部は上記配線パターンの
    一部に設けたくびれ部である請求項2に記載の薄膜パタ
    ーンの形成方法。
  4. 【請求項4】  上記第2遮光部は上記配線パターンの
    一部に設けた開口部と上記配線パターンのエッジ部とで
    挟まれた部分である請求項2に記載の薄膜パターンの形
    成方法。
  5. 【請求項5】  透光性基板の表面側に、第1遮光部の
    遮光幅が第2遮光部の遮光幅よりも広い遮光性薄膜パタ
    ーンを形成する工程と、上記遮光性薄膜パターンが形成
    された上記透光性基板の表面側に透光性薄膜を形成する
    工程と、上記透光性薄膜上にフォトレジストを形成する
    工程と、上記透光性基板の裏面側から上記フォトレジス
    トを露光する工程と、露光された上記フォトレジストを
    現像して、上記遮光性薄膜パターンに対応した第1フォ
    トレジストパターンを形成する工程と、上記第1フォト
    レジストパターンをマスクとして上記透光性薄膜をエッ
    チングする第1エッチング工程と、上記第1エッチング
    工程の後、上記透光性基板の裏面側から上記第1フォト
    レジストパターンを露光する工程と、露光された上記第
    1フォトレジストパターンを現像して、上記第1フォト
    レジストパターンを縮小した第2フォトレジストパター
    ンを形成する工程と、上記第2フォトレジストパターン
    をマスクとして上記透光性薄膜パターンをエッチングす
    ることにより、上記第1遮光部の上部では上記透光性薄
    膜を残し、かつ上記第2遮光部の上部では上記透光性薄
    膜をすべて除去する第2エッチング工程とからなる薄膜
    パタ−ンの形成方法。
  6. 【請求項6】  上記遮光性薄膜パターンは配線パター
    ンである請求項5に記載の薄膜パターンの形成方法。
  7. 【請求項7】  上記第2遮光部は上記配線パターンの
    一部に設けたくびれ部である請求項6に記載の薄膜パタ
    ーンの形成方法。
  8. 【請求項8】  上記第2遮光部は上記配線パターンの
    一部に設けた開口部と上記配線パターンのエッジ部とで
    挟まれた部分である請求項6に記載の薄膜パターンの形
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278320A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd パターン形成方法、薄膜トランジスタ及びその作製方法

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