JPH075959Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH075959Y2
JPH075959Y2 JP3922888U JP3922888U JPH075959Y2 JP H075959 Y2 JPH075959 Y2 JP H075959Y2 JP 3922888 U JP3922888 U JP 3922888U JP 3922888 U JP3922888 U JP 3922888U JP H075959 Y2 JPH075959 Y2 JP H075959Y2
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clamp
clamp lever
lever
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shaft
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智靖 境
順慈 小川
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、所定のワークをワーク固定基準面に押し付け
てクランプするクランプ装置に関する。
従来の技術 例えば内燃機関のシリンダヘッドをダイレクトフィード
方式のトランファマシン等で切削加工するにあたって
は、定位値まで搬送されてきたワークを治具側にクラン
プするためのクランプ装置が必要になる。そして、シリ
ンダヘッドはその特有の形態からしてクランプできる箇
所が著しく制約されることから、例えば第11図に示すよ
うにシリンダヘッドW(以下、これをワークという)に
形成された吸排気用のポートPを利用してクランプする
ことが行われる。61はワーク固定基準面となる基準ブロ
ック、62はクランプレバーで、このクランプレバー62は
直動型のクランプアクチュエータ63のはたらきにより軸
64を中心として回動動作すなわちクランプ・アンクラン
プ動作することになる。
ところで、上記のようなシリンダヘッドにおいては、た
とえ外観形状が同一であってもエンジンの形式が変わる
と例えばポートPの位置など細部の構造が変化するのが
通例であり、したがって上記のようにポートPをクラン
プする加工形態では同時にクランプ装置の位置を変更す
る必要がでてくる。
このようなことから従来では、クランプレバー62および
クランプアクチュエータ63を同一の基台65に取り付け、
この基台65をシフトアクチュエータ66のはたらきにより
リニアガイド67に沿ってシフトさせることでクランプ位
置の変更に対処するようにしている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、クランプ装置全体をシフトさせる従来の
構造では、1つのワークWをクランプするのに必要とさ
れるクランプ装置が複雑であることから、装置全体が複
雑かつ大型のものとなるとともに、クランプ装置全体が
可動式であるためにクランプ時の機械剛性の面で不利に
なりやすい。
本考案は上記のような点に鑑み、クランプレバーのみを
シフト式にすることによって構造の簡素化と小型化を図
ったクランプ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、軸部材を中心として回転運動するクランプレ
バーによりワークをワーク固定基準面に押し付けてクラ
ンプするにあたり、クランプレバーをシフトさせること
によってクランプすべき位置を切換可能としたクランプ
装置において、支持体に軸部材を介して回転可能に軸支
され、単独もしくは軸部材とともにその軸部材の軸心方
向に移動可能なクランプレバーと、クランプレバーに該
クランプレバーの前記軸心方向の移動を許容するように
連結されて、このクランプレバーを軸部材を中心として
回転させてクランプ,アンクランプ動作させる直動型の
クランプアクチュエータと、クランプレバーに該クラン
プレバーの回転変位を許容するように連結されて、この
クランプレバーを前記軸部材の軸心方向にシフトさせる
直動型のシフトアクチュエータとを備えたことを特徴と
している。
作用 この構造によると、クランプレバーを軸部材の軸心方向
すなわち回転中心方向にシフトさせることによって、ク
ランプ,アンクランプ動作に支障をきたすことなくクラ
ンプ位置の変更が可能となる。
実施例 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、クランプレバー1は基台
2のブラケット3に対し軸4を介して回動可能に軸支持
され、第1図の実線位置と仮想線位置との間で回動す
る。クランプレバー1の側方には、基台2に固定された
クランプアクチュエータとしてクランプシリンダ5が位
置している。クランプシリンダ5のピストンロッド6先
端には第3図にも示すように矩形状の溝7が形成されて
おり、この溝7に対しクランプレバー1の端部の半円状
のレバーエンド部8が係合している。したがって、ピス
トンロッド6の直線変位に応じて前述したようにクラン
プレバー1が回動する。
クランプレバー1の中央部には側方に突出する中間レバ
ー9が一体に連結されており、他方、基台2には第2図
に示すように軸4と平行なピストンロッド10をもつシフ
トアクチュエータとしてシフトシリンダ11が取り付けら
れている。そして、ピストンロッド10の先端には矩形状
の溝12が形成されており、この溝12に中間レバー9の先
端が係合している。13はピストンロッド10の回り止めを
司るピンである。
上記の構造によれば、クランプシリンダ5の作動で回動
するクランプレバー1の先端でポート部Pの内壁面を押
圧し、これによりワークであるシリンダヘッドWをワー
ク固定基準面である基準ブロック61にクランプすること
は前述したとおりである。
一方、例えばワーク変更等によりクランプレバー1でク
ランプすべきポートPの位置が変更になった場合には、
シフトシリンダ11を作動させてクランプレバー1を軸4
に沿ってシフトさせる。つまり、クランプレバー1を第
2図の仮想線位置Qまでシフトさせることにより、異種
ワークのクランプに対応できる。
ここで、クランプレバー1とクランプシリンダ5のピス
トンロッド6とは、矩形状の溝7と円弧状のレバーエン
ド部8との係合となっているために、上記のようにクラ
ンプレバー1がシフトしてもクランプ動作には何ら支障
をきたすものではない。
第4図および第5図の実施例は先のいわゆるスイング式
のクランプレバー1に代えてトグル式のクランプレバー
20を採用したものである。詳しくは、クランプレバー20
は中間ロッド21を介してクランプシリンダ22のピストン
ロッド23に連結されるとともに、リンク24を介して基台
25に固定されたホルダ26に連結されている。リンク24と
ホルダ26とを連結している軸27は第5図に示すようにホ
ルダ26に対し軸方向に移動可能であって、リンク24と軸
27とは一体に固定されている。そして、軸27の一端には
シフトシリンダ28のピストンロッド29が一体に連結され
ている。
したがって、本実施例によれば、クランプシリンダ22の
はたらきにより中間ロッド21が前進後退動作すれば、そ
れに応じてクランプレバー20がクランプ・アンクランプ
動作する。また、シフトシリンダ28を作動させれば第5
図のストロークSだけクランプレバー20が軸27とともに
シフトする。なお、クランプレバー20と中間ロッド21と
の連結部においてもSなるストロークを有していること
は言うまでもない。
第6図〜第8図に示す実施例は相対向する4つのクラン
プレバー30〜33を同時にクランプ・アンクランプ動作さ
せるクランプ装置であって、かつ同一軸線上に位置する
2つのクランプレバー30,31を同時にシフトさせる場合
について示している。
図に示すように、一方のクランプレバー30,31は軸34に
よりリンク35に連結され、他方のクランプレバー32,33
は軸36によりリンク37に連結されている。そして、一方
のリンク35はスプラインシャフト38に、他方のリンク37
はスプラインシャフト39にそれぞれスプライン結合され
ている。
また、第7図および第8図に示すようにクランプレバー
32,33はフローティングジョイント40,41と中間ロッド42
とを介して操作部材43に連結され、他方、クランプレバ
ー30,31は同じくフローティングジョイント44,45と中間
ロッド46とを介して揺動レバー47に連結されている。揺
動レバー47は軸48により操作部材43に揺動可能に軸支持
され、操作部材43は球面軸継手50を介してクランプシリ
ンダ51のピストンロッド52に連結されている。したがっ
て、クランプシリンダ51を伸長動作させればクランプレ
バー30,31,32,33が一斉に第7図の左方に引き付けら
れ、これによってワークWを基準ブロック61に対して押
圧クランプする。
スプラインシャフト38,39の一端には第6図および第10
図に示すようにリンク53,54が一体に連結されており、
一方のリンク54はアプローチ動作用のシリンダ55のピス
トンロッド56に、他方のリンク53はシリンダチューブ57
そのものに連結されている。したがって、シリンダ55を
伸縮動作させることによってスプラインシャフト38,39
を介してリンク35,37が回転し、これによって各クラン
プレバー30,31,32,33が第7図の上下方向にスライドす
ることになる。これは基準ブロック61上にワークWが搬
入されたのち、クランプレバー30〜33を第7図のクラン
プ位置までアプローチさせるための手段として使用され
る。つまり、クランプレバー30〜33は実質的に2段動作
するもので、上記のように所定のクランプ位置までアプ
ローチ動作したのちに、クランプシリンダ51のはたらき
によって最終的なクランプ動作を行うことになる。
一方のスプラインシャフト38上には第6図および第9図
に示すように、互いに突き合わさるようにして一対のシ
フトシリンダ58,59が設けられている。このシフトシリ
ンダ58,59は、クランプレバー30,31をスプラインシャフ
ト38の軸線方向に所定量だけシフトさせるためのもの
で、第9図に示すようにこれらのシフトシリンダ58,59
のピストンロッド60は各リンク35に連結されている。そ
して、スプラインシャフト38とピストンロッド60との軸
方向および回転方向の相対移動が許容され、同時にピス
トンロッド60とリンク35との相対回転が許容される構成
となっている。
つまり、シフトシリンダ58,59を作動させることによっ
てクランプレバー30,31を第6図のストロークS分だけ
シフトさせることが可能であり、この場合においてクラ
ンプレバー30〜33のクランプ動作およびアプローチ動作
に何ら支障をきたすことはない。
考案の効果 以上のように本考案のクランプ装置においては、直接ワ
ークのクランプを司るクランプレバーのみをシフトさせ
ることによってワーク変更等によるクランプ位置の切換
えに対応できることから、クランプ装置全体をシフトさ
せる従来のものと比べてその構造の簡素化と小型化を図
ることができ、スペース効率の向上に寄与できる。ま
た、可動部分が小さくて済むためにクランプ時の設備全
体の剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部の構成説明
図、第2図は第1図のII-II線に沿う断面図、第3図は
第1図のIII-III線に沿う断面図、第4図は本考案の第
2実施例を示す要部の構成説明図、第5図は第4図のV
−V線に沿う断面図、第6図は本考案の第3の実施例を
示す正面説明図、第7図は第6図のVII-VII線に沿う断
面図、第8図は第7図の左側面図、第9図は第8図の要
部拡大図、第10図は第6図の左側面図、第11図は従来の
クランプ装置の構成説明図である。 1……クランプレバー、3……ブラケット(支持体)、
4……軸(軸部材)、5……クランプシリンダ、11……
シフトシリンダ、20……クランプレバー、22……クラン
プシリンダ、26……ホルダ(支持体)、27……軸(軸部
材)、28……シフトシリンダ、30,31……クランプレバ
ー、34……軸(軸部材)、35……リンク(支持体)、51
……クランプシリンダ、58,59……シフトシリンダ、61
……基準ブロック(ワーク固定基準面)、W……ワーク
(シリンダヘッド)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部材を中心として回転運動するクランプ
    レバーによりワークをワーク固定基準面に押し付けてク
    ランプするにあたり、クランプレバーをシフトさせるこ
    とによってクランプすべき位置を切換可能としたクラン
    プ装置において、 支持体に軸部材を介して回転可能に軸支され、単独もし
    くは軸部材とともにその軸部材の軸心方向に移動可能な
    クランプレバーと、 クランプレバーに該クランプレバーの前記軸心方向の移
    動を許容するように連結されて、このクランプレバーを
    軸部材を中心として回転させてクランプ,アンクランプ
    動作させる直動型のクランプアクチュエータと、 クランプレバーに該クランプレバーの回転変位を許容す
    るように連結されて、このクランプレバーを前記軸部材
    の軸心方向にシフトさせる直動型のシフトアクチュエー
    タ、 とを備えたことを特徴とするクランプ装置。
JP3922888U 1988-03-25 1988-03-25 クランプ装置 Expired - Lifetime JPH075959Y2 (ja)

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JPH01143329U JPH01143329U (ja) 1989-10-02
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