JPH0759374B2 - 複層成形管の製造方法及び装置 - Google Patents
複層成形管の製造方法及び装置Info
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- JPH0759374B2 JPH0759374B2 JP23161092A JP23161092A JPH0759374B2 JP H0759374 B2 JPH0759374 B2 JP H0759374B2 JP 23161092 A JP23161092 A JP 23161092A JP 23161092 A JP23161092 A JP 23161092A JP H0759374 B2 JPH0759374 B2 JP H0759374B2
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂材による複層
成形管の製造方法及びその装置に関するものである。
成形管の製造方法及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、２本の成形管を強制的に挿入し
て圧着する方法で製造するものであったため、製造中の
破損が多く、生産性も上がらなかった。合成樹脂によっ
て二層以上に成る成形管を成形金型によって製造するこ
とは困難であった。
て圧着する方法で製造するものであったため、製造中の
破損が多く、生産性も上がらなかった。合成樹脂によっ
て二層以上に成る成形管を成形金型によって製造するこ
とは困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は従来
製造が困難であった複層成形管の製造を容易かつ確実に
行うことができる画期的な製造法を提供することを目的
とするものである。
製造が困難であった複層成形管の製造を容易かつ確実に
行うことができる画期的な製造法を提供することを目的
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形した一次
管体を、次工程の下金型の所定位置に載置し、この管体
内部に左右両側方から可動金型を挿入移動し、この両可
動金型の先端部に周設したスライドコアの各先端面が管
体の内周面と間隙を保った位置で接し合った時スライド
コアの全外径を縮小状態に置き、さらに両可動金型を管
体内を移動しその先端面が接し合った時スライドコアの
全外径が拡大状態になり、各スライドコアの外周面が前
記管体の内周面に圧接して管体を内部から支持し、しか
る後に上金型をセットして合成樹脂材を注入し、前記一
次管体の全外周部に一体に成形して成る製造方法であ
る。
管体を、次工程の下金型の所定位置に載置し、この管体
内部に左右両側方から可動金型を挿入移動し、この両可
動金型の先端部に周設したスライドコアの各先端面が管
体の内周面と間隙を保った位置で接し合った時スライド
コアの全外径を縮小状態に置き、さらに両可動金型を管
体内を移動しその先端面が接し合った時スライドコアの
全外径が拡大状態になり、各スライドコアの外周面が前
記管体の内周面に圧接して管体を内部から支持し、しか
る後に上金型をセットして合成樹脂材を注入し、前記一
次管体の全外周部に一体に成形して成る製造方法であ
る。
【０００５】
【作用】まず１回目の型閉め成形を行って所定口径の管
材を製造する。（図１）
材を製造する。（図１）
【０００６】成形後、型開きを行い成形した管材を取り
出す。（図２）
出す。（図２）
【０００７】取り出した管材のゲート部その他のバリを
削去処理して所定の管体を用意する。（図３）
削去処理して所定の管体を用意する。（図３）
【０００８】この管体を、次の成形機の下金型の凹部に
下側に間隙を保って載置する。（図４）
下側に間隙を保って載置する。（図４）
【０００９】このように載置した管体の左右両側方か
ら、可動金型を油圧シリンダーによって管体の内部方向
に挿入移動する。すると、両可動金型の先端部に周設し
ている形状の異なる２種類のスライドコアの各先端面
が、管体の内周面と間隙を保った位置で接し合うが、左
右の可動金型の先端部の端面間はまだ間隔を保ってい
る。即ち、この状態では、スライドコアの全外径はまだ
小さくなって管材内に挿入している。（図５，図７）
ら、可動金型を油圧シリンダーによって管体の内部方向
に挿入移動する。すると、両可動金型の先端部に周設し
ている形状の異なる２種類のスライドコアの各先端面
が、管体の内周面と間隙を保った位置で接し合うが、左
右の可動金型の先端部の端面間はまだ間隔を保ってい
る。即ち、この状態では、スライドコアの全外径はまだ
小さくなって管材内に挿入している。（図５，図７）
【００１０】そこで、油圧シリンダーをさらに作動して
両可動金型を管体の内方に移動しその先端面を接し合っ
て停止する。すると、可動金型の先端部の内方移動によ
って、その周面上の各スライドコアが、両部材のテーパ
面におけるくさび状の摩擦運動を起して押し上げられる
から、各スライドコアの外面部が管体の内周面に押し当
たるようになる。即ち、この状態においては、スライド
コアの全外径は最大に拡張して管材内に挿入している。
（図６，図８）
両可動金型を管体の内方に移動しその先端面を接し合っ
て停止する。すると、可動金型の先端部の内方移動によ
って、その周面上の各スライドコアが、両部材のテーパ
面におけるくさび状の摩擦運動を起して押し上げられる
から、各スライドコアの外面部が管体の内周面に押し当
たるようになる。即ち、この状態においては、スライド
コアの全外径は最大に拡張して管材内に挿入している。
（図６，図８）
【００１１】このように管体の内部を支持した後、上金
型を管体の上側に間隙を保ってセットした後、射出機を
稼動して合成樹脂材を射出注入口から前記金型内の管体
周囲の間隙部に注入する。この注入中は、管体はその内
部において、可動金型の先端部及び各スライドコアによ
って保持されている。（図９）
型を管体の上側に間隙を保ってセットした後、射出機を
稼動して合成樹脂材を射出注入口から前記金型内の管体
周囲の間隙部に注入する。この注入中は、管体はその内
部において、可動金型の先端部及び各スライドコアによ
って保持されている。（図９）
【００１２】所定時間経過後は、金型を開いて二次成形
品を取出せばよい。
品を取出せばよい。
【００１３】
【実施例】本件発明の製造法においては、一次成形機と
二次成形機とによる２つの成形工程がある。
二次成形機とによる２つの成形工程がある。
【００１４】Ａ．一次成形工程について
【００１５】１は上金型で、この中央部内側には支持溝
２を構成し、この支持溝には射出注入口３が臨設する。
この上金型１の左右両側部には、アンギラピン４，４を
設ける。
２を構成し、この支持溝には射出注入口３が臨設する。
この上金型１の左右両側部には、アンギラピン４，４を
設ける。
【００１６】５は下金型で、この中央部内側には前記上
金型１の支持溝２に対向する支持溝６を構成する。
金型１の支持溝２に対向する支持溝６を構成する。
【００１７】７，７は前記下金型５の左右両側部に設置
した可動金型で、この可動金型は油圧シリンダーによっ
て作動し、可動金型の先端部８，８の端面間が接離する
ようになる。可動金型の後側部には、前記アンギラピン
４，４の挿入孔９，９を設けている。
した可動金型で、この可動金型は油圧シリンダーによっ
て作動し、可動金型の先端部８，８の端面間が接離する
ようになる。可動金型の後側部には、前記アンギラピン
４，４の挿入孔９，９を設けている。
【００１８】Ｂ．二次成形工程について
【００１９】10は上金型で、この中央部内側には凹部11
を構成し、この凹部には射出注入口12を臨設する。
を構成し、この凹部には射出注入口12を臨設する。
【００２０】13は下金型で、この中央部内側には前記上
金型10の凹部11に対向する凹部14を構成する。
金型10の凹部11に対向する凹部14を構成する。
【００２１】15,15 は前記下金型13の左右両側部に設置
した可動金型で、この可動金型は油圧シリンダーによっ
て作動する。
した可動金型で、この可動金型は油圧シリンダーによっ
て作動する。
【００２２】前記可動金型15,15 の先端部16,16 の端面
間は接離するようになり、また両可動金型15,15 の先端
部16,16 の周面部は端面にかけて下り傾斜のテーパ面に
成る。
間は接離するようになり、また両可動金型15,15 の先端
部16,16 の周面部は端面にかけて下り傾斜のテーパ面に
成る。
【００２３】前記両可動金型の先端部16,16 の周面部の
上下左右の四個所には、周面部のテーパ面を摩擦摺動す
るテーパ面をそれぞれ有する形状と大きさの異なる２種
類のスライドコア17・・・18・・・を交互に設置している。
上下左右の四個所には、周面部のテーパ面を摩擦摺動す
るテーパ面をそれぞれ有する形状と大きさの異なる２種
類のスライドコア17・・・18・・・を交互に設置している。
【００２４】ａは一次成形管体、ｂは二次成形管体であ
る。
る。
【００２５】19は一次成形品ａを二次工程の成形機にセ
ットしたときにできる間隙を示す。
ットしたときにできる間隙を示す。
【００２６】
【発明の効果】本発明の製造方法は、２層以上の複層体
に成る管体を金型成形によって製造するものであり、従
来強制的に挿入圧接する方法しかできなかった管体の複
層成形が可能となったから、良質の均一製品を量産する
ことができるようになり、製造コストも低下し生産性を
上げることができる。
に成る管体を金型成形によって製造するものであり、従
来強制的に挿入圧接する方法しかできなかった管体の複
層成形が可能となったから、良質の均一製品を量産する
ことができるようになり、製造コストも低下し生産性を
上げることができる。
【図１】一次成形工程の要部の成形中の正断面図
【図２】一次成形工程の要部の成形後の正断面図
【図３】一次成形品の斜視図
【図４】二次成形工程の成形前の正断面図
【図５】二次成形工程のセット中の正断面図
【図６】二次成形工程の成形直前の正断面図
【図７】図５のＡ−Ａ線断面図
【図８】図６のＢ−Ｂ線断面図
【図９】図６の成形直後の正断面図
【図10】二次成形品の斜視図
10 上金型 13 下金型 15 可動金型 16 可動金型の先端部 17 スライドコア 18 スライドコア ａ 一次成形管体 ｂ 二次成形管体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 23:00
Claims (2)
- 【請求項１】 所定形状と大きさに成形しバリ等を削去
した一次管体を、次工程の下金型の所定位置に載置し、
この管体の左右両側方から可動金型を管体内部に挿入移
動し、この両可動金型の先端部に周設したスライドコア
の各先端面が管体の内周面と間隙を保った位置で接し合
った時スライドコアの全外径を縮小状態に置き、さらに
両可動金型の先端部を管体内に移動し、その先端面が接
し合った時スライドコアの全外径が拡大状態になり、各
スライドコアの外側面が管体の内周面に圧接して管体を
内部から支持し、しかる後に上金型をセットして合成樹
脂材を注入し、前記一次管体の全外周部に一体に成形し
て成ることを特徴とする複層成形管の製造方法。 - 【請求項２】 下金型の左右両側部に位置した可動金型
の下りテーパ面に成る先端部周面に、形状と大きさの異
なる２種類のスライドコアを交互に設置し、このスライ
ドコアの外周面は円弧状に形成して成る複層成形管の製
造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23161092A JPH0759374B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 複層成形管の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23161092A JPH0759374B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 複層成形管の製造方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655574A JPH0655574A (ja) | 1994-03-01 |
| JPH0759374B2 true JPH0759374B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=16926214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23161092A Expired - Fee Related JPH0759374B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 複層成形管の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759374B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4649759B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2011-03-16 | 旭硝子株式会社 | 枠材付き窓用板材の製造方法 |
| JP4958592B2 (ja) * | 2007-03-20 | 2012-06-20 | 富士フイルム株式会社 | レンズ用成形金型およびプラスチックレンズ |
| JP4903656B2 (ja) * | 2007-09-11 | 2012-03-28 | 共和成型 株式会社 | フレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型 |
| JP5128892B2 (ja) * | 2007-10-05 | 2013-01-23 | 株式会社山城精機製作所 | インサートコアの位置決め機構 |
| KR101397536B1 (ko) * | 2012-10-25 | 2014-05-20 | 이중재 | 속이 빈 제품 형성용 사출 성형 금형 |
| CN107160604A (zh) * | 2017-07-15 | 2017-09-15 | 广东亿达汽车密封件有限公司 | 硅胶管内孔自撕边模具 |
| KR102212746B1 (ko) * | 2020-04-09 | 2021-02-05 | 주식회사 케이와이우레탄 | 관형 폴리우레탄 폼 단열재 제조 장치 및 이를 이용하여 제조된 관형 폴리우레탄 폼 단열재 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP23161092A patent/JPH0759374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0655574A (ja) | 1994-03-01 |
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