JPH0757865B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH0757865B2
JPH0757865B2 JP26815690A JP26815690A JPH0757865B2 JP H0757865 B2 JPH0757865 B2 JP H0757865B2 JP 26815690 A JP26815690 A JP 26815690A JP 26815690 A JP26815690 A JP 26815690A JP H0757865 B2 JPH0757865 B2 JP H0757865B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J153/00Adhesives based on block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な粘着剤組成物に関し、さらに詳しくは熱
や紫外線に対して安定で粘着物性に優れた新規な粘着剤
組成物に関する。
(従来の技術) 天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン
ランダム共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重
合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体などの共
役ジエン系ゴムに各種の粘着付与剤樹脂と軟化剤を配合
することにより、優れた粘着物性を有する粘着剤を製造
することができ、これらの粘着剤組成物がクラフト紙、
和紙あるいは各種のプラスチックフイルムに塗布して得
られる粘着テープ、粘着シート類が工業的に大量に使用
されている。
しかし未加硫の共役ジエン系ゴムは熱や紫外線に対して
本質的に不安定であるため、共役ジエン系ゴムをベース
として得られる粘着剤は熱安定性や耐候性に劣り、その
適用分野に大きな制約があった。
そこでポリイソブチレンまたはイソブチレンに少量のイ
ソプレンを共重合して得られるブチルゴムに粘着付与剤
樹脂と軟化剤を配合した粘着剤が開発され、耐候性を要
求される鋼管などの防食テープ用途に使用されている
が、凝集力が乏しいという欠点がある(粘着ハンドブッ
ク、粘着テープ工業会、75(1985))。
また芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合体
の水素化物に粘着付与剤樹脂と軟化剤を配合した接着剤
組成物が開発されている(特開昭48−40833)が、タッ
キネスとりわけ低温におけるタッキネスが乏しいという
欠点があり、粘着剤組成物として広く使用されるに到っ
ていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは従来技術におけるかかる問題点を解決すべ
く鋭意研究を行なった結果、特定の構造、組成および平
均分子量を有する芳香族ビニル化合物−イソブチレンブ
ロック共重合体に粘着付与剤樹脂および軟化剤を配合す
ることによって、熱および紫外線に安定で優れた粘着物
性を有する粘着剤組成物が得られることを見出し、本発
明を完成するに到った。
(課題を解決するための手段) かくして本発明によれば、 (a)少なくとも2個の末端重合体ブロックAと、少な
くとも1個の中間重合体ブロックBを有し、該ブロック
Aは芳香族ビニル化合物より本質的に誘導された重合体
ブロックであり、該ブロックBはイソブチレンより本質
的に誘導された重合体ブロックであり、そして芳香族ビ
ニル化合物含量が5〜50重量%であり、数平均分子量が
30,000〜500,000であるブロック共重合体100重量部、 (b)粘着付与剤樹脂20〜200重量部および (c)軟化剤5〜150重量部 から成る粘着剤組成物が提供される。
以下、本発明の構成要素について詳述する。
(ブロック共重合体) 本発明の粘着剤組成物において用いられるブロック共重
合体は、芳香族ビニル化合物より誘導される少なくとも
2個の末端重合体ブロックと、イソブチレンから誘導さ
れる少なくとも1個の中間重合体ブロックから本質的に
構成されるブロック共重合体であって、2個の末端重合
体ブロックを有する線状ブロック共重合体と、3個以上
の末端重合体ブロックを有する放射状ブロック共重合体
をともに包含する。
本発明の粘着剤組成物を構成するブロック共重合体の製
造方法は特に限定されないが、たとえば平成2年特許願
第80639号に記載された方法を例に従えば、ルイス酸お
よびルイス酸と組合せてカチオン重合活性種を形成する
有機化合物(以下開始剤化合物と言う)から構成される
開始剤系の存在下に、必要に応じてアミン類などの第3
成分を添加して、ヘキサンや塩化メチレンなどの不活性
溶媒中で、芳香族ビニル化合物とイソブチレンと重合す
る方法が代表的である。
ここで開始剤化合物としてはアルコキシ基、アシロキシ
基あるいはハロゲンなどの官能基を有する有機化合物で
あって、たとえばビス(2−メトキシ−2−プロピル)
ベンゼン、ビス(2−アセトキシ−2−プロピル)ベン
ゼンあるいはビス(2−クロロ−2−プロピル)ベンゼ
ンなどである。またルイス酸としては四塩化チタンが挙
げられ、さらにアミン類としてはトリエチルアミンなど
が例示される。
ブロック共重合体のうち、線状ブロック共重合体を得る
方法としては、1個のハロゲン、アルコキシ基またはア
シロキシ基などの官能基を有する開始剤化合物とルイス
酸を開始剤系として用い、芳香族ビニル化合物を実質的
に反応が終了するまで重合せしめたのち、イソブチレン
を系内に導入し、更にイソブチレンの実質的な重合反応
終了後に再び芳香族ビニル化合物の重合を実施する方法
によっても得られるが、2個の該官能基を有する開始剤
化合物をルイス酸とともに使用し、イゾブチレンを実質
的に反応が終了するまで重合せしめたのち、系内に芳香
族ビニル化合物を導入して重合反応を継続する方法を用
いる方が、分子構造と分子量分布のよく規制されたブロ
ック共重合体を得る上で好ましい。また放射状ブロック
共重合体を得る方法としては、3個以上の該官能基を有
する開始剤化合物をルイス酸とともに使用し、イソブチ
レンを実質的に反応が終了するまで重合せしめたのち、
系内に芳香族ビニル化合物を導入して重合反応を継続す
ればよい。
本発明に使用されるブロック共重合体の製造に用いられ
る芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチル
スチレン、β−メチルスチレン、p−メチルスチレン、
t−ブチルスチレン、モノクロロスチレン、ジクロロス
チレン、メトキシスチレンが例示される。
本発明に使用されるブロック共重合体中の芳香族ビニル
化合物含量は、5〜50重量%、好ましくは10〜45重量%
であり、これが5重量%を下回ると粘着剤組成物として
の凝集力が充分でなく、また50重量%を超えると充分な
タッキネスを付与することができないため、好ましくな
い。
また本発明に使用されるブロック共重合体の数平均分子
量は30,000〜500,000、好ましくは50,000〜400,000であ
り、これが30,000を下回ると粘着剤組成物としての凝集
力が充分でなく、また500,000を超えると充分なタッキ
ネスを付与することができず、また粘着剤組成物をホッ
トメルト法で混練する場合の粘度が極めて高くなるため
に好ましくない。
なお、本発明に使用されるブロック共重合体は、必ずし
も芳香族ビニル化合物より誘導された少なくとも8個の
末端重合体ブロックと、イソブチレンより誘導された少
なくとも1個の中間重合体ブロックを有するブロック共
重合体のみで成るものである必要はなく、本発明の効果
を損なわない範囲でイソブチレンまたは芳香族ビニル化
合物のホモ重合体、1個の芳香族ビニル化合物より誘導
された重合体ブロックと1個のイソブチレンより誘導さ
れた重合体ブロックが結合したジブロック共重合体、あ
るいは2個以上のイソブチレンより誘導された重合体ブ
ロックと1個以上の芳香族ビニル化合物より誘導された
重合体ブロックが交互に結合して成る中間重合体ブロッ
クと、2個以上の芳香族ビニル化合物より誘導された末
端重合体ブロックを有して成るマルチブロック共重合体
などを含有することができる。
(粘着付与剤樹脂) 本発明に使用される粘着付与剤樹脂としては、数平均分
子量300〜3000、JISK−2207に定められた環球法に基づ
く軟化点が60〜130℃である低分子量の樹脂であって、
ロジンおよびロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、芳香族
変性テルペン樹脂およびそれらの水素化物、テルペンフ
ェノール樹脂、クマロン・インデン樹脂、脂肪族系石油
樹脂、芳香族系石油樹脂およびその水素化物、脂肪族芳
香族共重合系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹
脂およびその水素化物、スチレンまたは置換スチレンの
低分子量重合体が例示される。
本発明の目的を達成するには本発明組成物に使用される
ブロック共重合体のイソブチレン重合体ブロックに相溶
する粘着付与剤樹脂を配合することが必要であり、例え
ばポリテルペン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油
樹脂の水素化物などが好適に用いられる。また粘着剤組
成物の凝集力を向上させる目的で、芳香族ビニル化合物
重合体ブロックに相溶するクマロン・インデン樹脂ある
いはスチレン・置換スチレンの低分子量重合体をイソブ
チレン重合体ブロックに相溶する樹脂とともに配合して
もよい。
(軟化剤) 本発明に使用される軟化剤としては、パラフィン系プロ
セスオイル、ナフテン系プロセスオイルあるいは芳香族
系プロセスオイルなどの石油系プロセスオイル、ひまし
油あるいはトール油などの天然油、フタル酸ジブチル、
フタル酸ジオクチルあるいはアジピン酸ジブチルなどの
二塩基酸ジアルキル、液状ポリブテンあるいは液状ポリ
イソプレンなどの低分子量液状ポリマーが例示され、こ
れらのいずれをも使用することができるが、なかでもパ
ラフィン系プロセスオイルや液状ポリブテンを用いると
熱や紫外線に対し特に安定で色相の優れた粘着剤を得る
ことができる。
(配合割合) 本発明の粘着剤組成物における(a)成分のブロック共
重合体、(b)成分の粘着付与剤樹脂および(c)成分
の軟化剤の配合割合は、所望の適用分野によって必ずし
も一様ではないが、一般にブロック共重合体100重量部
に対し、粘着付与剤樹脂20〜200重量部、好ましくは30
〜180重量部、軟化剤5〜150重量部、好ましくは10〜13
0重量部が配合される。この比率を逸脱すると粘着剤と
してバランスのとれた物性を得ることが難しいために好
ましくない。
なお、本発明においては、本発明の目的を本質的に妨げ
ない範囲で他のゴム成分を併用することができ、さらに
酸化防止剤、顔料、充填剤などを配合することができ
る。
(組成物の製造方法) 本発明の組成物の製造方法は、特に限定されるものでは
なく、ロール、バンバリーミキサーなどを用いた機械的
混合法、攪拌機を備えた溶融釜あるいは一軸または二軸
の押出機を用いて加熱混合することを特徴とするホット
メルト法あるいは適当な溶剤に配合剤を投入し、これを
攪拌することによって粘着剤組成物の均一な溶液を得る
ことを特徴とする溶剤法など、いずれの方法も用いるこ
とができる。
本発明によって得られる粘着剤組成物またはその溶液を
紙、プラスチックフィルムなどの支持体に適当な塗布機
を用いて均一に塗布し、必要に応じて乾燥することによ
って、各種の粘着テープや粘着シートを製造することが
できる。
また、本発明の組成物を支持体に塗布することなく、熱
で溶融させるか適当な溶剤に溶解するなどの方法で流動
化させることによって、接着剤あるいはシーラントとし
て使用することもできる。
(発明の効果) かくして本発明によれば、共役ジエン系ゴムをベースと
した従来のゴム系粘着剤に比較して熱や紫外線に対する
安定性に優れ、またブチルゴムあるいはスチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体の水素化物をベースとした粘着
剤に比較してバランスのとれた粘着物性を有する粘着剤
組成物を得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
実施例、比較例及び参考例中の部及び%はとくに断りの
ないかぎり重量基準である。
(参考例) 乾燥窒素雰囲気下にて、3リットルのガラス製フラスコ
に塩化メチレン540ml、n−ヘキサン540ml、1,4−ビス
(2−クロロ−2−プロピル)ベンゼン0.76g(3.3mmo
l)、トリエチルアミン0.83g(8.20mmol)および第1表
の実験番号に示す量のイソブチレンをそれぞれ加えて−
65℃に冷却した。あらかじめ−65℃に冷却した0.3M四塩
化チタンの塩化メチレン/n−ヘキサン(容積比1/1)溶
液を添加し、重合反応を開始した。4時間後、第1表の
実験番号に示す量のスチレンをそれぞれ添加し、重合反
応をさらに2時間継続した。ついで重合体溶液に200ml
のメタノールを加えて重合反応を停止させた。次にトル
エンを加えて重合体を溶解した後、2%塩酸水溶液、
水、2%水酸化ナトリウム水溶液、水の順に洗浄を行な
った。洗浄後の溶液に大量のメタノールを加えて重合体
を沈殿させ、溶媒を除去して3種類のスチレン−イソブ
チレン−スチレンブロック共重合体をそれぞれ得た。重
合体の収率はいずれも実質的に100%であった。
得られたブロック共重合体の、NMRによって測定された
結合スチレン含量と、ゲル浸透クロマトグラフィーによ
って測定された平均分子量および分子量分布の不均一度
指数(数平均分子量に対する重量平均分子量の比)を第
1表に示す。
なお、得られたブロック共重合体の重量平均分子量およ
び分子量分布は、高速液体クロマトグラフィー(HLC−8
02A、東ソー(株)製)を用いて測定された分子量分布
曲線から、分子量既知の標準ポリスチレンの分析結果よ
り予め求められた検量線をもとに算出した。測定にはポ
リスチレンゲルを充填したカラムG−4000HとG−5000H
を組合わせて用い、カラム温度40℃、キャリア(テトラ
ヒドロフラン)流量1.3(ml/min)、試料濃度0.6(g/
l)の条件下で測定を実施した。
(実施例1〜3) 参考例に示した3種類のスチレン−イソブチレン−スチ
レンブロック共重合体をそれぞれ100部、粘着付与剤樹
脂として脂肪族系石油樹脂(クイントンC100、軟化点96
℃、日本ゼオン社製)50部、軟化剤として液状ポリブテ
ン(出光ポリブテン300H、出光石油化学社製)50部およ
び酸化防止剤1部をトルエンに溶解混合し、不揮発分濃
度25%の粘着剤溶液を調整した。次にこの溶液を25μ厚
のポリエステルフィルム上に糊厚25μになるように塗布
して粘着テープを作成し、そのタッキネス、粘着力およ
び保持力を測定した。また比較例として、従来より鋼管
保護テープ溶粘着剤に使用されているブチルゴム(ブチ
ル268、エクソン化学社製)についても同時に評価し
た。
なお、タッキネスはJISZ−0237に準じ、23℃において傾
斜角30度のステンレス板上の斜面に長さ10cmの粘着テー
プを粘着面を上にして貼りつけ、斜面の上方10cmの位置
より直径3/32インチから1インチまでの30種類の大きさ
の鋼球を初速度0でころがして粘着テープ上で停止する
最大径の球の大きさで表示し、粘着力はJISZ−0237に準
じ、280番の耐水研磨紙で研磨したステンレス板に幅10m
m×長さ100mmとして粘着テープを貼りつけ、23℃におい
て200mm/分の速度で180度の方向に剥離して測定し、保
持力はJISZ−0237に準じ、同様に処理したステンレス板
に25mm×10mmの面積が接するように粘着テープを貼りつ
け、23℃において1kgの荷重を加えて粘着テープがステ
ンレス板より脱落するのに要する時間を測定した。結果
を第2表に示す。
第2表に示す評価結果によれば、本発明の粘着剤組成物
はブチルゴムをベースに作成された粘着剤組成物に比べ
て若干タッキネスが劣るものの、優れた粘着力を示し、
極めて優れた保持力を示すことがわかる。
(実施例4〜6) 参考例に示した3種類のスチレン−イソブチレン−スチ
レンブロック共重合体をそれぞれ100部、粘着付与剤樹
脂として芳香族系石油樹脂の水素化物(アルコンP−7
0、軟化点70℃、荒川化学社製)100部、軟化剤としてパ
ラフィン系プロセスオイル(フレックス2050N,富士興産
社製)75部および酸化防止剤1部をトルエンに溶解混合
し、不揮発分濃度50%の粘着剤溶液を調整した。次にこ
の溶液を25μ厚のポリエステルフィルム上に糊厚25μに
なるように塗布して粘着テープを作成し、そのタッキネ
ス、粘着力および保持力を測定した。また比較例として
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水
素化物(クレイトンG−1652、シエル化学社製)につい
て同時に評価した。
なお、タッキネスの測定はASTMD−2979に準じ、下面が
粘着面になるように設置し、19.6gの荷重を加えた粘着
テープ片に対し、上端が直径5mmの鏡面より成る円柱状
のステンレス製プローブを下方から接近させて1秒間接
触させ、次いで該プローブを1cm/秒の速度で下方に後退
させる際に生ずる力を測定するプローブタック法を23℃
および5℃で行なうことによって実施し、粘着力はJISZ
−0237に準じ、280番の耐水研磨紙で研磨したステンレ
ス板に幅10mm×長さ100mmとして粘着テープを貼りつ
け、23℃において200mm/分の速度で180度の方向に剥離
して測定し、保持力はJISZ−0237に準じ、同様に処理し
たステンレス板に25mm×10mmの面積が接するように粘着
テープを貼りつけ、23℃において1kgの荷重を加えて粘
着テープがステンレス板より脱落するのに要する時間を
測定した。結果を第3表に示す。
第3表に示す評価結果によれば、本発明の粘着剤組成物
はスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の
水素化物をベースに作成された粘着剤組成物に比べて保
持力を劣るものの、極めて優れたタッキネスと接着力を
示すことがわかる。
(実施例7) 実施例1で用いたスチレン−イソブチレン−スチレンブ
ロック共重合体粘着剤組成物のトルエン溶液と、比較例
として、天然ゴム(ペールクレープ ムーニー粘度ML
(1+4)/100℃ 60)100部、脂肪族系石油樹脂(ク
イントンC100 軟化点96℃、日本ゼオン社製)100部お
よび酸化防止剤1部にトルエンを加えて得た不揮発分濃
度15%の粘着剤溶液をそれぞれ25μ厚のポリエステルフ
ィルム上に糊厚25μになるよう塗布し、粘着テープを作
成した。
次に280番の耐水研磨紙で研磨したステンレス板に粘着
テープを幅10mm、長さ100mmで貼りつけ、70℃に制御さ
れたオーブン中に放置し、またはフェードメーターを用
い、ステンレス板に貼りつけられた粘着テープの背面か
ら紫外線を照射した後、実施例1と同様の方法で粘着力
を測定することによって、粘着剤の熱あるいは紫外線に
対する安定性を比較評価した。結果を第4表に示す。
第4表に示す結果によれば、本発明の粘着剤組成物は熱
あるいは紫外線に対して極めて安定であるのに対し、典
型的な共役ジエン系ゴムである天然ゴムをベースに用い
て得た粘着剤は、熱あるいは紫外線によって劣化し、不
安定な粘着力と好ましくない剥離形態を示すようになる
ことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも2個の末端重合体ブロッ
    クAと、少なくとも1個の中間重合体ブロックBを有
    し、該ブロックAは芳香族ビニル化合物より本質的に誘
    導された重合体ブロックであり、該ブロックBはイソブ
    チレンより本質的に誘導された重合体ブロックであり、
    そして芳香族ビニル化合物含量が5〜50重量%であり、
    数平均分子量が30,000〜500,000であるブロック共重合
    体100重量部、 (b)粘着付与剤樹脂20〜200重量部、および (c)軟化剤5〜150重量部 から成ることを特徴とする粘着剤組成物。
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