JP3388011B2 - ブロック共重合体組成物および粘着剤組成物 - Google Patents

ブロック共重合体組成物および粘着剤組成物

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着剤用途に適したブ
ロック共重合体組成物および粘着剤組成物に関し、さら
に詳しくは、溶融加工時の低粘度性と耐熱性に優れたブ
ロック共重合体組成物および高保持力と耐熱性に優れた
粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧接着剤(粘着剤)や熱溶融型
粘着剤(ホットメルト型粘着剤)のベースポリマーとし
てスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロック
共重合体やスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)
ブロック共重合体なとの熱可塑性エラストマーが使用さ
れ、また、ベースポリマーとしてSISブロック共重合
体とSBSブロック共重合体の両者を併用した粘着剤組
成物も知られている(特公昭53−42345号)。一
般に、保持力の高い粘着剤組成物を得る場合には、多官
能性カツプリング剤を用いて合成した分岐状ブロツク共
重合体が使用されている。このような分岐状SIS型ブ
ロツク共重合体を効率良く得る方法としては、有機リチ
ウム開始剤の存在下にスチレンを重合し、次いでイソプ
レンを添加して重合し、さらに、微量のブタジエンを添
加して、イソプレン重合体ブロックの重合末端に、短い
ブタジエン重合体ブロックを形成した後、多官能カップ
リング剤を用いてカップリング反応させる製造方法が、
最近報告されている(国際公開公報92/20725
号)。しかし、このようにして高カツプリング率で合成
した分岐状ブロツク共重合体をベースポリマーとして用
いた粘着剤組成物は、保持力は増大するものの、初期接
着力が減少し、粘着剤としてのバランスに欠けるもので
ある。
【0003】かかる粘着剤としてのバランスを良好にす
るための手法としては、分岐状ブロック共重合体と線状
ブロック共重合体が組み合わされて用いられることが多
く、たとえば、多官能カツプリング剤を使用して合成し
た分岐状ブロツク共重合体と線状ブロツク共重合体との
混合物(特開昭51−26938号公報)や、あるい
は、多官能カツプリング剤と2官能カツプリング剤とを
併用して合成した分岐状ブロツク共重合体混合物(特開
昭61−26647号公報)等が試みられている。
【0004】しかしながら、従来公知のブロック共重合
体系の熱可塑性エラストマーは、熱安定性が悪く、例え
ば、SIS型ブロック共重合体の場合には、溶融加工時
に熱劣化を受けて溶融液の粘度が急低下し、一方、SB
S型ブロック共重合体の場合には、溶融加工時に架橋結
合して溶融液の粘度が急上昇する。また、これら両者の
ブレンド系でも、加熱時に溶融粘度が経時変化により急
上昇を示す。そのため、これらのブロック共重合体をベ
ースポリマーとするホットメルト型粘着剤は、加工時お
よび塗工作業時の品質の安定を確保することが難しく、
たとえ、分岐状ブロツク共重合体と線状ブロツク共重合
体との混合物を用いた場合でも、溶融加工時の低粘度性
と粘着剤としての高保持力とを同時に満たし、さらに、
耐熱性、あるいは低温特性に優れた性能を得るためには
改良が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱可
塑性エラストマーとしての特性を有すると共に、溶融加
工時に低粘度性を示し、耐熱性に優れたブロック共重合
体組成物を提供することにある。また、本発明の目的
は、加工性が良好で、かつ、高保持力を示し、耐熱性に
優れた粘着剤組成物を提供することにある。本発明者ら
は、前記従来技術の問題点を克服するために鋭意研究し
た結果、3官能性カツプリング剤を使用して合成した
(S−B−I)3-X型のブロック共重合体と(S−B−
I)型のブロック共重合体との特定の比率の混合物が優
れた低粘度性を示すことを見いだし、この知見に基づい
て完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、以下〔1〕および〔2〕 が提供される。 〔1〕 一般式(S−B−I)n-Xで表されるブロック
共重合体(1)と、一般式(S−B−I)で表される
ロック共重合体(2)とを含有し、(1)および(2)
の重量が、(1)/(2)=20/80〜90/10
(重量比)、であることを特徴とするブロック共重合体
組成物。(式中、Sは芳香族ビニル化合物の重合体ブロ
ックである。Bはブタジエン重合体ブロックであり、ブ
タジエン部分の1,2−ビニル結合の割合は15%以下
である。Iはイソプレン重合体ブロックであり、イソプ
レン部分の3,4−ビニル結合の割合は10%以下であ
る。nは3または4である。Xは3官能または4官能カ
ップリング剤の残基である。) 〔2〕 〔1〕のブロック共重合体組成物100重量部
と粘着付与剤50〜300重量部とを配合してなる粘着
剤組成物。
【0007】本発明のブロック共重合体組成物で使用す
るブロック共重合体(1)は、上記のごとく一般式(S
−B−I)n-Xで表されるブロツク共重合体であって、
芳香族ビニル化合物の重合体ブロックSと、イソプレン
の重合体ブロツクIと、ブタジエンの重合体ブロックB
とから成る(S−B−I)型のブロック共重合体が有す
る重合活性末端を、3官能性または4官能性カップリン
グ剤を用いてカップリングさせて得られた構造を有する
分岐状ブロック共重合体である(式中、nは3または4
である。Xはカツプリング剤の残基である)。
【0008】ブロック共重合体(1)のゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)により測定しポリ
スチレン換算重量平均分子量は、50,000〜50
0,000、好ましくは100,000〜400,00
0である。該分子量が前記下限未満では得られる粘着剤
組成物の保持力が不十分となり、また、前記上限超では
得られる粘着剤組成物の加工性が不満足なものとなる。
【0009】一般式中のS、BおよびIは、それぞれ、
実質的に芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、実質的
にブタジエン重合体ブロック、および実質的にイソプレ
ン重合体ブロックである場合を含む。ここで、実質的に
とは、相互に少量の他の共重合成分に由来する結合単位
を含んでいる場合、BまたはIが、ブロックの一端から
他端にかけて漸増する比率で少量のスチレン単位を含有
するテーパー型ブロックポリマーである場合、あるいは
BまたはIの少なくとも一部が水素添加により変性され
ている場合等を意味する。
【0010】ブロツク共重合体(1)において使用する
芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、o−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチ
レン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレン等を挙げる
ことができる。これらの中でも、入手のし易さ、反応
性、およびブロック共重合体の物性の観点等から、特
に、スチレンが好ましい。
【0011】本発明のブロック共重合体組成物で使用す
るブロック共重合体(2)は、上記のごとく一般式(S
−B−I)で表されるブロック共重合体であって、芳香
族ビニル化合物、ブタジエンおよびイソプレンをブロツ
ク共重合することによって得られるものである。
【0012】ブロツク共重合体(2)において使用する
芳香族ビニル化合物としては、ブロツク共重合体(2)
の合成に使用するものと同様な化合物が使用される。
【0013】ブロック共重合体(2)のゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポ
リスチレン換算重量平均分子量は、10,000〜30
0,000、好ましくは20,000〜250,000
である。該分子量が前記下限未満では得られる粘着剤組
成物の保持力が不十分となり、また、前記上限超では得
られる粘着剤組成物の加工性が不満足なものとなる。
【0014】本発明で使用するブロック共重合体(1)
および(2)において、結合芳香族ビニル化合物の割合
は、合計で10〜50重量%、好ましくは15〜45重
量%であり、結合ブタジエンの割合は10〜60重量
%、好ましくは、15〜45重量%であり、結合イソプ
レンの割合は10〜60重量%、好ましくは、25〜5
5重量%である。
【0015】結合芳香族ビニル化合物の割合が10重量
%未満であると、ブロック共重合体を粘着剤のベースポ
リマーとした場合に、保持力が低下し、逆に、50重量
%を越えると、タツキネス(粘着性)が低下する。結合
ブタジエンの割合が10重量%未満であるとブロック共
重合体の溶融粘度が経時変化により小さくなると共に、
保持力が低下し、逆に、60重量%を越えると溶融粘度
が経時変化により増大する。結合イソプレの割合が10
重量%未満であるとブロック共重合体の溶融粘度が経時
変化により増大し、逆に、60重量%を越えると溶融粘
度が経時変化により小さくなると共に、保持力が低下す
る。結合スチレン、結合ブタジエンおよび結合イソプレ
ンの割合が前記範囲内にあることによって、得られるブ
ロック共重合体を粘着剤のベースポリマーとして使用し
た場合に、タッキネス、接着力および保持力のいずれも
が良好、かつ、低温特性に優れた粘着剤を得ることがで
きる。また、結合ブタジエンおよび結合イソプレンの割
合が前記範囲内にあることによって、耐熱性に優れ、溶
融加工時に溶融粘度の変化の少ないブロック共重合体を
得ることができる。
【0016】本発明で使用するブロック共重合体(1)
および(2)は、通常、ブタジエン部分の1,2−ビニ
ル結合の割合が15%以下で、イソプレン部分の3,4
−ビニル結合の割合が10%以下である。また、本発明
で使用するブロック共重合体(1)および(2)は、粘
弾性測定における貯蔵弾性率(G′)が、通常、0℃〜
50℃の範囲において、105 〜3×108 Paで、か
つ、ブタジエン重合体ブロックおよびイソプレン重合体
ブロックに起因する損失正接(tanδ)のピークが、
−80℃〜−50℃の範囲において、1つだけ存在す
る。例えば、S−I−S型ブロック共重合体とS−B−
S型ブロック共重合体をブレンドした場合には、ブタジ
エン重合体ブロックおよびイソプレン重合体ブロックの
それぞれに起因する損失正接(tanδ)のピークが、
−80℃〜−50℃の範囲において2つ現れる。貯蔵弾
性率(G′)が105 Pa未満のブロック共重合体
(1)および(2)からなる組成物を粘着剤のベースポ
リマーとした場合は、保持力が低下し、逆に、3×10
8 Paを越えると、タッキネスが低下するので好ましく
ない。
【0017】本発明で使用するブロツク共重合体(1)
を合成するために使用する3官能性または4官能性カッ
プリング剤は特に限定されないが、例えば、カップリン
グ剤としては、例えば、メチルトリクロロスズ、テトラ
クロロスズなどのスズ系カップリング剤;四塩化ケイ
素、四ブロモケイ素などのハロゲン化ケイ素系カップリ
ング剤;テトラメトキシシランなどのアルコキシシラ
ン;クロロホルム、トリクロロエタン、トリクロロプロ
パン、トリブロモプロパンなどのハロゲン化アルカン等
を挙げることができる。これらの中でも、テトラメトキ
シシランなどが好ましい。
【0018】本発明で使用するブロック共重合体(1)
および(2)は、従来公知の方法により、炭化水素溶媒
中、有機リチウム化合物を重合開始剤として使用し、各
重合体ブロックを逐次重合させることにより製造するこ
とができる。ただし、前記一般式(1)で示される各ブ
ロック共重合体は、S−B−Iの重合体ブロックを逐次
重合させた後、活性末端を利用してカップリング剤によ
るカップリング反応を行わせることにより得ることがで
きる。
【0019】一般式(1)で示されるブロック共重合体
は、 炭化水素溶媒中、有機リチウム化合物を重合開
始剤として、先ず、芳香族ビニル化合物を重合させ、次
いで、ブタジエンの重合、および、イソプレンの重
合を逐次行い、しかる後、3官能性または4官能性カッ
プリング剤を加えて、活性末端を利用してカップリング
反応を行うことにより得ることができる。
【0020】さらに、一般式(2)で示されるブロック
共重合体は、炭化水素溶媒中、有機リチウム化合物を
重合開始剤として、先ず、芳香族ビニル化合物を重合さ
せ、次いで、ブタジエンの重合、イソプレンの重合
を逐次行うことにより得ることができる。
【0021】ブロック共重合体の製造に使用する炭化水
素溶媒としては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン、およびこ
れらとペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ブタンなどとの
混合溶媒等が挙げられる。
【0022】重合開始剤として用いられる有機リチウム
化合物としては、例えば、n−ブチルリチウム、sec
−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、n−ヘ
キシルリチウム、iso−ヘキシルリチウム、フェニル
リチウム、ナフチルリチウムなどが挙げられ、通常、モ
ノマー100重量部当り0.01〜1重量部の範囲で用
いられる。
【0023】本発明のブロック共重合体組成物は、ブロ
ック共重合体(1)および(2)を、それぞれ別個に合
成した後、これらを任意の方法により上記重量比率で混
合することによって得てもよく、また、ブタジエンまた
はイソプレンの重合体ブロツクの重合活性末端を有する
(S−B−I)型のブロック共重合体をカップリングさ
せるときに、3官能性または4官能性カップリング剤の
種類および量を制御し、さらに、必要ならば公知のカッ
プリング促進剤を併用することによって、本発明のブロ
ック共重合体組成物を一時に得ることも可能である。
【0024】本発明のブロック共重合体組成物を得るた
めのブロック共重合体(1)および(2)の混合方法は
特に限定されず、各成分をブラベンダーやニーダー等で
加熱混合する方法を例示することができる。
【0025】本発明のブロック共重合体組成物は、ブロ
ック共重合体(1)および(2)の重量の間に、(1)
/(2)=20/80〜90/10(重量比)、好まし
くは、(1)/(2)=25/75〜85/15(重量
比)の関係が成立することが必要である。(1)/
(2)が20/80(重量比)未満では粘着剤としての
保持力が低下するので好ましくない。(1)/(2)が
90/10(重量比)を超えると粘着剤としての粘着
力、保持力および耐熱性が低下するので好ましくない。
【0026】本発明のブロック共重合体組成物は、粘着
剤のベースポリマーとして使用することができ、特に、
熱可塑性エラストマーとしての特性と耐熱性を利用し
て、熱溶融型粘着剤組成物のベースポリマーとして好適
に使用することができる。かかる粘着剤組成物は、前記
ブロック共重合体組成物100重量部と、粘着付与剤5
0〜300重量部を含有する。また、軟化剤を0〜10
0重量部の割合で配合してもよい。
【0027】粘着付与剤としては、数平均分子量が30
0〜3,000、JIS K−2207に定められた環
球法に基づく軟化点が60〜130℃の低分子量の樹脂
が好ましく使用できる。具体例としては、例えば、ロジ
ンおよびロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、芳香族変性
テルペン樹脂およびそれらの水素化物、テルペンフェノ
ール樹脂、クマロン・インデン樹脂、脂肪族系石油樹
脂、芳香族系石油樹脂およびその水素化物、脂肪族・芳
香族共重合系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹
脂およびその水素化物、スチレンまたは置換スチレンの
低分子量重合体などが挙げられる。
【0028】粘着付与剤としては、ブロック共重合体の
ブタジエン重合体ブロックまたはイソプレン重合体ブロ
ックに相溶するものが好ましく、例えば、ポリテルペン
樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂の水素化物
などが好ましい。また、粘着剤組成物の凝集力を向上さ
せる目的で、芳香族ビニル化合物重合体ブロックに相溶
するクマロン・インデン樹脂あるいはスチレンや置換ス
チレンの低分子量重合体を、前記共役ジエン重合体ブロ
ックと相溶する粘着付与剤と共に、配合してもよい。
【0029】軟化剤としては、例えば、パラフィン系プ
ロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プ
ロセスオイルなどの石油系プロセスオイル;ひまし油、
トール油などの天然油;フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
オクチル、アジピン酸ジブチルなどの二塩基酸ジアルキ
ル;液状ポリブテン、液状ポリイソプレンなどの低分子
量液状ポリマー;が挙げられる。これらの中でも、パラ
フィン系プロセスオイルや液状ポリブテンを用いると、
熱や紫外線に対し特に安定で色合いの優れた粘着剤を得
ることができる。
【0030】粘着剤組成物において、粘着付与剤の使用
割合は、ブロック共重合体組成物100重量部に対し、
50〜300重量部、好ましくは30〜180重量部で
ある。粘着付与剤の割合が50重量部未満であると、タ
ッキネスが低下し、逆に、300重量部を越えると、保
持力が低下する。軟化剤の使用割合は、0〜100重量
部、好ましくは5〜150重量部、より好ましくは10
〜130重量部である。この比率を逸脱すると、粘着剤
としてバランスのとれた物性を得ることが難しい。粘着
剤組成物には、本発明の目的を妨げない範囲で他のゴム
成分を配合してもよく、さらに、所望に応じて、酸化防
止剤、顔料、充填剤などの添加剤を適宜配合することが
できる。
【0031】本発明の粘着剤組成物においては、ベース
ポリマーとして使用するブロック共重合体の一般式が、
(S−B−I)n-X型、または、(S−B−I)型を有
するものであることが必要である。ブタジエン重合体ブ
ロツクとイソプレン重合体ブロツクとの順序が逆になっ
た一般式(S−I−B)n-X型、または、(S−I−
B)型のブロツク共重合体を使用した場合は、高保持力
および耐熱性に優れた粘着物性を得ることができない。
【0032】粘着剤組成物の製造方法は、特に限定され
るものではなく、ロール、バンバリーミキサー、ダルト
ン混練機などを用いた機械的混合法、撹拌機を備えた溶
融釜あるいは一軸または二軸の押出機を用いて加熱混合
することを特徴とするホットメルト法、適当な溶剤に配
合成分を投入し、これを攪拌することによって粘着剤組
成物の均一な溶液を得る溶剤法など、いずれの方法も用
いることができる。粘着剤組成物は、無溶剤で、あるい
はその溶液を、紙、プラスチックフィルムなどの支持体
に適当な塗布機を用いて均一に塗布し、必要に応じて乾
燥することによって、各種の粘着テープや粘着シートを
製造することができる。本発明のブロック共重合体組成
物は、耐熱性に優れており、加熱溶融時における溶融粘
度の経時変化が少ないため、これらをベースポリマーと
する粘着剤組成物は、特に、熱溶融型粘着剤組成物とし
て好適に使用することができる。本発明の熱溶融型粘着
剤組成物は、溶融温度を高めても溶融粘度の経時変化が
少ないため、溶融させることにより、無溶剤でも流動性
良く支持体上に塗工することができる。また、粘着剤組
成物を支持体に塗布することなく、熱で溶融させるか適
当な溶剤に溶解するなどの方法で流動化させることによ
って、接着剤あるいはシーラントとして使用することも
できる。
【0033】また、本発明のブロツク共重合体組成物は
上記粘着剤組成物の用途の他に、その特徴を生かして、
たとえば、シートフイルム、各種形状の射出成形品、中
空成形品等の成形品用途、各種熱可塑性樹脂の改質材、
履物の素材、アスフアルト改質材、電線ケーブルの素
材、加硫ゴム用素材、加硫ゴム改質材、家電製品、自動
車部品、工業部品、家庭用品、玩具等の素材等に適用が
可能である。
【0034】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。なお、本実施例中の部および%は、特に
断りのないかぎり、重量基準である。なお、以下の例に
おける物性の測定法は、次の通りである。 <結合スチレン量、結合ブタジエン量、結合イソプレン
量>NMR(核磁気共鳴吸収)法により測定した(単
位:重量%)。 <重量平均分子量>ブロック共重合体の重量平均分子量
は、高速液体クロマトグラフィー(HCL−802A、
東ソー社製)を用いて測定された分子量分布曲線から、
分子量既知の標準ポリスチレンの分析結果より求められ
る検量線をもとに算出した。測定には、ポリスチレンゲ
ルを充填したカラムG−4000HとG−5000を組
み合わせて用い、カラム温度40℃、キャリア(テトラ
ヒドロフラン)流量1.3m1/min、試料濃度0.
6g/1の条件で測定した(単位:×104)。また、
ブロツク共重合体組成物におけるブロツク共重合体
(1)とブロツク共重合体(2)との割合は、高速液体
クロマトグラフィーにより得られた各共重合体のピーク
面積から求めた(単位:重量比)。
【0035】<粘着物性>粘着剤組成物の調製 次の配合処方により粘着剤組成物を調製し粘着物性を測
定した。具体的には、下記の配合処方により、各成分を
ダルトン混練機にて混練した後、得られた組成物をトル
エンに溶解し(不揮発分濃度50%)、この溶液を25
μm厚のポリエステルフィルム上に糊厚25μmになる
ように塗布して粘着テープを作成した。結果を一括して
表1に示す。 〔粘着剤組成物の配合〕 ブロック共重合体組成物 100部 粘着付与剤(芳香族系石油樹脂の水素化物) 170部 軟化剤(パラフィン系プロセスオイル) 65部 酸化防止剤 1部
【0036】(1)初期接着力は、JIS Z−023
7に準じ、23℃および10℃において、傾斜角30度
のステンレス板上の斜面に、長さ10cmの粘着テープ
を粘着面を上にして貼りつけ、斜面の上方10cmの位
置より直径3/32インチから32/32インチまでの
30種類の大きさの鋼球を初速度0でころがして、粘着
テープ上で停止する最大径の球の大きさで表示した(5
個のボールナンバーの平均値)。 (2)粘着力は、JIS Z−0237に準じ、280
番の耐水研磨紙で研磨したステンレス板に、幅10mm
×長さ100mmとした粘着テープを貼りつけ、23℃
において200mm/分の速度で180度の方向に剥離
して測定した(単位:g/cm)。 (3)保持力は、JIS Z−0237に準じ、前記と
同様に処理したステンレス板に25mm×10mmの面
積が接するように粘着テープを貼りつけ、50℃におい
て1kgの荷重を加えて、粘着テープがステンレス板よ
り脱落するのに要する時間を測定した(単位:分)。 (4)耐熱性試験(S.A.F.T.:Shear A
dhesive Failure Temperatu
re) 粘着テープをステンレス板に25mm×10mmの面積
が接するように貼りつけ、40℃×1時間加熱後、1キ
ログラムの荷重を加えて、0.5℃/分で昇温し、粘着
テープが落下した時の温度を測定した。数値が大きいほ
ど耐熱性が良好である(単位:℃)。
【0037】(実施例1〜3)乾燥窒素雰囲気下、3リ
ットルのオートクレーブにて、1500gのシクロヘキ
サン溶媒中、n−ブチルリチウム5.7ミリモルを重合
開始剤として使用し、スチレン、ブタジエン、およびイ
ソプレンを順次添加して重合を行い、しかる後、カップ
リング剤としてテトラメトキシシランの使用量を変量し
てカップリング反応を行い、表1に示す(S−B−I)
3-X型ブロツク共重合体と(S−B−I)型ブロック共
重合体との重量比が40/60、60/40、80/2
0の3種類のブロツク共重合体組成物をそれぞれ製造し
た。得られた(S−B−I)3-X型ブロツク共重合体お
よび(S−B−I)型ブロック共重合体の結合スチレン
含量はいずれも30重量%、また、結合ブタジエンの割
合は21重量%、結合イソプレンの割合は49重量%で
ある。さらに、(S−B−I)3-X型ブロツク共重合体
の重量平均分子量は21万であり、(S−B−I)型ブ
ロック共重合体の重量平均分子量は7万であった。な
お、ブロツク共重合体組成物の重量平均分子量は表1に
示す。次に、これらの3種類のブロック共重合体組成物
を用いて粘着剤組成物を調製し粘着物性の測定および耐
熱性試験を行った。結果を表1に示す。
【0038】(実施例4〜6)乾燥窒素雰囲気下、3リ
ットルのオートクレーブにて、1500gのシクロヘキ
サン溶媒中、n−ブチルリチウム5.7ミリモルを重合
開始剤として使用し、スチレン、ブタジエン、およびイ
ソプレンを順次添加して重合を行い、しかる後、カップ
リング剤としてテトラメトキシシランの使用量を変量し
てカップリング反応を行い、表1に示す(S−B−I)
3-X型ブロツク共重合体と(S−B−I)型ブロック共
重合体との重量比が40/60、60/40、80/2
0の3種類のブロツク共重合体組成物をそれぞれ製造し
た。得られた(S−B−I)3-X型ブロツク共重合体お
よび(S−B−I)型ブロック共重合体の結合スチレン
含量はいずれも30重量%、また、結合ブタジエンの割
合は49重量%、結合イソプレンの割合は21重量%で
ある。さらに、(S−B−I)3-X型ブロツク共重合体
の重量平均分子量は21万であり、(S−B−I)型ブ
ロック共重合体の重量平均分子量は7万であった。な
お、ブロツク共重合体組成物の重量平均分子量は表1に
示す。次に、これらの3種類のブロック共重合体組成物
を用いて粘着剤組成物を調製し粘着物性の測定および耐
熱性試験を行った。結果を表1に示す。
【0039】(比較例1、2)乾燥窒素雰囲気下、3リ
ットルのオートクレーブにて、1500gのシクロヘキ
サン溶媒中、n−ブチルリチウム5.7ミリモルを重合
開始剤として使用し、スチレン、ブタジエン、およびイ
ソプレンを順次添加して重合を行い、しかる後、カップ
リング剤としてテトラメトキシシランの使用量を変量し
てカップリング反応を行い、表1に示す(S−B−I)
3-X型ブロツク共重合体と(S−B−I)型ブロック共
重合体との重量比が本発明の範囲外の2種類のブロツク
共重合体組成物をそれぞれ製造した。得られた(S−B
−I)3-X型ブロツク共重合体および(S−B−I)型
ブロック共重合体の結合スチレン含量はいずれも30重
量%、また、結合ブタジエンの割合は49重量%、結合
イソプレンの割合は21重量%である。さらに、(S−
B−I)3-X型ブロツク共重合体の重量平均分子量は2
1万であり、(S−B−I)型ブロック共重合体の重量
平均分子量は7万であった。なお、ブロツク共重合体組
成物の重量平均分子量は表1に示す。次に、これらの3
種類のブロック共重合体組成物を用いて粘着剤組成物を
調製し粘着物性の測定および耐熱性試験を行った。結果
を表1に示す。 (比較例3)次に、乾燥窒素雰囲気下、3リットルのオ
ートクレーブにて、1500gのシクロヘキサン溶媒
中、n−ブチルリチウム5.7ミリモルを重合開始剤と
して使用し、スチレン、イソプレン、およびブタジエン
を順次添加して重合を行い、しかる後、カップリング剤
としてテトラメトキシシランを使用してカップリング反
応を行い、表1に示す(S−I−B)3-X型ブロツク共
重合体と(S−I−B)型ブロック共重合体とからなる
ブロツク共重合体組成物を製造した。得られたブロック
共重合体組成物の結合スチレン含量は30重量%、結合
イソプレンの割合は49重量%、結合ブタジエンの割合
は21重量%であった。また、(S−I−B)3-X型ブ
ロツク共重合体の重量平均分子量は21.6万であり、
(S−I−B)型ブロック共重合体の重量平均分子量は
7.2万であった。なお、ブロツク共重合体組成物の重
量平均分子量は表1に示す。次に、このブロック共重合
体組成物を用いて粘着剤組成物を調製し粘着物性の測定
および耐熱性試験を行った。結果を表1に示す。
【0040】(比較例4)また、同様にして、シクロヘ
キサン溶媒中、n−ブチルリチウムを重合開始剤として
使用し、スチレン、ブタジエン、およびイソプレンを順
次添加して重合を行い、しかる後、カップリング剤とし
てジブロムベンゼンを使用してカップリング反応を行
い、表1に示す(S−B−I)2-X型ブロツク共重合体
と(S−B−I)型ブロック共重合体とからなるブロツ
ク共重合体組成物を製造した。得られたブロック共重合
体組成物の結合スチレン含量は30重量%、結合ブタジ
エンの割合は49重量%、結合イソプレン割合は21重
量%であった。また、(S−B−I)2-X型ブロツク共
重合体の重量平均分子量は17万であり、(S−B−
I)型ブロック共重合体の重量平均分子量は7万であっ
た。なお、ブロツク共重合体組成物の重量平均分子量は
表1に示す。次に、このブロック共重合体組成物を用い
て粘着剤組成物を調製し粘着物性の測定および耐熱性試
験を行った。結果を表1に示す。
【0041】(比較例5)さらに、同様にしてスチレ
ン、ブタジエン、イソプレンおよびスチレンを順次添加
して重合を行い、(S−B−I−S)型ブロツク共重合
体を製造した。得られたブロック共重合体の結合スチレ
ン含量は30重量%、結合ブタジエン割合は21重量%
であり、結合イソプレンの割合は49重量%であった。
また、重量平均分子量は15.2万であった。次に、こ
のブロック共重合体組成物を用いて粘着剤組成物を調製
し粘着物性の測定および耐熱性試験を行った。結果を表
1に示す。
【0042】(比較例6)同様にして、スチレン、ブタ
ジエンおよびスチレンを順次添加して重合を行い、(S
−B−S)型ブロツク共重合体を製造した。得られたブ
ロック共重合体の結合スチレン含量は40重量%、結合
ブタジエンと結合イソプレンとの合計の含量は60重量
%であった。また、重量平均分子量は14.8万であっ
た。次に、スチレン、イソプレンおよびスチレンを順次
添加して重合を行い、(S−I−S)型ブロック共重合
体を製造した。得られたブロック共重合体の結合スチレ
ン含量は15重量%、結合イソプレンの割合は85重量
%、重量平均分子量は15万であった。このようにして
製造した(S−B−S)型ブロツク共重合体と(S−I
−S)型ブロツク共重合体とを50/50(重量比)で
混合したブロツク共重合体組成物を用いて粘着剤組成物
を調製し粘着物性の測定および耐熱性試験を行った。結
果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1の結果から明らかなように、本発明の
ブロック共重合体組成物を使用した粘着剤組成物(実施
例1〜6) は、保持力は高く、かつ、耐熱性が良好であ
ることが分かる。一方、(S−B−I)3-X型ブロツク
共重合体と(S−B−I)型ブロック共重合体との割合
が本発明で規定する範囲外のブロック共重合体組成物を
使用した場合(比較例1、2)、(S−I−B)3-X型
ブロツク共重合体と(S−I−B)型ブロック共重合体
との混合物であるブロック共重合体組成物を使用した場
合(比較例3)、(S−B−I)2-X型ブロツク共重合
体と(S−B−I)型ブロック共重合体とからなるブロ
ツク共重合体組成物を使用した場合、(S−B−I−
S)型ブロツク共重合体を使用した場合(比較例5)、
そして、(S−B−S)型ブロツク共重合体と(S−I
−S)型ブロツク共重合体との混合物を使用した場合
(比較例6)には、粘着物性のバランスに劣り、また、
耐熱性が不良であることが分かる。
【0045】なお本発明の具体的な態様は以下のとおり
である。 (1) 一般式(S−B−I)n-Xで表されるブロツク
共重合体(1)と、一般式(S−B−I)で表されるブ
ロツク共重合体(2)とを含有し、(1)および(2)
の重量が、(1)/(2)=20/80〜90/10
(重量比)、であることを特徴とするブロツク共重合体
組成物。(式中、Sは芳香族ビニル化合物の重合体ブロ
ックである。Bはブタジエン重合体ブロックである。I
はイソプレン重合体ブロックである。nは3または4で
ある。Xは3官能または4官能カップリング剤の残基で
ある。) (2) 芳香族ビニル化合物がスチレンである(1)の
ブロツク共重合体組成物。 (3) 芳香族ビニル化合物の割合が10〜20重量
%、結合ブタジエンの割合が15〜45重量%、結合イ
ソプレンの割合が20〜70重量%である(1)のブロ
ツク共重合体組成物。 (4) nが3である(1)のブロツク共重合体組成
物。 (5) 一般式(1)のブロツク共重合体の重量平均分
子量が10,000〜500,000であり、一般式
(2)の重量平均分子量が10,000〜300,00
0である(1)のブロツク共重合体組成物。 (6)(1) のブロック共重合体組成物100重量部と
粘着付与剤50〜300重量部とを配合してなる粘着剤
組成物。 (7)(1) のブロック共重合体組成物100重量部と
粘着付与剤80〜180重量部とを配合してなる粘着剤
組成物。 (8)(1) のブロック共重合体組成物100重量部と
粘着付与剤80〜180重量部および軟化剤5〜150
重量部とを配合してなる粘着剤組成物。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性エラストマー
としての特性を有すると共に、加熱溶融加工時における
溶融粘度の経時変化が少なく、耐熱性に優れた新規なブ
ロック共重合体組成物が提供される。また、本発明の耐
熱性に優れたブロック共重合体組成物をベースポリマー
とする粘着剤組成物は、特に、保持力が高く、耐熱性に
優れた熱溶融型粘着剤組成物として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−102212(JP,A) 国際公開92/20725(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 53/00 - 53/02 C09J 153/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(S−B−I)n-Xで表される
    ロック共重合体(1)と、一般式(S−B−I)で表さ
    れるブロック共重合体(2)とを含有し、(1)および
    (2)の重量が、(1)/(2)=20/80〜90/
    10(重量比)、であることを特徴とするブロック共重
    合体組成物。(式中、Sは芳香族ビニル化合物の重合体
    ブロックである。Bはブタジエン重合体ブロックであ
    り、ブタジエン部分の1,2−ビニル結合の割合は15
    %以下である。Iはイソプレン重合体ブロックであり、
    イソプレン部分の3,4−ビニル結合の割合は10%以
    下である。nは3または4である。Xは3官能または4
    官能カップリング剤の残基である。)
  2. 【請求項2】 請求項1のブロック共重合体組成物10
    0重量部と粘着付与剤50〜300重量部とを配合して
    なる粘着剤組成物。
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