JPH075785A - 複写機の定着装置 - Google Patents
複写機の定着装置Info
- Publication number
- JPH075785A JPH075785A JP14377493A JP14377493A JPH075785A JP H075785 A JPH075785 A JP H075785A JP 14377493 A JP14377493 A JP 14377493A JP 14377493 A JP14377493 A JP 14377493A JP H075785 A JPH075785 A JP H075785A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- roll
- peeling
- paper
- paper sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚い用紙に対しても、通常の厚さの用紙を用
いたときと同じ速度で定着を行なえるように、十分なニ
ップ領域を確保できる定着装置を提供することである。 【構成】 定着ロール及び圧力ロールからなるニップ領
域を通過した用紙を定着ロールから剥離するための2つ
の剥離フィンガーを設ける。第1の剥離フィンガーを定
着ロールの下方部分で接触するように配置し、そして第
2の剥離フィンガーを第1の剥離フィンガーの上方であ
って、定着ロールと接触するように配置する。
いたときと同じ速度で定着を行なえるように、十分なニ
ップ領域を確保できる定着装置を提供することである。 【構成】 定着ロール及び圧力ロールからなるニップ領
域を通過した用紙を定着ロールから剥離するための2つ
の剥離フィンガーを設ける。第1の剥離フィンガーを定
着ロールの下方部分で接触するように配置し、そして第
2の剥離フィンガーを第1の剥離フィンガーの上方であ
って、定着ロールと接触するように配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の定着装置にお
ける定着領域の改善に関する。
ける定着領域の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機が増々使用されるようにな
ってきている。複写機を用いてコピーをする場合、コピ
ー用紙には大きさの違う大小の用紙又紙の厚さの違う厚
薄の用紙等の種々の用紙が使用されている。一般の通常
の厚さの用紙が用いられるときには原稿から転写された
トナー像が何ら問題なく正確に用紙に定着される複写機
であっても、厚い用紙が用いられるときには適切に定着
されない場合がある。この定着の不良の対策としては、
定着ロールと圧力ロールとの接触部分(以下、本明細書
ではニップという)の圧力を増加すること、圧力ロール
の硬度を高めること、定着時のスピードを低下させるこ
と等が行なわれている。
ってきている。複写機を用いてコピーをする場合、コピ
ー用紙には大きさの違う大小の用紙又紙の厚さの違う厚
薄の用紙等の種々の用紙が使用されている。一般の通常
の厚さの用紙が用いられるときには原稿から転写された
トナー像が何ら問題なく正確に用紙に定着される複写機
であっても、厚い用紙が用いられるときには適切に定着
されない場合がある。この定着の不良の対策としては、
定着ロールと圧力ロールとの接触部分(以下、本明細書
ではニップという)の圧力を増加すること、圧力ロール
の硬度を高めること、定着時のスピードを低下させるこ
と等が行なわれている。
【0003】しかしながら、小径薄肉の定着ロール及び
圧力ロールを用いる場合には、ニップ幅の不足、又は両
ロールの強度の不足によりニップの圧力を増加すること
ができず、圧力ロールの硬度も高めることもできず、さ
らに複写機の性能の一つであるコピー速度を遅くしてし
まう為に定着時のスピードを低下させることができなか
った。この従来技術の一例を図3に示す。1は定着ロー
ル、3は圧力ロール、19は用紙を各々示す。この用紙
19が厚紙である場合、厚い用紙19がニップ部分を通
過した後厚い用紙19は定着ロール1の周辺に沿って搬
送されないで、定着ロール1から離れて搬送される。従
って、厚い用紙19は定着ロール1に十分長い間接触し
ないので、図3の左側の斜線で示したようなニップ幅2
1の不足部分が生じる。この結果、定着不良が発生する
ことになる。
圧力ロールを用いる場合には、ニップ幅の不足、又は両
ロールの強度の不足によりニップの圧力を増加すること
ができず、圧力ロールの硬度も高めることもできず、さ
らに複写機の性能の一つであるコピー速度を遅くしてし
まう為に定着時のスピードを低下させることができなか
った。この従来技術の一例を図3に示す。1は定着ロー
ル、3は圧力ロール、19は用紙を各々示す。この用紙
19が厚紙である場合、厚い用紙19がニップ部分を通
過した後厚い用紙19は定着ロール1の周辺に沿って搬
送されないで、定着ロール1から離れて搬送される。従
って、厚い用紙19は定着ロール1に十分長い間接触し
ないので、図3の左側の斜線で示したようなニップ幅2
1の不足部分が生じる。この結果、定着不良が発生する
ことになる。
【0004】これらの欠点を克服するために、例えば実
開平3−92661号公報等によれば、補助加熱手段と
して定着ベルトと複数の駆動シャフトを使用する技術が
開示されている。
開平3−92661号公報等によれば、補助加熱手段と
して定着ベルトと複数の駆動シャフトを使用する技術が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その公
報による技術には、ベルトを使用しているため低速で作
動させており、通常の厚さの用紙を使用するときの通常
速度では作動することができない。そのため、定着速度
が遅いという欠点がある。また、この技術には、複数の
駆動シャフト等を使用しているので、コストが高くなる
という欠点もある。
報による技術には、ベルトを使用しているため低速で作
動させており、通常の厚さの用紙を使用するときの通常
速度では作動することができない。そのため、定着速度
が遅いという欠点がある。また、この技術には、複数の
駆動シャフト等を使用しているので、コストが高くなる
という欠点もある。
【0006】従って、本発明の目的は、厚い用紙に対し
ても、普通の厚さの用紙を用いたときと同じ通常の速度
で定着を行なえることができるように、十分なニップ領
域を確保することができる定着装置を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、ベルトを使用せずに通
常の速度で定着できる定着装置を提供することである。
ても、普通の厚さの用紙を用いたときと同じ通常の速度
で定着を行なえることができるように、十分なニップ領
域を確保することができる定着装置を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、ベルトを使用せずに通
常の速度で定着できる定着装置を提供することである。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、コストの低
い定着装置を提供することである。
い定着装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、定着ロール及び圧力ロールからなる
ニップ領域を通過した用紙を定着ロールから剥離するた
めの2つの剥離フィンガーを設ける。第1の剥離フィン
ガーを定着ロールの下方部分で接触するように配置し、
そして第2の剥離フィンガーを第1の剥離フィンガーの
上方であって、定着ロールと接触するように配置する。
めに、本発明では、定着ロール及び圧力ロールからなる
ニップ領域を通過した用紙を定着ロールから剥離するた
めの2つの剥離フィンガーを設ける。第1の剥離フィン
ガーを定着ロールの下方部分で接触するように配置し、
そして第2の剥離フィンガーを第1の剥離フィンガーの
上方であって、定着ロールと接触するように配置する。
【0009】
【作用】用紙が通常の厚さの場合、ニップ領域を通過し
て定着された用紙は第1の剥離フィンガーによって剥離
されて送出される。一方、用紙が通常の厚さより厚い場
合、ニップ領域に進入した用紙は、駆動された第1の剥
離フィンガーにより定着ローラに沿って搬送され、十分
な幅のニップ領域において長い間定着されて、第2の剥
離フィンガーにより剥離されて送出される。
て定着された用紙は第1の剥離フィンガーによって剥離
されて送出される。一方、用紙が通常の厚さより厚い場
合、ニップ領域に進入した用紙は、駆動された第1の剥
離フィンガーにより定着ローラに沿って搬送され、十分
な幅のニップ領域において長い間定着されて、第2の剥
離フィンガーにより剥離されて送出される。
【0010】
【実施例】本発明による定着装置を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明による定着装置の構成を示す
図である。従来の技術の定着装置を示す図3の構成要素
と同一のものについては同一の符号を用いる。1は定着
ロール、3は圧力ロール、5は定着ロール1に接触して
設けられ用紙を剥離する第1の剥離フィンガー、7は第
1の剥離フィンガーを駆動するための部材、例えばソレ
ノイド、9は第1の剥離フィンガーの上方に位置し定着
ロール1に接触し用紙を剥離する第2の剥離フィンガー
を示す。11は定着ロール1と圧力ロールとの接触部
分、いわゆるニップにおいて定着されるように搬送され
る用紙の進行方向、13は定着後の通常の紙の厚さを有
する通常用紙の進行方向、15は定着後の通常の紙の厚
さより厚い用紙の進行方向、定着ロール1及び圧力ロー
ル3に示された矢印はそれらの回転方向を各々示す。
に説明する。図1は本発明による定着装置の構成を示す
図である。従来の技術の定着装置を示す図3の構成要素
と同一のものについては同一の符号を用いる。1は定着
ロール、3は圧力ロール、5は定着ロール1に接触して
設けられ用紙を剥離する第1の剥離フィンガー、7は第
1の剥離フィンガーを駆動するための部材、例えばソレ
ノイド、9は第1の剥離フィンガーの上方に位置し定着
ロール1に接触し用紙を剥離する第2の剥離フィンガー
を示す。11は定着ロール1と圧力ロールとの接触部
分、いわゆるニップにおいて定着されるように搬送され
る用紙の進行方向、13は定着後の通常の紙の厚さを有
する通常用紙の進行方向、15は定着後の通常の紙の厚
さより厚い用紙の進行方向、定着ロール1及び圧力ロー
ル3に示された矢印はそれらの回転方向を各々示す。
【0011】次に、この定着装置の作用を説明する。転
写ドラム(図示せず)からトナー像の転写された用紙が
11の進行方向に搬送されると、用紙は、ニップ部分に
おいて定着ロール1と圧力ロール3とによって押し付け
られ、定着がされる。この用紙が通常用紙の場合は、第
1の剥離フィンガー5は動作せず、用紙は通常用紙の進
行方向13に定着ローラ1から送出される。
写ドラム(図示せず)からトナー像の転写された用紙が
11の進行方向に搬送されると、用紙は、ニップ部分に
おいて定着ロール1と圧力ロール3とによって押し付け
られ、定着がされる。この用紙が通常用紙の場合は、第
1の剥離フィンガー5は動作せず、用紙は通常用紙の進
行方向13に定着ローラ1から送出される。
【0012】一方、用紙が厚紙の場合、厚紙は、通常用
紙と同一の進行方向11から搬送され、ニップ部分に進
入して、定着される。定着時には、紙の厚さが検出装置
(図示せず)によって検出され、駆動部材7が付勢さ
れ、更に第1の剥離フィンガー5が駆動されている。こ
の駆動後の状態を図2に示す。第1の剥離フィンガー5
が駆動されると、この剥離フィンガー5の先端部は定着
ロール1との接触を解除されて、下方に移動して圧力ロ
ール3と接触する。
紙と同一の進行方向11から搬送され、ニップ部分に進
入して、定着される。定着時には、紙の厚さが検出装置
(図示せず)によって検出され、駆動部材7が付勢さ
れ、更に第1の剥離フィンガー5が駆動されている。こ
の駆動後の状態を図2に示す。第1の剥離フィンガー5
が駆動されると、この剥離フィンガー5の先端部は定着
ロール1との接触を解除されて、下方に移動して圧力ロ
ール3と接触する。
【0013】ニップ領域に進入した厚紙19は、堅固な
定着ロール1と柔軟な圧力ロール3との間で定着ロール
1によって押し付けられ、定着される。そして、厚紙1
9の先端は、第1の剥離フィンガー5の先端部が圧力ロ
ール3の方向に向いているので、定着ロール1の外周面
に沿って搬送される。厚紙19の先端が第2の剥離フィ
ンガー9に到達すると、厚紙19は定着ロール1から剥
離されて送出される。厚紙19は第1の剥離フィンガー
5によって定着ロール1に沿って長い間搬送されるの
で、十分な幅のニップ領域17を確保できる。従って、
厚紙19は、十分な幅をもつニップ領域17によって良
好に定着されることになる。
定着ロール1と柔軟な圧力ロール3との間で定着ロール
1によって押し付けられ、定着される。そして、厚紙1
9の先端は、第1の剥離フィンガー5の先端部が圧力ロ
ール3の方向に向いているので、定着ロール1の外周面
に沿って搬送される。厚紙19の先端が第2の剥離フィ
ンガー9に到達すると、厚紙19は定着ロール1から剥
離されて送出される。厚紙19は第1の剥離フィンガー
5によって定着ロール1に沿って長い間搬送されるの
で、十分な幅のニップ領域17を確保できる。従って、
厚紙19は、十分な幅をもつニップ領域17によって良
好に定着されることになる。
【0014】
【発明の効果】このように、本発明によれば、厚紙を定
着ロールに長時間接触させて搬送するので、定着不良を
防止でき、通常の用紙と同様に十分な定着を行うことが
できる。また、厚紙に対する搬送速度を低下させて定着
をする必要がなく、通常の用紙と同一の搬送速度で定着
を行うことができるので、従来よりも高速複写が可能と
なる。
着ロールに長時間接触させて搬送するので、定着不良を
防止でき、通常の用紙と同様に十分な定着を行うことが
できる。また、厚紙に対する搬送速度を低下させて定着
をする必要がなく、通常の用紙と同一の搬送速度で定着
を行うことができるので、従来よりも高速複写が可能と
なる。
【0015】さらに、本発明は、簡単な構成から成るの
で、コスト的にも安価にすることができる。
で、コスト的にも安価にすることができる。
【図1】本発明による定着装置の実施例を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例の動作状態を示す図である。
【図3】従来の定着装置の動作状態を示す図である。
1 定着ロール 3 圧力ロール 5 第1の剥離フィンガー 7 第2の剥離フィンガー
Claims (1)
- 【請求項1】 定着ロール及びその下方に位置する圧力
ロールを有し、用紙上に転写されたトナーを定着する複
写機の定着装置において、 先端が前記定着ロールに接触するように配置され、定着
された用紙を剥離する第1の剥離手段と、 この第1の剥離手段の上方に設けられ、その先端が前記
定着ロールに接触する第2の剥離手段と、を備え、定着
される用紙の厚さによって前記第1の剥離手段の先端が
前記圧力ロールに接触するように移動し、これによって
用紙が前記定着ロールに沿って定着され、この定着され
た用紙が前記第2の剥離手段によって剥離されることを
特徴とする複写機の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14377493A JPH075785A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 複写機の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14377493A JPH075785A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 複写機の定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075785A true JPH075785A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15346711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14377493A Pending JPH075785A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 複写機の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075785A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4957710A (en) * | 1985-01-11 | 1990-09-18 | Toyota Motor Corporation | Catalytic combustion type exhaust gas processing device and drying furnace for use in coating utilizing the same |
US7474870B2 (en) | 2006-01-10 | 2009-01-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fixing unit, electro-photographic image forming apparatus having the same, and printing method thereof |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14377493A patent/JPH075785A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4957710A (en) * | 1985-01-11 | 1990-09-18 | Toyota Motor Corporation | Catalytic combustion type exhaust gas processing device and drying furnace for use in coating utilizing the same |
US7474870B2 (en) | 2006-01-10 | 2009-01-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fixing unit, electro-photographic image forming apparatus having the same, and printing method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06239490A (ja) | 転写材搬送装置 | |
JPH075785A (ja) | 複写機の定着装置 | |
JPH01226650A (ja) | シート搬送装置 | |
JP3710450B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JPH06289743A (ja) | 転写材搬送装置 | |
JPH06100209A (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
JP2010139801A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1111771A (ja) | プリンタの用紙反転装置 | |
JP2719204B2 (ja) | スイツチバツク装置 | |
JP2000211773A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05307290A (ja) | 両面印刷装置 | |
JPH06255845A (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
JPH05330699A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2002211794A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07206243A (ja) | 用紙排出装置 | |
JPH09240899A (ja) | シート搬送装置 | |
JP2001159835A (ja) | 電子写真装置の自動両面印字装置 | |
JPH04121347A (ja) | 給紙装置の制御装置 | |
JPS63315439A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2003076153A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06171796A (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
JP2002284396A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS631670A (ja) | 用紙のカ−ル修正装置 | |
JPH10260608A (ja) | 定着器の駆動装置 | |
JP2002265122A (ja) | 画像形成装置 |