JPH0757840A - テーピングホイール及びこれを利用したテープ巻き装置 - Google Patents

テーピングホイール及びこれを利用したテープ巻き装置

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JPH0757840A
JPH0757840A JP20404393A JP20404393A JPH0757840A JP H0757840 A JPH0757840 A JP H0757840A JP 20404393 A JP20404393 A JP 20404393A JP 20404393 A JP20404393 A JP 20404393A JP H0757840 A JPH0757840 A JP H0757840A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】絶縁テープの両端をジョイント電線に確実に巻
き付けることができるテーピングホイールを提供するこ
と。 【構成】回転体20は、略円柱形状をしていて、その外
周の一部から回転中心よりも深く、かつ軸方向に貫通し
て形成された切欠201を有している。回転体20の切
欠201内の対向面には、一対のブラシ31,32が所
定の間隔をあけて取り付けられている。ブラシ31,3
2の間には、ジョイント電線のジョイント部及び絶縁テ
ープの収容口E1が形成されている。このブラシ31,
32間の収容口E1は、ブラシ31,32の毛足を斜め
に切り揃えることによって、回転体20の回転軸線A1
−A1′に対して、回転体20の幅方向のほぼ中心を通
過するように斜めに交差している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョイント電線のジョ
イント部に絶縁テープを巻く際に、絶縁テープの両端を
ジョイント電線に確実に巻き付けることができるテーピ
ングホイール及びこれを利用したテープ巻き装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のワイヤーハーネス、又
は電気機器のワイヤーハーネスには、いわゆるジョイン
ト電線が数多く使用されている。ここで、ジョイント電
線とは、例えば図5(a)に示すように、調尺切断され
た電線(本線)MWの接続すべき部分の被覆を剥ぐ中間
皮剥ぎが行われ、そこに接続すべき電線(枝線)BWの
一端がジョイント端子JTで圧着されたものをいう。ジ
ョイント電線のジョイント部は、通常、図5(b)に示
すように、ジョイント部に絶縁テープTが巻かれるとい
った処理が施される。また、ジョイント電線には、上記
したものの他、例えば2本の電線の各途中部の被覆が剥
がれて芯線が露出され、その露出部同士がジョイント端
子で接続されたものもある。
【0003】従来より、ジョイント電線JWのジョイン
ト部分に絶縁テープTを巻く際には、例えば実公昭57
−18380号公報等で開示されているようなテープ巻
き装置が用いられている。このようなテープ巻き装置に
は、図6に示すような、絶縁テープTをジョイント電線
JWのジョイント部分に巻き付けるためのテーピングホ
イール1が備えられている。
【0004】図6を参照して、従来のテーピングホイー
ル1は、所定の駆動装置により回転される回転体11
と、回転体11の切欠11a内の対向面に所定の間隔
(例えば2mm)をあけて取り付けられた一対のブラシ
12,13とを備えている。回転体11の前方及び後方
には、一対のガイド板14,15が設けらており、各ガ
イド板14,15には、絶縁テープT及びジョイント電
線JWをブラシ12,13の隙間(収容口)Eに案内す
るガイド用切欠14a,15aが設けられている。
【0005】絶縁テープTを巻く際には、絶縁テープT
が所定寸法に切断されて回転体11の外周部に繰り出さ
れる。絶縁テープTの上面が粘着面になっている。この
絶縁テープTの粘着面にジョイント電線JWのジョイン
ト部を横たえて、ジョイント電線JWがブラシ12,1
3間の収容口Eに押し込まれる。ジョイント電線JWが
ガイド板14,15のガイド用切欠14a,15aの奥
端付近に達すると、リミットスイッチ(図示せず。)が
働き、回転体11が回転軸線A−A′を中心に矢印R方
向に数回回転して止まる。このとき、絶縁テープTがジ
ョイント電線JWのジョイント部に擦り付けられるの
で、絶縁テープTのジョイント電線JWのジョイント部
への巻き付けが達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のテーピングホイ
ール1においては、図7に示すように、ブラシ12,1
3の隙間である収容口Eは、回転体11の回転軸線A−
A′に沿って平行となっている。例えば図5に示したジ
ョイント電線JWに絶縁テープTを巻く場合には、図8
(a)〜(d)に示すように、テーピングホイール1が
回転するどの位置にあっても、ジョイント電線JWのジ
ョイント部に加わる力(圧力)は全て同じとなる。その
ため、本線MWが1本のみ引き出されて巻き径が細くな
っている部分に対する締め付け力は、本線MW及び枝線
BWの2本の電線が引き出されて巻き径が太くなってい
る部分に対する締め付け力に比べて弱くなってしまう。
【0007】したがって、図9に示すように、本線MW
及び枝線BWの2本の電線が引き出されて巻き径が太い
側Bでは、絶縁テープTは隙間なくきっちりと巻かれる
ものの、本線MWが1本のみ引き出されて巻き径が細い
側Mでは、絶縁テープTはきっちりと巻かれず、隙間が
あいてしまう。つまり、絶縁テープTの両端がジョイン
ト電線JWに確実に巻き付けられず、絶縁テープTの位
置ずれの原因となっている。
【0008】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、絶縁テープの両端をジョイント電線に確実に巻
き付けることができるテーピングホイール及びこれを利
用したテープ巻き装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、複数の電線が電気的に接続されたジョイ
ント部を有するジョイント電線のジョイント部に絶縁テ
ープを巻く際に用いられるテーピングホイールにおい
て、毛先が対向するように配置された一対のブラシ、上
記一対のブラシの対向間隙によって形成された、ジョイ
ント電線の少なくともジョイント部及び絶縁テープを収
容するための収容部、並びに上記収容部の両端が互いに
反対方向に偏心しながら回転し得るように、上記一対の
ブラシを保持する保持手段を含むものである。
【0010】請求項2による課題解決手段は、複数の電
線が電気的に接続されたジョイント部を有するジョイン
ト電線のジョイント部に絶縁テープを巻く際に用いられ
るテーピングホイールにおいて、回転可能に設けられ、
略円柱形状をしていて、その外周の一部から回転中心方
向へ、回転中心よりも深く、かつ軸方向に貫通して形成
された切欠を有する回転体、並びに上記回転体の切欠内
の対向面に所定の間隔をあけて取り付けられ、ジョイン
ト電線の少なくともジョイント部及び絶縁テープの収容
部を形成している一対のブラシを含み、上記ブラシ間の
収容部は、回転体の回転軸線に対して、回転体の幅方向
のほぼ中心を通過するように斜めに交差しているもので
ある。
【0011】請求項3による課題解決手段は、請求項1
又は2記載のテーピングホイールを利用したテープ巻き
装置であって、上記テーピングホイールの収容部上に、
所定の長さの絶縁テープを供給する供給手段、並びに、
上記テーピングホイールの収容部内に、ジョイント電線
のジョイント部及び絶縁テープが挿入されたときに、テ
ーピングホイールを回転させる駆動手段を含むものであ
る。
【0012】
【作用】上記請求項3による課題解決手段において、供
給手段により、所定長さの絶縁テープがテーピングホイ
ールの収容部上に供給される。そして、テーピングホイ
ールの収容部内に、ジョイント電線のジョイント部及び
絶縁テープが挿入されると、駆動手段により、テーピン
グホイールが回転される。そうすると、ブラシによっ
て、絶縁テープがジョイント電線のジョイント部に擦り
付けられる結果、絶縁テープのジョイント電線のジョイ
ント部への巻き付けが達成される。
【0013】このとき、請求項1による課題解決手段で
は、一対のブラシ間の収容部の両端が互いに反対方向に
偏心しながら回転するので、テーピングホイールが回転
する位置によって、ジョイント電線のジョイント部に加
わる力(圧力)が異なる。そにため、両サイド側より絶
縁テープを締め付けて巻くことができる結果、絶縁テー
プの両端をジョイント電線に確実に巻き付けることがで
きる。
【0014】また、請求項2による課題解決手段では、
ブラシ間の収容部が、回転体の回転軸線に対して、回転
体の幅方向のほぼ中心を通過するように斜めに交差して
いるので、ジョイント電線のジョイント部にかかる力
(圧力)は、回転体の回転に伴って、順次360度、回
転体の回転軸線に対して、回転体の幅方向のほぼ中心と
交差する対角線上に加わる。そのため、両サイド側より
絶縁テープを締め付けて巻くことができる結果、絶縁テ
ープの両端をジョイント電線に確実に巻き付けることが
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例に係るテー
プ巻き装置の構成を図解的に示す図である。同図を参照
して、本実施例のテープ巻き装置Dには、ジョイント電
線JW1(図3参照)のジョイント部に絶縁テープT1
を巻き付けるためのテーピングホイール10が備えられ
ている。
【0016】図1は、テーピングホイールの構成を示す
斜視図である。同図を参照して、テーピングホイール1
0には、装置本体の凹入部(図示せず)に回転自在に嵌
合された回転体20と、この回転体20の切欠201内
の対向面に所定の間隔(例えば2mm)をあけて取り付
けられた一対のブラシ31,32とが備えられている。
【0017】回転体20は、略円柱形状をしていて、そ
の外周の一部から回転中心方向へ、回転中心よりも深
く、かつ軸方向に貫通して切欠201が形成されてい
る。ブラシ31,32は、絶縁テープT1をジョイント
電線JW1のジョイント部に擦り付けて巻き付けるため
のものである。各ブラシ31,32は、切欠201の対
向面に固定される基板311,321と、この基板31
1,321に植設された多数の毛312,322とを備
えている。各ブラシ31,32の毛先の隙間には、ジョ
イント電線JW1のジョイント部及び絶縁テープT1の
収容口E1が形成されている。この収容口E1は、回転
体20の回転軸線A1−A1′に対して、回転体20の
幅方向のほぼ中心を通過するように斜めに交差している
(図3参照)。つまり、各ブラシ31,32の毛31
2,322を斜めに切り揃えている。
【0018】回転体20の前方及び後方には、回転体2
0の軸方向への離脱を防止する一対のガイド板41,4
2が配置されている。このガイド板41,42は、装置
本体の凹入部周囲に固定されている。各ガイド板41,
42は、回転体20よりも若干大きめの略円板形状をし
ていて、回転体20の切欠201に対応させて、その外
周の一部から回転体20の回転中心に達するガイド用切
欠411,421が形成されている。このガイド用切欠
411,421は、絶縁テープT1及びジョイント電線
JW1をブラシ31,32間の収容口E1に案内するた
めのものであって、回転体20の切欠201よりも小幅
とされている。
【0019】再び、図2を参照して、また上記テープ巻
き装置Dには、テーピングホイール10の収容口E1上
に所定のピッチで絶縁テープT1を送り出す送出機構5
0と、この送出機構50によりテーピングホイール10
の収容口E1上に送り出された絶縁テープT1を所定の
長さに切断する切断機構60と、テーピングホイール1
0の収容口E1内に、ジョイント電線JW1のジョイン
ト部及び絶縁テープT1が挿入されたときに、テーピン
グホイール10を回転させる駆動機構70とが備えられ
ている。
【0020】送出機構50は、テープロールTRが嵌め
込まれ、絶縁テープT1の送り長さを計測するエンコー
ダローラ501と、このエンコーダローラ501と同軸
回転する従動プーリ502と、エンコーダローラ501
を回転させる駆動モータ503と、この駆動モータ50
3の出力軸と同軸回転する駆動プーリ504と、この駆
動プーリ504と従動プーリ502との間に巻き掛けら
れ、駆動モータ503の回転力を伝達する無端状のプー
リベルト505と、エンコーダローラ501の下流側に
配置され、絶縁テープT1をテーピングホイール10の
収容口E1上に送る一対のピンチローラ506とを備え
ている。
【0021】切断機構60は、ピンチローラ506から
送られてきた絶縁テープT1の下方に配置された固定刃
601と、絶縁テープT1の上方に配置された可動刃6
02と、この可動刃602を駆動させるアクチューエー
タ603とを備えている。駆動機構70は、一側ガイド
板41のガイド用切欠411の奥端付近に固定され、ジ
ョイント電線JW1がガイド用切欠411の奥端まで押
し込まれたことを検知するリミットスイッチ701を備
えている。さらに、駆動機構70は、回転体20の一側
面に固定されたギア702と、このギア702と噛合す
る一対の小径ギア703a,703bと、各小径ギア7
03a,703bに噛合する大径ギア704と、この大
径ギア704と同軸回転する従動プーリ705と、回転
体20を回転させる駆動モータ706と、この駆動モー
タ706の出力軸と同軸回転する駆動プーリ707と、
この駆動プーリ707と従動プーリ705との間に巻き
掛けられ、駆動モータ706の回転力を伝達する無端状
のプーリベルト708とを備えている。なお、回転体2
0のギア702は、回転体20の外周よりも若干小径と
されており、このギア702にも回転体20の切欠20
1と一致する切欠が設けらている。
【0022】図2中80は、マイクロコンピュータであ
って、CPU、データRAM及びプログラムROM等を
有しており、予めROMに記憶されているプロクラムに
従って制御を行う。具体的には、マイクロコンピュータ
80には、エンコーダローラ501のエンコーダ出力が
与えられており、このエンコーダ出力に基づき、送出機
構50側の駆動モータ503及び可動刃602のアクチ
ューエータ603の駆動を制御する。また、マイクロコ
ンピュータ80には、リミットスイッチ701の検知出
力が与えられており、この検知出力に基づき駆動機構7
0側の駆動モータ706の駆動を制御する。
【0023】上記構成において、操作スイッチ(図示せ
ず)が押されると、所定長さの絶縁テープT1がテーピ
ングホイール10の外周部に待機させられる。つまり、
マイクロコンピュータ80から操作信号が出力され、送
出機構50側の駆動モータ503が回転する。駆動モー
タ503の回転力は、駆動プーリ504、プーリベルト
505及び従動プーリ502を介してエンコーダローラ
501に伝達される。エンコーダローラ501が回転さ
れる結果、絶縁テープT1が送りローラ506を介して
テーピングホイール10の収容口E1(図1参照)上に
送られる。エンコーダローラ501が、所定の長さ分だ
け絶縁テープT1が送られたことを検出すると、このエ
ンコーダ出力に基づき、マイクロコンピュータ80が駆
動モータ503の駆動を停止させると共に、可動刃60
2のアクチューエータ603を駆動させる。これによ
り、可動刃602と固定刃601の剪断面が重なり、絶
縁テープT1が所定長さに切断される。
【0024】次に、ジョイント電線JW1を横向きにし
てジョイント部を絶縁テープT1の粘着面に接触させ、
そのままブラシ31,32間の収容口E1に押し込む。
このとき、絶縁テープT1は既に切断されているから、
ジョイント電線JW1は絶縁テープT1と共に収容口E
1に深く嵌まり込み、ガイド板41,42のガイド用切
欠411,412の奥端付近に達すると、リミットスイ
ッチ701が作動される。
【0025】リミットスイッチ701が作動されると、
テーピングホイール10が数回回転して元位置で停止さ
れる。つまり、リミットスイッチ701からの検知出力
があると、マイクロコンピュータ80は駆動機構70側
に駆動モータ706を駆動させる。駆動モータ706の
回転力は、駆動プーリ707、プーリベルト708及び
従動プーリ705を介して大径ギア704に伝達され、
さらに大径ギア704から小径ギア703a,703b
を介してギア702に伝達される。これにより、回転体
20が回転軸線A1−A1′を中心に矢印R1方向(図
1参照)に回転するので、絶縁テープT1がジョイント
電線JW1のジョイント部に擦り付けられる結果、絶縁
テープT1のジョイント電線JW1のジョイント部への
巻き付けが達成される。
【0026】このとき、ブラシ31,32間の収容口E
1が、図3に示すように、回転体20の回転軸線A1−
A1′に対して、回転体20の幅方向のほぼ中心を通過
するように斜めに交差しているので、ジョイント電線J
W1のジョイント部を挿入した状態では、一側ブラシ3
1の毛足の長い左側部分及び他側ブラシ32の毛足の長
い右側部分に接触する。つまり、ジョイント電線JW1
のジョイント部にかかる力(圧力)は、回転体20の回
転軸線A1−A1′に対して、回転体20の幅方向のほ
ぼ中心を通る対角線B1−B1′上にかかることにな
り、回転体20の回転に伴い、ジョイント部にかかる力
(圧力)は、対角線B1−B1′上から回転体20の回
転軸線A1−A1′に対して、回転体20の幅方向のほ
ぼ中心を通る対角線C1−C1′上へと移り、さらに対
角線C1−C1′上から対角線B1−B1′上へと移
る。即ち、ジョイント電線JW1のジョイント部にかか
る力(圧力)は、回転体20の回転に伴って、順次36
0度、回転体20の回転軸線A1−A1′に対して、回
転体20の幅方向のほぼ中心と交差する対角線B1−B
1′及びC1−C1′上に加わるので、両サイド側より
絶縁テープT1を締め付けて巻くことができる。したが
って、絶縁テープT1の両端をジョイント電線JW1に
確実に巻き付けることができ、絶縁テープT1が位置ず
れすることもない。
【0027】また、ジョイント部に防水処理等が施され
て太くなっている場合でも、ジョイント部の中心(ジョ
イント端子)に力(圧力)が集中せず、圧力ラインB1
−B1′及びC1−C1′の360度回転の影響を受け
ることなく絶縁テープT1を確実に巻き付けることがで
きる。なお、本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更を加え得
ることは勿論である。
【0028】例えば、図4(a)に示すように、ブラシ
基板311,321の毛植設面を斜めにして、ブラシ3
1,32間の収容口E1を、回転体20の回転軸線に対
して、回転体20の幅方向のほぼ中心を通過するように
斜めに交差させてもよい。また、図4(b)に示すよう
に、回転体20の切欠面201a,202bを斜めにし
て、ブラシ31,32間の収容口E1を、回転体20の
回転軸線に対して、回転体20の幅方向のほぼ中心を通
過するように斜めに交差させてもよい。この場合には、
従来のブラシをそのまま使用することができる。
【0029】さらに、テープ巻き装置の構成について
も、例えば実公昭57−18380号公報等で示されて
いる構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、絶縁テープの両端をジョイント電線に確実に巻
き付けることができるので、絶縁テープが位置ずれする
こともないといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテーピングホイールの
構成を示す斜視図である。
【図2】テープ巻き装置の構成を図解的に示す図であ
る。
【図3】テーピングホイールの要部拡大平面図である。
【図4】他の実施例に係るテーピングホイールの要部拡
大平面図である。
【図5】ジョイント処理の一例を示す図である。
【図6】従来のテーピングホイールの構成を示す斜視図
である。
【図7】テーピングホイールの要部拡大平面図である。
【図8】テーピングホイールの回転位置と、ジョイント
電線のジョイント部に加わる力との関係を示す図であ
る。
【図9】絶縁テープの両端をジョイント電線に確実に巻
き付けることができなかった例を示す斜視図である。
【符号の説明】
D テープ巻き装置 10 テーピングホイール 20 回転体 201 切欠 31,32 ブラシ E1 収容口 50 送出機構 60 切断機構 70 駆動機構 80 マイクロコンピュータ JW1 ジョイント電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電線が電気的に接続されたジョイン
    ト部を有するジョイント電線のジョイント部に絶縁テー
    プを巻く際に用いられるテーピングホイールにおいて、 毛先が対向するように配置された一対のブラシ、 上記一対のブラシの対向間隙によって形成された、ジョ
    イント電線の少なくともジョイント部及び絶縁テープを
    収容するための収容部、並びに上記収容部の両端が互い
    に反対方向に偏心しながら回転し得るように、上記一対
    のブラシを保持する保持手段を含むことを特徴とするテ
    ーピングホイール。
  2. 【請求項2】複数の電線が電気的に接続されたジョイン
    ト部を有するジョイント電線のジョイント部に絶縁テー
    プを巻く際に用いられるテーピングホイールにおいて、 回転可能に設けられ、略円柱形状をしていて、その外周
    の一部から回転中心方向へ、回転中心よりも深く、かつ
    軸方向に貫通して形成された切欠を有する回転体、並び
    に上記回転体の切欠内の対向面に所定の間隔をあけて取
    り付けられ、ジョイント電線の少なくともジョイント部
    及び絶縁テープの収容部を形成している一対のブラシを
    含み、 上記ブラシ間の収容部は、回転体の回転軸線に対して、
    回転体の幅方向のほぼ中心を通過するように斜めに交差
    していることを特徴とするテーピングホイール。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のテーピングホイール
    を利用したテープ巻き装置であって、 上記テーピングホイールの収容部上に、所定の長さの絶
    縁テープを供給する供給手段、並びに、 上記テーピングホイールの収容部内に、ジョイント電線
    のジョイント部及び絶縁テープが挿入されたときに、テ
    ーピングホイールを回転させる駆動手段を含むことを特
    徴とするテープ巻き装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019044052A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 株式会社小田原エンジニアリング テーピング装置及びテーピング方法
CN114430136A (zh) * 2022-01-27 2022-05-03 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 一种架空配电线路导线线夹绝缘恢复装置及其操作方法

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