JP2001195933A - 撚伝達装置 - Google Patents

撚伝達装置

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JP2001195933A
JP2001195933A JP2000006043A JP2000006043A JP2001195933A JP 2001195933 A JP2001195933 A JP 2001195933A JP 2000006043 A JP2000006043 A JP 2000006043A JP 2000006043 A JP2000006043 A JP 2000006043A JP 2001195933 A JP2001195933 A JP 2001195933A
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JP
Japan
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twist
case
rubber belt
transmission device
covered wire
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Application number
JP2000006043A
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English (en)
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Junichi Ishii
純一 石井
Yasuhiko Sakamoto
康彦 坂本
Kazuhiro Sagi
一宏 鷺
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】発生した捩れを除去するために被覆線に加えら
れる送出装置からの撚り(回転)をガイドロール及び集
合板に阻害されずに円滑に伝達する撚伝達装置を提供す
る。 【解決手段】線状体(被覆線)を挟み込むゴムベルト
と、該ゴムベルトを開閉するネジと、前記ゴムベルトを
収容するケース部と、該ケース部を回転するための駆動
モータとを具備した撚伝達装置をガイドロール出口近傍
に設置し、送出装置と同方向に且つ同回転数で回転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線状体を撚り合わ
せる回転巻取型撚合機に係わり、前記線状体に撚り(回
転)を伝達する撚伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、線状体として電線ケー
ブルの被覆線を例にして説明する。図3は従来の回転巻
取型撚合機の説明図である。21は被覆線、22は送出
装置、23はガイドロール、24は集合板、25は集合
ダイス、26はケーブル、27は回転引取機、28は回
転巻取機、29は巻取ドラムである。
【0003】被覆線21は、以下で説明するように撚り
合わせられて、巻取ドラム29に巻き取られる。
【0004】(1)送出ボビンに巻き取られている被覆
線21は、送出装置22により複数のガイドロール23
と集合板24とを経て、集合ダイス25により1本に集
められる。
【0005】(2)集められた被覆線21は、回転引取
機27及びこの回転引取機27と同方向且つ同回転数で
回転する回転巻取機28によって撚り合わされてケーブ
ル26となり、巻取ドラム29に巻き取られる。
【0006】(3)ケーブル26の撚り合わせピッチ
は、回転引取機27の引き取り速度及び回転数の比によ
り決定される。
【0007】(4)被覆線21には、上記のように回転
引取機27によって被覆線21を回転して引き取ってい
るために、ケーブル26の撚り合わせピッチと同方向且
つ同回転の捩れが発生する。
【0008】(5)被覆線21に発生した捩れを除去す
るために、送出装置22をそれぞれ回転引取機27と同
方向且つ同回転数で回転させ、捩れを打ち消す撚り(回
転)を与える。
【0009】以上のように、従来の回転巻取型撚合機で
は、被覆線に生じる捩れを除去するために送出装置を回
転しているが、その撚り(回転)は自然に伝達されるま
まになっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転巻取型撚合
機には以下に説明する問題点があった。
【0011】送出装置22を回転させて、被覆線21に
発生した捩れを除去する撚り(回転)を与えているが、
被覆線21に与えられる撚り(回転)がガイドロール2
3及び集合板24で阻害され十分に捩れを除去出来ない
と言う問題があった。
【0012】図4は、図3の回転巻取型撚合機の問題点
に係わる説明図である。30は被覆線、31は送出装
置、32は集合板、33は集合ダイス、34はケーブ
ル、である。被覆線30に与えられる撚り(回転)がガ
イドロールに阻害されないよう、送出装置31と集合板
32とが真直ぐに対向配置した形になっている。被覆線
30に与えられる撚り(回転)はガイドロールに阻害さ
れることはないが、送出装置31に装着する送り出しボ
ビンは集合板32が円形状であるために、空間的に円周
配置する必要があり、段取り等を考えると現実的ではな
い。特に、被覆線30の本数が多くなればなるほど、そ
の問題は大きくなる。
【0013】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、発生した捩れを除去するために被覆線
に加えられる送出装置からの撚り(回転)を円滑に伝達
する撚伝達装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、線状体を挟み込むゴムベルトと、該ゴムベ
ルトを開閉するネジと、前記ゴムベルトを収容するケー
ス部と、該ケース部を回転するための駆動モータとを具
備して構成した。
【0015】ケース部は、前記線状体の送出装置と同方
向に回転し、且つ同回転数で回転するように構成した。
【0016】またケース部は、前記線状体のガイドロー
ル出口近傍に設置した。
【0017】なお、ケース部は、前記線状体の集合板の
部分に複数個設定し、且つタイミングベルトで同期して
回転するように構成しても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を以下、図面に
基づいて詳述する。
【0019】図1は、本発明の撚伝達装置の第一実施例
を示した説明図である。1は撚伝達装置、2はゴムベル
ト、3はケース部、4はネジ、5は駆動モータ、6はガ
イドロール、7は被覆線である。
【0020】被覆線7はガイドロール6によって90度
曲げられることにより、捩れを除去するために加えられ
る撚り(回転)の伝達が阻害される。そこで、このガイ
ドロール6の出口近傍に、撚伝達装置1が設置されてい
る。
【0021】撚伝達装置1は、被覆線7を挟み込むため
のゴムベルト2と、これを開閉するためのネジ4と、ゴ
ムベルト2を収容するためのケース部3と、このケース
3を回転させるための駆動モータ5とから構成される。
【0022】ケース3の回転方向及び回転数は、送出装
置の回転方向及び回転数と同じであり、このように構成
することでガイドロール6での撚り(回転)の伝達停滞
を除去することが出来た。従って、送出装置からの撚り
(回転)を円滑に伝達することが可能になった。
【0023】以上のように、撚伝達装置1は被覆線7の
送り出しパスライン上で、送出装置からの撚り(回転)
の伝達停滞となるガイドロール等の近傍に、被覆線7を
挟み込んで設置し、ケース部を送出装置と同じ回転方向
に同じ回転数で回転することで、送出装置の回転を補助
するものである。
【0024】図2は、本発明の撚伝達装置の第二実施例
を示したものであって、(a)は全体説明図、(b)は
(a)の集合板部分の側面図、(c)はその正面図であ
る。8はケース部、9は集合板、10は集合ダイス、1
1はガイドロール、12は送出装置、13は被覆線、1
4はタイミングベルト、15は駆動モータ、16は撚伝
達装置である。撚伝達装置16は、8個のケース部8と
タイミングベルト14と駆動モータ15とを具備して構
成されている。ケース部8の内部は、第一実施例と同様
であり、被覆線を挟み込むゴムベルトとこれを開閉する
ためのネジとから構成されている。
【0025】被覆線13は、集合板9及び集合ダイス1
0の部分で急な角度が付くため、送出装置12からの撚
り(回転)の伝達が阻害される。そこで、この集合板9
の円周方向に撚伝達装置16のケース部8を配置し、タ
イミングベルト14でそれらを連結する。図2(c)で
はケース部8は8個設置されている。前述のタイミング
ベルト14を駆動モータ15で駆動することにより、各
ケース部8は同方向且つ同回転数で回転することにな
る。この回転方向及び回転数を送出装置12の回転方向
及び回転数と同期させることにより、集合板9及び集合
ダイス10の部分での撚り(回転)伝達停滞を除去する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の撚伝達装置によれば、線状体を
挟み込むゴムベルトと、該ゴムベルトを開閉するネジ
と、前記ゴムベルトを収容するケース部と、該ケース部
を回転するための駆動モータとを具備して構成したの
で、発生した捩れを除去するために被覆線に加えられる
送出装置からの撚り(回転)を円滑に伝達することが可
能になり、以下に示す効果を発揮する。
【0027】(1)回転巻取型撚合機で、被覆線上にテ
ープ巻きを施したコアの撚り合わせが可能になる。本発
明の撚伝達装置を用いない場合は、テープの弛み、締
り、テープラップの位置ずれ等の問題が発生する。
【0028】(2)回転巻取型撚合機で、特殊導体撚線
(銅線と鋼線とにより構成されたもの)等の撚り合わせ
作業が可能になる。
【0029】(3)上記の被覆線上にテープ巻きを施し
たコアや特殊導体撚線の撚り合わせ作業が、従来のケー
ジタイプ撚合機から回転巻取型撚合機で可能になるた
め、撚り合わせ作業効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撚伝達装置の第一実施例を示した説明
図である。
【図2】本発明の撚伝達装置の第二実施例を示したもの
であり、(a)は全体説明図、(b)は(a)の集合板
部分の側面図、(c)はその正面図である。
【図3】従来の回転巻取型撚合機の説明図である。
【図4】図3の回転巻取型撚合機の問題点に係わる説明
図である。
【符号の説明】
1 撚伝達装置 2 ゴムベルト 3 ケース部 4 ネジ 5 駆動モータ 6 ガイドロール 7 被覆線 8 ケース部 9 集合板 10 集合ダイス 11 ガイドロール 12 送出装置 13 被覆線 14 タイミングベルト 15 駆動モータ 16 撚伝達装置 21 被覆線 22 送出装置 23 ガイドロール 24 集合板 25 集合ダイス 26 ケーブル 27 回転引取機 28 回転巻取機 29 巻取ドラム 30 被覆線 31 送出装置 32 集合板 33 集合ダイス 34 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E070 AA04 AB14 AC01 BD03 BD04 CA02 5G325 BA01 BB14 BB18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線状体を挟み込むゴムベルトと、該ゴムベ
    ルトを開閉するネジと、前記ゴムベルトを収容するケー
    ス部と、該ケース部を回転するための駆動モータとを具
    備して成ることを特徴とする撚伝達装置。
  2. 【請求項2】ケース部は、前記線状体の送出装置と同方
    向に回転し、且つ同回転数で回転するように構成して成
    ることを特徴とする請求項1記載の撚伝達装置。
  3. 【請求項3】ケース部は、前記線状体のガイドロール出
    口近傍に設置して成ることを特徴とする請求項1及び2
    記載の撚伝達装置。
  4. 【請求項4】ケース部は、前記線状体の集合板の部分に
    複数個設定し、且つタイミングベルトで同期して回転す
    るように構成して成ることを特徴とする請求項1及び2
    記載の撚伝達装置。
JP2000006043A 2000-01-11 2000-01-11 撚伝達装置 Pending JP2001195933A (ja)

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