JPS63262610A - スペ−サ型光通信ケ−ブルの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はらせん溝付スペーサに回転ケージを用いて光フ
ァイバを挿入して光ファイバケーブルを製造するスペー
サ型光通信ケーブルの製造装置に関し、特にらせん溝付
スペーサのらせん溝ピッチと回転ケージの回転ピッチの
ズレを検出してらせん溝付スペーサの捻回を制御するス
ペーサ型光通信ケーブルの製造装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のスペーサ型光通信ケーブルの製造装置として、例
えば、らせん溝付スペーサｌ（第４図（ａ））に回転ケ
ージ（図示せず）を用いて光ファイバ芯線３を挿入する
ことにより光ファイバ通信ケーブルを製造するものがあ
る。この製造装置においては、回転ケージの回転ピンチ
とらせん溝付スペーサ１のらせん溝１ａのピンチが必ず
しも一致しないため、あるいは、実際的にらせん溝ピッ
チは長手力向に多少のゆらぎを持っているため、回転ケ
ージの回転ピッチとらせん溝付スペーサのらせん溝ピッ
チの間にズレが発生したときそのズレを検出して回転ケ
ージの回転速度あるいはケーブル引取機の引取速度を制
御するようにしている。例えば、らせん溝付スペーサの
らせん溝のピッチが短いとき、換言すれば、第４図（ｂ
）に示すように、らせん溝１ａの位相が角度θだけ進ん
でいるときらせん溝付スペーサ１の引取速度を遅くする
か、あるいは、回転ゲージを増速することによってその
ズレを解消している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来のスペーサ型光通信ケーブルの製造装置に
よれば、慣性力の大きい回転ケージあるいはケーブル引
取機を制御してピッチのズレを補正するため、回転ケー
ジの回転ピンチあるいはケーブル引取機の引取速度を変
化させるためには多大の制御トルクを必要とし、そのた
め装置全体のトルク伝達シャフトあるいはギヤ、ベルト
等の伝達系統の容量アップが必要となる不都合があった
。また、ピンチのズレを補正するにも限度があり急激な
ズレ等は制御不可能であるため、回転ケージの回転ピッ
チあるいは引取機の引取速度を１、ある程度低く押える
必要があり、生産性を向上させるうえで問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、トルク伝達
系統の容量をアンプすることなく、かつ、急激なピッチ
のズレにも対応できて生産性の向上が図れる様にするた
め、光ファイバ芯線をらせん溝付スペーサへ収容する集
合部の近傍にらせん溝付スペーサを捻回させる捻回機を
設け、ピッチのずれに応じてらせん溝付スペーサの捻回
角を制御することによりピッチのずれを補正するように
したスペーサ型光通信ケーブルの製造装置を提供するも
のである。

即ち、本発明によるスペーサ型光通信ケーブルの製造装
置は、 前記らせん溝付スペーサのらせん溝の位相と前記回転ゲ
ージの回転位相の位相差を検出する検出手段と、 前記らせん溝付スペーサを捻回する捻回手段と、 前記検出手段の前記位相差に基づいて前記捻回手段の捻
回量を制御する制御手段を有する。

以下、本発明のスペーサ型光通信ケーブルの製造装置を
詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示し、らせん溝付スペーサ
１を繰り出すスペーサ繰出ドラム２と、光ファイバ芯線
３を繰り出すホビン４と、ホビン４を備えらせん溝付ス
ペーサ１のらせん溝ピッチに適合した一定速度で回転す
る回転ケージ５と、らせん溝ピッチに合せて回転し光フ
ァイバ芯線３をらせん溝に導き集合する突起付目板６と
、突起付目板６に連結されらせん溝ピッチと回転ゲージ
の回転ピッチのずれ（位相差）に応じた信号Ｖ、を出力
するポテンションメータ７と、突起付目板６の近傍に設
置されらせん溝付スペーサを捻回する捻回機８と、ボテ
ンションメータフの信号Ｖ＠に基づいて捻回機８を制御
する制御部９と、信号Ｖｓに基づいて位相差θおよびそ
の変化量ｄ　ｅ　／　ｄ　ｔを演算する演算部１１と、
演算結果θおよびｄ、／ｄｔに基づいて制御部９によっ
て制御される捻回機駆動部１２ａ、引取機駆動部１２ｂ
および回転ケージ駆動部１２ｃと、らせん溝付スペーサ
１を引き取る引取キャプスタン１３を有する。

第２図（ａ）、（ｂ）はポテンションメータ７を有する
突起付目板６を示す拡大図である。図示されるように、
突起付目板６はらせん溝付スペーサ１のらせん溝に挿入
する突起６ａと、光ファイバ芯線３を導きらせん溝付ス
ペーサ１に集合させるファイバ通過穴６ｂと、その外周
に形成されたギヤ６ｃを備え、ベアリング１０ａによっ
て回転自在に集合板１０に取付けられている。集合板１
０は回転ケージ５と同一の回転を行い、ギヤ６ｃによっ
て自転させられるギヤ７ａを公転させるようにベアリン
グ１０ｂで支持しており、ギヤ７ａの回転数に応じた信
号Ｖｅがポテンションメータ７から出力される。

以上の構成において、操作を説明する。スペーサ繰出ド
ラム２から繰り出されたらせん溝付スペーサ１は回転ケ
ージ５の中心を通過し突起付目板６へ送られる。一方、
光ファイバ芯線３は回転ケージ５内のボビン４より繰り
出され突起付目板６へ送られる。この時、回転ケージ５
は光ファイバ芯線３がらせん溝付スペーサ１のらせん溝
１ａに沿って確実に収容されるように、換言すれば、第
３図に示すようにらせん溝１ａのピンチと引取キャプス
タン１３の引取速度に応じた速度で回転している。ポテ
ンションメータ７はスペーサ１のらせん溝１ａのピンチ
とスペーサ１の引取速度に応じた速度で回転する突起付
目板６のギヤ６ａによって自転させられ、かつ、集合板
１０の回転によって公転させられるギヤ７ａの回転を受
けて回転ゲージ５とスペーサ１のらせん溝１ａのピッチ
のずれに応じた信号Ｖｅを出力する。制御部９はこの信
号Ｖ、に基づいて演算部１１に所定の演算を行わせる。

この演算において、らせん溝１ａの位相と回転ケージ５
の回転位相の位相差θと、位相差θの変化量ｄ　ｎ　／
　ｄ　ｔが算出されて制御部９へ出力される。制御部９
は捻回機駆動部１２ａを制御して捻回機８を駆動し、位
相差θに応じてらせん溝付スペーサ１を捻回する。第３
図（ａｌはピンチのずれがないために捻回機８がらせん
溝付スペーサ１を捻回していない状態を示し、第３図（
ｂｌは捻回機８が位相差θに応じてらせん溝付スペーサ
１を角度θだけ捻回している状態を示している。捻回方
向は位相差θの進み、遅れに応じて時計方向、あるいは
反時計方向になる。

本実施例においてはピッチのズレをらせん溝付スペーサ
１の捻回によって補正したが、前記位相差θを時間ｔで
微分し、急激なズレがあったとき、即ち、ｄ、／ｄ、が
所定のレベルを超えるときだけ、捻回機８によって補正
し、ゆっくりとしたズレ、即ち、ｄ　ｅ　／　ｄ　ｔが
所定のレベル以下のときは引取機駆動部１２ｂ４あるい
は回転ケージ駆動部１２ｃを制御して回転ケージ５０回
転数あるいは引取機の引取速度を増減速する方式を併用
することも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明のスペーサ型光通信ケーブル
の製造装置によれば、回転ケージあるいは引取機等に比
べて小型軽量で慣性の小さい捻回機を設けてらせん溝付
スペーサを捻回し、らせん溝付スペーサのらせん溝ピッ
チと回転ケージの回転ピンチのズレをこの捻回機の捻回
量を制御することによって補正するようにしたため、急
激なピンチずれ等にも対処可能となり、引取速度を向上
させることができ生産性の向上が図れる。また、設備と
しては捻回機を設置するだけでよいため、トルク伝達シ
ャフトあるいはギヤ、ベルト等の伝達系統の容量アップ
を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスペーサ型光通信ケーブル製造装置の
説明図。第２図（ａ）、（ｂ）は突起付目板及びポテン
ションメータの説明図。第３図（ａ）、ｆｂ）は捻回機
による角度補正の説明図。 第４図（ａｌ、（ｂｌはスペーサ型光通信ケーブルの断
面図。 符号の説明 １　−−−−−らせん溝付スペーサ ２−−−−−−−スペーサ繰り出しドラム３−−−−−
一光ファイバ芯線 ４−−−一−−ボビン ５−−−−−一回転ケージ ６　−−−−−・−突起付目板 ７−・・−ポテンションメータ ８−・−・・−捻回機 ９−−−−−−制御部 １１−−−−−−−・演算部 １２ａ　−−−−−一捻回機駆動部 １２ｂ−−−・−引取機駆動部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 らせん溝付スペーサに回転ケージを用いて 光ファイバを挿入する光ファイバ集合機において、 前記らせん溝付スペーサのらせん溝の位相 と前記回転ゲージの回転位相の位相差を検出する検出手
   段と、 前記らせん溝付スペーサを捻回する捻回手 段と、 前記検出手段の前記位相差に基づいて前記 捻回量を制御する制御手段を有することを特徴とするス
   ペーサ型光通信ケーブルの製造装置。