JPH075696Y2 - ダブルバランス形ミキサ - Google Patents

ダブルバランス形ミキサ

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JPH075696Y2
JPH075696Y2 JP1987149077U JP14907787U JPH075696Y2 JP H075696 Y2 JPH075696 Y2 JP H075696Y2 JP 1987149077 U JP1987149077 U JP 1987149077U JP 14907787 U JP14907787 U JP 14907787U JP H075696 Y2 JPH075696 Y2 JP H075696Y2
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JP
Japan
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hole
double
diameter
balanced mixer
conductor
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JP1987149077U
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JPS6454410U (ja
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正紀 石井
克朗 中村
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Toko Inc
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Toko Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダブルスーパー方式TVチューナーの第1ミク
サ等に用いる、超高周波帯用広帯域ダブルバランス形ミ
キサに係るもので、特にメガネ型のコアに導体を挿通し
て構成するダブルバランス形ミキサの構造に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
従来、ダブルバランス形ミキサの巻線方法にはトランス
型と伝送線型の二通りがある。超高周波用には、伝送線
型が適しているとされている。この伝送線型は、第4図
に示したようにメガネ型コア(図示しない)に施した巻
線とダイオードブリッジで構成されている。
上記のような伝送線型のダブルバランス型ミキサの実用
化の上限は中間周波数が400MHz程度であった。これは、
変換損失が大きくなるため、十分な特性が得られないた
めである。中間周波数が950MHzとなるオールバンドTV信
号の周波数変換に用いることはできなかった。
〔目的〕
本発明は、上記のような問題を解決して、高い中間周波
数帯域で用いることのできるダブルバランス形ミキサを
得ることを目的とする。
また、例えば90〜770MHz帯信号のような広帯域で低損失
のダブルバランス形ミキサを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、メガネ型コアの形状および寸法を改善するこ
とによって、上記の目的を達成するものである。
すなわち、メガネ型のフェライトコアに導線を挿通し、
ダイオードブリッジと接続して成るダブルバランス型ミ
キサにおいて、該メガネ型のフェライトコアは貫通孔が
形成された面の短径に対して該貫通孔の延びる方向の長
さが2.5〜5倍であり、該貫通孔の直径が挿入する導線
の直径のほぼ2倍とし、該貫通孔にそれぞれ二本の導線
のみが挿通されたことに特徴を有するものである。
〔作用〕
従来一般に用いられているメガネ型コアの寸法の一例
は、貫通孔の形成されている表面の長径が6.5mm,短径が
3mm,長さすなわち貫通孔の深さ方向の長さは3mmとなっ
ていた。そして、貫通孔に挿入されたペア線または縒り
線の導線は外周に巻かれて再び貫通孔に挿入され、複数
回巻回してインダクタンスを得ていた。
上記のような構造による場合には、線間に生じるストレ
イ容量の発生を避けられない。それが、特性の劣化の大
きな要因となっている。
そこで、本考案はその構造を改良し、線間に生じる容量
をなくし、また十分なインダクタンスが得られるメガネ
型コアとそれに挿通する導線の構造を改良した。
すなわち、メガネ型コアの短径に対して貫通孔方向の長
さを2.5倍から5倍として、そこに形成した貫通孔に一
度導線を通すだけで十分なインダクタンスが得られるよ
うにした。また、貫通孔の直径を導線のほぼ二倍とし、
一つの貫通孔に二本だけの導線を挿入する構造とし、太
い導線を使用できるようにした。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本考案の実施例について説明す
る。
第1図は、本考案によるダブルバランス形ミキサの要部
の斜視図である。メガネ形コア10は長円形の表面に二つ
の貫通孔が形成されており、これらの貫通孔にはそれぞ
れ二本の導線11が挿通されている。これらの導線11は一
度貫通孔に挿通されただけであり、コア10の外周面には
巻かれない。導線は第4図に示したように結線されてい
る。
メガネ形コア10の寸法について、第2図を参照して説明
する。長円形の表面の短径をH、長径をW、貫通孔の深
さ方向の長さをLとする。短径Hと長径Wについては特
に規定する必要はないが、短径Hにたいして長さLは2.
5倍以上、5倍以下となるように設定する。
また、貫通孔の直径と挿入する導線の関係は、貫通孔の
直径が導線の直径のほぼ二倍となるように設定する。す
なわち、二本の導線を挿通するだけでほぼ塞がる寸法と
なっている。
上記のようなNi-Zn系フェライトを材料としたメガネ形
コアを、短径が3mmで長径が6.5mm、長さが10mmの寸法と
し、直径1mmの二本の貫通孔を形成したものを用いた。
貫通孔に二本で組になった直径0.5mmのペア線を挿入し
て、第4図に示したようなダブルバランス形ミキサを形
成した。
そのダブルバランス形ミキサを中間周波数がそれぞれ、
100MHz、403MHz、950MHzにおいて使用した結果、それぞ
れの変換損失は第3図のようになっていた。図で実線は
本考案によるもの、点線は従来のものの特性を示してい
る。従来のものは、中間周波数が950MHzでは10dB以上と
なっていたのが、大幅に改善されている。
また、0.5mmと比較的太い導線を用いているので、ダイ
オードブリッジを構成するダイオードの端子を折り曲げ
た導線に直接取り付けることもできる。そうすると、端
子間の浮遊容量も減少し、プリント基板に半田付けした
ときよりも高周波特性が向上する。
〔効果〕
本考案によれば、超高周波帯域において使用できる変換
損失の少ないダブルバランス形ミキサが得られる。
また、90〜770MHzの広帯域において良好な特性が得られ
る。
更に、巻線が不要で製造上の工数、コストの面でも非常
に有利であり、太い導線が利用できるので、ダイオード
取付用端子に兼用できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図はそのメ
ガネ型コアの(A)は正面図、(B)は平面図であり、
第3図は本考案によるダブルバランス形ミキサの特性の
説明図、第4図は一般のダブルバランス形ミキサの回路
図を示す。 11……メガネ型コア 12……導線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メガネ型のフェライトコアに導線を挿通
    し、ダイオードブリッジと接続して成るダブルバランス
    型ミキサにおいて、該メガネ型のフェライトコアは貫通
    孔が形成された面の短径に対して該貫通孔の延びる方向
    の長さが2.5〜5倍であり、該貫通孔の直径が挿入する
    導線の直径のほぼ2倍とし、該貫通孔にそれぞれ二本の
    導線のみが挿通されたことを特徴とするダブルバランス
    形ミキサ。
JP1987149077U 1987-09-29 1987-09-29 ダブルバランス形ミキサ Expired - Lifetime JPH075696Y2 (ja)

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JPS6454410U JPS6454410U (ja) 1989-04-04
JPH075696Y2 true JPH075696Y2 (ja) 1995-02-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622483A (ja) * 1985-06-26 1987-01-08 日本特殊陶業株式会社 点火栓
JPS62210708A (ja) * 1986-03-12 1987-09-16 Nec Corp 二重平衡形の周波数変換器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622483A (ja) * 1985-06-26 1987-01-08 日本特殊陶業株式会社 点火栓
JPS62210708A (ja) * 1986-03-12 1987-09-16 Nec Corp 二重平衡形の周波数変換器

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JPS6454410U (ja) 1989-04-04

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