JPH0756716A - プログラム処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】個々のアプリケーションプログラム単位にパラ
メータ設定機能を作成する必要をなくすこと。 【構成】アプリケーションインストール制御部１８は、
アプリケーションプログラムのプログラムファイルとそ
れに対応するパラメータ情報ファイル及びパラメータ候
補ファイルを記憶装置１６に記憶し、この記憶されたパ
ラメータ情報及び候補ファイルから質問データ及び設定
データを読出して表示部１４表示し、この表示に従って
入力部１２により所望の設定データを選択指示させ、こ
の選択された設定データを上記記憶されたパラメータ情
報ファイルに書込む。プログラム実行処理部２０は、上
記記憶装置１６に記憶されたパラメータ情報ファイルに
書込まれた上記設定データに基づいてアプリケーション
プログラムを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パッケージ化されたア
プリケーションプログラムをインストールして稼動させ
るプログラム処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のプログラム
処理装置に於いては、パッケージ化された各種アプリケ
ーションプログラムをインストールして、それぞれのア
プリケーションプログラムを稼動することにより、各種
処理を行うことができるようになっている。

【０００３】ところで、このようなアプリケーションプ
ログラムを稼動する場合、例えば、和暦西暦区分という
プログラム処理装置の稼動する暦をコントロールするパ
ラメータ等のように、各種パラメータ情報を設定するこ
とが必要なものがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来、このようなパッ
ケージ化されたアプリケーションプログラムのパラメー
タ情報を設定する場合には、各アプリケーションプログ
ラムが個別に持つパラメータファイルに対して直接、パ
ラメータ情報を設定するようにしていた。

【０００５】このため、各アプリケーションプログラム
単位にパラメータファイル登録プログラムが必要であっ
た。さらに、パラメータファイルに直接登録するため、
各パラメータ情報が何を意味するものなのかは、マニュ
アルを見なければ理解できないものであった。

【０００６】本発明の課題は、パッケージ化されたアプ
リケーションプログラムのパラメータ情報を設定する場
合、各アプリケーションプログラムの仕様に関係なく、
どのようなアプリケーションプログラムに対しても、パ
ラメータ情報を設定でき、なおかつ、マニュアルを見な
くても設定できるようにすることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。記憶手段は、外部から与えられたアプリケーシ
ョンプログラムと当該アプリケーションプログラムに対
応する設定要素質問データ及び設定要素候補データを含
む設定要素ファイルとを記憶する。表示手段は、上記記
憶手段に記憶された設定要素ファイルから設定要素質問
データ及び設定要素候補データを読出して表示する。選
択指示手段は、上記表示手段の設定要素質問データ及び
設定要素候補データの表示に従って、上記設定要素候補
データから所望の一つを選択指示する。記憶制御手段
は、上記選択指示手段により選択された設定要素候補デ
ータを当該アプリケーションプログラムに対応する設定
データとして上記記憶手段に記憶する。プログラム実行
手段は、上記記憶手段に記憶された上記設定データに基
づいて上記アプリケーションプログラムを実行する。

【０００８】

【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。外部か
ら与えられたアプリケーションプログラムをインストー
ルする場合、まず、そのアプリケーションプログラムと
当該アプリケーションプログラムに対応する設定要素質
問データ及び設定要素候補データを含む設定要素ファイ
ルとを記憶手段に記憶し、表示手段に上記記憶手段に記
憶された設定要素ファイルから設定要素質問データ及び
設定要素候補データを読出して表示して、選択指示手段
により上記表示手段の設定要素質問データ及び設定要素
候補データの表示に従って、上記設定要素候補データか
ら所望の一つを選択指示すると、記憶制御手段は、上記
選択指示手段により選択された設定要素候補データを当
該アプリケーションプログラムに対応する設定データと
して上記記憶手段に記憶する。そして、アプリケーショ
ンプログラムの起動の際には、プログラム実行手段は、
上記記憶手段に記憶された上記設定データに基づいて上
記アプリケーションプログラムを実行する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３を参
照して説明する。図１はその構成を示す図で、図中の参
照番号１０は全体を制御するＣＰＵである。１２はキー
ボード等の入力部であり、１４はＣＲＴ等の表示部であ
る。また、１６はアプリケーションプログラムや各種デ
ータを記憶するためのハードディスク装置などの記憶装
置である。そして、１８はプログラムファイル，パラメ
ータ情報ファイル，パラメータ候補ファイル等をインス
トールするアプリケーションインストール制御部であ
り、２０はインストールされたアプリケーションプログ
ラムを実行するプログラム実行処理部である。なお、同
図では、アプリケーションプログラムＩとIII が既にイ
ンストールされている状態を示している。

【００１０】プログラムファイル群２２は複数のアプリ
ケーションプログラムのプログラムファイルを記憶した
外部記憶装置として供給され、上記アプリケーションイ
ンストール制御部１８は、入力部１２により指示された
アプリケーションプログラムのプログラムファイルを記
憶装置１６に記憶させる。またこの時、アプリケーショ
ンインストール制御部１８は、上記プログラムファイル
群２２のプログラムファイルそれぞれに対応して設けら
れたパラメータ情報ファイル及びパラメータ候補ファイ
ルを記憶するパラメータ情報ファイル群２４及びパラメ
ータ候補ファイル群２６の中から、上記指示されたアプ
リケーションプログラムに対応するパラメータ情報ファ
イル及びパラメータ候補ファイルを上記記憶装置１６に
記憶させる。

【００１１】なおここで、アプリケーションプログラム
には、パラメータ情報を設定する必要がないものとパラ
メータ情報を設定しなければならないものとがあり、そ
のため、特に図示はしていないが、パラメータ情報の設
定が必要なプログラムファイルには、その必要性を示す
ためのパラメータ設定要フラグが設けられている。

【００１２】また、パラメータ情報ファイルは質問及び
解答を格納するものであり、例えば、図２の（Ａ）に示
すような構造となっている。即ち、パラメータ情報ファ
イル２４Ａには、設定すべきパラメータの名称、そのパ
ラメータによって制御される動作機能をどのようにした
いかの質問データが事前に用意されている。また、この
質問データに対する解答を格納するようになっている。

【００１３】一方、パラメータ候補ファイルは、各パラ
メータの設定可能範囲を格納するものである。即ち、同
図に示すように、パラメータ候補ファイル２６Ａには、
上記パラメータ情報ファイル２４Ａに登録したパラメー
タに対してサブウィンドウの何番目にその候補を表示す
るかの番号（サブウィンドウ表示順）、その候補がパラ
メータ情報として実際に変更するデータ値（設定デー
タ）、及び候補の名称を用意する。

【００１４】例えば、当該プログラム処理装置の稼動す
る暦をコントロールするパラメータに和暦西暦区分とい
うものがあり、“１”を設定した場合には和暦、“２”
では西暦でシステムが稼動するとした場合、パラメータ
情報ファイル２４Ａ及びパラメータ候補ファイル２６Ａ
には、次のようなレコードが用意される。

【００１５】パラメータ情報ファイル２４Ａには、パラ
メータ名称が「和暦西暦区分」、質問データには「シス
テムを稼動する際の暦はどうしますか」というレコード
が１つ用意される。

【００１６】一方、パラメータ候補ファイル２６Ａに
は、パラメータ名称は同じく「和暦西暦区分」、設定デ
ータ“１”，候補名称“和暦”というレコードと、設定
データ“２”，候補名称“西暦”というレコードの２つ
が用意される。なお、サブウィンドウ表示順は、サブウ
ィンドウの上から表示したい候補（レコード）から順に
１から番号を付ける。

【００１７】このように、１つのパラメータに対する設
定値が複数個存在する場合には、パラメータ候補テーブ
ル２６Ａのレコード数をその数分だけ用意すれば良く、
問い合わせする機能については、何ら影響を及ぼすこと
はない。即ち、パラメータ候補ファイル２６Ａは、１つ
のパラメータ名称に対して設定可能な範囲分のレコード
を持つものである。例えば、１つのパラメータに４つの
選択範囲が存在する場合には、４レコードとなる。

【００１８】なお、プログラム実行処理部２０によるア
プリケーションプログラムの機能で、パラメータ情報に
よって制御される部分は、パラメータ名称としてパラメ
ータ情報ファイル２４Ａを検索し、そこに格納されてい
る設定データ（解答データ）の値によって動作する。

【００１９】次に、上記のような構成に於ける動作を説
明する。図３は、アプリケーションインストール制御部
１８の動作フローチャートである。

【００２０】まず、入力部１２よりインストールすべき
アプリケーションプログラムが指定されると（ステップ
Ｓ１１）、その指定されたアプリケーションプログラム
のプログラムファイルをインストールする（ステップＳ
１２）。そして、パラメータ設定要フラグが有るかどう
かを確認し（ステップＳ１３）、無ければこのアプリケ
ーションインストール制御部１８の動作を終える。

【００２１】パラメータ設定要フラグが有った場合に
は、次に、インストールされたプログラムファイルに対
応するパラメータ情報ファイル２４Ａ及びパラメータ候
補ファイル２６Ａをインストールする（ステップＳ１
４）。

【００２２】そして、パラメータ情報ファイル２４Ａ内
に於いてキーを指定し（ステップＳ１５）、この指定キ
ーに対応するパラメータ名称及び質問データを読出し
て、表示部１４に表示する（ステップＳ１６）。即ち、
パラメータ情報ファイル２４Ａより質問データを検索
し、画面に表示する。

【００２３】また、パラメータ候補ファイル２６Ａ内で
上記指定キーと同一のキーを有するパラメータレコード
を全て読出し（ステップＳ１７）、サブウィンドウ表示
順に従って、候補名称及び設定データをサブウィンドウ
表示して（ステップＳ１８）、入力部１２による候補選
択を持つ（ステップＳ１９）。即ち、パラメータ候補フ
ァイル２６Ａより設定候補データ（レコード）を抽出
し、サブウィンドウに表示し、オペレータに選択入力を
させる。

【００２４】そして、候補の選択がなされると、選択レ
コードが持っている設定データをパラメータ情報ファイ
ル２４Ａのキー対応位置に書込む（ステップＳ２０）。
即ち、選択された設定候補データが持っている設定デー
タの値を、パラメータ情報ファイル２４Ａの当該レコー
ドの解答データに書込む。

【００２５】そして、他のキーが有るかどうか判断し
（ステップＳ２１）、有れば上記ステップＳ１５へ戻
り、無ければ動作を終える。即ち、以上のステップＳ１
５乃至ステップＳ２０の動作を、パラメータ情報ファイ
ル２４Ａにあるレコード全てに対して行う。

【００２６】このようにしてインストールされたアプリ
ケーションプログラムを稼動する場合には、プログラム
実行処理部２０は、図２の（Ｂ）に示すように動作す
る。即ち、入力部１２から稼動すべきアプリケーション
プログラムが指定されると、その指定されたアプリケー
ションプログラムに対応するプログラムファイル及びパ
ラメータ情報ファイルを読出す（ステップＳ３１）。そ
して、この読出されたプログラムファイル及びパラメー
タ情報ファイル、つまりプログラム及び設定データの値
に従って、プログラムを実行する（ステップＳ３２）。

【００２７】以上のように、パッケージ化されたアプリ
ケーションプログラムのパラメータ設定時の質問内容を
格納しておくパラメータ情報ファイルと、その質問に対
して設定可能な値を格納しておくパラメータ候補ファイ
ルとを用意しておき、パラメータ設定時には順次質問内
容を画面に表示させ、設定可能値をサブウィンドウから
選択できるようにし、選択した値をパラメータ情報ファ
イルに格納するようにしている。従って、パラメータ情
報を設定する場合、各アプリケーションプログラムの仕
様に関係なく、どのようなアプリケーションプログラム
に対しても、パラメータ情報を設定でき、なおかつ、マ
ニュアルを見なくても設定できるようになる。

【００２８】

【発明の効果】本発明によれば、パッケージ化されたア
プリケーションプログラムのパラメータ情報を設定する
場合、各アプリケーションプログラムの仕様に関係な
く、どのようなアプリケーションプログラムに対して
も、パラメータ情報を設定でき、なおかつ、マニュアル
を見なくても設定できるようになる。

【００２９】つまり、本発明によれば、アプリケーショ
ンプログラムをコントロールするパラメータ情報を設定
する際に、パラメータ情報ファイルとパラメータ候補フ
ァイルに設定してあるデータを元に設定できるため、個
々のアプリケーションプログラム単位にパラメータ設定
機能を作成する必要をなくすことができる。また、会話
形式でパラメータ設定することができるので、マニュア
ルを見なくても設定できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例のプログラム処理装置のブロック構成
図である。

【図２】（Ａ）はパラメータ情報ファイルとパラメータ
候補ファイルの構造を示す図であり、（Ｂ）は図１中の
プログラム実行処理部の動作フローチャートである。

【図３】図１中のアプリケーションインストール制御部
の動作フローチャートである。

【符号の説明】

１０…ＣＰＵ、１２…入力部、１４…表示部、１６…記
憶装置、１８…アプリケーションインストール制御部、
２０…プログラム実行処理部、２２…プログラムファイ
ル群、２４…パラメータ情報ファイル群、２４Ａ…パラ
メータ情報ファイル、２６…パラメータ候補ファイル
群、２６Ａ…パラメータ候補ファイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部から与えられたアプリケーションプ
   ログラムと当該アプリケーションプログラムに対応する
   設定要素質問データ及び設定要素候補データを含む設定
   要素ファイルとを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された設定要素ファイルから設定要
   素質問データ及び設定要素候補データを読出して表示す
   る表示手段と、 前記表示手段の設定要素質問データ及び設定要素候補デ
   ータの表示に従って、前記設定要素候補データから所望
   の一つを選択指示するための選択指示手段と、 前記選択指示手段により選択された設定要素候補データ
   を当該アプリケーションプログラムに対応する設定デー
   タとして前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、 前記記憶手段に記憶された前記設定データに基づいて前
   記アプリケーションプログラムを実行するプログラム実
   行手段と、 を具備することを特徴とするプログラム処理装置。