JP3386300B2 - プログラム起動方式 - Google Patents

プログラム起動方式

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JP3386300B2 JP31102395A JP31102395A JP3386300B2 JP 3386300 B2 JP3386300 B2 JP 3386300B2 JP 31102395 A JP31102395 A JP 31102395A JP 31102395 A JP31102395 A JP 31102395A JP 3386300 B2 JP3386300 B2 JP 3386300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つのシステム
において処理の対象となるデータが1つであり、処理の
対象となるデータに対して複数のプログラムを起動する
プログラム起動方式に関する。例えば、自治体における
住民情報システムのオンライン処理の様に、同一の住民
に対して所得証明発行、納税証明発行、住民票発行、印
鑑登録証明発行等の複数の画面機能を切り替えながら処
理を行う場合のプログラム起動方式に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自治体の住民情報システムを想
定した場合、窓口で直接住民に対して行う業務だけで
も、(a)所得証明の発行、(b)納税証明の発行、
(c)住民票の発行、(d)印鑑登録証明の発行、など
多岐に渡っている。そして、住民サービスの点から1つ
の窓口で各種の証明の発行を行なおうとする、いわゆる
総合窓口が普及してきている。この様なシステムのオン
ライン画面を構築する場合、例えば、所得証明の発行画
面から、直接、納税証明の発行画面を起動するという方
式を採用しており、同時に処理対象の住民情報も併せて
渡すようにしている。従って、納税証明の発行画面が起
動された後に、再度、処理対象の住民を選択しなおす必
要はなく、あたかも証明書発行プログラムとして1つの
プログラムで実行されている様に操作することができる
構成としている。
【0003】図35に従来技術により上記の(a)〜
(d)のプログラムを相互に起動する場合の一例である
ブロック図を示す。図中、1はプログラムを通してのデ
ータの表示、入力を行うディスプレイ、2は起動元プロ
グラム、30は起動元プログラムから呼び出され、起動
情報ファイルへのデータ格納と起動先プログラムの起動
を行うプログラム起動処理部、40は起動元と起動先の
プログラムでやり取りする情報を格納する起動情報ファ
イル、5は起動先プログラム、6は起動先プログラムか
ら呼び出され起動情報ファイルの情報によって該当デー
タを検索する該当データ検索部、7はデータを格納する
業務ファイルを示す。なお、実線はデータと制御の流れ
を、破線はプログラムの起動を示す。
【0004】また、図36に、図35における起動情報
ファイル40の構成を示す。起動情報ファイル40に
は、起動元プログラム名31と起動先のプログラム名3
2及び、この例において処理対象を特定するためのデー
タ項目である世帯番号33、個人番号34、年度35を
格納する。ここで、世帯番号は処理対象世帯を特定する
ために各世帯に一意に設定された番号であり、個人番号
は同様に、個人に一意に設定された番号である。次に、
所得証明の発行画面から納税証明の発行画面を起動する
場合について説明する。今、起動元プログラム2とし
て、所得証明の発行プログラムが起動されており、個人
番号が19番である住民の平成7年度の証明を発行して
いるものとする。納税証明の発行画面に切り替える場合
には、起動元プログラム2よりプログラム起動処理部3
0を呼び出す。プログラム起動処理部30は、起動情報
ファイル40に図37に示されている情報を設定し、起
動先プログラム5である納税証明の発行プログラムを起
動する。納税証明の発行プログラムでは、該当データ検
索部6を呼び出す。そして、該当データ検索部6は、起
動情報ファイル40を参照し、個人番号34と年度35
を取得する。そして、個人番号が19番である住民の平
成7年度の納税証明データを業務ファイル7より検索す
る。その後、起動先プログラム5は、業務ファイル7よ
り取得した納税証明データをディスプレイに表示する。
以上の処理により、操作員は納税証明の発行画面で再
度、個人番号、年度の入力を行うことなく、納税証明の
発行を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際の処理
では、必ずしも処理対象を特定するデータ項目が同一で
はない。例えば、上記の4つの証明の内、住民票は世帯
番号、印鑑登録証明は個人番号、所得証明と納税証明は
個人番号と年度が処理対象を特定するデータ項目であ
る。従って、例えば、住民票の発行画面から印鑑登録証
明の発行画面を起動する場合、あるいは、その逆に印鑑
登録証明の発行画面から住民票の発行画面を起動する場
合には、再度、処理対象となる世帯、あるいは、個人を
特定するという操作が必要となる。処理対象となる世
帯、あるいは、個人を特定するという操作を実行する機
能は、従来、起動先プログラムで個別に実行している。
このため、以下の課題があった。 (1)プログラム毎に処理の対象となるデータが異なる
上、全てのプログラムについて、起動元プログラムと起
動先プログラムの組み合わせに基づき、起動元プログラ
ムで処理の対象としたデータから起動先プログラムで処
理の対象とするデータを検索する機能を持たせる必要が
あるために、開発すべきソフトウェアの量が大きくな
る。 (2)ある起動元プログラムで起動情報ファイルのデー
タ構成が変更となる場合には、この起動元プログラムか
ら起動される全ての起動先プログラムを修正する必要が
ある。 (3)処理対象の住民の選択は、起動先プログラムに組
み込まれるため、処理対象者の特定操作が各起動先プロ
グラムの処理内容に依存される。 (4)例えば、所得証明発行、住民票発行、印鑑登録証
明発行の順に処理をした場合、所得証明発行プログラム
で個人番号を入力したにもかかわらず、住民票発行プロ
グラムでは、個人番号が処理対象者を特定する情報では
ないため、印鑑登録証明発行プログラムで再度、個人番
号を入力する必要がある。 (5)起動元プログラムから想定外の起動先プログラム
を起動させる必要が出たとき、ソフトウェアの改修が必
要であり簡単に対応できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプログラ
ム起動方式は、ユーザの指示に従い、別のプログラムへ
処理の実行を分岐する起動元プログラムと、上記起動元
プログラムより起動可能な起動先プログラムを有するプ
ログラム起動方式において、以下の要素を有することを
特徴とする。 (a)プログラムの起動情報を記憶する起動情報記憶
部、(b)上記起動元プログラムより起動され、起動先
プログラムを起動するための起動情報を上記起動元プロ
グラムから取得して上記起動情報記憶部に格納するプロ
グラム起動手段、(c)上記プログラム起動手段により
起動され、上記起動情報記憶部に格納されている起動情
報を参照して起動先プログラムを起動するとともに、上
記起動情報記憶部に起動先プログラムを起動するために
必要な情報が格納されているか判断し、格納されていな
い場合は、起動先プログラムを起動するために必要な情
報を入力させる起動情報入力手段。
【0007】上記プログラム起動方式は、さらに、プロ
グラム毎にプログラムの実行に必要な処理対象項目を記
憶する処理対象情報記憶部と、上記処理対象情報記憶部
にプログラム毎の処理対象項目を設定する処理対象情報
設定手段を備え、上記起動情報入力手段は、上記処理対
象情報記憶部に設定されているプログラム毎の処理対象
項目を参照して、起動先プログラムの処理対象項目を取
得し、上記起動情報記憶部に格納されている起動情報と
して上記処理対象項目に対応した値が設定されているか
判断し、値が設定されていない場合は、上記処理対象項
目に対する値を入力させ、上記入力した値を上記起動情
報記憶部に格納することを特徴とする。
【0008】上記起動情報入力手段は、上記起動情報記
憶部に格納されている起動情報として起動先プログラム
を実行するために必要な処理対象項目に対応した値が設
定されていない場合、上記処理対象項目の値が他の起動
情報に基づいて自動設定可能であるか判断し、自動設定
可能であれば、上記処理対象項目の値を自動設定し、上
記起動情報記憶部に自動設定した値を格納することを特
徴とする。
【0009】上記プログラム起動方式は、さらに、自動
設定可能な処理対象項目とその自動設定方法を記憶する
自動設定情報記憶部と、上記自動設定情報記憶部に自動
設定可能な処理対象項目と自動設定方法を設定する自動
設定手段を備え、上記起動情報入力手段は、上記起動情
報記憶部に格納されている起動情報として、起動先プロ
グラムを実行するために必要な処理対象項目に対応した
値が設定されていない場合は、上記自動設定情報記憶部
を参照し、上記処理対象項目の値が自動設定可能である
か判定し、自動設定可能であれば、上記自動設定方法に
従い、上記処理対象項目に値を設定し、設定した値を上
記起動情報記憶部に格納することを特徴とする。
【0010】上記起動情報入力手段は、自動設定した処
理対象項目の値を表示して、任意の値に変更可能にする
ことを特徴とする。
【0011】上記起動情報入力手段は、既に値が設定さ
れている処理対象項目の値を基に上記起動先プログラム
を実行するために必要な処理対象項目の値の候補を取得
できるか判断し、取得できる場合は、既に設定されてい
る処理対象項目の値を基に上記起動先プログラムを実行
するために必要な処理対象項目の値の候補を取得して表
示し、表示した値の中から少なくとも1つを選択させる
ことを特徴とする。
【0012】上記プログラム起動方式は、さらに、1つ
の処理対象項目の値を基に別の処理対象項目の値を取得
するための情報を記憶する取得情報記憶部と、上記取得
情報記憶部に、1つの処理対象項目の値を基に別の処理
対象項目の値を取得するための情報を設定する取得情報
設定手段を備え、上記起動情報入力手段は、上記取得情
報記憶部を参照して、上記起動情報記憶部に格納されて
いる既に値が設定されている処理対象項目の値より、起
動先プログラムを実行するために必要な処理対象項目の
値の候補を取得して表示し、表示した値の中から少なく
とも1つを選択させ、選択した処理対象項目の値を上記
起動情報記憶部に格納することを特徴とする。
【0013】上記プログラム起動方式は、さらに、上記
起動情報記憶部に格納されている起動情報を参照して、
起動先プログラムからさらに上記起動元プログラム以外
の他の起動先プログラムを起動することを抑止する抑止
手段を備えたことを特徴とする。
【0014】上記プログラム起動方式は、さらに、ユー
ザが起動先プログラムの処理権限を有しているか判断
し、有していない場合、起動先プログラムの起動を禁止
する処理権限判定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】上記プログラム起動方式は、さらに、ユー
ザ毎にプログラムの処理権限を示す情報を記憶する処理
権限情報記憶部と、上記処理権限情報記憶部にユーザ毎
のプログラムの処理権限を設定する処理権限情報設定手
段を備えたことを特徴とする。
【0016】上記プログラム起動方式は、さらに、起動
するプログラムを指定するプログラム指定手段を備え、
上記プログラム起動手段は、上記プログラム指定手段に
より指定されたプログラムを起動先プログラムとして上
記起動情報記憶部に格納し、上記起動情報入力手段を起
動することを特徴とする。
【0017】上記プログラム起動方式は、さらに、上記
プログラム指定手段により指定されたプログラムを記憶
するプログラム起動情報記憶部を備え、上記プログラム
起動手段は、上記プログラム起動情報記憶部を参照し
て、プログラムの起動情報を取得して、上記起動情報記
憶部に格納することを特徴とする。
【0018】上記プログラム起動方式は、さらに、プロ
グラムの起動順序情報を入力するプログラム起動順序入
力手段を備え、上記プログラム起動順序入力手段により
入力された起動順序情報を参照して、起動元プログラム
の次に起動するプログラムの起動情報を取得し、取得し
た起動情報を上記起動情報記憶部へ格納し、上記起動情
報入力手段を起動することを特徴とする。
【0019】上記プログラム起動方式は、さらに、上記
プログラム起動順序入力手段が入力したプログラムの起
動順序情報を記憶する起動順序情報記憶部を備え、上記
プログラム起動手段は、起動元プログラムから取得した
起動情報を基に上記起動順序情報記憶部を参照して、次
に起動するプログラムの起動情報を取得することを特徴
とする。
【0020】上記プログラム起動方式は、さらに、処理
対象項目の値を順に格納する履歴情報記憶部を備え、上
記起動元プログラムは、プログラムを実行する度に、処
理対象項目の値を上記履歴情報記憶部に格納し、上記起
動情報入力手段は、上記履歴情報記憶部に格納された処
理対象項目の値を入力する履歴情報入力手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.実施の形態1では、所得証明の発行処理
を起動元プログラムとし、住民票の発行処理を起動先プ
ログラムとするプログラム起動方式について説明する。
図1は、この発明に係わるプログラム起動方式の一例を
示すブロック図である。図中、1,2,5〜7は従来の
技術において説明した図35と同様である。3は起動元
プログラム2より起動され、従来例におけるプログラム
起動処理部30と同様に起動元プログラム2の起動情報
を格納するプログラム起動手段である。プログラム起動
手段3は、さらに、後で説明する起動情報入力手段8を
起動する。また、4は起動情報ファイルであり、従来例
における起動情報ファイル40と同様のファイル構成と
する。8は起動先プログラムにて処理対象を特定するた
めに、起動情報ファイル4に格納されているデータを調
査し、起動先プログラム5を起動するために必要な処理
対象項目に値が設定されていない場合には(以下、「デ
ータ項目が不足している」という)、不足データを設定
する起動情報入力手段である。9はプログラム毎にプロ
グラムの実行に必要な処理対象項目を格納する処理対象
情報ファイルである。10は処理対象情報ファイル9に
格納する情報を設定する処理対象情報設定手段である。
なお、実線はデータと制御の流れを示し、破線はプログ
ラムの起動を示す。以下の全ての実施の形態についても
同様である。
【0022】図2は、処理対象情報ファイル9の構成及
び内容を示す図である。図2において、21はファイル
の構成であり、処理対象情報ファイル9は、プログラム
名26、世帯番号27、個人番号28、年度29を構成
要素に持つ。22〜25は各プログラム毎に格納されて
いるデータを示している。上記データは、「0」と
「1」を用いて示しており、世帯番号が「0」の場合
は、該当プログラムにおいて、世帯番号が不要であるこ
とを示し、世帯番号が「1」の場合は、該当プログラム
において、世帯番号が必要であることを示す。また、個
人番号28及び年度29の「0」及び「1」も、上記世
帯番号27と同様に、個人番号と年度の要否を示す。例
えば、住民票発行プログラムにおいては、世帯番号のみ
が必要なデータであり、個人番号、年度のデータは、不
要であることを示している。図3は、起動情報入力手段
の動作を説明する流れ図である。図4は、必須項目設定
画面の一例を示す図である。図5は、起動情報ファイル
の内容を示す図である。図5において、31は起動元プ
ログラム名、32は起動先プログラム名、33は世帯番
号、34は個人番号、35は年度を示している。
【0023】次に、図1のブロック図を用いてプログラ
ム起動方式の動作について、図3の流れ図に従い説明す
る。図1において、2,5,6の動作は、従来技術と同
様である。また、プログラム起動手段3とプログラム起
動処理部30との違いは、プログラム起動手段3は、起
動先プログラム5の代わりに、起動情報入力手段8を起
動する。この実施の形態1では、起動元プログラム2を
所得証明発行とし、所得証明は、個人番号「00000
35」の平成7年度における所得証明を発行する。ま
た、起動先プログラム5を住民票発行とする。このた
め、プログラム起動手段3が起動情報入力手段8を起動
する段階では、起動情報ファイル4には、世帯番号33
を除いて図5に示されている情報が格納されている。こ
の段階では、世帯番号33には、値が未設定であること
を示すnullが格納されている。プログラム起動手段
3により起動された起動情報入力手段8は、始めに、起
動情報ファイル4を読み込む(S1)。次に、処理対象
情報ファイル9を読み込む。なお、処理対象情報ファイ
ル9には、予め処理対象情報設定手段10を用いて、プ
ログラム毎にプログラムの実行に必要な処理対象項目
が、図2のように設定されているものとする。起動情報
入力手段8は、読み込んだ処理対象情報ファイル9よ
り、起動先プログラム5に対する情報を読み込む(S
2)。この実施の形態1では、起動先プログラム5を住
民票発行とするため、起動情報入力手段8は、図2の処
理対象情報ファイル9より住民票発行に関する世帯番号
27、個人番号28、年度29の要否を示すデータを取
得する。そして、上記S2で取得した住民票発行に関す
るデータの中からの処理対象項目が”1”と設定され、
かつ、”1”と設定されている処理対象項目が起動情報
ファイル4において、nullと設定されているかどう
かを調べる(S3,S4)。この例の場合、世帯番号が
該当する。このため、起動情報入力手段8は、図4のよ
うな必要項目設定画面100をディスプレイ1に表示し
て世帯番号を入力することを要求する(S5)。ユーザ
から世帯番号が入力されると、入力された世帯番号を起
動情報ファイル4に格納する(S6)。この例では、世
帯番号に「10000023」と入力する。そして、起
動情報ファイル4には、図5に示す内容のデータが格納
される。その後、起動先プログラム5(住民票発行プロ
グラム)を起動する(S7)。
【0024】また、図1のブロック図に示されているプ
ログラム起動方式は、処理対象情報ファイル9を備えて
いた。しかし、起動情報入力手段8がプログラム毎にプ
ログラムの実行に必要な処理対象項目を、処理対象情報
テーブルとして備えても構わない。この場合、処理対象
情報設定手段10は、起動情報入力手段8が備える処理
対象情報テーブルに対して、プログラム毎にプログラム
の実行に必要な処理対象項目を設定する。このため、処
理対象情報テーブルは、設定された処理対象情報を保持
するため、メモリ上に常駐されていることが前提とな
る。また、起動情報入力手段8は、自身が備える処理対
象情報テーブルを参照して、プログラム毎にプログラム
の実行に必要な処理対象項目を取得する。
【0025】以上の処理により、起動先プログラムであ
る住民票発行プログラムの実行時には、起動元プログラ
ムに係わらず、プログラムの起動に必要な起動情報が必
ず設定されており、処理の対象とする住民を検索でき
る。
【0026】このように、実施の形態1におけるプログ
ラム起動方式においては、起動先プログラムを起動する
ために必要な情報が、起動元プログラムから全て渡され
るかどうか(不足のデータ項目がないか)を判別するの
に必要な情報を、処理対象情報ファイルに格納する。そ
して、起動元プログラムから起動先プログラムを起動す
る際には、上記処理対象情報ファイルから起動先プログ
ラムを起動するに当たり、不足するデータ項目を判別
し、起動先プログラムが動作する前に、上記の不足デー
タ項目を入力する画面を表示させ、不足データ項目内容
を画面より入力させる。このため、各プログラムで実行
に必要な処理対象項目が変更になった場合でも、処理対
象情報ファイルの情報を変更するだけで、容易にシステ
ムの変更を行うことができる。また、起動元プログラム
や起動先プログラムが業務用のプログラムである場合、
業務を行うプログラムとは別に、プログラムの実行に必
要な処理対象項目の値を入力する機能を実現できるた
め、プログラム毎の処理対象項目の値を入力する機能
を、各業務プログラムから共通的に使用してソフトウェ
アの作成量の削減と操作性の統一を図ることができる。
【0027】実施の形態2.この実施の形態2では、シ
ステム内のあるデータの値が決定すると、自動的に他の
データを一意に決定できる関連付いたデータが存在する
場合について、以下に説明を行う。例えば、自治体の住
民情報システムでは、個人番号が決定すると自動的に世
帯番号を一意に決定できる。ここでは、印鑑登録証明の
発行(起動元プログラム)画面から住民票の発行(起動
先プログラム)画面を起動する場合を例にして説明す
る。図6は、実施の形態2におけるプログラム起動方式
の一例を示すブロック図である。図中、1〜7,9,1
0は図1と同様である。8aは起動先プログラム5を起
動する際の不足データを、起動情報ファイル4に設定さ
れている他の処理対象項目の値から自動的に設定できる
場合、不足データを自動的に設定するプログラムである
起動情報入力手段である。12は自動設定可能な処理対
象項目と、その自動設定方法を格納する自動設定情報フ
ァイルである。13は自動設定情報ファイル12に格納
する情報を設定する自動設定情報設定手段である。ま
た、14は自動設定可能な処理対象項目の値を検索する
ための住民マスタである。
【0028】図7は、自動設定情報ファイルの構成及び
内容を示す図である。図7において、81は自動設定情
報ファイルの構成を示す。自動設定情報ファイル81
は、自動設定可能なデータ項目84、自動設定に必要な
データ項目85、業務マスタ名称86より構成されてい
る。82,83は格納されているデータを示す。実施の
形態2における自動設定方法とは、業務マスタ名称86
に設定されているファイルより、自動設定に必要なデー
タ項目85を利用して、自動設定可能なデータ項目84
を検索することである。
【0029】図8は、住民マスタのファイルの構成及び
内容を示す図である。図8において、91はファイルの
構成を示す。住民マスタは、世帯番号96、個人番号9
7、氏名98より構成されている。92〜95は住民マ
スタ14に格納されているデータを示している。
【0030】図9は、起動情報ファイルの構成及び内容
を示す図である。図9(A)は、起動情報入力手段8a
により世帯番号が自動設定される前のファイル内容であ
る。図9(B)は、起動情報入力手段8aにより世帯番
号が自動設定された後のファイルの内容である。図9に
おいて、起動情報ファイル4は、起動元プログラム名1
11、起動先プログラム名112、世帯番号113、個
人番号114、年度115より構成されている。そし
て、プログラム起動手段3又は起動情報入力手段8aに
より起動情報116が設定され、図のように格納され
る。
【0031】図10は、起動情報入力手段による処理対
象項目の値を自動設定する手順を示す流れ図である。次
に、図10の流れ図を用いて、起動情報入力手段8aに
よる処理対象項目の値の自動設定手順について説明す
る。なお、図6における起動情報入力手段8aは、上記
実施の形態1において説明した図1の起動情報入力手段
8と同様の動作を行うが、起動情報入力手段8aは、さ
らに、処理対象項目の値の自動設定を行うものである。
【0032】始めに、起動情報入力手段8aが起動され
るまでの動作を説明する。起動元プログラム2の印鑑登
録証明の発行画面から起動先プログラム5の住民票の発
行画面を起動させるとき、起動情報ファイル4には、図
9(A)の起動情報116の内容がプログラム起動手段
3により格納される。そして、プログラム起動手段3
は、起動情報入力手段8aを起動する。そして、起動情
報入力手段8aは、起動情報ファイル4より図9(A)
の起動情報116を読み込む(S1)。次に、起動情報
入力手段8aは、処理対象情報ファイル9を読み込み、
起動先プログラム5である住民票発行の処理に必要な処
理対象項目を取得する。図2より住民票発行に必要な処
理対象項目は、世帯番号であることが分かる(図2にお
いて、住民票発行で処理対象項目が“1”であるのは世
帯番号だけである)(S2)。その後、起動情報入力手
段8aは、自動設定情報ファイル12を参照し、世帯番
号が自動設定可能な処理対象項目であるか判断する。図
7の自動設定情報ファイルを示す図より、世帯番号は、
個人番号が分かっていれば、住民マスタより個人番号を
基に取得することができる(S10)。なお、実施の形
態2では、自動設定情報ファイル12には、図7に示さ
れている内容の情報が、予め自動設定情報設定手段13
によって設定されているものとする。さらに、起動情報
入力手段8aは、上記S1で読み込んだ起動情報116
の内容を調べ、起動先プログラム5である住民票発行を
起動するために必要な世帯番号に格納されている値を取
得する(S3)。図9(A)によれば、世帯番号113
には、nullが格納されている。これは、世帯番号が
未設定であることを示している(S4)。ここで、起動
情報入力手段8aは、上記S10で取得した自動設定情
報ファイルの内容から、世帯番号は個人番号がわかれ
ば、住民マスタから一意に決定できることがわかる(S
11,S12)。このため、起動情報入力手段8aは、
個人番号から住民マスタ内の世帯番号を検索し(S1
3)、検索した情報を起動情報ファイルに格納する(S
14)。実施の形態2では、住民マスタ14の内容は図
8であるため、個人番号「0000035」を基に、世
帯番号「10000023」を取得することができる。
取得した世帯番号は、起動情報入力手段8aが図9
(B)のように起動情報ファイル4に格納する。そし
て、起動先プログラム5の住民票発行プログラムを起動
する(S7)。上記S12の判断により、不足している
処理対象項目が自動設定できないと判断した場合、起動
情報入力手段8aは、上記実施の形態1と同様に、不足
している処理対象項目の値を画面より入力するよう要求
する(S5)。
【0033】また、図6のブロック図が示すプログラム
起動方式は、自動設定情報ファイル12を備えていた。
しかし、起動情報入力手段8aが自動設定可能な処理対
象項目とその自動設定方法を、自動設定情報テーブルと
して備えても構わない。この場合、自動設定情報設定手
段13は、起動情報入力手段8aが備える自動設定情報
テーブルに対して、自動設定可能な処理対象項目とその
自動設定方法を設定する。このため、自動設定情報テー
ブルは、設定された処理対象項目とその自動設定方法を
保持するため、メモリ上に常駐されていることが前提と
なる。また、起動情報入力手段8aは、自身が備える自
動設定情報テーブルを参照して、自動設定可能な処理対
象項目とその自動設定方法を取得する。
【0034】上記実施の形態1においては、世帯番号を
画面から入力後、住民票発行プログラムが起動されてい
たが、実施の形態2においては、起動情報入力手段8a
は、世帯番号を自動設定した後、住民票発行プログラム
を起動できる。
【0035】このように、起動情報入力手段は、上記実
施の形態1で説明した動作に加え、不足する処理対象項
目の値を、起動情報ファイルに既に格納されている値か
ら自動設定できる場合を判断し、自動設定できると判断
した場合は、自動設定を行う。このため、ユーザは、上
記実施の形態1のように、不足している処理対象項目の
値を画面から入力する手間を省くことができる。また、
入力するために、処理対象項目の値を調べる手間を省く
ことができる。
【0036】実施の形態3.実施の形態3では、上記実
施の形態2において、起動情報入力手段8aが自動設定
する処理対象項目の値を変更可能にする例について、以
下に説明を行う。自治体の業務を遂行する際、対象とな
るデータを処理するために、関連するデータを調べたい
場合や、対象となるデータ処理と共に関連するデータも
同時に処理してしまいたい場合が起こる。例えば、Aさ
んの印鑑登録を行った後、Aさんの父の世帯(Aさんと
は別世帯)の住民票を発行したい場合等である。この実
施の形態3では、上記実施の形態2に説明した起動元プ
ログラム2である印鑑登録証明の発行画面から、起動先
プログラム5である住民票の発行画面を起動する場合を
例に説明する。
【0037】図11は、起動情報入力手段により、自動
設定された処理対象項目の値を変更する手順を示す流れ
図である。図11において、起動元プログラム2である
印鑑登録証明の発行画面から、起動先プログラム5であ
る住民票の発行画面を起動させるとき、起動情報入力手
段8aにより世帯番号が自動設定され、世帯番号が起動
情報ファイルに格納されるところまでは、上記実施の形
態2と同様である(図11のS1〜S13aが図10に
おけるS1〜S14に該当する)。実施の形態3では、
この後、起動情報入力手段8aは、S2で読み込んだ処
理対象情報ファイル9より、起動元プログラム5である
住民票発行を起動するために必要な処理対象項目である
世帯番号の値を、S1で読み込んだ起動情報ファイル4
より取得し、画面表示させる(S20)。図12(A)
に表示例を示す。図12(A)の必須項目設定画面10
1には、起動情報ファイル4より取得した世帯番号が
「10000023」と表示されている。また、図12
(A)に示されている必要項目設定画面101の下方
に、入力案内を表示する。ユーザは、入力案内に従い、
世帯番号を変更する場合には、新しい世帯番号を入力す
る。例えば、ユーザが世帯番号を「10000116」
と図12(B)のように変更入力すると、起動情報入力
手段8aは、入力された世帯番号を図13のように起動
情報ファイルに格納する(S14a)。この時の図13
の内容は、図9(B)に示した内容に世帯番号「100
00116」を上書きした内容となる。また、必須項目
設定画面101の世帯主と世帯員の情報が図12(B)
のように、入力された世帯番号「10000116」の
世帯に対する情報に変更されて表示される。そして、起
動先プログラム5である住民票発行プログラムを起動す
る。起動先プログラム5である住民票発行プログラムで
は、世帯番号「10000116」の住民を処理するこ
とになる。
【0038】以上の処理により、起動先プログラム5で
ある住民票発行プログラムでは、処理を行いたい該当デ
ータを入力し、処理することができる。
【0039】このように、起動情報入力手段は、起動先
プログラムにおいて処理対象とする処理対象項目の値を
画面上に表示する。また、表示した値を変更できる。こ
のため、ユーザは、自動設定された処理対象項目の値を
確認できる。また、容易に処理対象項目の値を変更する
ことができる。
【0040】実施の形態4.実施の形態4では、既に設
定されている処理対象項目の値を基に、起動先プログラ
ムで必要とする処理対象項目の候補値を取得し、取得し
た候補値より1つの値を選択するプログラム起動方式に
ついて、以下に説明を行う。自治体の住民情報システム
では、システム内のある処理対象項目の値が決定する
と、自動的に他の処理対象項目の候補値を10レコード
程度までしぼりこむことのできる関連付いた処理対象項
目が存在する。例えば、世帯番号が決定すると、個人番
号は、該当世帯に属する個人ということで、候補をしぼ
りこむことができる。
【0041】実施の形態4では、起動元プログラム2で
ある住民票の発行画面から起動先プログラム5である印
鑑登録証明の発行画面を起動する場合を例にして説明す
る。図14は、この発明に係わるプログラム起動方式の
一例を示すブロック図である。図14において、1〜
7,9,10,14は図1又は図6と同様である。住民
マスタ14は、図8と同様の情報を記憶している。8b
は上記実施の形態1〜3における起動情報入力手段8,
8aに対し、さらに、起動先プログラムを起動する際の
不足データが、起動情報ファイルに設定されている他の
処理対象項目の値を基に、候補値のしぼりこみが可能で
あるか判断して、可能であるとき、候補値より少なくと
も1つを選択させる、起動情報入力手段である。16は
候補値の取得が可能な処理対象項目の情報を格納する、
取得情報ファイルである。17は取得情報ファイルに候
補値の取得が可能な処理対象項目の情報を設定する、取
得情報設定手段である。
【0042】図15は、本実施の形態における取得情報
ファイルの構成及び内容を示す図である。図15におい
て、141はファイルの構成を示し、取得情報ファイル
16は、取得可能なデータ項目144、取得に必要なデ
ータ項目145、業務マスタ名称146より構成されて
いる。また、142,143は格納されているデータ示
す。図15によると、世帯番号の値を基に住民マスタを
検索することによって、個人番号の値を取得できること
が分かる。図15に設定されている情報は、起動情報入
力手段8bが取得情報ファイル16を読み込む前に、予
め取得情報設定手段17によって設定されているものと
する。
【0043】図16及び図17は、起動情報入力手段に
よる処理対象項目の候補値の取得手順を示す流れ図であ
る。次に、図16及び図17を用いて起動情報入力手段
8bによる処理対象項目の候補値の取得と、取得した候
補値の中から少なくとも1つを選択する手順について説
明を行う。なお、実施の形態4では、起動元プログラム
2を住民票の発行処理とし、起動先プログラム5を印鑑
証明の発行処理とする。図18は、起動情報ファイルの
構成と内容を示す図である。図18(A)は、起動情報
入力手段8bによって起動先プログラム5である印鑑証
明の発行処理における処理対象項目の値が設定される前
の起動情報ファイル4の内容を示している。また、図1
8(B)は、起動情報入力手段8bにより起動先プログ
ラム5である印鑑証明の発行処理における処理対象項目
の値が設定された後の起動情報ファイル4の内容を示す
図である。図18(A)によると、起動元プログラム名
31は住民票発行であり、起動先プログラム名32は印
鑑登録証明発行であり、世帯番号33は「100000
11」であり、個人番号34及び年度35はnullで
ある。また、図18(B)によると、個人番号34が
「0000027」が格納されている。
【0044】図19は、必要項目設定画面を示す図であ
る。始めに、起動情報入力手段8bがプログラム起動手
段3により起動される前の処理について説明する。プロ
グラム起動手段3は、起動元プログラム2の住民票の発
行画面から、起動先プログラム5の印鑑登録証明の発行
画面を起動する前に、起動情報ファイル4に図18
(A)の内容を格納する。そして、プログラム起動手段
3は、起動情報入力手段8bを起動する。プログラム起
動手段3により起動された起動情報入力手段8bは、ま
ず、起動情報ファイル4を読み込み、図18(A)に示
されている情報を取得する(S1)。次に、起動情報入
力手段8bは、処理対象情報ファイル9を参照し、起動
先プログラム5である印鑑登録証明発行の処理に必要な
処理対象項目を取得する。図2に示された処理対象情報
ファイル9より、印鑑登録証明発行の処理に必要な処理
対象項目は、個人番号であることが分かる(印鑑登録証
明発行で“1”と設定されているのは、個人番号だけで
あるため)(S2)。次に、起動情報入力手段8bは、
取得情報ファイル16を読み込む(S30)。起動情報
入力手段8bは、上記S1で読み込んだ起動情報の中
に、起動先プログラム5である印鑑登録証明発行の処理
に必要な処理対象項目に対する値が格納されているか調
べる(S3)。図18(A)より個人番号の値は、nu
llであることが分かる。これは、個人番号が未設定で
あることを示している(S4)。さらに、起動情報入力
手段8bは、上記S30で取得した取得情報より個人番
号が取得可能なデータであるかどうか確かめる。図15
に示されている取得情報ファイルより個人番号は、世帯
番号を基に複数の候補値を絞り込むことができることが
分かる。また、世帯番号は、上記S1で取得した起動情
報ファイル4に格納されることが図18(A)より分か
る(S31,S32)。このため、起動情報入力手段8
bは、世帯番号「10000011」を基に、住民マス
タ14内の個人番号を検索する。個人マスタ14より、
図8に示されている世帯番号「10000011」であ
る個人番号は、「0000019」と「000002
7」の2つの候補が取得できる(S33)。起動情報入
力手段8bは、取得した2つの候補を図19の必要項目
設定画面103に示されているような“名寄せ”の形式
で表示する(S34)。そして、必要項目設定画面10
3の下方に入力案内を表示し、ユーザに対し表示されて
いる複数の個人番号の中から該当する個人番号を選択す
るよう指示する。ユーザが個人の選択を行うと(S3
5)、起動情報入力手段8bは、選択された個人番号を
起動情報ファイル4に格納する。この実施の形態4で
は、個人番号「0000027」を選択する。このた
め、図18(B)のように、起動情報ファイル4の個人
番号には、「0000027」が格納される(S3
6)。その後、起動情報入力手段8bは、起動先プログ
ラムである印鑑登録証明発行プログラムを起動する(S
7)。
【0045】以上の処理により、上記実施の形態1の起
動情報入力手段は、個人番号を画面から入力後(ユーザ
は個人番号を調べる事務を行い、入力する必要があ
る)、印鑑登録証明発行プログラムを起動していた。し
かし、この実施の形態4における起動情報入力手段を用
いれば、世帯番号から検索された個人番号が“名寄せ”
の形式で表示される。ユーザは、表示された個人番号の
候補の中から、少なくとも1つを選択し、選択後、起動
情報入力手段が印鑑登録証明発行プログラムを起動す
る。
【0046】上記図16及び図17を用いて説明した手
順では、個人番号の候補の中からユーザは1つの個人番
号を選択していた。しかし、複数の個人に対して印鑑登
録証明発行処理を連続して行いたい場合には、複数の個
人番号の選択を一度に行い、選択した順に印鑑登録証明
発行処理を行うことも可能である。例えば、図19に示
されている必要項目設定画面103では、個人番号「0
000019」と「0000027」が表示されてい
る。この画面において、ユーザが、始めに個人番号「0
000019」を選択し、次に「0000027」を選
択すると、起動情報入力手段8bは、始めに個人番号
「0000019」に対する印鑑登録証明発行処理を行
い、続いて個人番号「0000027」の住民について
印鑑登録証明発行処理を行う。
【0047】また、上記S32の判断において、起動先
プログラムで必要とする処理対象項目の値を、既に設定
されている処理対象項目の値から取得不可能な場合は、
上記実施の形態1において行ったように、画面から直接
処理対象項目の値を入力して、入力した値を起動情報入
力手段8bは、起動情報ファイルに格納し、起動先プロ
グラム5を起動する。さらに、起動情報ファイル4に既
に起動先プログラム5で必要とする処理対象項目に対す
る値が設定されている場合でも、処理対象項目の候補値
を画面に表示し、ユーザに選択させることも可能であ
る。例えば、起動情報ファイル4に個人番号「0000
019」が既に格納されている場合でも、図19の必要
項目設定画面103を表示することによって、ユーザ
は、個人番号「0000027」の選択を容易に行うこ
とができる。
【0048】また、図14に示すプログラム起動方式
は、取得情報ファイル16を備えている。しかし、起動
情報入力手段8bが1つの処理対象項目の値を基に、別
の処理対象項目の値を取得するための情報を、取得情報
テーブルとして備えても構わない。この場合、取得情報
設定手段17は、起動情報入力手段8bが備える取得情
報テーブルに対して、1つの処理対象項目の値を基に、
別の処理対象項目の値を取得するための情報を設定す
る。このため、取得情報テーブルは、設定された1つの
処理対象項目の値を基に、別の処理対象項目の値を取得
するための情報を保持するため、メモリ上に常駐されて
いることが前提となる。また、起動情報入力手段8b
は、自身が備える取得情報テーブルより1つの処理対象
項目の値を基に、別の処理対象項目の値を取得するため
の情報を取得する。
【0049】このように、既に設定されている処理対象
項目の値から、起動先プログラムにおいて必要とする処
理対象項目の値の候補を取得し、取得した処理対象項目
の候補値を画面に表示させ、表示した候補値の中からユ
ーザに候補値を選択させる。このため、起動先プログラ
ムで必要とする処理対象項目の値が分からない場合で
も、ユーザは、値を入力することを省くことができる。
【0050】実施の形態5.実施の形態5では、起動先
プログラムの起動を抑止する抑止手段について、以下に
説明を行う。業務プログラムを次から次へと起動させて
いくと、処理を行っている過程で、どの業務プログラム
の処理を行なったのかがわからなくなり、業務を行う上
で混乱が起きてくる。抑止手段は、このような業務上の
混乱をさけるため、起動元プログラムから起動先プログ
ラムを起動した場合、この起動先プログラムからは、更
なる起動先プログラムを起動できなくするものである。
実施の形態5では、起動元プログラムである所得証明の
発行から、起動先プログラムである納税証明の発行を起
動する場合について説明する。図20は、この発明に係
わるプログラム起動方式の一例を示すブロック図であ
る。図中、1〜10は図1と同様である。18は起動先
プログラムから更なる起動先プログラムを起動できなく
する起動抑止プログラムである抑止手段である。
【0051】図21は、起動情報ファイルの構成及び内
容である。図21において、177は起動情報ファイル
4の構成を示し、起動情報ファイル177は、起動元プ
ログラム名171、起動先プログラム名172、世帯番
号173、個人番号174、年度175、抑止区分17
6より構成されている。起動元プログラム名171から
年度175は、上記実施の形態1における起動情報ファ
イル4と同様である。抑止区分176は、抑止手段18
により更新される。“0”は起動可能を示し、“1”は
起動不可能を示す。抑止区分の初期値は“0”であり、
起動先プログラムが起動されると、抑止手段18により
“1”に更新される。
【0052】図22は、抑止手段の動作を示す流れ図で
ある。次に、図22を用いて抑止手段の動作について説
明する。抑止手段18は、プログラム起動手段3により
起動される。起動元プログラム2の所得証明発行から起
動先プログラム5の納税証明発行が起動される時、起動
情報ファイル4には、図21の起動情報178が格納さ
れている。プログラム起動手段3により起動された抑止
手段18は、まず、起動情報ファイル4を読み込み(S
1)、抑止区分が“0”であるかどうかを判断する(S
40)。抑止区分が“0”であれば、抑止手段18は、
起動情報ファイル4の抑止区分に“1”を格納する(S
41)。その後、抑止手段18は、起動情報入力手段8
を起動する。起動情報入力手段8は、上記実施の形態1
における図3のS2〜S7までの処理を行う。例えば、
ユーザが起動先プログラム5である納税証明発行から別
の、例えば、印鑑登録証明発行プログラム起動しようと
した場合、抑止手段18における抑止区分176のチェ
ックで抑止区分が“1”であるため、印鑑登録証明発行
プログラムへの発行は行えないことになる。
【0053】なお、抑止区分は、起動先プログラム終了
後、起動先プログラムからメニューへ戻ったり、起動元
プログラム2へ戻る場合に、図20には図示していない
が、抑止手段18が起動され、抑止区分176を“0”
に更新する。また、上記図22の流れ図の説明では、抑
止手段18は、起動情報ファイル4を読み込み、抑止区
分176の値によって起動先プログラム5が起動可能で
あるかどうか判断していた。しかし、起動情報ファイル
4に抑止区分176を新たに追加することなく、起動先
プログラム名172の値が格納されているか、未格納で
あるか判断することによって、起動先プログラム5の起
動を抑止できる。起動先プログラム名172は、起動情
報入力手段8によって起動先プログラム名が格納され
る。起動情報入力手段8は、抑止手段18によって起動
されるので、抑止手段18が起動情報ファイル4を読み
込んだ時点では、起動先プログラム名172にはnul
lが格納されている。このため、抑止手段18は、起動
情報ファイル4の起動先プログラム名172がnull
である場合は、起動先プログラムの起動が可能であるの
で、起動情報入力手段8を起動する。しかし、起動先プ
ログラム名172にプログラム名が格納されている場合
には、起動先プログラム5への起動ができないことを判
断する。
【0054】このように、抑止手段は、起動先プログラ
ムから、さらに、他のプログラムを起動することを抑止
する。このため、次から次へと起動先プログラムを起動
させていくと、どのプログラムを起動したのか分からな
くなり、混乱が発生していたが、起動先プログラムから
更なる他のプログラムを起動することを抑止すれば、無
用の混乱はなくなる。
【0055】実施の形態6.実施の形態6では、起動元
プログラムから起動先プログラムを起動する場合、起動
の指示を行っているユーザに起動先プログラムの処理権
限があるか判定を行う処理権限判定手段について、以下
に説明を行う。図23は、この発明に係わるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。図23におい
て、1〜10は図1と同様である。20はユーザ毎にプ
ログラムの処理権限を格納する処理権限情報ファイルで
ある。21は処理権限情報ファイルに格納する処理権限
情報を設定する処理権限情報設定手段である。
【0056】図24は、本実施の形態6における処理権
限情報ファイルの構成及び内容である。図24における
処理権限情報ファイル20は、ユーザ毎(LogIn
Id単位)のプログラム単位にプログラムの処理権限が
あるかないかを示している。‘0’は処理権限がないこ
とを示し、‘1’は処理権限があることを示している。
例えば、実施の形態6で、住民票発行と印鑑登録証明発
行と所得証明発行と納税証明発行の4つのプログラムが
起動可能になっているとする。このため、処理権限情報
ファイル20は、プログラムを特定する情報として住民
票発行202、印鑑登録証明発行203、所得証明発行
204、納税証明発行205をファイル構成として持
つ。また、ユーザを特定するコード201もファイル構
成として持つ。207〜209は、処理権限情報ファイ
ル20に格納されているデータを示す。図25は、処理
権限判定手段の動作を説明する流れ図である。
【0057】次に、図25を用いて処理情報権限判定手
段19の動作について説明する。始めに、処理権限判定
手段19が、プログラム起動手段3により起動されるま
での処理を説明する。実施の形態6では、起動元プログ
ラム2は、所得証明発行であり、起動先プログラム5
は、納税証明発行とする。また、プログラムの起動は、
ユーザコードが「bbbb」であるユーザが行う。そう
すると、プログラム起動手段3は、図37の起動情報を
起動情報ファイル4に格納し、その後、処理権限判定手
段19を起動する。起動された処理権限判定手段19
は、始めに起動情報ファイル4を読み込み、図37に示
されている起動情報を取得する(S1)。次に、処理権
限判定手段19は、処理権限情報ファイル20を読み込
み、ユーザコードが「bbbb」であるプログラムの処
理権限を示す情報を取得する(S50)。そして、起動
先プログラムの処理権限を判断する。起動先プログラム
5は、上記S1で取得した起動情報より納税証明発行で
あることが分かる。また、処理プログラムの処理権限
は、S50で取得した処理権限を示す情報に含まれてい
る。
【0058】図24において、‘0’はユーザが処理権
限を持っていないことを示している。また、‘1’はユ
ーザが処理権限を持っていることを示している。図24
より、ユーザコードが「bbbb」のユーザは、住民票
発行と所得証明発行に処理権限を持つことが分かる。こ
のため、起動先プログラム5である納税証明発行は、起
動不可能である(S52)。仮に、ユーザがユーザコー
ド「cccc」であれば、図24より納税証明発行に対
する処理権限を持っていることが分かる。このため、ユ
ーザのユーザコードが「cccc」であれば、図25の
S2〜S7までの処理を、上記実施の形態1と同様に行
うことができる。
【0059】また、図23に示されているプログラム起
動方式は、処理権限情報ファイル20を備えている。し
かし、処理権限判定手段19がユーザ毎にプログラムの
処理権限を示す情報として、処理権限テーブルを備えて
も構わない。この場合、処理権限情報設定手段21は、
処理権限判定手段19が備える処理権限テーブルに対し
て、ユーザ毎のプログラムの処理権限を示す情報を設定
する。このため、処理権限テーブルは、設定されたユー
ザ毎にプログラムの処理権限を示す情報を保持するた
め、メモリ上に常駐されていることが前提となる。ま
た、処理権限判定手段19は、自身が備える処理権限テ
ーブルを参照して、ユーザ毎のプログラムの処理権限を
示す情報を取得する。
【0060】以上のように、ユーザ毎(LogIn I
d単位)にプログラムの処理権限を設定しておけば、起
動先プログラムの処理権限がない場合、起動先プログラ
ムを起動させないようにする。このため、セキュリティ
の管理が可能となる。また、プログラム起動方式が処理
権限情報ファイルを独立して持つことにより、ユーザ毎
の処理権限を変更すれば、ソフトウェア(プログラム)
を改修することなく、処理権限を変更することができ
る。なお、この実施の形態においては、ユーザを特定す
るものの一例として、LogIn Idを用いる場合に
ついて説明したが、LogIn Idに限定せず、ユー
ザを特定できる他のものについて処理権限を設定しても
構わない。
【0061】実施の形態7.実施の形態7では、ある起
動先プログラムから特定のプログラムを再起動する例に
ついて、以下に説明を行う。図26は、この発明に係る
プログラム起動方式の一例を示すブロック図である。図
26において、1〜10は上記実施の形態1における図
1と同様である。但し、図26は、起動先プログラムの
終了後、さらに、別のプログラムへ起動する手順を説明
するブロック図であり、起動元プログラム2は、実施の
形態1における起動先プログラムとなる。また、図26
の起動先プログラム5は、実施の形態1における起動先
プログラムから、さらに起動される起動先プログラムを
示している。また、23はプログラム起動手段3に対し
て起動先プログラムの起動情報を指定するプログラム指
定手段である。22は上記プログラム指定手段23によ
って指定されたプログラムを格納するプログラム起動情
報ファイルである。
【0062】図27は、プログラム起動情報ファイルの
構成と内容を示す図である。図27において、プログラ
ム起動情報ファイル22は、ファイル構成として、プロ
グラム名231を持つ。また、プログラム起動情報ファ
イル22に格納されているプログラム名231は、住民
票発行である。図28は、起動情報入力手段とプログラ
ム起動手段の動作を説明する流れ図である。
【0063】次に、図28の流れ図を用いて起動情報入
力手段8の動作について説明する。この実施の形態7で
は、起動元プログラム2を住民票発行として、起動先プ
ログラム5を印鑑登録証明発行として起動する(図28
のスタートからS7まで)。また、予めプログラム指定
手段23により、起動プログラムが住民票発行に指定さ
れ、プログラム起動情報ファイル22に、図27のよう
に格納されているものとする。起動先プログラム5であ
る印鑑登録証明発行が終了した後、ユーザから次に起動
する起動先プログラムの指定があれば、即ち、終了処理
を行わない場合(S60)、図3の流れ図におけるS1
〜S6と同様の処理手順で指定された起動先プログラム
を起動する。起動先プログラム5である印鑑登録証明発
行が終了した後、ユーザから次に起動する起動先プログ
ラムの指定がない場合、即ち、終了処理を行う場合(S
60)、起動先プログラム5である印鑑登録証明発行
は、プログラム起動手段3を起動する。起動されたプロ
グラム起動手段3は、プログラム起動情報ファイル22
より、これから起動するプログラムのプログラム名を取
得する(S61)。プログラム起動手段3は、起動情報
ファイル4の起動元プログラムに、直前まで処理を行っ
ていた起動先プログラム5である印鑑登録証明発行の起
動情報を格納する。また、起動情報ファイル4の起動先
プログラムには、上記S61で取得したプログラム情報
である住民票発行の起動情報を格納する(S62)。
【0064】なお、起動情報ファイル4は、上記実施の
形態1で説明したように、起動元プログラム名と起動先
プログラム名の他に、世帯番号、個人番号、年度を持っ
ている。世帯番号、個人番号、年度は、上記S62の処
理では更新せず、そのままの内容を格納しておく。起動
情報ファイル4の起動元プログラム名と起動先プログラ
ム名を更新した後、プログラム起動手段3は、起動情報
入力手段8を起動する。起動情報入力手段8は、上記実
施の形態1と同様に、起動情報ファイル4と処理対象情
報ファイル9を読み込み、起動先プログラムに必要な起
動情報を取得し、起動先プログラム5である住民票発行
を起動する。また、上記図26に示されているプログラ
ム起動方式は、プログラム起動情報ファイル22を備え
ていた。しかし、プログラム指定手段23が指定するプ
ログラム情報を、プログラム起動手段3が直接入力して
も構わない。この場合、プログラム起動手段3は、入力
されたプログラム情報を保持するために、メモリ上に常
駐されていることが前提となる。
【0065】以上のように、起動先プログラムから起動
元プログラムを再度起動したい場合、予めプログラム指
定手段23によってプログラム名を指定しておけば、起
動先プログラムの終了後、起動元プログラムを容易に再
起動できる。このため、例えば、ある世帯の中の何人か
の個人の処理が発生した場合、一人目の個人に対して住
民票発行と印鑑登録証明発行を行い、ユーザが起動先プ
ログラムをさらに指定しなければ、住民票発行の処理に
戻るため、次の個人に対する住民票発行の処理を行うこ
とができる。これにより、操作性が良くなる。また、起
動するプログラムは、独立したプログラム起動情報ファ
イルによって管理されているため、ファイルの内容を変
更するだけで、起動するプログラムを容易に変更するこ
とができる。
【0066】実施の形態8.実施の形態8では、プログ
ラムを指定した順序で起動する例について、以下に説明
を行う。図29は、この発明に係わるプログラム起動方
式の一例を示すブロック図である。図29において、1
〜10は、上記実施の形態1における図1と同様であ
る。27はプログラムの起動順序の情報を格納する起動
順序情報ファイルである。26は起動順序情報ファイル
27に起動順序情報を設定するためのプログラム起動順
序入力手段である。
【0067】図30は、本実施の形態における起動順序
情報ファイルの構成及び内容を示す図である。図30に
おいて、起動順序情報ファイル27は、実行順序270
とプログラム名271により構成されている。今、起動
順序情報ファイル27には、実行順序270が1〜4で
ある4つのプログラムが格納されている。図30による
と、実行順序1は住民票発行プログラム、実行順序2は
印鑑登録証明発行プログラム、実行順序3は所得証明発
行プログラム、実行順序4は納税証明発行プログラムで
ある。上記4つのプログラムは、実行順序が示す順に起
動されることを示している。図31は、起動情報入力手
段とプログラム起動手段の動作を説明する流れ図であ
る。
【0068】次に、図31の流れ図を用いて起動情報入
力手段とプログラム起動手段の動作について説明する。
なお、図31でプログラム起動手段3以外の動作は、上
記実施の形態1と同様である。実施の形態8では、住民
票発行を起動元プログラム2とする。また、プログラム
起動手段3は、図31に示されている起動順序情報ファ
イルから次に起動するプログラムを特定する処理を行う
前に、起動情報ファイル4より起動情報を取得する。始
めに、起動元プログラム2より起動されたプログラム起
動手段3は、起動順序情報ファイル27からプログラム
名271を順に読み込む(S70)。起動順序情報ファ
イル27にレコードが存在しない場合は(S71)、終
了処理を行う(S77)。上記終了処理とは、メニュー
又は起動元プログラムの処理画面へ戻る処理である。起
動順序情報ファイル27にレコードが存在する場合(S
71)、起動情報ファイル4より取得した起動元プログ
ラム名と、起動順序情報ファイル27より取得したプロ
グラム名が一致するかどうか確認する(S72)。一致
しない場合は、起動順序情報ファイル27より読み出す
レコードのカウントをアップし(S73)、上記S70
〜S72までの処理を繰り返し行う。例えば、起動元プ
ログラムが住民票発行であった場合、住民票発行プログ
ラムは、起動順序情報ファイル27の1レコード目に入
っている。つまり、プログラム起動手段3は、起動順序
情報ファイル27の1レコード目を読み込んだ状態でS
74の処理へと進む。S74ではプログラム起動手段3
は、レコード数を1カウントアップし、起動順序情報フ
ァイル27の2レコード目の内容を読み込む。起動順序
情報ファイル27に、読み込み対象となるレコードが存
在しない場合(S75)は、上記S77と同様の終了処
理を行う。例えば、起動元プログラム2が納税証明発行
であった場合、納税証明発行プログラムは、起動順序情
報ファイル27の一番最後のレコードに格納されている
ため、次に読み出すレコードが存在しない。この場合
は、終了処理を行う。読み込み対象が存在する場合は、
プログラム起動手段3は、読み込んだ起動順序情報より
プログラム名を取得し、取得したプログラム名を起動情
報ファイル4の起動先プログラム名に格納する(S7
6)。その後、プログラム起動手段3は、起動情報入力
手段8を起動する。そして、起動情報入力手段8は、上
記実施の形態1で説明した図3のS1〜S6と同様の処
理を行う。その後、起動情報入力手段8は、起動先プロ
グラムを起動する。この実施の形態8では、住民票発行
プログラムの次に起動するプログラムは、図30の起動
順序情報ファイル27より印鑑登録証明発行プログラム
であるため、起動先プログラム5として印鑑登録証明発
行が起動される。そして、印鑑登録証明発行プログラム
の処理が終了すると、再度プログラム起動手段3が起動
され、さらに、今度は、印鑑登録証明プログラムが起動
元プログラムになり、上記S74以降の処理を繰り返し
行い、次のプログラムを起動する。この繰り返しで、所
得証明発行プログラム、そして、納税証明発行プログラ
ムの順にプログラムを起動する。
【0069】上記の例では、一番始めの起動元プログラ
ム2は、住民票発行プログラムであった。しかし、例え
ば、一番始めの起動元プログラム2を所得証明発行プロ
グラムであったとすると、所得証明発行プログラム終了
後に起動されるのは、図30の起動順序情報ファイル2
7より納税証明発行プログラムである。また、上記実施
の形態6のように、処理権限情報ファイル20と処理権
限判定手段19を備えるようにすれば、全てのユーザに
対して実行順序が同じであっても、ユーザ毎の処理権限
をチェックすることにより、権限のないプログラムの処
理をスキップすることができる。例えば、処理権限情報
ファイル20が、上記実施の形態6で用いた図24であ
ったとすると、ユーザコードが「bbbb」のユーザが
プログラムを起動しようとする場合、一番始めの起動元
プログラムが住民票発行プログラムであると、次の実行
予定としては、印鑑登録証明発行プログラムであるが、
当該ユーザは、印鑑登録証明発行プログラムに対して処
理権限を持たないため、次に実行予定の所得証明発行プ
ログラムを起動しようとする。所得証明発行プログラム
に対しては、処理権限を持っているため、起動情報入力
手段8により所得証明発行プログラムが起動される。
【0070】以上のように、プログラムを起動させる順
序を予め決めておくことができる。このため、この発明
のプログラム起動方式は、定型的な処理に役立つことが
できる。また、プログラムを起動させる順番は、独立し
たファイルで管理している。このため、ファイルの内容
を変更すれば、プログラムを起動させる順番を容易に変
更することができる。
【0071】実施の形態9.実施の形態9では、例え
ば、起動元プログラムが所得証明発行であり、所得証明
発行の処理を複数の住民に対して行った場合、起動先プ
ログラム(この実施の形態9では、起動先プログラムを
納税証明発行とする)も、上記複数の住民に対して繰り
返し行う例について、以下に説明を行う。図32は、こ
の発明に係るプログラム起動方式の一例を示すブロック
図である。図32において、25は履歴情報ファイルで
あり、起動元プログラム2が繰り返し処理される度に、
処理対象項目の値が格納される。また、1〜10は上記
実施の形態1における図1と同様である。但し、起動情
報入力手段8cは、24の履歴情報入力手段24を備え
る。履歴情報入力手段24は、起動先プログラムが繰り
返し処理される度に、履歴情報ファイル25より処理対
象項目の値を取得する。そして、取得した処理対象項目
の値を起動先プログラム5へ渡す。この実施の形態9で
は、起動元プログラムを所得証明発行とする。このた
め、図2により処理対象項目は、個人番号と年度であ
る。所得証明発行の処理が繰り返し行われる度に、起動
元プログラム2は、個人番号と年度の値を履歴情報ファ
イル25に格納する。
【0072】図33は、履歴情報ファイルの構成及び内
容を示す図である。履歴情報ファイル25は、図33に
よると、個人番号261と年度262により構成されて
いる。また、起動元プログラム2である所得証明発行で
は、個人番号261が「0000019」,「0000
183」,「0000054」の3人の住民に対して処
理を行い、履歴情報ファイル25に個人番号を格納す
る。また、年度は全て「平成7年度」と格納する。図3
4は、起動元プログラムと起動情報入力手段の動作を説
明する流れ図である。
【0073】以下に、図34を用いて起動元プログラム
と起動情報入力手段の動作について説明を行う。始め
に、起動元プログラム2である所得証明発行を実行す
る。実行は、3人の住民に対して連続して繰り返し行
う。その結果、履歴情報ファイル25には、図33に示
されている値が格納される(S80)。起動元プログラ
ム2の終了時、起動元プログラム2は、プログラム起動
手段3を起動する。起動されたプログラム起動手段3
は、起動情報入力手段8cを起動する。そして、起動情
報入力手段8cは、履歴情報入力手段24を起動して、
履歴情報ファイル25より、1レコード目の内容を読み
込む(S81,S82)。履歴情報ファイル25に読み
込むレコードが存在しない場合(S83)、終了処理
(S77)を行う。終了処理とは、メニュー又は起動プ
ログラムの画面へ戻る処理である。履歴情報ファイル2
5にレコードが存在する場合、履歴情報入力手段24
は、履歴情報ファイル25の1レコード目の内容を起動
情報ファイル4に格納する(S84)。ここでは、履歴
情報ファイル25に個人番号と年度が格納されているた
め、起動情報ファイル4の個人番号と年度の項目に対し
て値が格納される。次に、起動情報入力手段8cは、起
動情報ファイル4を読み込み(S85)、さらに、処理
対象情報ファイル9から起動先プログラムに関する情報
を読み込む(S2)。以下、S3〜S7の処理は、上記
実施の形態1で説明した図3の流れ図におけるS2〜S
7の処理と同様の処理を行う。起動先プログラム5であ
る納税証明発行の処理は、始めに、個人番号「0000
019」の住民に対して納税証明発行を行う(S8
6)。そして、その後、起動先プログラム5は、起動情
報入力手段8cを起動する。起動情報入力手段8cは、
履歴情報入力手段24を起動し、履歴情報ファイル25
より次のレコードを読み込む(S87,S81)。そし
て、S82以下の処理を履歴情報ファイル25に格納さ
れているレコードがなくなるまで、繰り返し行う。つま
り、個人番号「0000183」,「0000054」
の順に、納税証明を発行する。
【0074】また、図32に示されているプログラム起
動方式に、上記実施の形態8において説明した起動順序
情報ファイル27を追加することにより、指定したプロ
グラムの起動順に各プログラムにおいて、同じ住民に対
して処理を行うことができる。また、さらに、上記実施
の形態6において説明した処理権限情報ファイル20と
処理権限判定手段19を追加することにより、ユーザ毎
に処理権限をチェックしながら、プログラムの指定順に
従い、プログラム毎に同じ住民に対して繰り返し処理を
行うことができる。
【0075】以上のように、起動元プログラムを実行中
に履歴情報として処理対象項目の値を蓄積して、起動元
プログラムから起動先プログラムを起動する際に、上記
の履歴情報を基に起動先プログラムにおける処理対象項
目の値を特定することができる。このため、同じ複数の
住民に対して異なるプログラムを実行する場合、起動先
プログラムに対してユーザが処理対象項目の値を指定す
ることなく、起動先プログラム側で自動的に起動元プロ
グラムと同じ住民に対して処理を行うことができ、ユー
ザの指定誤りによる処理の無駄をなくすことができる。
また、処理漏れを防ぐことができる。
【0076】また、上記実施の形態1〜9では、この発
明のプログラム起動方式を説明するために、自治体の業
務を例にしていた。しかし、在庫管理システムにおける
入庫、出庫管理についても、本発明のプログラム起動方
式を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるプログラム起
動方式の一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における処理対象情報
ファイルの構成と内容を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における起動情報入力
手段の動作を示す流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における必須項目設定
画面の一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における起動情報ファ
イルの内容を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるプログラム起
動方式の一例を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における自動設定情報
ファイルの構成と内容を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態2における住民マスタの
ファイル構成と内容を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態2における起動情報ファ
イルの内容を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2における起動情報入
力手段による処理対象項目の値を設定する手順を示す流
れ図である。
【図11】 本発明の実施の形態3における起動情報入
力手段により自動設定された処理対象項目の値を変更す
る手順を示す流れ図である。
【図12】 本発明の実施の形態3における必須項目設
定画面の一例を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態3における起動情報フ
ァイルの内容を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態4におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図15】 本発明の実施の形態4における取得情報フ
ァイルの構成と内容を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態4における起動情報入
力手段による処理対象項目の候補値の取得の手順を示す
流れ図である。
【図17】 本発明の実施の形態4における起動情報入
力手段による処理対象項目の候補値の取得の手順を示す
流れ図である。
【図18】 本発明の実施の形態4における起動情報フ
ァイルの内容を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態4における必須項目設
定画面の一例を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態5におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図21】 本発明の実施の形態5における所得証明発
行プログラムから納税証明発行プログラムを起動した場
合の起動情報ファイルの内容を示す図である。
【図22】 本発明の実施の形態5における抑止手段の
動作を説明する流れ図である。
【図23】 本発明の実施の形態6におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図24】 本発明の実施の形態6における処理権限情
報ファイルの構成と内容を示す図である。
【図25】 本発明の実施の形態6における処理権限判
定手段の動作を説明する流れ図である。
【図26】 本発明の実施の形態7におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図27】 本発明の実施の形態7におけるプログラム
起動情報ファイルの構成と内容を示す図である。
【図28】 本発明の実施の形態7における起動情報入
力手段とプログラム起動手段の動作を説明する流れ図で
ある。
【図29】 本発明の実施の形態8におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図30】 本発明の実施の形態8における起動順序情
報ファイルの構成と内容を示す図である。
【図31】 本発明の実施の形態8における起動情報入
力手段とプログラム起動手段の動作を説明する流れ図で
ある。
【図32】 本発明の実施の形態9におけるプログラム
起動方式の一例を示すブロック図である。
【図33】 本発明の実施の形態9における履歴情報フ
ァイルの構成と内容を示す図である。
【図34】 本発明の実施の形態9における起動元プロ
グラムと起動情報入力手段の動作を説明する流れ図であ
る。
【図35】 従来技術におけるプログラム起動方式の一
例を示すブロック図である。
【図36】 従来技術における起動情報ファイルの構成
を示す図である。
【図37】 従来技術において所得証明発行プログラム
から納税証明発行プログラムを起動した場合の起動情報
ファイルの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ、2 起動元プログラム、3 プログ
ラム起動手段、4 起動情報ファイル、5 起動先プロ
グラム、6 該当データ検索部、7 業務ファイル、
8,8a,8b,8c 起動情報入力手段、9 処理対
象情報ファイル、10 処理対象情報設定手段、12
自動設定情報ファイル、13 自動設定情報設定手段、
14 住民マスタ、16 取得情報ファイル、17 取
得情報設定手段、18 抑止手段、19 処理権限判定
手段、20 処理権限情報ファイル、21 処理権限情
報設定手段、22 プログラム起動情報ファイル、23
プログラム指定手段、24 履歴情報入力手段、25
履歴情報ファイル、26プログラム起動順序入力手
段、27 起動順序情報ファイル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−272671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/445

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの指示に従い、別のプログラムへ
    処理の実行を分岐する起動元プログラムと、上記起動元
    プログラムより起動可能な起動先プログラムを有するプ
    ログラム起動方式において、 少なくとも起動先プログラム名と起動先プログラムの実
    行に必要な処理対象項目の値とを プログラムの起動情報
    として記憶する起動情報記憶部と、 記起動元プログラムより起動され、起動先プログラム
    を起動するための少なくとも起動先プログラム名を含む
    起動情報を上記起動元プログラムから取得して上記起動
    情報記憶部に格納するプログラム起動手段と、 プログラム毎にプログラムの実行に必要な処理対象項目
    を記憶する処理対象情報記憶部と、 上記処理対象情報記憶部にプログラム毎の処理対象項目
    を設定する処理対象情報設定手段と、 記プログラム起動手段により起動され、上記起動情報
    記憶部に格納されている起動先プログラム名に基づいて
    上記処理対象情報記憶部に設定されているプログラム毎
    の処理対象項目を参照して、起動先プログラムの実行に
    必要な処理対象項目を取得し、上記起動情報記憶部に格
    納されている起動情報に上記取得した処理対象項目に対
    応した値が設定されているか判断し、値が設定されてい
    る場合は、上記起動情報記憶部に格納されている起動情
    報を参照して起動先プログラムを起動し、値が設定され
    ていない場合は、上記処理対象項目に対する値を入力さ
    せ、上記入力した値を上記起動情報記憶部に格納し、上
    記起動情報記憶部に格納されている起動情報を参照して
    起動先プログラムを起動する起動情報入力手段とを備え
    たことを特徴とするプログラム起動方式。
  2. 【請求項2】 上記起動情報入力手段は、上記起動情報
    記憶部に格納されている起動情報として起動先プログラ
    ムを実行するために必要な処理対象項目に対応した値が
    設定されていない場合、上記処理対象項目の値が他の起
    動情報に基づいて自動設定可能であるか判断し、自動設
    定可能であれば、上記処理対象項目の値を自動設定し、
    上記起動情報記憶部に自動設定した値を格納することを
    特徴とする請求項記載のプログラム起動方式。
  3. 【請求項3】 上記プログラム起動方式は、さらに、自
    動設定可能な処理対象項目とその自動設定方法を記憶す
    る自動設定情報記憶部と、上記自動設定情報記憶部に自
    動設定可能な処理対象項目と自動設定方法を設定する自
    動設定手段を備え、上記起動情報入力手段は、上記起動
    情報記憶部に格納されている起動情報として、起動先プ
    ログラムを実行するために必要な処理対象項目に対応し
    た値が設定されていない場合は、上記自動設定情報記憶
    部を参照し、上記処理対象項目の値が自動設定可能であ
    るか判定し、自動設定可能であれば、上記自動設定方法
    に従い、上記処理対象項目に値を設定し、設定した値を
    上記起動情報記憶部に格納することを特徴とする請求項
    又は記載のプログラム起動方式。
  4. 【請求項4】 上記起動情報入力手段は、自動設定した
    処理対象項目の値を表示して、任意の値に変更可能にす
    ることを特徴とする請求項又は記載のプログラム起
    動方式。
  5. 【請求項5】 上記起動情報入力手段は、既に値が設定
    されている処理対象項目の値を基に上記起動先プログラ
    ムを実行するために必要な処理対象項目の値の候補を取
    得できるか判断し、取得できる場合は、既に設定されて
    いる処理対象項目の値を基に上記起動先プログラムを実
    行するために必要な処理対象項目の値の候補を取得して
    表示し、表示した値の中から少なくとも1つを選択させ
    ることを特徴とする請求項記載のプログラム起動方
    式。
  6. 【請求項6】 上記プログラム起動方式は、さらに、1
    つの処理対象項目の値を基に別の処理対象項目の値を取
    得するための情報を記憶する取得情報記憶部と、上記取
    得情報記憶部に、1つの処理対象項目の値を基に別の処
    理対象項目の値を取得するための情報を設定する取得情
    報設定手段を備え、上記起動情報入力手段は、上記取得
    情報記憶部を参照して、上記起動情報記憶部に格納され
    ている既に値が設定されている処理対象項目の値より、
    起動先プログラムを実行するために必要な処理対象項目
    の値の候補を取得して表示し、表示した値の中から少な
    くとも1つを選択させ、選択した処理対象項目の値を上
    記起動情報記憶部に格納することを特徴とする請求項
    又は記載のプログラム起動方式。
  7. 【請求項7】 上記プログラム起動方式は、さらに、上
    記起動情報記憶部に格納されている起動情報を参照し
    て、起動先プログラムからさらに上記起動元プログラム
    以外の他の起動先プログラムを起動することを抑止する
    抑止手段を備えたことを特徴とする請求項記載のプロ
    グラム起動方式。
  8. 【請求項8】 上記プログラム起動方式は、さらに、ユ
    ーザが起動先プログラムの処理権限を有しているか判断
    し、有していない場合、起動先プログラムの起動を禁止
    する処理権限判定手段を備えたことを特徴とする請求項
    記載のプログラム起動方式。
  9. 【請求項9】 上記プログラム起動方式は、さらに、ユ
    ーザ毎にプログラムの処理権限を示す情報を記憶する処
    理権限情報記憶部と、上記処理権限情報記憶部にユーザ
    毎のプログラムの処理権限を設定する処理権限情報設定
    手段を備えたことを特徴とする請求項記載のプログラ
    ム起動方式。
  10. 【請求項10】 上記プログラム起動方式は、さらに、
    起動するプログラムを指定するプログラム指定手段を備
    え、上記プログラム起動手段は、上記プログラム指定手
    段により指定されたプログラムを起動先プログラムとし
    て上記起動情報記憶部に格納し、上記起動情報入力手段
    を起動することを特徴とする請求項記載のプログラム
    起動方式。
  11. 【請求項11】 上記プログラム起動方式は、さらに、
    上記プログラム指定手段により指定されたプログラムを
    記憶するプログラム起動情報記憶部を備え、上記プログ
    ラム起動手段は、上記プログラム起動情報記憶部を参照
    して、プログラムの起動情報を取得して、上記起動情報
    記憶部に格納することを特徴とする請求項10記載のプ
    ログラム起動方式。
  12. 【請求項12】 上記プログラム起動方式は、さらに、
    プログラムの起動順序情報を入力するプログラム起動順
    序入力手段を備え、上記プログラム起動順序入力手段に
    より入力された起動順序情報を参照して、起動元プログ
    ラムの次に起動するプログラムの起動情報を取得し、取
    得した起動情報を上記起動情報記憶部へ格納し、上記起
    動情報入力手段を起動することを特徴とする請求項
    載のプログラム起動方式。
  13. 【請求項13】 上記プログラム起動方式は、さらに、
    上記プログラム起動順序入力手段が入力したプログラム
    の起動順序情報を記憶する起動順序情報記憶部を備え、
    上記プログラム起動手段は、起動元プログラムから取得
    した起動情報を基に上記起動順序情報記憶部を参照し
    て、次に起動するプログラムの起動情報を取得すること
    を特徴とする請求項12記載のプログラム起動方式。
  14. 【請求項14】 上記プログラム起動方式は、さらに、
    処理対象項目の値を順に格納する履歴情報記憶部を備
    え、上記起動元プログラムは、プログラムを実行する度
    に、処理対象項目の値を上記履歴情報記憶部に格納し、
    上記起動情報入力手段は、上記履歴情報記憶部に格納さ
    れた処理対象項目の値を入力する履歴情報入力手段を備
    えたことを特徴とする請求項1,3,4,6のいずれか
    に記載のプログラム起動方式。
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