JP4927668B2 - ジョブ管理システム - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態におけるジョブ管理システムは、ジョブ管理サーバ11、複数のユーザ端末12を備える。ジョブ管理サーバ11及び複数のユーザ端末12は、ネットワークとしてのインターネット13によって相互に通信可能に接続されている。
オペレーション手順データ管理部14は、オペレーション手順データを審査・承認して操作IDを発行する機能を有する。
アクセス制御部15は、オペレーション手順データ管理部14経由でアクセス権限DBに登録されている情報から一致する操作IDのオペレーション手順データを取得する機能を有する。取得された操作IDのオペレーション手順データは、オペレーションの実行が可能であるか否かをアクセス制御部15によって確認されて、実行可能なアクセス権限である場合には当該オペレーション手順データのオペレーションが実行される。
データ記憶部18には、アクセス権限データベース(DB)19、操作ログDB20が記憶されている。アクセス権限DB19には、オペレーション手順データ管理部14によってオペレーション手順データが随時登録される。操作ログDB20には、オペレーション結果管理部16によってオペレーションの実行結果が随時登録される。
図2に示すように、ユーザ端末12に表示制御部17によって表示されるオペレーション手順データ作成画面では、オペレーション手順データを作成するために必要な項目を指定して、管理者へ審査・承認依頼を行う。それぞれの項目については、以下のとおりである。
・[審査・承認依頼]ボタン22…オペレーション手順データの管理者への審査・承認依頼を実行する際に押下されるボタンである。
・操作期間欄23…オペレーション手順データの内容が有効となる期間を入力する欄である。承認済みのオペレーションであっても、ここで指定された期間外にオペレーションを実行することはできない。
・対象ジョブ欄25…オペレーションを実行する対象となるジョブが入力される。指定可能なジョブは1つのみである。
・権限レベル欄26…オペレーションによるデータ操作時の権限レベルが選択される。「参照」であればデータの読み込みのみが許可される。一方、「更新」であればデータの読み書きが許可される。
・操作目的欄28…オペレーションを実行する目的が入力される。管理者はこの欄に記入されたオペレーションの目的をまず初めに確認するとともに、その目的を達成するために妥当なオペレーション手順データであるか否かを審査した後に承認を行う。
管理者は、専用のソフトウェアにより当該データを読み込み、オペレーション手順データの審査・承認を実行する。
図3に示すオペレーション手順データの審査・承認画面におけるそれぞれの項目については、以下のとおりである。
・未承認一覧欄32…審査・承認依頼済みのオペレーション手順データのうち、審査・承認が完了していないオペレーション手順データの一覧が表示される。
・[表示]ボタン33…当該ボタンが押下されると、審査・承認依頼済みであって未審査のオペレーション手順データの内容が表示される。
・管理ID欄34…オペレーション手順データを管理するためにジョブ管理システムごとに一意に採番されたIDが表示される。
・オペレーション手順データ欄36…申請されたオペレーション手順データの内容が表示される。ただし、審査・承認が完了していないため操作IDは発行されていない。
・[審査・承認]ボタン37…当該ボタンが押下されることで、表示されているオペレーション手順データの審査・承認が実行されるとともに、操作IDが発行される。ここで承認されたオペレーションのみが実行可能となる。
図4に示す承認済オペレーション手順データの確認画面におけるそれぞれの項目については、以下のとおりである。
・[表示]ボタン42…当該ボタンが押下されることで、承認済みであるオペレーション手順データの内容が表示される。
・管理ID欄43…オペレーション手順データを管理するために自動的に採番されたIDが表示される。
・審査・承認者[審査・承認日時]欄45…審査・承認者のユーザ名と、審査・承認日時とが表示される。
・オペレーション手順データ欄46…承認済みのオペレーション手順データの内容が表示される。すでに審査・承認が完了しているため、対応する操作IDも表示される。
図5に示す操作結果ログ表示画面におけるそれぞれの項目については、以下のとおりである。
・表示期間(任意)欄52…操作ログ全体から操作IDで抽出する際に、操作ログを検索する期間を入力する欄である。表示期間の入力は任意であり、仮に入力されなかった場合には操作ログ全体から検索することになる。
・ユーザ名(任意)欄53…操作ログから操作IDで抽出された検索結果から、さらにユーザで抽出する際のユーザ名を入力する欄である。ユーザ名の入力は任意であり、仮に入力されなかった場合には操作IDが該当する全ユーザのログについて表示される。
・オペレーション手順データ欄55…検索キーとして指定された操作IDに対応するオペレーション手順データの内容が表示される。
・操作ログ一覧欄56…入力された検索設定に従って操作ログから抽出されたログの結果が表示される。
図6に示すように、オペレーション実行時にはオペレーション61〜オペレーション63に示すように操作IDを指定する必要がある。また、オペレーション実行時の操作ログは、それぞれ正常終了の操作によるオペレーション61に対してログ64、操作IDが存在しない操作による異常終了のオペレーション62に対してログ65、操作期間外の操作による異常終了のオペレーション63に対してログ66のように出力される。
図7に示すように、アクセス権限DB19を構成するアクセス権限テーブルには、ユーザオペレーション管理テーブル71、操作ID管理テーブル72、審査・承認者管理テーブル73、そしてオペレーション手順データ管理テーブル74がある。
それぞれのテーブルが更新されて値が登録されるタイミングは以下のとおりである。
オペレーション手順データ管理テーブル74に対して、新規に採番された管理ID、申請者欄21に記載されている申請者、申請日時、操作期間欄23に記載されている開始日時及び終了日時、権限レベル、許可コマンド、対象ジョブ、操作目的に関する各情報が登録される。また、ユーザ名欄24のユーザ名及びオペレーション手順データ管理テーブル74の管理IDがユーザオペレーション管理テーブル71のユーザ名、管理IDにそれぞれ登録されるとともに、オペレーション手順データ管理テーブル74の管理IDは操作ID管理テーブル72の管理IDにも登録される。なお、操作ID管理テーブル72の操作IDはこの時点では未だ空白である。
新規に採番された操作IDが審査・承認者管理テーブル73の操作IDに登録されるとともに、審査・承認者欄31の審査・承認者が審査・承認者管理テーブル73の審査・承認者に登録される。また、現在日時が審査・承認者管理テーブル73の審査・承認日時として登録される。さらに、操作ID管理テーブル72の操作ID欄に審査・承認者管理テーブル73の操作ID欄には登録される値と同じ値が登録される。
・[表示]ボタン33(図3)押下時
未承認一覧の管理IDと一致するオペレーション手順データ管理テーブル74の管理IDの行が検索される。そして、検索された行の管理IDが図3における管理ID欄34に、申請者、申請日時が申請者[審査依頼日時]欄35に、開始日時、終了日時がオペレーション手順データ欄36における操作期間に、それぞれ表示される。
承認済み一覧の管理IDと一致するオペレーション手順データ管理テーブル74の管理IDの行が検索される。そして、検索された行の管理IDが図4における管理ID欄43に、申請者、申請日時が申請者[審査依頼日時]欄44に、承認済み一覧欄41の操作IDと一致する審査・承認者管理テーブル73における操作IDの行の審査・承認者、審査・承認日時が審査・承認者[審査・承認日時]欄45に、それぞれ表示される。
操作ID欄51の操作ID、オペレーション手順データ管理テーブル74における開始日時、終了日時、検索した行の管理IDと一致するユーザオペレーション管理テーブル71における管理IDのすべてのユーザ名、対象ジョブ、権限レベル、許可コマンド、操作目的が、オペレーション手順データ欄55にそれぞれ表示される。操作ログを表示期間が存在すれば入力された期間内で、存在しなければ全体で操作IDで検索して対象となる行を抽出し、抽出結果をさらにユーザ名が存在すれば入力されたユーザ名で抽出し、存在しなければ抽出結果をそのまま操作ログ一覧に出力する。
図8に示すように、まず、ユーザオペレーション管理テーブル71から、管理ID及びユーザ名を取得する(ステップS1)。次に、コマンドを実行したユーザのユーザ名と一致するユーザオペレーション管理テーブル71のユーザ名の管理IDを求める(ステップS2)。ここで、一致するユーザ名がユーザオペレーション管理テーブル71に存在しない場合にはオペレーション手順データ管理テーブル74に登録されていないユーザであるのでアクセス権限エラーとなる(ステップS3)。
操作ID管理テーブル72に、対応する操作IDが存在しない場合には、ユーザオペレーション管理テーブル71から、管理ID及びユーザ名を取得する処理に戻る(ステップS5)。
コマンド実行日時以後である場合には、オペレーション手順データ管理テーブル74の管理IDの検索キーとして記憶した値における権限レベルをオペレーション実行時の権限レベルに指定してコマンドを実行する(ステップS12)。
・審査・承認済みのオペレーション手順データに従い、ジョブ管理システムのオペレーション権限(業務の遂行・実行権限)を、操作期間、ユーザ名、対象ジョブ、権限レベル、許可コマンドと詳細に設定することができることにより、誤操作および指示以外の操作を防止することができる。
・ジョブ管理システムの操作ログから、ジョブ管理システムのオペレーション権限ごとのオペレーション結果を抽出し、オペレーション手順データと共に表示することにより、操作結果の妥当性を容易に判断することができる。
Claims (2)
- ジョブ管理サーバとユーザ端末とがネットワークを介して通信可能に接続されているジョブ管理システムであって、
前記ジョブ管理サーバは、
操作期間、ユーザ名、対象ジョブ、権限レベル、許可コマンドを含むアクセス権限に関するデータで構成されるオペレーション手順データ、及び前記オペレーション手順データ、及び該オペレーション手順データの審査・承認時に採番される操作IDを関連付けて管理するデータベースが記憶されているデータ記憶部と、
オペレーション実行時に指定される、前記操作IDに関連付けられている前記オペレーション手順データに記載された前記オペレーション権限でのみオペレーションを許可するオペレーション手順データ管理部と
を備えるジョブ管理システム。 - 操作ログから前記操作IDで実行したオペレーションの抽出結果と、前記操作IDに対応するオペレーション手順データの内容とを同時に表示する表示制御部を更に備える請求項1に記載のジョブ管理システム。
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