JPH0756283Y2 - 折機のくわえカム位置決め装置 - Google Patents

折機のくわえカム位置決め装置

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JPH0756283Y2
JPH0756283Y2 JP6168690U JP6168690U JPH0756283Y2 JP H0756283 Y2 JPH0756283 Y2 JP H0756283Y2 JP 6168690 U JP6168690 U JP 6168690U JP 6168690 U JP6168690 U JP 6168690U JP H0756283 Y2 JPH0756283 Y2 JP H0756283Y2
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JP
Japan
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cam
gripper
gripping
positioning
pin
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JP6168690U
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JPH0422463U (ja
Inventor
範幸 小島
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Komori Corp
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Komori Corp
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は輪転印刷機における折機のくわえカム位置決め
装置に関する。
〈従来の技術〉 折機において、二段出しやコレクト折等折仕様を切り替
えることは一般的であり、この場合、くわえ胴において
は、半周間隔の二箇所に設けたくわえ板が、フレーム側
の同一軸線上へタンデムに設けた二つのくわえカムの回
転位相を調整することで、開閉制御される。
例えば、第4図(A),(B)に示すように、常時作動
させたいくわえ板を駆動する第1くわえカムAをくわえ
位置に固定するとともに、他のくわえ板駆動用の第2の
くわえカムBを回動可能となし、コレクト折時には、第
4図(A)のように、第2くわえカムBを矢印方向(く
わえ胴の回転前方)へ若干回動させてそのリフト面をく
わえ位置からずらすことで、第1くわえカムAのみが作
動して一周毎にくわえ折がなされ、また二段出し時に
は、逆に第4図(B)のように、第2くわえカムBを矢
印方向(くわえ胴の回転後方)へ回動させてそのリフト
面をくわえ位置に復帰させることで、第1くわえカムA
と第2くわえカムBとがともに作動して半周毎にくわえ
折がなされるのである。
ところで、従来では、前記第1くわえカムAはくわえ胴
の軸受メタルに固設されるとともに、第2くわえカムB
は前記軸受メタルへ回動自在に嵌合するカムホルダに固
設され、それぞれの位置決めにあたっては、軸受メタル
及びカムホルダを基準ピンを用いてフレームに対し個別
に位置決めしていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 そのため、特に第4図(B)に示した二段出し時に、第
1くわえカムAと第2くわえカムBとを高精度に位置決
めして良好な折精度を得るには、ピン穴等の高精度な加
工精度や組付精度が要求され、この要求を常に満たすこ
とは非常に困難であった。
そこで、本考案の目的は、加工精度や組付精度に誤差が
生じても、第一及び第二のくわえカムの相対的な位置決
めを高精度に行い得る折機のくわえカム位置決め装置を
提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本考案の構成は、くわえ胴の
所定周間隔の複数箇所に設けたくわえ板を、胴軸線上に
並設した複数個のくわえカムで個別に開閉駆動する折機
において、フレーム側に固設された第一のくわえカムと
前記フレーム側に回動自在に支持された少なくとも一つ
の第二のくわえカムとを備えると共に、この第二のくわ
えカムの位置決めを行う位置決めピンを、回動自在に支
持された操作軸部と該操作軸部に偏心させて設けられ前
記第二のくわえカムの一端面側に形成された長溝内へ臨
入されたピン部とで構成したことを特徴とする。
〈作用〉 前記構成によれば、軸受メタルに対しカムホルダを位置
決めピンに規制されるまで回動させた後、位置決めピン
を回動させて微調整すれば、第一及び第二のくわえカム
の相対的な位置決めが高精度に行われる。
〈実施例〉 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案に係るくわえカム位置決め
装置の実施例を示し、第1図はこれを実施したくわえ胴
の要部切欠き平面図、第2図は側面図、第3図は第1図
のIII-III線断面図である。
図において、左右のフレーム1,1に嵌着された軸受メタ
ル2,2には、くわえ胴3の両軸端部3a,3aが玉軸受4,4を
介して回転自在に軸支されている。
前記くわえ胴3の外周部には、半周間隔の二箇所に取付
軸5a,5bを介してくわえ板6a,6bが開閉自在に設けられ、
これらくわえ板6a,6bは、前記取付軸5a,5bの一端に付設
したコロ7a,7b付きのカムフォロア8a,8bを介してくわえ
胴3の胴軸線上へタンデムに設けた第1及び第2くわえ
カムA,Bにより個別に駆動されるようになっている。
前記第1くわえカムAは、フレーム1の内側に突出した
軸受メタル2の小径筒部2aの端面にボルト9で結合さ
れ、そのリフト面がくわえ板6a(図示せず)のくわえ位
置に軸受メタル2を介して固定的に位置決めされるよう
になっている。
一方、第2くわえカムBは、前記小径筒部2aへ回動自在
に嵌合したリング状のカムホルダ10の一側面にホルト11
で結合され、後述する位置決めピン12により、そのリフ
ト面が第1くわえカムAのリフト面と一致する位置(第
4図(B)参照)と、くわえ胴3の回動前方へずれた位
置(第4図(A)参照)とに選択的に位置決めされるよ
うになっている。
前記位置決めピン12は、その操作軸部12aが軸受メタル
2の大径筒部2bを筒心方向へ回動自在に貫通するととも
に、この操作軸部12aの内端に拡径かつ偏心させて一体
に設けたピン部12bを、カムホルダ10の他側面に形成し
た長溝13内に臨入させてなる。また、操作軸部12aの外
端側には締付けナット14が螺合している。
前記カムホルダ10の外周には歯15が刻設され、この歯15
に噛合する歯車16がフレーム1を貫通する軸17の内端に
固設される。そして、この軸17の外端にハンドル18が固
設される。
なお、図中19はカムホルダ10をその外周部の三点で固定
するクランプで、このクランプ19はフレーム1を内側か
ら貫通するボルト20とこのボルト20の先端に螺合する棒
状ハンドル21とでフレーム1に締め付けられる。また、
22は軸受カバーである。
このように構成されるため、折仕様切替えで、例えばコ
レクト折を行う時は、先ず棒状ハンドル21を操作してク
ランプ19を緩め、カムホルダ10をフリーにする。次に、
ハンドル18を操作してカムホルダ10をくわえ胴3の回転
前方へ、長溝13の一端がピン部12bに当たるまで回動さ
せる(第3図の想像線参照)。この際、第4図(A)の
ように、第2くわえカムBのリフト面がくわえ位置から
単にずれれば良いので、微調整は必要とせず、依ってこ
のままの位置でカムホルダ10をクランプ19で固定すれば
良い。これにより、くわえ位置では第1くわえカムAの
リフト面のみが作動し、くわえ胴3の一周毎にくわえ折
り動作が行われる。
一方、二段出しを行う時は、前記状態からカムホルダ10
をフリーにし、このカムホルダ10を、今度は逆に、くわ
え胴3の回転後方へ、長溝13の他端がピン部12bに当た
るまで回動させる(第3図の破線参照)。この際、第4
図(B)のように、第2くわえカムBのリフト面を第1
くわえカムAのリフト面と同様にくわえ位置にピッタリ
一致させて良好な折精度を得なければならない。ところ
が、長溝13等の加工誤差で長溝13とピン部12bとの当接
位置がくわえ位置と一致しない場合があり、この場合本
実施例では、偏心したピン部12bを有する位置決めピン1
2を回動させることで、前記当接位置を移動させてくわ
え位置と一致させられる。この後、カムホルダ10を固定
すれば良い。これにより、くわえ位置では第1及び第2
くわえカムA,Bの両リフト面が作動し、くわえ胴3の半
周毎にくわえ折り動作が行われる。
このようにして本実施例では、位置決め作業をフレーム
1の外側から容易に行うことができる。また、前述した
ように二段出し時の位置決めをした後は、折仕様がコレ
クト折から再度二段出しに切り替えられた場合、前述し
た位置決めピン12による微調整は不要で、第2くわえカ
ムBはくわえ位置へ正確に復帰できることは言う迄もな
い。
なお、本考案は上記実施例に限定されず、本考案の要旨
を逸脱しない範囲で種々の変更等が可能であることは言
う迄もない。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、加工精度や組付精
度に誤差が生じても、第一及び第二のくわえカム相対的
な位置決めを高精度に行うことができ、依って良好な折
精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るくわえカム位置決め
装置の実施例を示し、第1図はこれを実施したくわえ胴
の要部切欠き平面図、第2図は側面図、第3図は第1図
のIII-III線断面図、第4図(A),(B)は二つのく
わえカムの作用状態を示す各々の説明図である。 また、図面中1はフレーム、2は軸受メタル、3はくわ
え胴、8a,8bはカムフォロア、10はカムホルダ、12は位
置決めピン、12aは操作軸部、12bはピン部、13は長溝、
15は歯、16は歯車、17は軸、18はハンドル、19はクラン
プ、20はボルト、21は棒状ハンドル、Aは第1くわえカ
ム、Bは第2くわえカムである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】くわえ胴の所定周間隔の複数箇所に設けた
    くわえ板を、胴軸線上に並設した複数個のくわえカムで
    個別に開閉駆動する折機において、フレーム側に固設さ
    れた第一のくわえカムと前記フレーム側に回動自在に支
    持された少なくとも一つの第二のくわえカムとを備える
    と共に、この第二のくわえカムの位置決めを行う位置決
    めピンを、回動自在に支持された操作軸部と該操作軸部
    に偏心させて設けられ前記第二のくわえカムの一端面側
    に形成された長溝内へ臨入されたピン部とで構成したこ
    とを特徴とする折機のくわえカム位置決め装置。
JP6168690U 1990-06-13 1990-06-13 折機のくわえカム位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0756283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6168690U JPH0756283Y2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 折機のくわえカム位置決め装置

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JP6168690U JPH0756283Y2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 折機のくわえカム位置決め装置

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Publication Number Publication Date
JPH0422463U JPH0422463U (ja) 1992-02-25
JPH0756283Y2 true JPH0756283Y2 (ja) 1995-12-25

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