JPH075619Y2 - 電源トランス用巻枠 - Google Patents
電源トランス用巻枠Info
- Publication number
- JPH075619Y2 JPH075619Y2 JP1988007376U JP737688U JPH075619Y2 JP H075619 Y2 JPH075619 Y2 JP H075619Y2 JP 1988007376 U JP1988007376 U JP 1988007376U JP 737688 U JP737688 U JP 737688U JP H075619 Y2 JPH075619 Y2 JP H075619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- core
- flange
- power transformer
- locking claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インバータ用スイッチング電源に於ける電源
トランスに達する巻枠に関する。
トランスに達する巻枠に関する。
インバータ用スイッチング電源の電源トランスは、第7
図の回路図に破線で囲んで示すように、1次巻線Np1、
制御巻線Np2及び2次巻線Ns1ないしNs5からなる。2次
巻線Ns1ないしNs4の4出力は同じ出力電圧を持ち、2次
巻線Ns5はより高い出力電圧を以ている。
図の回路図に破線で囲んで示すように、1次巻線Np1、
制御巻線Np2及び2次巻線Ns1ないしNs5からなる。2次
巻線Ns1ないしNs4の4出力は同じ出力電圧を持ち、2次
巻線Ns5はより高い出力電圧を以ている。
この種の従来の電源トランスは、両端に鍔を設け、中間
に1次巻線用巻回し溝を形成した筒状肉厚巻芯に、先ず
1次巻線Np1を巻回し、絶縁テープ、絶縁ブロックを介
在させて2次巻線をNs5、Ns1ないしNs4の順に蓄積して
巻回し、終わりに制御巻線Np2を巻回しコイルを形成し
ていた。
に1次巻線用巻回し溝を形成した筒状肉厚巻芯に、先ず
1次巻線Np1を巻回し、絶縁テープ、絶縁ブロックを介
在させて2次巻線をNs5、Ns1ないしNs4の順に蓄積して
巻回し、終わりに制御巻線Np2を巻回しコイルを形成し
ていた。
絶縁テープ、絶縁ブロックを介在させて巻線を順に蓄積
して巻回す作業は繁雑であるので、手作業の場合も自動
化装置による場合も巻線のための所要時間が長く、電源
トランスの製造原価が高くなるという問題があった。
して巻回す作業は繁雑であるので、手作業の場合も自動
化装置による場合も巻線のための所要時間が長く、電源
トランスの製造原価が高くなるという問題があった。
本考案の目的は、同じ出力電圧を得る複数個の2次巻線
を持つ電源トランスを、安価に製造出来る巻枠を提供す
ることにある。
を持つ電源トランスを、安価に製造出来る巻枠を提供す
ることにある。
本考案による巻枠は、2個の角筒状巻芯を同軸に嵌合し
て組み合わせてなり、内側巻芯は下端にピン端子垂設用
の一対の端子台を有しており、外側巻芯は上下両端にそ
れぞれ上部鍔、下部鍔を有し、中間に巻芯外周を分割す
る少なくとも1個の仕切り鍔を有しており、片方の端子
台に対応する下部鍔底部の両端近傍に、係止爪がそれぞ
れ一体に垂設され、下部鍔及び仕切り鍔に、仕切り鍔に
よる区劃から下部鍔の底部に向かう対の縦溝の複数組が
形成され、且つ両端の縦溝が係止爪に対応する位置に形
成されるとともに、下部鍔では係止爪の外面に達する深
さに形成されており、端子台には係止爪を係止する係合
縦溝が形成されていることを特徴とする。
て組み合わせてなり、内側巻芯は下端にピン端子垂設用
の一対の端子台を有しており、外側巻芯は上下両端にそ
れぞれ上部鍔、下部鍔を有し、中間に巻芯外周を分割す
る少なくとも1個の仕切り鍔を有しており、片方の端子
台に対応する下部鍔底部の両端近傍に、係止爪がそれぞ
れ一体に垂設され、下部鍔及び仕切り鍔に、仕切り鍔に
よる区劃から下部鍔の底部に向かう対の縦溝の複数組が
形成され、且つ両端の縦溝が係止爪に対応する位置に形
成されるとともに、下部鍔では係止爪の外面に達する深
さに形成されており、端子台には係止爪を係止する係合
縦溝が形成されていることを特徴とする。
仕切り鍔を備えた外側巻芯は、巻回した巻線同志の沿面
距離と、内側巻芯に積層して巻回した巻線との沿面距離
を、絶縁テープやブロックを用いることなく確保する。
外側巻芯の係止爪は、巻回した巻線の引き出し線を、係
止爪と連通する縦溝に通してピン端子に接続することに
より引き出し線により緊縛され、外側巻芯と内側巻芯の
組合せをより強固に維持する。
距離と、内側巻芯に積層して巻回した巻線との沿面距離
を、絶縁テープやブロックを用いることなく確保する。
外側巻芯の係止爪は、巻回した巻線の引き出し線を、係
止爪と連通する縦溝に通してピン端子に接続することに
より引き出し線により緊縛され、外側巻芯と内側巻芯の
組合せをより強固に維持する。
図面を参照しながら、本考案の一実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本考案による巻枠の外観図であり、1は角筒
状の内側巻芯、2は同じく外側巻芯である。
状の内側巻芯、2は同じく外側巻芯である。
内側巻芯1は、第2図に示すように肉厚の角筒状で、上
端に上部鍔3が設けられ、下端に端子台5,6と一体の下
部鍔4が設けられ、外周中央部に一次巻線用の巻回し溝
11が形成されている。端子台5には外側巻芯2に巻回す
巻線のためのピン端子7が垂設され、端子台6には内側
巻芯1に巻回す巻線のためのピン端子7が垂設されてい
る。
端に上部鍔3が設けられ、下端に端子台5,6と一体の下
部鍔4が設けられ、外周中央部に一次巻線用の巻回し溝
11が形成されている。端子台5には外側巻芯2に巻回す
巻線のためのピン端子7が垂設され、端子台6には内側
巻芯1に巻回す巻線のためのピン端子7が垂設されてい
る。
上部鍔3は、外方へ同じ寸法延ばされており、辺縁の1
個(図では短辺の片方)に所定の箇所に切り込みを入れ
て、引き出し線を絡ませる2個の舌片31が形成されてい
る。
個(図では短辺の片方)に所定の箇所に切り込みを入れ
て、引き出し線を絡ませる2個の舌片31が形成されてい
る。
下部鍔4の形状寸法は上部鍔3とは異なり、上部鍔3の
舌片31を形成した辺に対応する辺が、内側巻芯1の外面
とほぼ一致し、反対側の辺が、上部鍔3の辺と合致し、
この対向両辺の長さは上部鍔3の辺長(短辺長)より所
定の寸法だけ大きい。この対向両辺に断面L形状の長尺
の端子台5,6が、その水平部51,61を外側にして垂直部5
2,62の内面、外面及び上面を、それぞれ内側巻芯1の内
面、下部鍔4の辺縁及び内面(上面)に一致させて一体
に設けられている。
舌片31を形成した辺に対応する辺が、内側巻芯1の外面
とほぼ一致し、反対側の辺が、上部鍔3の辺と合致し、
この対向両辺の長さは上部鍔3の辺長(短辺長)より所
定の寸法だけ大きい。この対向両辺に断面L形状の長尺
の端子台5,6が、その水平部51,61を外側にして垂直部5
2,62の内面、外面及び上面を、それぞれ内側巻芯1の内
面、下部鍔4の辺縁及び内面(上面)に一致させて一体
に設けられている。
端子台5の水平部51には、ピン端子7間の所定の箇所に
2個の係合縦溝(後述する係止爪26が嵌合する)53と複
数の縦溝54が垂直部52の外面に達する深さに形成されて
いる。
2個の係合縦溝(後述する係止爪26が嵌合する)53と複
数の縦溝54が垂直部52の外面に達する深さに形成されて
いる。
端子台6の垂直部62の外面中央上部に引き出し線分離用
の複数個の小突起63が所定の間隔をおいて設けられ、水
平部61には所定の位置に縦溝64が形成されている。
の複数個の小突起63が所定の間隔をおいて設けられ、水
平部61には所定の位置に縦溝64が形成されている。
外側巻芯2は、内側巻芯1の上部鍔3を嵌合しうる内寸
を持ち、第3図に示すように、上端に肉厚の上部鍔21を
設け、下端に下部鍔22を設け、さらに外周中間に外周部
を等分割する仕切り鍔23(図では3個)を設けたもので
ある。
を持ち、第3図に示すように、上端に肉厚の上部鍔21を
設け、下端に下部鍔22を設け、さらに外周中間に外周部
を等分割する仕切り鍔23(図では3個)を設けたもので
ある。
鍔21,22,23の大きさは、一方の対向辺の辺長(図では短
辺長さ)が内側巻芯1の端子台5,6を設けない下部鍔4
の対向辺間の間隔寸法とほぼ同じ(第3図に示すように
外側巻芯2の外面から寸法Wだけ外方へ延ばした長さ)
であり、他方の対向辺の辺長(図では長辺長さ。端子台
5,6と直交する方向の辺の長さ)が端子台5,6の水平部5
1,61の外面間の間隔寸法とほぼ同じであり、外側巻芯2
の外面から寸法Wより十分に大きく外方へ延ばした寸法
である。
辺長さ)が内側巻芯1の端子台5,6を設けない下部鍔4
の対向辺間の間隔寸法とほぼ同じ(第3図に示すように
外側巻芯2の外面から寸法Wだけ外方へ延ばした長さ)
であり、他方の対向辺の辺長(図では長辺長さ。端子台
5,6と直交する方向の辺の長さ)が端子台5,6の水平部5
1,61の外面間の間隔寸法とほぼ同じであり、外側巻芯2
の外面から寸法Wより十分に大きく外方へ延ばした寸法
である。
上部鍔21は、内側巻芯1の内面にほぼ合致するまで内方
へ延ばされ、外面にE形の軟磁性コア10(第5図参照)
の基部を嵌合する横溝24が形成され、内面には、第4図
に上下前後を逆にし部分破断して図示したように、凹部
25が形成されている、凹部25は、内側巻芯1の舌片31に
絡ませた巻線の引き出し線と外側巻芯2の上部鍔21(正
しくは内方への張り出し部)との接触を回避するために
設けられる。
へ延ばされ、外面にE形の軟磁性コア10(第5図参照)
の基部を嵌合する横溝24が形成され、内面には、第4図
に上下前後を逆にし部分破断して図示したように、凹部
25が形成されている、凹部25は、内側巻芯1の舌片31に
絡ませた巻線の引き出し線と外側巻芯2の上部鍔21(正
しくは内方への張り出し部)との接触を回避するために
設けられる。
下部鍔22は、端子台5に対応する側の短辺底面が外側巻
芯2の内面に沿って下方へ(第4図では上方へ)延ばし
肉厚部とし、この肉厚部の両端部に係止爪26の2個が肉
厚部の内面に沿って垂設されている。係止爪26は角柱の
先端を鏃状に尖らせ中央に切れ目を入れた形状で、肉厚
部の幅Tより小さい厚さ寸法である。
芯2の内面に沿って下方へ(第4図では上方へ)延ばし
肉厚部とし、この肉厚部の両端部に係止爪26の2個が肉
厚部の内面に沿って垂設されている。係止爪26は角柱の
先端を鏃状に尖らせ中央に切れ目を入れた形状で、肉厚
部の幅Tより小さい厚さ寸法である。
下部鍔22と仕切り鍔23の係止爪26を設けた短辺縁には、
仕切り鍔23で区切られた巻回した区劃から下部鍔22の底
面に向かう対の縦溝27の複数組(図では4組)が順序正
しく形成されており、両端の縦溝27(図では最下位及び
最上位の巻線区劃からの縦溝27の片方ずつ)が係止爪26
に対応する位置であり、下部鍔22では係止爪26の外面と
連通する深さである。
仕切り鍔23で区切られた巻回した区劃から下部鍔22の底
面に向かう対の縦溝27の複数組(図では4組)が順序正
しく形成されており、両端の縦溝27(図では最下位及び
最上位の巻線区劃からの縦溝27の片方ずつ)が係止爪26
に対応する位置であり、下部鍔22では係止爪26の外面と
連通する深さである。
以上に説明した構造の巻枠を用いた電源トランスを、第
5図に、第1図のA−A線による正面断面図で示し、第
6図に電源トランスのコイルの正面図を示す。
5図に、第1図のA−A線による正面断面図で示し、第
6図に電源トランスのコイルの正面図を示す。
第5図に示すように、内側巻芯1の巻回し溝11に一時巻
線Np1を施し、その上に絶縁テープ8、絶縁ブロック9
を配置し2次巻線Ns5を巻回し終端の引き出し線を舌片3
1に絡め方向転換して引き出し、絶縁テープ8の上から
制御巻線Np2を施し、舌片31に絡めて終端の引き出し線
を引き出し、これらの積層して巻回した巻線の引き出し
線を端子台6のピン端子7に接続して内側巻芯1を用い
たコイルを作る。
線Np1を施し、その上に絶縁テープ8、絶縁ブロック9
を配置し2次巻線Ns5を巻回し終端の引き出し線を舌片3
1に絡め方向転換して引き出し、絶縁テープ8の上から
制御巻線Np2を施し、舌片31に絡めて終端の引き出し線
を引き出し、これらの積層して巻回した巻線の引き出し
線を端子台6のピン端子7に接続して内側巻芯1を用い
たコイルを作る。
この内側巻芯1に第1図に示す外側巻芯2を同軸に嵌合
し、係止爪26を端子台5の係合縦溝53に楔着して組み合
わせた後、外側巻芯2に、例えば第6図に示すように端
子台5の左側2本目のピン端子7に2次巻線Ns1の始端
の引き出し線をからげ、係合縦溝53と、下部鍔22の左側
2番目の縦溝27に通して最下位の巻回し区劃に左巻きに
巻線を所定の回数巻上げて終端の引き出し線を左端の縦
溝27に通し左端の縦溝54に通してピン端子7に接続す
る。引き出し線が係止爪26の外面を緊縛し係止爪26を端
子台5に当接させるので、外側巻芯2と内側巻芯1と
を、単に引き出し線を外側巻芯2の縦溝に通す場合より
も、強固に組み合わせることが出来る。下部鍔22の左側
2番目の縦溝27は角部にあり外側巻芯2の外面から若干
離れているので、他の縦溝27より若干深くして2次巻線
Ns1の導入部が次の巻線Ns2の引き出し線と十分に離れる
ようにしている。2次巻線Ns2ないしNs4を下方の巻回し
区劃から順に巻回す。最上位の巻回し区劃の巻線Ns4の
引き出し線により右方の係止爪26が緊縛されるので、内
側巻芯1と外側巻芯2の組合せが一層竪牢となる。
し、係止爪26を端子台5の係合縦溝53に楔着して組み合
わせた後、外側巻芯2に、例えば第6図に示すように端
子台5の左側2本目のピン端子7に2次巻線Ns1の始端
の引き出し線をからげ、係合縦溝53と、下部鍔22の左側
2番目の縦溝27に通して最下位の巻回し区劃に左巻きに
巻線を所定の回数巻上げて終端の引き出し線を左端の縦
溝27に通し左端の縦溝54に通してピン端子7に接続す
る。引き出し線が係止爪26の外面を緊縛し係止爪26を端
子台5に当接させるので、外側巻芯2と内側巻芯1と
を、単に引き出し線を外側巻芯2の縦溝に通す場合より
も、強固に組み合わせることが出来る。下部鍔22の左側
2番目の縦溝27は角部にあり外側巻芯2の外面から若干
離れているので、他の縦溝27より若干深くして2次巻線
Ns1の導入部が次の巻線Ns2の引き出し線と十分に離れる
ようにしている。2次巻線Ns2ないしNs4を下方の巻回し
区劃から順に巻回す。最上位の巻回し区劃の巻線Ns4の
引き出し線により右方の係止爪26が緊縛されるので、内
側巻芯1と外側巻芯2の組合せが一層竪牢となる。
電源トランスは、内側巻芯1及び外側巻芯2を用いたコ
イルに、第5図に鎖線で示すように、E形の軟磁性コア
10の中央磁脚を巻芯の中央孔に挿入し突き合せて完成さ
れる。
イルに、第5図に鎖線で示すように、E形の軟磁性コア
10の中央磁脚を巻芯の中央孔に挿入し突き合せて完成さ
れる。
本考案による巻枠は、外側巻芯がその下部鍔と仕切り鍔
の一辺縁部に引き出し線用縦溝と係止爪を設け、下部鍔
の両端の縦溝の底面と係止爪の外面を連通させた単純な
構造であり、内側巻芯に同軸に嵌合して係止爪を内側巻
芯の対の端子台の一方に形成した係合縦溝に楔着し、こ
の一方の端子台のピン端子に外側巻芯に分割して巻回す
巻線の引き出し線を接続する構造であるから、係止爪を
下部鍔の底面の四隅、又は対角線方向の両隅に設ける場
合より、安価に作ることができ、電源トランスにおける
絶縁テープを介在させて巻線を施す作業を減らし、従来
の巻線装置により外側巻芯に巻線でき、しかも同じ端子
台のピン端子に接続するので所要時間を短縮でき、従っ
て電源トランスの製造原価の低減に有効である。
の一辺縁部に引き出し線用縦溝と係止爪を設け、下部鍔
の両端の縦溝の底面と係止爪の外面を連通させた単純な
構造であり、内側巻芯に同軸に嵌合して係止爪を内側巻
芯の対の端子台の一方に形成した係合縦溝に楔着し、こ
の一方の端子台のピン端子に外側巻芯に分割して巻回す
巻線の引き出し線を接続する構造であるから、係止爪を
下部鍔の底面の四隅、又は対角線方向の両隅に設ける場
合より、安価に作ることができ、電源トランスにおける
絶縁テープを介在させて巻線を施す作業を減らし、従来
の巻線装置により外側巻芯に巻線でき、しかも同じ端子
台のピン端子に接続するので所要時間を短縮でき、従っ
て電源トランスの製造原価の低減に有効である。
本考案による巻枠は、巻芯同志の嵌合及び係止爪と係合
縦溝との係合がゆるやかであっても、係止爪と引き出し
線の掛合いにより巻芯同志の組合せを、ゆるみのない状
態に維持でき、電源トランスの信頼性が向上する効果が
あり、また外側巻芯の下部鍔に縦溝を形成した辺縁部
と、内側巻芯の端子台の他方に設けた小突起とにより、
組合せ状態における端子台部分の外観の釣り合いが取れ
て形状が美しいという効果もある。
縦溝との係合がゆるやかであっても、係止爪と引き出し
線の掛合いにより巻芯同志の組合せを、ゆるみのない状
態に維持でき、電源トランスの信頼性が向上する効果が
あり、また外側巻芯の下部鍔に縦溝を形成した辺縁部
と、内側巻芯の端子台の他方に設けた小突起とにより、
組合せ状態における端子台部分の外観の釣り合いが取れ
て形状が美しいという効果もある。
第1図は、本考案の一実施例を示す外観斜視図。 第2図は、第1図の内側巻芯の外観斜視図。 第3図は、第1図の外側巻芯の外観斜視図。 第4図は、同じく外側巻芯の他の方向からの部分破断外
観斜視図。 第5図は、第1図のA−A線による電源トランスの正面
断面図。 第6図は、第1図の巻枠に巻線を施した状態を示す正面
図。 第7図は、インバータ用スイッチング電源の回路図例で
ある。 1……内側巻芯。2……外側巻芯。 3,21……上部鍔。4,22……下部鍔。 5,6……端子台。7……ピン端子。 8……絶縁テープ。9……絶縁ブロック。 10……軟磁性コア。11……内側巻芯の巻回し溝。 23……仕切り鍔。26……係止爪。 31……舌片。27,54,64……縦溝。 51,61……水平部。52,62……垂直部。 53……係合縦溝。63……小突起。 Np1……1次巻線。Np2……制御巻線。 Ns1,Ns2,Ns3,Ns4,Ns5……2次巻線。 T……係止爪の肉厚部の巾。 W……外側巻芯の外面からの寸法。
観斜視図。 第5図は、第1図のA−A線による電源トランスの正面
断面図。 第6図は、第1図の巻枠に巻線を施した状態を示す正面
図。 第7図は、インバータ用スイッチング電源の回路図例で
ある。 1……内側巻芯。2……外側巻芯。 3,21……上部鍔。4,22……下部鍔。 5,6……端子台。7……ピン端子。 8……絶縁テープ。9……絶縁ブロック。 10……軟磁性コア。11……内側巻芯の巻回し溝。 23……仕切り鍔。26……係止爪。 31……舌片。27,54,64……縦溝。 51,61……水平部。52,62……垂直部。 53……係合縦溝。63……小突起。 Np1……1次巻線。Np2……制御巻線。 Ns1,Ns2,Ns3,Ns4,Ns5……2次巻線。 T……係止爪の肉厚部の巾。 W……外側巻芯の外面からの寸法。
Claims (1)
- 【請求項1】2個の角筒状巻芯を同軸に嵌合して組合せ
てなり、内側巻芯は下端の対向辺縁にピン端子垂設用端
子台をそれぞれ有し、外側巻芯は上下両端にそれぞれ上
部鍔、下部鍔を有し、中間には外周を分割する少なくと
も1枚の仕切り鍔を有しており、前記下部鍔の前記端子
台の一方に対応する底部の両端近傍に係止爪がそれぞれ
一体に垂設され、前記仕切り鍔による区劃から下部鍔の
底部へ向かう対の縦溝の複数組が、前記下部鍔及び仕切
り鍔に形成され、且つ両端の縦溝が前記係止爪に対応す
る位置にあると共に、下部鍔では係止爪の外面に達する
深さであり、更に前記一方の端子台には前記係止爪を係
止する係合縦溝が形成されていることを特徴とする電源
トランス用巻枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988007376U JPH075619Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 電源トランス用巻枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988007376U JPH075619Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 電源トランス用巻枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01112025U JPH01112025U (ja) | 1989-07-27 |
JPH075619Y2 true JPH075619Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31212330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988007376U Expired - Lifetime JPH075619Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 電源トランス用巻枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075619Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0741138Y2 (ja) * | 1990-05-16 | 1995-09-20 | 松下電器産業株式会社 | トランス |
JP2598496Y2 (ja) * | 1992-06-02 | 1999-08-09 | ティーディーケイ株式会社 | ボビン |
JP5804628B2 (ja) * | 2011-07-06 | 2015-11-04 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
JP6227880B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-11-08 | 株式会社ショーワ | ボビン、トルク検出装置およびステアリング装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0654739B2 (ja) * | 1985-10-30 | 1994-07-20 | 松下電器産業株式会社 | トランス |
JPS62213220A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スイツチング電源用トランス |
-
1988
- 1988-01-22 JP JP1988007376U patent/JPH075619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01112025U (ja) | 1989-07-27 |
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