JPH0755562Y2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0755562Y2
JPH0755562Y2 JP1988067868U JP6786888U JPH0755562Y2 JP H0755562 Y2 JPH0755562 Y2 JP H0755562Y2 JP 1988067868 U JP1988067868 U JP 1988067868U JP 6786888 U JP6786888 U JP 6786888U JP H0755562 Y2 JPH0755562 Y2 JP H0755562Y2
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color
image
toner
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理弘 見手倉
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の分野] 本考案は、カラー複写機などの画像形成装置に関し、特
に、複数色の独立した記録系を備える装置におけるカラ
ーモードの切換えに応じた制御の切換えに関する。
[従来の技術] フルカラー記録を行なう場合、C(シアン),M(マゼン
タ)及びY(イエロー)の3原色、もしくはそれらにBK
(ブラック)を加えた4色の記録色の組合せによって、
任意の色を再現するのが一般的である。従って、一般的
なカラー複写機においては、C,M,Yの各色を独立に記録
する複数組の記録系を備えている。
ところで、カラー複写機を使用するユーザにおいても、
フルカラーの記録を必要としないコピーの需要もかなり
ある。その中には、C,M,YやR(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー)の単色カラー記録を必要とするものも
含まれる。そこで従来より、カラー複写機においては、
記録カラーモード切換え機能を備えるものが多い。即
ち、例えばC,M,Y及びBK色の独立した4組の記録系を備
える複写機においては、C色の単色記録モードが指定さ
れると、M,Y及びBKの記録系は制御の対象から外され、
C色の記録系のみに対して各種の画像形成処理が実行さ
れる。
ところが、この種の単色カラー記録を行なう場合でも、
複写画像が転写される記録紙は、画像形成制御の対象外
となった各色記録系の転写位置を通過する。そして、各
色記録系は、画像形成制御を行なわない時にも、各系の
現像部分において、感光体上に僅かに記録剤(トナー)
が付着することが多いので、その部分を記録紙が通過す
る時に、感光体上の記録画像でない(即ちノイズの)記
録剤が記録紙に付着し、記録紙上に地汚れを与え易い。
[考案の目的] 本考案は、カラー記録装置においてフルカラー以外のカ
ラーモードで記録を行なう場合に記録画像の地汚れをな
くすることを目的とする。
[考案の構成] 上記目的を達成するため、本考案のカラー画像形成装置
は、感光体,該感光体の表面に電荷を供給するコロナ放
電器,前記感光体の表面を記録画像に応じて露光する露
光手段,前記感光体上の静電潜像を可視化する現像手
段,及び前記感光体上の可視像を所定の記録媒体上に転
写する転写手段、を各々含み、互いに記録色の異なる可
視像を形成する、複数組の記録手段;前記記録手段の各
々の感光体の表面電位を検出する表面電位検出手段;前
記記録媒体上に転写される画像の記録色の組合せを指定
するカラーモード指定手段;及び前記カラーモード指定
手段で指定されたカラーモードが、前記記録手段の数N
よりも小さい数nの基本色の組合せ記録で実行されるモ
ードである場合に、記録を実行するn組以外の記録手段
の各々に対しては、前記感光体の帯電プロセスを実行す
るとともに、前記表面電位検出手段が検出した各々の表
面電位に応じて帯電プロセスの制御条件をそれぞれ調整
し、かつ、前記露光手段による感光体の露光を禁止す
る、記録制御手段;を備える。
即ち、単色記録等のカラーモードにおいては、画像形成
を行なわない記録系についても、感光体の帯電プロセス
を実行するとともに、前記表面電位検出手段が検出した
各々の表面電位に応じて帯電プロセスの制御条件をそれ
ぞれ調整する。そして、露光手段による感光体の露光を
禁止することによって画像形成を禁止する。これによっ
て、画像形成を行なわない記録系については、現像手段
から感光体へのトナー付着が防止されるため、記録を実
施しない感光体から記録紙へのトナー転写を避けること
ができ、記録紙上に混色による地汚れが生じない。
また、プロセス実行時に適当な現像バイアスを印加する
ことにより、現像手段から感光体へのトナー付着をより
効果的に防止しうる。
[実施例] 第1図に本考案を実施する一形式のデジタル複写機の機
構部の構成概要を示す。
第1図を参照すると、この複写機の機構部は、イメージ
スキャナとプリンタで構成されている。まず、イメージ
スキャナを説明すると、原稿1はプラテン(コンタクト
ガラス)2の上に置かれ、原稿照明用蛍光灯31,32によ
り照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー41,第
2ミラー42及び第3ミラー43で反射され、結像レンズ5
を経て、ダイクロイックプリズム6に入り、ここで3つ
の波長の光、レッド(R),グリーン(G)及びブルー
(B)に分光される。分光された光は、固体撮像素子で
あるCCD7r,7g及び7bにそれぞれ入射する。即ち、レッド
光はCCD7rに、グリーン光はCCD7gに、またブルー光はCC
D7bにそれぞれ入射する。
蛍光灯31,32と第1ミラー41が第1キヤリッジ8に搭載
され、第2ミラー42と第3ミラー43が第2キヤリッジ9
に搭載され、第2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/
2の速度で移動することによって、原稿1からCCDまでの
光路長が一定に保たれ、原画像読み取り時には第1およ
び第2キヤリッジが右から左へ走査される。キヤリッジ
駆動モータ10の軸に固着されたキヤリッジ駆動プーリ11
に巻き付けられたキヤリッジ駆動ワイヤ12に第1キヤリ
ッジ8が結合され、第2キヤリッジ9上の図示しない動
滑車にワイヤ12が巻き付けられている。これにより、モ
ータ10の正,逆転により、第1キヤリッジ8と第2キヤ
リッジが往動(原画像読み取り走査),復動(リター
ン)し、第2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/2の
速度で移動する。
第1キヤリッジ8が第1図に示すホームポジシヨンにあ
るとき、第1キヤリッジ8が反射形のフオトセンサであ
るホームポジシヨンセンサ39で検出される。第1キヤリ
ッジ8が露光走査で右方に駆動されてホームポジシヨン
から外れると、センサ39は非受光(キヤリッジ非検出)
となり、第1キヤリッジ8がリターンでホームポジシヨ
ンに戻ると、センサ39は受光(キヤリッジ検出)とな
り、非受光から受光に変わったときにキヤリッジ8が停
止される。
イメージスキャナ200のCCD7r,7g及び7bが出力するR,G及
びB色の画像信号は、第3図に示すように、画像処理ユ
ニット100に印加されて各種処理を施こされ、C(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー),BK(ブラック)の
記録用画像信号に変換され、モード切換回路410を介し
てレーザ書込ユニット420に印加される。
レーザ書込ユニット420には、レーザドライバと、BK,Y,
M及びCの各色記録系に設けられた半導体レーザ43bk,43
y,43mおよび43cが備わっている。各レーザから出射され
たレーザ光は、それぞれ回転多面鏡13bk,13y,13mおよび
13cで反射され、f−θレンズ14bk,14y,14mおよび14cを
経て、第4ミラー15bk,15y,15mおよび15cと第5ミラー1
6bk,16y,16mおよび16cで反射され、多面鏡面倒れ補正シ
リンドリカルレンズ17bk,17y,17mおよび17cを経て、感
光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cに結像照射する。
回転多面鏡13bk,13y,13mおよび13cは、多面鏡駆動モー
タ41bk,41y,41mおよび41cの回転軸に固着されており、
各モータは一定速度で回転し多面鏡を一定速度で回転駆
動する。多面鏡の回転により、前述のレーザ光は、感光
体ドラムの回転方向(時計方向)と垂直な方向、すなわ
ちドラム軸に沿う方向に走査される。
シアン色記録装置のレーザ走査系を詳細に第2図に示
す。43cが半導体レーザまである。感光体ドラム18cの軸
に沿う方向のレーザ走査(2点鎖線)の一端部において
レーザ光を受光する関係に光電変換素子でなるセンサ44
cが配設されており、このセンサ44cがレーザ光を検出し
検出から非検出に変化した時点をもって1ライン走査の
始点を検出している。すなわちセンサ44cのレーザ光検
出信号(パルス)がレーザ走査のライン同期パルスとし
て処理される。マゼンダ記録装置,イエロー記録装置お
よびブラック記録装置の構成も第2図に示すシアン記録
装置の構成と全く同じである。
また第1図を参照すると、感光体ドラムの表面は、図示
しない負電圧の高圧発生装置に接続されたチヤージスコ
ロトロン19bk,19y,19mおよび19cにより一様に帯電させ
られる。記録信号によって変調されたレーザ光が一様に
帯電された感光体表面に照射されると、光導電現像で感
光体表面の電荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅
する。ここで、原稿濃度の濃い部分はレーザを点灯させ
ないようにし、原稿濃度の淡い部分はレーザを点灯させ
る。これにより感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
表面の、原稿濃度の濃い部分に対応する部分は−800Vの
電位に、原稿濃度の淡い部分に対応する部分は−100V程
度になり、原稿の濃淡に対応して、静電潜像が形成され
る。この静電潜像をそれぞれ、ブラック現像ユニット20
bk,イエロー現像ユニット20y,マゼンタ現像ユニット20m
およびシアン現像ユニット20cによって現像し、感光体
ドラム18bk,18y,18mおよび18cの表面にそれぞれブラッ
ク,イエロー,マゼンタおよびシアントナー画像を形成
する。
尚、現像ユニット内のトナーは攪拌により正に帯電され
る。現像ユニットは、第3図の現像バイアス電源470に
より−200V程度にバイアスされ、感光体の表面電位が現
像バイアス以上の場所にトナーが付着し、原稿に対応し
たトナー像が形成される。
また、各感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの周囲
の、チヤージスコロトロンと現像ユニットとの間には、
それぞれ、表面電位計51,52,53及び54が感光体ドラムの
表面に対向して設けられている。これらの表面電位計
は、各々の感光体ドラムの帯電電位を測定する。この実
施例では、感光体ドラムの帯電電位を一定にするため
に、後述するように、各表面電位計の検出電位が所定の
範囲内に収まるまで、各々のチャージスコロトロンに印
加する電圧を調整し、その後で画像の形成を行なうよう
にしている。
一方、転写紙カセット22に収納された記録紙267が送り
出しローラ23の給紙動作により繰り出されて、レジスト
ローラ24で、所定のタイミングで転写ベルト25に送られ
る。転写ベルト25に載せられた記録紙は、転写ベルト25
の移動により、感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
下部を順次に通過し、各感光体ドラム18bk,18y,18mおよ
び18cを通過する間、転写ベルトの下部で転写用コロト
ロンの作用により、ブラック,イエロー,マゼンタおよ
びシアンの各トナー像が記録紙上に順次転写される。転
写された記録紙は次に熱定着ユニット36に送られそこで
トナーが記録紙に固着され、記録紙はトレイ37に排出さ
れる。
なお、転写後の感光体面の残留トナーは、クリーナユニ
ット21bk,21y,21mおよび21cで除去される。転写ベルト2
5は、ベルト除電チャージャ435によって除電される。
ブラックトナーを収集するクリーナユニット21bkとブラ
ック現像ユニット20bkはトナー回収パイプ42で結ばれ、
クリーナユニット21bkで収集したブラックトナーを現像
ユニット20bkに回収するようにしている。尚、感光体ド
ラム18yには転写時に記録紙よりブラックトナーが逆転
写するなどにより、クリーナユニット21y,21mおよび21c
で集収したイエロー,マゼンタおよびシアントナーに
は、それらのユニットの前段の異色現像器のトナーが入
り混っているので、再使用のための回収はしない。
なお、各現像ユニットは、それぞれトナー濃度センサ45
bk,45y,45m,45cを備えており、各現像ユニットのトナー
濃度に応じた信号が、図示しないトナー濃度制御ユニッ
トに出力される。トナー濃度制御ユニットは、トナー画
像形成のために消費されたトナーを補給し、各現像ユニ
ットのトナー濃度を一定に保つために、各トナー濃度セ
ンサの出力に応じて各現像ユニットに設けられた図示し
ないトナー補給モータを駆動するためのトナー補給信号
をそれぞれ独立に出力する。各トナー補給モータの回転
軸には、トナー補給ローラ46bk,46y,46m及び46cがそれ
ぞれ固着されており、トナー補給信号に応じて各トナー
補給ローラがそれぞれ従動し各現像ユニットにトナーが
補給される。
記録紙を感光体ドラム18bkから18cの方向に送る転写ベ
ルト25は、アイドルローラ26,駆動ローラ27,アイドルロ
ーラ28およびアイドルローラ30に張架されており、駆動
ローラ27で反時計方向に回転駆動される。駆動ローラ27
は、軸32に枢着されたレバー31の左端に枢着されてい
る。レバー31の右端には図示しない黒モード設定ソレノ
イドのプランジヤ35が枢着されている。プランジヤ35と
軸32の間に圧縮コイルスプリング34が配設されており、
このスプリング34がレバー31に時計方向の回転力を与え
ている。
記録紙を載せる転写ベルト25は感光体ドラム44bk,44y,4
4mおよび44cに接触している。従って、転写ベルト25に
記録紙を載せて全ドラムにトナー像を形成すると記録紙
の移動に伴って記録紙上に各色のトナー像が順番に転写
し重なってカラー画像を再現する。
第3図に、第1図の複写機のプリンタ装置の電装部の構
成概略を示す。第3図を参照すると、このプリンタ装置
には、CPU,ROM,RAM,I/O,A/D変換器等々を含むマイクロ
コンピュータを主体とする制御装置400が備わってい
る。この制御装置400には、操作ボード300,ベルト除電
高圧電源430,各種センサ440,表面電位計51,52,53,54,帯
電高圧電源450,転写高圧電源460,現像バイアス高圧電源
470,補給バイアス高圧電源480,ドライバ490,510,ランプ
制御ユニット520,ヒータ制御ユニット530及びモード切
換回路400が接続されている。
帯電高圧電源450は、4つの互いに独立した出力端子を
備えており、それらの各々が、チャージスコロトロン19
bk,19y,19m,19cと接続されている。各々の出力端子の電
圧は、各々独立に制御装置400からの指示で調整可能に
構成されている。
操作ボード300には、一般の複写機と同様に多数のキー
が設けられており、その中には、カラーモードを指定す
るキーも含まれている。この実施例では、カラーモード
として、フルカラーモード,ブラックモード,シアンモ
ード,マゼンタモード,イエローモード,レッドモー
ド,グリーンモード及びブルーモードの8種類が備わっ
ており、オペレータの操作ボード300からの指示で、任
意に選択可能になっている。
選択されたカラーモードに応じて、モード切換回路410
に4ビットの制御信号が印加される。モード切換回路41
0は、第4図に示すようにゲート回路で構成されてお
り、C,M,Y及びBKの各色の記録用画像信号の通過の許可
/禁止が、制御装置400からの信号で切換わるように構
成されている。
即ち、各モードにおけるC,M,Y及びBKの各色画像信号の
通過の許可/禁止の組合せは、次の第1表の通りにな
る。
画像信号の通過が許可された色の記録系では、原稿画像
に応じた付勢信号がレーザ書込ユニット420に印加され
て半導体レーザが感光体ドラムにレーザ光の書き込み、
即ち静電潜像の形成を行なうので、感光体ドラム上にト
ナー画像が形成される。そして、画像信号の通過が禁止
された色の記録系では、レーザ書込ユニット420に印加
される信号のレベルが非記録レベルに固定されるので、
感光体ドラム上に静電潜像が形成されず、従って、トナ
ー画像も形成されることはない。
また、後述するようにこの例では、トナー画像を形成し
ない記録系についても、通常の記録プロセスの制御を実
行し、感光体ドラムを一定の電位に帯電させるとともに
現像ユニットにバイアス電圧を印加し、感光体表面の電
位と現像ユニットの電位との関係を、感光体表面にトナ
ーが付着しない条件に常時設定することによって、フル
カラーモード以外において画像形成を行なわない記録系
の感光体ドラムにトナーが付着しないように制御してい
る。
第5図に、制御装置400の記録制御の主要部の概要を示
す。以下、第5図を参照して記録動作を説明する。
記録動作を開始すると、まず、始動制御を行なう。即
ち、プロセス進行タイミング参照用のタイマをスタート
し、メインモータの駆動を開始し、C,M,Y及びBKの各記
録系について、多面鏡駆動モータの駆動を開始し、チャ
ージスコロトロン及び現像ユニットのバイアス電極への
高電圧の印加を開始する。そして次に、シアン記録系の
プロセス制御フラグF1c,マゼンタ記録系のプロセス制御
フラグF1m,イエロー記録系のプロセス制御フラグF1y及
びブラック記録系のプロセス制御フラグF1bkをそれぞれ
1にセットする。
ステップ11〜17は、シアン記録系に関する処理である。
まず、ステップ11では、プロセス制御フラクギF1cをチ
ェックする。フラグF1cは、ステップ2で1にセットさ
れているので、ステップ2に進み、プロセスのタイミン
グtが時間tcを越えるまで待つ。t>tcになると、即
ち、チャージスコロトロン19cへの電圧印加を開始して
から、感光体ドラム表面が、チャージスコロトロン19c
に対向する位置から表面電位計51に対向する位置まで移
動するのに要する時間tcを経過すると、ステップ13に進
む。
ステップ13では、表面電位計51が出力する信号、即ち感
光体ドラム18c表面の帯電電位Vcをサンプリングする。
次のステップ14では、サンプリングした電位Vcが予め定
めた範囲内にあるか否かを調べる。具体的に言うと、こ
の例では、−800VをVcの目標値Vsに設定してあり、Vcの
目標値Vsとのずれが±20Vの範囲内にあるか否かをチェ
ックしている。
ステップ14でVcが範囲外であると、ステップ15に進み、
VcとVsとを比較する。ステップ15でVc>Vsであると、ス
テップ17に進み、チャージスコロトロン19cの電極に印
加する電圧VEcを所定値ΔVだけ下げ、Vc>Vsでなけれ
ば、ステップ16に進み、電圧VEcを所定値ΔVだけ上昇
させて、ステップ13に戻る。ステップ13〜17の処理を繰
り返すことにより、表面電位計51で検出される感光体表
面電位Vcが目標値Vsに徐々に近づくように制御され、検
出電位Vcが範囲内に収まると、ステップ21に進む。
ステップ21〜27では、上記シアン記録系に対する処理と
同様の処理を、マゼンタ記録系に対して実行する。即
ち、ステップ21では、プロセス制御フラグF1mをチェッ
クし、ステップ22ではタイミングを時間tmと比較し、ス
テップ23では表面電位計52の検出電圧Vmをサンプリング
し、ステップ24ではサンプリングした表面電位Vmをチェ
ックし、ステップ25ではVmを目標値Vsと比較し、ステッ
プ26ではチャージスコロトロン19mに印加する電圧VEmを
所定値ΔVだけ上昇させ、ステップ27では電圧VEmを所
定値ΔVだけ下げる。
また、ステップ31〜37では、同様の処理をイエロー記録
系に対して実行する。即ち、ステップ31では、プロセス
制御フラグF1yをチェックし、ステップ32ではタイミン
グを時間tyと比較し、ステップ33では表面電位計53の検
出電圧Vyをサンプリングし、ステップ34ではサンプリン
グした表面電位Vyをチェックし、ステップ35ではVyを目
標値Vsと比較し、ステップ36ではチャージスコロトロン
19yに印加する電圧VEyを所定値ΔVだけ上昇させ、ステ
ップ27では電圧VEyを所定値ΔVだけ下げる。
また、ステップ41〜47では、同様の処理をブラック記録
系に対して実行する。即ち、ステップ41では、プロセス
制御フラグF1bkをチェックし、ステップ42ではタイミン
グを時間tbkと比較し、ステップ43では表面電位計54の
検出電圧Vbkをサンプリングし、ステップ44ではサンプ
リングした表面電位Vbkをチェックし、ステップ45ではV
bkを目標値Vsと比較し、ステップ46ではチャージスコロ
トロン19yに印加する電圧VEbkを所定値ΔVだけ上昇さ
せ、ステップ47では電圧VEbkを所定値ΔVだけ下げる。
ステップ48では、プロセス進行タイミング参照用のタイ
マをクリアして再スタートした後、そのタイマを参照し
ながら、一般の記録装置と同様に、チャージスコロトロ
ンを付勢して感光体ドラムを帯電させ、感光体ドラムに
レーザ光を照射して静電潜像を形成し,現像ユニットで
静電潜像を現像し,現像により形成されたトナー像を転
写ベルト上の記録紙に転写し、転写した画像を定着させ
る、という記録プロセスの制御を行なう。
但し、前記第1表に示すように、フルカラーモード以外
において、画像信号の通過が禁止された記録系に対して
は、感光体ドラムにレーザ光の書込みが行なわれないの
で、静電潜像は形成されず、その記録系では、チャージ
スコロトロンの付勢によって感光体ドラムの表面が均一
に大きな負の電位に帯電したままとなり、また現像ユニ
ットには所定の現像バイアス電圧が印加されるので、感
光体ドラム表面と現像ユニットとの電位差は一定に維持
され、この電位差は、現像ユニット内のトナーが感光体
ドラムに付着しない関係に設定されているので、画像信
号の通過が禁止された記録系では、感光体ドラムにトナ
ーが付着することはなく、従って記録紙がその記録系を
通過する時に、画像でないトナーが転写される恐れは全
くない。
この実施例では、ステップ2でシアン記録系,マゼンタ
記録系,イエロー記録系及びブラック記録系のプロセス
制御フラグが全て1にセットされるので、カラーモード
の設定内容に関わらず、記録プロセスを実行する前に、
全ての記録系について、感光体表面の帯電電位が一定値
に維持される。
1サイクルの記録プロセスが終了すると、ステップ49で
コピーカウンタを+1し、予め設定された数のコピーが
終了したか否かを調べ、終了してなければ、ステップ11
に戻って上記処理を繰り返し実行する。
なお、上記実施例では、感光体ドラムの帯電電位が一定
になるようにチャージスコロトロンへの印加電圧を調整
しているが、例えば、表面電位計によって検出した感光
体ドラムの帯電電位に応じて、現像ユニットに印加する
現像バイアス電圧を調整することによっても、感光体表
面電位と現像ユニットのバイアス電位との電位差を一定
に維持して、画像形成を行なわない記録系において感光
体ドラム上にトナーが付着し記録紙上に地汚れを発生さ
せるのを防止できる。
[効果] 以上のとおり本考案によれば、転写画像の形成を行なわ
ない記録系については、感光体の帯電プロセスを実行す
るとともに、前記表面電位検出手段が検出した各々の表
面電位に応じて帯電プロセスの制御条件をそれぞれ調整
し、かつ、前記露光手段による感光体の露光を禁止する
ので、画像形成を行なわない記録系については、現像手
段から感光体へのトナー付着が防止され、記録を実施し
ない感光体から記録紙へのトナー転写を避けることがで
き、記録紙上に混色による地汚れが生じない。
また、プロセス実行時に適当な現像バイアスを印加する
ことにより、現像手段から感光体へのトナー付着をより
効果的に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施例のデジタルカラー複写機の機構部の
構成を示す正面図である。 第2図は、第1図の装置のシアン記録系を示す斜視図で
ある。 第3図は、第1図の装置のプリンタ部分を主体とする電
装部の構成を示すブロック図である。 第4図は、第3図のモード切換回路を示す電気回路図で
ある。 第5図は、制御装置400の処理の一部を示すフローチャ
ートである。 1:原稿、2:プラテン 6:ダイクロイックプリズム、7r,7g,7b:CCD 13c,13m,13y,13bk:回転多面鏡 18c,18m,18y,18bk:感光体ドラム(感光体) 19c,19m,19y,19bk:チャージスコロトロン(コロナ放電
器) 20c,20m,20y,20bk:現像ユニット(現像手段) 25:転写ベルト 29c,29m,29y,29bk:転写用コロトロン(転写手段) 43c,43m,43y,43bk:半導体レーザ(露光手段) 51,52,53,54:表面電位計(表面電位検出手段) 100:画像処理ユニット、200:イメージスキャナ 300:操作ボード(カラーモード指定手段) 400:制御装置(記録制御手段) 410:モード切換回路、420:レーザ書込ユニット 450:帯電高圧電源、460:転写高圧電源 470:現像バイアス高圧電源

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体,該感光体の表面に電荷を供給する
    コロナ放電器,前記感光体の表面を記録画像に応じて露
    光する露光手段,前記感光体上の静電潜像を可視化する
    現像手段,及び前記感光体上の可視像を所定の記録媒体
    上に転写する転写手段、を各々含み、互いに記録色の異
    なる可視像を形成する、複数組の記録手段; 前記記録手段の各々の感光体の表面電位を検出する表面
    電位検出手段; 前記記録媒体上に転写される画像の記録色の組合せを指
    定するカラーモード指定手段;及び 前記カラーモード指定手段で指定されたカラーモード
    が、前記記録手段の数Nよりも小さい数nの基本色の組
    合せ記録で実行されるモードである場合に、記録を実行
    するn組以外の記録手段の各々に対しては、前記感光体
    の帯電プロセスを実行するとともに、前記表面電位検出
    手段が検出した各々の表面電位に応じて帯電プロセスの
    制御条件をそれぞれ調整し、かつ、前記露光手段による
    感光体の露光を禁止する、記録制御手段;を備えるカラ
    ー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記記録制御手段は、記録を実行するn組
    以外の記録手段の各々に対しては、適当な現像バイアス
    電圧を印加して、感光体へのトナー付着を防止する、前
    記請求項1記載のカラー画像形成装置。
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JPS638665A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Canon Inc 画像形成装置
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JP2507359B2 (ja) * 1986-10-28 1996-06-12 株式会社東芝 画像形成装置

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