JPH0755377Y2 - ゴムワッシャー - Google Patents

ゴムワッシャー

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Publication number
JPH0755377Y2
JPH0755377Y2 JP590890U JP590890U JPH0755377Y2 JP H0755377 Y2 JPH0755377 Y2 JP H0755377Y2 JP 590890 U JP590890 U JP 590890U JP 590890 U JP590890 U JP 590890U JP H0755377 Y2 JPH0755377 Y2 JP H0755377Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber washer
rocker cover
cylinder head
vibration
annular body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP590890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0398316U (ja
Inventor
陽茂 山村
雅彦 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被締め付け部材と締め付け用のボルトの頭部と
の間に介装されるゴムワッシャーに関する。
(従来の技術) 振動源となる基体に被締め付け部材を固定する場合、締
め付け用のボルトが多用されている。
例えば、エンジンのシリンダヘッド上に直接、あるいは
ロッカケースを介してロッカカバーを取付ける場合、確
実にガタの発生を抑えると共にロッカカバー内部からの
オイル漏れを防ぐべくボルトによりロッカケースがシリ
ンダヘッド側に締め付け固定されている。
ところで、基体側のシリンダヘッドに被締め付け部材で
あるロッカカバーが詰め付け固定されると、このロッカ
カバーはシリンダヘッド側と一体的に振動する。ところ
がこのロッカカバーの剛性が低い場合、このロッカカバ
ーはシリンダヘッドより振動を受けて同様に振動する。
結果として、ロッカカバー内部が共鳴空間として騒音を
発生することとなる。この時の騒音レベルは、シリンダ
ヘッドよりロッカカバーに伝わる振動伝達率が高いほど
より大きく成る。
そこで、従来はボルトの頭部とロッカケースあるいはシ
リンダヘッドとの間にゴムワッシャーを介装し、ゴムワ
ッシャーの振動吸収作用によりシリンダヘッド側よりロ
ッカカバーに伝わる振動を減衰させて、ロッカカバーよ
り発生される振動を低減させていた。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このロッカカバーの騒音低減対策としてゴム
ワッシャーの硬度を単に低下させると、締め付け荷重が
低下して気密性が落ち、オイル漏れが発生し易く、逆
に、気密性確保のためゴムワッシャーの硬度を高めると
騒音対策には不利となり、問題と成っていた。
本考案の目的は的確な締め付け力が得られると共に騒音
対策も十分に果たせるゴムワッシャーを提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案は硬質ゴムからな
る環状体の内部にゲル状制振材からなる制振層が密閉さ
れて環状方向に沿って配設されたことを特徴とする。
(作用) 環状体の剛性が的確な締め付け力を伝達し得るように形
成され、しかも、ゲル状制振材からなる制振層が振動を
吸収するようになる。
(実施例) 第1図には本考案によるゴムワッシャー1が示されてい
る。
このゴムワッシャー1は所要厚さTで所要外径Dの環状
体3とその内部の制振層4とで構成される。しかも、こ
のゴムワッシャーの中央には上下に向けてボルト挿通穴
2が形成されている。
ここで、環状体3は縦断面が矩形の環状体で、その断面
中央部に同じく断面矩形の環状の制振層4を密閉して収
容している。
環状体3は加硫ゴムからなり、十分な硬度の硬質ゴムと
して形成されている。
他方、制振層4はゲル状制振材、例えば常用温度範囲が
−65乃至+250〔℃〕で防振、防音、衝撃緩衝効果の優
れた多機能Gel(商標名)で形成されている。
このようなゴムワッシャー1は、第4図に示すように、
ロッカカバー5をシリンダヘッド6に締め付け固定する
ボルト7に嵌挿されて使用される。
即ち、ここで、クランクケース8上にはシリンダヘッド
6が帽着され、ボルト10により両者は一体的に締め付け
固定され、そのシリンダヘッド6上にロッカカバー5が
ボルト7により一体的に固着されている。
しかも、シリンダヘッド6トロッカカバー5の両者の対
向面間にはゴム制のOリング11が介装され、これにより
両者間の気密性が確保されている。
このようなロッカケース10とロッカカバー5を締め付け
る際にゴムワッシャー1を介してボルト7を締め付けた
場合、ボルト7の頭部からの締め付け力は主に剛性の高
い環状体3を通してロッカカバー5に伝達される。この
時、制振層4は環状体3により密閉されているので、こ
こも所要の剛性を保持でき、締め付け力による変形を阻
止できる。
しかも、この制振層4はエンジン本体側と一体のボルト
7の頭部からの振動を吸収して減衰させることができ、
一部減衰を回避されたものがここを通過した上でロッカ
カバー5に達している。
このため、ボルト7及びゴムワッシャー1を用いてシリ
ンダヘッド6にロッカカバー5を締め付けた場合、ロッ
カカバー5とロッカケース10との間のシール性は確実に
確保され、しかも、ロッカカバー5の受ける振動は従来
と比べて大幅に低下され、ロッカカバー5の振動が低下
して騒音発生量が十分に低減されることと成る。
上述の処において、ゴムワッシャー内の制振層4は環状
に形成されていたが場合により、第3図に示すように環
状体3内に小片状の制振層4aを環状方向に多数点在させ
てもよい。この場合、環状体3側の剛性の強化をより図
り易く、締め付け力の強化を図る必要がある場合に適す
ることとなる。
(考案の効果) 以上のように、本考案は環状体と制振層とが共働して剛
性を保ちつつ振動を吸収することができるので、的確な
締め付け力が得られると共に騒音対策も十分に果たせる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのゴムワッシャーの側
断面図、第2図は同上ゴムワッシャーの平断面図、第3
図は本考案の他の実施例としてのゴムワッシャーの平断
面図、第4図は同上ゴムワッシャーを用いてロッカカバ
ーをシリンダヘッドに取り付けた状態の要部断面図であ
る。 1……ゴムワッシャー、3……環状体、4……制振層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質ゴムからなる環状体の内部にゲル状制
    振材からなる制振層が密閉されて環状方向に沿って配設
    されたことを特徴とするゴムワッシャー。
JP590890U 1990-01-25 1990-01-25 ゴムワッシャー Expired - Lifetime JPH0755377Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP590890U JPH0755377Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 ゴムワッシャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP590890U JPH0755377Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 ゴムワッシャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0398316U JPH0398316U (ja) 1991-10-11
JPH0755377Y2 true JPH0755377Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31509595

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP590890U Expired - Lifetime JPH0755377Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 ゴムワッシャー

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JPH0398316U (ja) 1991-10-11

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